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Cappuccino 日記(2003/6)

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6/1

さて、今日は TTW 第二戦であるが・・・

台風が過ぎ去ったにもかかわらず、昨晩から降り出した雨は
早朝4時過ぎまで、しっかりと降り続いていた。

・・・うーっ、やっぱり今年は、「雨男」確定なのかぁ・・・。
正直なところ、ウェットは苦手だ。荷物の上げ下ろしが面倒くさいから。
じゃなくて最近、ウェットだと極端に前に進まなくなる傾向があるから。
(まぁそれは、Gu:wn を履いているときに限定されるワケであるが)
前に進まないからアクセル踏めないけど、アクセル踏まないと遅い。
この強烈なジレンマと闘うのが、どうも苦手なのだ。

などとボヤいてみても、雲の向こう側に御天道様が隠れてる現実は変わらない。
とりあえず朝飯を食ってから、小降りの雨の中を、名阪に向かって出発。



名阪に到着してみる。ゲートオープンの時間はとうに過ぎていたが、
Cコースのパドック下は余裕で空いていた。あれっ、なんでこんなに空いてるの?
首を傾げつつ準備するが、それもそのはず参加台数は、僅か 43 台どまり。
エントリー費1万円だから、経費考えたら赤字ですわな。かなり危機的状況か。
おいおい、みんなKスペに流れちゃったのかよ・・・冷たいなぁ(涙)

さらに、クラス参加台数の内訳が寂しい。ラジアルクラスが台数の大半を占める。
Sタイヤクラスは、NA/ターボ合わせても13台しかない。わずか3割程度である。
高性能ラジアルタイヤの値段が鰻登りな昨今、Sタイヤでもランニングコストは
ほとんど変わらないような気がして止まないのだが。
敷居が高いのかなぁ。



さて、人のことばかり気にしているわけにもいかない。
こちらも、名阪Cを走るのは実に2年ぶりである。内容をほぼ忘却。
充分に与えられた完熟歩行の時間を生かし、じっくりと歩きまわって勘を掴む。

相変わらず、パイロンワークが問われないコース設定である。個人的には
苦手とする「高速ストレート」→「タイトコーナー」の処理が幾つも存在。
(↑というか、得意なセクションって何があるんだ?(笑)>私)



歩きまわった結果、以前走った時と比べてあちこち改修されていることと、
外周S字を抜けるところに置かれた規制パイロンが激しくウザイということに
気づいた・・・っちゅうか、頭で考えられたのはその程度。あとは、実際に走って
勘を掴むしかあるまいなぁ、もはや、って感じだった(全然進化してない・・・)



なんだかんだやってるうちに、練習走行が開始。チャンスは3本。
幸いにも、雨はほぼ上がりつつあったが、路面状態はよろしくないままだ。
状況を勘案し、減衰力をF/Rとも4段戻し、空気圧をF/Rとも1.4kg/cm2に設定。
これで、まずは練習走行3本のうち、1本目を走ってみることにした。

ライン取りは極めてオーソドックスなもので、立ち上がりに負担を掛けないことを
(=出口でイン側に付き気味になるよう)目的に考えてみる。また、基本的に
他車と比べ、ここ一発の加速力が0に等しいウチのクルマでは、長い距離を走ると
完全に負け確定になる。なので、なるべく短いラインを走ることを心掛けた。

この走り方で、まず気づいたことは・・・Fの感触はほぼ OK だが、Rの感触が
少し柔らかい気がした。流石は 540S、突っ込み過ぎの場合を除いて、グリップが
足りない〜っていう感じはしない。なので、フロント空気圧は変更しないことに。

Rの感触を調整するため、次の走行では減衰を2段固めてみる。すると今度は
動きが悪くなったように感じた。結論として、3段固めをベストと見積もる。

走行を重ねるにつれ、劣悪だった路面状況は段々と好転してきたわけだが、
朝一番のフルウェット時でも、それほどグリップが酷かったわけじゃない。
減衰力の調整と、足回りの動きの感触にリニアさを維持できたということで
RE540S の優秀さ(というか、低温ジムカーナ用コンパウンドの優秀さ)が
判ろうというものだ。いや、やっぱりいい道具はいい、ってことだ。

なお、減衰力調整と同時に、空気圧の調整も微妙に行なってみたのだが
完全ドライの高温路面でない限り、冷間 1.6kg/cm2程度を上限にしたほうが
良さそうだ。特にリアについては、ウェットの場合は空気圧を上げないほうが
良い結果が出る。逆に、ドライの場合は思いきって上げたほうが良さそうだ。
フロントについては、基本的にリアと合わせた空気圧がよさそうな気配。
これについては、名阪を走ってみた結果として、データを溜めてみよう。



アッという間に午前中の練習走行が終わり、昼飯の時間に。
どこか適当な場所に座って、適当に飯を食う。なにごとも適当に。
昔と比べて、随分と肩の力が抜けてきたように思う。良くも悪くも>自分

この肩の力の抜け具合いを、いい方向に持っていかねばならない。
今日の狙いは、4位だ。失敗しなければ、必ず狙えるはずだ。



昼一番からの走行が開始。路面はドライである。ポツポツと雨が降るものの、
路面状態を決定的に悪化させるほどのものではない。このまま持ち堪えれば、
ドライでの勝負になる。そうなれば、立ち上がりでのリアグリップが高まって
(名阪Eでの経験に基づく)午前中よりももっと踏んでいけるはずだから、
パワーをフルに生かすことができるはず。多少は、勝負に絡めるか?

しかし現実はいつも非情なものだ。最初はさほど離れていなかったはずの
上位陣とのタイム差が、ジリジリと開いていく・・・

原因は色々あるので、考えてみる。まず、クルマ側の問題。
相変わらず、立ち上がり加速が悪い。ブローオフの閉じが悪いのか、
ハーフアクセルから踏み直して全開加速するとき、引っ掛かる感じがある。
せっかく高まったグリップを、まったく生かすことができないという状態。
タダでさえ、ノーマルブーストでパワーが出ていないエンジンである。
このお陰で、特に・・・右上のUターン出口からの直線加速が、
全然なってない(ヨレヨレ加速)という結果になる。

(実際は、それが主因ではなかったのだが、それは日を改めて記述する予定)

また、もう1つ問題がある。これはドライバー側の問題が多分にして大きいが、
ドライでも強いリバースステア癖が出て、立ち上がりでアクセルを踏みづらい。
大きいRを維持し、出口で曲がりながら加速していくより、小さいRで鋭く曲がり
出口で直線上に加速していくほうが、確実に失敗のない走りができる傾向あり。
たたし・・・「ヨーが出ている状態でアクセル踏んだら横に流れる」というのは、
当たり前といえば当たり前の話でもある。だから、これは運転技術の問題。
(厳密には、リア側アライメントについて、再調整が要るっぽいが・・・)

運転技術といえば、最近痛切に感じるのは、メンタル的な問題。
(特にウェット時において)フロントグリップに対して信頼がおけない気分。
普段からグリップしないタイヤを履いているせいで、無意識のうちに「フロントは
信用するな」という心理的計算が働いてしまうというか。本来、Sタイヤならば
もっとコジって走っていくことができるから、もっとタイムを稼げるはずなのに。

(注:無理をさせる、という意味ではない。まだまだ残っているグリップを
無駄に温存しているため、Sタイヤを生かした走りになっていないという意味)



上記のような問題が重なり、昼から2本の本走行が終った時点で、順位は6位に。
特に、路面が完全ドライ化してからのタイムの伸びが少なすぎたのが、敗因。
右上Uターン部からの立ち上がり時の引っ掛かり。ここでかなりロスった気分。


順位ベストタイム
1,14.373
1,14.514
1,14.926
1,16.237
1,17.933
1,18.049
1,19.364
1,25.095


結局、1位との差は 3.7秒。今までの戦績から考えれば、
高速なコース設定のジムカーナでトップから 3.7秒落ちってのは、

かなりの進歩

である(今までは、だいたい5秒ぐらい落ちていた)。しかし、決して
満足の行く結果ではなかった。もっと、タイムは詰められたはずだ。

実際、M師匠から「あの仕様なら 15秒台は出せるはず」なんて言われた日には
どう考えても 16秒後半〜17秒前半には乗せられたはずだ、と思えてしまう。
(そこまで腕がないという現状をさっ引いても、これぐらいは・・・)



今回、幸いにも自分の走りをビデオに収めて頂くことができたので、
荷物の片付けを終えたあと、それをじっくりと見て反省を行なうことができた。
しかし・・・何度も何度も見直し、他の人の走行風景と比較してみるものの、
致命的な差があるようには思えなかった。大きな破綻もなかったわけだし・・・。

