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Cappuccino 日記(2005/4)

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4/2

なんだかんだ言いつつ、少しは余裕のあった年度始めの数日が過ぎると
早速、次の仕事の話が小耳に挟まってきた。安息の日々は続かないようだ。

なので、まだ時間がある今のうちに、やれることを進めておく。
まずは AZ-1 氏宅に向かい、廃油入れを回収。これがないと、デフオイルの
交換ができないため。昼前に起床し、カプのエンジンを始動して市内へと向かう。



車庫からカプを出す。タイヤを Vimode に交換したため、ハンドルが妙に重い。
スタッドレスだったら小指でクルクル(それは大袈裟)なのだが。こんなところで
グリップの差を感じることができる。この重さに安心感を覚えつつ、五条坂へ。

新大石道交差点を過ぎて五条坂の登りに差し掛かる頃、渋滞が始まる。はて、
また、重機を積んだ大型トラックでも走ってるのかな(たまに、そういうクルマが
のろのろと走っていることがある)と思ったら、とんでもない誤解。旧東急インの
陸橋を過ぎたところの脇道の角に、うさんくさい団体が身を隠して立っていた。

あぁ、おまーりさんが居た。

どうやら、渋滞はここを先頭に発生している様子。皆、恐る恐る通過している。

おまーりさんの手には「止まれ」の旗。あ、いやな記憶が蘇る。レー探を見上げるが、
何かを検知した様子は無い。中央分離帯は薄いコンクリート壁だから、光電管を
設置することはできない筈。ってことはステルス式のレーダでも設置してたか?

携帯電話片手の運転か、シートベルトの非装着を対象とした検問ってのもありえるが、
まぁどうでもいいや。いずれにせよ、おまーりさんが立ってるだけで、これだけの
速度違反への抑止効果があるわけで。オービス立てるより経済的じゃない?

五条坂を過ぎ、市内へ突撃。いつも以上に混雑が激しいような気がする。そろそろ
観光渋滞が始まったかな?周囲のクルマの動きに、最大限の注意を払わねば、だ。

混雑のせいでちょっと時間がかかったが、御池通りを突っ切って千本に抜け、
AZ-1 氏宅へ。AZ-1 氏は休日出勤で不在だった。お父上から廃油入れを受け取る。
たまには廃油入れじゃなく、感謝の気持ちとして、酒でもお渡ししたいところだ。



帰路につく。丸太町通を川端まで突っ切り、岡崎を抜けて将軍塚京都側を登る。
先週のだらしないグリップ感とは段違いの、ガツンと食い付くフィーリングが
ステアを通じて伝わってくる。おぉー、やっぱり、スタッドレスとはグリップが
全然違う。横方向のGにもきっちり耐えてる。当然っちゃ当然なんだけど、
この当然さがありがたい。やっぱり、ドライ路面が一番楽しいな。

気分を良くして、山科側をだらだらと走りつつ、フルブレーキングテストを実施。
後続も対向も居ないことを確認したら、適当な速度からおもいきりブレーキング。
・・・うっ。綺麗な減速G。ブレーキを底まで踏んでも、ロックしないぞ?(汗)

いや、それは結果としてはいいブレーキングだけど、期待から大きくズレがある。
中級ラジアルすらロックできないってのは、なんぼなんでも、アレでないかい?

で、ブレーキがそんなだからかどうか、ヒールトゥも、なんかぎこちない。
すぱすぱっとできるはずのシフトダウンが、妙にギクシャクしてしまう。
マズイな。きわめてマズイな。基本からやり直さないといけないかも。
さっさと走り始めをやらないといかん。雁ヶ原、そろそろ使えるか?



帰宅。まず、LLC の点検。量には変化がないが、エア噛みは相変わらず。
なんというか、もう、エアを噛もうが、どうでもいいような気もしてきた。
あれからエンジンの調子がおかしくなってきた様子もないし・・・

引き続き、本来予定していた作業を実施。フロントをジャッキアップし、
デフの下に廃油受けを置いて、ドレンボルトを抜く。加熱されたデフオイルは
粘度が適度に下がり、スルスルと抜けてくれる。ドレンボルトを点検するが、
磁石に付く鉄粉はいつもと同じ、超微量。問題なし。あとは、オイルが
完全に抜けるまで、このままの状態でしばし放置しておくだけ。

その間に、フロントタイヤを外し、ブレーキを点検。キャリパーを外し、
パッドを取り出す。残量はたっぷりある。だが、動きが多少悪くなっている。
キャリパーとの当たり面を清掃してグリスを塗布し、パッドを元通りに組み直す。
左右ともに清掃&グリスアップを終えたら、ブレーキのエア抜きを実施。いや、
エアは噛んでないかもしれないけど、前回のエア抜きから半年は経ってるから
キャリパー内にあるブレーキフルードの入れ直し、という意味を込めて。
抜けてきたフルードは、綺麗な黄色だった。見た目の劣化は無い。
エア抜きを終えたら、ブリードバルブを 7Nm で締める。

フロント回りのブレーキメンテナンスを終えたら、タイヤを装着してジャッキを
降ろす。そろそろ、デフオイルも抜けきっただろう。テフロンテープをドレンボルトに
巻いて、手ごたえが固くなるまでボルトを閉める。頭が 3〜4mm ほど出っ張るが、
この程度の締込み量でデフオイルが漏れた試しはないので、問題なかろう。

続いて、リアをジャッキアップ。リアタイヤを外し、ブレーキを点検。フロントと
同様にパッドを外し、残厚を確認ののち、清掃&グリスアップして装着する。
残厚は、思った以上に残っていた。昨年に走行した量の少なさを物語っている。
また、内側の至るところに白い結晶が残っていた。雪道走行後の清掃作業の不足を
示していると思われる。ブレーキ回りの故障は致命傷。気をつけよう・・・

致命傷といえば、リアキャリパの上から生えているブリードバルブが、
真っ赤になるほどに錆びていたのには驚いた。まさか、ここが錆びるとは!?
とりあえず、ワイヤーブラシでザックリと錆を落としておく。残念ながら、ここは
WD-40 を塗りつけるわけにはいかない。朽ち果てるまでに、交換が必要だ。

フロントと同様、リアもブレーキのエア抜き。ブリードバルブが錆びていたから
緩まないんじゃないか〜と思ったが、それとこれとは別のようで、サックリ緩む。
とりあえずサクサクっとフルードを抜き取る。フロント同様、フルードの色は
綺麗な黄色。こちらも、見た目の劣化は無い。無駄だったかもな>エア抜き
エア抜きが終わったら、こちらのブリードバルブも 7Nm で締める。

ブレーキメンテ終了後、右リアロアアームのキャリパ側ダストブーツ付近に
油汚れがべっとりと付着していることに気づく。・・・うっ。グリースか・・・
どうやら、ダストブーツ装着作業が、うまくできていなかったようだ・・・
幸い、ブーツが切れているとかいう問題はないので、清掃だけ実施。

最後に、ブレーキランプを外し、空いた穴からホースを通してデフオイルを注入。
投入したデフオイルは、いつもの REDLINE 80W-140。3本ある買い置きを、1本消費。
まだ、2本も残っている・・・うーん、これはちょっと、買い込み過ぎたかもな(汗)

