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Cappuccino 日記(2000/11)

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11/3

さーて、明日は OpenCafe2000 である。
またもや無謀な走行計画を立てているため、出発は本日夕刻である。
だから、昼間のうちに寝て、体力を温存しておかねば・・・

と思っていたら、HALFWAY に注文していた FCR ブレーキホースが
今頃になって、突然(ようやく、という表現のほうが合っているが)やってきた。
なまじ手元にあるだけに、すぐに装着したくてしょうがなくなってしまった。
後先のこと(体力温存)を考えないのは悪いクセなのだが、、、

こんなタイミングで送ってきた HALFWAY が悪いのだ!

と、ギレンの演説の内容のように手前勝手な理由付けを行い
密かに喜々としながら、早速作業に取り掛かる。

しかしその前に、作業のための資材を揃えねばならない。
具体的には、残り 100mL ほどしかないブレーキフルード調達、である。
サービスということで、見たこともないブランドのブレーキフルードが
無造作に同梱されてきたが、なんだか勿体なくて使う気になれない。
(というか、このフルードは 1L しかないので、大変に不安なのである)
やっぱりここは、入手が容易なホンダ純正ブレーキフルードを使いたい。

早速、近所のホームセンターに出かける。
あ、いや、ここにブレーキフルードがあるわけではない。

PYROIL のエンジンオイル漏れ止め剤を探すため。

もうすぐ車検なのだが、エンジンオイルの漏れようはあまりにも見た目にヒドく
文句をつけられたら反論のしようがない(原因はしょうもないことなんだけど)。
カムカバーガスケットを替えれば完治するらしいが、カムカバーを開けるのは
大変に面倒だし、できればオフシーズンにゆっくりと遊んでやりたいことなので
今回は、ケミカルのお世話になるだけで済むのなら、それで済ませることに。
幸いなことにモノは直ぐに見つかる。需要あるんだろうな。\1k 程度で購入。
使用方法を見る。エンジンオイル4〜5L につき1本、なんて能書きが書いてある。
でも F6A は 3L だ。すると必要な量は、0.6〜0.8本程度・・・
ええい、ややこしいな!
どうせ漏れはひどいんだし、ということで、容赦無く1本ぶち込む。
10分ほどアイドリングせよ、と書いてあるので、5分ほどアイドリング。
あとはのんびり走ったらいいや。とにかく、これで漏れが収まることを祈るのみ。

ホームセンターを出てトロトロと走り、
醍醐にあるカー用品屋でブレーキフルードを2缶調達し、
四条烏丸下ったところにある銀行で、旅行の費用を引っ張り出す。
そして、昼前に帰宅。無駄の多い行程であるが、しょうがない。

飯も食わずに、早速装着を開始する。
装着作業自体はそれなりに簡単だが、要求される信頼性は大変に高い。
間違ってもゴミをガスケットに咬みまないよう、慎重に作業を進める。
キャリパー側のボルトの締め付けトルクは 2.2kgm ぐらいだが、
配管のフレアナット側の締め付けトルクが分からない。とりあえず、
手持ちの 10mm のフレアナットレンチでかけられる限りの力を掛けることに。
(たぶん、あの柄の長さで全力を尽くしても、2kgm ちょいがいいところだろう)
ブレーキホース取り外し前に、配管の接合部回りをブレーキクリーナで掃除。
砂粒などが残らないよう、念入りにゴミを吹き飛ばす。周囲の砂も刷毛で清掃。
まずはキャリパー側のボルトを緩め、ホースを分離。分離したホースは
ウェスを丸めて突っ込んだビニール袋の中に放り込んでおく。
切り放したキャリパーのボルト穴の回りを丁寧に清掃する。
埃屑などがついていないことを確認したのち(エアブローが欲しいね!)
新品の銅ワッシャを入れ、ステンメッシュホースのバンジョーを締め付ける。
続いて、配管側のフレアナットを、フレアナットレンチで緩める。
ここに意外なぐらいトルクがかかっていなかった。すこし驚く。
ヒョイヒョイと緩め、Eリングを抜き取ってホースを取り外す。
Eリングや取り付け部などを清掃してから、ステンメッシュホースの金具を
元のホースと同じように装着し、フレアナットを指で締め込んでいく。
かなりの位置までスムースに入ることを確認したら、最後にレンチで締め付ける。
トルクが分からなかったが、とりあえず掛けられる範囲で目一杯の力を掛ける。
締め付けが緩くてオイルが漏れたりしたら、大変だからね・・・よいしょっと。
腕の力だけでは全然回らなくなる地点まで、目一杯締め付ける。締めすぎ?

ホースの装着が完了したら、回りに飛び散ったフルードを清掃し、
接続部も綺麗に清掃(漏れの発見を容易にするため)。最後に、ラインの
エア抜きを行う。ブリーダバルブ緩めて、しゅこしゅこしゅこしゅこ。
殆んど泡らしい泡も出てこなかったので、アッサリとエア抜きするにとどめる。

こんな調子で、4輪ともホース交換作業を行う。
予想以上に快調に作業が完了したので、ちょっとうれしい。
背筋力をフルに使って、20 秒間ほど力一杯ブレーキペダルを踏み込み
ペダルの沈み込み、および配管まわりからのリークが無いことを確認。

一通り完了した時点で、ブレーキタッチを改めてチェック。
すると、最初はかなり深くまで「スコン」と入る(そこからは固い感触)。
ふむ?最初のストロークが、妙に長い。なんか変な感じがするなぁ・・・。
とりあえず近所を軽く回ってみるが、やっぱり最初のスコスコ感が妙な感触。
マズイことにならないうちに戻り、もう一度4輪ともエア抜きをしてみる。
エアらしいものは見えていないが、とりあえず1輪あたり20回ほどポンピング。
小さな泡が沢山出てるんでしょう、ということにしておく。

もう一度試走すると、最初の「スコン」がなくなり、いい感じになった。
エア抜きを適当にしたため、非常に曖昧なペダルタッチとなっていたようだ。
なんとまぁ、難しいかなエア抜き作業、っていうところである。
ホース接続部を見て、フルードの漏れが無いことを確認。オッケー。

時計を見ると、もう16時を回っている。ああえらいこっちゃ。
急いで後片付けを行い、OC2000 出発に向けて荷物を作っていく。
今回は、通常の荷物の他、ブレーキ回りのトラブル対策用(エア抜き用)として
ブレーキフルード1缶、ブレーキクリーナー1缶、ブレーキエア抜き君を積載。
彼奴等が活躍するような事態にならないことを、祈るのみ。

巡航用に、タイヤの空気圧を 2.1kg/cm2まで上げておく。
(これよりも下げると、妙に腰砕けで気持ち悪いフィーリングになる>タイヤ)
毛布類、着替類など座席後ろに突っ込み、生活用具についても準備完了。
一通りの作業が終わった時点で、時計は18時手前を指している。

いざ、掛川に向けて、出発!

・・・飯田経由で(笑)

こうして、私の OC2000 は、幕を開けた。

行きの経路は、

名神京都南I.C. → 多賀S.A. → 小牧JCT → 中央道恵那峡I.C.
→ 中央道飯田I.C. → R151 → R473 → R152 → 東名浜松I.C. → 東名掛川I.C.


である。何で真っ直ぐ掛川に向かわないのか?それはあえて説明しない。
真っ直ぐ目的地に向かわせない「血」がそうさせるのだ、と言っておこう。
なお、この区間(行きの区間)は、常に屋根をオープンにする必要がある。
屋根を閉めることは許されない。だってオープンカーのミーティングだもの。
幸い、天候は悪くないという予報が出ている。だから絶対にオープン。

まずは上京区に住む AZ-1 氏宅へ向かい、氏を拾う。
氏の生活用具と毛布を詰め込み、ついでにちょっとした食糧も詰め込んで出発。
早速、南I.C.に向けて R1 を下り始めるが・・・

いきなり、R1 の市内の区間が大渋滞。

もう、この先が思いやられるほどの大渋滞。
時計の針はどんどこ進む。むむう・・・

京都南に辿り着いたのは、AZ-1 氏宅を出発してから1時間後の 19時。
なんだか先が思いやられるなぁと思いつつ、ここから先は快適な旅。
さっさとインターから高速に乗り込み、へろへろ〜っと北へ向かう。
幸いにも、高速道路にはまったく渋滞らしい渋滞は、ないようだ。
クルマの流れもそこそこで、100km/h 前後でも実に走りやすい。
闇に満ちる空気を切り裂きながら、クルマは進む。

多賀 S.A. にて夕食を補給。まだ滋賀だけど、味噌カツ和膳を食す。
たぶん、ここから先は食糧を補給できる場所がどこにもないからねぇ・・・。
30 分ほどで多賀 S.A. を出発し、関ヶ原を越え、名古屋のラブホテル街
(名古屋付近で、高速道路沿いに巨大なラブホが林立している場所がある。
 それはもう豪華賢覧な眺め。前後の乾ききった景色から考えれば、そこは
 ラスベガスのようなものである)を越え、ほどなく小牧 JCT へ。

小牧を左に折れ、いよいよ初走行の中央道。
いったいどんな道なんだろう?どんなところを通っている?
いやがおうにも期待は高まるが、それを嘲笑うかのように一気に寒くなる景色。
・・・とにかく暗い暗い。周囲の景色も道路自身も、真っ暗けなのである。
なんの照明もないため、走行中にヘッドライトを消すとアンビリーバボーだ。
東名と違って、走行しているクルマがほとんど全くいないため、本当に暗い。
誰も通らない峠道を走っているような感覚である(いいのか、それで!)
真の闇に満ちる空気を掻き分けながら、クルマは進む。

ふと、路面が妙に黒い、ということに気づく。
ヘッドライトが暗いわけではない。本当に、路面が黒いのだ。
AZ-1 氏と、雨が降ってたんかねぇ、この先降ってると困るネェ、
なんてノンキな会話を交わす。この先に起こっていることも知らず。

それにしても、アップダウンの激しい中央道。
しかも、アップダウンだけでなく、コーナーのRも大変にキツい。
5% 近い急な下り坂で R=400 とかいう、変に急なコーナーがザラに存在している。
サーキットじゃないんだから、もうちょっと真っ直ぐ作れなかったんかねぇ。
スピードは出るけど曲がらないようなクルマなんかに乗ってたら、大変でっせ。
ま、退屈はしないで済むから、このようが良いといえば良いのだけど。

だいたい 90km/h 一定ぐらいの速度でのんびり走ったにも関わらず、
予定より1時間遅れ(高速道路に乗るまでの渋滞分そのままである)で
休憩地の恵那峡 S.A. に到着。去年の OC だったら、このまま朝まで寝てれば
オッケーってなところだったのだが、今回の会場は、遥か南方である。
だから、ここで明日の 2:00 まで4時間の休憩(睡眠)を取り、そこから
静岡県浜松市の東名浜松 I.C. めがけて走らねばならないのだ。

思った以上に疲れなかった上、S.A. では缶ビールを入手することもできないので
なんだかあんまり眠れそうな気がしなくなってきたが、とりあえずクルマを止め
防寒(&防音)のため、毛布を頭までかぶって仮眠を取ることにした。
まぁ、4時間も休めば、体力は充分に回復するだろう・・・

しかし、甘かった。

愚痴好きの AZ-1 氏。休憩の意味をまったく理解せず、
今回もまた(いつもそうなのだが)仕事上の愚痴をひたすらこぼしてくる。
ええい、遊びに来てるんだから愚痴るなよ!と思いつつ、適当に受け流す。
んが、話しかけてくる人がいるのにスッと眠れるほど、私の神経は図太くない。
全然眠くならない。しょうがないから「眠くなりますように」なんて思いつつ
適当に相づちを打っていたが、、、

11/4

結局、睡眠の努力をしたにも関わらず、2:00 まで一睡もできず。
おいおい、、、こんな調子で、本当に徹夜して走り続けられるのかいな?
まぁ、一応、眠ったつもりになって頭は休ませたから、大丈夫だろうかな。
(バケットシートに座ったまま眠ったので、体は疲れているだろうけど)

2:00 寸前になったので、被っていた毛布をはぐり、アイマスクを外す・・・

真っ白。

白い。視界が全部白い。
・・・霧だ。霧が出ているんだ。しかも、猛烈に濃い。

眠って(いるふりをして)いた間に、ものすごい霧が発生したらしい。
我々の眠って(いるふりをして)いた恵那峡 S.A. 全体、及びはるか遠くまで
深い霧は続いているようだった。巨大な照明灯が発する煌々とした光でも、
我々の手元までも届かず、霧そのものを白く立たせるに留まってしまっている。
ふと周囲を見回すと、広い駐車場に疎らに止まっているクルマの姿が、
ボンヤリとしか見えない(実際は、結構な密度で存在していたようだ・・・)
むーん、なんだこりゃあ。どえらいことになってるぞう。

ともかく出発の準備を整え、イグニッションキーを捻って暖機運転開始。
隣にワゴン車が止まっていたが、奴はアイドリングしっ放しで眠っているので
軽度な私的制裁の意味も込め、騒音公害はまったく気にしないことにしておく。
(本当なら、貴様の排気管にペットボトル突っ込んでフタしてやるとこだァよ!)
雨にでも降られたかのように濡れてしまった内装を、持参していた雑巾で拭く。
その間に、少しづつ霧が薄くなってきた。200m ぐらい先までは見える。
まぁ、これなら走行するのに、とりあえず不都合はあるまいよ・・・。
エンジンが充分に暖まったことを確認してから、いざ出発。

霧に噎ぶ、深夜の恵那峡 S.A. を横切る。
多数の停泊中のクルマがいる・・・我々が到着したときより、多く。
クルマの間を満たす薄白い霧は、宇宙を満たすエーテルのようにも思える。
風よ吹け・・・エーテルの風よ!光と希望を伝え、我を未来に導け!

