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Cappuccino 日記(2001/4)

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4/1

シンドイ・・・ひたすらシンドイ・・・
とにかく何時間寝たか判らないぐらい、寝た。
シンドイときには、飯食って寝るに限る・・・。

昼前に起き出し、カプチにて本屋に向かう。
その道中、何やらうまく拭えない、妙な感覚がつきまとう。
先週の TTW で、何度も無理して1速に叩き込んでいたことが響いたのか
どうもミッションのシフトフィーリングというか・・・調子そのものが、悪い。
シフトアップの時ですら、何か妙にシンクロの爪に弾かれる印象がある。
こりゃオイルがダメだ。ミッションオイルを交換してやらないといけない。
でも、その前に・・・走りながら、できるだけ丁寧に、3→2→1へのシフトを
何度も何度も繰り返す。滑らかにシンクロ同士を擦り合わせるようにして。
本屋に到着する頃には、やっとシフトが調子よく入る感触が戻ってきた。
ふぅ。とりあえずは復活してくれたようだ(←時間と金が節約できて嬉しい)
いつも調子良く走って頂くためのご機嫌取りは、大変である ^_^;

ついでに言えば、E/G オイルが、かなり終わっているやうな雰囲気。
まだ交換してから 1000km だけど、5000rpm 維持(2速でね)で走っていると
なんとなく妙な摩擦感が感じられる。K-SPEC では存在しなかった感覚だ。
BP の 5W-30 は、この古い設計の E/G には、いま1つ適合しなかったか?
残念・・・。

本屋にて、今月号の PD を入手。
帰宅して、パラパラとめくってみる。
P.60 の「男はリアで尻流せ」のコーナー。
21世紀のリアかきベース車一覧が載っている。
リストを見てみるが、うーん。何かが足りない。
カプチーノ最大のライバル、PG6S がないことに気づく(汗)
うー?忘れられているのか、わざと書いていないのか?

本を読んでいると、妙に眠くなってきた。頭も重たい。
どうやら、昨日に引き続き、またもや風邪の症状が襲ってきたらしい。
まだ治らない。超ダウン状態。居間のソファーの上で、数時間寝込む。
折角の休暇だというのに、勿体ない ;_; でも眠いときは寝るしかない。
そこそこ眠って回復したので、よろよろと起き出して作業開始。

まずは車体をかるく水洗いして
長らく放ったらかしになっていた GPS アンテナを、インパネに貼りつける。
GPS 受信箱と WindowsCE マシンを接続し、データ取りのために試走してみる。
結果、方位角はほぼ正確に出るが、速度が 10km/h ほど遅く出る傾向がある。
純正のスピード計にそこまでの誤差があるとは考えられないから、
NMEA で得られる knot 単位の速度から km/h に変換する換算式に
間違いがあったか・・・と思いながら、一旦帰宅。
ソースを見てみると、knot を 1.6 倍している。あれっ?
これって km → mile の時の係数だよなぁ・・・間違えてる>自分
正解は、1knot=1.852km/h なので、1.852 倍しないといけないのだ。
ということなので、大体 10km ほど遅く出ていた理由もわかった。
早速その辺を修正して、ついでに走行ログを取れるようにしておく。

デバッグ用の走行ログ取りのため、将軍塚に向かう。
ちょっと走ってみるが、タイヤから受けるヨレの感じが酷く
ほとんど頑張る気になれない。うーん。前はそうでもなかったのに。
Sタイヤのソリッドさが、もう身に染み付いてしまったようだ ^_^;
そんな感じで、ゆったりとした速度で終端付近のブラインドカーブを抜ける。
すると、普段なら絶対に何もいないようなところで、痩せこけた野犬が二匹
車道にはみ出して歩いていた。うお。車速を落として置いてよかった・・・
最近、妙に「当たりパターン」が多い。十分な用心とともに、厄払いが必要だ。

将軍塚を一通り走って、走行ログデーターも取れたので、
五条坂に抜ける。西行きの道に合流するところで、車の切れ目を待つ。
なかなか切れ目が来ないので、なんとなく対向車線のほうを見てみる。
バス停のために少し広くなっているところに、赤灯が回っていた。
あれっ?あんなモン(赤灯)、あんな所にあったっけかなぁ?
と思いながらレーダ探知機を見ると、強烈な反応が表示されていた。
なるほど・・・今日に限って、ネズミ取りか。

でも珍しいな、ここ数年、ここでの取締は見かけなかったのに。
取締パターンを変更しているようた。気をつけねばなるまい。


4/3

誕生日が襲来。
ついに 28 歳になってしまった・・・


4/4

週末の仕事の段取りがうまく付きそうな
そんな気配がしてきたので、岩井保険さんの練習会に
当日参加扱いで申し込み。

あとは、何も問題が起きないことを祈るのみ・・・
しかしながら、私の命運を左右する客先からの業務連絡は
今だ跡絶えたままなのだった。頼むから早く連絡くれ〜

帰宅して、2年10ヶ月ほど愛用してきた Lib100 の筐体を、洗剤で掃除。
「蓋」と「本体」を繋ぐ蝶番付近のところの蓋側に、亀裂が入っているのを発見。
ああ・・・ついに、ボデーのこんなところまで、いかれてきたか・・・
4月末の秋葉出張ついでに、チチブで液晶の蓋だけ買ってくるかなぁ。


4/6

早く帰宅できるかどうかわからないので、
親に「ガソリン 15L 買っといて〜」と依頼。

明日は、ドライでのSタイヤの使い方の練習と、
車高の再調整が課題、ってところかな・・・。


4/7

納期的に、かなりヤバい状態だった仕事。
運良く、先週中にカタをつけることができた。
というわけで仕事については、後顧の憂いは何もない。
今日は胸を張って、岩井保険さん主催の練習会@名阪Cに出向く。

ところで最近、寝不足のせいか、練習会に遅刻することが稀では無い。
これは大変に良くない傾向である。この悪習慣を断ち切るために
練習会前日の晩は、できるはぎり素早く寝ることにしている。

というわけで、今回の就寝時刻は、最高に理想的な 22時。
そのお陰で、今日は大変に目覚めの良い朝を迎える。
朝4時にセットした目覚まし3つのうち、1つめが鳴った時点で
(目覚ましは、それぞれ時刻を5分ずつずらして設定してある)
なんのグズリもなく、スパッと起床してしまえたぐらいだ。

飯を食いながら、天気と天気予報をチェック。
朝4時の時点での天候は、関西以西全般に渡って、晴れ。
天気予報でも、今日は一日中晴れっぽいことを言っている。
しかし、前日までの予報(雨・・・)が、気にならないわけでもない。
早く起きたこともあるし、ここは着実に、屋根下狙いで行くことにしよう。
というわけで、自宅を4時半過ぎに出発し、予定通りの6時前に到着。
しかし、まだゲートが開いたばかりという早い時刻であるにも関わらず

本気モードの競技車によって、パドックは埋めつくされていた。

ああ、彼らの底力を甘く見ていたワタシがバカだった・・・
最新の天気予報通り、このまま晴れ続けてくれれば、問題ないが。

露天で荷物を降ろし、清々しい朝の光の中で、タイヤ交換など走行準備を開始。
タイヤ交換作業のついでに、F車高を変えよう(若干上げよう)と考えたが
プリロードは、既に調整幅の上限値目一杯までかかっている状態だった。
ケースで上げればよかったのだが、直感的に「このままにしておくべき」
という気がしたので、現時点においては、とりあえずF車高は変更せず。
今日走ってみて、タイヤとフェンダーが明らかに干渉したら、上げてみよう。
また、右Rタイヤの交換中、ダストブーツがズタズタに切れているのを見つける。
まだ4ヶ月しか使ってないんだけどな・・・また、これだけ買いに、TTW まで
行かなきゃ。面倒だなぁ・・・何かのついでということにしたいなぁ。
鈴鹿山脈の温泉紀行?それとも、Rブレーキパッドの購入?金ないけど ^_^;

そんなこんなでタイヤ交換は完了。
空気圧と減衰力を、それぞれF:1.7kg/cm2/R:1.7kg/cm2、及びF:3/R:2に設定。
4点式ベルトをシート裏から引き出して・・・これで、クルマの準備は完了。

エントリーを済ませる。岩井さん曰く、当日エントリーとして申し込んだ中では
私はほとんど最後尾だったらしい。天気予報では「雨」となっていただけに
様子見をしていた人も多かったようだ。結局、当日エントリー申し込みのうち
遅くなった20人ほどは、断ることになってしまったらしい。危なかった ^_^;
次からは、なんとか上手く仕事の段取りをつけていくようにしよう・・・。

ゼッケンを車体に張り付け、頂いたコース図をざっと眺めていると、
何処かで聞いたようなエキゾースト音が、入口方面から聞こえてきた。
ぽってり湿った、F6A 独特の排気音。その聞こえる先に視線を飛ばすと
朝日に輝く銀色の鯖の姿が見える。ああ、あれは前田師匠だ。
どうやら、本日唯二の、軽自動車での参加者になったようだ>回りを見て
とりあえず、挨拶に向かう。しかし何やら前田さん、傷心のご様子。
例の「AZ-1 受理しちゃったの?」事件のせい。大変だ・・・。
詳しい事情はわからないが、仮に今後急に参加できないということなれば
今まで参加できていたことと、完全に矛盾してしまうような気がする。
とにかく、良い方向にソフトランディングすることを祈るのみ。
さて、今回の鯖号のビックリドッキリメカを、解説しよう。
まずは、新タイヤ。D98J の 175/60-13 GPS コンパ。
明日のチャン戦、および来週の全日本戦のためと考えてよいだろうか。
敢えて A048 SS コンパを選ばない理由を聞いてみたいような気も、する。
続いて、KURO ちゃんさんも使われていた、マジックキャンバー。
ごく簡単に説明してしまえば、カムシャフトのような形をしたボルトだ。
ストラットとナックルを結ぶボルトのうちの1つをコイツと交換すれば
ストラットとナックルの間に微妙な角度をつけられる=キャンバーを付けられる。
形状からして、純正のボルトよりも強度は落ちると推測されるのではあるが
商品には「その辺は、まぁ、心配するな」という能書きがついていた。
で、こいつがリアに装着され、3度ばかりのネガキャンバーがつけられる。
最後は、チャンピオンシップホワイトに塗られた、TypeRヘルメット。
ホンダソウイチロウさんの魂により、精神的には数馬力ほど up するだろう。
こういうのを見ると、やっぱり自分も何か小技をかましたくなってくるもの。
何かいいネタは無いか・・・って、そういうことを考える日じゃなかった ^_^;
あと、TTW の時に借り損ねた 5kg の直巻きバネを、ここでお借りする。

本題に戻る。
今日のコース設定は、なかなか面白いものが1つと、そうでないものが1つ。
”そうでないもの”のほうは、全日本設定。オーソドックスな設定だ。
”なかなか面白い”ほうは、妙なところに180度ターンが設置されていたり
右下のカーブでショートカットするようになっていたりと、見慣れない設定。
これは確実に完熟歩行して、しっかりとチェックしないといけないなぁ〜
と思いつつも、前田さんと若干話し込んでしまい、完熟歩行に行く前に
歩行時間が終了し、ドラミが始まってしまう。しまった・・・(汗)

ドラミにて、いつものように色々と説明が入る。
その中に、今日はD車両が来るが、順番待ちの列の中に混ぜて待機させると
オーバーヒートを起こす可能性があるから、ときどき割り込みで入るよ云々
という説明があった。さすがD車両、まさにレーシングマシーン。
走るだけなのに、なんとも手間のかかることである。

ドラミが終わってすぐに、走行開始。
私はBグループに登録していたので、少しだけ時間があった。
パドック上の観客席(?)に登り、他のクルマの走行を見る。
さすがにチャン戦ドライバーばかり来られているということもあって
走る車はどれもこれも、見事な迄に美しいラインを描いてコースを駆け抜ける。
いあ〜、凄いね〜、見ていても勉強になりそうでならない(巧すぎて)ね〜 ;_;
で、Aグループでエントリーされていた「A1の星」前田さんはと言えば
まだ皮剥きが終わっていないせいか、さんざんぱら暴れまわっていた ^_^;

さて、人のことをどうこう言ってはいられない。ほどなく、自分の番が来る。
1本目。スタートラインに進み、スタートの指示を待つ間、コースを反芻。
あそこをこう曲って、次はこう曲って・・・よし!いつでも走行 OK!
こちらの準備が完了したのと同時に、スタートの指示が出る。
いつもよりも長めにアクセルを踏んでから、クラッチを一気に繋いでスタート。
5000rpm オーバーでスタートするが、ほとんどホイルスピンせずに飛び出す。

おおっ、さすがはSタイヤ・・・

などと結構な勢いで飛び出したのはいいが、完熟歩行してなかったので
1本目については、ラインのチェックを行ないながらの走行となる。
最初は、少しばかり無理をさせ気味な感じで、各コーナーを曲っていく。
全体的に、進入時のブレーキングで、フロントがもう1つ耐えてくれない雰囲気。
ラジアルのときのように「だらしなくブレーク」という状態ではないのだけれど
やっぱり、つんのめるようにして曲っていくという、イヤな癖が出ている。
SSR コーナーを回るときでも、ブレーキを遅め&強めにしてみると
多少なりとも、フロントが負けている雰囲気。
ズズズズッとフロントタイヤのフチを巻き込みながら、曲がっていく。
これでは、アクセルを踏み込んでいくことができない。
まだ、路面温度 or タイヤ温度が低いのか?
それとも、ブレーキがあまりにも強すぎるか?
ひょっとして、セッティングが根本的にまずいのか?
可能性はいくつも考えられる。1つづつ、潰していくしかない。
一番大きな可能性は、ブレーキが強すぎるということだ。
次の走行では、まずここを変更してみよう。
サイドターン地点でサイドターンを試みるが、こちらも見事に失敗。
減速は十分にできるのだが、リアが全くロックしないため、回らない。
全体を通じて、リアのグリップが勝ち気味すぎる感じもした。対処を考えよう。