オイル注入を終えたら、フィラーを閉めて完了。抜いた廃油は、回収してきた
廃油入れに移す。これで、予定していたメンテナンスは、一通り完了。



なお、ロックできなくなっていたブレーキであるが、停車状態ではあるものの
ブレーキメンテ前とメンテ後では、踏み心地に明らかな差があることに気づいた。
どこに原因があったかは不明だが、メンテで生き返った可能性は高い。試走は
明日にするとして・・・やっぱり、定期的なメンテは重要だと痛感。


4/3

32歳になってしまった。あーあ。

って、メゲていてもしょうがない。今日は大変に天気がいいことだし、
花粉まみれで黄色くなりつつあるカプを、久々に洗車してやることにした。

んが、その前に。ちょうどカーシャンプを切らしていたので、買いに走る。
いつも購入するモノは、2L 入りのボトルに入ったお徳用。ブランドは不明。
選ぶ基準は「とりあえずクルマ用と書いてあれば、安いほどいい」って感じ。

帰宅後、無心に洗車&ワックス掛け。黄色かったクルマが、みるみるうちに
白くなっていく。同時に、床のコンクリートが汚れで黒くなっていく(汗)
クルマを掃除しつつ、コンクリートも掃除。手間が2倍で面倒くさい;

ざっくりと清掃&ワックス掛けを終えたら、窓ガラスにガラコを塗り込んでいく。
それも終わったらボンネットを開けて、エンジンルームをざっくりと点検。
オイル異常なし、LLC 液面異常なし、バルクヘッドと助手席側メンバーとの
接合面のシーラ・・・亀裂あり(涙)Noxudol 700 を染み込ませる。



洗車が終わったので、内装いじりを開始。カーステレオと VICS の分岐部分を、
TV 用の分配器を流用したものから、自動車用の分配器へと変更する。その理由は
自動車用の分配器は AM 電波も通過するので、AM が受信できるようになるため。

分配器は、カーステレオの下の隙間(シガーライタが刺さっている部分の裏)に
仕込んであるので、正規の手順に従い内装を取り外していく。その際、インパネの
内側にあるネジが、ことごとく緩んでいるのを発見。メネジがプラスチック部品なので
軸力を掛けることができないため、何度か脱着を繰り返してネジ穴が磨耗すると、
簡単に、こういうことになってしまうらしい。とりあえず、増し締めしておくが
ネジロックでも使わないと、根本的な解決にはならないだろうな。

内装を外したら、あとは簡単。仕込んであった分配器を取り外し、新しい分配器に
変更。若干の追加加工は必要になったものの、30分ほどで作業は完了する。



作業が終わったら、正しく電波が分配されているかどうかの確認と、今回の工作で
使い果たした 100mm のタイラップの在庫補充を兼ね、近所のホームセンターへ。
駐車場で VICS を受信し、間違いなく電波が分配されていることをチェック。

チェックが完了したら、タイラップを購入して帰投。道路に面したガレージから、
右にステアを切りながら1速フル加速で発進。いつもなら、中盤付近から、リアが
微妙に不安定になる感触が伝わってくるシチュエーションだが、なぜか今回は
リアはびくともせず。ほえ〜?なんにも弄ってないのに、特性が変わった?

ついでに、安全な場所でブレーキングテストも実施。まず、ペダルに伝わってくる
剛性感が非常に高くなったことに気づく。それに伴い、ブレーキを踏んでいくと
ちゃんと、適切な強さでタイヤがロックし始める「クー」音が聞こえてくる。
そこでブレーキから力を抜くと、ロック気味から、90% 制動状態に戻る。

・・・うん。戻った。これでようやく、元に戻った。ヒールトゥも、ちゃんと
できる。やっぱり、ファントゥドライブのためには、何よりもまず、
ブレーキがちゃんとしてないといけない。いや、本当に。


4/5

というわけで、内径 65mm、自由長 150mm の Swift の直巻バネ、および
補充用のブレーキパッドの注文を、それぞれ別の通販業者に出してみる。

ブレーキパッドの業者からは直ぐに返事があった。納期が少し長くなる模様。
バネの業者からは、少し遅れて返事があった。こっちは、メーカ在庫あり。

まぁ、いずれの業者も安心できそうな感じがする。正式に発注をかける。


4/7

というわけで、あっという間に瞳子・・・もとい、バネが到着。
ケースを開けて検品する。うん、間違いない。週末に装着してみよう。

ブレーキパッドは、まだ到着しそうにない。まぁ、気長に待つとするか。



会社から帰宅後、光回線のパワーをフルに活かして 30分かからずに落っことした
Solaris10 x86 のバイナリを CD-R に焼き、部屋の隅に転がっている余りマシンに
インストールする作業を試みる。趣味半分、仕事半分の作業なので、それなりに
気合いが入る。しかし、理由はまったくわからないのだが、CD 1 から起動して
インストールを進めると、必ず X の設定をした直後で止まってしまう。

装着しているグラフィックボードは、ごく標準的な RIVA 128(古い!)なので
XF86 で RIVA128 が入っているものを選んでいるのだが・・・何が悪いのかなぁ?

頭を抱えながらいろいろとイジっているうち、今度は、マシン自体が起動しなく
なってきた。電源を投入しても、POST 終了の「ピー」の音すら鳴らないという状態。
うぉー。何がおかしいんだァー。ハマりパターンに入りつつあることを自覚しつつ
それでも、今更「やーめた」とも言えないので、マシンのフタを開けて、あれこれ
つつき始めてみたり・・・そんなこんなで、夜はあっという間に過ぎていく・・・

そして、本日の産物として残ったのは、「寝不足」という3文字 (=_=)


4/9

仕事のほうが、何の予兆もなく、いきなりクソ忙しくなる。

7日の寝不足もあり、8日はクタクタ。花粉症で万年酸素不足状態のために
いつも以上に疲労が蓄積。9日はもう、一日中寝てようか?と思っていたが、
そういう日に限って(?)魅力的なアイテムを持ってきた AZ-1 氏に起こされる。
なんだかわからないうちに荷物を受け取る。颯爽と帰っていく AZ-1 氏。あうー。

暫くして、脳が起きる。時計を見れば、12時前ぐらい?結構な時間だった。
起きないならば起きないのもヨシだが、これも何かの縁。とりあえず起きよう。



適当に飯を食い、準備完了。とりあえず・・・カプのバネでも組み替えようか。

運転席側から開始。ジャッキアップしてタイヤを外し、汚れたショック周辺部を
軽く清掃してから、アッパーマウントのナット3つを外す。その途中で、うっかり
手を滑らせ、ナット1個を落としてしまう。まぁいいや。落ちたものは、拾えば・・・

あれ?下を覗き込むが、落ちた筈のナットがどこにも見当たらない。どうやら、
エンジンマウント付近の複雑な構造のどこかに引っかかってしまったようで、
下まで落ちてこなかったようだ。ホイールハウスの中に頭を突っ込んで、じっくり
観察してみるが、残念ながらナットは見つからない。よっぽど複雑な場所に・・・
ただでさえ、鼻が詰まって苦しいのに、なんでこんな不幸が訪れる・・・

こ・・・こんなに悲しいのなら、ナットなど要らぬ!(c)聖帝サウザー

というわけで、材料箱を漁る。すると、どうしたことでしょう。失ったはずの
ナットとまったく同じ大きさ・形状の新品ナットが出てきたではありませんか。
フッ。お前は、この体に流れる帝王の血に負けたのだ!ナット問題は即座に解決。