恵那峡 S.A. を、AM 2:00 に出発。

高速道路上も、真っ白だった。

なァんか道路が静かだよなァ〜とは思っていたのだが、静かなのが道理だ。
もの凄い霧が発生しているため、300m ほど先がまったく見えない状況なのだ。
こんなモン・・・よほど慣れている人か、先を急ぐ人か、
物好きな人ぐらいしか走らないような状況、としか言えない。
しかし、このまま留まってみてもしょうがないので、先へ進む。

やはり物好きな人は結構いるもので、まったく交通量がないわけではない。
前を走るトラックとパジェロ。こいつを目印にしつつ、先へと進む。
それにしても、どんどん濃くなる霧。ハイビームにすると視界が真っ白になるので
ロービームで走らざるを得ない。ロービームだと先が見えない。ペースは落ちる。
そういえば、四国の佐田岬でも、こういう状況に遭遇したことがあったなぁ。
同じことを繰り返しているということは、全然成長してないってことだね>私

濃霧を掻き分け、我らがカプチーノは前進する。
濃くなった霧が、雨のようにフロントガラスに付着する。
挙げ句の果てに、車内にまで吹き込んでくる。車速が足りない。
しかし飛ばすこともできない。逆境である。不屈闘志になった気分である。
とりあえず黙々と走ってもしょうがないので、助手席の AZ-1 氏とともに
ワーワーギャーギャー騒ぎながら、霧の中央道を走り続ける。

中津川を過ぎたあたりで、霧が晴れ始める。それと同時に、天空には
満面の星空が広がる。うおぅ・・・天然プラネタリウム・・・だそうだ
(↑当然、私は掛川を目指して鋭意運転中なので、空を見上げることはできない)
オープンカーの醍醐味やねぇ、と言われる。うん、確かに、醍醐味らしいね・・・
助手席の人間には、ね ^_^;

天然プラネタリムを満喫し、いつ果てるとも知れない恵那トンネルを走り抜け
ヘンテコな看板で案内されたカーブを曲がり、ほどなく飯田 I.C. に辿り着く。
ここで中央道ともお別れである。想像を絶するような情景をたくさん見せてくれた
中央道よ・・・しばしの別れだ。またいづれ、会おう・・・

料金所のおっちゃんに代金を支払い(自動収受じゃないんだねぇ)、街に降りる。
いや、街というほどでもない。雰囲気的には、名神関ヶ原 I.C. を降りて
少し山の方に向かって走ったところの雰囲気と似ているように思えた。
(口に蓋をせずに簡単に言ってしまえば、風向明媚な田舎ということである)
で、まぁ、コンビニでもあれば一服していくところだが、インターの回りには
それらしき文明の明かりもない。飯田市街に行ってる時間もなさそうだし、
とりあえず南を目指してしまおう、ということになる。

当初予定では、R151 を南下するはずであった。その予定で間違いないはずだった。
しかし、カーナビはおろか、地図すらちゃんと確認せずに走る悪癖が大炸裂。
インターの出口の時点から、まったく反対方向に曲がる(左折)という愚を犯す。
(ああっそっちは R153 なんだ!それは、似ているけど全然違う国道なんだ!)
などというニュータイプ的な天然の勘が働くはずもない・・・
急げや急げということで、R153 をガンガン走る。

R153 を快調に飛ばしている最中、「← R151」と書かれた看板を見て
AZ-1 氏がつぶやく・・・「いま、違う方向いってるんちゃうか?」
確かに、右手を見上げると、そこには何故か今来たばかりの中央道が。
あれっ?言われてみれば、これって逆走しちゃってるんでは???
道沿いに少し広くなっている所に入り込み、地図(Navin'You)を引っ張り出す。
見てみると、現在走っている国道は R153 で、これは確かに中央道沿いを

西に進んでいる。

全然ダメじゃん。危うく滅茶苦茶な方角に進んでしまうところだった。
ここから先、ナビ(水先案内)は助手席の AZ-1 氏に一任する。
開始地点であるところの飯田 I.C. からはだいぶ走ってきてしまっているので、
そこまで引き返して仕切り直す、ということだけは避けたい。
幸い、少し戻った所に「← R151」という看板があったので、その指示に従う。
しかしながら、これがまた、どえらい道だった・・・
住宅地から始まったその道(始点 N 35°27' 05.5" E 137°45' 18.9")は、
小高い丘にある阿智村を突っ切りながら激しいアップダウンを繰り返し
そのまま県道234号に合流。234号はどんどん奥地へ進み、挙げ句の果てには
工事中区間となり、さらに進むと1車線の峠道的隘路となる・・・

銀山湖の南回りルートみたいな道になる(知っている人は解ると思う)

今回は、慎重にこういうルートを外して考えていったはずだったんだけど
嗚呼、悲しきかな、身に焼き付ききってしまった、我らが習性なり・・・

ま、選んでしまったモンはしょーがない。パンクさせないように
路面に転がる石に気をつけつつ、狭苦しい峠道(実はこういうのは好きなのだ)を
カプチーノの足を活かし、ザクザク〜っとハイペースで走っていく。
やっぱ、Vitz よりは随分と速いかな?

かな〜り走り、一体なにをやっているのかわからなくなったあたりで
やっと R151 と合流。良かったぁ、目的地に一歩近づいた!
こんな時間(AM 2:40頃)のこんな田舎国道(失礼)であるにも関わらず
トラックが走っていたが、道があまりにも狭すぎて、なかなかコイツを抜けない。
対向車が云々ではなく、トラックが1車線内に収まりきれないのだ T_T
(って、対向車が来たらどうするつもりだったんだろう???)
幸い、この辺りにおける主要国道ということから、見通しは良く作られている。
しばらく追走を続け、ある程度道が広くなったところで悠々と追い越しを完了。

あとは 80km/h ペースぐらいで南下を続ける。
道的には、R367 のような雰囲気とでも形容しようか。いや、R162 のほうが近い?
スピードが出るクルマで走り抜けるのはホネが折れそうなカーブが連続する。
カプチーノには丁度良い感じなので、こちらには好都合であったが。

どんどん R151 を南下していくと、主要国道もやがて峠道と化してくる。
そろそろ、長野県と愛知県の県境の山岳地帯(?)に達してきたようだ。
地元の走り屋でもおるかいの〜と思っていたが、残念ながら「皆無」であった。
みんな健康的な生活をしているようである。ええこっちゃ。でも勿体ない。
R365 の滋賀県側の登り峠道のような、立派な道幅のある登りの峠なのになあ。
ただ、一通り走ってみると、なんで誰も走りに来ないのかわかるような気もした。
ひたすら、巨大なRのカーブが左右に続くだけだったからである(ループ含む)。
なるなる、こりゃあんまりオモロイ感じのするコース(?)にゃ、ならんわな。
(でも、流す練習にはけっこういいかもしれない。道幅はめちゃ広いし・・・)
しかし、愛知県側に入ったところにある新野峠は、けっこうテクニカルで
面白かったような気がする。地元の走り屋は居なかったけど(時間が悪い)

田舎であるが故に、R151 には全く信号がない。お陰で、ハイペースで進攻できる。
道も、先ほど述べたように適度に曲がりくねって刺激があるため、眠気も来ない。
DNA GP の実力と癖を、色々な状況で調べていくことも出来て好都合である。
(イタチの飛び出しでフルブレーキ試験、ってのもやることになったが(涙))
基本的なイメージとしては、グリップ限界の高いB60(石橋の一般向タイヤ)
という走行時のフィーリングが大変に強く匂ってくる DNA GP であった。
横方向は結構なところまで耐えるし、流れ出す寸前の状態も大変に解りやすい。
ちゃんとスキール音は立ててくれるし、ギリギリつんのめって耐える感触がある。
これを越えると、気持ち良くズリュリュリュっと行く「ごめん!」な感じが来る。
ただ、それでも穏やかで、頑張ってくれている感触があるので、安心感がある。
多少のミスもちゃんとカバーしてくれるだけのグリップがある、ということ。
B系列のタイヤから受ける印象と、なんとなく似ている気がするのは私だけ?
スポーツ向けにはわからないけど、一般道で飛ばすには、なかなか良い塩梅。

そんな感じで、けっこ〜楽しみながら R151 を延々と下る。
しかしやはり、いくら刺激があったといっても、睡眠は確実に不足しているため
人間としての意識レベルは相当に低下してくる。目から入ったカーブの情報が
そのまま脊椎に伝わって、手足を動かしているような状況。飲酒運転並みに危険。
思考回路は〜ショート寸前〜ってな感じである。本当なら眠ったほうが良いのだが
朝までには東名浜松I.C.に到着していなければならないので、頑張って走る。
・・・神よ、どうか愚かな我々を、お守りください!

やがて 4:00 頃、いよいよ R151 から R473 に分岐するポイントに差し掛かる。
東行きの R473 に迷い込んだのは計算外だったからまぁ良し(?)として、
正解の分岐点から曲がっていこうとした R473 が行き止まりになっていたのは
どうしても解せぬ!解せぬのだトキ!なんで我々はいつもこうなんだ?!
いつだってそうだ!かならず1回は、「行き止まり」に行き当たるんだ!

嘆いてもしょうがない。「行き止まり」と書かれた看板に近づき、
チカチカする頭を必死に抱えながら、看板に書かれた内容を読む。
ふむふむ・・・どうやら、この先で工事が発生しているようで
R473 に向かうには、相当大きな迂回をせねばならないようである。
しかし、看板に指示されている迂回路案内はあまりにもアバウト極まり無い。
曲がるべき交差点名も記述されていないし、距離も書かれていない。
せめて距離だけでも書かれていれば、トリップメータで弾き出せるのだが。
クルマから降りてみるが、なぜか正常に立てない。ちょっとフラフラする。
危いなぁ。そうとうキテるってことだなぁ。気をつけないとなぁ・・・

ともかく、R151 へと戻り、正常な判断力が無くなった(と自覚する)私のかわりに
まだ正常な状態を保つ AZ-1 氏に、経路の指示を出してもらうことにした。
とりあえず、見つかった分帰路は片っ端から左折して、R473 方面を向いてみる。
どこから入っても、同じような交差点に辿り着き、「通行止め」攻撃を喰らう。
まだ正しい迂回路に辿り着いていないんだよなぁ、ということには気づいたが
それにしても R151 のどの交差点から左折してみても、同じ交差点に辿り着くのは
何か、キツネにでも騙されているような気がして仕方がない。
まじまじと地図を見たこともないけど、いったいどういう構造の街なんだ?

そのうち、もう永遠に正しい迂回路が見つけられないような気分に襲われる。
R151 をこのまま真っ直ぐ行っても豊川から高速に乗れそうだから、そうしようか?
という気分になってくる。先ほどの迂回路案内看板のあった地点からは
もう相当な距離を走ってきているし、正しい迂回路を見落としたんでは?
トンネルも越えちゃったし、たぶんもう迂回路なんて過ぎちゃったんだよ・・・
なんて弱気なことを考えつつ走っていたら、ある交差点の手前で、AZ-1 氏が
素頓狂な声を上げる。見ると、小さく佐久間と記された R473 向きの看板が。
おおっ!こっ、こんなに遠く離れた地点が、正解の迂回路だったのか!
(ちなみに、迂回案内の看板と、迂回地点の交差点は 2km 離れていた)
ここに至るまで、かなりの時間的&精神的なロスを発生してしまった。
遅れを取り返すべく、R473 を全力で東に向かって掛けていく。

R473 に至るまでの迂回経路の道は、ボロボロの山道であったが
R473 本来の道としては、R151 並みに整備されようとしている道であった。
まだまだ、急激に狭くなったりしている部分があったりするのはご愛敬だが。
ただ、恐らく一生に一度しかここを通らない我々だから「ご愛敬」なんて言えるが
地元の人々にとっては、ライフラインがまだ極めて貧弱であることを意味する。
至るところで道路改良工事は行われているようだったが、捗っている様子はない。
地元の利益優先の議員のことは好きになれないが、彼らが何故そのような行動を
行ない、国の金を使って田舎に太い道路を開通させるのか、その心情自体は
ほんの少しだけど、理解できるような気がした。ちょっと政治的な話(笑)

ほどなく、日本の政治についていろいろ考えさせられた R473 は終わり
小さな鉄橋を渡って R152 へバトンタッチする。あとは、これを下るだけ。
R152 も、R151 と同じように、大変テクニカル?で楽しい2車線路である。
宇治川ラインを思い出す。ただし、あれほどスピードは乗らないけれど。
相変わらず反射神経だけではあるが、ワインディングの神髄を楽しむ。
AZ-1 氏から「楽しそうに走ってるね〜」と言われた。ええ、楽しいっす ^_^

空がわずかに明るくなりはじめる 6時頃になり、R152 はようやく市街地へ。
どこまでも真っ暗なあたりから、郊外の閑静な住宅街という感じはするが。
今までの、どこまでも真っ暗な景色(?)の続く区間とは異なり、次第に
道路以外の人工物・・・信号機や、人家などが現れてくる。空も広くなる。
ああ、今回もまた、どうやら無事に、山岳地帯から降りてこられたようだ。
地名はまだ「浜松」ではなくて「浜北」であるが、「浜」には違いない。
現状の疲労度から考えて、神のご加護でここまで来れたと、感謝するほかない。

ともかくここまで来れば、あとは高速道路に乗るだけ。
速度違反取締を警戒せねばならないような気がしてきたので、
60km/h ぐらいまで速度を抑え、R152 をひたすら真っ直ぐ南下する。
峡谷の壁にへばり付き、くねくね曲がりながら走る R152 とはうってかわり
現在の R152 は、平野の真ん中を快適に突っ切る4車線路になっている。
あれとこれが同じ道・・・つながっている道・・・まったく、不思議。

浜北から浜松市街に入り、高速道路とおぼしき巨大な高架の下を越える。
行きすぎるとマズイので、とりあえず越えたところの左鋭角交差点を曲がり、
急激に細くなった市街地の道を進む。さて、先ほどくぐった高架は、高速か?
それとも、新幹線か?AZ-1 氏に確認してもらうが、架線らしきものは見えない。
すると、たぶんあれは東名高速だろう・・・でも、どこから乗れるのだろう?
とりあえず、東名高速(らしきもの)からなるべく離れないようにしながら
市街地を東に進む。やがて、この道沿いに、大きな GS を見つける。
そういえば、燃料は多賀 S.A. で入れたっきりなんだよなぁ・・・
(多賀からここまで無補給で来れたのは立派である。山岳地帯だったのに)
幸い、まだ6時前であるにもかかわらず、GS は営業していた。
最寄りの東名高速 I.C. への行き方を聞くついでに、ガスを補給する。
やはり、今しがた越えた道が東名高速で、最寄は浜松I.C. らしい。
高速のすぐ横に道があるから、それを西に進んだら I.C. があるとのこと。
よっしゃ〜そこまで解ったら、もう到着したも同然!がんばるぞ!