引き続いて、2本目。
さっき、ちょっと失敗したナ〜と思ったところのラインを、修正。
ブレーキングも修正し、踏力をもう少し弱め、かつ早めに踏みはじめる。
全体的に、グリップの出方は悪くなくなってきた。Fタイヤが、よく踏ん張る。
これはきっと、タイヤが暖まったからっていうこともあるのだろう。
しかしながら、サイドターンの部分は、さっきと同じように失敗。
3速まで入っている直線の直後にあるターンだから、回る力については
ありあまるほど存在しているはず・・・絶好のポイントで、回れないなんて!
かなり悔しい。一見、ドアターンのように見えなくもない旋回なのだが
実際はただの超低速・最小半径旋回になってしまっているというのも
悔しさを倍増させる現実だ ;_;

2本走ったので、次のグループの走行に移る。
その間に、直すべきところを直していこう。
まずは、空気圧だ。車高バランスが前落ち気味なのに
駆動力がでかくない領域ではリアが勝ち気味な感じがするのだから、
えーと、まずはリアの空気圧を、ちょびっと上げてみるか・・・。
空気圧力を調整する前に、タイヤ表面をチェックしておく。
触ってみると、タイヤ表面はぐにゃぐにゃで、Sらしい粘りが出てきた。
交換当初は、そうでもなかったのだが。やっと SPS コンパの暖気が終わったか。
前後タイヤのトレッド面をあらためて見てみると、どちらも
内側1cm〜1.5cmほど、接地していない部分がある。これは勿体ない。
アゼニスが微妙に偏磨耗していた理由も、頷けるというものだ。
これに対する一番簡単な対処法は「適度なネガキャンを付ける」である。
しかし、トー・キャンバー調整自由自在のリアはいいとして、
フロントのキャンバーの調整は、ノーマルでは不可能なのであった。
ナックルとロアアーム付け根を接続する部品を、交換せねばならない。
A車規定が云々というのもあるが、なによりも「金が勿体ない」。
ここはなんとか、運転のやり方でカバーする方法を考えてみよう。
そんなことを考えつつ、リアの空気圧を 0.1kg/cm2上げる。

しばらく、他の方の走行を眺めたり、クルマの下回りを清掃したり
ジャッキアップの新しい方法を考えたりして、時間を過ごす。
それでもまだ時間が余っているので、さっきの走行時に気づいたことを
コース図にいろいろと書き込んでいく。

ややあって、3本目。
無駄にギアを下げていたところで、下げずに処理するように変更。
いくつかのコーナーで、ブレーキからテールの流れを誘発するよう、練習。
オムスビの頂点は、立ち上りの処理も含め、ちょうどいい練習台。
また、右上の肩の部分も、いい練習台だ。
この2つを重点的に攻め込んでみよう。
などと調子良く走っていたのだが、
右下のセクションから中央部に戻る直線部分で、2速→3速に上げるとき
なぜか急にシフトが硬くなり、ギアが入らずに失速するという現象が起きた。
無理に入れようとすると、カカカカッっとシンクロの爪に弾かれてしまう。
おっとっと。これは一体、どうしたこっちゃ?
一瞬、ミッションが壊れたか?と思ったが、落ち着いて入れ直すと
今度は別になんともない様子で、ギアは入ってくれた。何が起きたのか?
ちょっとだけ不安が募る。ミッションオイル、やっぱ変えたほうがよかった?
ところで今回も、またもやサイドターンを失敗。リアがロックせず。失意。
なかなか、上手くいかないものだ・・・。

さらに4本目。
課題としては、それまでと同様の項目について練習。
その途中、何の前兆もなく、いきなり不思議な現象が起こり始める。
右下から中央部分に戻ってくる途中の直線部分(さっきと同じ場所)において、
やっぱり2速→3速にシフトアップするのだが、まったくおかしなことに
それまでと同じ調子でレバーを操作すると、5速に入ってしまうのだ。
最初は、妙なところに力が入りすぎているからミスったのかな?と思ったが
決してそれだけではない。かなり意識的に、少し左側に寄せ気味にして
シフトを押し込まないと、3速が選択されないのだ。

なんだぁ〜、やっぱり壊れちゃったのかぁ?(涙)

でも、普通に走っているときには、ちゃんと普通にセレクトできる。
街乗りモードの際には、その操作にまったく何の違和感もないのだ。???。

んで、ちなみに結局、最後までサイドターンは成功せず。むづかしいな・・・。
いくらラジアルで練習して「デキタ」と思っても、Sタイヤでは別物だ。
そう考えると、一年間ラジアルで頑張ってきたことについては
良かったこともあったが、悪かったこともあったということになる。
良かったことは、タイヤのグリップに下手に頼る走りにならずに済んだことと、
タイヤが滑ること@競技場について、特別な恐怖感を持たなくなったこと。
悪かったことは、タイヤのグリップ(特に、横方向)を信用できなくなったことと
ハイグリップなタイヤからグリップを奪う能力を培うことができなかったことだ。

この時点で、かなり昼休みに近い時間となった。
ラーメンでも食おうかと思い、ABコース脇に行ってみるが
案の定、自動販売機には、箸が一本も無かった。たまには補充せい!>管理者
しょうがないので、その足でEコースまで向かい、何かやっているのを観戦。
どうやら、こっちでもジムカーナのようなものをやっているように見えたのだが、
どういう団体がどういう意図で主催しているのか、全然わからなかったので
早々に引き上げた。やっぱり、まったくの第三者として見ている立場になると
全然面白くないんだよなぁ・・・と思ったりする>ジムカーナ
もちろん練習会である分には、地味でも全然問題ないと思うんだけど
これが競技会ということになれば、観客の立場の人も来るわけだから
やっぱり放送とか結果の表示とか、もっと凝らないといけないよね。

結局、昼飯は諦めて、飲み物1本で代用することにした。
相も変わらず、不健康・・・

やがて、全ての人が4本目の走行を終わり、コースオープンとなる。
今度こそはちゃんと、完熟歩行する。

今度もまた、思いついたところを、コース図に書き込んでいく。
共に連れだって歩いた前田さんから、ライン取りなどについて
いくつもアドバイスを受けたので、それも全部コース図に書いていく。
お陰さまで、今回はなかなか、情報量の多いコース図になりつつある。
それにしても、そういう大事なことを、全部人に教えちゃっていいのかなぁ?
なんといか、大変に太っ腹というか、めちゃいい人というか、
おもいっきり余裕をカマされてしまっているというべきか、しかしながら
あくまで推測ですが、とても大事な点を隠しているに違いないと思われ。
というか ^_^;

そうやって、比較的密度の濃い完熟歩行を進めていると
外周の部分を残した時点で、完熟歩行の時間が終わってしまった。
なんちゅうこっちゃ ;_; またもや・・・

やがて、昼一番から5本目が始まる。
この時点でも、天候は大変に良く、路面温度もめちゃくちゃに高い。
なぜか路面までがねちゃねちゃしていたので、高いグリップが期待できる。
他の人の走行をよく見て、ライン取りを確認。それから自分の走行に移る。

5本目。
基本的に、内周は無理な突っ込みを避け、そこそこ丁寧に走る。
対して、外周ではブレーキからのテール振り出しの練習に、ひたすら集中する。
かつて PG6SF さんが仰っていた「ブレーキを入れて、ステアを切って
ブレーキを緩めるとテールが流れる」(抜粋)を基本操作として、
普段よりもブレーキをこころもち弱め、かつステアの切り込み速度を上げる。
タイヤが追従するかどうかわからないが、ともかくスパッと切り込む。
すると、気持ち良くテールが出る。いい感じに「ズロッ」と向きが変わる。
おお、こりゃいいや。ラジアルの時よりも(ここまでなら)ずっと簡単だ。
しかも、「Sタイヤは急激にグリップ限界が出るよ」などと聞いていたが
テールの動きは、アゼニス時と比べて全然マイルドな感触。
まだ対応が不馴れだが、うまく体を慣らしていけば、対処可能な感じ。
オムスビ先端の他、右肩の部分など、リア荷重抜きを試せるところは
全てその操作を試して見る。結果として、立ち上りに移る時に、どうも
リアが落ち着かないというか、駆動力が抜けてしまうという症状が出ることを
確認する。これは・・・設定でどうにかしないと、しょうがないな。
リアはこれ以上プリロードを掛けられないし・・・はてさて?どうすべきか?

6本目。
さっきと同様、テール振り出しに血道を上げる(練習、練習・・・)
あまりにも調子に乗りすぎて、オムスビの頂点辺りで、コーナー内側に巻き込む。
いつもと違い、フロントが食い付いているため、外側に逃げることができない。
(とっさにカウンターを入れるという動作を行なうことは、できなかった)
速度が落ちてリアのグリップも回復しつつあったため、このままだと
内側のエンセキを乗り越えて、コースアウトになってしまう!
反射的に、底までブレーキを踏み込み、フロントをロックさせて逃し
事なきを得る。いあ〜、まだまだ経験が足りませんな〜 ^_^;
途中までは、そんな感じでまぁまぁ順調に走っていったのではあるが
あるカーブを立ち上がって、2速→3速に上げようとするところで
またもやギアが入らない。挙げ句、5速に入ってしまう。
ありゃっ、3速に入れたつもりなのに。さっきと同じじゃないか・・・
お陰で、一番速度を乗せたいところで、見事ヘロヘロになる ;_;
また、出口近くに戻る部分を2速フル加速状態で突き進んでいるとき
こちらに向かってくるD車が目に入る。実際には、彼は出口に向かっていたのだが
反射的におもいっきりビビりが入ってしまい、1秒ほどアクセルが緩む。
以上の点を、走行した直後、前田さんに見事に指摘される。
とにかく、何もしていない時間が多すぎる・・・と。
ブレーキを踏まないならアクセルを踏む、アクセルを踏まないならブレーキを踏む
どちらも踏んでいない時間を作らないようにしましょう、と。
ああ、モタついていたのは、外から見たらバレバレだったのね ^_^;
また、何にもしてなかった(できなかった)区間が多いという指摘の他、
どこでもかしこでもテールを振りまくっていたことを、指摘される。
いあ、これは振り出し練習のために、わざとめちゃめちゃやってるんです ^_^;
(Cコースは、スピードが乗ったコーナリングが楽しいってのもあり・・・)
とはいえ、今日はもう残りの走行本数が少ないから、振り込み練習はここまで。
指摘された点を中心に、最後はちゃんと真剣モードに切り替えよう。

先に受けた指摘の中でも、何もしていない区間が長いというのは、問題だ。
ミッションが入らなかったということは、単に時間軸で重なっていただけで
「ブレーキが間に合わないような気がして、アクセルを踏み切れていない」という
メンタルな部分での問題があることは、最近は特に自覚しているところ。
指摘されているということは、それが外に出てしまうほど影響しているのだから
今後は、特によく気をつけていかなければならない点だということ。
いつも正しい指摘をして下さる前田さんに、感謝感謝。

7走目。指摘された点を修正することを中心に、走行。
とりあえず、今は走っていても「怖い」と思う部分がないから、進歩しない。
指摘のあった「何もしない区間」を徹底的に削って、もっと気合いいれて
ガンガン走ってみよう。タイヤのほうも、良い具合いに暖まって絶好調なのだ。
だから、ちょびっと「怖いかな?」と思うぐらいの感じで走ってみる。
結果としては、カーブからの立ち上りでまだ辻褄が合っていない部分があり
速度と時間を無駄にしている部分はあるなぁ〜と感じられるものの、
全体としては結構良くなったみたいな感じ。

一応、これで規定本数の走行が終わった。
後片付けでも始めるかな・・・と思いつつ、雑談。
ミッションが1→2→5と入ってしまう件については、
カプチーノでは比較的メジャーなトラブルであるらしい。
やっぱり、ミッションマウントを硬くしてやる必要がありそうだ。
強化マウントを買う金はないので、たぶんシリコンコーク等を使って
純正マウントに存在するスグリ部分を埋めてしまう、とかいう
きわめてチープな対処方法となりそうだが。

そのうち、フリー走行が始まる。
ここぞチャンスと思い、前田さんの AZ-1 に同乗させてもらう。
考えてみれば、いつ以来かな。長いこと、誰かの横に乗せてもらって
いろいろと学び取ることをやらなくなっていたような気がする。
今回は、初心に戻ってみることにした。

スタート。加速力などには大差なし。"装備差"が埋まりつつある証拠か。
その後、カーブへと突入していく。ここで決定的な差が出る。
まず、ブレーキ(旋回?)開始ポイントが、果てしなく深い。
本能的に「こっ、怖っ!」と感じてしまうぐらい、奥まで行くのだ。
しかし、そこで怖さを感じているのが、自分に取って一番欠けている点。
早くも、走り方というものを、こぢんまりとまとめてしまっているのだ。
タイヤおよびサスペンションの能力は、まだまだ余っているのに。
なお、ブレーキの強さは、意外なぐらいに弱かった。つまるところ
止まるブレーキにしても、かなり弱め(自分比)になっているということ。
そうか、こうしないと曲がらないんだな。というか、こうやって曲げるんだな。
結局、縦向きの力(勢い)をブレーキで全部殺しちゃうのではなくて
ブレーキで、横向きの力(勢い)に変えてやらないといけないということだ。
そのためには、過度のブレーキは百害あって一利無しというところ。
うーん、やはり上手い人の横に乗せて貰うのは、大変に勉強になることだ。
当面のミソは、「Gの横方向への配分」と「正しいブレーキング」だ。
ちなみに、「正しいブレーキング」とは、詰めていく方向ばかりではない。
最適な踏み始めの位置からのブレーキング。それは、相当手前かもしれない。
その位置を正しく見極めたブレーキングのこと。めちゃむづかしいぞ ;_;