実は、この「差が判らない」という状態が、まったく致命的である ;_;
実際、4秒近い差がついているのに、何がその主因かわからないのだから。

疲れた。もう、ここまでうまくいかないと、もはや笑うしかない。



まぁ・・・とにかく、特訓あるのみ、ってことだね。
走り込まないと、ココから先はそう簡単に突破できないだろう。

というわけで、呆骨丸さんと、6月の雁ヶ原遠征の日程調整。


6/7

雁ヶ原練習であるが、当初予定では 6/14 のつもりだったが
一週間繰り上げ、本日に行くことに相成った。本日の同行者は、呆骨丸さんと
前田さんの2名。前田さんは、サイドターンの猛特訓を行なうためらしい。

練習時間を最大限に確保したいので、6時に草津 P.A. 集合でスケジュール。
遅刻のないよう、4時半に起床し、5時半に自宅を出発。ほぼ6時きっかり、
草津 P.A. へ滑り込もうとする直前に、1本の電話がかかってきた。

遅刻です〜

前田さんからだった。まぁ、仕事忙しいみたいだし、しょうがないか・・・
とりあえず呆骨丸さんと合流してから、ゆっくりと先に進んでいこう。

ひとけの少ない草津 P.A. 内で、時を過ごす。やがて、時計の針は
約束の6時を過ぎ、数分が経過した。・・・呆骨丸さんの AZ が来る気配がない。
おかしい。電話してみよう。ってんで、教えて頂いていた番号に電話するも

遅れます〜

目が点になるという言葉は、こんなときの為にあるのだろう。
・・・こんなことなら、私ももっとユックリ眠ってくれば良かったよ ;_;

しょうがないので、とりあえず多賀 S.A. までノロノロ走り、追い上げを待つ。
しかし、追い上げてくる気配も感じられない。みちのく一人状態で、多賀に到着。
やることがなくなったので、S.A. 内に入って飲み物を買い、店頭の TV を見る。
でも、こんな時に限って、大したニュースもやってない。見るものがない。
ノロノロとした足取りでクルマに戻り、ノート PC を引っ張り出す。
カーステから流れる音楽を聞きながら、日記書き。



やがて、十数行ほど日記を書き進めたところで、ようやく呆骨丸さんが到着。
談笑したりしながら、前田さんの到着を待つ。時計の針は7時を遥かに過ぎ、
駐車場内のクルマも随分と増えてきた頃になって、ようやく全員が揃う。
少しだけ休憩してから、再び北向きへの旅を開始する。

いいペースで北上を続けるが、北方は天候が芳しくない様子。京都を出る時点から
曇っていた天候は、今庄を越え・・・武生を越えても、一向に変わる気配なし。
結局、福井北 I.C. に到着した時点でも、天候が変わることはなかった。
なんとか、今日一日は堪えてほしいところなのだが>天候



いつもの GS にて給油し、コンビニで飯を買い、川沿いの道を東向きに走る。
結局、いつもより1時間ほど遅い時刻に、ようやっと現地に到着する。
まぁ、到着が遅くなった分は、遅くまで走ることでカバーしよう。

荷物をザクザクと下ろし、走行準備完了。空気圧および減衰力を
適当な値に設定し、とりあえずザックリと走ってみる。

ラジアルタイヤだからってこともあるが、とにかく良くケツが出る。
ブレーキングしてもケツが出るし、アクセル踏んでもケツが出る。出まくる。
ただし、出たが最後、コントロールは結構難しい。より正確に言えば、
大きな流れを維持させるのがひどく難しい、という巾か。



サイドターンを猛特訓したときもそうだったのだが、「とりあえずできる」ことを
「よりうまくできる」ようにするより、「できない」ことを「できる」ようにするほうに
より燃えてしまう質の私としては、ドリフトが全然できないっていう状態を
ドリフトできる状態に持っていくことに対して、俄然興味が沸き出す。

そう思って、他の人の走行を眺める。今日は、比較的マジメなジムカ屋ばかりが
来ているようで、いわゆる地味走りが目立つ。その中で健闘(?)しているのが
岡崎さん。SW20 で、見事なドリフトを決めている。おーっ、カッコエエ!



チャンスは滅多にない。こういう時は、横に乗せてもらって技を間近で見るのが
上達の基本技である。早速、岡崎さんにお願いして、横に乗っけてもらうことにした。

カプチとは、パワーも重量配分も車重も何もかもが異なるクルマである。
しかし、基本的な操作は同じようなものだ。ブレーキング、もしくはサイドで
きっかけを作り、アクセルとステアリングで姿勢を作る。あとは、飛んでいく。

・・・この「飛んでいく」感覚が、実にいい感じ。一度姿勢ができると、
フロントが先に逃げるわけでもなく、ケツが先に飛んでいくわけでもなく。
絵に書いたように、横向きにスッ飛んでいく。パワー頼みの下品ドリじゃない。
それは、キッカケの作りかたと、カウンター量の小ささに現れている(と思う)。



キッカケ作りは省略するとして、問題の「カウンターのアテ方」であるが、
基本的には手放しカウンターのようだ。ケツが流れ出したら、ステアから手を離し
スルスルッと回ったところでステアを掴む。リクツの上では、このやり方が
一番簡単、かつ確実な方法であるはずだ。なるほどねぇ・・・

一方、私のやり方と言えば、ハンドル握りっぱなしでのカウンターである。
左手と右手がハンドルを握る位置に変化がないので、最大でも 180度迄のカウンターが
アテられる限界となる。いや、しかし問題は、最大カウンター量にあるわけじゃない。
むしろ問題は、適切なカウンターのタイミングと量が判ってない点にある。
傾向として、自分がドリフトに持込もうとして失敗する時は、以下の場合である。

カウンター量が多すぎ、オツリ気味にドリフトが停止する
カウンターが遅すぎ、スピン状態に入って終わる



手放しカウンターを真似れば、あるいはこれらの問題を解決できるかもしれない。
しかし、今はその手法を封印。自力でカウンターが当てられるようにしたい。
どこまでも長く、安定して横にスッ飛んでいける自信をつけたいから。

しかし当然ながら、いくらやってみても上記の問題は解決できることもなく。
路面温度が高く、状態が良いせいか、いつもよりもリアのグリップが高いようだ。
そのせいか、キッカケが作り出せたとしても、大きく増幅させるのが難しい。
ある程度うまく行きそうになっても、そこから先の維持が困難なのである。
アクセルを踏み続けても、直ぐにグリップが戻ってしまう。パワー不足?

いやいや、やっぱりテク不足だろう・・・そもそも、ドリフト中に
フロントタイヤに横向きの力を与えられていない時点で、ダメだろう。
この手法が判るまでは、たぶんちゃんと前後が繋がった動きができないはず。
(すんげー遅いパワースライドなら、なんとかできる場合もあるんだけど)



・・・まぁ、こうやってもがき苦しんでいるうち、できるようになるだろう。
今はまた、技術を貯金する時期である。サイドターンの練習も交えつつ
できなかったことを中心に、色々とやりまくってみる。



やがて、到着時刻が遅かったせいか、すぐに昼休みの時間に突入する。
普段からカラダを鍛えていない成果(?)が出たのか、既にバテバテ状態。
こういう時は、とにかく大量の水を摂取して、体力低下を最小限に防ぐのみ。



昼休みが終わる頃になり、空の様子が少しずつ怪しくなってきた。
空一面に、少し濃い雲が現れてきた。薄い雲じゃないところが、ヤバげ。
一気に崩れることはないだろうと思いつつ、荷物を屋根下に移動させる。
積載能力の高いインテR@前田さんのお陰で、テントを設営できたため
多少の天候の崩れについては、今日は何の心配もせずに済む。有難や。

ついでに、昼休みで、フロントとリアのタイヤを相互に入れ替える。
溝の残りが少なくなってきたため。やはり、滑らせる練習をすると、
タイヤってのはあっというまに磨り減ってしまう。・・・しかしながら、
減ったタイヤで練習したところで、実はあんまり練習にならない罠。
まがりなりにもジムカを意識している関係上、目的はSタイヤでのドリフト
なのだから。グリップ力が全然違えば、タイミングや速度域が全然違うしね。
しかしやらないよりやるほうが千倍マシなので、とりあえずこれで走る。



昼からも、午前中と同様、基本的にドリフトの訓練を意識して走行。
しかし、バテバテ状態を昼休みで回復できず。集中力がまったく持続しない。
もう、ひたすら暴れるわスピンするわ、サイドはひたすら失敗しつづけるわ。
(スッコ抜けてしまっている。・・・つまり、ただの突っ込みすぎ ;_;)

そんな、クタクタに暴れまわる私を尻目に、着実なジムカ走りを続ける関口さん。
ダイナランドジムカの前日練習ということで、毎月ここに来られているそうだ。
最近、名阪の練習会やイベント(TTW)でまったく姿を見かけなかったので、
どうされたのかと心配していたのだが、無事走っておられたということで
よかったよかったって感じなのであった。それはさておき、関口さんの走りだが
全然と言ってもいいほど、ミスがない。サイドターンも綺麗に決まっている。
いやー、こりゃもう、私は勝てないんじゃないかな。そんな感じ ;_;