GS のすぐ東の道を北上し、東名の高架を過ぎた直ぐのところを右折。
なんだか異常に細い道を、ひたすら東へ東へと向かう。
細い道の両側にはペンペン草が生えている。むう。なんだこの道は。
本当に、こんなところから高速道路に乗れるのかぁ?

1km ほど走ったところで、ラブホテル街に突っ込む。
おっ、これは I.C. がすぐ近くにあるっていうことだね(笑)
野生の勘ナビゲーションをフルに発揮させ、地図無しで地形を分析し
助手席の AZ-1 氏と議論。今まで高速沿いに真っ直ぐ来た道が、急激に
折れ曲がっている地点の向こう側が「渦」(インターのランプウェイ)である
と結論づけ、この回りを回ってみる。少し戻って高速の南側に移り、ふたたび
「渦」に向かって走ると、ランプの料金所が見えた。ああ、あそこだな。
料金所の東側からぐるりと回り込み、無事にランプウェイに乗り込む。

ともかく、こうして我々は、まずは

中央道飯田 I.C. → 東名浜松 I.C.

の間を、ほぼ徹夜で走破することに成功したのであった。

浜松 I.C. から掛川 I.C. までは、時間にしてほんの数十分ってところだろう。
時計の針は、まだ6時をまわったところである。P.A. で時間を潰すか。
そこから一番近い P.A. に入り込み、8時頃まで休憩を取ることにした。
日の出を拝みながらラーメンを食い、命あることに感謝する。

5分間ほど追加睡眠。ふと気づくと、同類らしきカプチーノが
3台ほど止まっていることに気づく。しかし彼らは全員クローズにしている。
オープンカーのミーティングなんだから屋根開けて来んかい!と思ったが
まぁどうでもいいや、と思い直し、さらに追加睡眠を貪る。
やがて8時頃になったので、70km/h の朝の空気を満喫しながら、高速を
掛川 I.C. まで走り、降りる。

残るは下道・・・つま恋へ向かう。この辺りの地理はまったく不案内だが
それでもさすがに同類らしきカプチーノがうじゃうじゃ走り始めているので
その後ろを追跡すれば、つま恋には向かえるじゃろう。と、お気楽ドライブ。
思ったとおり、前走するカプチーノは僅かな迷いもなく、つま恋に向かう。
やがてクルマはゲートに到着。そこには、赤い服を来たスタッフの人が。
ああ、やっと・・・やっと、到着したぞ〜!



というわけで、いよいよ OpenCafe 開始。
昨年よりも広い会場に、昨年よりも多くのカプチーノが・・・
何?総勢300台ぐらい?うお〜、、、よく集めたねぇ、、、
一人 \4k ぐらいじゃ利益も出ないでしょうな。カツカツかな?
ほぼ無報酬で働いているであろうスタッフの方々の努力に、敬服。

受付を済ませたのち、自分のカプチの室内をそれなりにまとめる。
(車内は毛布などが散乱し、人に見せられるような状況ではない・・・)
ロールバーの下に荷物を突っ込み、毛布を掛けて洗濯ハサミで固定。
とりあえずは格好が・・・つくわけないが、まぁいいや。ドレコンじゃないし。

会場内に居並んだカプチを見て歩く。
細いところまで手が入っているクルマが多い。
どれ1つとして、同じ面構えをしたクルマっていうのもない。
うーん、なんちゅ〜か、やっぱり趣味のクルマなんだねぇ。
参考にできそうなモディファイ点を頭に入れつつ、散策を続ける。
(個人的には、ノーマルバンパーにでかいフォグを入れたカプチが最高点)

ショップブースにも行ってみる。
興味深いものもケッコウあるが、やっぱ値段が張るなぁ・・・。
ふと、ガレージリミットさんのところで、純正加工フライホイールが
叩き売りされているのを見かける。2ヶ月前の私なら買ってましたかな?
(でも、Crux さんのよりは、削りが浅かったなぁ・・・重いか?)

ハーフウェイさんのブースも見てみる。
K-SPEC エンジンオイルが、3L+フィルターで \5k となっていた。
うーん、うーん。思いっ切り悩んだが、チャンスは1回だけよマイケル。
という AZ-1 氏の背中押し(謎)攻撃を喰らい、とりあえず買ってみる。
まぁ、帰宅したら丁度いいぐらいのオイル交換時期になるからなぁ。

しかし眠気には勝てない。考えてみれば5分ぐらいしか寝てない。
クルマの前に椅子を置いてくたばっていると、どこかで見たような白い服の人が。
あっ Yas さんだ。挨拶。でも眠気が即座に襲ってくる。ごめんなさい Yas さん。
結局、昼過ぎには眠気が極限に達し、車内でぐうすか寝てしまう。
しまった、他にも挨拶したかった人達がいたのに・・・

しばらくして、目が覚める。
ふらふら歩きまわっていると、クルマに残してきた AZ-1 氏が
私を呼ぶ。G-FIX に座ってみたいという方が居たらしい。あ、どうぞどうぞ〜。
だが、どうも私のポジションが、その方にとっては前過ぎだった様子。
もっとうしろに下りますか?と聞かれた。
今日は旅行モードになっているため、座席後は荷物だらけで、スライド不可。
今は無理ですが、実際にはもう少し下げられますよ〜と説明。
ただ、その方には今一つ納得していただけなかった模様。
私も、これ以上はよう説明できない。印象悪かった?(汗)

なんだかんだでうろうろしているうち、抽選会の時間となる。
エアクリーナーとか当ったら嬉しいなぁ〜なんて思っていたら、なんと

G-FIX が当たってしまう。しかも、赤いやつ・・・

(いま現在付けてるやつと、まったく同じヤツである)
AZ-1 氏と「シートが当った人、どうやって持って帰るんやろな〜」とか
言っていた矢先だったからタマラナイ。笑い転げる AZ-1 氏。
くそう、彼奴め、掛川に置いてったろか(涙)

とりあえずブツを受け取り、観客席に戻る。
誰かに売るかなぁと思っていたら、AZ-1 氏が真顔で「買い取ろうか?」と。
ああ、じゃあ丁度いいや。私がアウトレット品を買ったときは \25k だったから
まぁ、その前後で、、、ということで、\20k という話でまとまる。
これで私的には、今回の参加費用が浮いた上に、オイル代+利益まで出た ^_^
AZ-1 氏的には、売価 \40k の商品を半額で買えた。
これにて一件落着。

じゃない。
問題は、どうやって持って帰るか、だ。
後方視界がまったく無くなってしまう。個人的には、後ろが見えないのは
大変に恐いので、これから帰る距離を考えても問題がある。
でも、括りつけて帰るしかないよなぁ・・・
覚悟を決めていると、私が括り付け作業をしている間
シートレールアダプターを取りにいってくれた AZ-1 氏が
「発送しましょうか?」とスタッフの人に聞かれた、と言った。
なんですと?
そういうことは早くいいなさい早く!
既に撤収準備は始まっていたが、無理を承知でお願いしてみる。
なにせ掛川→京都はケッコウな距離があるし、その間ずっと高速巡航だから
万が一でも G-FIX が落下するようなことが起きると、大変なことが起きてしまう。
幸い、スタッフの方から快諾を得られたので、
ロールバーに縛り付けた G-FIX を外し、発送作業を依頼する。
ちょっとだけ残念(バカを晒すのはそれなりに快感である(笑))だったけど、
これで事故を未然に防ぐことができたんだ、と自分に言い聞かせる。

やがて時は過ぎ、最後のパレードラン。
パレードラン中に見かけたカートコースでは、カートが爆走している。
ああ、楽しそうだなぁ。次は、ああいうの入れて(カートコース爆走)欲しい。
一回りしたのち、スタッフの人々に手を振りながら、つま恋を後にする。
また来年、よろしくね!

友人と「ハラ減ったからカレーでも食おうゼ」という話になったので
掛川市街を彷徨くが、ココイチもインドのとなりも発見できず。不思議。
静岡では、ハレの日にカレーを食う文化がないのか?(普通は、ない)
探索に精力を尽くすうち、やがて、冬の短い陽光が翳りはじめる。
時間的に、街では混雑(渋滞)が始まりそうな雰囲気だ。
巻き込まれると厄介だから、途中どこかの S.A. でカレーを食すことにして
急いで東名高速掛川 I.C. を探し、逃げるようにして高速道に乗る。

高速道路を、西に向かってひたすら走る。
何が面白いかと言っても、どこまで走っても必ずカプチーノが居ること。
ノンビリ走っていると、私を追い越していくカプチーノ。
がんばって走ると、次々と現れるカプチーノ。みんな一生懸命帰っている。
ナンバーを見ると、静岡よりも西のナンバーばかりではないことも興味深い。
まれに、「山形」などのナンバーも見当たる。ええっ!?
東名→名神→北陸経由で帰るのかな?首都圏の渋滞を避けるため?
なんにしても、ハンパじゃないぐらいの行程である。がんばれ・・・

浜名湖 S.A. で夕食(非カレー)を取り、一休み。
土産物でも買おうかと思ったが、売り場には猛烈な量の行列が。
諦めた私は、果敢にも行列に並ぶ AZ-1 氏を待つ間、外のベンチで一眠り。
ほんの僅かばかりの睡魔を退散させたのち、そのまま帰途につく。

しかしながらやはり、食事を取ってパワーアップしたあとの睡魔は強かった。
豊川 I.C. を過ぎたあたりから、爆発的な睡魔が襲ってくる。耐えられない。
眠りそうになる寸前の頭をギリギリ押さえ込み、辛うじて上郷 S.A. に滑り込む。
そのまま、泥のように 30 分ほど眠り込む。ZZZzzz・・・

ふと目が覚めると、AZ-1 氏の「大丈夫か〜」との声。
仮眠の効果は絶大で、それまでの爆発的な眠気は一気に覚めた。
運転席側のサイドウインドウに顔を向けたまま、パッチリと目を見開くと

そこには、カプチーノが2台止まっていた(笑)

いやぁ、どこの S.A. に入っても、カプチーノが居るなぁ(笑)
AZ-1 氏と共に大笑い。

少しはスッキリした頭で、再び高速道路に舞い戻る。
快調に走り続け、養老 S.A. でトイレ休憩。
渋滞情報を見る。高槻〜京都東あたりに橙色の表示が出ているが、
致命的なもの(事故渋滞など)ではない。ならば、京都東 I.C. まで直行か。
もうそろそろ、OpenCafe 帰りのカプチーノはおらんだろう、と思っていたが
出口にあったGSで、再び銀色のカプチーノと合流(大笑)
友人曰く、「神戸ナンバーやったで」とのこと。ひょっとして Yas さんか?

そこから先の高速道路は、いつものようにそれなりに交通量が多かったため
大体 100km/h〜120km/h ぐらいで順当に流れ続ける。
神戸カプチーノ氏(仮称)とも、付かず離れずの距離で走行。
やがて近づいてきた多賀 S.A.。
事前の情報では、京都東 I.C. を巻き込んだ、いつもの渋滞の案内が出ていたが
今まで、あの案内が出ているときに渋滞に巻き込まれた試しがないことを思う。
(いつだって、渋滞は京都東 I.C. 直前あたりを最後端にして開始している)
というわけで、やはりこれ以上の休憩は取らず、直行便で帰ることに。
案の定、多賀 S.A. に入っていく神戸カプチーノ氏(仮称)。
ここでお別れ。お互い、無事に帰れますように!

