▲ トップページへ戻る

Cappuccino 日記(2005/3)

▲前の月へ 次の月へ▼

指定日の日記へジャンプ → 2 4 5 11 13 15 16 19 20 21 26 27 30

3/2

結局、出張のために新幹線の指定席を取りにいく途中、ふと立ち寄った
京都駅内の vofafone ショップにて、V603SH の機種変在庫が見つかった。

・・・まぁ、こういうもんだよね。インターネットでさんざん探しても
在庫が見つからなかったのに。灯台もと暗し、ってのは本当にある話だ。

ちなみに、在庫は金色しかなかった。俗に言う「百式ケータイ」って奴だ。
百年使えるわけじゃないけど、目立つ色になったから気をつけよう。



帰り道、SH のユーザインターフェースに慣れるため、マニュアルも見ずに
適当に操作しつつ、満載された機能をじっくりチェックしてみる。えーっと、
200万画素光学2倍ズーム付きカメラ(動画撮影機能付き)、TV チューナー、
FM ラジオ、簡易方位計、etc、etc... うぅ、十徳ナイフどころの騒ぎじゃないぞ。
なんだこの超絶な多機能ぶりは。これまで使っていたケータイが低機能なもの
だっただけに、技術の壮絶な進化ぶりを目の当たりにして、驚きを禁じ得ない。

・・・たぶん、最新の自動車に乗っても、同じようなことを感じるのだろうな。

まぁ、自動車と違って、ケータイは、多機能と楽しさがトレードオフしない。
たっぷり機能が詰め込まれたおもちゃを、寝床であれこれ弄って楽しむ。
やがてそのうち、黒い眠気が訪れ、、、そのまま、夢の世界へ。


3/4

というわけで、今日は東京出張だったりするわけだが、こういうときに、本当に、
こういうときに限って、首都圏では雪が降っているらしい。カレンダーを見てごらん、
もう、3月じゃあないか。3月といえば、もう春が目と鼻の先。実際、3月中の降雪は
首都圏では 8年ぶりだか 10年ぶりだかのことらしい。なんと間の悪いことか!

まぁ、出張先で雪に見舞われるというのは今に始まったことじゃないので
いまさら退かぬ!媚びぬ!省みぬ!朝っぱらから子供様が元気に走りまわる
ビジネスマン満載の指定席車両の中で運良く窓際の席を確保できていた私は、
窓の外で時の流れのように走り去る、新横浜付近と思しき風景を眺める。



ウホッ、いい雪景色…!

っていうか、この辺りの雪景色なんて、関西人はそう見れるものではないわけで。
そう考えると、運が悪いというよりは、最強に運がいいという方が適切。
よし。本日の勝利の鍵は、徹底したポジティブ指向にあると見た。

帝都の駅で新幹線を降り、人の流れに身を任せながら、丸の内北出口へと移動。
積もることのない雪に物悲しく吹き付けられながら、青信号を待つ。この寒さの
せいで、赤信号待ちの体感時間はすこぶる長い。冬将軍に足止めを食らって
立ち往生する東部戦線のドイツ機甲師団の気分がわかったような気がした(嘘

青信号に変わった瞬間に、悪魔のように前進を開始。駅のすぐ近くにたたずむ
丸の内オアゾの中へと電撃的に突撃し、無慈悲な風雪から身を守ることに成功。



って、目的地はここじゃないんだ。

地図を取り出し、経由地となる営団東西線大手町駅を探す。オアゾの裏手か!
巧みに隠蔽しおって!そのままオアゾを真っ直ぐ縦断し、裏手の R1 に出る。
うっ。歩道が薄白くなってる。雪だ。ついに、この身に雪の害が迫ってきた!
足を滑らせないよう、足形もまだ疎らにしかついていない雪の歩道へ進む。
オアゾ裏口を左に曲がって少し歩くと、まもなく地下鉄の入り口。突撃。

一駅だけ電車に乗り、竹橋駅で地上に出る。目的地は、ここから徒歩数分のはずの
某ビル。簡略化された地図を確認したら、目の前にあった 1B 出口から、地上へ。

・・・



困った。地下鉄の出口に、地図がない。
おまけに、空も曇っていて、方角もわからない。

残念ながら、手元にある地図には、1B 出口が何処に、どちら向きに出ているのか、
そういった情報が一切記載されていない。当然ながら、私もそんな知識はない。

前を見ると、でかい川と橋。そして、右手のほうでは、高速道路が空を舞う。
地図を見る。ここは、高速道路の合流地点のようだ。その形状からすれば・・・

歩道に積もった雪の上に足跡を刻みながら、そのまま歩道を歩く。適当なところで
道路の向かい側にある歩道へと渡る。頭の上には、分厚い高速道路が重なる。
・・・ふむ。やっぱり、どこにも地図がない。場所も方角も、全然わかんねぇ。
交番でもあればいいのだが、そういうものも一切見つからない。困った。



時計を見る。うっ、予定到着時刻まで、あと20分しかない。少なくとも、アレだ。
ここでじっとしているわけにはいかない。とりあえず、今決めた道を進むのみだ。
ザクザクと歩道を歩き、Y字路へ。ここで再び、道路の反対側に渡り、先へ。

この時点で、おそらく、目指す建物はまったく違う方向にあるのではないか、と
そんな予感というか悪寒はバリバリしてきたわけだが、もう戻れない(後略

歩道に薄く積もる雪に足下と体力を奪われつつ、1ブロック先の交差点に到着。
はて。この先、どうすれば・・・ぐるぐると周囲を見回すと、そこには、まさに
蜘蛛の糸。地図が設置されていた。地獄で仏に会うとは、まさにこのこと。
雪を蹴飛ばして地図に駆け寄り、現在地を確認・・・する前に、その近くにあった
地下鉄の入り口の案内が目に止まる。ん?なんだって?ここは神保町・・・

急いで、ポケットの中でしわしわになった簡略化地図を取り出す。その地図では、
神保町の駅は、まるで西方浄土のように、一番左上の端っこのほうで輝いていた。

うーわ。なにこれ。全っ然、方角違いもいいところじゃない(凛様口調)



面舵一杯!即座にこの戦域から離脱し、進路を東に取れ!

シャーベット状になった雪が、足下をさらに悪路化する。冷たく濡れはじめた
上着は次第に重くなり、この行軍は早くもプチ八甲田山の様相を呈しはじめる。
とにかく、歩く、歩く。歩かねば、仕事場には辿り着かない。靖国の名を冠した
この大通りを静かに吹き抜ける冷たい風に抗い、同じ方向を目指して歩く
背広なリーマン達に”戦友”の匂いを感じつつ、道なりに歩き続ける。

やがて目の前に、ほんの数ヵ月前に見たばかりの気色が、蜃気楼でできた
幻のオアシスのように、唐突に目の前へと現われる。あぁ、ここは、ここは・・・

コミケの打ち上げでお世話になっている、あのカラオケ屋ではナイノ!