まぁ、人と比べてもしょうがない。今回もまた、果てのない練習になるが
やるったらやるって決めたんだ。ある程度、ドリフトの形が決まるようになるまで
タイムは意識しない。「やったー!」って気分が出るまで、やりつづけるんだ。

なんて思って走っているうち、

雨が降ってきた・・・しかも、かなり強烈に。

私が走行している最中から降り出した雨は、あっというまに路面を変えていく。
それまで、曲がりなりにもクルマを前に押し出してくれた Gu:wn であったが、
雨によって一気に無力化。サイドターンの立ち上がりで、前に進まなくなった。
もっ、もうダメだ。。。もう、どこまで雨男確定である(涙)>自分

前に進まなきゃ、練習にもなんにもならないよ・・・ちょっと萎れてしまうが
屋根の下で雨難を逃れ、少し考えるうち、こういうときこそ練習のチャンス
いう気持が復活してきた。そうだ。どんな場合であっても、データ取りはできる。

雨が小康状態になった時点で、再び走行を開始する。リア減衰の微調整を行い、
しっくりくる減衰を調べる。といっても、絶対的な値が判ってもしょうがない。
こういう悪い路面状況での「調整幅」がどれぐらいあるのか、調べるため。

結果、リアの減衰を1ノッチ変えると、感触がかなり変わっちゃうことが判明。
一方、フロントは4ノッチで固定。アンフレを入れてからこのかた、なんというか
フロントは「どんな設定でもソレなりに動く」傾向が出ており、走りやすい。
ジムカのような一発勝負的競技では、かなり助かる傾向である。



走行を続けるうち、ちょっと面白い光景に出くわす。
突然の雨で濡れた路面であるが、午前中に充分暖まっていたため
ほとんど温度が下がらなかったようだ。むしろ、高温になった路面によって、
一時的に降った雨のほうが敗北し、ものすごい勢いで乾燥していくことに。

名阪などでは、同様の状況があったとしても、雨は淡々と乾くだけだが、
ここではなぜか、激しく湯気を上げながら、路面は乾いていったのだった。
地面から激しく沸き上がる湯気の中を、ジムカ走りで駆け抜ける歓び。
なんつうか・・・すんごくカッコエーって感じだった(謎の感性)

さておき、濡れた路面を走るうち、抑え気味の走り方を思い出しはじめる。
特にサイドターン。元気が良いのもいいけど、突っ込みで頑張っても無意味だ。
しかし、幾ら濡れていたところで、速度が乗るような外周設定部分については
元気良くいかないと本来はダメだ。熱でダレきったタイヤにムチを打ちつつ
いかなる状態でもリアの動きを引き出せるよう、練習を続ける。



こんな感じで、一瞬の雨に祟られた後も頑張って走ってみたわけだが、
再び、天候がヤバい感じになりだす。空は、濃い灰色の雲で埋め尽くされる。
やがて、地を揺るがすような低音が、少しずつ聞こえ始める。まさか・・・
そう、その「まさか」。天候崩れの極致、雷雲がやってきた。

さすがに、雷はヤバい。ヤバすぎる。当然、大雨と一緒にやって来るからだ。
数十分の走行時間が残っていたが、もう充分に練習した。撤収を開始する。
幸い、ラジアルタイヤのままで走っていたため、荷物の積み込みだけで完了。
この、少し早めの撤収開始の判断は、正解だった。あらかた片付けた時点で

本格的な「豪雨」が降ってきた。

今まで、雁ヶ原では体験したことのないような、本格的な豪雨だった。
そんな中でも、まだ走り続けている前田さんと奈良さん。漢だ・・・

ちなみに、前田さんと奈良さんの最終走行であるが、なかなか凄かった。

それまで全くサイドターンが成功していなかった前田さんであったが、前だけSに
交換したことが効を奏したのか、走り方が急激に変化。もう、ケツ流しまくり、
角度つきまくりの走り方。深く垂れ込めた雨雲のせいで暗くなった景色の中で
ヘッドライトを煌々と輝かせたインテRが、横っ飛びに走ってるわけで。
正直これは、今日のカッコイイ大賞決定って感じだったホントに。
大雨が降っていたため、写真を撮れなかったことが悔やまれる ;_;

奈良さんのほうも、トー調整で、リアのネバリが良くなったらしい。
横に乗せて頂いて確認するが、確かにリアはけっこうイイ感じで粘っている。
怪しげなタイヤ+ウェット路面とは思えないパフォーマンス。予想外だった。
フロントが食わないのはしょうがないので、あとは荷重移動で対処するか?



大雨が降り続く中、前田さんと奈良さんの撤収作業を手伝う。
本気モードの雨(横殴りの雨とも言う)と戦いながらの撤収作業は、結構大変。
雨合羽を出す余裕もない。全員、上から下まで全身ずぶ濡れになって作業。

撤収完了後、即座に温泉「水芭蕉」へ移動。雨で冷えきった
カラダを暖めるためにゆっくり休んで、充分に体力回復。



入浴後もロビーでのんびりしていたため、温泉を出たのは 21時頃。
どう考えても、日が変わる前に京都へ舞い戻ることは無理そうな気配。
路面もひどく濡れているので、ゆっくりとしたペースで西向きに走る。

途中、腹が減ったため、福井北 I.C. 近くにある「8番ラーメン」で飯を補給。
ここで、食欲が満たされてしまう。当然のように、眠気が襲い掛かってくる(涙)

最短距離で R8 に出て、南下を開始。時計の針は 22時近くを指しているが
道沿いに、結構な数の飲食関係の店がまだ開店していたことに、驚く。失礼ながら
福井の飲食店と言えば、21時頃には閉まるのが普通と思っていただけに ^_^;

さほど速くもないペースで、ノロノロと南下。必死の思いで、眠気と戦う。
睡眠が足りない。やっぱり、私も1時間ほど遅刻して出てくるべきだった(涙)



やがて、武生を越え、R8 は山岳区間に入る。といっても、R8 は充分に広く、
山岳路を走っているという気がしない。むしろ、ここまで広さがあると、今度は
速度取締の存在可能性があるため、恐くて速度を上げられない(ヘタレ)。
また、日が変わるぐらいの時間帯になっているので、自分のカラダのサイクルで
考えれば・・・多分、反射神経の反応速度は、かな〜り落ちていることだろう。
そういうこともあるので、基本的に安全運転に徹することにした。

そのため、速度が上がれば飛んでいく傾向にある眠気も、全然飛んでいかない。
これが一人で走っているときだったら、確実に「道の駅河野」に入って仮眠したと
思われるが、今日の状況ではそうもいかず。ただただ黙々と、頑張って走る。
しかし、睡魔には勝てず。結局、敦賀の少し北にあるコンビニで休憩 ;_;



その後も、頑張って走るものの、どうにもならなくなり(?)
R161 小松付近にあるオービス前ローソンで、若干の休憩を入れる。

なんというか、体力の衰えを痛感する。追い払えない睡魔が、意識の奥底に居る。
もはや、視覚神経と反射神経が直結して、クルマを操縦しているみたいな感じ。
まぁ、これは少し大袈裟な表現であるが・・・こういうとき、無理は禁物である。

今回は、まだ深層にいる悪魔が表に現れてきていないということで、南下を継続。
最後に残された力(大袈裟)を振り絞り、気合いで R161 を走り抜ける。

堅田付近にて奈良さん/坂本付近にて前田さんと別れたあとは、
自宅に向かって一直線。結局、帰宅は2時頃。もー、頭クラクラ。


6/8

本日は、AZ-1 氏のオイル交換を予定していた。
そのため、9時過ぎに頑張って(?)起床するが、あろうことか!
肝心要の AZ-1 氏、交換するオイルを忘れてきてしまったらしい。
よって、本日の予定は見事に崩壊。雑談して終わり ;_;



氏の帰宅後、予定してなかった空き時間ができたので、ちょこっとカプ作業。
カビて臭いを発することがないよう、エバポレータを洗浄する。そののち、
いつものセルフ GS に向かい、ガソリンを給油。最近、福井からの帰りは
のんびり走ることが多いせいか、給油せずに帰着できることが多い。
そういう意味で、R8→R161 経路での帰宅は、効率が良いと言えそうだ。

帰宅後、Fスタビの止めゴム位置を確認。5/31 に、止めゴムズレ問題を解消すべく
ステン製強化バンド+靴底用接着剤で強力に固定したツモリのFスタビ止めゴムは
6/1&6/7 の二週連続ジムカ走行攻撃を受け、あっけなくズレてしまっていた。
残念ながら、靴底接着材は、強烈な横Gには耐えられない(?)ようだ。

こうなったら、最強接着剤(?)の登場を願おう。変成シリコン系接着剤の
セメダイン・スーパーX。曰く、何でも強力にくっつく、らしい。ゴムでも。
でも、今日はもう疲れた(弱)ので、来週にコイツを買って、処理しよう。