勢いづいたので、ついでに見つけた問題も解決しておく。ナットを探すために
ホイールハウスに頭を突っ込んだ際、天頂付近の鉄板に薄い錆色が見えたのだ。
まだ「腐食したよー」という感じではなかったが、早期に手を打ったほうが良い。
とりあえずレノバスプレーを吹き、しばらく待ってからシャーシブラックを吹く。



ということで、ようやく本題に戻る。アッパーマウントのナットは外したので、
あとは、ショックとロアアームの結合ナットを外せばショック Assy は外れる。
ただし、車高調は純正よりデカいので、そのまま外そうとしても、足回りにある
構造物と干渉してうまくいかない。面倒くさいが、長さ調整部を緩め、ショック
本体と分離しないといけない。そうするとようやく、アッパーアームの穴から
ショックを抜き取れる。分解しなくても抜き取れる方法があればいいのだが。

バラして抜き取ったショック本体を軽く清掃し、分解。減衰力調整ツマミを
外し、アッパーマウントを固定する 21mm のナットを外すとバラバラになる。
バネを外し、ダストブーツを点検。亀裂なし。GAB のダストブーツはいいモノだ。

新しいバネを引っ張り出し、ショックに組み付ける。プリロードは基本的に 0mm。
前のバネと自由長は同じなので、ロアシートの位置は変えず。ケース長だけ調整。
アッパーマウントをショックに組み付け、元通りの形状に戻したらクルマに装着。

分解していた長さ調整部と合体させつつ、長さを合わせる。バネレートの上昇分を
考えると、長さを 12mm 縮めると元通りの車高になるのかな、と計算。ネジ長さを
95mm から 83mm へと変更。長さを合わせたら、各部のボルトをしっかり締める。
ロアアームへ取りつけるボルトの締付トルクは 80Nm。アッパーマウントは適当。



続いて、助手席側に移る。アッパーマウントのナットを慎重に外したのち、
ロアアームとの結合ボルトを外す。だが、なんだか嫌な手応えがする。見ると、
またもや、ボルトの山が崩れはじめていた。なっ、なんでココが崩れるの?!
妙な力がかかってるのか、それとも、呪いでもかかっているのか(涙)

ちょっと萎れつつ、運転席側と同様の作業を実施してショックを外し、バネ交換。

バネ交換後、ホイールハウス内の錆を点検。助手席側のハウス内には、目だった
変化はない。とりあえず、アンダーコートだけ、まんべんなく吹きつけておく。

ショックを取り付け、ナット3つとボルト1つを締める。ナット3つはさておき、
ボルトはネジ山が崩れかけているため、かなり不安。規定トルク(80Nm)へ、じわじわ
近づけていく。幸いなことに、ネジ山が崩壊するより早く、規定トルクが掛かる。
でも、どこが伸びてトルクがかかっているのか判らん状態。交換が必要(涙



課題を抱えつつも、交換作業は完了。タイヤを取り付け、さっそく試走に出る。
なんとなく、微妙にフロント上がりのような感じを受ける。すごく微妙だが、
違和感を感じる。果たして、バネレートのせいか、車高のせいか。

道路はババ混みなので、ちょっとした機を見つけながら、いろいろとテスト。
まず、乗り心地は 6.0kg/mm の時より良くなったように思える。おそらく、無駄な
上下動が減ったせいだろう。また、全体的にフロントの動きがシャッキリとした。
ブレーキング時のノーズダイブが少なく、強い制動時の車体のバランスが良い。
ブレーキバランスもいい。フルブレーキで、微かにフロントタイヤが鳴く程度。
うん、うん。微妙に感じる違和感以外は、いい点ばっかり。素晴らしい。

あちこち走り回り、最後に、裏手の峠でヘアピン処理時の動きをチェック。
フロントアウト側への沈み込みがぐっと少なくなり、そのぶん、タイヤのほうが
仕事をするようになったみたいに感じる。同時に、対角線上にあるリアイン側の
浮きが少なくなったせいか、アクセルオンで曲がっていくと、フロントアウト側が
仕事をして曲がっていく感じがある。以前は、リアのアウト側が仕事していた。

FR としては、これぐらいフロント側に仕事をさせたほうがバランスがいいだろう。
あとは、ジムカーナの練習で、バランスを微妙に調整していくことにしよう。
うん、基本的には、悪い買い物じゃなかった。よかった、よかった。



その後、マターリと買い物に行く。まず、穴が開いたドライビンググローブの
代わりになる品物を購入。いわゆる、メカニックグローブ。ドライビング用途でも
充分に使うことができるし、基本的に「作業用」だから頑丈だ。値段も安い。

ただ、合成皮革のせいか、馴染みが出るまではステアリングが心持ち滑る感じ。
これについては、そもそもウッドステアリングなんか使ってるからだという話も
あったりする。表面が磨き込まれているため、素手以外で持つと滑りやすい。
まぁ、本来持つべきところ(スポークとホイールの結合部)はレザー張りなので
ちゃんとした操作を心掛けていれば、まったく問題はないのだけれどね。

STRAIGHT にも立寄り、錆落とし用の真鍮ブラシ、および異音を点検するための
サウンドスコープを購入する。長尺のドライバーでもいいのだけど、敢えて。



帰宅後、ウォーターポンプ横の穴を点検。通常の、アルミ色を保っている。
ふむ。メカニカルシールに馴染みが出たのか?残念ながら、泡噛みは相変わらずの
ことだが、もう、疑えるところは何も残らなくなってきた。教えて!知得留先生。

・・・なんだか、メカ回りを見るのに飽きてきた。ボディーのほうを手入れする。

アンダーフロアを覗き込む。サイドシル下部を中心に、赤茶けた錆が点々と発生し
実に哀れな状態になってきた。もう、このまま放置するわけにもいかない感じ。

意を決し、フロントをジャッキアップ。錆びた部分を中心に、POR-15 METALREADYを
原液のまま吹き付け、STRAIGHT で購入した真鍮ブラシでゴリゴリと擦る。冬の間に
たんまりと発生した赤錆も、METALREADY のパワーには適わない。小さなネスト
(錆びの巣)を残して、醜い錆びは粗方落ちてしまう。ここまでできたら、
ざっくりと水洗いして、METALREADY を洗い落とす。



暫く待ってアンダーフロアが乾いたら、レノバスプレーを吹き付ける。これで、
ネスト部の錆を固定してしまおうという寸法。うまくいけばいいのだが。

ここまで出来た時点で、ジャッキを下げる。本日の作業は終了。


4/10

さて、昨日の作業の続きを実施。

レノバスプレーを吹いた場所を点検。あらかたの錆びは黒く固定されていた。
ただ、一カ所だけ吹き付けがうまく行っておらず、錆び固定ができていなかった。
そこだけ追加でレノバスプレーを吹き付けてから、他の部分の上塗り塗装を実施。

上塗りには、Soft99の弾性アンダーコートを使う。耐チッピング性能が意外と低い
のが難点だが、ホイールハウスじゃなくてアンダーフロアだから、大丈夫だろう。
全体的にはあっさりと塗り、特にチッピングの被害が酷く、錆びが多く出ていた
場所には少し分厚く塗り付ける。そんなことをしていると、1本では不足した。
しょうがないので、EP82 で出かけ、弾性アンダーコートを1本追加購入する。
追加購入した弾性アンダーコートを塗り、とりあえず一通りの塗装を終了。



塗装が乾燥したことを確認したら、こんどはカプチーノで出撃。ロイヤルホーム
センターに向かい、8mm(対辺12mm)のフランジ付ナット10個、および、細目
12mmボルト(7T)とナット(S54C)を購入。更に、エアコン洗浄スプレーを購入。

帰り道の途中で、近所にあるくねくね道を走る。ここは逆バンクが強いカーブが
あるので、リアの動きを点検するには最適。結果、非常に安定していると判断。
トラクションもさっぱり逃げない。はやく、ジムカーナの練習をしたいところだ。



帰宅後、エアコン洗浄スプレーでエバポレータを洗浄する。
ついでに、いつもの冷却系回りの点検。ラジエータのエア噛みは、相変わらず。

点検といえば・・・昨日購入したサウンドスコープを、ちょっくら使ってみることに。
部屋の隅に置いていた袋を開き、サウンドスコープを取り出し、パッケージを開ける。
\3k 弱もする割には、妙に安っぽい。そのへんが如何にも Lisle製と言うと怒られる?