あぁ、その刹那に苦痛は掻き消され、かつて訪れた享楽の日々が脳裏に蘇る。

ただこれだけの出会いで、過酷な気候に打ちのめされた我が肉体と精神には、
一〇〇〇発超の子爆弾を内包した三式弾にも比肩するほど爆発的な力が蘇る(単純
・・・小さな聖地に素早く一礼すると、再び面舵一杯。進路を南南西に取る。

そこからはもう、悩むことはない。東側の歩道を延々と歩くと、目指すビルが。
靴にへばり付いた雪を飛ばし、傘を畳んでから、小走りに駆け込んでいく。
時計の針は、予定時刻よりも僅か五分ほど先を示しているような気もしたが、
なァに、誤差の範囲だ。この天候だもの。相手もわかってくれるさ。



頭を上げずに作業に打ち込み、午前中は終了。昼飯を食するために、外に出る。
降り続いていた雪はほぼ収まってきたが、空は相変わらずの泣き腫らし様だ。
向かい側に見える小さな飯屋に向けて歩きつつ、V603SH 内蔵の TV チューナで
地上波を受信。この降雪による、交通機関への影響を調べる。都合のいいことに
NHK では、丁度知りたかったことを延々とニュースで流してくれる。お陰さまで、
情報を集めるためのパケット代と時間と労力を、無駄に消費せずに済んだ。これ、
意外と使えるもんだなぁ、ということがわかる>ケータイ内蔵の TV チューナ
都内であれば、テロップの文字を読める程度の画質で受信できるようだ。

とりあえず、交通機関には悪影響は出ていない模様。安心して、昼飯を食う。
なお、立寄った店は、神田錦町の丸屋。カツ丼が意外なほどに旨くて感動する。



こうして、昼休みのうちに食欲も情報欲もたっぷりと満たした私は、
満ちたりた心で平安を保ちつつ、昼からの仕事をガッツガッツと片付ける。

夕方になり、仕事は終了。外に出る。雪は完全に止み、昼頃には路肩に残っていた
残雪もなくなっていた。空には薄桃色が戻り、あの雪の面影はどこにもなかった。
一抹の寂しさを感じながら、慌ただしさを抱えた夕暮れの東京の町を歩く。

てくてくと神保町まで戻り、営団新宿線に乗って岩本町で下車。地上に登ったら
北に向かって歩き、和泉橋を渡ったところで左折。ラジオ会館前を抜けて、
秋葉原に到着。新幹線が出るまでには、まだ少し時間があるのだ。

目的地は、外神田にある「ラ・ホール」というカレー屋。東京に来たときには、
なるべくココに立寄り、激辛カツ乗せカレーを食うことにしている。旨いのよコレ。
ジュースばかり飲んでいた時に、久しぶりに飲んだ奇麗な水みたいな感じ(c)Fate
・・・いやソレは大袈裟かもだが、辛くて旨いカレーを食える数少ない店だ。

というわけで、無事にカレーも食い終え、今日の目的の 95% を消化完了。
余った時間でヒロセテクニカルに立寄り、無線 LAN のアンテナコネクターを購入。
これで、シナリオ消化率は 100%。秋葉原駅から電車に乗り、東京駅で新幹線へ。



帰りの新幹線の中。報告書をサックリと描き終え、時間がかなり余ったので、
3GPP にコンバートして SD カードに入れておいた「メトロポリス」を見て過ごす。
見終わった直後ぐらいに、電池残量の目盛が一番下まで下がりきった。

・・・えーっと。動画を再生してたら、電池の持続時間は1時間ぐらいか>V603SH
うーん。すごく美味しい機能は満載してるんだけど、フル活用するためには
交換電池というか、外部電源というか。そういうのんが必要だなぁ。


3/5

エア抜けてない。

というのは、もう飽きるほど書き続けている、クーラントの話。
いや、この日記はあくまで「記録」が目的だから、飽きるも何もないのだが。

よくよく観察すると、ウォーターポンプの横っ腹にポッカリと開いている
3φぐらいの穴の周囲が、再び白い粉にうっすらと覆われていることに気付く。
つい先日、指の腹でキレイになるまでしごき、アルミ色をしていた部分が。

・・・ダメだな。たぶん、メカニカルシールがイカれて、クーラントが漏れてる。
このウーポンは、もう死んでいる。新品なのに、ハズレを入手してしまったか?
漏れの程度は微量だから、急いで交換する必要はなさげだが・・・苦難は続く。

助手席側からの甘ったるい匂いが消えない。念のため、ヒータコアに手を伸ばし
もう一度クーラントの漏れを点検してみるが、やっぱり漏れた様子は無い。

はぁ〜あ。今年の GW は、剥ぎ取り・・・じゃなくて、全体的にバラバラにして
点検してやる必要があるのかもなぁ。まぁ、そんな車齢だわなぁ・・・


3/11

・・・そしてまた今週も、新横浜付近にある某所に、日帰りで出張。
確かに、普段の仕事から離れられるのは気分転換になりそうな気もするが、
気分転換になるような気楽な出張なんてのは、そうそう無い。今回もそう。憔悴。



帰路でのこと。18時過ぎに仕事を終え、東急東横線と横浜線を乗り継いで、
出張帰りの通過点・新横浜に移動。夕飯を食うため、駅員にひとこと断りを入れ
改札から外に出る。そのまま真っ直ぐ歩いて階段を降り、一階へと向かう。

・・・一階に降りたところで、いつものことだが、ゲンナリ。通路は、行き交う人々で
埋まっている。これほどの数の人間が、何処に収まっていたのか。問いたくなる。

そんな中、通路の端へと寄り、人の流れを背にしながら自宅に電話を入れる。
帰宅予定時刻を連絡するためだ。プッ、プッ、プッ・・・数秒の空白ののち、
懸命に電波を発していた携帯電話は、通話モードへと切り替わる。
会話を開始するため、スピーカーに耳を当てる・・・

うん?発呼の音は止まった。接続を開始した表示も出ている。それなのに、
スピーカーからは、信じられないぐらいに小さな声しか聞こえてこない。雑踏が
発する暴力的なノイズを前にして、遠くを飛ぶ蚊の羽音にも劣る聞きにくさの
声しか聞こえてこないようでは、会話を成り立たせること自体が大仕事だった。
必死の思いで聴覚能力を研ぎ澄まし、なんとか、最低限の連絡を処理する。



・・・むぅ。電話を切り、鈍く輝く V603SH をまじまじと見つめる。設定画面を
出して、受話音量を確認。間違いなく、最大設定の「5」となっていた。ふーむ。
場所を変え、少し静かなところで、117 に電話。自宅の電話から 117 に掛けると、
耳が痛くなるぐらいの音量で時刻を教えてくれた記憶がある。これを相手にして
原因の切り分けを試みる。結果、117 ですら、時報を知らせる声は弱々しかった。
ってことは、これは恐らく携帯電話側に原因がある、っていうことだろうな。