って考える間もなく、京都東 I.C. まで到着。
やっぱりというかなんというか、渋滞表示はアテにならないのだった。

結局、カレーは、山科外環状線にあるココイチにて食す。
東山ドライブウェイをかっとばして AZ-1 氏を送り届けたのち、
どこにも寄らず真っ直ぐ帰宅して、爆睡。

楽しかったけど、疲れた・・・
やっぱり、睡眠はちゃんととらないと、ね。

11/5

帰宅直後に、容赦無くバタンキューしたため
体力もそこそこ迄に回復。予想より早い時間に起床。
まだちょっと重い体を引きずりつつも起床業務を遂行。

確か、雨が降るという予報だったはずだったのだが、
うれしいこと(?)に、心地好い程度の晴天だった。
作業日和なので、ツナギに着替えて庭に出る。

えーっと、確か、昨日はオイルを買い込んだっけな。
助手席の奥に放り込んだままになっている K-SPEC の缶を引っ張り出して
クルマの横に置く。さ〜て・・・

まずは、キャブクリーナーぶち込んで、掃除するかな。
2km ほど離れた場所にある浄水場の脇を走る峠道なら、全然交通量がないので
多少なら、臭い排気ガスを撒き散らしても大丈夫だろう。直ぐ横は竹やぶだし。
というわけで、理由になってないような理由をつけて、峠道へ。
いつもはタクシーが止まっている(仕事サボって寝る場所らしい)小さな窪みに
クルマを止めてエンジンを停止し、I/C からインマニに向かうパイプを外し
スロットルを手で開いて、中に大量のキャブクリーナーをぶち込む。
まだエンジンを始動していないというのに、いきなり広がる臭い匂い。
ううっ。いつものことながら、強烈だよなぁコイツは・・・

適当な量をぶち込み、パイピングを戻して少々待ってから
セルを回す。10秒ほど回して止める作業を6回ほど繰り返して、ようやく
エンジンが始動。期待通り(?)排気管から吐出される、真っ白い煙。
同時に、周囲に広がる刺激臭・・・
ゲホゲホゲホゲホ。
白い煙が出なくなるまで、何度かレーシング。
思ったよりも早く、毒ガスは出なくなった。意外と汚れてなかったのかな?
クリーニングはあっというまに終わったので、ちょっと遠回りして
念入りに毒ガスを完全に吐出しきっておっく。

帰宅後、おもむろにジャッキアップして、オイルをじょぼぼ〜っと抜く。
今回は 2800km ほどの走行ではあったが、既に真っ黒けっけになっている。
実質燃費が 16km/L ぐらいに伸びていたから、もうちょっと長いサイクルでも
良いはずだった(E/G の負荷が少なかったと思われるため)んだけどなぁ。
今回ばかりは、いつものような 2000km 越時の顕著な劣化は感じなかったが
やっぱり 2500km オーバーで交換を考えるのが吉であろうなという感じ。
で、マグネット付きドレンボルトのマグネットを、まじまじと見る。

なんか、ものすごい量の鉄粉付いてるんですけど・・・(汗)

なんだこりゃ?
前回の交換時についていた鉄粉の、10倍ぐらいの量の鉄粉がついている。
新車ナラシ時に発生した鉄粉が、いまだオイルパンに残っていたのか?
それとも、たった 2800km の走行で、こんだけ削れたってのか?
それはありえないよなぁ。別にそれほどエンジン不調って感じもしないし。

全然意味の無かった MOMOCORSE のスポーツオイルフィルターも取り外す。
油圧が上がるわけでもなし。安モンで充分でっせ。マジで。

だらだら垂らし続けるオイルの涎を綺麗に拭き取り、ドレンボルトを締め
新品オイルフィルターを装着。さてオイル入れようと、K-SPEC の口を開ける。

おお。緑色だ。

○ラストとか○ジツボとかのオイルって、確かこんな色してるよね。
いわゆる「有機モリブデン」ってやつが入っているっていうことだ。
オイルメーカーも有効であると認定している摩擦低減剤である。
まぁこれなら大丈夫でしょう(テフロン粉が浮いてたら捨ててたな)。

1缶ずつオイルジョッキに移して、1L ずつオイルを注入していく。
オイルジョッキに移すときのオイルの様子を、じっと観察してみる。
かな〜りシャバシャバした感じ。水のように滑らかに、ジョッキに入っていく。
ほう。K-SPEC は、5W-40 とは謳っているが、むしろ 5W-30 に近い感じがする。
(Mobil1は、同じ 5W-40 でももっと粘っこい感じがある。泡切れも悪い)
多少低めの粘度を、モリブデンで補っているというところだろうか?
ともかく、如何にも滑らかにエンジンが回りそうなオイルである。

3L 分のオイル注入も終わり、ほどなく交換作業は終了。
嬉しがりな私は、早速感触を味わうため、将軍塚へと飛び出していく。
低回転(ブーストがかかっていない領域)でのモタつきは、変化なし。
しかしながら、高回転が気持ちいい。
今までイヤイヤながら回っていた 6000rpm 以上の領域。
エンジンも「ビィ〜〜〜〜ン」と、50cc の原付みたいな音を立てていた。
なんともいえない摩擦感のようなものもあり、大変に気色悪かった領域。
それが、面白いぐらいにヒュンヒュン回るように、変化してしまった。
調子に乗ってアクセルを踏んでいると、ザラついた感触もないままに
あっというまに 9500rpm までカーンっと回る ^_^;
エンジン音も、グッと良くなった。
なんか、ホンダエンジンのような快音がしてくる。

とにかく、高回転が大変に元気&滑らかになったのは間違いない。
これはただの新油効果なのか、あるいはそれとも・・・

大変に機嫌よく、試乗から帰宅。
ノンビリと、昨日のクルーズで大変に汚れた室内を清掃。
途中、AZ-1 氏が遊びに来た。雑談に興じる。

氏が帰宅してから、車室内でのたうちまわっていた配線類を作成しなおす。
シガープラグを使うのをやめ、固定的な電子装備は全部ギボシ接続することに。
ちゃちい圧着工具を使い、妙に苦戦しながらハーネスを作り直す。

続いて、なんとなく、ブレーキフルードエア抜き君を改良することにした。
ホームセンターで売っていた、ホルツの自動車用小型掃除機(\1k)を購入。
この吸い込み口の部分にホースをつなぎ、ホースの先にエア抜き君をつなぐ。
掃除機の吸引力で負圧を発生させ、ブレーキフルードを吸い込むのだ!
しかし・・・なんとなくずっと抱えていた、嫌な予感は的中。
試しにエア抜きをしてみるが、やっぱり全然吸わない・・・
負圧を発生させる力が、弱すぎるようだ。
シロッコファンだから、ケッコウいけるんじゃないかと思ったんだけど。
やっぱりレシプロのコンプレッサーが必要なのか?やっぱり!

エア抜き遊びをしている最中、
右リアのブレーキホース取り付けネジが、オイルで湿っていることに気づく。
・・・む?むむむむむ〜?
ほんの僅かであるが、ブレーキフルードの漏れがある感じ。
なっ何故!?そんなバカなことが!?あれほど強烈に締め付けたのに?
念のためもう一度、フレアナットレンチで締め付けの強さを確認してみるが、
やっぱり全然増し締めできないぐらいにガッチリ締まり込んでいる。
ヒョッとしたら、ちゃんと清掃しなかったのかも・・・と思い直し、
もう一度綺麗に拭いてやる。
これでまたオイリーになることがあったら、
その時は真剣に考えねばいけない。

夜になって、将軍塚に少し走りに行ってみる。
ブレーキの踏み心地は、ますます良い具合いになってきた。
しかしそれでもまだ、少し泡を噛んでいるような感触が消えない。
エア抜き不足かなぁ・・・

11/11

会社の行事で、大阪南部のワールド牧場へ。
下道をのんびり行くのも手だが、R170(外環状線?)は絶対に混むので
仕事で疲れたカラダにはチト、きつい。高速で往復することにした。
幸い、行きの高速道路はまったく渋滞無し。予定通りに松原へ。
そこから富田林まで、R309 でしばらく東行。ここもガラガラ。

その途中の某トンネルにて、交通量がなくなったので、これ幸い
3速6000rpm〜8000rpm まで軽やかに回して、排気音をマジマジと聞く。
それはターボ車とは思えないぐらい綺麗に澄んだ「クゥォーン」という音だった。
最高の圧縮、最高の点火、そして最高の燃焼が引っ張り出す、最高に心地良い音。
(ホントに最高の状態なのかどうかわからないけど)素直に感動した。

そういや、HALFWAY のオイルに替えてから、いい音がするよな。
今まではなかった音・・・あのオイル、やっぱりいいオイルなのか?

ワールド牧場に到着して、行事を遂行。
行ったことのある人ならわかると思うが、
場内はものすごい坂道で構成されている。
借りきってダウンヒルアタックやってみたいなぁ〜。
でもたぶん、カーブに積もった羊のウンコに乗り上げてスピン連発だな(笑)

カートコースもあったが、10周 \3k という値段設定であったことと、
バトルして遊べそうな人がいなかったこともあったので、乗らず。

帰り道、ちょっとでも節約しようと、八尾 I.C. から近畿道に乗ろうと画策。
富田林のワールド牧場から、県道37→R170→R25 経由で走ってみることにした。
しかし下手の考え休むに似たり。そのルートは大渋滞。
結局、15:50 頃に出発したのに、高速に辿り着いたのは 17:00 頃。
そこから桂川 P.A. まで、渋滞はなし。すんなり走って 17:50。
う〜ん(笑)夕方の高速道路の威力は、絶大なり・・・。

ちなみに、どうしても我慢できなくなった小用を足すため
今回はじめて桂川 S.A. に止まってみたのだが、意外なぐらい立派だった。
便所の中にあんな立派な庭園(?)が作ってあるのには、感動を禁じ得なかった。

高速を降り、帰り道にある GS で給油。
13.6km/L。
一般道だけでここまで燃費が良ければ立派なモンだけど、
今回は高速道路主体だったので、データーとしてはまだまだ不足。
K-SPEC の実力は、ここから試されるのだ。

11/12

さて。
車検前の最終チェック(いつまでもしつこいって?)。

カムシャフトホルダー後端からのオイル漏れは収まったようだ。
下に潜って、オイル漏れのなれの果てを、最終チェックしてみる。
残念ながら、まだこちらのほうはオイルで濡れている(ひどくはないが)。
クランクリアオイルシールかなぁ。とりあえず、こちらも綺麗に吹き落とす。

クラッチ交換時に引っ掻いてキズをつけたボデーに、シャシブラックを吹いたり
アーム類のキズにシャシブラックを吹いたりしながら、最終目視点検。

最後に、タイヤおよびブレーキ装置の点検が残っていたことを思い出す。
ブレーキホースチェック。相変わらず、僅かに湿っているつなぎ目がある。
締め付け部付近の凹に残留したブレーキフルードが、表に出てきているのか?
ともかく、破裂さえしなければ致命的にはことにはなるまいが、要観察。

4輪のブレーキパッドを外し、残り厚さ測定。
厚さ的には、ちょうど折り返し地点ぐらいかな、というところ。
Fパッドのパッド材と裏板の間に、無数の亀裂が入っているが
あまり良い状態には思えない。FパッドだけFCRを入れてみるかな?
チェックついでに表裏を入れ替え、キャリパーとの当たり面に
モリブデングリスを塗ったりして、簡単な O/H を行なう。

タイヤの残り溝も測定。こちらは当然、問題なんてまるでなし。
というところで・・・車検前の点検は全て完了。問題点は無し。
さぁ、あとは車検に臨むだけ。いっちょ、やったるか!

AZ-1 氏に来てもらい、G-FIX を引き取って貰う(代金は後払い)。
G-FIX の入っていた箱があまりに巨大だったので、Kトラで来てもらう。
そのクルマ(SUZUKI CARRY)をネタに、ひとしきり雑談。
ああ、やっぱり軽自動車ってば、もう最高っす。
不要なものを全て捨てさった美しさがあって。

やがて、氏も帰宅。
あ・・・そうだ、大事なことを忘れていた。
車検対策のため、ロールバーパッド(という名の DIY 細工)を巻くことに。
ホームセンターに行って材料を吟味するが、水道管に巻き付ける凍結防止部材は
適度な大きさのものがなかったので、荷造り用の、目の細いウレタンフォームを
数m ほど買ってくる(\340)。
帰宅して、黒い布テープを文具箱から引っ張り出し
ウレタンフォームを1層の厚さでグルグル巻きにしていく。
余りにも雑な細工だと情けないので、一応
全面グルグル巻きにして、それっぽくしてみる。
出来上がりは、まぁ充分にそれっぽく見えるものになったので、良しとする。
(ちゃんとしたものを買うと、\7.5k/m もするのだ!これこそボッタクリ!)