3つのパーツに分割されてパッケージングされているのだが、説明書が全く無い。
全体像も、小さな絵で載っているだけだ。組み立てるのに苦労する。とりあえず、
短い方に鉄棒を突っ込む。長い方にレシーバーのゴムホースを突っ込む(メモ)

それにしても、組み立ててみて思うのだが、すごくチャチい。大丈夫なのか?
心配に思いつつ、とりあえずエンジンを始動し、まずは、インジェクタに棒の先を
当ててみる。・・・お!意外とすごい。インジェクターの動作音が、はっきりと
聞こえる。"カッカッカッカッカッ" スロットルを少し開ける。それに合わせて、
"カッカッカッ" が "カカカ" へ、つまり音の間隔が短くなるほうに変化する。
スロットルを離す。燃料カットが一瞬入り、インジェクタの動作音が止まる。

続いて、カムカバーに棒の先を当てる。今度は、バルブの開閉音らしき音が
聞こえる。それ以外の、妙な音は聞こえてこない。さらに、オルタのベアリング
付近に当てる。こっちは、ガーガー言ってる。それなりにヘタってる雰囲気。
ベルトカバーに当てる。ヒューヒュー音は、ほとんど聞こえない。異常なし?

・・・いや、これ、実は結構使えるツールなんじゃなかろうか?ちょっと感動。


4/16

・・・あかん。死ぬ。



おかしい。仕事の具合いが、おかしい。
いろんなことで責められ、錯乱しそうになる。

とりあえず、死なないために、土日は現実から逃げる。



12時に目覚める。花粉症(まだ?)で鼻が詰まっており、その息苦しさで。
えぇい、体までが精神を殺そうとしているのか。全身全霊を傾けて鼻をかむ。

落着いたところで飯を食い、放浪する準備を整える。13時。カプのエンジンを
始動。5秒だけ考える。北だ。北に向かおう。目的地は北。車庫を出る。



なんとなく足が向いた先は、高速道路の I.C.。だが、高速に乗る気はしない。
ここで高速に乗ったら、どこまで行っちゃうかわからない。ステアをしっかりと握り、
京都東 I.C. をパス。自動的に、ルートは R161 となる。R1 から分岐する高架を
駆け登り、アクセルを緩めず、左タイトカーブをそのまま曲がる。前後のタイヤは
路面をしっかりと掴み、バネは車体の傾斜を適切に制御。どこも悲鳴一つ上げず、
強い横Gに僅かも弄されることもなく。ただ、魂にこびりついた汚れだけが、
この遠心力に抗えず、彼方へと飛び去っていくことだけを感じつつ。

そのまま全開で本線に合流。目の前には、BMW Z4。美しいシルエットの車両だが、
運転手が全然ダメ。なんか、ヨレヨレ走っている。一定のラインどころか、一定の
ペースすら維持できていない。後続の車両に恐ろしくストレスをかける運転。

・・・くっ・・・いや、今日は、ストレスを溜めることが目的じゃないんだ。
ぐっとペースを落として車間をおもいっきり広げ、変なペースを無視して走る。



湖西道路には入らず、R161 を北上。西大津バイパスの無料区間北限まで走る。
途中、JR湖西線比叡山坂本駅付近の交差点で、赤信号待ちの間、楽しそうに歩く
比叡山中/高の生徒の姿を眺めることになる。なんというのか、きょうびの学生は
どいつもこいつも垢抜けてる(とくに、女子の垢抜けかたが凄い)のだが、たまに
私が現役の学生だった 15年ほど前とまったく変わらない雰囲気の学生なんかが
居たりして、妙に懐かしい気分になったりする。でも、たった 15年前なんだけど、
目の前には当時と同じような雰囲気の奴が居たりするんだけど、もう、そこには
どうにもならないほど分厚い壁があって、戻ることは絶対にできないのだ。

そう考えると、人生なんて、いくら長くなっても、短いものなんだなぁ、と思う。



感傷にふけりつつ、北限点を右折。そのまま真っ直ぐ走ると R161 に出るが、
途中、車塚橋の交差点で停車。ふと思い立ち、ここで左折してみることにした。
住宅地の中の狭い道路を 200m ほど走れば、その先には、センターラインのある
多少は立派な道路が。なんとなく、わざわざ作ったという感じがしない・・・
そう、まるで江若鉄道の廃線跡みたいな感じの道路。いや、ひょっとしたら、
本当にそうかもしれない。また、機会があれば調べてみることにしよう。

道なりに少し走ると、信号のある交差点で R161 に出る。ここから北が、
もう、だらだらとした渋滞。御琴を抜け、仰木の里入り口を抜けても、渋滞。
なんだかわかんないけど、とりあえず渋滞。まったく動かない。なんだこりゃ。
VICS 情報を見ると、この先はずっと渋滞マークが明滅している。がくり。

このままだと、堅田を抜けるのが夜になってしまいそうだ。ルートを考える。
とりあえず、北に行ければそれでいい。ならば、いつもの手。鯖街道に抜けよう。
順当なルートは R477 だが、堅田への到達が何時になるかわからんから・・・

ふと、仰木の里から伊香立に抜ける県道が目に止まる。そういえば、このルートは
いつぞやの正月に走ったが、かなり「使える」ルートだったな。よし、こっちだ。

仰木口交差点を左折し、するすると西へ向かう。さっきまでの渋滞はどこへやら。
気持ちイイ〜。誰も走っていない道というのは、それだけで心が洗われるのだな。

道は高度を上げ、上の方にある集落の中へと入っていく。例のルートに入る
ポイントは、何のしるべもない。ナビの位置表示だけを頼りに探し当て、右折。
この先に抜けられるとは思えない、集落の中の狭い道路を走る。アップダウンも
激しく、本当にこれで合っているのかどうか不安になる・・・が、記憶のとおり
やがて視界が開け、集落の裏手にある広大な農地(?)と、やけに立派な農道が
姿を現わした。いくら立派とはいえ、農道だけに、道路は軽トラと小型特殊車両と
それらが落とした泥でいっぱい。ちょうど農繁期がはじまる頃のため、ひどい状態だ。
だが、こういうところの軽トラは非常なハイペースでよく走る。障害にはならず。

農道を走り終えると、道路は伊香立の集落に出る。そこからもうすこし走ると、
R477 に合流。左折し、R367 を目指す。R477 もカーブの多い道路だが、8kg/mm の
バネが非常にいい仕事をしてくれる。多少のペースならば、ステアを切るだけで
ぐいぐい曲がってくれる。超イージー。リアも安定していて、言うこと無し。