・・・最大音量にしても、蚊のなく様な音量ってのは。やっぱり、あり得ないよなぁ。
機種変してから今まで音声通話してなかったから、今に至るまで気付かなかったが
スピーカー回りに初期不良がある品を掴んだとしか思えない。くそ。交換させないと。
ただ、その前に・・・あれこれ弄っている間に、うっかり設定を狂わせてしまった
可能性もある。念の為、SD カードにデータをバックアップして、オールリセット。
その後、117 に電話してみるが・・・あぁ、やっぱり、全然変わってないよ。

新幹線の中で、設定を元通りに直しつつ、何か設定項目がないか、徹底的に探す。
だがしかし、受話音量に関係する設定はさっきの一カ所のみ。全然ダメだ。



帰宅。これまた万全を期するため、説明書を読む。見つけられなかった設定が
何処かに書いていないかと。だが、V603SH の説明書は、厚さは一流だが、内容は
ペラペラ。ちょっと難しいことは、まったく、そっけなくしか書かれていない。

くそーっ。腹立ちまぎれに、157 に電話しつつ、あれこれ弄ってみる。別に、
157 のオネーチャンに怒りをぶつけるためじゃなく、自動応答の音声を利用して
色々と足掻きをやってみるためである。通話料は無料だし、こういう用途には
ちょうどいいワケだ。自動応答オネーチャンの朗らかな声を聞きつつ、
あちこちの設定をちょこまかと変更したりして、原因を追求する。



・・・だが、全くの無駄だった。どの設定も、受話音量には何の関係もない。
もしかしたら、耳への当て方が悪いのかなぁ。V603SH のスピーカーって、液晶の
根元についていて、どうも耳に当てづらい。以前に使っていたケータイの場合は、
液晶部の先のほうにスピーカーがついていて、耳に収まる形状だったから、少々の
雑踏の中に居ても、通話にはまったく支障を来たさなかったんだよなぁ・・・

などと思いつつ、ケータイと耳の当てかたを色々と変えてみるうち、ふと
とんでもなく巨大な音で声が聞こえてくる瞬間があった。う、うわっ!?

びっくりして耳を離すが、すぐに記憶を停止し、少し巻戻して思い出してみる。
その時に耳を当てていた場所は、液晶画面の真上。根元のスピーカーではない。



その時ふと、頭の中に、苦み走った嫌な予感が走る。ま、まさか、これって・・・
恐る恐る、液晶の上の端のほうを見る。そこには、長さ 4mm、幅 0.5mm 程度の、
ごくごく小さな穴が開いていた。ま、まさか・・・震える手で 157 をダイヤルし、
その穴を、耳に押し当てると、耳の中が痒くなる音量で、声が聞こえてきた。

即座に電話を切り、説明書の最初のほうにある、各部の機能説明のページを見る。
さきほど見つけた、ごくごく小さな穴を示す線の先を、震えたままの手で辿っていくと・・・
そこには、”音声通話用のスピーカー”、という説明が書かれていた_| ̄|○


45 秒ほど放心してから、我に返る。つまり、液晶の根本(ヒンジ部)の筐体に
デカデカと3つ開いている穴は、着信音と音楽、効果音、TV 音声スピーカーの穴。
要するに、通話以外の音を鳴らすためのスピーカーだった。この部分からは、
通話音声は聞こえないのが正解だったのだ。初期不良でもなんでもない。

・・・いや、今まで使っていたケータイが、着メロとか着うたとか、そういう
音楽を鳴らすこととまったく無縁のものであったため、今時のケータイには
スピーカーが2種類もついているなんてこと、知る由もなかったのだ。

久々に、自分の不勉強を恥じる結果となった(涙)


3/13

3月も半ばだというのに、まだ春は来ない。日中でも、雪が舞い散る。クソ寒ー!

そんなクソ寒い中、そろそろボンネットのヒンジを注文しようと、スズキへ。
出勤されていたYさんと立ち話。例の、クーラントへのエア噛みの話をしてみる。
何処かに微妙なリークがあるんじゃないかなぁ、という答え。アレだなぁ。やっぱり、
多少の先入観も入った私の説明だけじゃ、これ以上の判断は出来かねるだろうな。
どうせ、ヘッドガスケットをメタルにしておきたいっていう計画なんてのもあるし
その作業を依頼するついでに、点検してもらう、ってのもアリかもなぁ。

で、本題。ボンネットのヒンジを注文。塗装はどうなってます?と聞いてみたら、
黒か何か、とにかくボディーとは全く無関係の色に塗られたものが来るらしい。

そんなモノが来た場合に備え、車体色 0DE のカプチーノの、エンジンルーム内の
謎の白色について議論。正確なカラーコードは判らない(無い?)らしいが、
曰く、ひょっとしたら 0RB じゃない?との話。ダメ元で、試してみようかな。


3/15

・・・というわけで、今週もまたまた、えっちらおっちらと仕事で出張。

ただ、今度の出張先はちょっと方角が違う。関西に最も近い海外、香川である。
幾たびの出張を越えて未踏。その大地は、きっとうどんでできていた──

考えてみれば、そもそも四国に乗り込む自体、果たして何年ぶりだろうか。
何歳になろうとも、馴染みのない町を旅するときにワクワクするのは変わらない。
一応仕事ではあるものの、今回ばかりはちょっと浮かれ気分でロックンロール。

目的地は、香川県高松市の付近。ちょっとした工業団地の中の、某施設。ここに
一泊二日の予定で張り付き、仕事をこなす。そのためには、足と宿が必要だ。
事前にねっとりと調査を実施し、往復の手段と宿泊施設を確保しておいたが
それが正解だったかどうかは、今から自分の体でたっぷりと味わうことに。



京都←→高松間の移動は、岡山駅で新幹線と在来線を乗り継ぐ必要がある。
瀬戸内海は、瀬戸大橋を走る在来線「マリンライナー」にて突破することになる。
瀬戸大橋は、唯一、いかなる手段でも渡ったことがない本四間の橋だ。今回ついに
三種類全ての橋を通過することになり、そういう意味で記念的な日でもある(?)

まず 6時過ぎに起き出し、花粉症対策用のマスクを装着して、京都駅へ向かう。
改札を通って下り線のホームに立っていると、東風に乗ってソイツはやって来た。
7時44分京都駅発の、のぞみ。指定席の場所を再確認してから、乗り込む。
東京行きとは比較にならないほどに、ガラ空き。実に優雅な心持ちだ。

・・・優雅といえば、新神戸を過ぎるあたりになっても、検札が来ないような。
いいのかそんなことで、って、こんなに人が少ないから、どうでもいいのか;



着ていた上着を膝掛けにして、薄い眠りに入る。少し経った頃、岡山駅に到着。
ここで新幹線を降り、在来線のホームへと移動。しかし、岡山駅って、予想以上に
(失礼)立派な佇まい。同じ山陽新幹線に属する広島駅にも負けず劣らずだ。

てくてくとホームを歩き、そこに待っていたマリンライナーに乗る。7両編成の
こじんまりした列車には、指定席車両が1台しかない。しかもそいつは2階建て。
おまけに、上はグリーン席。何て言えばいいのかな、一番上等なのはグリーン席、
次に上等なのは自由席、そして眺めが悪い最悪の席が指定席、って感じ?