密かに Yahoo で入札していた、カプチ用のマッドガード。
予算は \10k だったが、あっというまに越えてしまった。
やっぱオークションはむづかしい。終了。

11/14

いざ、車検を取ると決めた日(予約を入れた日)。
それは、随分と溜まっていた有給休暇の消化日でもある。
前日は少しだけ早めに帰り、目覚ましを 7:30 に設定して就寝。

もちろん朝はキッチリその時間に起床し、朝食をちゃんと取って
必要な書類が揃っていることを確認したのち、充分に暖機してから出かける。

不幸なことに、大岩街道がやっぱり混雑していたため
当初予定よりも 15 分ほど遅い 8:45 に、京都陸運局に到着。
まだあまり人は来ていないようだったが、これ幸いに作業を開始。

まずは入り口付近にクルマを止め、入り口横にある建物(陸運協会?)で
車検を取るのに必要な、24ヶ月分の自賠責保険を購入。\20.8k。
(じつはコレ、車検を取るときに払う額の大半を占める)

その足で、陸運局の一番奥、さいはての地にある
軽自動車専用の申し込み場所(建物)に向かう。
書類一式を挟んだバインダーを重量税印紙売り場の人に渡して
重量税分のオカネを払う。\8.8k。ついでに印紙を貼ってくれた。ありがとう。

その後どうやったらいいのか一瞬悩んだが、すぐ横にある継続検査受付にて
検査手数料を払う。\1400。次々とバインダーに挟み込まれていく、領収書。
んで、次はどうするんだっけ?
受付のおねえさん(と言っておこう)に聞いてみると
用紙が揃っていることを確認してから、ラインに行ってね〜と言われる。
あっもうラインに行っちゃっていいんですか。なんか淡白だなぁ ^_^;

ともかく、これで書類上の手続きは終わりのようだ。
クルマに乗り込み、軽自動車検査協会の事務所の近くで一旦停車。
運転席側の屋根を外し、3点シートベルトを無人の状態で装着
バケットシートをつけっぱなしなので、ELR 3点式シートベルトも
ちゃんとつけているよ〜ということを誇示するための行為である。

用意が終わった時点で、いよいよ検査協会の事務所へ。
小さい受付には、すでに先客がいた。とりあえず後ろに並んで待つ。
ふと、2つある受付の左側(並んでいたのは右側)がガラガラに空いていたので
そちらを見ると、赤い字で「ユーザ車検用」・・・
全然気がつかなかった。慌ててそちらのほうに向かう。

すいません、ユーザ車検受けたいんですが〜
といいつつ、バインダーを渡す。検査官がざっと書類をチェック。
自動車税納付証明書を袋に入れっぱなしだったので、チェックに手間取った様子。
袋から出しておいてくださいね〜、と、ちょっと怒られてしまう・・・。
民間の会社だったら、そんなことで客に怒ったら、上司に説教されるよ。
ともかく、書類上の検査は無事終了(でも 24ヶ月整備記録簿はノーチェック)。
ラインに並んでくださいね、と指示を受ける。いよいよですな!

止めていたクルマに急いで戻り(触媒が冷えると面倒なので)
エンジンを始動して、軽自動車専用の検査ラインに並ぶ。
前にも(10/18)書いたように、検査ラインは1つだけしかなく、
内容もマルチテスターではなく、旧態然としたタイプのものである。
まぁ、どっちのテスターであっても、未経験ならば同じようにむづかしいのだが。
ともかく、心して検査にかかることにした。

ラインの前には、検査待ちのクルマが2台。そして、私の後ろは0台。
これはラッキー。後ろの人に気兼ねすることなく、検査に集中できる。

直前に居たワインレッドのムーヴが、第1検査を進めていく。
それをボンヤリと眺めながら、見学した検査工程を、頭の中で反芻する。
やがてムーブは順調に検査を終え、第2検査に移る。同時に、入り口横にあった
信号機が青色になり、受け入れ準備ができたことを示す。カプチーノ、出る!

クルマを少し進め、入り口直前に置いてある
シーケンサの操作盤みたいな、不思議な機械を見る。
そこには、駆動輪(だったかな?駐車ブレーキかも)が
前輪か後輪かを選択するボタンと、
再検査の場合の検査箇所を指定するボタンがある。
再検査のボタンには、それぞれ再検査項目らしい文字が適当に書き込まれ
いくつかのボタンには、無造作な赤色ペイントが塗り込まれている。
それはまるで、古代文明の遺跡のよう。さっぱり意味がわからない。

とりあえず、駆動輪を示すランプは「後輪」が点灯していることと、
検査項目らしいものを示すランプが全部点灯していることだけ解ったので
まぁええや必要なことはできるじゃろう、と思い、建物の中に入っていく。

さて、最初は何をするんだっけ。・・・ああ、そうだったサイドスリップだ。
頭上の電光掲示板を見て、「サイドスリップ」が点灯していることを確認。
たしか、コツは「ハンドルを真っ直ぐにすること」と「ゆっくり入ること」だな。
どこが計測点かわからないけど、ラインの右側に引かれた白線に沿うようにして
ボスの取り付けズレの分だけハンドルの角度を修正し、ゆっくり進入していく。
途中、ちょっとハンドルを切りすぎてしまったので、あわてて直進状態に修正。
うーん、今のはマズかったかな?今直ぐにでも判定結果を見てみたかったが
すぐ向こうには、ブレーキテストなどを執り行うローラー2組が待ち構えている。
それを見ると、気が焦る。滞りなきよう、急いでそこまでクルマを進める。

続く検査は、前輪ブレーキテスト。そのまま、前輪をローラーに乗せる。
数十cmほど離れた奥と手前に、2組みのローラーがあるが、どっちだ?
直前の人のテスト状況を思い出す・・・確か、手前に乗せていた、よな?
というわけで、確たる根拠はなかったのだが、まずは手前に乗せてみる。
ほどなく、電光掲示板の表示が「ブレーキ離す」になった。合ってるらしい。
これでいいんじゃろ。ブレーキを離して離して暫く待つ。
やがて、何の前触れもなく、表示が「踏む」になった。
んにゃ?タイヤ回されてる感じがしないんだけど???そこそこの力で踏む。
やっぱり制動した感じが全然しないが、まぁいいんじゃろ・・・
ふたたび「ブレーキ離す」になった。離す。計測結果は・・・出ない。
ブレーキ類は、一通りのテストが終わったあとに結果が出るんだったかな。

続いて、後輪ブレーキテストの指示が出る。
運転席から頭を出して、左下方を見ながら、クルマをそろそろと進める。
ふと、2組あるローラーのそれぞれの横に、「スピード」と「ブレーキ」という
長年の風雪攻撃で少しばかり消えそうになっている、手書きの白い字に気づく。
それによると、手前がブレーキ検査用、奥がスピードメーター検査用らしい。
なぁるほど。ラインを通ってみて、はじめてわかる検査機の構造である。

クルマを進め、手前の「ブレーキ」側ローラーにリアタイヤを乗せ、
先ほどと同じように、電光掲示板の指示通りに検査を進める。
少し、落ち着きを取り戻した。さっきと違い、思いっ切りブレーキを踏む。
続いて、駐車ブレーキのテスト。サイドターンのときよりも、軽めに引く。
これで、ブレーキ関係の検査は、一通り終了。
ここでやっと、電光掲示板にブレーキテストの結果が。
全部「○」だった。前輪ブレーキの検査もオッケーだな。安堵。
ついでにサイドスリップも見るが、これも「○」だった。
幸いにも、計測点はかなり奥のほうだったらしい。よかった。

第1検査では最後になる、スピードメーター検査。
クルマを少し進め、リアタイヤを「スピード検査」のローラに乗せる。
これって、サイドブレーキ引けないから、ローラーに乗り損ねていたら

前に飛び出すよな。

恐い恐い。
ローラーの上に、確実にタイヤが乗っていることを確認して、いざ検査開始・・・
と思ったが、天井からぶら下がっている、合図用のボタンに手が届かない。
前輪駆動用と後輪駆動用にそれぞれ1つずつ(運転席の位置の違いを示す)
ぶら下がっているのだが

カプチーノの運転席からは、どちらにも手が届かない。

むお!しょうがないから、運転席の上に立ち、手を伸ばしてボタンを掴み
そのままスポンと席に座ることで、なんとか手元にボタンを引き込む。
ああ、オープンカーで良かった ^_^
そんな紆余曲折はあったが、ともかく検査開始。
前述の理由もあり、やや緊張しながら1速に入れ、アクセルを踏む。
クルマは微塵も動く様子がない。ああ、これなら大丈夫。30km/h ぐらいまで
引っ張って見たが、やっぱりクソうるさい。
素直に、2速に入れてゆっくりと速度を上げ、速度計を 45km/h ぐらいまで上げ
アクセルを離し、だいたい 40km/h あたりまでゆっくりと速度を下げてから、
ボタンをヘコッと押す。ブレーキを踏んで車速を 0km/h まで落としてから
電光掲示板を見ると、「○」のマークが。

・・・なんだかなぁ、検査結果がオッケーだったらベル鳴らすとか
やってくれね〜のかなぁ。うまくいったのかどうか、全然わかんないよ。
めっちゃ気持ち悪いよ〜。

ブツブツ言いつつ、第2検査へクルマを進めようとするが、
第1〜第2の間に立つ検査オヤジが、いきなり各種灯火類の点灯を指示してくる。
ライトをつけろ〜指示器あげろ〜ハザードあげろ〜バック入れろ〜
ワイパー動かせ〜警笛鳴らせ〜ってな感じで。
作業はカンタンなことばかりだが、検査オヤジの立ち位置が遠すぎて
何言ってるのかよくわかんなかった項目があったので、何度も聞き返す。
PA ないのか PA は。さすがお役所仕事。お巡りと同じ。サービスめっちゃ悪い。

ともかく、灯火検査もオッケーが出たようなので、
やっとこさ、次のセクションにクルマを動かす。
・・・「サスケ」に挑戦する選手の気分ですな!

第2検査では、光軸と排ガス、そしてエンジンルームの検査を行なう。
光軸を測る必要があることから、地面に据え付けられている狭いレール状の窪みに
タイヤをぴったり入れてしまわないといけないのだが、
相手がゴム製なので、入れていく感触がなんとも気持ち悪い。
ぐにゅおーっとタイヤを入れていく。キュキュキュッ、というゴムが擦れ合う
気持ちの悪い音とともに、左側から「ガコーン」という、レールの動く音が。
左側のレールが車幅に合わせて動くようだが・・・まったく見えない ;_;
うまく進入できてるかどうかわからないが、あかんかったら制止されるだろう。
そのままズズズイ〜っとクルマを進めていく。どうやらうまく入ったようだ。

所定の場所までクルマを進めると、検査オヤジが
ハイビームにしてボンネット開けて、クルマ降りてガス検査して、と
手際の良い指示を出す。
・・・って、あれ?ロービームを隠せ、という指示がなかったなぁ。
「外側のライト隠さなくていいんスか?」と聞く。
検査オヤジ、こちらも見ずに「ああ、いいよ」と適当な答え。
おいおい、マジですか ^_^; ここの検査はザルですか。

クルマの前に立っている機械が、光軸検査を開始したようだ。
光軸は適当にしか合わせてないから、たぶん落ちるだろうな〜。
そんなことを考えつつ、リアに回る。
排気管にプローブ突っ込め、とのことだけど
どこにプローブってやつがあるのかな。検査場の中を見回す。
作業場の端にあるタオル掛けっぽい小さな構造物に、軍手といっしょに
プローブっぽい、煤けて汚くなったヘナヘナの棒が無造作に置いてある。
検査棒にしちゃあ異常に汚いけど、これかな。突っ込んでみる・・・ん〜。
開始ボタンとかがなかったので、そのまま突っ込んでおけばいいのか聞くと、
そうだ、とのこと。あっそうですか。いいのか。なんか手ごたえのない検査だな。

電光掲示板を見ると「検査中」のランプが明滅している。
一瞬では終わらないらしい。ちょっとヒマな時間ができる。
クルマの後ろでブローブを排気管に突っ込んでいる私からは、
オヤジの姿はまったく見えないが、一体何を見ているのかな?
何を見てるのか、見てみたいな。
・・・
ヒマつぶしに考えることが、なくなった。
「はよ検査結果出せよ〜」とブーたれつつ、電光掲示板を睨み付ける。
排気管の真後ろにずっと座っていると、妙に生ガス臭いことに気づく。
・・・こんなもんで、排ガス検査通るんか?大丈夫やろか?
と思っていたが、数十秒ほど経って、ようやく CO と HC の検査項目パネルに
「○」の表示がついた。おいおいおい、いいんか、こんなに臭いのに ^_^;
(とはいえ、エンジン回りは全て無改造だから、通らなきゃ困るのだが)

ガス検は終わったので、クルマの横に戻る。
オヤジのほうも、なにやらチェックを終えたようだ。
まぁいいか、という顔をしている。問題なかったようだ。
打刻を指示されるので、プローブの置いてあった機械の横にあった打刻機に
検査用紙を突っ込む。んが、なぜか打刻機が動かない。あれっ?方向が悪い?
紙を抜き取り、用紙をまじまじと見つめる。差し込み方向を示す矢印が
印刷されているのだが、一応、これには合わせたつもりだったんだけど・・・
おかしいな!何度も紙を突っ込んでみる。やがて機械も根負けしたのか
ガチャン、という音が鳴り、謎めいたハンコが多数押される。
・・・ああ、突っ込みかた(深さ)が足りなかっただけなのね。
打刻機の相手を終え、そそくさとクルマに戻って座席に座る私。

そのとき、三角窓に貼っていた車庫証明のステッカーにチェックが入る。
剥しといてね、とのこと。ああ、やっぱりチェック入りましたね。ゴメンヤス。
で「じゃあ、今剥します〜」と言ったら「いや、今やなくてもいいけど」と。
え、今剥さなくてもいいんスか?剥してなくても通すんスか?
ええのんか〜まじで・・・ちゃんと検査しとるんか〜?やる気あるか〜?
って、そういえば光軸検査も問題なく通ったのか?ホンマか?信じてええのんか?

・・・おっさん、仕事するフリして寝てたんちゃうやろな?