ちなみに、この時に出したタイムが、その日では一番良かったらしい>前田さん
確かに、破綻も引っ掛かりもなく、果てしなく滑らかな走行だったなぁ・・・
いい走行の時に乗せて貰ったもんだなぁ、と、自分の運の良さにニヤリ(笑)

今度は、自分のフリー走行の番。
立ち上りの挙動がフラついていた、というアドバイスに従い、
減衰力設定をF:4/R:4まで上げてみる。これが丁度中間の強さ。
そのお陰と考えて良いだろう。クルマの動きが、ぐっと引き締まってくる。
コーナーからの立ち上りでの妙なふらつきも、随分と収まっている。
ブレーキも、心持ち奥気味に取りながら、必ず「旋回する力」を残すよう
踏力を微妙に調整してみる。箸で豆腐を掴むような、そんな感触で・・・。
先ほどから何度も失敗していたシフトアップも、慎重に行なう。
うまくいきはじめたところのブレーキングドリフトの練習も混ぜながら
一通りを滑らかにこなしてみる(いくつもの失敗点はあったのだけど・・・)
さっきよりも、随分と良くなってきた。よしよし・・・

結果、A1 で一番早かった方からは6秒落ち、前田さんからは1秒落ち。
前田さんはほぼ常時2名乗車だったから、実質は+1秒ほど補正がついて
2秒ちょい落ちぐらいってところだろうか。射程圏内?いや、まだまだ・・・

いろいろ雑談ったのち、18時少し前に撤退を開始。
20時から開催されるカプチMLのOFF会@天理ラーメンに行こうかとも思ったが
まだかなりの時間が余っていたことと、やたらしんどかったこともあり
おとなしく尻尾を巻いて、とっとと帰ることにした。

帰宅途中、R307 にて前を走るトラックのテールライトを見ているうち
何度も何度も、そのまますぅっと夢の中に落ちていきそうになった ^_^;
あれは絶対に、催眠効果があると思うぞ!(笑)>テールライト

帰宅後、タイヤ等の後片付けをしてから就寝。よく眠れた。


4/8

最近、何もしなくても、クルマが独りでに黄色くなってしまうことが多い。
いわゆる、大陸から海を越えてやってくる「黄砂」が降り積もるからなのだが
これがなかなか厄介なシロモノで・・・ただ降り積もっているだけなら良いが、
積もった上に雨が降ってきたりすると、クルマが見事な豹柄になってしまう。
これは、見栄えがよろしくないという問題を起こすばかりでは無い。
排水経路の途中まで、雨によって中途半端に流されていった砂が
血管中のコレステロールのように、どこかに徐々に堆積していき
錆防止に重要な「排水路」を詰めてしまう原因にも、なりかねない。
というわけで、朝から大量の水を使い、洗車&ワックス掛け。

一通りの清掃が終わったので、ついでに錆取りを開始。
サイドシル下の部分のサビ取りだ。ジャッキアップ作業などにより
塗装の割れが起こりやすい場所だから・・・と思っていたのが、やはり
セオリー通り「塗装の割れている場所」が、面白いように錆びていた。
(って、錆びていること自体は、何も面白くないが ;_;)

ちょっとした塗装の割れ目を見つけては、マイナスドライバーでごりごり削る。
見た目には極めて小さな(長さ 5mm 程度)罅割れでも、油断はできない。
水は確実にその亀裂から忍び込み、下の鉄板を広い範囲にわたって冒している。
だいたい、亀裂の周囲 3mm ほどの半径は、サビにやられていると考えて良い。
今回も、全ての亀裂について、この経験則が当てはまってしまった。
ここまで予想通りだと、逆に楽しさすら感じてしまう(笑)
サビの侵食が止まっているところまでの塗装を広い範囲で削り落としてから
#80 のペーパーを使い、赤茶けた鉄板が銀色になるまで、丹念に削り落とす。
その後、脱脂してからレノバスプレーを吹き掛け、下地処理を完了する。

続いて、この上から上塗りをする必要があるのだが、乾燥に6時間は掛かるので
今日は作業を続行できない。他の部分のメンテナンスを行なうことにした。
ボンネットを開け、エンジンルームを覗き込む・・・さて、どこを触るか?
ふと、表面の塗装が剥がれ、あちこちに赤錆が浮き出したストラットタワーバーが
目に止まる。これがまた、大変にみずぼらしい・・・。
よし、次はこれのサビを落としてやろう。

タワーバーを取り外し、ワイヤーブラシでゴシゴシと表面をこすってやる。
サビだけでなく、簡単にサビを呼んでしまった、弱い塗装も全て剥すためだ。
案の定、軽くこすってやるだけで、塗装はベリベリと剥がれていく。
テ○○カと印刷で書かれた文字も、あっという間に剥がれていく ^_^;

錆び落としに使ったものと同じペーパーを使って、丁寧に表面を磨き直してから
POR-15 METAL READY を吹き付け、下地処理&錆止め処理を行なう。
錆止め処理を行なった時点で、鉄色をしていた表面は、どことなく
チタンっぽい色合いに変わった。リン酸処理された鉄の色だったかな、確か。
なんとなく格好良かったので、しばらくそのままにしておくことにした(笑)

ここまで作業を進めた時点で、時計の針は5時を回った。
おっといけない、そういえば jab-row に、オイルを持っていかねば・・・
今日は引っ越し作業が行なわれるということで、オイルを引き渡す予定の
にしむらさんが来られている可能性が高いため、である。

裏道を通り、30分ほどで現地に到着。
どなたか居られるかと思ったが、、、jab-row は既に真っ暗だった。
うっ、遅かったか・・・引っ越しは、終わった後だったか・・・
と思ったが、よく見ると、荷物を満載した AZ-1 3台+GTI-R 1台が
入口の前に止まっていた。ふむ?ということは、どこか
飯でも食うために、移動されているのか。
まぁ、しばらく待ってみるか・・・

暗くなり始めた空に、一陣の旋毛風が舞う。
春とはいえ、さすがに日が暮れると、寒いな。
缶コーヒーでも買おうかとした、その時。
山の方から、威勢の良い排気音が舞っているのが聞こえてきた。

ブォーン、ウォーンーーーーウォーーーン。
どこかで聞き慣れたような音。デジャヴを感じる。
・・・どなたか、裏側を通ってこっちに来られたのかな?
状況が変わることに期待を込めて、音の聞こえるほうを見る。
音は、時の経過とともに、間違いなく近づいてくる。

やがて、緩いカーブの外側に立つフェンスを照らす
生暖かい色をしたヘッドライトの光が見えた。
光はどんどん近づいてくる。さぁ、誰だ・・・
来たっ!

亀のような歩みで、Opti がやってきた。

はぁ?Opti 乗りって、いたっけな?
一瞬かなり悩んだが、べつに悩む必要もなかった。
音は、そのクルマから聞こえてきたわけではないからだ。

ただの、近所の住民のクルマらしかった。静かに過ぎ去る Opti。
・・・ええい、紛らわしいタイミングで、目の前に出てきやがって! ;_;

しかし不思議なことに、その車が過ぎ去った時と同時に、
それまで聞こえていた排気音は、聞こえなくなった。
ふぅむ・・・幻聴?疲れてるのかな ^_^;

期待が大きかっただけに、なんだか脱力してしまった。
ヘロヘロになったところに、再び、威勢の良い排気音が。
はぁーもういいよー誰だよーと思ったら、今度は前田さんだった ^_^;
チャン戦帰り。今日は、そう落ちこんだ様子でもなさそうだったので、
来週に繋がる手ごたえはあったのかな?という感じに見えた。

前田さんとともにしばらく待っていると、やがて
巨大なワンボックスがやってきた。中には、MS隊の方々が。
どうやら、推測は当たっていた様子 ^_^

見ると、にしむらさんが居られたので、オイル引き渡しの用事を果そうと思い
開け放たれた jab-row のドアの中に居られたにしむらさんに声を掛ける・・・
が、視界に入ってきたのは、ドロボウでも入ったかのように荒された、室内。
まだ輸送が完了していない(というか、取り掛かれていない?)ようで
あらゆる荷物が床に散らばり、混沌とした様子を呈していた。
うう・・・いくら、にしむらさんご本人が居られたとはいえ
やっぱり、オイルを持ってきたのは、間違いだった?

ということで、にしむらさんに、おずおずと話を切り出してみるが
状況を説明しても、氏の頭の上に浮かんだ「?」マークが、なかなか消えない。
どう見ても、「お前は誰やねん?」という表情をしておられる。ああっ(汗)
そういや・・・こっちが一方的に、にしむらさんのことを知っているだけで
あちらは、私が何者なのか、全然ご存じじゃあないんだわな、わはは ^_^;
それでも何とか状況を理解して頂くことができたので、打診してみるが
大変に幸いなことに、この場にて引き取って下さるということになった。
無理矢理押し付けたような形になってしまって、ごめんなさい m(_ _)m
見た目はアレですが、モノはちゃんとしたものですので ^_^

その後、しばらくその場に留まる。
ふと、PG6SF さんの AZ-1 の青いリアウイングの両側に
JASDF 飛行教導隊の部隊マークが張ってあることに気づく。

し、渋い・・・

PG6SF さんが張っておられることに、納得してしまった私だった。

やがて時計の針は、20時を示す。
飯屋に行く皆様と別れ(って、さっきは何処に行ってらしたの? ^_^;)
私は一人、宇治山中の峠を抜けて、帰宅の途につく。

この峠、一部を除いて 1.5 車線幅しかない所為か、交通量は0に近い。
今日のこの時間もまた、私以外の通行車は3台しか居なかった。
そのお陰で、今回もまた、快適なワインディングドライヴを満喫。

やがて、楽しい峠も終わりに近づき、ダウンヒル部を下りきったところにある
超狭いシケイン部分に、差し掛かる。普段ならクールダウンにかかる場所だが
なぜか今日は「・・・サイドを引いてみよう」という発想が浮かびだす。
そんなこと、絶対に思いつかないような狭さを誇る場所なのに、である。
理性エンジンがちょっとでも動いていたら、そんなことはやらない。
・・・それなのに、ああ、それなのに・・・
左手は、勝手にサイドブレーキを引いた。
また、こんなときに限って、リアはちゃんとロックするのだ。

まだ結構なスピードが残ったまま、シケインに頭を突っ込んでいる状態で
ずりゅりゅ!とテールが出始める。景色の流れが狂い始める。
リアから感じるどっしりとしたグリップ感が、スッと消え去る。
そのとき、ふっと理性エンジンが起動して、状況を把握。

あっ、これはやばい・・・
やばい・・・
やばい・・・
アウト?

一瞬、いろんな意味での死を覚悟した。
しかし幸い、DNA GP は、致命的なほどにはグリップを失わなかった。
スキール音とともに少しリアが流れただけで、総合的には姿勢は乱れず。
そのお陰で、特に何事もなく、復帰。そのまま静かに峠を下りきる。
ありがとうヨコハマ。ありがとう DNA。

全てが終わったあとで、冷たい汗がダラダラと流れ出す。
なぜ、あんな場所で、あんなことをしてしまったんだ?
なぜ、私の左手は、勝手にあんな動きをしてしまったんだ?
なんかおかしい・・・今日は、はやいとこ眠ろう(汗)

帰宅後、頭が痛くなってきたので、即座に爆睡。
・・・風邪、引いたかなぁ・・・


4/9

会社の創立記念行事ということで、そこそこの時間に帰宅。

日曜日に下回りのサビ落としをしたところに、
サテライトシルバーとクリアの上塗り塗装を吹き付ける。
そんな上等な塗装を行うほどの下地処理は行っていないので
今回は、クリアも含め、SOFT99 のアクリルスプレーにしておく。
あまり厚塗りはできないので、それぞれ2度塗りで、計4度塗り。
まぁ、これぐらい吹いておけば、防錆の点では大丈夫だろう。

ついでに、はるか昔に、レノバスプレーだけを吹き付けて
サビ止めしていたところを見てみる。期待と不安は半々だったが
悪いほうの予感が的中。やはり、薄いスプレーの塗膜を突き破り
赤サビは再発していた。Holts のサビチェンジャーで処理したときと同様。
やっぱり、レノバスプレーのような、ごく一般的な錆転換剤は
ちゃんと上塗りしてやらないと、耐久性が確保できないもののようだ。


4/13

今日は金曜日。平日である。 今年から休業日になったらしい。理由は忘れたが、
強制的な休みが増えるというのは、ありがたいことだ。
というわけで、今日はのんびりさせて頂くことに。

まずは STRAIGHT に行き、14-17mm のストレートメガネ一丁と
7mm のコンビ(アンテナを外すときに、これが必要)を1丁買う。
平日に現れたということで、店長には「大丈夫?」といいたげな顔をされた。
まぁ、なにしろ「不景気」といわれるご時世だけに、仕方のないところ。

続いて、竹田の AB と伏見のモンテカルロを回り
エンジンオイルの種類と値段を、あれこれとチェック。
BP Mini SyntheticR の具合いが、どうもよろしくないということで
(低い回転であれば好調、しかし 5000rpm を越えると摩擦感が多い感触)
次回の交換の時には、また別の銘柄に変えてみようと考えたため。
そこで、「\1500/L 以上のもの」という基準で物色を続けてみたところ
Castrol から、RS Light という 5W-40 粘度の合成油が出ているのを見つける。
ほほう。これは気になりますな・・・。粘度は、丁度良さそうな感じだし。
なにより、Castrol のオイルは大変に入手性が良いだけに、これが良い案配なら
何かの理由によって、急にオイルの継ぎ足しが必要になったときなど、
新油を調達することには不安材料がなく、大変に助かる。
値段は、4L で \6k 程度。ということは、\1.5k/L か。