あー。こんなことだったら、指定席なんて取るんじゃなかったかも。がっかりと
肩を落としつつ、奈落に転がり落ちるように階段を降り、ホームすれすれの高さに
窓がある一階席に座る。ここで、ホームの上をスカートの短い娘でも歩いたならば
この電車のことを最強眺望マリンライナーとか勝手に名付けて一生崇拝して、
さらに末代まで語り継いじゃったりするのだが、そんなささやかな幸せもない。

少し待つと、マリンライナーは静かに出発。しばらくの間、本州上の鉄路を走る。
岡山駅を出てから 10分もしないうちに、景色は急速な勢いで寂れていく。
早島を通過する頃には、貫禄十分のローカル路線と成り果てていた。



それでも飽きず、マリンライナーはとことこと走る。もう、どこに行くんだったか
忘れそうになる頃、ようやく・・・というか、いきなり、山肌のトンネルに突入。
ガーゴガーゴと唸りを上げ、暗闇を突き進む。長い。なかなかに、長い。

このまま、トンネルで瀬戸内海を抜けてしまうのか?と不安を感じたころ、
闇から開放され、地上に戻る。その後まもなく、景色が唐突が切れた。

・・・おぉぉ。青い。闇の次は、青か。少し高い位置から見下ろすような形で、
眼下に海が現われる。直ぐ近くに、いくつかの島影が見える。瀬戸内海の島々だ。
じっくり見てみたいと思ったが、太い鉄骨で組まれた網の中を走る電車の窓からは
それほど良い視界が得られるわけではない。レインボーブリッジや明石海峡大橋の
レベルを期待するとガッカリする程度の景色。奮発してグリーン車に乗らずに
正解だったのかもしれない。膝掛け代わりの上着を直し、浅い眠りに入る。

2つほどの島を渡ると、工業地帯のような景色が現われた。香川に到着〜。
その後しばらくの間、陸の上を走り、岡山から一時間弱で高松駅に到着。



高松駅は・・・うーん。なんというのだろう。微妙な感じだ。何が微妙か、って、
改札が自動じゃないところ。小綺麗で広くて、立派な駅なんだけど、けど、
この一点で、実はそれほど利用者の多くない駅なんだろうという想像ができる。

駅に付随する商業施設も、ごく小さい。また、表に出ると、微妙にがらんとした
雰囲気がある。人もまばらにしか居ないし、走っている車もない。鳩もいない。
・・・もっと、こう、なんというかなぁ!その地方の都市名の付いた駅だから、
こう、ハッタリでもいいから、ごちゃごちゃしてる演出とかあるでしょ!

って、何に対して立てている腹なのかわからないが、心の中でブツブツと呟く。



駅を出て、周囲をキョロキョロと見回す。右手のはるか先には、ビル街がある。
左手には、やたら巨大なビルが、1つだけポツンと立っている。人の気配は無い。
まだ立てられて間もない様子なのが、廃虚を感じさせない唯一の拠所と思える。

この時点で感想を言えば、今まで見てきた街の中では、トップクラスである。
何が、って?いや、生命を感じさせない、という点が。人の多さと街の発展が
微妙に同期しておらず、それが故に何か激しいズレを感じてしまう、そんな街。



って、そんなことを考えるために、ここに来たワケじゃない。左手の巨大なビルの
直前にあるバスターミナルに移動し、サンメッセ香川を経由するコトデンバスを待つ。

彼のものは常に独り。がらんと広いバスターミナルの中央付近で、バスを待つ。

・・・っていうか、時間が悪い(10時過ぎ)のかもしれないけど、それにしても、
駅前バスターミナルの中に客がいない、ってのはどうよ。これでいいのか高松市。



しばらく待つと、バスが到着。そそくさと乗り込む。出発時刻が近づくと、
さすがに、数名の客がやって来てバスに乗り込んできた。なんとなく、安心する。

数名を乗せたバスは、定刻になると素早く発車。身軽に走りだし、ぐるりと回って
片側三車線もある、立派な中央通りに出る。此処まで来ると、それまで全く見なかった
クルマや、かなり少なかった歩行者の姿を多数認めることができる。つまり、アレか?
高松駅は、おもいっきり町外れにある駅ってことなのか?それにしても・・・

その後バスは、中央通りを離れ、ごちゃごちゃした繁華街を経由。お、こっちが
本当の町の中心部ってか。そういう意味では、京都市にも似たところがあるな。

いろんなことを考えているうち、バスはぐいぐいと先へ進む。いつのまにか、
町を外れはじめていたバスは、高松道を直角にくぐる。さーっと視界が開けていき
バスはほどなく、目的地の近くにある「サンメッセ香川」に到着。430円を払って降車。

ガラガラと音を立てるバスが過ぎ去ったのち、眼前に広がるだだっ広い景色を見回す。
左手には NEC の施設、斜め左には産総研の施設。その間には、太い道路が走る。
右手を見ると、よくわからないが巨大な施設。斜め右には・・・やっぱりこれも 、よく
わからないが、しかし何かの技術研究所のような施設。うーん、ここはまるで、
学研都市のようだ。駅から遠くて不便なところなども、そっくりそのまま(笑)

信号を渡って、斜め右にあった施設に近づく。よーく見ると、それは研究所でなく
うどん屋だった。そんなバカな。改めてよく見る。やっぱり、うどん屋だ。
ただ、私が少し勘違いしていた。施設全部がうどん屋なのではなく、
施設の前にうどん屋が併設されているだけ
ということを。

・・・まぁ、どっちにしても、施設よりうどん屋が 100倍目立つことには変わり無く。

その後、「高温高圧電流体技術研究所」という、チョー燃える名前の研究所の前を
なんか、もう、ムラムラしながら通過しつつ、目的地としていた場所に到着する。



その後、夕方 18時まで、そこでたっぷりお仕事。



18時になり、1日目の仕事が終了。窓の外をみると、もうとっぷりと暗くなっていた。
・・・はぁ。つまり、この周辺には何の商業施設もない、ということだ。しょうがない。
とりあえず、まっすぐホテルへ帰ろう。予約していたホテルは、2km 弱ほど離れた
サンロイヤルホテル。すごく遠いのだが、選択の余地など存在しなかった。

施設の外に出る。・・・雨だ。ううっ。鞄から折り畳み傘を出し、通りに出る。
開けた場所の中につくられた一直線の道路には、風を遮るものが何もない。
資料を詰め込まれ下に引っ張られる鞄と、風に吹かれ横に引っ張られる傘を
しっかりと掴んで体に引き寄せつつ、街灯がほとんど無い暗い歩道を往く。
社会人ならば社会人らしく、こういうときこそタクシーを使いたいところだが
生憎、タクシーの姿はまったく見当たらない。町外れにある施設の悲劇。