R367 に合流。右折。まずは、朽木を目指す。右折後、しばらく道路脇に停車して
前走車から充分に離れる。何のため?もちろん、実験のため(笑)。余裕を確保
したら、全開スタート。軽いホイールスピンを伴い、カプチは坂を駆け登る。

まもなく現われるのは、途中峠のつづら折れ。僅かなブレーキで車速を少しだけ
落とし、路面の安全を確認したら、以前では考えられない速度で突っ込んでみる。
そのままステアを切り、インベタラインに乗せたら、2速のままでアクセル全開。
だが、フロントもリアも、タイヤは外に逃げようとしない。トラクションも、全て
クルマが前に行く力として使われている。うへぇ。そのままの勢いで、2つめの
ヘアピンも抜ける。車速を殺さずに・・・うっ、何の問題もなく曲がっていく。

まぁ、この程度の速度域なら、曲がるのは当然かもしれない。だが、明らかに
違うのは、コーナリング初期から中期にかけての動きだ。とてつもない余裕を内包
しているというか、以前は確実にあったはずの「恐さ」がまるでない、というか。
つまり、なんぼでもペースを上げられそうな、そんな感覚。ちょっとすごいよね。
車高を微調整したら、もっと恐さがなくなりそうな、そんな気がする安定感。

気をよくして、その先も、安全を確保しつつ心地良いペースで走る。



心が洗われるような数十分が過ぎ。気が付くと、私は朽木村に到達していた。
桑野橋を曲がらず、手前で右折して林道に入っている状態で・・・当然ながら、
そんな、誰もおらず、回りには林しかない道路なんかに入ってしまったら、
なおかつ、そんな道路の途中にある、ちょっとしたすれ違い場所なんかを
見つけてしまったら、チャーンス到来。もう、やることは1つしかない。

すばやくシフトダウンして加速。すれ違い場所に近づいたら、ブレーキング開始。
幅は 6m 程度か。充分!鼻先を僅かに入れたら、サイドを引く。道路の中央に
仮想パイロンを立てたドアターン。すぐ横は竹林になっているため、ノーズで
曲がると、リアフェンダーで青竹をひっぱたくことになる。命懸け(?)

だが、6ヶ月ぶりのサイドターンはキレがない。仮想 CP までの半回転は容易だが
そこから先のアクセルオンでビビリが入り、リアのグリップ抜きが不足してしまい
回転半径が大きくなる。そのまま、アウト側の路肩にたまっていた泥濘の中に
10cm ほど突っ込んでしまう。ううっ、情けない体たらくだ・・・

ヨタヨタと泥濘から抜けだし、傷心(?)のまま「てんくう」へ。
ちょっと温泉でも・・・と思ったが、駐車場は満杯だった。また、クルマの外に
出ると、猛烈な勢いで鼻水がずるずると出始める。ダメだこりゃ。すぐに撤退。

「てんくう」を出て北に向かうと、山神橋根元の交差点で赤信号にひっかかる。
ここで信号にひっかからなかったら、R367 を北上して R303 に出ていただろう。
だが、ここで引っ掛かったというのは、きっと何かの縁(?)。右折し、県道へ。



安曇川と戯れるように交わりつつ走る県道を、東へ。しばらく走ると、やがて
市街地が近づいてくる。その手前で、新旭町へと抜けられそうな道が現われたので
左折。広瀬橋を渡る。500m ほど続く直線を一気に走り抜け、カーブを曲がる。
その先に現われたのは、平坦な農地の中を真っ直ぐ貫く、目が霞むほどの長さの
農道。うわー。この直線は、いったいどこまで続くのだろう・・・いや、実際には
2km もない直線だったのだが、完全に不意を突かれた。ちょっと感動。

直線を走り終えると、安井川交差点に到着。このまま真っ直ぐ走ると R161。
だが、ここを左折しても R161 らしい。とりあえず左折してみることにした。
ここから先は、場末な雰囲気バリバリの、田舎の市街地の中を抜ける道路。
R161 から見る新旭町は、すこし垢抜けたイメージがあったんだけど、
実際は、こう、もっと、渋い面影を残した町だったんだなぁ。

余談ながら、このあたりの道路の舗装は、激しく赤茶けているところが多い。
まるで、路面電車の錆びた軌道でも埋まっているかのように。なぜだろうか?
土の質が鉄っぽいのだろうか?でも、市街地だけならまだしも、高架になっている
R161 すら、錆びたように赤茶けている部分があるのだ。まったくもって謎である。

道路の脇に時折現われる、散りはじめた桜を惜しむようにちらちら見ながら走ると
やがて、饗場交差点に到着。そうか。R161 饗場交差点って、ここに繋がってるのか。
頭の中の道路地図が、また1つ賢くなった。増えた知識に満足しつつ、R161 に戻り
北を目指してひた走る。ここから後は、海津大崎まで一気に走り抜けられる。
・・・そうだな。海津大崎か。桜でも眺めていこうかな。うん、そうしよう。



そんな気分に気付かれたか(?)R303 へと降りる I.C. よりも手前から、既に
「海津大崎の桜を見るなら、次の I.C. を降りろ」といった案内看板が並び出す。
・・・って、おい。海津大崎って、まだ全然先だよ?なんで、こんな手前から
降りなきゃなんないのよ。いくらなんでも、その程度の距離感覚はあるよ。

当然のように看板を無視し、そのまま R161 を北上。だが、看板のしつこさは
キャッチセールスの電話並みだ。1つの I.C. を過ぎるたびに、次の I.C.で降りろ
という看板がまた現われる。いやだから、それって明らかにおかしいでしょ・・・
最初っから、最後の看板で指示している I.C. で降りろ、と書くべきでしょ?

胡散臭さと、そして妙な胸騒ぎを同時に感じつつ、とにかく看板は無視。
R161 をずいずい北上。バイパス区間は終わり、マキノの市街地へと降りる。
もうちょっとで、海津大崎への分岐だ。そう思いつつ走ると、ついに、湖岸道路
(県道54)との交差点の手前で「海津大崎に行くなら、この交差点右折が最終」
といった警句が出る。・・・なぜ?なぜ、ここを右折するのが最終になる?
本当の最終は、この次の交差点じゃあないのか?激しく問いかける私。

だが、実際にその場所に行ってみれば、その手前が最終な理由は明らかだった。
交差点の先は、警察の手によって封鎖されていた。つまり、一般車両は、
ここを右折して海津大崎に入ることができない、ということだ。なんてこった。

海津大崎で桜を愛でる、という作戦は、その場を目前にして潰えることとなった。



・・・しょうがない。とりあえず、琵琶湖をぐるっと回って帰るか。くそー。

とりあえず R161 を北上し、追坂峠にできた道の駅「マキノ追坂峠」で休憩。
小さな施設だが、人の数はハンパじゃないぐらいに多い。まぁ、この近傍には
競合施設がまったくない、というのが一因だと思われるが。なお、道の駅では
近所で作られたと思しき野菜などが売られており、なかなかいい感じだった。

しばらく休んだら、道の駅を出発。R303 との交差点を右折し、琵琶湖の北側を
東へ走る。東行きは快適に流れていたが、西行きは、なぜか R303 と R161 の
交差点を先頭に、延々と渋滞(っていうか停滞、という表現のほうが正しい)が
続いていた。先頭では何も起きていないことを知っているだけに、なぜここで
停滞が発生しているのか、まったく理解することができなかった。不思議過ぎる。