余談ながら、最低でもこの程度の価格比を持つオイルを使ったほうが
今後とも高回転を使う用事がある限りは、良いような気がしてきた。
安物オイルは、低回転の街乗り用途のために調合されているように思う。
それに、リッターカーと比べ、高い回転を常用することを前提とされている
軽四のエンジンは、それでなくても高性能なオイルを必要とするのだと
いうことに気づく。これは、いろいろな経験を踏まえた上での、結論。

とりあえず、Castrol RS Light は、モノはどこにでも潤沢にあるようなので
今すぐに購入する必要はないが、今後の選択肢に入りそうな気がしてきた。

さらに、また別の店も交え、色々とうろついてみる。
ふと、そういえば WAKO'S のオイルも良さそうだよなぁ、と考える。
4CT は 10W-40 しか無かったが、4CR は 5W-40 粘度のものがあったからだ。
WAKO'S なら、モータースポーツシーンでもよく使われているだけに
そういう使い方における信頼性というのもあると思われるし。

さらに、スキルGの抜群の効果に、目から鱗が落ちた体験を思い出す。
ミッションオイルも変えたいなぁ。フィーリングを改善するために。
\3k/L と大変に高価な elf のミッションオイルは、最初はすごく良かったが
シフトミスを数発しただけで、直ぐにダメになったことを思い出す。
最初は本当に良かったんだけどなぁ。実に惜しい。

というわけで、オイルはやっぱり WAKOS がいいかなぁと思い始めた。
でも、量販店などでは、なかなか手に入らない・・・
いったい、何処に行けば買えるのか?
・・・ショップには行きたくないしなぁ。
南海部品にも行ってみたが、エンジンオイルは置いてあったが
さすがに、クルマ用のミッションオイルは置いていなかった ^_^;

結局、やはり何のオイルも買わずに帰宅。
WAKO'S のフォアビークルという添加剤をエンジンに突っ込んで
週末の備北走行分も含め、しばらくの間のお茶を濁すことにした。

オイル系については無交換で向かうことになったので、
その他の部分の整備と用意を、進めていくことにした。
まずはタイヤ交換。天候は晴れということなので、D98J は温存。
寿命末期に近い(と思われる)AZENIS を投入することにしたわけだが
コイツならば、履いたままで往復できる。万が一バーストした場合に備え
予備のタイヤとして DNA GP を2本持っていくことにしたが、
タイヤの積載量が2本だけで済むなら、往復はかなり快適になる。

車高を調整した関係上、フロアジャッキが入らないクルマになったので
よくあるように、3cm ほどの高さの木板をタイヤの下に噛ませ、ジャッキアップ。
左右の両輪を一度に持ち上げて、さっさとタイヤ交換を済ませていく。
そのついでに、ブレーキ系統のエア抜き作業、および
パッドとキャリパーの接触部のグリスアップなども行なう。
ここに塗るグリスは、モリブデングリスではなく、シリコングリスを使う。
高温で乾燥した環境下では、固形化してしまうという話を聞いたため>Moグリス

その作業の際、フロントブレーキパッドの裏板と摩擦材の間にある
亀裂の大きさが、以前よりもぐっと大きくなってきていることに気づく。
ここにマイナスドライバーを差し込んで、ハンマーで軽く叩いてやれば
パッドの裏板と摩擦材は、いとも簡単に分離してしまいそうにも見える。
摩擦剤の厚さは、まだまだ半分以上の量が残っているのだけど、
こりゃもう質的にダメかなぁ、と不安になるぐらい。

・・・フルブレーキングしたときに、摩擦材が裂けて剥がれたりして(大汗)
いかんいかん。恐いことは考えないようにしよう。


4/14

明日は、走行会@備北サーキットに参加の予定。
名阪の全日本戦の観戦とどちらを取るか、かな〜り悩んだが
先に知って予定を組んだのが、前者・・・ということで
初志を貫徹することにした。

昨日のうちに買いそびれた物資などがあったので、
何カ所かに買い物に回る。その際、あまりにも暑かったため
エアコンをフル稼働させていたのだが、それがまずかったらしい。
帰宅後、猛烈に頭が痛くなる。今更、風邪を引いたってか・・・
身近にあった市販の風邪薬を飲み、飯を食ってさっさと眠ることにした。
本当にただの風邪だったとしたら、「食って寝る」のが一番だからだ。
もし「食って寝る」でも直らなかったら、普通の風邪ではないという
そういう、いささか乱暴に見えなくもない理屈を捏ねることも可能 ^_^;

書き忘れるところだったが、買い物に回る経路の都合上、
大久保バイパスの高架部分を初めて通過する機会に恵まれたのだが
その部分のあまりの景色の変わりようには、正直言って驚きを禁じ得なかった。
大学時代、何度も通ったことのある道だったが、あの頃は高架なんてなかった。
そこは、やたら渋滞する、ただのショボい(失礼)平面の交差点だったのだ。
それがまぁ、あんなに立派な、高架による交差点になっちゃうとはねぇ・・・

しかしそんな郷愁に満ちた驚きも、その後すぐに、何年かぶりに
R1 から京滋バイパス入口に向かって伸びる道路を東向きに走ったとき、
上に道路を乗っけた無数の巨大なコンクリ製の支柱によって構成されている
もはやある種の神々しさすら感じさせるような工事現場の景色を見た時点で、
ものの見事に消え去ってしまったのであった(笑)


4/15

というわけで今日は、岡山県の北東部にある「備北サーキット」にて
初の走行会参加。今まで、ジムカーナしかやったことがなかったので
大変に楽しみであるし、また、「混走」に、ものすごく緊張もしている。
まずは無事に帰ってこれることを第一に、マターリと楽しんでこよう。

昨日の爆睡が効を奏したのか、今朝の体調はほぼ万全。
3時45分に起床し、4時半には、自宅を意気揚々と出発。
裏手の峠をゆっくりと越え、15分ほどで STRAIGHT 前に到着。
ここで、いりす氏、および AZ-1 氏と待ち合わせる約束になっている。
ここは名神京都南 I.C. からすぐ近くであるし、工業地帯でもあるため
早朝深夜の待ち合わせには、好都合な場所なのだ。

合流指定時刻の5時まで、無糖コーヒーの 500ml ボトルを買って飲んだりして
のんびりと待つ。出発時には真っ暗だった空が、急速に明るくなりはじめている。
ほんの一ヶ月前だったら、5時半でも暗かったから、日は着実に長くなっている。
こういうところでも、季節の流れは感じられるもんだ。

こういう時間はあっというまに過ぎてしまう、というのが常で
時計の針は、もう5時少し前を指している。だが、まだ誰も来ない。
なんだか心配になり、両氏に電話を掛けてみると、どちらもまだ自宅に居た ^_^;
ま、しょうがないか・・・昨日からヒマだったのは、私だけだからねぇ。
結局、両名とも到着したのは、5時を回った頃。そこから出発準備をしたり
少し話し込んだり。ガスを給油して、実際に京都をテイクオフしたのは
5時半だった。残り3時間で、備北までの 220km の道程を走破せねばならない。
適度な休憩を入れて、なおかつ平均 80km/h を維持するためには
ピーク時の走行速度を、結構上げねばならないのでは?と危惧。
ノーマルパワーの軽四の立場としては、かなりだるいことだ。

ま、でも、渋滞が無ければ、普通に走ってても平均 80km/h は余裕か。
な〜んて、お気楽に思っていたら・・・

京都南から名神に乗り、天王山トンネルを過ぎて
茨木 I.C. 付近の、見通しの良い直線部分に差し掛かった頃。
普段なら絶対に渋滞しないような場所で、いきなり渋滞が始まった。
前には背の高いクルマが多数そびえ立っているため、状況が何も見えない。
こんなところで渋滞って言ったら、事故による脇見渋滞ぐらいしか、ないなぁ。
しかし、こんな4車線(バス停引き込み部の車線も含む)もあるような所で
脇見渋滞って・・・あり得るのか?
そもそも、赤灯が回ってないじゃん・・・

首を捻りながら、亀の歩みで進む渋滞列の中に、じわじわ巻き込まれていく。
やがて、全てのクルマが、ある1つの車線に向かって車線変更を繰り返す
状況となってきた。そのお陰で、前方視界を塞いでいたクルマの列が途切れ、
先の状況を見渡すことができた。そこには・・・。

トラックらしいものが横転して、道を塞いでいた。

「トラックらしいもの」という表現は、その損傷があまりにも激しく
一瞬、それが何だったのか、サッパリわからなかったからだ。
よく見れば、中央分離帯のほうに頭を向け、天井を此方側にして真横に転がった
中型のトラックが、その巨体をフルに生かし(?)右側2車線を塞いでいた。
道には、長さ数十m に渡って、無数の「積載物らしきもの」が散らばっていた。
換言すれば・・・家を解体した直後のような、そんな状況になっている。
左側を見ると、はるか遠くに見える防音壁に、大きな穴が開いていた(汗)
つまり、何らかの理由で、このトラックは道路左端に立つ防音壁に刺さり、
その反動で中央分離帯まですっ飛びながら、引っくり返ったっていうこと?
そして途中で、積載していた荷物を、地面に叩き付けながら撒き散らした・・・

怖。

防音壁側にも、なにやらよく判らない物体が散乱しており
結局のところ、通れる車線は辛うじて一車線あるだけになっていたため
渋滞が発生してしまったということらしい、ということが
実際に自分がそこを通る段になって、ようやく判った。
地面に散らばっているゴミでタイヤを痛めないよう、よく注意しながら
ゆっくりと前進・・・ついでに、「トラックだったもの」を観察。
もうボロボロ。どうやってぶつかったら、ここまで潰れるんだ?という感じ。
悪いことに、運転席の部分の屋根までが、ベッコリと凹んでいた。

はるか先には、これまた大きなトラックが停車していた。
こちらの方は無傷に見えるが、おそらく事故と関係していたのだろう。
男性が2人、こちらに向かってゆっくりと歩いてきている。
この様子だと、事故は起きたばかりで、まだ警察への連絡がされた程度か。
運転手は、かなりひどい状態になっていることだろう。

南無南無・・・

行きしなから、とんでもないものを見せ付けられ
かなり意気消沈することとなった。反面教師。

しかし不幸中の幸い、まだ交通規制が行なわれる前だったということで
我々の岡山行きスケジュールには、大きな乱れは無いままで済んだ。
懸念していた、中国道宝塚付近での渋滞もまったくない状態。
幾つかのSAでトイレ休憩を挟みながら、西へ西へと快調に向かう。
山陽道から分岐したところで、いきなりから霧に悩まされるという
ちょっとしたアクシデントはあったが、80km 以下の規制がかかるほどに
ひどい霧でもなく。単に、初めて走る中国道の、風向明媚(に違いない)な
景色を楽しめないのは悲しいなぁ、という程度。

断片的に聞こえてくる FM ラジオの音楽に耳を傾けつつ、
いくつもの山間を越え、森を横切り、街を通りすぎ
真っ白な視界の中を、黙々と走り・・・
朝の8時を過ぎた頃には、無事に北房 I.C. に到着。
I.C. を出たところにある GS にてガスを給油してから
妙ちくりんな山道をエンヤコラヤと登り、小高い丘の上にある
備北ハイランドサーキットに到着。

高地特有の、燦々と降り注ぐ強烈な紫外線をニコヤカに受け流しながら
クルマを所定の場所に止め、荷物を降ろして、いつものように走行準備。
とはいえ、今日はタイヤ(アゼニス)を履いてきているお陰で
走行前の準備というほどの準備は無し。
サクサクと荷物をおろし、4点式ベルトをひっぱり出すだけで完了。

代金を払ってエントリーを済ませ、もろもろの書類とゼッケンを頂く。
クルマに戻ってゼッケンを張り付け、いつもの癖で、コースを見ようと
書類をペラペラとめくる・・・が、コース図が、どこにもない。

ジムカーナじゃないんだから、当たり前だ ^_^;

当然ながらジムカーナじゃないから、完熟歩行もなし。
挙げ句の果てに、ドラミも無かったような記憶が・・・。
およよ?!コースに関する説明って、まったく無いの?!