県立図書館角の交差点まで歩いたら、そこで直交する道路へと曲がり、北上。

それまで学研都市の顔をしていた雰囲気が、一気に田舎町のソレへと変貌する。
街灯は完全に消え去り、その道路は闇の中へと続いていた。闇の先には、もはや
立派なビルなどは何もない。平屋の住宅、および町工場が存在するのみ。しかも、
それらは密集しているでもなく、離れているわけでもなく・・・なんというのかなぁ、
微妙な密度の薄さを持つように思えた。自分の知っているパターンに無い感じ。

ともかく。この先はホテルまでこんな景色が続くのだ。それを悟った私は、鞄から
LED ライトを取り出し、傘と同時に持って前向きに光を投げる。絶対的な光量が
足りないため、路面を照らすには至らない。しかし、歩行者がここにいるという
ことを、たまに向こうからやってくる自転車や自動車に知らせることができる。

こういうことをしないとヤバいと思えるぐらい、道路は暗く、しかも狭いのだ。
果たして、こんなところの果てにあるホテルって、どうよ?不安が脳裏を掠める。



数十分ほど歩き続け、ホテルに近づく。さすがに、若干なりとも活気のある
雰囲気が、周囲に満ち始める。相変わらず道路は狭いが、さっきの陰鬱さは無い。
ふぅ、それだけでも安心した。交通量の多い道路の歩道を 100m ばかり歩くと
ようやく、目的地となるホテルに到着。ここで、ぐるりと周囲を見渡してみる。
うーん。交通量が増えたとはいえ、基本は住宅地。コンビニ1つ見当たらない。

夕食はどうしようかなぁ、と思いつつ、ホテルに入る。チェックインを済ませ、
キャッシュで宿泊代を支払う。まさか今時、カードが使えないビジネスホテルが
あるとは思わなかった。ちょっと痛かったが、しょうがない。その代わり、といっては
何だが、このホテルには温泉が併設されているのだ。これは、キャッシュでの
支払いオンリーであってもまぁいいやと思わせる、何物にも変えがたい魅力だ。

チェックイン後、どこか食事ができる場所はないか?と尋ねる。じつは、これに
ついても心配は無用。ちょっとした食事処がホテルに設置されている。当然ながら
そこではうどんも食える。お、丁度いいや。早速、荷物を部屋に放り込んでから
うどん定食を注文。この時点では、味についてはあまり期待していなかったことを
正直に告白しよう。だって、ビジネスホテル内の食事処なのだから。だがしかし、
その、大谷日堂@鉄鍋のジャンのように激しく思い上がった見下し方は、
琥珀色のだしの中で艶やかに佇むうどんを一口食した直後、
完膚なきまでに叩きのめされることになる。

・・・ごめんなさい。マジ旨いです。

うっすら透き通るうどんの、コシとモチモチ感。ここに、コクを内包しつつも爽やかで
キレのあるだしが絡み付き、私が持っていたうどんに対する概念を覆してくれた。

もし自分が 18才ぐらいだったら、このまま会社を辞め、近所のうどんマイスターの
門を叩き、この道に骨を埋めようとしただろうと思えたぐらい。はっきりいって、
うどん嫌いの私が「このうどんおぃしぃよぅ(はにゃーん)」状態になった
ぐらいなのだから、想像しうる限界まで旨いと思って頂いて差し支えない。



まぁ、うどんを食いながら V603SH の TV チューナで見ていた「焼きたてじゃぱん!」
での「まいうー!」表現にいささか影響されたことは否定しないが、旨いのは事実だ。
うどんを食べるためだけに香川に来るのも惜しくない。そう思う吉宗であった。



ともかく、こうして「腹を膨らませる」と「香川県でうどんを食う」ミッションを
同時に完了した私は、大いなる満足感を得る。・・・いや、まだだ。まだ終わらんよ。
部屋に戻って一休みしたら、タオル類を持って、併設の温泉へ、ラッシュイントゥー。
露天風呂と室内風呂の間を行ったり来たりしながら、たっぷり2時間ほど寛ぐ。


・・・あぁ、もう、死んでもいい。


風呂から出たら、ビールを飲んでバタンQ。


3/16

・・・そして、気が付くと、朝だった。
風呂に入る前に合わせておいたアラームに起こされる。

TV を付けつつ、カーテンを開ける。今日は晴れの予報だった・・・

真っ白。

ぬわっ!?おもわず、後ずさる。地上 7F のこの部屋からは、昨晩は確か、
それなりの町並みが眼下に見えていたはずだ。だが今は、乳白色の濃い霧に覆われ
何も見えなくなっている・・・。その時ちょうど、TV からは、霧のため、フェリーが
出港を見合わせている、というニュースの音声が聞こえてきた。そりゃあ、
こんな、数十m 下の景色すら見えないような状態では、当然だわな;

フェリーはさておき、私は本日の仕事をこなさねばならない。身支度を整え
昨日お世話になった食事処で朝食を取り、チェックアウトしてホテルの外に出る。



雨こそ降っていないものの、濃い霧は雨にも等しい。白い空気の中を歩いていると
まずは睫毛の先に水滴が付き始め、それがどんどん成長して視界の邪魔をする。
激しく瞬いてそれを排除すると、こんどは顔中の産毛でも同様な水滴の成長が起き
汗をかいたようにびっしょりと濡れ始める。その水は、花粉避けの為につけている
マスクにじっとりと染み込み、空気の流れを悪くしていく。すると当然ながら、
呼吸が苦しくなってくる。こうして、視界は悪くなるわ、息は苦しくなるわ・・・

なんの修行をしに四国まで来てるんやろ、自分・・・(汗)

お遍路さんでももっとマシかもしれん、と思いつつ、10kg 超の荷物を片手に、歩く。

ぶつぶつ言いつつ、数十分で仕事場・・・らしきポイントへ到着。「らしき」と
書いたのは、あまりにも霧が濃すぎて、昨日は確かにそこにあったはずの建物が
まったく見えず、かなり近づかないと確認することができなかったため(笑)
ともかく、これで仕事は開始。まずは昼まで、仕事に集中する。



12時過ぎ。昼飯を食するために外出。あれほど凄まじかった霧も、昼頃になれば
さすがに綺麗さっぱり消え去り、風こそは冷たいものの、春を感じさせる穏やかな
陽光が降りそそいでいた。んーん、気持ちいい。これで、花粉さえ無ければ(涙)

そんなことを考えつつ、仕事場の周辺で、食事処を探す。不幸にも、この辺りは
遠くに住宅地が確認できるだけで、商業的な施設は何もない。コンビニすらも、
その存在を検出できない不毛の地。うわー、困ったなぁ。周囲を観察する。

すると、ニッカポッカを履いたオッチャンとか、タクシーの運転手とかが
道路沿いにあるプレハブの様な建物にゾロゾロと入っていくことに気づいた。
よーく見れば、それはうどん屋だった。おぉ、さすが香川県!コンビニなんぞが
なくても、うどん屋は存在する!おっちゃん連中に従い、喜び勇んで中に入る。