時間が余ったので、簡単な暇潰し。ロールバーに巻いた白テープが汚くなったので
適当な白色の布テープを購入し、テープを巻き直す。しかし、水道配管保護用の
粘着性のないテープを巻いていた前回と異なり、粘着性の高い布テープを巻いた
今回は、作業がどうにも上手く行かず、汚い仕上がりになってしまった。
ううっ、こりゃ見た目的にダメ過ぎる。前回と同じテープで巻き直そう。


6/13

今日は、会社から強制的に与えられた休日。
・・・といっても、外は生憎の雨だ。マターリ過ごす。

先週書いていた、セメダインのスーパーXを買いに出かける。
ついでに、エアコン洗浄スプレーの新品缶やスプレーのりなど、ちょっとした
工作用の材料などをいくつか買い込んだところ、結構高くついてしまった -_-;



買い物の帰り道。いつもの峠道を抜けるとき、ちょっと横Gをかけたとたん
エアコン吹き出し口から、なにやら茶色い液体の飛沫が飛び出してきた。
なっ、何だこりゃあ!匂いを嗅いでみると、エアコン洗浄液の香りだった。

先週のエバポレータ清掃の際、吹き付けたエアコン洗浄スプレーが何処かに溜まり
今頃になって、横Gで跳ねて飛び出してきたようだ。一週間で乾かなかったって?
いや、そんなバカな。むしろ、溶け落ちた汚れが、エバポレータの何処かに溜まり
そのまま乾燥して固着していた、ってのが正しい解釈じゃなかろーか。

今日になってエアコンを付けたところ、エバポレータ表面に付着した水滴で
汚れが溶解した・・・って感じで。まぁ、理屈はどうでもいいけど、汚いな。
飛沫が出てこなくなるまで、いつもより余計に横Gをかけまくって走る ^_^;



帰宅後、フロントを持ち上げ、スタビを外す。今度こそ完璧にしなきゃ。
位置のずれたスタビ止めゴムを一旦外し、接着する部分を丁寧に表面処理する。
接着面の片側にスーパーXを薄く塗り、少し時間を置いてからゴムを貼り付ける。
その後、今まで装着していたものより一回り大きいバンドを使って、キツめに
ゴムを締め上げる。これでもゴムが動くようであれば、もはや打つ手は無し。

少し時間を置いてから、はみ出た接着剤を拭き取る。その後、スタビブッシュとの
摺動面にシリコングリスを塗り込み、スタビを元通りに装着。今度こそ!



あとは・・・接着剤が所定の強度を出すまで、24時間程度はかかるそうなので
今日はこのまま放置。昼間っからインタネ三昧の休日を過ごす。


6/14

昨日に引き続き、今日もまたヒッキー状態で一日を過ごす。
カプは、新設したばかりの屋根の下。なんだか、すごく快適そうだ。
二週連続で頑張って走ってもらったから、今週はよく休んでもらおう。

しかし・・・梅雨らしく、昨日に引き続いて今日も雨。今年は良く降るな。
まぁ、琵琶湖水位低下の心配が無くなるから、降ってくれたほうがいいのだが。


6/15

雨が上がったので、ちょっと遠出。
と言っても、特にアテがあるわけじゃない。少し考える。

・・・そうだ。ちょっくら、第二京阪道でも走ってくるか。
考えてみれば、第二京阪が開通してから、一度も走ったことがなかった。



第二京阪道は、油小路通を南に延長した先にある。油小路通は、ウチの家から
裏手の峠を越えれば、すぐのところにある。つまり、直ぐに行けるわけで。

早速、自宅を出発。九条油小路交差点から、油小路道を南下する。
油小路通を通るたびに、京都高速油小路線を載せるための支柱が、どんどん
立派になっていくことに気づく。今や、圧迫感すら感じられる状況になった。
まるで、建造中の巨大戦艦の横を走っているかのように・・・つまり工事中の
櫓に囲まれた武骨な柱が、戦艦の艦橋のように見えてしまったりする。
いあ、いつのまにか、京都も立派になったなぁ(?)ちょっと感動。

見たところ、本数的には、だいたい完成の域に達してきたようだ。あとは、
柱の上に道路を乗せ、I.C. を作ったら完成!って感じ?いつ完成するのかな。



大手筋交差点を直進し、外環状線を横切る。ここって、ちょっと前までは
何にも無かった・・・ただただ、平べったい地面が広がるだけの場所だったのに。
ますます感動を覚えつつ、宇治川にかかる巨大な陸橋に突入していく。

昔話ばっかり出してきて恐縮であるが、ここの橋も・・・アレだ。
私が大学に通っていた頃よりも前から、工事が行なわれていた橋だ。
所用 etc. で、近くを並走する R1 をクルマで走るたび、河川敷の中に
ゆっくりしたペースで、ポツポツと柱が立っていく様を見ることができた。
何作ってるのかしらんけど、こんなペースでやっとるようでは、地球滅亡まで
工事終わらんわ、なんて思っていたものだったが。いつのまにか、
立派な橋として、完成してやがった。またまた感動。



まだまだ感動は止まらない。橋を降りたあと、道は巨椋池干拓地の中を突っ切る。
干拓地というぐらいだから、当然ながら辺りには何にも無いわけである。
何にもないところで、遥か先まで一直線に続く道路がある。とてもとても、
京都市にあるとは思えない、雄大な景色である。なんだろうね、これ。

さらに進んだところで、「第二京阪道 巨椋池北 I.C.」への入り口が現われる。
当然のように、ETC レーンは完備。ETC カードを車載機に挿入してあることを
確認してから、30km/h で進入。いつものように、やや遅れ気味で開くゲート。
タイミングを合わせ、アクセル全開で料金所を飛び出す。

高速道路へのアプローチとなる登り坂を掛け上る。そこに現われた景色は、
私の感動回路をダメ押しするのに充分な景色だった。美しい・・・

そこは、世俗とかけ離れた、全くの別世界だった。
遥か先まで、一直線に延び、空気遠近法の中に消えていく3車線道路。

それだけなら、名神高速でも見ることができる景色だが、ここはひと味違う。
全く、誰も走っていない。何kmもの見通しがある。完全貸し切り状態。
まるで、「どくさいスイッチ」が押された後の世界を見ているようだ。
そんな、何もない道路の直上を、真っ直ぐに横切っていく京滋バイパス。
視界の全てがあまりにも幾何学的過ぎて、実在のものとは思えない。
一体、何処だここは。本当に京都なのか。・・・信じられない。



呆然としている場合じゃない。とりあえず、先に進まないと。
制限速度が判らないので、とりあえず 100 ぐらいで走る。数百m ほど進むと
ようやく、電光掲示式の制限速度看板が現われる。その看板が示す数値は、
わずか80であった。そうか・・・この道は、80 制限なのか。

遥か先まで、ひたすら真っ直ぐ。この、3車線もある巨大な直線道路
80 制限なのか。半信半疑のまま、ずっと先へと進む。やがて、道はカーブに入る。
超ゆるやか。阪神高速湾岸線も裸足で逃げ出す勢い。その後、3車線を保ったまま
道路はごく緩やかに右〜左〜右と曲がり、再び長い長い直線となる。

・・・・バカにしてんのか、行政!(怒)

こんな道、180km 制限でも全然大丈夫やぞマジで。つうか、
湾岸仕様のクルマが 300km で走っても、99% 事故らないと思われ。
おかしい。どう考えても、おかしい。オーバースペックにも、程がある。
制限が低すぎると言いたいのではない。無駄なコストを掛けすぎと言いたい。
80制限ならば 80制限なりの、もっと安価な道の作り方ってもんがあるだろう。
こんなモン作っておいて赤字がありますだぁ?無能にも程があるぞ。



ブツクサいいつつも、結局は終点となる枚方北 I.C. まで走り続ける。
I.C. で降りたあとは、そのままUターン。同じ道にのって、京都へ舞い戻る。

その際、枚方北 I.C. に1コだけ作られた入り口側の ETC 専用ゲートに、
ETC 非装着車がワザと入りこんだようで、無駄に待たされる羽目になる。
正直なところ、助成金とか、そんなモンはどうでもいいから、ETC 非装着車が
ETC 専用レーンに入ったら通行区分違反扱いになるほう、法律を作れ!と
過激(?)なことを思ったりする。ETC の意味が半減してしまうしね。

その後、マターリとしたペースで北上し、巨椋池北 I.C. で下界に舞い戻る。
なんだか、すごく不思議な体験ができる道っぽい。常用するためには、
南側が少し足りない(枚方止まりでは・・・)ということもあり、私的には
あんまり(というか、ほとんど)利用することは無いかも知れないが。
まぁ、今後の健闘(?)に期待する、ということで。



ココイチで4辛カレーを食って帰宅後、洗車&ワックス掛け。
カレーパワーも相まって、汗ダラダラ。お陰で、スッキリする。
ついでに、エアコンガスをちょっと抜く。過充填っぽいので。