気がついたときには、もういきなり走行が開始されていた。
続々とコースインしていく、クルマ達。かなり走り慣れている様子だ。
なんたるこっちゃ、こっちは「走行会」初参加だから、勝手が判らない。
コース図も、走行上のお約束も、全然判らない・・・

これはイカン。いりす氏にお願いして、一週だけ先導してもらうことに。
道なりに走っていれば OK、という話を聞いていたので、それを頭に入れながら
いりす氏の後ろをついていき、コース全体の雰囲気などを覚えていく。

およそのコーナーの配置が判った時点で、いよいよパワー ON。
1速まで落とすコーナーは無し。ただしタイトなコーナーが2個所あり
そこの処理はなかなか難しい。十分に速度を落とさないと、曲がれない。
でも、ただ単に速度を落とすだけじゃ、面白くないんだよな(ニヤリ)
ということで、今回もまた、ブレーキングで向きを変えていく練習をメインに
コースをじっくりと攻め込んでいくことにした。

ストレートエンドの右複合コーナーは、絶好の練習場所。
飛び込みで強く踏み込んだブレーキを少しだけ緩めながら、ステアを切り込む。
路面に鋲を打ち込んだように、ガッチリと食い付いて横っ飛びするフロント。
フロントの食い付き感と同時に、間髪を入れず流れ出るリア・・・っとっと!
なんというか、やっぱりリアが出始めるのが早いなぁという感触。
流れる速度は決して速くないが、思った通りの場所と姿勢にクルマを持ち込むのが
かなり難しい。1つめの右カーブでは内側に寄りきらず、続く出口の右カーブで
大外から回り込めるようにしないといけない。これがなかなかうまく行かない。
フロントタイヤが裏切る様子はないが、ブレーキの踏み込み量とリアの出方の
相関関係が理解できていないため、中間地点で外側に寄せていくのが難しい。
さらに、ハイスピードなコーナーへの飛び込み作業に慣れていないせいか
ほぼ毎週、第1コーナーの同じ場所(入り口を少し越えたところ)で、スピン。
入り口で小さくまとめようとしてしまう上半身と、それを許さない下半身が
イマイチ連携していないため、どうしても回りがちになってしまうからだ。
それに加えて、修正舵がなかなかウマく入らない時、下手に回避しようとして
オツリを貰うとペケなので、「チィッ、失敗か!」と思ったら
あとはそのまま回ることにしよう、と強く念じていたため。
当人は大変に勉強になっていたが、何度かは後続車が居たときだったりして
おそらく無用に迷惑をかけていたかと思う。誠に申し訳ない限り。

第一コーナーが落ち着いたところから続く「左・右・左」の軽いカーブで
「左」の部分では、減速しながら軽くテールを流してクリアしていく。
「右」の部分では、落ちた速度を利用して、エンセキに乗っかっていく。
(稀に、速度が乗っていて、軽い振り反しのようなものが入るときもあり)
つまり、第一コーナーを出て加速→「左」で減速→「右」で加速→
「左」で減速という感じ。リズムを失わないようにしながら、
テールを活性化させつつ抜けていく。ここは、名阪E的感覚。

さらに続くのが、外周部を利用して作られた 180度右カーブ。
内側のエンセキにパイロンを立てれば、そのままジムカーナで使えそう。
サイドは禁止ということなので、速度を落としてペタペタに曲がるところだが
まだグリップの低い朝のうちは、ベタベタに回っても面白くない。
ここでも、ブレーキをうまく残しながらステアを切り込んでいき、リアを出して
コンパクトに回る。これは立ち上がりでかなり損をする走り方になりがちだが、
うまくまとまれば、結構いい武器になりそうな走り方だから、練習練習。

立ち上がりからダラダラと続く、緩い右カーブで目一杯加速してから
ふたたび左ヘアピンへ。ここは、Rは多少大きいが、Rが一定でないのがミソ。
出口がかなり狭いこともあるので、コンパクトに回ってはダメっぽい。
入り口で十分に速度を殺し、立ち上がりでできる限りロスらないラインを探す。

80km/h+αぐらいまで加速する内側のストレートを抜け、
エンセキをうまく使って、急角度の左カーブを最小限の減速で曲がり切り
なんとなくリアが落ち着かない不思議な最終コーナを、3速で立ち上がる。
3速の加速が完全に飽和するころに、ふたたび第一コーナーが迫る寸法。

なるほど、KURO ちゃん氏が言っていたとおり
「全部おもしろいサーキット」だなこりゃ。
コースに慣れてきたこともあり、嬉々としながら
いきなりから十何周ほども、周回してしまう。
立ち上がり加速以外では、一緒に走行している普通車の面々には
ヒケを取らない(どころか、むしろこちらがずっと優勢)なぁ〜、と思う。
ちょっとばかし、「楽しむ」よりもむしろ「競る」気分が芽生えてきた。

集中力が削げないうちに、いったんコースから出て休憩。
ボンネットを開け、クーリングに少し気を使うフリをする(笑)
タイヤの空気圧もチェック。多少上がっていたので、少し空気を抜く。
ついでに、タイヤの表面を触ってみる。朝方は粉しか出なかったタイヤだが
今は、表面が妙に黒々して、活気に満ち溢れているように見える。
実際、一年前を思い出させるような「粘り」が、確実に復活していた。
もう終わったタイヤかと思っていたが、こういう使い方(本来の使い方?)で
ふたたび息を吹き返した、というところか。ま〜だまだ、頑張れるね ^_^

走らにゃ損損ということで、若干休憩しただけで再びコースに戻る。
まだ路面温度が低いのか、グリップに若干の不満感は残るものの
それはそれなりに楽しい。マシンコントロールの練習に精を出す。
普段は絶対にできないような大スピンができるのも、こういう場所ならでは。

そんな風にして、だんだん調子が出てきたところで
随分と大人しかった回りの車も、調子がよくなってきた様子。
第一コーナーで「旅は道連れ」状態になった赤いレガシィを追い掛けているうち
ちょっと深追いしすぎたために、1コーナーの出口でオーバーとなってしまう。
後続が居たような記憶があり、ここで下手に暴れて回ってしまうとマズい。
冷静な判断かどうかはわからないが、なるべく浅い角度を保つようにしながら
結構段差のある縁石を踏み越えて、コースアウト。
その途中、「ガコン!」という、大きな下回りのヒット音が聞こえた。
ああ、やっちゃった・・・。何処が当たったんだろう?
下回りにはブレーキとガソリンの配管が走っているため、慎重にならねば。
砂地の中でしばらく大人しくして、妙な臭いなどがしてこないことを確認。
次に、ブレーキを踏んで、ちゃんとした踏み応えがあることを確認。
よし、とりあえず問題はなさそうなので、まずはコースに戻ろう。
狭い視界から、後続が居ないことを確認して、ゆっくりとコースに復帰。
クールダウン的に、ゆっくりとコースを回る。
動きにも問題はないが、大事を取って、いったんコースから出る。
下回りを、よくチェック。燃料および油圧系統の配管には、ダメージなし。
また、前輪よりも後ろのほうの下回りをヒットした跡は、何処にも無し。
はてさて、どこを擦ったのだろうか?

地面に腹這いになりながら、視線を前のほうに動かす。
オイルパンは・・・ドレンボルト付近を擦ったような跡はあるが、
しかしそれほど致命的にも見えず。オイルの漏れも無さそうだし。
どこを強く打ったのか、しばらく考える。

もう一度、目を皿のようにして、よ〜く観察。
右フロントロアアームの付け根の前側が擦れ、曲がっているのが見つかった。
ああっ、ここか・・・(涙)幸い、アームに干渉している様子は無さそうだが
よりによって、二番目ぐらいに擦りたくない場所を擦ってしまった・・・
またもや、自家板金せにゃ。

しばらく萎れて、フェラーリ F355 の走行を見たり、
ロータス・ヨーロッパのエンジンルームを見せて頂いたり。
完全なミドシップであるところのロータス・ヨーロッパのエンジンルームは
車体の後ろ半分ぐらいを占めているだけに、かなり余裕がある。
エンジンルームの中に、そのまま人が入って作業できそうなぐらい。
AZ-1 のように妙なところにフレームが走っているわけでもなく、
補機類がほとんど無いこともあり、整備性は大変に良さそう。
こりゃいいわ・・・ミッション降ろしとかも、楽だろうなぁ。
ちなみに、ロータス・ヨーロッパのリアサスは、なかなか面白い構造をしていた。
どうやら、ダブルウィッシュボーンサスペンションのようなのだが
真ん中に縦置きされているミッションに、ロアアームの取り付け部がある。
ミッションから生えているドライブシャフトが、アッパーアームとなっている。
つまり、アッパー/ロアーのアーム長が、めちゃめちゃ長いということだ。
かなり理想に近い設計になっている(はず)。さすがチャップマン先生。

その他にも、いりす氏に同乗してもらったり、同乗させてもらったり
AZ-1 氏に同乗してもらったり、同乗させてもらったり。
違うドライビングスタイルに刺激を受ける。良い勉強をさせてもらう。

ところで、いりす氏に同乗して頂いているときに、少し考えていたこと。
カプチのセッティングが、少々テールハッピーに過ぎるような気がした。
いりす氏の EF-8 が、進入からのブレーキングで大変に安定していただけに
特に、立ち上がり領域での自分のカプチの不安定さが、際立って感じられる。
D98J を履いていたときには、進入ブレーキングからの挙動が
丁度良く感じられた車高配分ではあったが、実際のところは
低い速度域で、無駄に荒れた動きをしているだけのような気がしないでもない。
一番の問題は、立ち上がりでそこそこヨーが残っている状態では、
ほとんど踏んでいけないということ。TTW 第一戦でも、かなり感じられた。
もちろん、コーナーを駆け抜けるスタイルの見直しは重要な項目かとは思うが、
10mm の範囲でリアの車高を下げて、リアを振り出してからの挙動を
本質アンダーに躾直すことができないかどうか、再度考えることにした。
そうしないと、リアタイヤだけに伝わるトラクションが有効に生かされない。
まぁ、今日は・・・楽しく走るということで、このままで行くことにするが ^_^

やがて、午前の計測タイムがやってくる。
アゼニスが結構使える状態になっているから、そこそこイケるかも?
などと思ったが、計測迄の待ち時間によって、タイヤが冷えてしまう。
お陰で、まったくもってグリップが出なくなってしまい、平凡に終わる。
あのピーカンの天候の、あの高い路面温度でコレだもの・・・
いかにジムカーナ向きではないタイヤか、これでよく判った。

これでいったん昼休み、ということになる。
先ほどの計測タイムの寸前から、猛烈なエア噛み感触がしてきたので
とり急ぎ、エア抜きをすることにした。念の為、と思って
ブレーキフルードエア抜き用具を持ってきておいて、正解だった。

前をジャッキアップして前輪を外し、ブレーキローターを見る。

ブレーキローターが、青く焼けていた ^_^;

これは、思ったよりも凄い状態・・・(汗)
こんな状態になったローターを、見たことがない。
今日の”走行会”は、そこまでブレーキを酷使していたのか?!
これは冷却が全然追い付いていないということか、と思ったのだが
走行中のブレーキフィールは、どうということは無かった。
フェードしているわけでもないようだし・・・どういうことか?
ともかく、こりゃあエアを噛んでもしょうがない状態だ。
しゅこしゅこ〜っと抜いて、フィールを回復させる。

コース脇にある朽ち果てた休憩所に入り込んで、昼飯のラーメンを喰う。
立ち食い蕎麦屋が密営業していそうな、そんな鄙びた光景の中に
ぽつんと立っている、ラーメンの自動販売機。
100円玉を捩じ込んで、激辛調のラーメンを吐き出させ
それを貪り食う。

自主的昼休みも終わり、昼からのフリー走行が開始される。
喜び勇んで、ひたすら走りに走り続けたのはいいが、
ふと、油圧が気になり始める。
なにしろ、今入れているのは 5W-30。
こんなクソ暑い日の高回転連続走行には、適していないはず。
ストレート部にて少し速度を抑え、4000rpm 回っているときの油圧を見る。
えーと、2.5kg/cm2・・・

既定値を下回っているじゃん(汗)

(ちなみに、既定値は 2.7kg/cm2〜3.7kg/cm2
慌ててクールダウン走行に入り、素早くコースから出て、冷却作業に入る。
こんなところで、不注意でエンジン壊したらシャレならん・・・
そういえばときどき、すごく焦げ臭い匂いがしてきたりしてたなぁ。
エキマニ側に漏れたオイルが、焦げているのだろう。
下手したら車両火災だ。もうそろそろ、漏れを直さないと。

それから後も、何度かコースインするが
やっぱり、一度見てしまった油圧の低下が気になって、しょうがない。
コースイン後、2〜3周ほどは2速ギアまで使って全力で走るが、
その後の数周は3〜4速だけで走り、エンジンのクーリングを行なうという
地道な作業を繰り返すことになった(そうしないと精神衛生上、悪い)
おかげで、遠く離れたところを走っている
AZ-1 氏およびいりす氏に、いつまでたっても追い付けない ;_;
やっぱり、ノーマル E/G のエンジンオイル冷却系統は、
巡航ギア以外のギアを使い、高回転を使って延々と走り続ける
ということは、あまり考られえていないようだ。しょうがないか。
ただ、水温は、真ん中より少し下を安定して指し続けていた。
それだけに、油圧の低下は、残念なこと極まりないという感じだ。

そんな感じで、目をつり上げたりマターリしながらの走行を続ける。
やがて、かなり調子を上げてきた TypeRやら何やらの普通車勢に、
直線部にてアオリを食らうようになる。気が付いたかぎりは、抜かさせる。
折角だから、ということで、たまにはその後ろをついていったりもするのだが
タイトコーナーからの立ち上り加速で、大抵はあっというまに離される。

ああ、馬の数が違いすぎる・・・
バブルABCトリオと言えども、やはり所詮は軽自動車。
中間のテクニカルセクションでどれだけ詰めてみても、
腕と関係ない直線加速部分で、力ずくで離されてしまう。
ああ、パワー不足の情けなさが、骨身に沁みる。
もしジムカーナにこだわりがなかったら、これで一念発起して
タービン交換して、パワーを得る道に走ろうと考えただろうね。
ほぼ間違いなく。

そのうち、クーリングラップを挟んでも油圧が上がりにくくなってきたので
いったん停止して、しばらく本格的に冷ましてやることにした。
その間、何もしないというのも勿体ない話だ・・・

というわけで、HCOCジムカーナ@G三木の SP クラスでお馴染の
島崎氏の GOLF GTi の助手席に乗せていただくことにした。
コンパクトなボディーにパワーのあるエンジンの組み合わせ。
これから想像される走りというのは・・・
思っていた以上に、パワフル。
しかも、全体的に破綻と無駄の少ない走行をされている。
突っ込み時のブレーキの踏み込みも、大変に無駄が少ない。
結構走り込んでおられるんだなぁ〜という感じが伝わってくる。
しかしまだ「コースを走る」ことには慣れておられない様子で、
ライン取りが、全体的に「峠の走り方」になってしまっているようだ。
それが、あのクルマのドライビングスタイルとして良いのか悪いのかは
わからないが、ともかく同乗させて頂いたことのお礼として
思ったところを全て、指摘させて頂いた。

再び自分のクルマに乗り換えて走行を続け、好調に周回を重ねる。
昼を過ぎ、吸気温が相当に上がってきたのか。加速が思うに任せない。
安全な場所では、パワーの有り余る普通車を追い越すに追い越せず。
自ずと、加速不要なテクニカルセクションで、矢鱈とつつき回すことになる。
それで人に怒りを与えてしまったのか、それとも無意識の行動だったのか。
ある時、最終コーナーを立ち上がったところで、”つつき回し”の対象として
その周回の被害者(?)となっていたインテRが、ハザードを出してくれた。
しかし、そこからのストレートの加速では、こちらは絶対に勝てない場所だ。
おろ?こんないい場所なのに、ホントに譲ってくれるの?と思いながら、
そのままアクセルを底まで踏み込んで、彼を追い越そうとしたらば。
こちらが横に並んだ時点で、インテRも加速を始めた(涙)
加速勝負で勝てるはずもなく、ふたたびインテRの後ろに戻るはめに。
戻りしなにインテRの運転席を見ると、ヘルメットもしていない運転手は
助手席の人間と、なにやら楽しげに喋っている様子だった。
そこまで悪いことしてたっけなぁ、私は・・・ ^_^;

適当に周回したのち、再び休憩タイム。
こんどは、AZ-1 氏の助手席に同乗させてもらうことにした。
さて、彼は今日一日で、どれぐらい進歩しただろうか?
多少は期待していた部分はあったのだが・・・
ヒールトゥばかり必死になって、肝心のコース取りが等閑。
なおかつ、減速をコーナーまで残していない(=ブレーキ早すぎ)のため
フロントに曲がる力が出ず、無駄に舵角ばかりが大きくなっている気配。
その他気づいたところを、くどいぐらいに指摘しておく。がんばれ。

2時半過ぎ。時計と相談してから、最後のフリー走行に入る。
その際、AZ-1 氏が同乗しにやってきた。何か掴んでもらえれば幸い。
ぽつぽつと説明を入れながら、調子にのって何周も走り続ける。
だんだん疲れてきたので、ある程度走ったところで「最後の一周」コールを行い
最後の全力疾走に入る。タイヤも暖まっているので、大変に調子が良い。
もちろん最後ぐらい、悔いのないようにバッチリと決めていきたいよね!
最終ラップ開始に向かう最終コーナー手前で、ギアを3速に入れ
そのままアクセルを大きく開けていける狭いラインに乗せ
エンセキを掠めながらストレートに向けて立ち上がろうとした、その時。
そう遠くないところに見える最終コーナーの走行ライン上に、
灰色をしたゴミが、4つ投げ込まれた。

何ィ!コース上にゴミだって!?
どこの誰だかわからんが、なんてことしやがる!