・・・ふと、なんとなく奇妙な構造になっていることに気づく。おっちゃん連中は
店の中で、盆を持って列を成している。しばらく観察し、それがセルフサービス方式
であることを理解する。ほぅ、セルフのうどん屋か。そういえば、はるか昔に四国へと
来たときに入ったうどん屋も、セルフ方式だった記憶がある。四国ではこれが標準か。

郷に入らば郷に従え。さっそく私も、盆を持って列に並ぶ。うどん(大)を一玉入れて
もらい、掻き揚げをトッピング。その時点で、そこに立っていた従業員から、請求が。
金額は \310.-。えっ、そんなに安くていいんディスカ-!? 味が心配になってくる金額だ。
お金を払ったら、お茶を入れる器械みたいなものを使って、自分でだしを注いで完成。

空いている座席に座り、早速味見を・・・これまた、旨い!うどんの味わいも
だしの風味も、昨晩に食べたうどんとまったく遜色がない。さらに、コレに乗せた
掻き揚げが絶妙。わざとかどうかは知らないが、玉ねぎ独特の辛みがちょっと残る
程度に揚げ加減が調節されている。これがまた、うどんとだしに合うんだ・・・

昼飯どきなので、あんまりゆっくりと味わっている余裕はなかったが、それでも
この短時間のナイスうどんとの出会いは、香川県に対する愛情と尊敬パラメータを
振り切らせるには、十分なものであった。セイバー True シナリオ確定って感じ(謎)
その後、夕方 18時まで、旨いうどんの余韻に浸りつつ、仕事に打ち込む。



18時になり、業務終了。さぁ、あとは家に帰るだけだ。仕事場付近から、たまたま
いい感じにやってきたバスに乗り込み、高松駅へと戻る。さすがに、この時間とも
なると、駅の中に居る人の数は少し増えていた。でもやっぱり、少ないことには
違いない。ってことはつまり、高松市は、市の中で大半が完結しているのか?

またいつの日か、真実を知りたいものだ。そんなことを考えつつ、マリンライナー
出発までの時間を、土産物屋で過ごす。うどんの他、「さぬきビール」なるモノが
売られていたので、それも買ってみる。なんだろう。うどんから作ったとか(嘘

土産を購入したら、マリンライナーに乗車。行きと同じく、指定席なので、奈落の底。
まぁ、どうせ外は真っ暗で、何も見えない罠。上着を膝掛けにして、居眠り・・・



気づいたら、電車は早島に到着していた。はっ、早えぇ。まもなく、岡山駅へ。
慌ただしくマリンライナーを降り、新幹線のホームに向かって歩く。途中、ふと
小腹が空いていることに気づいたので、たまたま目に止まったカレー屋で食事。
いや、到着した頃には既に 21時近くだったから、カレー屋ぐらいしか
店を開けてなかった、っていうこともあるんだけどね。

カレーを補充したら、新幹線のホームへ。名古屋行きののぞみに乗り、
京都で降りる。新大阪止まりの山陽新幹線が多い中、この存在は有難かった。
なにせ、土産物が増え、帰りの荷物は確実に 15kg を越えていたはずだから(笑)
そんなものを、細い紐を介して手で持って歩きまわったら、確実に手をイワす。

京都に帰りついたら、後はいつもの経路で山科へ。くそ重い荷物を抱え、帰宅。
はぁ、疲れた・・・これで、出張ラッシュも終わり。少しは落ち着けるか?


3/19

どうやら三連休らしいが、仕事がイパーイ溜まっていて、実質的には休みなし。
花粉の飛散量がハンパじゃないこともあり、家に篭って持ち帰りの仕事をこなす。

とはいえ、ずっと仕事をやっていたら気分が滅入る。たまに部屋を抜け出し、
カプでもいじって気分を慰める。まずは、恒例となっている(?)ウォーターポンプの
横に開いている穴の周辺を点検。奇麗に拭いた筈だが、また、薄白くなっていた。
だが、相変わらず、リザーバの液面は変化なし。超微量のリークなんだろうな。
このまま放っておいたら、ポンプのシール部分に馴染みが出て治ったりして。

ついでに、某草さんから教わったとおり、タイベルの張りを確認してみる。
・・・うーん、やっぱり、特別ぱつんぱつんに張っているような気はしない。
もしかしたら、温間になるとキツくなっちゃうのかな。どうなんだろう。

室内は、まだ微妙に甘い匂いが満ちる。改めて、匂いの種類と元を確認するが
やっぱり、クーラント臭とは違う。はてさて、こいつもまた、長患いになるのかなぁ。
ジュースでもこぼしたっけなぁ、と考えてみるが、甘い飲み物なんて飲まないし。



夜になり、AZ-1 氏がやってきた。クソ寒い吹き曝しの玄関先で、立ち話をする。
氏が来た理由は、私にウイングマンの単行本一式を貸し出す為。漢だ。
こちらは、その代わりに「雲の向こう」を貸し出す。ギブ&テイク(?)


3/20

適当な時間にゴソゴソと起き出し、仕事。いい天気なのになぁ。くそう。欝。



シコシコと続けていた仕事が1つ終わったとき、ふと、机の横に置いていた
Caplio GX が目に止まる。そういえば、コレ用に買ったワイドコンバージョンレンズ、
ほとんど使っていないよなぁ。頭の中を、もったいないオバケがぐるぐると回り出す。
そうなるともう止まらない。気が付いた時には、ダンボール箱の中から DW-4と HA-1を
取り出し、Caplio GX に装着してニンマリしていた自分がいた。・・・うん、やっぱり
このカメラは、このオプションを装着している時が一番カッコイイのだ。



ここまで来てようやく、我に返る。そうだ、このレンズを装備しない理由ってのが
あったのだ。つまり、この状態の Caplio GX を収められるケースがない。

沈胴式のズームレンズを装備する Caplio GX は、電源 OFF 時には一般的な
コンデジの大きさになる仕様だ。しかし、電源 OFF で本体内に格納される機構のない
コンバージョンレンズを装備すると、電源を OFF にしたところで外径寸法は変わらない。
だから、カメラ屋やパソコン屋の店頭に並ぶ各種コンデジ用ケースを流用しようにも、
きょうび沈胴式でないズーム付きコンテジなんて滅多になく、うまくいかない。



というわけで今までケースの購入を見送ってきたのだが、そろそろ手を打たねば
コンバージョンレンズが無駄な物体と化してしまうので、マジメに調査を実施。

まず、コンバージョンレンズ付きでの外径寸法を計測。65mm×90mm×120mm。
この数値に基づき、ハクバや ELECOM 以外のメーカーのケースを探してみる。

するとまぁ、あるところにはあるものだ。Lowepro の D-Res 25 AW。
内寸が 65mm×90mm×150mm。3cm ほど長いが、それ以外のジオメトリは完璧。

んが、中の写真を見ると、妙な仕切りが入っていたりするのが気にかかる。
内寸の数値の中に、仕切りの厚さは入っているのか、入っていないのか・・・。
なにせギリギリのサイズだから、仕切り1つが入るだけでも入らない。心配だ。
買って試してみるしかないのだろうけど・・・。もう少し探してからにしよう。