・・・なんてことを考えていたのが、良かったのか悪かったのか。岩熊トンネルを
抜ける直前になって、東行きでも渋滞・・・いや、停滞が発生。一時的なものかと
思ったが、こちらもほとんど動かなくなった。どうして?目を凝らして見れば、
はるか先のほうに見える R8 塩津交差点まで、渋滞の車列が詰まっている。

うーん。とりあえず、さっきみたいな例もあることだし、別ルートで R8 に
抜けたい。渋滞の間にナビの画面をスクロールさせ、R8 への抜け道をチェック。
すると、湖西線の線路に沿うような位置を走る灰色の線が、R303 と R8 を細々と
繋いでいることが明らかになった。灰色の線、か・・・。通れるか通れないか、
微妙ではある。だが、私の野生の勘は、この道は通れるはずだと告げている。

よし。どうせ、渋滞の中に居ても埒は開かない。灰色の道との交差点らしき点に
到達したら、即座に左折。鉄道沿いの狭い畦道(とはいえ、完全舗装済)を走る。
幸いにも私の勘は当たったようで、道はそのまま、険しくなることもなく R8 へ。
へっへー、渋滞を抜けたぞ。右折し、R8 を南下。しかし、セコ手(?)がうまく
通用するほど、世間は甘くない。すぐに、R8 南行きでも停滞が始まってしまう。

・・・なんてこった。奥琵琶湖の道路は、全面的にあかんたれ状態なのか!

やむを得ない。毒を食わば皿まで、だ。適当な場所で Uターンし、北へと向かう。
R8 を北に向かうと、疋田に出る。疋田から刀根を経由して柳ヶ瀬トンネルを抜け
北陸道木之本 I.C. へ向かおう。このルートは、カプチーノが最も得意とする
2〜3速を主体とする細かいカーブが連続するルート。多少のペースならば
直線を走っているのと同等のイージードライビン。5倍ほどもある距離を
ものともせずにかっ飛ばし、あっけなく木之本 I.C. へと到着。



木之本 I.C. を目の前にして、時計を見る。16時半、か。ほう、そういえば、
17時から ETC 通勤割引が始まるなぁ。少し考える。・・・確か、長浜あたりから
京都東までは、100km弱だったはず。その範囲なら、通勤割引の対象になる。

よし、決めた。R8 を南下し、長浜 I.C. を目指す。市街地も軽く渋滞していたが
そのお陰で丁度いい具合い時間が過ぎ、17時過ぎに北陸道長浜 I.C. に到着。
ETC カードを車載機に挿し込んだら、ゲートを通過。高速に乗り、南下。

ひさびさに走る北陸道上り線に感動(?)を覚えつつ、米原 J.C.T を通過。
最近、ETC ゲートを通過する車両を多く見かけるようになってきた。さすがに、
ETC の普及率も増えてきたといったところだろう。今回も、3台が連続通過。

名神に合流して、ペースアップ。気付くと、ランクルがぴったりくっついてくる。
扇ってくるでもないから、私を露払い役にしようとしてやがるんだろう。まぁ、
それはいいとして、短い車間でくっついてくるのがウザイ。ブレーキを数回ほど
踏んでみても動く様子がなかったので、適当に道を譲り、先に行かせる。



菩提寺 P.A. まで一気に下り、そこで休憩。4辛カレーを食う。ベースは甘く、
あとで辛さが来るタイプ。うーん、まぁ悪くはない、って感じかな。個人的には
最初っから最後まで一貫して辛いタイプのカレーが好きなんだけどねー。

カレーを食って満足したら、京都東 I.C. まで一気に走って高速を降りる。
燃料計の針がずいぶんと下がっていたので、カプの腹も満足させてから帰宅。

車庫にクルマを収め、時計を見る。19時・・・結局、6時間、か。
ちょっと長かったかな。でもまぁ、いい気分転換になったし、良しとするか。


4/17

適当な時刻に起床。飯を食ってから車庫に向かい、メンテナンス。
エンジンを始動。すこぶる絶好調。おかしい部分があるとは、到底思えない。

だが、冷却水の問題に限ってみれば、おかしい部分があるとしか言えない。
いくらエアを抜いても、いつの間にかエアを噛んでいる、という部分。
エアを抜いたら、冷却水の水位は元通りに戻ってしまう。



いろいろ考えた結果として、一つの策を講じてみることにした。それは、
スロットルボディのアイドルアップ穴を、布粘着で塞いでみるということだ。

今までの症状をよくよく考え直してみたのだが、やっぱり、加圧された吸気が
直接冷却水に混じっている、としか考えられない。そういうことが可能な場所は・・・
たぶん、冷却水がスロットルボディに繋がっている場所。ここでは、サーモワックスを
介し、スロットルより吸気側に繋がっている。暖気が完了する迄はインマニ側とも
つながっているが、暖気が終わるとインマニ側とは切り放される。なので、通常
負圧はかからないが、ブースト圧はしっかりとかかる。かつ、スロットルを
急激に閉じると、行き場を失った吸気がモロにぶつかる場所でもある。

もし、サーモワックス、もしくは取り付け部に、なにが不具合があったとしたら
ここからジワジワと空気が入り込んでいると考えることは可能だ。
それを見極めるために講じる策が、穴塞ぎというわけだ。

といっても、話は簡単そうで簡単でもない。なにしろ、吸気系に異物を入れる。
万が一飛散することでもあれば、燃焼室の中に吸い込まれて大惨事になる。
そのため、貼り付け面をよーく脱脂するだけでなく、テープは長めに切って
スロットルボディーの口から外にぐるりと回し、ホースバンドで共締め。
こうしておけば、千切れて吸い込まれるようなことはなかろうと考え。

テープを貼り付けたら、適当な場所に移動して、冷却系からエア抜きを実施。
まだ冷却系が熱い状態のときに慌ててキャップを外したから、ちょっと LLC が
飛び散ってしまう。しかし、慌てず騒がず、リザーバに繋いだホースから息を
吹き込んで LLC をラジエータ内に補充し、じっと観察。細かい泡がジワジワと
現われたら、最後にボコッと大きな泡が出る。何度となくこれを繰り返す。
うーん、結構抜けてくるなぁ。昨日の遠征で、かなりエアが混じったかな?



エア抜きを終えたら、他の部分のメンテ。バキューム系の細いホースで、
1年前に交換できていなかった幾つかの部分を交換。例えば、ブースト計の
三つ又を純正の配管に割り込ませるために、配管に追加した短いホースなど。
これは、ブースト計に付属していたホースを流用したのだが、外してみると、
カチカチに硬化していた。試しに曲げてみると、表面に、罅が無数に入った。
純正のホースとは比べるべくもない、耐久性の低さ。ダメだこりゃ(笑)
ついでに、キャニスタ〜燃料パイプ間のホースも交換する。

さらに、来週金曜日の雁ヶ原遠征に備え、タイヤを AD07 に交換しておく。
タイヤを外したついでに、右リアタイヤの近傍にある燃料系ホースも交換して
おこうと思ったが、何も考えずにホースを外すと、ガソリンが流れ出した(汗)
うわっ、ダメだ。タンクの根元のほうにあるホースを外すとかしてやらないと。
とりあえず配管を元に戻し、ちょこっとアイドリングして、燃料系に圧力が
かかっても、ガソリンが吹き出してこないことを確認。 ふぅ、焦った。



その後、冷却系が完全に冷えたことを確認してから、冷却水のホースを揉んで
エアの状態を確認。僅かにエアの残留音がするが、ほとんど問題ない程度。
さて、この先、このエアの量がいったいどのように変化するだろうか・・・