カプを洗いおわったころ、隣りの家のおっちゃんが声をかけてきた。
なんでも、1000ccマーチ → フィアットプントABARTH 1.8L に乗り換えたそうだ。
運転させてもらえるチャンスに恵まれたので、これ幸いにあちこち走ってみた。

簡単な感想としては・・・まず、思ったよりもパワフルだなぁ、ってところ。
コンパクトボディに 1.8L だけあって、下から上まで、トルクがかなり太い。
アイドリングからレブリミットまで、どこからでもフラットにパワーが出る。
ギア比が大きいせいか(?)同クラスのインテRよりも、体感加速は強かった。

良いのはエンジンだけじゃない。ノーマルでもそこそこ路面に食い付く足回り。
EP82 ノーマル足だとゴビゴビ跳ねてトラクションがかからないような状態に
もっていっても、けっこう自然と前に進んでいく。トルクの太さと相まって
ボディーの重さを感じさせない(EP82 比 で +200kg、カプ比で +300kg)。

ここまで見る限りでは、あ〜けっこう良いクルマかもなぁ、と思えたが、
ひたすらベタホメできるほど、不満がないわけではない。
どうしようもなく気になったのは、以下の2点だった。



1.ブレーキフィーリングがプア

絶対的な(一発の)制動力は、結構ある。問題は、フィーリング。
ストローク型のブレーキの癖に、ペダルの動きが妙に重たい。そのため、
指先に伝わってくる繊細なモノがなく、あまり信用できる感触は受けない。

また、ベダルタッチの重さが故か、制動力の立ち上がりが鈍い。摩擦の多い
マスターシリンダを「よっこらしょ」っと押し込んだら、ようやく制動力が出るって感じ。
自分の意識と制動力の立ち上がりの間に大きな開きがあるので、タイトコーナーに
突入していくのは、少し恐い。エンジンの感触についていってない感じがあり。



2.ステアリングインフォーメーションの無さ

パワステの設定が強すぎるのか、荷重をフロントにかけたときに伝わってくる
「重さ」が全然感じられないので、フロントのグリップ感がとても把握しづらい。
フィーリングに劣るブレーキと合わせ、まるでゲームでもやってるみたい。



総じていえば、エンジンのパワーと足回りの能力は高いクルマだから
峠道でもそこそこ速く走れるだろうが、それだけのクルマ(失礼)って感じだ。
なんで、ステアリングインフォーメーションをもっと伝えようとしないのか?
なんで、あんなプアなフィーリングのブレーキを装着してくるのか?
いや、きっと本来はそういうクルマじゃないはずなのだが・・・

もしや、これが「日本仕様」という奴なのだろうか?(涙)
ちょっとガッカリ。できれば、本国仕様に乗ってみたい。


6/21

荒れ狂う雨が収まり、梅雨の中休み的一日が訪れた。

さっそく雁ヶ原に出向き、ジムカ練習に明け暮れることにした。
今日は、D98J を持っていって、リアスタビの有無による挙動をチェック。

今日は連れ合いがいないが、いつもと同じ午前6時に出発。
高速道路を北向きに掛け登り、2時間で福井北に到着。いいペース。

少し時間が早かったので、今日もまた、新たなルートの発掘を開始。
R416 で松岡を抜けたあと、R364 との交差点を左折。九頭竜側の北側ルートだ。
九頭竜側を渡る立派な鉄橋・成鹿橋を越えて直ぐ、県道 17号とのト字交差を右折。

地図からは想像もできないぐらい立派な道路・県道 17号を、東に向かう。
交通量も多いが、道幅もそれに応じた程度の広さがあるので、流れは良い。
数台前をのんびり走るダンプカーのペースに合わせ、一団は東へ向かう。

しばらく走っていると、やがて市街地が近づく。同時に、ナビの画面に
左に分岐している細い道が現われる。そちらのほうに目を向けると、確かに
ものすごく狭い道・・・どうみても、他人の庭で行き止まりになるような道が
鬱蒼と茂った森林の中に消えている様子が見て取れた。

・・・あっちか?

目についた待避所にクルマを押し込み、ナビの画面を拡大して確認。
確かに、先ほど見えた細い道の先が、雁ヶ原に繋がっている。間違いない。

即座に引き返し、先ほどの細っこい登り道にカプを押し込み、先へ進む。
道はすぐに平坦地に戻り、小さな集落の隙間を通過する形となる。
両側ぎりぎりまで民家が押し迫っているので、速度は上げられない。
時速 20km/h。一時停止にも等しい徐行で、ゆっくりと集落を抜ける。

集落は直ぐに終わり、道は、区画整備された住宅地の中を走る立派なものへ変化。
その先は、田圃の間を抜ける見通しのよい区間へと続く。ペースが上がる!と
喜ぶが、その期待を裏切るように、道は再び、小さな集落の隙間へと入り込む。

こういった、非物理的(飛び出しが危惧される小さな集落)な障害により
ペースを上げられない道なんだここは。使えそうに見えて、まったく使えない。

やがて、右手のほうに「恐竜博物館」の銀色の屋根が見え出した頃に、
裏道は終了。R157 に突き当たる。この道を北上すると、鶴来に出るんだっけ。
ヒマがあれば行ってみたいなと思うが・・・たぶん、行かないだろうな ^_^;
迷うこと無く右折し、R157 を南下して雁ヶ原に到着。



上駐車場は貸し切りが入っていたようなので、下駐車場で黙々と練習。
今日はあくまで「ドリフト」練習が目的、ということで、コース設定は無視。
最初から最後までずっと、ハザードをあげてグルグル走り続ける。

ジムカ系の常連にしてみれば「なんだアイツは?」って感じだろうけど、
今日はマシンコントロールの体得のためってことで、許してチョウダイナ。

下駐車場は、奥行きこそ狭いものの、長さ方向と路面はかなりイイ感じ。
長手方向を使った巨大8の字を描きながら、テールの振り出しと維持に勤しむ。

幸いにも(?)こういう走り(テール振り)は、スタビの有無による挙動変化を
一番強く感じることができるようだ。1本走ってはスタビを付け、1本走っては
スタビを外し・・・という作業を繰り返し、動きの差をしっかりと覚える。

回数空気圧減衰力戻しスタビ感想
11.60c1.60c44非常によくグリップ。さすが、腐ってもSタイヤ。
2×ロールが少し大きいが、リアの動きに変化なし。出る気配なし。
3ブレーキを残して曲がると、コーナリングの中盤からケツが出る。
カウンターを入れると直ぐにケツが戻る。コントロール幅が狭すぎる。
4×同じ操作をしても、全然ケツが出なくなる。リアスタビリティ非常に高い。
少しリアがヨレる感じあり。ロールしているのだが、ヨレと誤解してしまう。
進入で無理に横Gを残すと、リアが僅かにバタつく。流れられずに暴れている感じ。
そこまで追い込むとなんとか流れるが、カウンターを入れると一発で戻ってしまう。
50×4回目と比べ、リアのバタつき・ケツの流れ方は同じ。
減衰の変更は、挙動変化に現われず。
644スタビ無しと同じようにバタつきが出る。テールの出にくさも、スタビ無しと類似。
しかし、挙動の崩れの唐突さは強化と似ている。良いのか悪いのか不明。
76立ち上がりで跳ね気味になる。さっきよりも悪い感じになった。
スタビが弱いと、強い減衰で抑えないとダメなのか?
8〜12〃(1.80h)〃(1.80h)リアのバタつきは収まる。あきらかに違う。全然マシな感じ。
タイヤのグリップ状況を見て付け外しするのがベストか?
132.10h立ち上がりでのリアグリップが低下した感じあり。
しかし自分のスタイルでは、このほうが走りやすい。
14,152.30hフィーリング最良。
162.50h無駄なパワー食われ感もなく、ますますいい感じ。
172.80h(2.55c)さすがにリアが跳ね気味になるが、リアのコントロール性はすごく良い。
パワーとの兼ね合いを考えると、この辺の空気圧がベストか?