ともかく検査には通ったらしいので、
いよいよ最終セクションにクルマを進める。
ここは、下回り検査だそうだ。外観検査も兼ねてるかな?
リフトアップ台にクルマを乗せ、書類を渡す。
検査オヤジは車内を一瞥し、純正のシートベルトをつかまえて
「これは、あ〜(単語が出てこない様子)、普通のんか?」と聞いていた。
ああもちろん、ノーマルの ELR式三点ベルトはつけたままにしていますとも!
普通のんです、引っ張ったらカチャンと止まるやつ、と、実演してみせる。
検査オヤジは納得したようだ。安全装備に抜かりはありませんぜよ。問題なし。

リフトアップ。
あとは、オヤジがオヤジハンマーで下回りを叩いて回る。
ときどき指示が飛んでくるので、その通りに操作するだけ。
ハンマーで叩いて何がわかるのかわからんけど、なんか分かるんやろな。
コツコツ音を聞きながら、指示を待つ。
時折、クルマの下から「ハンドルを切って〜」とか「ブレーキ踏んで〜」とか
指示が飛んでくるので、それに従って素早く操作する。

ブレーキの動きなんか、見えるんかいな?まぁいいけど。

ほどなく検査は終わり、リフトダウン。
特に何も問題は無かった(当然!)ようで、ぱっと書類が返された。

・・・
んで、どうしたらいいんだっけ?
「あとは、これ持って事務所に行くんですか?」と聞いてみる。
すると検査オヤジ曰く、「ステッカーあるから、もう帰っていいよ」とのこと。

ほぇぇ、これで終わり?

まぁええか。
「はい、わかりました」と返事をして、そそくさと退場。
検査場のオヤジ共、なんかムカつく言動が多かったので、
大きな声では礼は言わず。

とにかくこれで、車検は終わったらしい。・・・らしい。
ホントかなぁ。信じていいのかなぁ ^_^;
手元に帰ってきたバインダーに挟まれた、期限が書き換えられた車検証と
ステッカーをしばし眺める。うん、、、一応、どちらもホンマモンですな。

というわけで、京都陸運局を無事退場。
時計を見ると、9時半ぐらい。つまり、30分ほどで完了したってこと。
こりゃ、自分で取りに来ないと損ですな。

一旦帰宅して、フロントウィンドウ上部の車検シールを貼り直す。
これがまた、ケッコウ頑丈に張り付いている。しかも綺麗に剥がれない。
シール剥しを塗り付けてみたけど、やっぱり綺麗には剥がれない。
(そりゃそうだ、剥して再利用されたらいけないからね)
しょうがないから、マイナスドライバーでゴリゴリと削ったり。
1時間ほどかけて張り替えを完了。

剥し業務完了後、亀岡まで任意保険を更新しにいく。
道はそこそこ混雑していたので、往復とも縦貫道利用を余儀なくされる。
ちょっと勿体ない。ステッカー張り替える前にいくべきだったか。
まぁ、いいか・・・。
行きはのんびり。しかし帰りは、燃費を全然考えない走りかたを試す。
これで燃費がどれぐらい落ちるか、で、K-SPEC のチカラを試せる。

というわけで、任意保険も無事更新完了。
対人対物無制限、人身傷害3000万で \44k。
(まだ8等級なので、車両保険には入らないことにした)
う〜ん、はやいとこ、等級下らないかなぁ・・・

11/15

自分を取り巻く状況が変わり、
「クルマアソビ」なんて悠長にやってられるような
そんな身分ではないのではないか、と思われる事態に
なってしまった。

競技参加なんて、もってのほか・・・

11/18

AZ-1 氏に連れられて、京田辺市にある出身大学の学食まで
ラーメンを食いに行く。この行動自体には、特に深い意味は無い。
食欲は、理知的な判断力を失わせることもあるということだ。

久々に乗せてもらう AZ-1 の助手席は、実に快適であった。
天井がガラスだから明るいし、乗り心地も良いし・・・

ラーメンを食ったついでに、田辺キャンパスの工学部棟を間借りしている
大学時代の研究会(サークル)の部室に、ひさびさに行ってみることにした。
大学を出てから一度も行ったことがないから、かれこれ3年ぶり?である。
我々が居た頃から随分と寂しくなりはじめた(人が来なくなりはじめた)から
もう誰もいないかねぇ、と思ったが、なかなかアクの強そうな後輩が3名いた。
おっ、まだ居るのか、気骨のありそうな奴等が・・・

部屋の中にあった数々のオブジェ(ジャンクとも言う)は、
何もかも、あの頃のままだった・・・ちょっとは掃除せえよ T_T
部品取り役を担う、我々が作り散らかしたメカトロおもちゃの数々。
変圧トランスのEIコアをばらしたもので後輩Kがつくりあげた、マクロス。
作業場の BGM と化していた、バーチャファイターの音楽CD。
血の十字架が刻まれた、金網加工用の金属バット。
懐かしい思い出が甦ってくる。

そこにタムロしていた後輩達。名前も顔もわからないぐらい
遠い後輩だが、その言動は、、、あの頃の我々と、どこか似ていた。
血統とは、恐るべしものである。
しばし雑談したのち、帰宅。

ラーメンを奢ってもらったので、AZ-1 の E/G オイル交換作業を手伝う。
オイル抜き取りについては特に問題ないのだが、
オイルフィルターの交換は、きわめて大変だ。
メンテナンスハッチなどを開けたりして、多様な角度から挑戦してみる。
しかしどうやっても、フィルターの近辺を走る太いホースが邪魔になってしまう。
さんざん悩んだ挙げ句、結局、タービン(?)からオイルパンに繋がる
その太いホースを取り外すことで、フィルターを無事取り外すことができたが
こんなやり方で良かったのだろうか?

11/19

気温が低くなった所為か、どうにもシフトフィーリングが良くない。
また、長時間走ってミッションオイルがいい温度に上がった状態での
ミッションからのガラガラ音が結構大きいことが気になる。
Mobil1より、もっといいミッションオイルは無いかいな?

そんなことを思っているとき、たまたま見つけたのが
AZ-1 氏の E/G オイル購入にヘコヘコついていったときに、某店にあった
elf の TRANSELF SYNTHESE FE。「先進のボレート」とか書いてある。
ボレートってなんじゃらほい?と思って説明書きを読んだところ、
ボロン系の極圧剤のことを示しているらしい。
曰く、真鍮製のシンクロとの相性が良く、ミッションの保護効果も高いとのこと。
保護効果ねぇ・・・ふーん・・・

半信半疑ではあるが、大手オイルメーカーが作ったんだから
まぁ粗悪品っちゅうことはないだろう。使ってみるしかあるめぇな。
もともとシンクロの効きが悪いカプチだから、うまく行けば丁度いいや。
\3k/L という高価なオイルだが、カプチのミッションオイルは 1L だから
そんなに懐が痛がることもない。一丁試してみますかね。

朝飯を食ったのち、その店めがけて一目散に走り、
早速ブツを調達してくる。幸い、天候も良い。入れ替え作業開始。
まだミッションはチンチンに熱いため、よく気をつけて作業しないとね。

迅速にクルマを持ち上げ、センタートンネル下のカバーを外して
ミッションオイルを抜き取る。勿体ないことしてゴメンね、Mobil1。
役目を終え、オイルじょうごの中に落ちてくるミッションオイルは、
まだ 2500km しか使ってないため、ほとんど新品と見分けがつかない美しさ。
ミッションの中も、随分と綺麗になったと見える。

油温が高いため、オイルはあっというまに抜けきった。
ドレンの中に指を突っ込み、ゴミが残ってないかどうか確認してから
新しいテフロンテープを巻いたドレンプラグを締め込み、フタをする。

オイルサーバーを持ち出し、いよいよ新油を注入する。
elf の1L缶のフタを開ける。途端に、周囲に広がる異様な香り。
こ、この、この臭いは、、、

焼き肉を腹一杯食った次の日に放いた屁の臭い、そのもの。

そう、屁の臭い。
普通のミッションオイルとはまた違う、格別の香りである T_T

この激しい匂いに苦戦しつつも、なんとかオイル交換を無事終了させる。
道具をひととおり片付けたのち、クルマを少し動かすが、なかなか。
新油に変えたときはいつでもそうかもしれないが、ギアの入りが違う。
なんのひっかかりもなく「サク」と入る。これは気分が良い。

試走を兼ね、久々に STRAIGHT に行く。
車庫から出して一発目(ミッションが完全に冷えている状態)では
さすがに1→2速へ入れるときに軽く引っ掛かるが、それでも
Mobil1のときほど明確な「ガリ」感はない。「カリッ」っという感じ。
そこからの先のフィーリングは、実に絶妙なものだった。
店に到着したときには、なんとも異様に軽いミッションの動きに
正直いって顔のニヤけを隠せないぐらいの状態になっていた。

たぶん3週間ぶりぐらいの STRAIGHT。
店長にも、「ひさしぶりやね〜」といってもらえた(笑)
客が増えそうな時間だったので、ウェスとじょうろを買い、素早く辞する。

3時過ぎ頃、オヤジを駅前のホテルまで送り届ける。
もちろん、カプチーノではなく、EP82で。
ひさびさに運転したが、さすがにパワー感はあるものの、
ステアリングを入れてからの反応が大変に鈍いクルマだなぁ、と思った。
ものすごい違和感を感じる。これが、このクルマに乗っているときに感じる
猛烈な焦燥感の主な原因だろうか?自分のクルマだったら TRD のサス入れてるな。

帰宅してから、カプチーノに洗車&ワックス掛け業務。
新しく買い込んできた「フッ素コート」を塗り込む。
それにしても、屋根の塗装の痛みがヒドイ。クリア層だけでも塗ってもらえない?

洗車完了後、水切りと機関一般のチェックを兼ね、将軍塚に向かい
三条側の坂を、かなり攻め気味の速度を維持しながら5〜6本ほど往復する。
そこで何よりも感じられたことは、シフトの入りが最高に良いということ。
シケイン(?)手前で入れる3→2速のシフトなんか、感動するぐらいに
スコスコ入る。全然硬さを感じないのである。こりゃあ、すごい・・・
このスコスコ感がずっと維持できたら、最高だねぇ。

満足感を味わいつつ、帰宅。

11/23

・・・とにかく、しんどい。
仕事がめちゃくちゃな状況。25日は出社が必要な状況(=練習会参加不能)かも。
瀬戸際状態であるが、練習会に行けるという前提で、ともかく準備を進めておく。

そこそこの時間(=昼前)に起き出して、クルマに向かって這いずっていく。
準備の内容を考えながら。”タイヤは積んでいくかな、履いていくかな?”など。
仕事から開放された、大変に幸せなひとときを過ごしていると実感しつつ。。

少しは回復した体力を携えながらクルマを見ると、なにやら
ボディーの全体に、万遍なく白い斑点がついていることに気づく。
うっ。なんかの水溶液が蒸発した跡のようだ。こりゃなんじゃろ?
恐る恐る、その白い斑点を指で擦ってみる。斑点は簡単に消え去り、
あとには、妙に滑らかで、しかし油っぽくない不思議な感触が残る。
ははぁ。
つまり、厚く塗りすぎたワックスが乾いたとき、塗装面に食い付ききれなかった
残余のワックス粉が出たわけだが、これが雨水に流され、ボディー表面全体に
いくつか残った水滴に、だんだん濃縮されつつも閉じ込められたわけだ。
それが太陽で熱せられていくうち、水は蒸発してしまう。その結果として発生。
すなわち、「ワックスを構成するテフロンの粉たまり」である、と気づく。
あーそうですか、じゃあまあいいや、害があるわけじゃないし。と、納得。
つまるところ拭き取りが足らんかったということかな・・・

タイヤもそうだが、まずは増槽を満たしておかねばならないことを思い出す。
(名阪まで向かう道のどこにも、24時間営業のGSがないからである)
勧進橋の GS に行こうかと思ったが、道中にある大岩街道沿いの GS も
そこそこ安かったので、燃料タンク&増槽を満タンにしてもらう。
合計で 36L ほど入り、久々に 2500 円以上を一度に払う。
注目の燃費は、今回分については・・・11km/L 程度。
K-SPEC じゃない時と、あんまり変わらないかも ^_^;>燃費

すばやく帰宅。考えた結果として、タイヤも履替えておくことにした。
たぶん、タイヤを満載にして走る元気も、朝っぱらからタイヤ変えてる
元気も、どっちもないと思うし・・・(←めちゃ弱気 ^_^;)

タイヤ保管所からタイヤを持ち出してきて、交換作業に入る。
ついでに、小型電気掃除機で負圧を出すエア抜き君2号が敗退したので、
今度は、負圧を出す部分をもっと原始的(500cc のポリ容器を使った)にした
エア抜き君3号を製作。2号君よりはずっと頑張ってくれたが、やはりいまいち
フルードを綺麗に吸ってくれない。今回もまた、満足の行く結果は得られない。
そもそも、負圧で吸い出すと、果てしなくエアが出てきてしまうというのが
納得のいかないところ。ブリーダーボルトとキャリパーの間の僅かな隙間から
エアを吸ってしまうためらしいが、ここをグリスで埋めても症状は変わらず。
本気でこれだけエア入ってたら、ブレーキなんて絶対効かないだろうし
そんなことはあり得ないとは思うんだけど・・・
まるでドレスアッパーが積む水槽のように、果てしなく現れ続ける
細い泡を眺めつつ、頭を抱えるのであった。

いつまでも頭を抱え続けるわけにもいかないので、エア抜きは適当に切りあげ
本題であったところの、タイヤ交換作業を終わってしまう。
タイヤ交換後、アゼニスのフィーリングを思い出すため、
将軍塚に向かい、ちょっとだけ走っておくことにした。

登り下りとも、何本かザッと走り「やっぱり DNA GP よりも噛むなぁ」と
至極当然なんだけれども何故だか忘れそうになっていたことを、再認識した。
具体的には、DNA GP よりも確実に 10cm は内側を曲がっていくぐらい、違う。
さらに、タイヤが暖まってくると、表面にねばついた感覚が復活してきた。
一体何本走ったっけ?このタイヤ、暖まるのにすごく時間がかかるのだった。
やっぱりジムカーナ向けではないなぁ、と思ったりする。