4/22

さて。今日は有給を取って、ひさびさの雁ヶ原、ひさびさのジムカーナ。
半年間も走らずに大人しくしていたので、かなり感覚が鈍っていることが
予想される。なので、本日は感覚の掴み直しを主目標とし、副目標に
8kg/mm のバネによって変わった動きの確認とリセッティングを置く。

前日は 23時頃に眠り、本日は 5時起き6時発。6時半に、名神草津 P.A. で合流。
本日の同行者は、にしやまさん。いつも遅くまで仕事されているので、今日も
寝不足でお疲れの模様。それでも、遅刻なしで到着されたのはさすが。

寝不足のにしやまさんの調子に合わせ、今日はあちこちの S.A. と P.A. で停止。
竜王 I.C. を過ぎるころまで流れが悪かったため、今日の進行は少し遅れ気味。
だが、北陸道を走行中に、これから東に去っていく雨雲の尻尾にひっかかり
豪雨に見舞われたりもしたので、遅れ気味の進行は正解だったかもしれない。

途中、通勤割引を効かせるために木之本 I.C. で一旦降りたあと、今庄 I.C. で
最終的に高速を降りる。そこからは、いつものペースで下道を北上。半年ぶり
ということもあり、ちょっと道を忘れかけていた。ドキドキしながら先へ進む。

結局、下道もちょっと渋滞気味だったこともあり、現地到着は 10時半。
予定より1時間遅れ。今日は、効率よく練習しなきゃいけないな。

到着したらすぐに、上駐車場へ向かう。下駐車場の横を通りすぎるとき、
そちらのほうをチラリと見る。うーん、平日だというのに、人が多いなぁ・・・
まったくジムカーナ人は、練習については年中無休な人が多いものだ。

上駐車場に到着。そこには、見慣れたうなぎ色の SW20 が・・・と思ったら、
見慣れた顔が奥にチラリ。あれっ・・・あの姿は、土屋さんでナイノ!?
まさか平日に会うとは。年中無休 24時間営業、スラローマーの鑑である。



なんだかんだ喋りつつ、荷物を降ろして走行準備。幸いにも、トイレ横の建物の
屋根下を使うことができたので、ちょっと悪天候気味な本日だが、快適ではある。
なお、本日の車両設定は以下のとおり。

路面状況低温ドライ〜ウェット
空気圧(kPa)減衰力(戻し)
200h200h64

まぁ、定番というか、基本というか。ここを中心に調整するのが自分流。

準備完了後、まずは軽く走って体をほぐす。高Gを掛けてみたり、サイドを引いて
みたりする。頭の中のイメージと実際の動きのシンクロ度は、まぁ、悪くない。
半年も走らずにいて、かつ目覚めた瞬間に足回り設定を変更したわりには。

数回走り、全体的なイメージをまとめる。フロントのバネの固さは、全体的に
いい方向にのみ作用しているような感じを受ける。路面に食い付くべきときには
ちゃんと食い付いてくれるし、ステアを切り込んでいったときの、手に伝わる
重さの感覚も悪くない。一般道路での好感触を、そのまま延長したように感じる。

問題に感じたのは、リアとのバランス、すなわちリアの逃げ方のほうであった。
ジムカーナ走行をするぶんには、ちょっとリアが勝ち気味すぎているように
感じた。もう少しリアの動きがいいほうが、向きをコントロールしやすい。
つまり、AD07 の特徴である縦トラクションの高さを有効に使いやすい。

どう対策するか考えた結果、ロール初期ではなくて中期以降の動きに対する
不満であるため、フロント車高をショック部で 3mm 下げてみることにした。
バネを交換した直後に感じたフロント上がり感が、今回の挙動を招いている
ように思えたため。カンタンにできるところから手を着けていこう。

その結果としては、抜群にリアの動きが良くなった。いや、良くなりすぎた、
と言ってもいいぐらい。ロールが入りきっている状態での軽いブレーキングから
テールスライドを誘発する感覚とかは絶妙。あとは、アクセルを入れたときの
トラクションとスライドのバランスをどう取るか、というところが課題だろうか。

そんな感じで、午前中はずっとフリーに走り、調整を詰めてみる。また、並行して
エンジンの調子も確認。最初の走行直後、エンジン付近からペチペチという音が
鳴ったのでドキリとしたが、一回鳴ったっきりで、その後の再発は無し。
原因不明なので怖いが、とりあえず無視しておくことにした。

なお、フリー走行中、おもいっきりGを溜めて振り返し気味に走ったときの挙動を
見てくださっていた土屋さんから指摘のあった事項だが、リアがインリフトする
問題は、相変わらず起きているようだ。ただ、以前と比べて跳ねながら逃げる
感触は無くなっているため、リフトの程度はぐっと押さえられているのだろう。
対角線上にあるフロントアウト側のバネが固くなった効果、だろうか。

そんなことを確認しつつ走っていると、やがて 8kg/mm のバネにも慣れてしまい
6kg/mm の時と比べ、そんなに変わったような感じがしなくなってきた。むしろ、
これまで感じてきた変化は、主にバネの固さよりも車高の変化によるものだった?
とはいえ、追い込んだ時の挙動に突飛さが無くなっているようだから、
やはり固さが上がったことも、それなりに効いてはいるのか。



設定が出たので、昼休み前後から練習パターンを変更。土屋さんが作られていた
レイアウトに従い、コース通りに走る感覚を掴み直す。コースは以下のとおり。



低速・高速・フリーターンが入り交じった、実にいい感じのコース設定。
コース図を一瞥してだいたい覚えたら、のっけから本番走行を開始してみる。
朝から再設定したリアのいい動きが、今回のコースではいい方向に出ている。
パイロンジムカーナの一番楽しいところで遊べている、そんな感触。

調子に乗って何本か走ったのち、土屋さんに横に乗ってもらってみる。
前後バランスがけっこうギリギリなところにあるみたいで、人が横に乗ると
挙動は全然変わってくる。特に、サイドがいっこうに効かなくなる(笑)。
そういう意味でのセンシティブさは嬉しくないなぁ。ちょっとションボリ。

また、その際に土屋さんから指摘されたのだが、コースを少し覚え違えていた。
上のコース図で、左上のフリーターンに入る手前のところ。一番上の端にある
パイロンの内側を通るのが正解だが、間違って外側を通っていた。そのため、
フリーターンに入るときの姿勢がぐっと楽になっていた。言われてただちに
コースを修正すると、フリーターンのセクションが急激に難しくなった。

いや、もちろん、のろのろ走る分には難しくはないのだけど。ちゃんと速度を
乗せていこうと思っても、フリーターン1つ手前のパイロンでの減速が大きいと
勿体ないオバケが出そうになる(?)というか。つまり、如何に減速量を押さえて
手前のパイロンを曲がり、かつ姿勢を適切に崩しながらフリーターンに入るか
というのが課題。この場合、一番簡単かつ妥当な解決方法は、手前のパイロンで
少し外側から入り込みつつブレーキングし、テールを出して減速しながらクリア。
そのままブレーキを続けながら1速まで落としつつ横方向の慣性を殺し、最後は
最短距離でのフリーターンを実施する、というもの。慣性が残りづらい軽なら
こういうやり方が一番いいのかな、という感じで、何度も走ってみる。