結論。リアスタビを取り去ると、リアのねじれ感(ロール感)が増えるものの
明らかにグリップが高くなることが判った。ぐにゅっとねじれつつ、ロールで
タイヤを路面に押さえ付け、滑り出しを防いでいる感触が強く出てくる。
強化スタビを付けると、ねじれ感が抑制されるが、タイヤを路面に押し付ける
感触が全く(と言っても良いほど)無くなる。コンパウンドでグリップを出せる
ドライな状況であれば、無駄な動きがないだけ扱いやすく、速いと思われるが
ウェット路面では、リアスタビを外したほうが、ほぼ確実に速く走れそうだ。
沈まないが故に粘らないリアの動きを、大幅に改善できる可能性がある。

つまり、ドライ路面+Sタイヤでは、強化スタビを装着しているのがベスト。
Sタイヤでスタビを外してケツ振り走りをすると、リアの粘りが強すぎて
4kg のバネでは、意識的に動きを崩すことができない。少なくとも私の腕では。
ただし、高速コーナリング主体のコースでは、ちょっとやそっとで崩れない
リアスタビなし設定のほうが良いかもしれない。サーキットで試してみたい。



セッティング変更の他、ドラテクの大修正にも取り掛かる。
木下隆之著のドラテク本を片手に、初心に戻る。0から、クセの矯正だ。

まずはカウンター(どこが「0から」だ、というツッコミはさておき)。
テールが流れたときに手を離せば、本当に、自動的にカウンターが当たるのか?
こいつを検証するため、8の字の両端でケツが流れ出したときに実験したのだが
全くカウンターが当たらない(ステアリングが、そのままピタッと止まる)か
もしくはカウンターが当たりすぎ、グリップ回復してスッ飛ぶか
、どちらかの
挙動が現われるという結論以外には、ならなかった。アライメントのせいか?
まぁ、やっぱり、ちゃんと手で入れて戻すのが基本ってことだ。手抜きヤメ。

次に、ブレーキングドリフト(どこが「0から」だ(以下省略))。
さすがに3年以上も走っていれば、できないこたーない、というレベルには
一応達しているものの、某大王のように美しくドリフト・・・って所まではいかない。
たぶん基礎的なところが判ってない(身についてない)んだろうね、ってことか。
基本は、強いブレーキング→荷重を前に移す→ブレーキを軽く緩めつつステア→
テールが微妙に流れ出す→もう少し我慢→ヨーが溜まる→カウンター入れて脱出。
このうち、テールの流れを溜める「もう少し我慢」期間の見定めは、正直なところ
むずかしいものがある。死ぬほど滑らせて、感覚を体で覚えるしかない。同様に、
荷重を移す「強いブレーキ→軽く緩める」の感触も、体で覚えるしかない。
まぁ、今回は折角のチャンス、ということで。Sタイヤの溝が完全になくなるまで
ひたすらドリフトもどきを試行しまくり、タイミングを体に覚えさせる。



休憩も挟むものの、これだけドリフトばかりを繰り返してコンパウンドを剥いでも
リアのスタビリティは、なかなか低くならない。さすが、腐ってもSタイヤ。

しかし、さすがに溝が完全に消えて、エセスリック化しはじめるころになると
堪え性すらなくなり、サイドターンすらまともにできなくなってきた。仕方なしに
とりあえずリアタイヤだけラジアルに変え、さらに走行を続けると・・・

ああ、テール振り出しがめちゃくちゃ簡単じゃないッスか(汗)

パワーが足りないせいか、テールを振り出してから立ち上がるまでの区間で
アクセルを踏みっぱなしにしても、どんどん失速。しかしながら、間違いなく
テールスライドではなく、ドリフトの姿勢で走ることができている。よし!

なんと言えばいいのだろう・・・この、疲れた全身に漲ってくる活力は。
できなかったことができている瞬間に、体の隅々に広がっていく歓びは!
封じ込められていた底力が解放され、新たなステージに到達する感触は!

この瞬間がたまらないから、ジムカをやってるのかなぁ・・・

しばらく走っていると、左右のスライド感覚が違ってきたことに気づく。
右カーブだと、早期にブレークして制御しやすい。しかしながら、左カーブでは
リアが粘りすぎる感じ。まだ、リアトーの左右ズレが残っているようだ。

これもついでに調整したいけど、時計の針はもう 15:00 過ぎ。クタクタ。
気力はあっても、調整する元気が出てこない。・・・また、今度でええか。

実際、足が汗で滑ったり、サイド失敗して壁に突っ込みそうになったりしたので
もう体力的に限界だと判断し、15:30 で練習を終える。もう、満腹だ。



タイヤを交換し、荷物を積み込んで帰宅準備完了。
少しフィーリングが悪化したブレーキペダルをペタペタと踏みながら、
雁ヶ原の入り口を下っていく。さて・・・どうやって帰ろうかな、っと。

少し時間が早いから、このまま真っ直ぐ下道を下っていっても、滋賀県付近で
渋滞に巻き込まれるのがオチだ。できれば、少し時間を外していきたいな・・・

赤信号待ちの時間で、ナビの地図をスクロールさせて考える。その瞬間、
随分前にタケル氏からもらったメールに書かれていた地名を、唐突に思い出す。

"冠山峠"

解説しよう。冠山峠とは、福井県池田町と岐阜県藤橋村(旧・徳山村)を繋ぐ
国道417号線の頂上部にある峠。すぐ近傍には、かの有名な R157 温見峠が
走っていることからも想像できるように、この峠もたいがいな峠であり・・・
つまるところ、峠近傍の約 5km 程度の区間で、国道指定が切れている。
この区間では珍しくもないが、未開通の国道である。ただし、他と違うのは
未開通扱いの区間が、全線舗装されている林道になっているという点。
最低車高 9cm を辛うじて満たす我がカプでも、走ることができる。

ま、通れることが判っているのなら、躊躇する理由はない。レッツゴーだ。
身体中に迸るアドレナリンパワーによって、物凄い勢いで峠に向かって走行。

冠山峠までは、何も迷うところはない。R157 を下って勝山から大野へ向かい、
市街地の真ん中を通って R158 に出る。ゲームに出てきそうな雰囲気のある
起伏のあるトンネルを抜け、越美北線脇の箱庭的光景の横を走り、美山町で
県道2号へ左折。足羽川沿いの道を猛烈な速度で走り、R476 と合流。
そのまま R476 を南下し、集落を幾つか通過して、R417 へ左折。

分岐点に掲げられた看板には、R417 の先は「林道冠山線」と書かれていた。
漠然とした不安が、心をよぎる。いや・・・大丈夫だ。絶対に抜けられるはず。
根拠のない自信を抱きつつ、まずは渓流温泉・冠荘へ突入。山奥にも関わらず
ここは、それなりに客が入る施設だ。泊まりがけの宴会にやってきたと思しき
サラリーマン風の団体が、湯船にひたひたと浸かる私の前を行ったり来たり。
楽しげに、今晩の宴会の予定について語らっている。・・・ああ、いいねぇ。
強い硫黄の臭いの中で、ゆっくりとした時の流れにヒーリングされる。



さて、いつまでもノンビリしては居られない。南向きに出発だ。

R417 を、順調に南下する。しばらくの間は、センターラインの引かれた立派な
道路が続く。ペースを上げ気味にして、順調なペースで走る。いつまで走っても
同じ方向に走るクルマに、全然追い付かない。漠然とした不安を感じる・・・

そのうち、道はようやくその本分を思い出したかのように、細くなりだす。
両側に草が生い茂る、1.2車線程度の道だ。さぁ、やって来ました、林道区間!

しかし、喜んでいる余裕もない。交通量はさっきまでの区間と同じはずなのに、
圧倒的にボロい舗装を誇る(?)林道区間。狭いだけならノープロブレムだが、
道の左手側にそびえる荒い岩肌が崩れ、そこから落ちてきた大小混ぜ混ぜの石が
路面にポロポロと落ち、私の通行をこまごまとした形で阻害してくれる。

いっそ、倒木でも横たわっていれば、諦めてUターンするところだが
中途半端な大きさの石だから、引き返すのも悔しい。踏むとパンク確実なので、
うまい具合いに石が掃かれた轍の部分を選び、慎重に先へと進んでいく。
なにせ、轍の部分以外は、小石や砂が散らばっている路面である。
ラリータイヤでも履いてない限り、速度を出した状態で迂濶に轍を外れると
コントロールを失うこと確実。申し訳程度に作られたガードレールならぬ
ガードコンクリート
にフロントをしこたまぶつけ、自走不能になるだろう。

途中、数ヵ所に作られた待避所(?)に停車して、遥か下まで続く山肌を
見下ろしたり、写真を撮影したり。



結構な勢いで山を登ってきたため、途中の待避所まで辿り着くころには、
谷筋は遥か眼下で小さくなっていた。両側にそそり立つ険しい山肌は
美しい緑に覆われ、その本性を隠している。しかし、そこから漂ってくる
異様なまでの威圧感は、どうやっても隠せないレベルに達している。
なんと表現すればいいか・・・めちゃくちゃ、かっこいいのだ。
あまりのカッコ良さに、足が震えてしまったぐらいだ(謎)

なんとかして、その偉容をカメラで撮影しようと試みたが、安物デジカメでは
この広大さと立体感を同時にもった絵を切り取ることができなかった。
興味のある人は是非、自分でこの地を訪れ、その体で景色を感じて欲しい。



かっこいいのは、地形だけではない。この峠も、たいがいカッコいい。
征服されることを徹底的に拒むかのように、執拗に曲がりくねり続ける峠。
現れては消えるタイトカーブの連続に、自分の中に潜む野生が牙を剥く。
こんな看板まで掲げられたとあっちゃあ、アクセルを踏む足にも力が入る。
FR が最も得意とするステージ・登り山岳路に、F6A の咆哮が鳴り響く!