ついでに、頂上付近でちょっとだけやってみたものの
相変わらず、サイドターン(と言われるもの)が、全くできない。
ブレーキして荷重を移し、ステアを切ってやるのはいいのだが、、、
クルマが曲がり始めるよりも速くサイド引いちゃうから、直進しかしない?
(それでも、リアがロックしたら、フロントに追従してクルマが回るのだが)
どうも、一年前から進歩なし。むづかしい・・・むづかしすぎる・・・

あと、フロントに荷重を載っけてターンイン。
そこから先の動きが、もうひとつ綺麗じゃない。理想通りにいかない。
特に、S字のように、1つめのカーブの出口はぐっと我慢しないといけない時
どうしてもダラダラしたコーナリングとしか思えない状況になってしまう。
ここは特に、フロントのグリップが常に不足していることが問題となっている。
ターンインで作った姿勢が出口を向くまで維持できないから、どうしても
プッシングアンダーを殺すことができない。勢い、奥まで突っ込んでいって
フロントタイヤが仕事をできるぎりぎりのところまで追い込み、その結果として
充分に発生したフロントグリップを活かして曲がる他ない、のである。
(さもなきゃドリフトに持ち込むか・・・そんなもん、公道でできるかい!)
ともかく、これが某 FF 車みたいに基本的にフロントヘビーだったら、
充分に荷重がかかったまま加速できるのになぁ、と思うことしきり。
やっぱり、良くできた FF 車は、”安定して”速いよな。
でも、そこに結論として辿り着く前に、過程の時点で包み込まれかねない
そんな無敵のイージーさが、スポーツカーとして残念と思える部分でもある。

あとは・・・ある場所で受けるなんとも変わったロール感覚が、ちょっと不満。
90km/h ぐらいで曲がっていくダラダラコーナで、外側タイヤでつんのめって
そのまま外側に転んでしまいそうな、大変に不安定な感覚がするのだ。
他では感じないのに、なんでだろ?と思って路面を良く見ると
そう感じるほとんど全てのコーナーで、強烈な逆バンクがついていることを
改めて確認。・・・そういえばいりすさん、そんなこと言ってたなぁ。
そりゃ、曲がってるときに不安感あるはずだ。

そんなことを考えつつ、調子に乗って何度も往復する。
すると突然、トランク内部から「ガチャン!」という軽い音が。
えっ?!えっ!?一瞬パニックに陥る私。何がどうなったって!?
って・・・あっ、ひょっとして・・・
頂上までゆっくり登ってから止まり、トランクを開けて中を確認。
悪い予感は的中していた。トランクに積んでいた工具箱の蓋が開いて
なんだか急激に疲れを感じたので、トランクの中を片付け
本屋に向かう。いつも買う月刊誌は、まだ出ていないようだった。
ふと、エボ7の写真が掲載されている雑誌が目に止まったので
ちょっとばかし見てみる・・・おおっ、なんだなんだ?かっちょいいぞ〜!
セディアで盛り込まれたおっさんくさい外装はすっかり取り払われ、
スタリオンをなんとなく思い出すような、ちょっとウェッジの効いたシェイプに
全身を包んでいるエボ7。リアウイングの角張り感が、これまたかっこいい。
大河原デザインですか?これ。個人的にはかなり好き系なデザイン。

デザインだけでなく、中身もますます改良されている様子。
フロント・リア・センターの各デフが連携制御される必殺電子デバイス装備で
今までにも増して、鬼コーナリングマシンになるらしい(もう、想像もつかん!)
きっと、猛烈に速く走れる、すンごいクルマになるんだろうと思う。
ただその代わり、ソリッドな操縦系を持つローテクマシンを操り、
限界近くでタイヤと相談しながら走る楽しさはないかもな、とも思う。
とにかく速さが必要ならば、ほとんど最高の選択肢になるだろうけど。

11/25

名阪Eにて、HORNET さん主催の練習会の日である。
考えてみれば、名阪を走るのも結構久しぶり。楽しみである。
が、しかし、前日の帰宅は残業の嵐の余波を受け、見事に午前様。
午前1時に布団に入るが、そうすぐには眠れない。入眠したのは丑三つ時。
起床したのは4時半過ぎだから、結局は2時間ちょいしか寝てないことになる。
8時間眠らないと睡眠不足気味になる私としては、かなり辛い状況である。
ともかく頑張って起床して朝食を取り、準備を整え、5時40分に出発。
気温がすっかり下っているせいか、ガラスの曇りが全然取れない。
お陰で無駄な時間を過ごすことになったが、それでも7時頃には名阪に到着。
所用時間は1時間20分程度・・・これぐらいならまぁまぁ、ってところかな。

雨が降らないことはわかっていたので、露天でも良かったんだけど
パドックはガラガラだったから、とりあえずパドックの下にクルマを入れる。
タイヤは結局履いてきていたので、ひととおりの荷物を降ろし、増槽のガスを
満タンになるまでクルマ側に移してやる、っと。これで準備完了。
エントリーを済ませ、5分ほど仮眠を取ってから完熟歩行に出る。
コース設定は大変に簡単だけど、Eコースそのものに慣れていないから
距離感覚とコーナーの構成を、今一つ覚えていない。その辺を思い出すため。
やる気 nothing にしか見えないようなおばちゃんサンダルを履き、
とぼとぼとコース内を歩く。改めて思ったことは、

入り口のRにだまされてはいけない

ということだ。最初は鈍角に見えるが、後が鋭角になっていたり・・・とかする。
だから慎重にターンインしないと、出口で辻褄が合わなくなってしまいそうだ。
そういえばそれって、いつか前田さんに教えて頂いたことだっけかな。

完熟を終わり、手渡された4つのコース設定をまじまじと眺める。
どれにも、どうも苦手なパイロンでのクルクルあり。ここが練習ポイントだね。

というわけで、早くも出走開始。
路面もタイヤも冷えきっている1回目の走行の1つめのコーナーの進入で
グリップが全く出ず、アウト側にまっすぐ突っ込んでいったりした以外は
ある程度”マトモ”には走れたものの、しかしやっぱり一部を除いてダメな感じ。
クルマが思ったとおりに動いてくれない。荒馬が勝手に走り回っているところに
とりあえず落ちずにしがみつかせて頂いている、とでも言おうか。
原因はいろいろ考えられるが、一番の問題はフロント。
いろいろ設定を変更してみるが、どうにもフロントグリップの不足が隠せない。
ブレーキを踏んだら逃げるし、舵角をちょっと入れようものなら、同じく逃げる。
とにかくターンイン時に、クルマを曲がるラインに乗せるのに必死な感じ。
途中からのコントロールに余裕がない分を見込んで、入り口でキメるしかない。
出口側に余裕のあるコーナーはいいが、
奥の第1(?)コーナーあたりは全然余裕がない(タイヤバリヤーのせい)ので
脱出時に曲がらない癖を考えれば、ターンインは、慎重にならざるを得ない。
最終(?)コーナーでも、ステアを切り足しても曲がるタイヤではないので
どうしても進入で曲げきってしまい、どアンダー路線で立ち上がれるラインを
選択せざるを得ないのである(でないと、アクセルを我慢しつづけることになる)
もっとフロントがグリップしてくれれば、バリエーションも出てきそうなのだが。
なんにせよ、これはマズイ状況である。そもそも、これでは楽しくない。
今回は試しということで、不可侵の領域としていたスタビを外したりもするが
元々ストロークの足りないリアには有効な(しかも好ましい)変化は出るものの、
フロントのグリップについては、何をどうしても、もう1つ改善されない。
リアが噛むようになっても、肝心のフロントが噛まなければ意味がない。
結局、空気圧をF1.6kg/R1.8kgまで落としてフロントグリップを稼ぎ、
立ち上り時の姿勢を作るため、減衰力を最大の F:4 R:8 まで上げてみたが
これでもコーナーからの立ち上りのときにフロントが上がってしまい、
曲がるのに必要なグリップが出なくなる傾向があるようだ。
もうこれ以上、コーナリングを追い込んでいくのは、
このタイヤと足では無理なのだろうか?
自分がレベルアップするためには・・・
いや、そんなことはなく、大事なことを忘れているだけなのか・・・
とりあえず、イタイ状態である。なんとかして改善せねば。

上記の問題と、あともう1つイタイ状態であることは、サイドターンのこと。
設定された8の字のせめて片方だけでも回れれば、と思っていたのだが
案の定というか、、、やっぱり全然回れない。サイドを引いてみても
リアがロックする気配もないし、ましてや回りそうな気配なんて、まったくない。
どうすりゃいいのよ〜なんて思いつつも何度も試していると、偶然にも1回だけ
フロントタイヤを軸に、スパン!と回った。その時やったことっていえば、別に
目一杯ステアリングを回したわけでも、死ぬ気でサイドを引いたわけでもない。
偶然、(おそらく)最高のタイミングで全ての操作が入っただけである。
これはいったい・・・

頭を抱えている状態のとき、lychee さんの奥さんが同乗して来られた。
lychee さんご夫妻、相変わらず大変に研究熱心である。素晴らしいことである。
スタビを外した直後だったため、どういう動きになるか想像がつかなかったが
ダメならダメで、ダメな例を示すこともできるし、まぁいいか、と走行開始。
結局やはり、リアは多少ナチュラルな動きになったものの、フロントグリップが
慢性的に不足していて、走行中の殆んどの神経はアンダー殺しに集中させられる。
ちょっとでも気を抜いたら、即座にすっ飛んでいってしまいそうだ。
フロントがもう少し噛んでくれたら、すっぱりリアが出てくれそうなんだけど。
ライン取りももっとアグレッシブにしたかったが、それも叶わずというところ。
私的には、猛烈な不完全燃焼状態であった。

そんなこんなで、いろいろやってみたり、考えてみたり
オフィシャルの手伝いをやったりしているうち
前田さんが鯖に乗ってやってこられた。
どうも、ぎりぎりまで仕事されてた様子。
社会人、いや会社人はツライですな、、、;_;

走行は順調に進み、コース設定もかわっていく。
3番目のコース設定。まさに十人十色、人毎に違う走り方を眺めて勉強。
(大草さん/原田さん/吉田さんの走りは、同じグループなので見られない T_T
 それゆえ、今回の日記ではほとんど言及できず・・・)
その中でもやっぱり、際立って違うのは前田さんの走り方である。
傍目で見ていても気持ち良いぐらい、スパスパと回っている。
なっ、なんであんな距離から、あんな急激に回れちゃうのか??
現在、何度も何度も横に乗せて頂いているにもかかわらず
いまだに一番理解のできない走り方をされる人である。

そんな氏の走行をパドック前で見学中、すぐ横にいた、見学?に来ていた
女性(彼氏連れ)が、青いところが赤かったら金魚ね、と発言。

き、金魚・・・

まぁ、鯖よりもっと食えない、ということで(笑)
でもどうせなら鯛のほうが良かったかな。うぐぅ。

で、自分自身はと言うと、相変わらず、キレのない、冴えない走り方に終始。
しょうがないので、駐車場の奥のほうのガラガラの空き地に向かい、
ロックtoロックでステアリングを回す練習を、ただ延々と続ける。
本当は、腕の筋肉がピリピリ来るぐらいまでやり続けたかったけど
そんなことしたら走れなくなるので、適当なところで止める。

やがて時は過ぎ、相当な本数を走ったのち、昼休みとなる。
食えるモノは買ってきていないので、AB脇のラーメン配給所へ。
代金を払ってラーメンを受け取り、お湯を入れ、片手で掴んでEまで戻る。
途中で溢したら大変なことになるので、指先のグリップに注意して走る。
Eコース直前の下り坂はかなり強烈。指先グリップ限界を気合いで高めて下る。
コップに水入れて走るどころじゃない緊張感を、一人迸らせるのであった。

昼飯食って体力を若干回復。
仮眠を取るのも勿体ない状況。ぶらぶらと散歩に出かける。
Eコース裏手の池(曰く、原田さんが投げ込まれる予定の池)の回りを散策。

池の向こう側の荒れた岩場に「立ち入り禁止」という小さな看板があったので
足下に気をつけながら近づき、小さな字で書かれている理由を良く読んでみたら

「奈良県警交通機動隊練習地につき」

と書いてあった。ふうん・・・え?
自衛隊の演習地かとおもったが、間違いなく交機と書いてある。
この荒れた岩場で・・・いったい何の練習をやってるの??
どう考えても、車輪で走り回るような地形じゃないんデスが・・・ ^_^;
とにかく、交機から逃げるのは不可能なことだと、悟った。

同じく、池の近くの小さな窪地で、
よく太ったスズメが、仰向けになって死んでいたのを見つける。
昼寝しているのかと思ったが、腹を向けて寝る鳥なんて、うちの文鳥ぐらいだ。
しばらく観察してみる。ピクリとも動かない。やはり死んでいる。
大変に美しい羽根の色は、死を感じさせない。田舎のスズメは色が綺麗だ。
キズひとつないところを見ると、カラスに襲われたというわけではないようだ。
ともかく死因は不明だが、仏さんは土に帰すのが自然の掟。
まわりの地面を掘り、砂をかけ、手近にあった木の棒を立てて埋葬してやる。
まだ現世に未練はあったかもしれんけど、成仏せえよ・・・

柄にもなく感傷にひたりながら、駐車場へと戻る。

前田さん、何やら工作されている模様。斉藤さんも興味深げに見ておられる。。
いやしかし、よく見れば、ただ事ではない作業が、、、始まっているような・・・
って、あれっなんかストラットの分解が始まってる。いったいどんな細工を?
どうやら、リアのバネを交換されている模様。聞くと、6kg のバネを入れる模様。
想像を絶する硬さのようにも思えるけど、そうでもないのかな。