と思ったが、良く見れば、ゴミではない・・・

・・・鳩だ。

四羽の鳩が、エサも何も落ちていないコース上に
何の理由もなく突然、舞い降りてきたのだ。
しかも、ライン上に。

誰が悪いわけでもない、私の運が悪い・・・(涙)

最終コーナー脱出に向け、そこそこのRで曲がるライン上にクルマを乗せて
ターンインまでを済ませている状態なので、ブレーキを踏むことができない。
ここで迂濶にブレーキを踏んだら、姿勢が乱れて一巻の終わり!
外側に余裕があればそれも一興だが、ラインの外側には全然余裕がない。
姿勢を乱してスピンしたカプチーノが、最終コーナー外側のスポンジに
リアから突っ込み、そのままの勢いで横転して・・・
とんでもなく恐ろしい情景が、鮮やかに頭の中に浮かぶ。
凄惨な事故を伝える新聞記事だって、すぐに書けそうなぐらいだ。
でも死んじゃったら、自分の記事は自分では書けないな・・・

ええい、もはやこれまで!
ライン上に舞い降りた不幸な鳩を砕いてでも
己が身体とクルマの未来を、掴み取るまで!
悪く思うなよ、鳩!お前の命、俺が貰いうけた!

そこまで覚悟してからよく見ると、コース上で左右2グループに別れた
鳩の間には、なんとかぎりぎりすり抜けられそうな隙間が見えた。
うむ。すり抜けは得意中の得意だ。これなら、誰も悲しまずに済む!
慎重にラインを修正し、鳩と鳩の間を突っ切る・・・!

成功。
全ての不幸の可能性は夢と化し、
現実は良い方向に向かって動き出す。

しかし・・・
この間の、鹿の飛び出しもアレだったが・・・
今度は、安全な筈のサーキット上で・・・
もう、祟られているとしか、言えんなぁ ;_;

へろへろになって最終の走行を終えたあと、クルマを止めてクーリング。
それまで大丈夫だったはずのブレーキに、またもやエア噛みの感触がしてきた。
その状態のまま、午後のタイム計測を迎える。
ふにゃふにゃと気持ち悪いブレーキ。タイム計測どころではない。
悲惨な結果にならなければまぁ良いや、という感じで、適度に走り抜ける。

計測終了後、タイヤ交換(フロントだけ、持参した DNA GP に履替え)ついでに
もう一度エア抜きを行う。しかし、いくらフルードを抜いてみても、今度は
エア噛みの感触が直らない。効かないわけではないが、フィーリングは最悪。
フロントだけでなく、リア側にもエアを噛んでいるような気がしてきた。
やっぱり、ブレーキを酷使したあとは、数周ほどクーリングのラップを取って
ブレーキシステム回りに残った熱を冷ましてやらないといけないということが
体験できた。ポール・フレール先生の仰る通り、ブレーキを酷使したあとに
すぐに止まると、ブレーキ回りの熱がキャリパーに伝わり、ブレーキフルードを
必要以上に熱してしまうことになるために、このようなことが起きるのだろう。
これを防ぐためには、運用上の工夫を行うだけでなく、ブレーキの冷却用に
ダクトを引いてやりたいところだ。次回までには、そのように改良しよう。

しかし、、、今後の話はともかくとして、今回のこの状態で
交通量の多い高速道路を使って京都まで帰らねばならないというのは
大変につらい話である。ブレーキに、謎めいた爆弾を抱えているだけに。
というのは、備北サーキットを出て、てろてろと坂道を下りながら
何度も軽くブレーキングして調子を見たとき、パッドかローターの表面が
猛烈に荒れきっているような「ガリガリガリ!」という
異常な摩擦感が、伝わってきたからだ。
ただ泡を噛んで調子が悪くなっているだけ、ということならまだしも
ブレーキパッドとローターの具合いまでが悪くなっていたとしたら・・・
むう、このあいだ、奮発してローターを新品に変えたところなのに(涙)
帰るまでに壊れたりしないだろうなぁ、ブレーキ回り・・・

帰り道の高速では、ブレーキの調子を伺うことの他に、ちょくちょく
油圧をチェックしてみたが、こちは既定値の 2.8kg/cm2をキープ。
やっぱり、速度が乗っている状態なら、ちゃんと冷却されるということか。
回転数に見合わない低い速度域を使うなら、それなりの装備がいるということか。
どこかの SA で適当に飯を食い、渋滞を回避しながら京都に向かう。
それにしても、岡山は遠い。京都がなかなか近づいてこない。
しかし疲れていたこともあり、基本的に 100km/h 前後をキープして走る。
帰り道の燃費は、かなり期待できる数値となりそうな気配。

気が遠くなるほどの時間を積み重ね、ようやく京都東に辿り着く。
しかし、高速道路を降りてから家までの一般道も、できるだけゆっくりと走る。
さらに万が一の事態に備え、必要以上に車間距離を取っておくことにした。
小さなクルマから大きく漂う、ただならぬ雰囲気を感じ取ってくれたのか
回りに居たクルマ達が、この車間距離でも誰も扇ってこなかったのは、
大変に助かった。いつもならボロボロに苛められること間違いなしだが。
高速道路には無い「赤信号ストップ」では、必要以上の緊張が駆け抜ける(笑)
ブレーキのフニャフニャ感のほうは、相変わらず強く感じられたが
ガリガリ感のほうは、かなり収まってきた。
何度も踏んだ緩やかなブレーキによって、ローターとパッドの表面が
うまいぐあいに磨き直されたようだ。よかった・・・

高速道路では解らなかったことだが、全域に渡って
妙にトルクフルになった雰囲気が伝わってきた。
スラッジか何かが飛んで調子がよくなったのか、
それとも油がシャバシャバになってパワー感が出たのか。
どちらにしても、明日はオイル交換しなきゃね。

よれよれになった頃に、自宅に辿り着く。
車庫にクルマを放り込み、荷物を抱えてクルマから降りる。
酒も飲んでないのに、千鳥足になる。やっぱり疲れてるのね ^_^;
風呂に入り、即座に沈没。

なお、リザルトはこちら。
馬力による補正のお陰で、なんとかここに食い込めたというのが
正直なところ。もっともっと修行せにゃ、あきませんなぁ。


4/16

今日も休日。4連休の最終日。
昨日一日で妙にボロっちくなったクルマのメンテをおこなう。

まずはフロントを坂道に載せ、下回りのヒット箇所を確認。
結局のところ、オイルパンの出っ張り部(ドレンボルトが捩じ込んである所)と
右側アームの付け根(サブフレームの取り付け部およびアームそのもの)2箇所の
合計三カ所に、鉄の地色が出るほどの大きな擦り傷がついていた。
アーム部のダメージも「間一髪」という感じではあったのだが、
あと数mm 深ければ、ドレンボルトがもげて、オイルを巻き散らすところだった?
いや、こいつはかなり危なかったな・・・>ドレンボルト&オイルパン

ついでに、オイルパン全体をよく観察してみると、
なんか妙に汚れているように見える。全体的に、油で湿っているようだ。
さらによーく見てみると、湿りの原因の油とは「どこからか漏れたオイル」で
その「どこか」は、ブロックとオイルパンの間からのように見えた。
そこを境目として、下側がズタボロに汚れていたからだ。
あーもう、あちこちからオイルが漏れ放題でボロボロだ。
ま、GW には対策を考えるかな。ということにして、
今回もまた、汚れを拭き取るだけにとどめる。

チェック完了後、エンジンオイルを抜き取り、TRUST の F3R に交換。
抜き取り中のオイルは、見た目的には特に大きな変化は無い。
走行距離なりに焼けた程度の色合いであるし、妙な異臭もない。
まだまだ持ったかもしれないが、ドラブル予防の意味で交換。
ところで、F3R の色合いおよび粘度感は、K-SPEC に酷似している。
というか、素人の見た目的には、まったく同一のもののようにも見える。
性能は不明だが、100% 化学合成でこの値段なら、入手性を考えても
こっちの勝ちのような気が、しないでもないなぁ>F3R

抜き取ったオイルを、太陽の光の下に晒して眺めてみる。
わずかにキラキラと輝く、無数の微少金属粉が混じっていた。
金色っぽいようにも見えるが、オイルの色もあるから、なんともいえない。
しかしやはり、これだけ金属の粉らしきものが見えているということは、
ただ、帰りの高速道路での性能の低下感は無かったから、街乗りおよび
リミッター内の高速移動であれば、お勧めと言える>BP Mini SyntheticR

エンジンオイルの交換ついでに、ミッションオイルも交換。
まだ数千km だったので、抜き取ったオイルは、綺麗なものだった。
わずかに白っぽさはあるものの、新品オイルと比べてもさほどの遜色は無い。
でも、確実に劣化は進行しているはずだ。明らかに入りが悪いわけだから。
なお、ドレンについていた金属粉は、今までで一番多かったような気がする。
いくらシフトミスをやったと言っても、そこまで酷くはなかったと思うが・・・
ま、いいか。一回ぐらいのサンプルじゃ、なんとも言いきれないしね。
今回は銘柄を変え、ダッカムズの 75W-90S を、ポンプで押し込む。
HALFWAY で売っていたモノと、同じものだ。案配が良ければいいのだが。

後始末を一通り行なってから、ガソリンを入れにいくついでに、軽く試走。
やはり、エンジンオイルについては、ほんの少しばかり固い感触はある。
それを証明するかのように、油圧も若干高めを示している。
でもその分、安心感はあるし、ノイズも若干なりとも静かになって、良い感じ。
ミッションは、フィーリングの好転はさほど感じられず。新油効果は薄い。
さらに、1速のシンクロの待ち時間は、前より長くなったような気がする。
全体的に、交換前のオイルのときのほうが良かったかな?という感じだ。
TRANSELF の時には可能だったクラッチレスシフトも、妙に固さが残っているため
今は、どうもできそうな感じがしない。新油、見た目の粘度は低かったんだけど。
さすが TRANSELF、\3100/L という、普通に売っているオイルとしては
ちょっとブッ飛びそうなプライスタグがついているだけのことはあるなぁ
などと思った次第。

リアタイヤを DNA GP に交換するついで、エア抜きを行なう。
しかし、昨日に感じたブレーキのへんてこな踏み心地が、改善されない。
もう一度、フロントからエア抜きをやりなおしてみるが、やっぱり直らない。
最後に、フルードを新しいものに丸々交換してみるが、やはり感触は変らず。
踏み始めから利き始めるまでのストロークが長くなり、なおかつその区間において
小さな「クシュー」という摩擦(?)音が、マスター付近から聞こえてくる。
そこから後はさほど悪い感触はしないし、エンジンを切った状態の踏み心地は
十分に固い。つまり、エアはほぼ抜けているということだろう。
うーん?何がおかしいのだろう。
できうる対処としては、フロントキャリパーの再OH、マスターのOH、
そして、無数の亀裂が入っているFブレーキパッドの交換か。
どれであるとしても、早いうちに直してしまわねばならない。
ブレーキが信用できないと、スポーツ走行なんてできないからね。

それにしても・・・昨日一日だけで、それだけブレーキを酷使したということか。
いあ、サーキット恐るべし。短期決戦のジムカーナとは全く違って、耐久性とか
そういうことを考えて、クルマを作っていかないといけないんだなぁと感じた。
うーん、クルマ遊びって奥が深いわ ^_^;

結局、そんなこんなで、メンテしきれずに一日が終了。
うーん、一日って短いわ ^_^;


4/21

土曜日〜。

未だ先週日曜日の余韻(疲れ?)が残る体を引きずりつつ
スズキ共販に行って、マスターシリンダー O/H 、および
Fキャリパー O/H の為の部品を発注。何事もなく注文完了。
絶版車となったとはいえ、注文すれば部品がちゃんと出る。
これは本当に有難いことだなぁ、と思ったりもする。
果して、いつまでこの状態が続くのだろうか。
できれば、ずっと続いて欲しいが・・・