まぁ実際、何が「POINT7」なのかわからないが、こんな看板が点在している。
大型車が通行する際、すれ違いポイントに利用する場所なのだろうか。



がんばって走り続けるうち、まもなく峠という看板が現れだす。
自然に帰る寸前と言えるまでに朽ち果てた看板に勇気づけられつつ、
最後の力(?)を振り絞り、予告通り、まもなく峠の頂点に到達する。

・・・そこは、美しい場所だった。

エンジンを切ると、とてつもない静寂が周囲を覆い尽くす。
静かな景色の向こうを見ると、どこまでも続く山並みが、足下を覆う。
どこまで行けば、果てがやってくるのか。全く、想像がつかない。



頭上に目を転じると、陽を薄く覆う高層雲が見える。
・・・これが、今まで一度も見たこともない、美しい筋状雲だった。
波うつビロードのように滑らかな雲が、想像すらできない巨大な構造を
作りつつ、広大な空の端から端までを、優雅に包んでいた。

なぜだろう・・・本能的な恐怖を感じるのは。

恐ろしさを紛らわすため、山頂に立っている大きな岩を眺めては、
堺正章の若かりし頃の姿を想像してみたりする(謎)



15分ほど峠でくつろいでから、いよいよ岐阜県側に向けて山を下っていく。

正直、こっちはヤバい。

福井県側は楽しかったが、こっちは楽しいなんてもんじゃない。ヤバい。
何がヤバいかって、ガードレールもしくはソレ相当のものが全然無い。
道の外側と、視界の向こう側に待ち受ける深い谷の間を訳隔てるはずの垣根が
無い。うっかりレイトブレーキでもやっちゃったら、道から真っ直ぐ飛び出して
そのまま谷底一直線。即死確実。一生、死骸を見つけてもらえないこと確実。
最大級に神経を研ぎ済ませつつ、ゆっくりとした足取りで山肌を下っていく。

ある程度山を下り始めたところで、ようやく谷川に植物が生え始め
それなりの垣根を作り出す。ちょっとだけ安心。路面に転がる石と砂に
注意を払いつつ、少しずつペースを上げ始めたところで燃料計を見ると、

針が、「E」の目盛りと重なっていた。

おっと・・・こりゃヤバい。超ヤバい。マジヤバい。ヤバすぎ。
もし、こんなところでガス欠でもしてみろ。携帯も通じないような場所だ。
JAF に来てもらうことすら覚束ない。一難去ってまた一難、ってやつだ。
幸いにも、ここから先は延々と下りが続くはず。エコランモード突入。

やがて、道路は一気に高度を下げ、何事もなかったかのように
谷筋へと降り立つ。しかし、ここから先が長い。とてつもなく長い。
揖斐川沿いの平坦地に作られた細っこい道は、まもなく R417 の名を取り戻すが
福井県側と異なり、道路が改善された様子は見られない。RV 車とのすれ違いにも
難儀するような細い道が、この先数 km にも渡って続くわけだ。

ガソリンも少ないし、路面はあいかわらず砂利がちりばめられているしで、
ペースを上げることもできない。正直、もう飽きた ^_^; しかしながら、
飽きたと言っても勘弁してもらえないのが、隘路愛好者に課せられたノルマだ。
燃料計に目を走らせつつ、くだらない隘路をただひたすら南下する。



やがて、徳山ダムの建設現場と思しき場所に到着。道路の状況が、
いきなり改善される。それまで何 km にも渡って、その姿を隠していた
センターラインが、その勇姿を路面の上に現し始める。やぁ、ひさしぶり!

その先の数 km に渡って、道路の立派度はいきなり高くなりだす。
どう見ても、交通量との釣り合いが取れそうにないほど立派に作られた
ワインディングロードが始まる。所々に、待避所まで設けられている。
なんだこりゃ?と思いつつ左側に目を転じると、美しい峡谷が広がっていた。
ナビの示す地図を見ると、その当たりに点在する史跡マーク。どうやら、
左側にはいわゆる「観光名所」が広がっているようだ。道理で。納得。



観光名所用ワインディングのように思えた道路を過ぎると、急に
想像もし得なかったような、巨大なトンネルが連続し始める。なっ、なんだこれ。
慌ててナビを見るが、既に道路の上を走っていない状態だ(汗)ってことは、
このトンネル・・・ごく最近、開通したばかりのもののようだ。

・・・岐阜県、やる気マンマンだよ。すごい勢いで道路を改良してるっぽぃ。
だが、疑問はつきない。R417 をいくら改良したところで、行き先は冠山峠だし、
その先は池田町でしかない。おかしい。真の目的は、何にあるんだ?

頭をひねるが、やがて、そんな小難しいことはどうでも良くなってきた。
冠山峠に転がる石に苦しめられた身にとっては、路面を気にせずに走れる
立派で美しい道路は、VIP のために引かれた赤絨緞にも等しい存在だった。
もちろん、燃費走行も苦にならない。のんびりとした走行で、南へ走る。



やがて、長かった R417 が、終焉を迎える。藤橋村に到着し、R303 と合流。



ここで右折して、横山ダムの上に作られた国道(全国的にも珍しい構造?)を
先に進めば、木之本まで出られる。何km 先にあるのか、わかんないけど(汗)

ここいらでちょっと休憩を取りたくなったので、右折せずに直進。
まもなくの所にある道の駅「星のふる里・藤橋」に到着。束の間のやすらぎを
求めるべく降車し、施設を目指して歩くが

既に、全館で営業が終了していた。

まだ 18:40 だというのに、自動販売機以外は全て停止してるデナイノ!
・・・まぁ、田舎だし・・・しょうがないけど・・・残念 ;_;



休憩を諦め、R303 を西に走る。ここから先の道路も、曲線こそ多いが
しっかりと整備されているお陰で、実に走りやすい。飛ばしすぎないように
注意しつつ先へ進む。まぁ、取締の心配をする必要は無さそうだが ^_^;

その後、全長 4km ほどもある、立派すぎてこの場に不釣り合いなこと甚だしい
八草トンネルまで、R303 は立派な作りを保ち続ける。しかしながら、八草トンネルを
滋賀県側に抜けたところで、道路は唐突にショボショボになる。超がっかり。
実際、滋賀県側出口〜金居原の間は、話にならんぐらいショボイ道路だった。
・・・なんだよ滋賀県。まるでダメじゃないの。岐阜県がやる気マンマンで
R303 を改良しまくってんだから、その意気込みに応えないと!

(ショボショボ区間を通行中、ところどころで頭上に立派な構造物が見えたので
滋賀県側からも頑張って改良を進めている途中ではあるようだ、と書いておく)



その後は特に大きな問題もなく、木之本に到着。夕闇が押し迫る中で、
文明の存在を現す灯火が、誇らしげに輝いている。それまでずっと、文明から
遠く離れた山岳地帯を走ってきた私のココロには、じわっと来るものがあった。
「オカエリナサイ」の明かりを見たタカヤとアマノのような気分である(謎)

そんな感慨はどうでもいい。ここから先の帰宅ルートを、考えねば。
湖西ルートで帰るか、湖東ルートで帰るか。うーん、非常に悩む。しかし、
よく考えたら、湖西ルートを選べるほど、ガソリンが余ってないじゃん、
という現実に気づいたので、R8 への接続路を右折し、すぐに湖岸道路に入る。

(実は、R303 と R8 の交差点の "左角" に GS があったようなのだが、
そんなことに気付かないぐらい焦っていたのが、その当時の状況だった ^_^;)

しかし、交通量の多い湖岸道路沿いとはいえ、GS はそうそう存在しない。
結局、長浜までエコランを続け、R8 北新町付近にある怪しげな GS で給油。
結局、Eラインの下まで燃料計の針が下がっていたものの、給油量は 24L だった。
つまり、まだ6L余ってたってこと。13km/L で走れば、80km 近く走れたのだ。
実は、慌てて給油しなくても、京都まで帰れたかもしれない・・・ ^_^;



まぁしかし、ここで給油したお陰で、そこから先は精神的にお気楽コース。
結局、そのまま湖岸道路を南下。あっという間に、琵琶湖大橋まで到着する。
いあ・・・湖東の「エセ高速道路」の威力は、実に素晴らしい。

150円を支払って、琵琶湖大橋を通過。この時点での時刻は、21時を回っていた。
この時間になれば、流石に R161 は渋滞せず。まもなく自宅へと舞い戻る。

車庫にクルマを放り込み、最小限の後始末だけやって、即座に睡眠。


6/22

前回交換から、さほど距離こそ走っていないものの、走行回数は多い。
というわけでデフオイルだけでも交換しようと思ったが、朝から雨だった ;_;
いあいあ。G6 ジムカーナにエントリーしなくて、正解だったよ・・・

などと思いつつ、スリップサインがビシッと現れたタイヤを眺める。
そろそろ、次のタイヤを購入しないとイカンなぁ。少し、過去を振り返る。
昨年の車検(11月)の時点で、溝が半減した。そして今、残った半分の溝も
なくなった(スリップサイン到達)。たった1年(13000km程度)しか
走ってないっっていうのにこの減りの速さは何なんだ!