さらに探索を進める。その最中、そういえば光学ファインダーも使い物にならなく
なることに気付く。ってことはアレだ、21mm か 22mm のファインダーなんてのも
欲しくなるのが当然の成り行き。こっちのほうも平行して探してみるが、軒並み
1万円弱というプライスタグがついていて、かなりメゲる。高いなぁ・・・



てな感じで、結局は調査だけで終わる。なんとなくショボーンな気分。仕事に戻る。


3/21

さすがに3日間も座りっぱなしだと、足腰がなんかおかしい感じになってくる。
なので、今日ぐらいはカプを走らせ、スズキへ。以前に注文していたボンネットの
ヒンジを回収。価格は \2.1k。想定の範囲内だった。しかし、ある点だけ想定外。

うっ、黄色クロメートメッキむきだしの部品だったよ(汗)

せめて、黒色の電着塗装でもしてあるものと思っていたが。黄色クロメートへの
塗装の経験はないので、少し心配になる。普通の灰色サフは、食い付くのかな?
といっても、「クロメート用サフ」なんて、特別に売ってるのを見たことはないしな。
とりあえず、普通のサフでやってみるか。覚悟を決め、スズキを辞する。



よく考えれば世間はお彼岸さんということで、京都市内はいつも以上に渋滞気味。
往路で見た五条坂東行きの渋滞列はなかなかに壮絶だったことを思い出したので、
復路は五条通りを徹底的に回避する。だが、その作戦もまだ甘かった。葛野大路を
南下して九条通りに出るが、R1 との合流点のかなり手前から、渋滞がはじまる。

VICS では渋滞マークが出ていないが、誰がどう見ても動いてないぞ、この車列。
停車中にナビでざっと確認してから、次の小さい交差点を右折。十条に抜ける。
十条まで渋滞していることは、まずあり得ない。その期待は外れることなく、
東山通までスイスイと走り抜けることができた。渋滞を迂回するのなら、
思いきって大きめに逃げるコースを取らないとダメ、ってことだな。

んで、結果的に大きめに逃げたため、ついでに、よく行く本屋に立ち寄る。
だが、ヲタ系の品揃えが豊富な店にも関わらず、立寄った目的である「撲殺天使
ドクロちゃん」の小説は、2〜5巻しか揃っていなかった。なんで、1巻だけ
抜けてるんだ ガッデム!・・・ここで買ってもしょうがない。店を出る。



気を落としつつ、帰宅。ちなみに、今日の外出時は、エアコンは ON にしていた。
天候が良くて車内温度がかなり上がっていたのに、花粉症のせいで窓を開けて走れない
というのが理由だが、シーズンインの前にコンプレッサーの動作確認をする意味もあり。

結論から言えば、コンプレッサーは正常に動作していた。発進時や加速時に感じる
あの、やるせない重たさ。昨年と、全く変わっていなかった。良くも、悪くも。



帰宅後、仕事に戻る。その途中、ゼンリンから Super全国版10 CD-ROM の
優待アップデートの誘いが来てたことを思い出す。・・・うーん、どうしようかなぁ。
「愛・地球博」合わせで一気に作られた中部方面の道路とか、まだ反映されてない
ような気がするし・・・9 は買ったから、今回は、見送ることにしようかな。


3/26

先週の中頃にようやく、04年度の仕事をフィニッシュ。
これでやっとこさ、ジムカーナ遊びに戻ることができる・・・



(´∀`)   (← 心の底から和んでいる)



とはいえ、外は、花粉の飛散が最高潮な状態。ジムカーナどころじゃない。
今年はどうも、花粉の飛散パターンがかなり遅れ気味になっているみたい。

04年度の仕事が終わったとはいえ、休みに入れるわけでもない。まもなく
05年度の仕事がやってくる。下手に体調を崩すわけにもいかないので
(花粉症=鼻の粘膜ボロボロ=ウィルス拾いやすい)基本的には
今週もまた、自己自宅謹慎に近い状態。欝状態は続く。

そんな中、AZ-1 氏が色々と荷物を持ってやってきた。本日のメニューは、AZ-1 の
E/G オイルとミッションオイルの交換だった。いつものように、リアを持ち上げて
ロアアームにウマをかませ、オイルをさくさくと抜き取る。久々のクルマいじりで
内心は喜々としながら作業を実施。あー、やっぱ、機械モノを弄るのは楽しい。

オイルを入れる作業は、AZ-1 氏が担当。その間に、後片付けをモソモソ実施。
こういう作業は、2名でやると捗る。雑談しながら手を動かすのも楽しいし。
なお、今回はオイルフィルターは交換せず。オイル交換を2回実施したら、
フィルター交換を1回実施。セオリー通りのサイクルを頑なに守ってみる。



オイル交換終了後、工賃受け取り = 外環沿いの CoCo イチでカレーをゴチに。
他のメニューには目もくれず、チキンカツカレー 400g 3辛を注文。これ定番。

カレー屋への往復で、近所の道路や交差点の形状が、いつの間にか変わりまくって
いることに気づく。以前はT字路だったはずのトコロがY字路になっていたりとか
Y字路だったはずのトコロが+字路になっていたりとか、道幅が倍ぐらいになって
いたりとか。おそらく、京都高速道路の完成が近づいたので、周辺の道路整備を
ビシバシ行なうようになったというところか。いや、これはすごい・・・

・・・そんな大きな変化も知らなかったぐらい、外出してなかったのか ;_;



AZ-1 氏が帰宅後、花粉症の症状が猛烈な勢いで発生しはじめた。念のため、
作業中はマスクをしていたのだが、それでも防ぎきれない花粉があったようだ。
ティッシュ箱の内容物を一気に半分ほど消化。さすがにマズイので、買い置きの
鼻炎に効くらしい市販薬を1錠飲む。10分ほどで、少し収まってきた。ホッ。

症状が収まったので、再びマスクをして外に出る。今度は、先週に入手していた
ボンネットヒンジの塗装を実施。ダンボール箱で小さな塗装ブースを作ってから、
ブレーキクリーナで金具表面を脱脂し、Holts のグレープライマーを吹きつける。
下地作りは行わないことにした。というか、特に不要だろう。クロメートメッキの
表面は最初からザラザラしてるし。それに、メッキを剥ぐとコトなので。

気温が低いので、ある程度乾燥したら 100W電球で強制乾燥。30分ほどすれば
乾くので、塗り重ねる。3回ほど塗り重ね、下地は準備完了。色塗りは明日。



サフ吹きが終わったころ、猛烈な眠気が襲ってきた。さっき飲んだ薬の副作用か!
TV の前のソファに寝転がる。30秒で居眠りに入る。気づいたら深夜になっていた。
ぬるくなり始めた風呂にざんぶと浸かり、布団に飛び込んでさっさと眠る。


3/27

・・・目が覚める。鼻が両方とも詰まっていて、口で呼吸していた。そのせいで
口の中がゴワゴワのボロボロになっていて、実に気持ち悪い。うえっ。洗面所で
ガラガラ〜っとうがいを実施。少しましになった。ふぅ・・・時計を見る。うっ!