ついでに、スズキ共販で一番若そうで一番クルマ好き系っぽいにいちゃんを
(特にいつの何というわけではないが)ジムカーナ練習会などに誘ってみる。
ちょっと悩んだ様子だったので、どないか?と思ったが、ちゃんと乗り気だった。
曰く、ドリフト仕様のシルビアで、丹波の山の中まで走りに行ってるんだとか。

おお・・・気合い入ってるじゃあ、ないですかァ ^_^;

連絡先も聞き出したので、あとは適当な練習会を見つけて誘うだけ。
HCOC さんのんが、一番いいんだけど、、、だいぶ先だったなぁ。

というわけで、本日の任務は、これだけ。帰宅。
それでは、今回のカプチ君の講評(?)をば。

ブレーキは相変わらず、奥のほうでスポンジーな感触のまま。
やっぱり、放っておいても前の状態に治らない。効くのは効いているけども。
ミッションであるが、「固いから全然だめかな〜」と思っていたが
こっちはちゃんと、一応クラッチレスシフトが可能な状態に戻ってくれた。
新しいオイルがや〜っと馴染み始めたかな、というところ。
あとは・・・エンジンオイルの、TRUST の F3R(5W-40)。
これがまぁ、なかなかいい感じ。高回転まできっちり回るし、
どの回転域でも、ちゃんと油圧が既定値以上出ている。
これで \1.5k/L だから、そう高いわけでもない。
入手性も良いから、しばらくはこれを使ってみるかな。

一通り確認を終えてから、内装をべりべりと剥し始める。
今日は昼から、AZ-1 氏の愛車にウーファーを移植するのだが
その際、カプチにつけていた接続用のハーネス類を流用するため。
内装を剥さないとハーネスは取れないので、メンド〜だな〜と思いつつ
センターコンソールを取り外す。ついでに、そのあたりでトグロを巻いていた
配線類などをちゃんと整理して、マトモに見れる状態にした。

ハーネスを取り外したころ、丁度 AZ-1 氏が到着。
素早くハーネスとウーファーを移植して、代金を頂く。
給料日前だけに有難い。これで、あと10年は戦える・・・

その後、ふと思い立って「紅い眼鏡」を雁首並べて鑑賞。
鑑賞完了後、どうしても「ビューティフル・ドリーマー」と
「ご先祖様万々歳!」を見たくなって、甚だ困った。

さらにその後、彩華ラーメンを食いに、天理まで向かう。
ひさびさに食う「特大」+「チャーハン」+「唐揚げ」は
物量的に強烈。食うとは命がけの行為であることを、思い知らされた。

4/22

朝、起床して、新聞を取りに玄関先まで出る。
近所を通りがかったおばちゃんに、開口一番
「クルマ、汚れとるね」と言われる。
露天駐車だから、しょうがないんじゃい ;_;

汚れなんて無視無視モードを決め込み、朝飯を貪る。
ふと、給料日前でサイフの中身が超ピンチだったことを思い出し
各地を巡って、色々と立て替えていたオカネの
取り立てを、ビシッと行なうことにした。

しかし、ただ巡るだけではツマラナイ。
もう、憎っくき花粉も、全然飛んでないことだし・・・
バシッとフルオープンにして、ピーカンの京都市内を走り回る。
日射は暑いが、空気が冷たくて、あぁ〜かなり気持ちいい ^_^
久々に、オープンの楽しさを満喫。
こんな日に、奥琵琶湖にでもツーリングに出かけたら・・・
と思ったが、そういう楽しみはGWに取っておくことにした。

途中、いりす氏のところにて、いろいろ立ち話。
日向は暑いが、日陰はまだまだ寒いことを思い知らされた。
もうすぐ5月なんだけど、初夏というには早いってことかな。

帰宅して、飯を食ったりうたた寝したり。
睡眠中、朝方に出会ったおばちゃんが夢に出てきた。
めちゃ悔しかったので、飛び起きて洗車&ワックス掛け。
ピカピカにしてやった。ふっはっは。

4/24

早速、雨が降った・・・(合掌)

4/26

http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=army&key=983629650

なんというか・・・完全に冗句の固まりなのに、
これだけ血沸き肉踊り、かつ泣けるスレがあるとは・・・
(だたし 300番ぐらいよりも前の部分の書き込み内容限定)
やっぱサムライですよサムライ。ニホンジンの根底にあるのは侍の魂ですよ。
客人をもてなす為に、大事にしていた盆栽を燃やすのがニホンジンなのですヨ!
桜が散るのを見てもそれを止めようとしないのが、ニホンのタマシイなのですヨ!
(だんだん意味不明)

余談ながら、ドラえもん映画の中では「宇宙開拓史」が好き。
畳の裏から繋がっていた2つの領域が離れていくシーンは号泣もの。
ネットワークの発達で「死ぬんじゃないけど永遠の別れに等しいもの」が
なくなってきているだけに、いま見ても免疫なくて素直に泣けるだろうね。
あと、何が好きかって、武田鉄也の歌うテーマソングがよかった(笑)

あわてて追いかけても 手を伸ばしても 昨日は遠くてとどきはしません

・・・
「ドラえもん映画全集 DVD」とかあったら、買いそうだな。

Cappuccino と関係ない話題なので sage

4/28

本日から、GWの9連休が開始。
今まで溜め込んできたメンテナンスを、この連休で全部やらなきゃなぁ・・・と
考えたりしているので、じつは少しばかり気が重かったりもする(笑)
とりあえず、序盤はメンテ、中盤は走り、後半に遊びという予定。
果たして、予定通りの休暇を完了できるかどうか。

まず初日は、9時過ぎの強い陽光に叩き起こされる。
朝飯を素早く食ってからスズキ共販に向かい、マスター O/H キットを受け取る。
O/H キットの中には、種々の形をしたゴムパーツ多数と、グリスおよびオイルが
同梱されていた。グリスはいいとして、醤油チュルチュルの中に入れられた
少量のオイルらしきものは、いったい何なんだろう?何に使うんだろう?
説明書らしき紙ペラも同封されていたので、まぁ、まずはコイツを読んでから
ゆっくりと考えることにした(←進歩の無い奴)
O/H キットの受取りついでに、ドリフトにいちゃん(仮称)に
岩井保険さんの練習会日程表を渡す。まだ当日受付ができるらしい。
電話して指示を仰いでください〜とだけ伝えて、スズキ共販を辞する。

帰り道でカー用品屋に寄り、H社純正ブレーキフルードを1缶買ってから帰宅。
O/H するのなら、現在手元にある2缶(500ml)だけでは足りないだろうから。

相変わらず妙ちくりんなブレーキフィールに首を傾げながら、帰宅。
帰宅して昼飯を食った時点で、時計の針は13時半。うーん、どうしよう?
天気予報によれば、ここから先の数日間の天候は、悪くなるということらしい。
連休中に O/H 作業をやってしまうなら、今日が一番都合の良い日だ。
という調子で簡単に結論し、いきなり O/H を始めることとした。

整備書にはマスターシリンダー O/H のやり方が書かれていない(怒)ので、
O/H キットに付属してきた紙ペラと、パーツカタロクに載っている分解図を見て
マスター内部の構造を頭に刻み込む。そして、作業手順を考え、必要な道具を
揃える。不足なモノは無し。よし、Go だ。

ボンネットを開き、ブレーキのリザーバタンクの蓋を開け
リザーバの中が空になるまで、中身をスポイトで吸い上げる。
その後、フレアナット近辺にブレーキクリーナーを吹き掛けて清掃してから
10mm のフレアナットレンチで、配管をコキコキ外していく。締め付けは強い。
せいぜい 1kgm ぐらいが規定トルクの筈なんだけどな・・・ムムムム(力む)。
少々手古摺ったものの、配管はまぁ問題なく外れた。
最後に、マスターバックとマスターシリンダーを固定する 12mm のナット2つを
ホイホイと外してやると、マスターシリンダはフリーになり
リザーバタンクとくっついた Assy の形で、ゴロンと外れるはず・・・
と思いながらマスターシリンダーを引っ張るが、ゴムが固着しているのか
マスターバックに引っ付いて、引き離せない。ちょっと荒っぽいかな?と思いつつ
代わりのゴムはあるからということで、少し力を込めて引っ張ってやると

シュポン!

威勢のいい音とともに、タンデム構成となっているピストンのうち
後ろ側のものがマスターバックに残る形で、マスターシリンダーが外れた。
頭の中を埋め尽くす、クエスチョンマーク。なっなっなっ、何が起きたのか?
要は、マスターバックの中にはまだ負圧が残っていたため、マスターシリンダーを
引き抜くとき、フリーになっている後ろ側のピストンが引っ張られる形で
残ってしまったという、ただそれだけのことではあったのだが
状況が理解できるまでは、マジで心臓ドキドキものであった(笑)

クルマ側に残ったピストン1つを恐る恐る引き抜き、外れたマスターシリンダーに
ひょいっと差し込んでから、マスターシリンダー Assy を家の中に持ち込む。
そののち再びクルマのところに戻り、ブレーキフルードまみれになってしまった
マスターバックと、その周辺のフレーム&部品を清掃。
(ピストンが抜けた=マスターシリンダー内部のフルードが飛び散った(汗))
さらに、マスターバック側に残った、交換部品らしきシールゴムを毟り取る。
真空を保つために塗りたくられたと思しきグリース(の劣化したもの)と
マスターシリンダーから飛び出してきたブレーキフルードが混ざり、
もはや只のよくわからない油脂と成り果てたものによって、
シールゴムはベチョベチョに汚れてしまっていた。
うわぁ・・・その異様なまでの汚さに、しばし見とれてしまう(謎)
最後に、なにやらスラッジ状のものがベットリとこびりついている
マスターバックとマスターシリンダーの合わせ目部分を、マイナスドライバーと
目の荒い耐水ペーパーで綺麗にしてから、ボンネットを軽く閉める。
スラッジ状のものが何であったのかはわからないが、おそらく
多少なりともブレーキフルードの漏れはあり、それがマスター表面の塗装を
侵してできたものかな?と推測。やはり、9年の歳月は伊達ではなかった模様。

さて、クルマ側の準備は、これで完了(の筈)。
次は、いよいよマスターシリンダー本体の O/H なのだが・・・
先ほども書いたように、マスター O/H のやり方は、整備書には書いていない。
そもそも、ブレーキ回りの整備に関する記述は、全体的にそっけないものだ。
”参考書を読まねェと作業もできねェよーな若僧が、手ェ出すんじゃネェ”と
いったところだろうか、意図としては。対抗心が燃え上がる。めらめら。

貧脳を絞り、紙ペラとパーツリストの分解図を見ながら、手順を考える。
基本的には、マスターを分解して、ゴム部品を変えればいいだけの話のようだ。
そう、恐いことは何もない・・・はずだ。整備書の概要編に書かれた動作図を
見る限りでは、ゴムを交換するだけならば、調整の必要のある部分も存在しない。
O/H キット付属の紙ぺら説明書に書かれた注意書きだけを気にしながら
作業を進めることとする。

最初に、マスターシリンダーからリザーバタンクを引っこ抜く。
続いて、”フタ”(パーツリストでは「キャップ」と書かれている)なる
部品を緩め、マスターシリンダー内部にいざ到達しよう、と思ったのだが
ここで、いきなり作業を停止せざるを得なくなる。
”フタ”は、マスターシリンダーのケースに捩じ込まれて固定されるため
六角ボルトの頭状の刻みが付けられているのだが、これの二面巾が大変にデカい。
どのぐらいデカいかというと、300mm の大きめなスパナの口を目一杯広げても
まだボルト状の刻み部分を挟むことができないぐらいなのだ(汗)
いや、単にデカいだけなら別にいいのだが、回す工具が無いと、大変に困る。
どうしたものか、、、と思ったが、ふと「万力使えば、いーじゃん」と閃く。
工具箱の中から片手サイズの小さな万力をひっぱり出してきて、これまた
目一杯に口を広げてやると、良い具合に”フタ”の刻みを挟むことができた。
よっしゃよっしゃ。グリグリと”フタ”を回して、マスターを分解。

そこから奥にある部品は、ただ単に差し込まれているだけなので
分解作業はどんどん進む。しかし、ここで気を抜いてはいけない。
意外と多彩な機能を持つマスターシリンダーの内部構造は、少々複雑。
ピストンやらシールやらの組み付け場所と方向を間違えると、一大事。
決して間違えることのないよう、ばらしていった順に、丁寧に並べていく。
並びを逆向きに辿れば、正確に組み付けを行うことができるように。

ところで、分解することでわかったことだが、マスターシリンダーの中には
汚れや錆び、腐食と思われるようなものは、ひとつも存在しなかった。
部品の破損も、ゴム部品の劣化すらもない。9年は経っているはずなのに!
おそらく、以前の所有者の方々がちゃんとメンテしてくれていたためだろう。
しかし結局、こんな綺麗だったんじゃあ、O/H の意味がなかったなぁ ^_^;

分解とチェックが一通り終わったので、新しいシール類にフルードを塗りながら
バラバラになったマスターシリンダーを、元通りに組み立てていく。
清掃に使った紙の繊維屑など、細かいゴミができる限り残らないよう
神経を使いながら、パーツリストおよび紙ペラの説明を見て組み上げる。
それでも最初は、Oリングを入れる位置を間違えて組み立ててしまったため
簡単なはずの組み立て作業は、ちょっとばかり時間を食うこととなった ^_^;

グリスを塗り付けたシールゴムを、マスターシリンダーの一番後ろに被せ
リザーバタンクを嵌め込んで、マスターシリンダー Assy の組み立てを完了。
マスターバックに開いている穴にマスターシリンダーを嵌め込み、
2つのナットでがっちりと固定。最後に、3本の配管を接続して
フレアナットを軽く締め込み、装着完了。

・・・作業完了、といきたいところだけど、ブレーキ系統の整備で
一番面倒くさい(本当に面倒くさい)が、大事なエア抜き作業が残っている。
今回は、マスターまでばらしてるだけに、結構な手間が必要になりそう。

まずは、マスターからのエア抜き。緩めに締めたフレアナット部分から
泡混じりのフルードが吹き出してくるはずだったよな、と思いながら
ブレーキペダルをヘコヘコと手で押すが、いつまで経っても「スカスカ」。
狭い隙間からフルードが押し出されるときの手ごたえが、伝わってこない。
うーん?作業はこれで合っているはずなのになぁ、と思いながら継続するが
10分ほど経っても状況が改善しないことに業を煮やし、手法を変更する。

マスター単体で抜けないなら、システム全体で抜いてしまうまでよ!