と、使いかたの問題を棚に上げ、ちょっと腹を立ててみたり。
この減り方の速さを考えれば、やはり次のタイヤは「Vimode」しかないか、と
考える。どうせまた、1年で履き潰されるだろーから、性能も重要なんだけど
まずは安いタイヤじゃないと、とてもやってられないわけで・・・



まぁ、トップグレードのタイヤさえ選ばなければ、タイヤ4本交換でも
せいぜい3万円程度でケリがつくわけだから、細かく考えなくてもいいんだけど。
普通車を買わなかった自分の決断をホメてあげたい瞬間>維持コストの安さ


6/28

雨だよ〜雨過ぎるよ〜

やはり、季節は梅雨真っ只中。今日もまた、雨が降り降り。
あんまり外出したくない時候なれど、天候の回復を待っていても埒が空かない。

連日の豪雨のせいで、車庫に屋根があるにも関わらず
ボンネットの中がしっとりと湿ってしまったカプのエンジンを、始動。
しばらくは、ベルト付近から「キュルキュル」なる嫌な音が聞こえていたが、
適度に暖まると、騒音は収まった。プーリーへの減り込み量も増えてきたし、
そろそろVベルトの交換時期?なのかなぁ・・・。

暖機完了後、STRAIGHT などへ出かける。気温が低いため、パワー感が若干復活。
少しばかり走りやすい。しかしながら、雨天のせいか、タイヤはよく滑る。
あちらを立てればこちらが立たず、ってな感じだ。



昼過ぎ、AZ-1 氏が到着。AZ-1 のエンジンオイル&ミッションオイルを交換。
小雨がぱらついているものの、屋根の下に入れば、作業は問題なく行える程度。
コンクリートにオイルを垂らさないよう、細心の注意を払って作業を行う。

AZ-1 氏の場合、特に競技用途でもないため、オイル類は半年交換サイクル。
実際、抜けてきたエンジンオイルには目だった劣化はなく、至って健康である。
見た目的には、これ以上オイル交換サイクルを短縮する必要は無さそう。

ミッションオイルのほうも、微細な鉄粉が多い程度で、目だった問題は無い。
少し大きめの鉄片が入っていたが、これは・・・シフトミスしたときに、運悪く
ギアの角が砕けて出てきた鉄片か?なんだろう?まぁ、小さなカケラだから
そんな大したもんでもなかろう、運が悪かっただけだろうと判断(?)



油の投入量は、エンジンオイル 3.0L、ミッションオイル 2.0L。
ミッションオイルは規定値より 0.1L 少ないが、”気のせい”レベルの差。

作業終了後、工賃代わりのカレーを奢って頂く (^_^)g


6/29

昨日とはうってかわって、今日はいい天気だ。
というわけで、自分のクルマのメンテナンスを行おう。

まずは、伏見の SAB へ買い物に出かける。
オートバックスに行かないと買えないもの・・・それは、
カーナビ用の液晶プロテクトシート(5.8〜7インチフリーサイズ)。

現在、カーナビの液晶のバックライトを減光するために、スモークアクリル板を
画面の前に張り付けている。この板の表面は、光沢仕上げになっている。そのため
昼間に屋根を開けると、反射のために表示が見えなくなる問題を抱えていた。

購入してきたシートは、汎用の無光沢シートである。これを上から貼れば、
昼間にオープンしても、ナビの視認性に何ら問題が無くなる。いい感じ。
値段はちょっと高い(\980.-)けど、コスパは高い。



購入する必要があったものは、これだけ。さっさと帰宅。
デフとミッションがよく暖まっているうちに、それぞれのオイルを交換する。
銘柄は、前回と同じものをチョイス。っていうか、前回の余りものを放り込む。

ところで今回、デフに初めて WAKO'S のオイルを入れたわけだが、抜けたオイルを
観察した限り、一応、必要充分な程度の保護力を持っていると判断できた。
細かい鉄粉はかなり多いが、粒度はかなり小さく、ダメージ性は感じられない。
特に嫌なデフ鳴りが起きているわけでもないので、今後とも利用は可能か。
ただ、REDLINE よりも \400 ほど高くなるから、価格的には得しないかも?

ミッションオイルのほうも同様、鉄粉の量はそこそこの範囲で収まっている。
2速シンクロのヘタリ方がひどくなってきているので、以前よりも粉は多いが。
ただ、シフトチェンジ時に、左手の指先に伝わってくる独特の摩擦感は
僅か 2000km 程度の走行で、もう無視できないレベルに達してしまう。
できれば次は、以前入れた ENDLESS SG-7590 を再投入したい気分だ。

オイル交換のついでに、アンダーフロアのサビ発生状況をチェック。
先日の冠山峠越えで擦ってしまったと思われる部分に、赤錆が広く発生。
その他にも、小さなツブツブのようなサビが、各部に発生しつつあった。
あ〜あ、全部削り落とすのって、めっさ面倒臭いなぁ・・・ -_-;
とりあえず、目立つ一カ所だけに、ノックスドール 300 を吹く。



オイル交換完了後、ブレーキ回りのメンテナンス。
フィーリングが悪化していたので、ブレーキフルードエア抜き、および
ブレーキパッド表面の清掃、ブレーキパッド取り付け部分のグリスアップを実施。

フィーリング悪化の主犯と思われたエア噛みであるが、
残念ながら全くエアは出ず。ということは、それ以外の部分が原因だ。

F/Rとも、ブレーキパッドを外し、キャリパとパッドの当たり面を清掃し
グリースアップ。ついでに、ダストブーツ内を点検。全キャリパーとも、特に
異常なし。ただ、リアキャリパについては、ブーツ内のグリスが固化しつつある。
慌てず騒がず、ダストブーツ内に「ラバーグリースMX」スプレーを吹き付ける。
なお、左Fキャリパの上側スライドピンにガタ付きが発生していたので、
スライドピンにラバーグリースを補充して修理。ブーツ類に破損はなかったし、
ピンに摩耗も認められなかったので、原因は単なる「充填不足」だったか?

ブレーキパッド残量も点検。Fブレーキパッドが、ようやく「摩耗してきた」と
言える程度にまで減ってきた。とはいえ、まだまだ残量はタプーリある。
裏板合わせた厚さが 10mm を切った程度(プロミュー曰くの限界厚)。
・・・まぁ、たぶん、あと2年ぐらいは持つだろうな ^_^;

一方、Rブレーキパッドは、明らかに激しく減っている。摩擦材の厚さは
残り 3〜2mm 程度になっている。そろそろ「交換したいな」と思えてくる厚さ。
やっぱ、COMP-B のリア側は、どうやっても1年しか持たないなぁ。
しかし、今はちょうど金がない時期なので、もう少しだけ我慢する -_-;


残す作業は、左後ろ足ロアアーム付け根のボルト交換作業。
なぜか、ネジ山が潰れてしまっていたボルトだ。随分昔に買っておいたボルトを、
今頃になってようやく装着する(いや、単に交換するのを忘れていただけ・・・)
交換前と交換後でアライメントに狂いが出ないよう、各部にマークを入れて作業。
結果、潰れたボルトを交換したと同時に、左右のボルト付け根のワッシャが示す
ボルトの傾きが、ほぼ同一となった。左右のアライメントは基本的に同じなので
こうなるのが当然だが、ボルトが潰れていたせいか、今までは左右のボルト角度が
バラバラになっていたのだ。しょうもない点だが、ちゃんと直って嬉しい *^_^*

あと、フロントバンパーの開口部に貼った網の取り替え作業もやろうかと思ったが
どうせ近々にバンパーを外す用件ができるのだから、その時にまとめてやろう。



こんな感じで、日が暮れる寸前になって、ようやくメンテが完了。
状況を確認するために、近所を軽く試走。結果、ブレーキのフィーリングは
相変わらずなんかおかしい部分があるものの、ミッションの引っ掛かり感じは
かなりマシになった。やっぱり、それなりに劣化してたんだな>RG7590LSD
ブレーキについては、パッドが劣化してるし、かな。今は我慢ということで。



試走ついでに、STRAIGHT に行って、店頭で販売されているシリコンホース
(\350/1m)でも買おうかと思ったが、耐久性がわからないので、止めておく。
他にも、キャニスターの下の口に取りつける耐油ホース(ガソリンが吹き出した
とき、フレームへガソリンが溢れる事態を防ぐためのもの)なども買おうかと
思ったものの、家に在庫があるような気がしたので、これも止めておく。



試走を終え、帰宅。なんだかドッと、疲れが押し寄せてきた。
メンテだけしかやってないのにね。なんか最近、疲労が酷い気味だ・・・