10時過ぎ。

かとさんと「一緒に行きましょう」と約束していた、みやこめっせでの
巫女・メイド系イベント・・・確か、11時から開始だったっけ!こりゃ遅刻だ!
急いで朝飯を食い、速攻で出発。移動中に電話を入れ、遅刻をお詫びする。

迅速に東山ドライブウェイを抜け、岡崎へ到着。当然ながら、こんな時間からでは
岡崎駐車場に空きがあるはずもない。駐車場への入り口がある交差点には、既に
待ち行列を成すクルマがぎっしりと並んでいる。当然だが、ピクリとも動かない。
1分で見切りをつけ、Zest 御池の駐車場へと迂回。こちらのほうは、まだ余裕。
さっさと駐車し、みやこめっせへと至る 1.4km の道程を、全速力で歩行。



到着。そこには、かとさんと Chai さんが待っておられた。とにかく平謝り。

さっそく、メイドさん鑑賞(=観察)。巫女さんは一人だったが、メイドさんは
数名おられた(敬語)。しかも、全員微妙に装束が異なるときている!いいね!
まぁ、装束の詳細は○田さんに聞けば事細かく教えて下さるだろうから、そこは
観察の対象から外し、仕草とかそういうところをじっくり、さりげなく観察。

ついでに(?)STEED ENTERPRISE さんがスペースを構えておられたので、
冬コミで買い損ねたと思しき本をざっくり購入。ちょっとラッキーだった。

その後しばらくして、某草さんと合流。会場内で男4人が集まって立ち話。
立ち話しつつ、視線をあちこちに走らせて、ネタ探し(?)。血走る目。



15時過ぎになり、イベントは終了。二次会(?)として、ジョイフル・・・じゃない、
山科の某ファミレスへと移動することに。某草さんと Chai さんは、みやこめっせ地下
駐車場にクルマを止めておられたが、私のクルマは Zest御池の地下。みやこめっせ
近傍の道路で待ち合わせることにして一旦別れ、Zest 御池へとクルマを取りに行く。

時計を見る。駐車開始時刻から考えると・・・げっ!250円加算されるまで、あと
10分もない!Zest 御池駐車場の課金は30分刻みで 250円/30分、かつ青天井。
急がねば。全力で二条通りを歩き抜け、河原町御池の交差点へ。ところがここで
なんだかわからないデモ行進が歩道を埋めつくし、地下駐車場への入り口へと急ぐ
私の邪魔をしくさる。車道へ迂回しようにも、交通整理のお巡りが行く手を阻む。

えぇい、しょうがない。僅かな隙間を見つけて体を捩じ込んでいき、強引に人垣を
突破。地下駐車場へ続くエレベータに駆け込み、カプの元へ。暖機もそこそこに
出発し、出口の料金ゲートに滑り込み、駐車券をゲートの機械に突っ込む!

・・・残り時間、1分。ぎりぎり、駐車料金は \2k で収まる。勝利。大勝利。



みやこめっせ近傍の道路で合流を完了し、将軍塚を気持ち良く抜けて R1 へ。
東山トンネル内に響き渡る某草号の排気音を背に、ファミレスへと突撃。
そのまま、花粉症で目を真っ赤にしつつ、21時半までワヤワヤと。

21時半過ぎに解散。燃料計を見れば、半分ぐらいまで下がっていた。たまには
給油でもしようか。いつもの GS に立ち寄ってから帰宅。それにしても最近、
夜間に走っていないからかどうか、暗い景色の中での走行が妙にやりにくい。

帰宅。ちょっと時間があったので、ボンネットのヒンジ金具にサフを重ね塗り。
これでもか、というぐらいに頑丈な塗膜にしておこう。後悔しないためにも。


3/30

ここ数日、夜遅くに仕事から帰宅したら、ヒンジの塗装を繰り返すという日々。
一日待って乾かして・・・きっと、強い塗膜が出来るはずだ。そう信じて。



だが、さすがにそろそろ塗装のほうも飽きがきたので、今日は別の作業。
久々に早く帰れたので、スタッドレスを外し、タイヤを Vimode へと交換。

そのついでに、フロントバネの寸法を測る。えーっと、内径は 65mmで、
自由長は 150mm。よし。これで、バネの注文ができる。メモっておく。

バネの寸法を測る際、剥き出しになっているショックのネジ部に派手に広がった
錆に気づく。冬の道路の友(?)塩分を含んだ水に曝され続けた結果がこれだ。
赤茶色い錆の粉がびっしり。ココアパウダーをふりかけたみたいになってる。

ある意味旨そうだが、そんないいもんじゃない。ただ、唯一救いになるところは
あくまで表面だけのサビだから、実害はそんなにないっていう点。とりあえず
プラスチック製のブラシで軽く汚れを落とし、WD-40 を吹き付けておく。



リアのほうは、バネの採寸は無し。タイヤだけ交換。のつもりだったが、
ショックのネジ部は、フロントと同様・・・いや、もっと派手に錆びていた(涙)
ココアパウダーが 150% 増量という感じ。うぎゃあ。WD-40 を吹き付けて磨く。

とりあえずマシになったので、付近の部品を見回す。すると、キャリパー付近の
部品がことごとく白い粉を吹きまくっていることに気づく。うっ!腐食している・・・
わけでもないようだ。とりあえず、塩の結晶のようなものが一杯付着している。
錆の発生源であるわけで、とりあえず恐い恐い。ブラシで擦って落としておく。

その後、ホイールハウスに頭を突っ込んで上を見上げる。うわ。至るところで、
チッピングコードが剥げ、赤錆がプツプツと出始めている。インナーフェンダーの
腐食が始まっている。これはマズい。あまりにもマズい。交換できないからね。

とりあえずここは、最強の防錆剤 Noxudol 300 をたっぷりと吹き付けておく。
これで進行は止まるだろう。だが、これは最終的な処置ではない。なにしろ、
タイヤがはね上げる砂利は、すべてここらに衝突する。つまり、走ればそのまま
サンドブラストをかけられるようなものだ。いくら Noxudol でも、長持ちしない。
定期的な塗り込みをしてやる必要は、あるだろう。面倒くさいけれども。



クルマ側の点検と錆対策、Vimode の装着を終わったら、外したスタッドレスも
点検と清掃を行う。磨耗度合いは少なく、また、ゴムの柔軟性も失われていない。
この調子なら、北国に積極的に出かけない限り、まだ3シーズンぐらい使えそう。

とりあえず、ザックリとホイールを洗う。その時点で、鼻水がだらだら状態に。
もうあかん、花粉が入ってきよった。身体中も痒うなってきた。適当な場所に
タイヤを立てかけ、速攻で家の中に退却。続きは、また明日ということで。

あぁ・・・はやいこと、花粉がおさまらんかなぁ・・・