いささか乱暴な方法ではあるが、各輪に繋がるブレーキ系統からのエア抜きを
兼ね、一気に末端から抜いてしまうことにした。
まずはフロントを持ち上げ、フロントからエアを抜く。
余談ながら、マスターの構造と整備書の配管図を突き合わせて考えるに、
カプチーノのブレーキ配管は、フロントとリアで完全に分離していて
フロント側は、マスターからの油圧出口が左右で別々になっている。
リア側は、マスターからの出口は一カ所で、Pバルブを経由してリアで分岐。
ということなので、セオリー通りにリアからエア抜きする必要は無い。
各輪とも、リザーバタンクが少なくとも一回空になるまでフルードを抜き
配管に逃げていった空気の泡が完全に排出されるようにする。
結局こうやることで、泡を素早く排出することができた。
ABS すら装着されていない、素のブレーキシステムならではの荒業?

O/H 完了後、各部からのリークテストを兼ね、ブレーキペダルを何度も踏む。
リークがあれば、ペダルがスーッと沈み込んでいくはず。しかし問題は無し。
E/G を始動して、マスターバックの作動をチェックするが、これも問題なし。
最後に、自宅の敷地内(といっても、長さ数m の細い直線路だけだが)にて
サイドブレーキだけできっちり止まれる速度で動きながら、ブレーキテスト。
何度も何度も繰り返し、正常に止まれることと、踏み心地に変化がないことを
確認。さらに、車庫に戻り、脚の全力をフルに使ってブレーキペダルを底まで踏み
数十秒保持して戻し・・・を何度も繰り返し、踏み心地に変化がないこと、
リザーバの油面に変化がないこと、配管接続部にオイルの滲みがないことを
確認。とにかく、できる限りのチェックを行い、ブレーキシステム全体が
問題なく動いていることを、念をいれて確認する。
・・・なにしろ、自分と他人の命がかかっているだけに。

問題ないことを確認できた時点で、いよいよ試走。
急な下り坂を含め、自損事故だけで済む場所 ^_^; を選んで、再度チェック。
ちゃんとした踏み心地は、どうやら多少なりとも復活した感じだが
ブレーキが「カキッ」と利き始めるポイントが、かなり奥のほうに
なってしまったような気がする。以前は、もっと手前から効いていた筈。
どういうこっちゃら?プッシュロッドの調整がずれたのか?いや、それは無い筈。
今回はゴムシールの交換だけなのだから、ピストンの位置はずれないはずだ。
最初にも書いたが、構造を見る限り、組み立て時には何も調整できないはずだ。
とにかく制動力はちゃんと出ているので、峠を含め、少々彷徨いてみる。
結局、効き始めの深さだけでなく、ブレーキ全体のフィーリングが
かなり変化したように思えた。なんとなく、踏み始め〜ロックするまでの間の
ブレーキ踏力で制御できる領域が広くなったかな?という感じ。
単に、何らかの理由で、ブレーキが効きづらくなっただけなのかもしれないが。
ともかく、現状で全然利かないわけではないけど、こんなに奥ではなくて
もう少し手前から、パッドがローターを擦る感触が出てきてくれたほうが好み。

まぁ、結論としては「今回のフィーリング劣化については、マスターは無関係」
ということのようだ・・・。マスターの O/H によって、何がしかの嬉しい変化が
起きているような気もするが、それとこれとは無関係であった、と。
ということで、また改めて、原因探しをしなければならない ;_;

試走ついで、LLC などを買い込んでくる。
GW中に予定している、もう1つのメンテナンスに必要なので。

4/29

GW2日目。

天気予報では、傘マークがついていた日だが・・・
見事に雨が降ってしまったので、クルマ関係の作業は不能。

しょうがないので、今日は買い物に出かけるだけに止めて
何ヵ月も使い散らしたままになっている工具の整備や整備などを行う。
買い物に出たついでに STRAIGHT に寄ってみるが、やっぱり営業していた。
ゴールデンウィークはずっと営業してるんですか・・・と聞いてしまったが
年中無休の店長には、聞くだけ野暮なことだった ^_^;

曇り取りの必要もあるため、買い物で走り回っている最中は
ずっとエアコンを ON にしていたが、やっぱり大変に重たい。
ブーストがかかっていればまだマシだが、3000rpm 以下のダルダルな領域では
もうクルマ全体が異様に重たい感触。また、憂鬱な季節が来たなぁと感じる。
エアコンの配管からちょびっとガスを抜いて、コンプレッサーの負荷を下げ
さらにミリテックでも追加してやろうかね・・・と、儚い夢を見る。
しかし 1.3L 100ps の EP82 だと、エアコンが ON してようが OFF してようが
ぜーんぜん気にならんのになぁ・・・ああ、やっぱり排気量は正義だと感じる。

あまりのパワーの無さに、段々とムカムカ感が湧きだしてくる。
なーんで、街乗りするのに、こんなにつらい思いせにゃならんのだ -_-;
あーもう、ボーナス(分を半月ばかり前借りして ^_^;)で、ARC の I/C を
買ってしまうことにしよう。絶対買おう。決めた。今日決めた。いま決めた。
(別に非ブースト領域でのパワーが上がるわけじゃないけど、もう気にしない)
・・・もーそろそろ、少しばかりのパワーアップに走ったとしても
だれも怒らないよね?ね?(←だれが怒るって言ってた?)

ムカムカ感といえば、休日になったら、何処かからゾロゾロと出てきて
道路を占拠する「回りをまったく見ずに走っているとしか思えない奴等」。
彼奴のお陰で、普通にゆったり走り回ること自体が、大変な苦行と化す。
こちらは、ブーストをかけない街乗り領域では、E/G のパワーを
全部エアコンに食われてしまっているような状態なんで
できる限り、一定速度で巡航したいんだけど・・・ 彼奴は

「ウインカーはできるかぎり点灯しない。出すときはなるべく寸前に出す」

「複数の車線がある場合、何故だか車線を跨いで走りたそうに動く」

などなどの”読めない”運転をモットーとしていることに加え、
図体がムダにデカいために周辺のクルマの視界を広く遮ってしまう
ミニヴァンに好んで乗車するため、その前方の状況すら、後続車に読ませない。
つまり、後続車に無駄な加減速を頻繁に行わせることが、得意なのである。
挙げ句、不思議なことに、赤信号停車中に何故かノロノロと動く癖がある。
それゆえ後続のこちらには、青信号の区間では一定速度で巡航し、赤信号では
ぴったり止まって青信号を待つという「至極普通のこと」が「至難の技」となる。
あーうー(イライライライラ)
行楽ドライバーにイラつく、大型トラックの運ちゃんみたいな気分(?)
まぁこれも修行だ(?)と思い、忍耐に忍耐を重ねて買い物巡り。

ところで、ブレーキの件であるが・・・
ハードブレーキを一発やって、パッドがそこそこ暖まると
必要な踏み込みストロークが浅くなり、かなりマシなフィーリングになる。
しかし、少しでも走行風で冷えてしまうと、再びダメダメなフィーリングに戻る。
ああ、やっぱり、パッドが逝っているっていうことなんだろうか。
マスター O/H をやったのは、正解だったか失敗だったか・・・まぁいいけどサ。

で、あまり金銭的に余裕がないのだが・・どこのを買おう?
特性的に、欲しいブレーキ!という意味では

  • 踏み込んでいくとき、ロックに至るまでの踏力がそこそこで収まっている。
    換言すれば、ロックまでの深さは、気持ち浅めぐらい。
  • そこから戻していくときのコントロール性が抜群(?)に良い。
  • 街乗り〜130km/h 程度のミニサーキットまでで使いたい。
  • Sタイヤ装着時、親の敵みたいにブレーキを踏まなくてもロックできる
    強靭(?)なストッピングパワー
とゆーのが良いんだけど、そういうモンはあるだろうか?

まぁ、とりあえずのところは「砥石」を買ってきたので
明日にでも、パッド表面を研いで、表面の痛んだ層を剥してみよう。
少しでもフィーリングが改善できれば、ボーナスまでの時間稼ぎもできる。

4/30

昨日に猛威を振るった雨は、止んだ。
若干曇天気味ではあるが、雨は降りそうではない。

というわけで、今ひとつスッキリしないブレーキの踏み心地が
気になってしょうがないので、マスターをもう一度 O/H することにした。
その理由は・・・カプチ ML の過去ログを参照して行き当たった
「マスターのキャップ部分の捩じ込み量が、ピストンの突き出し量を決める」
という話が本当なのかどうか、 確認しないといけないため。
本当であれば、プッシュロッドゲージを臨時に作って、調整しないといけない。
そのついでに、マスター内部に残留している微少なゴミを取り去り、
不安に思われる要素を、1つずつでも無くしていくつもり。
さらにそのついでに、塗装が剥がれてサビが発生していた
マスターバックの汚損部について、ちゃんとしたサビ落としと
(簡単ではあるが)防錆塗装をやり直すことにした。
次の O/H の機会には、ブースターまるごと交換とかになりそうなので
あんまり丁寧にサビ止めなどをやっても意味がないかもしれないけど、
いかんせん制動装置のことだけに、できる限りのことはやっておくことにした。
つまらない理由でトラブルを起こし、後悔するようなことには成りたくない。

一度やっているだけに、マスターシリンダーの取り外し/分解作業は捗る。
マスターシリンダーをマスターバックから外す前に、バキュームホースを外して
マスターバック内の負圧を抜き、同じ失敗を二度と繰り返さないようにする。
ブレーキクリーナーをふんだんに使い、マスター内部をきれいに分解清掃。
続いて、もう限界!と言いたくなる気持ちを抑え、念入りにゴミを取りながら
使い古しのブレーキオイルを注入しつつ、マスターシリンダーを組み立てる。
(↑どうせ、最後のエア抜き作業で、全部排出してしまうので ^_^;)
最後に、キャップを一回転緩めに締めた状態にしてから
マスターシリンダー単体のエア抜きを行い、マスターバックに差し込む。
しかし、案の定というかなんというか・・・
マスターシリンダーが、マスターバックの穴の中に、収まりきらない。
マスターシリンダーの凸部が長くなったため、マスターバックの凹部の中に
入りきらないのだ。仮に、キャップがクリアランスを調整するものだったとして
緩める方向にしたら、マスターシリンダー全体がクルマの前方向に移動するから
ギャップは伸びるはずだ。つまり、組み付けできないということには、ならない。
やっぱり、キャップはきっちり締め込んでやらないとダメみたい。
少なくとも、クリアランスを調整するところじゃないな。

この事実に安心。マスターシリンダーには、問題なし。
配管類を元通りに組み付け、エア抜きを行ってシステムを回復。
マスター単体でエア抜きをやっておくと、組み付けてからのエア抜きが楽だ。
(マスター単体のエア抜き方法・・・リザーバタンクにフルードを入れ、
 マスターのピストンを指で押し込んでから、油圧出口を指で塞き
 ピストンを戻す。これを、油圧出口からオイルが吹き出すまで繰り返す)
4輪に向かう配管からのエア抜きついでに、フロントブレーキパッドを外し
モサモサに見える表面を、砥石で削ってやる。
砥石に水を付け、シュコシュコと研いでやると
黒い粉に覆われていたパッドの表面に、銅色に輝く金属の屑(?)が現れた。
ほほう、これが摩擦材の金属要素か。色からして、やっぱり銅なんだろうな。
ということは、ブレーキダストには銅の粉も混じっているということか。
・・・健康に悪い ^_^;

完璧!と自画自賛したくなるぐらいにエア抜きをやってから
敷地内でブレーキテストとリークテストを行い、いざ試走。
マスターを再度 O/H したせいか、パッド表面の劣化層を削ったせいか
どっちかはわからないが、制動に必要なストロークは確実に減った。
なんとなく、今回の作業は成功したような気はする。
しかし「全力で踏み込むと、ペダルがほんの少しづつ沈むような気がする」
「全てのパッドに力が伝わりきった時点で、踏み心地に段付き感が出る」
という感触の残る、気持ち悪い状況になってしまった。
前者は、たぶん気のせいではないかと考える。
全力で踏み込んでリークテストするとき、踏みはじめから踏み終わりまで
踏力がずっと一定しているとは言えないからだ。改めて考えてみれば、
時間に応じて、じわじわと踏力が増えていっているように思う。
沈んだような気がしてから一旦ペダルを離し、もう一度強力に踏み直しても
踏み込みの深さに変化も無い。経過観察は必要だが、まぁ気のせいだろう。
しかし、後者はめちゃくちゃ気になる。マスターの底付き感よりも手前の部分で
明らかな「引っ掛かる」感触がある(とはいえ、パニックブレーキであっても
ここまでは踏まないだろう、というぐらいの強烈な踏力を与えたときであるが)
これはなんだろう?前後どちらかのピストンが奥まで沈みきったときに
もう片方のピストンにコツンと当たって感じられる感触なのだろうか?
今回のマスター O/H 作業に、抜かりはなかった筈だし・・・
この妙な感触は、いったい何が原因なんだ?
また、大きな問題ではないのだろうか?
ああ、気になる気になる・・・

こうして、「究極のブレーキ」を求める作業は、果てしなく続く・・・