やがて休み時間も過ぎ、昼から練習再開。
3番目のコース設定をもう一度走ったのち、4番目のコース設定に移る。
結局また回れず仕舞だったなぁ、などと思っていると
ビデオ片手にあれこれ撮影されていた前田さんが来てくださった。
今サイドターンしようとされてました?と聞かれてしまった。
へぃ・・・そのとおり。回ろうとしたけどだめだったことを報告。
果して上手く回れないのは、腕の問題か、クルマの問題なのか。

前田さんに、我がカプチでサイドターンを試してもらうことになった。
これでガツンガツン回られたら、私のやり方に問題があるということ。
(テクを盗む意味でも)横に乗せてもらい、駐車場の奥のほうで回っていただく。
しかしながら、前田さんに運転して頂いているにも関わらず、尻を出さないカプ。
何度も挑戦して頂くが、結局、ただの1回もリアが出ることはなかった。
結果、どうやらクルマの問題もあったらしい。
やっぱり、サイド引いてから、リアがロックするまでに時間がかかるようだ。
確か、一ヶ月前にワイヤーの張りは調整したばかりだったのだけど、
駐車にしか使わなかったサイドブレーキワイヤーが、また伸びてしまったのか?
ワイヤーの張りを再度調整して、2ノッチぐらいひいただけでかかるようにする。

ちなみに、チェック中に横に乗せてもらったのは大正解だった。
久しぶりに「ぶッ、ぶつかる〜ッ!」と思った瞬間の連続を体験した。
なにしろ、あんな所からブレーキを踏んで、それで回るだなんて
とてもとても想像なんて、できなかったからだ。
まだまだ、性能を使いきっていないねぇ>私

lychee さんにも同乗頂く。
今回もまた、正直言って失敗走行だったけど
なにか掴んでくださった様子。お役に立てれば光栄。
あと、サイドターンの方法についてのアドバイスを受ける。
指摘通りだと思ったが、やっぱり頭で分かっていても体が動かない・・・
焦燥感だけが募るのであった。

やがて、サイドブレーキの調整をもっと詰めた状態にしたところで
全走行は終了。ああっ、ちょっと消化不良かも ;_; と思いつつ
後片付けにかかる。テンパーを積み、屋根をトランクにしまい込む。
コースでは、本日の功労者の方々のフリー走行が行なわれている。
走ったらどうですか〜、と言われたが、殆んど仕事らしいこともしていない身
積極的に走りにいくのは気が引けるものがなくもなく・・・
(サイドターンの練習を行ないたくてしょうがなかったのではあるが)

しかし、走行待ちの列が大変に短い(1台〜2台)こと、
数名の方にどうぞ走ってくださいと言っていただけたこと、などがあり
やはりどうしても、今日の課題として残ったサイドターンを練習したくなった。
恥を忍んで列に並び、いざ走行を待つ。
コース内では、のびのびと楽しそうに走るビートの姿が見える。
その姿を目で追いつつ、もう一度やりかたを頭の中で反芻する。
たまたま、原田さんに同乗して頂けたこともあるので、適度な緊張感もある。
コースイン。奥のコーナーを時計回りに曲がり、裏ストレート(?)で加速して
2速でコンクリート路面部にさしかかる。やってみるか。ブレーキを強く踏み
多少無理矢理気味に1速に落として、ステアを半回転ほど入れるのとほぼ同時に
サイドブレーキをガッシャと引く。ほんの僅かなラグタイムののち、
しゅるるるっ!とクルマは回転を始める。ほとんど無意識のうちに、
ブレーキを踏み続けていた足はアクセルに移る。半分ぐらい回るまではサイドを
引きっ放し(離した瞬間に後輪のグリップが回復することが多かったので)にして
そこからサイドを離し、クラッチを繋いで立ち上がる・・・できた!
ありゃっ!?なんで!?なんで突然できるようになったの!?

ただの偶然かと思い、コース内側をぐるっと回ってきてから、再挑戦。
これがまた、何度やってもおもしろいぐらいにサイドターンが成功する。
しかも、手足が、勝手にターンイン→立ち上りに至る動作をしてくれている。
立ち上りは甘々な感じもするが、ともかくヨレヨレした最悪の立ち上りではない。
自分でも、なぜできているのかわからない。わからない。
何かの魂が乗り移ったかのようである・・・スズメの?
前田さんありがとう、原田さんありがとう、そしてスズメさんありがとう。

長時間占有していたことを思い出し、一旦コースから出る。
原田さんを降ろしたのち、興奮気味の私は、忘れないうちにもう一度、とばかり
行列に並び、先ほどと同じように、サイド引いてバコバコ回ってみる。
もちろん、右回りだけでなく、左回りも。回りっぱなしで左右に振り直し。
安物のドリフターのようなことをして、とにかく感覚を体に叩き込む。
ちょっとコースアウトなんかもしてしまったが、細いことは気にせず。
そこそこの加速区間がないと回れそうにないのはまだまだ甘いし
まだ初歩のテクしかできていないけど、でもともかく回れるようになった。
ただ、回れるようになったといっても、何をどうやって回っているのか
実はあまり意識できていない。これでは意味がない。
もっともっと場数を踏んでいき、感覚とともに理論を作らねば。
今までずっと、惜し気もなく色々と教えてくださった前田さんに感謝。

また長い時間コースを占有してしまったことを思い出し、慌ててコース外へ。

これで終わりにしようかと思ったが、原田さんがカプチ(原田号?)を
運転させて下さるとのこと。パワーが全然違うクルマだし、うっかり
突っ込みすぎて壊したりしたらマズイなぁ、何より明日は TTW 本番だし・・・
一度は辞退したのだが、しかしやはり「良く出来たカプチ」がどういうものか
乗れる機会があればどんどん乗ってみたいという心情もあり。
壊さないように注意して走ることを自分に誓いつつ、ちょっとお借りする。
このクルマの一番の(自分にとっての)鬼門であるところの
メタルクラッチにメゲそうになりつつ、エンスト1回でスタートラインへ。
前にお借りしたときは、もっと吸い付くようなクラッチフィールだった。
メタルは減るとナチュラルな繋ぎ心地になる、って言ってたっけな・・・

それでも多少は積極的に走ろうと思いながら、コースイン。
2速に入ってからの、地面を爪先で蹴り飛ばして走る加速感が心地好い。
パワーがあるためか、クルマ全体が大変に軽やかな雰囲気を醸している。
しかもタイヤが 540S。奥のコーナーのターンインで、アゼニスと同じように
慎重にターンインを心掛けるが、全然「屁でもネェよ」という感触。
立ち上りで舵を入れつづけてみるが、音も立てずに平然と曲がっていく。
スリップアングルなど微塵も感じさせない。サスの良さもあるのだろう。
あの程度の速度域では完全にニュートラルステアな感触しか受けない。
な、なんですか、この鬼のようなコーナリング性能は!

エンセキに乗っても、姿勢が全然乱れない足。
最終コーナーからペロッと立ち上り、コントロールタワー前で3速に入れて
曲がり始める少し手前で、110km/h ぐらいから減速して2速に入れ、突入。
キツイRのコーナーを軽々と曲がり、適当なCPからそのまま加速に入り
裏ストレート手前で3速に・・・異常に楽しくて楽しくてしょうがない。
ううーいいな〜。めっちゃいいなぁ・・・タイヤ→足→パワーの順に、欲しい。

念のため、サイドターンも試してみるが・・・1度しか回れず。
3〜4回ほど試してみるが、どれもヨーが出ずに失敗した雰囲気。
ステアリングの回し量とタイミングに問題があったとは思うが、
サイドのアソビをもっと詰めてみたら回れそうな気もした。
さすがにそこまで勝手にイジッたら怒られるので、今回は諦める。

走行後、原田さんにお礼を述べる。クルマについての感想は
ただひたすら「すごいクルマです」としか、いいようがない状態だった。
(それぐらい、ウチのクルマが全然できていないということ・・・(涙))
ボディーの剛性についても、タイヤの剛性が低いクルマに乗っている身としては
ぜんぜん気になりません、という感じであった。むしろ剛性の低さは武器になる
(ただでさえ後輪の接地力が弱いクルマだから、ボデーがしなったほうが
 トラクションが稼げて有利なような気がしないでも)と思ったり。
ただ、ブレーキのストロークが妙に長いことが気になった程度・・・。
これはラインロックが入っていることが原因かも?ということらしい。
ラ、ラインロックって、ゼロヨン用の装置じゃないんですか(汗)

最後に、原田さんからもサイドターンのアドバイスを頂く。
今年中には、なんとか回れるようにしよう。

冬の日はつるべ落とし。早くも日が暮れはじめた頃、帰宅。
寝不足もあり、疲れたが充実した一日だった。

帰り道、R369 を帰るつもりだったのだが、
曲がるべき交差点を誤り、県道25号を北上する羽目に。
去年の今頃に通って以来(99/11/14 の日記を参照。ちなみにそこに書かれている
「6番手ぐらいの最高に上手いドライバー」=「前田さん」である)であるが、
道自体はなんとなく覚えているので問題なし。
改めて見れば、前田さんの言うとおり、こっちのほうが 100倍ええ道ですな。
って、そもそもここ最近になって、R369 が愚かな道路工事の憂き目に合い
折角の快適なルートが掘り返され、デタラメ(てきとー)に再舗装されたせいで
ひどい凸凹道になってしまったっていうのが一番いけないところなんだけど。

太陽が沈んでいるので方角の見当がつきにくいが、とりあえず北に向かっている。
いくつもの集落を越え・・・をれは一体全体何処を走っているんだ?
と心細くなった頃、R369 の柳生交差点に戻る。警察署がある辺りだ。
ああなるほど、ここの道はこうなってこう繋がっているんだな!
こりゃあ、R369 をボコボコと走るより、このほうがずっとオトクだ。

いつものルートで山科に帰り、カレーを食って帰宅。
カレー屋からの帰り道にある、4車線道路の交差点での話。
先頭から4台目ぐらいのところで赤玉強制半固になっていた私。
やがて信号は青に変わる。先頭車からノロノロ動き出す。
ふと横を見ると、赤くなっているはずの歩行者信号を見ずに
道路を横断しようとしたバカカップルが、歩行者信号も見ず
しかも歩道からそう遠くない部分の真っ暗な道を横断しようとして
今まさに走りだそうとしている私の前を横切ろうとした。
こんな逢魔が時に、信号無視して車道に出てきたら危いだろうがァ!
をれが止まっても、横をすり抜けてくるバイクは止まらんぞ。対向車もだ。
車道信号はもうすっかり青くなっていることもあるので、前に出られる先に
行く手を遮ろうと、素早く前のクルマとの車間を詰めたら、
カップルの男のほうが、私に向かって大声で「あほちゃう!?」と叫ぶ。
・・・アホはお前や、っちゅうねん。
信号ちゃんと見てから道路渡りだせよ。
彼女を交通事故に巻き込む気かバカタレ。

ムカッ腹立てて帰宅。

11/26

昼過ぎに微睡みから覚め、布団から這い出す。
前日の、2時間睡眠が堪えているようだ。ジジイはつらいぜ。

もしゃもしゃと昼飯を食い、気が付くともう12時過ぎ。
この時間から名阪行って、TTW 見学してもしょうがないなぁ・・・
と思いつつ、身仕度を整えて本屋まで出かけ、雑誌類を買い込んで帰る。
運転中、どうしても眠気が催してきて困る状況だったから ^_^;

ふと、ミッションの入りが異常に悪いことに気づく。
冷えていると、1速にはいらない。4km ほど走ってようやく暖まる。
まだ Mobil1 のほうがマシだったかも。いったいこれは、どういうこと?
名阪でガンガン走っただけでへたったんじゃあ、あるまいねぇ。

帰宅後、眠くてもできる、屋根の軋みの修理を開始。
屋根を室内側から押すと「ギーッ・・・ギーッ・・・」と、軋む。
軋みの理由は、比較的簡単。ロックする金具についているプラ部品や
金具の蝶番部を一通りグリースアップして、位置を微調整して作業完了。
これでとりあえず音は鳴らなくなった。しばらくはオッケーでしょう。

屋根を外してあれこれやっていると気づくことだが、
至るところのラバー部品が、紫外線で劣化してヒビだらけになっている。
まぁ、そりゃあ、もう8年?9年?目の軽自動車なんだもんなぁ。
ゴム部品がヘタっても当然だわな。しかし。
これ全部変えたら・・・いったい何万円かかるんだろう?
(確か、外装のゴム部品は結構な値段だったはず)参ったなぁ ;_;
とりあえず、ドア上部のモールだけでも変えてしまわねばいかんのだけど
(サビてるから(汗))車検もあったし、保険の更新もあったし
予算的にはヒッジョーにキビシーって感じである。

一通りの作業を終え、なんとも気だるい午後を過ごす。
気だるいのは天候の所為ではない。体力不足の所為 T_T

ふと、忘れないうちにサイドターンの練習をしようと思い
近所の峠に向かうが、どうしても公道では練習できない。
「力一杯」ブレーキングして、「目一杯」サイド引かないと回れないから。
やってみようと思っても、当然ながら安全確保が第一という理由で、
中途半端な操作になってしまうので、尽く失敗。
いつも言ってることだけど、どこか、いいコソ練場所はないものだろうか!
(別にコソじゃなくてもいいけど、パイロン練習会って関西では無いしなぁ)
このままだと、回り方を覚えきる迄に、また回り方を忘れちまうよ!

やはり、こういうときは海沿いに住んでいるほうが有利だよねぇ。