しばらく走ってから、土屋さん、およびにしやまさんとともに、完熟歩行に出る。
パイロンをほとんど(まったく?)走ったことのないにしやまさん、どうやら
コースを覚えたり、攻めどころを考えたりするのに四苦八苦という感じらしい。

パイロンコースの覚え方は人それぞれだが、私の場合は、平面では覚えない。
コース図を見たら、頭の中でパイロンを立て、仮想的に走って覚える。なので、
脳内のイメージは立体。かつ、クルマの挙動もその中で考え、覚えてしまう。
あとは、完熟歩行で脳内のイメージを修正。完成したら、平面に展開して確認。
パイロンで1本目からタイムを出そうと思うと、そうやらないと無理だから。



完熟歩行後、タイム計測係を行いがてらに、にしやまさんの走りを確認し、
コースの覚え違い部分を指摘。4本ほど走られた時点で、間違いは無くなった。
どういう感じで走られているか気になったので、にしやまさんの横に乗せて頂く。
さすがに現役で走られているだけあって、パイロンコースに慣れていないのに、
ラインはかなり的確なところを辿られているように思った。ただ、なんというか、
アクセルとブレーキの操作に必然性があまり与えられていないため、事後修正を
行うための各ペダルの急な踏み直し操作が気になり、その点が課題かと思った。

特に、立ち上がり区間でのアクセルの修正操作は、致命的にタイムを落とす原因。
辿るラインから考えれば、各操作は、どこからどう始めてどう終わるかがが
必然的に決まる。そのイメージが作られていれば、アクセルの踏み直しを
ぐっと抑えることができ、もっといい走りができるハズだと思った。

その後、土屋さんの横にも乗せて頂く。こちらは、さすが熟練の技(?)
相変わらずの踏みッぷりの良さ。それでいて、姿勢もラインも大崩れは無い。
ものすごく気持ちがイイ。踏みッぷりの良さのためか、ステア修正を入れる操作が
結構多いのが土屋さんの特徴のようにも思うが、アクセルやブレーキの踏み方を
抑えてしまうより、タイムへの悪影響はずっと小さいことが多いようには思う。
AZ-1 に乗っておられたときの前田さんもそういう感じだったし、なんとなく、
試しにそういう走り方を真似てみるのもいいかも?とか思ったりもした。


そんなことをエラソーに考えつつ、自分のほうの走行も繰り返していく。
アクセルオフ&ステアリングだけで減速してリアを適切に出す練習とか、
そういう技もマスターすべく努力する。なんでもできるようになって
引き出しを増やしていかないと。ジムカーナの道は険しいなぁ。

自分の走行を繰り返すついでに、にしやまさんにも横に乗って頂く。
走行中、助手席に座るにしやまさんの首がけっこうグラグラ揺れていることに
気づく。自分ではなるべく滑らかに走っているつもりだが、荒いんだろうな。
操作が荒いと、四輪のグリップをフルに使うのが難しい。Gをチェックしたい。
秋月の加速度センサーを買うか、もしくは、天井から下げ振りを吊すか・・・。

その後もガンガン走る。その際、うっかりサイドを戻し忘れて走ってしまい、
まったくサイドが効かない状態になってしまった。どうやら、リアの COMP-B の
温度が上がりすぎたらしい。でも、ここまでサイドが効かなくなるものか?

などと思いつつコースから出て、リアローターを見る。そこには、今だかつて
一度も見たことがないほどに青く焼けたローターがあった。いや、フロントの方は
何度もそういう状態にはなったことがあるが、リアがそうなるなんて、珍しい。

というわけで、あり得ないぐらいに温度が上がったらしいと判断。熱を溜めぬよう
パドックをゆっくりと走ってブレーキを冷やしつつ、様子を見る。最初のうちは
まったく効かなかったサイドだったが、10分ほど冷ましたら、元に戻ってきた。

念の為、コースインして軽く走り、走行風でさらに冷やす。ブレーキを冷やすのが
目的なので、ブレーキは一切踏まず、ステアによる走行抵抗だけで減速しつつ
走ってみる。これがまた、意外なぐらいに奇麗に走れてしまったりする(笑)
そうだなぁ、こういう走り方も練習して、感覚を覚えておかないと。

その後さらに冷やしてやると、サイドはほぼ完全に復活。よかった・・・



サイドが復活した時点で、時刻は 15時過ぎ。ちょうどいい頃合だったので、
そろそろ練習を終えようかと考えた矢先。コース内を走行していたにしやまさんの
AZ-1 が、リアから薄い煙を上げながらパドックへと戻っていった。うっ!?
まさか、トラブルですか!?あぁ、牽引ロープ、買っておくべきだったか。

いろんなことを考えつつ近づき、状況を聞く。すでに開けられたエンジンフードの
中に見えるフレームは、液体で濡れていた。どうやら、冷却水が漏れ出たらしい。
リザーバを見ると、LOWER のラインに向けて液面がぐんぐん下がっていく。うあ。
とりあえずエンジンを停止してもらい、冷却水が漏れた場所を探してみることに。

地面に滴り落ちる冷却水の量は微量。配管の破裂には至っていない模様。かつ、
排気管から水蒸気が出ていないので、エンジン内部の故障ではなかろうと考え
フレームとエンジンが水で濡れている部分を中心にチェック。工具箱の中から
鏡を出し、斜め後ろ下からエンジン回りを覗き込みつつ、ホースをつつき・・・

あ、水芸見っけ。

インマニのサーモ付近からスロットルボディーへと続く、細いゴム配管。これの
インマニ側の根本付近に亀裂が入っているのを発見。普通の状態では大丈夫だが、
ちょっと押して亀裂を広げると、ぴゅーっと幾筋もの LLC が漏れ出してくる。なるほど、
連続走行して冷却水の圧力が上がった結果、ここの亀裂が拡大して漏れが起きた、と。

原因は小さなものだと判ったので、対策も小規模で済むことは幸いだ。考える。
スペアのホースがないので、今ついているホースを使わねばならない。幸いにも
亀裂の入った個所は根本だから、ちょっと詰めてやれば、亀裂をホースバンド部に
合わせ、そこで押さえ込むことも可能だろう。ということで、カッターを取り出し
ホースをちょいちょいと加工。スロットルボディー側のホースを限界までずらして
余裕を作り、その分をインマニ側で詰めて亀裂をホースバンド部に押し出す。

応急処置後、エンジンを始動してしばらく様子を見る。漏れは止まったようだ。
自分のピンチ時のために持ってきた水タンクを、にしやまさんに渡しておく。
(雁ヶ原の水は井戸水のため、冷却水の中に入れるのは避けたほうがいい)



以上の処置を終えた時点で、残りはあと1時間程度。ちょうどいいタイミング。
片付けを始める。一日中、降ったりやんだりの天候だったため、荷物のほうも
乾いてたり濡れてたり。雑巾で拭きながら、荷物をしまいこんでいく。

片付けを終えたら、走行代金を支払う。これで帰宅準備が全て完了した。
すっかり冷えきったエンジンを始動。そこでふと、違和感に気づく。・・・あれ?
最初っからアイドルアップが掛ってるような・・・。確か、先週の週末、
アイドルアップ用のスロットルボディーの穴は塞いだはずなんだが・・・。
なーんだかすごく、いやな予感がしないでもない。しないでもない・・・



いやな想像を打ち消しつつ、17時半ぐらいに帰投を開始する。大野を経由して
R158 に抜け、福井I.C. 付近でにしやまさんと別れる。にしやまさんは、この先
高速道路で大阪まで一気に南下されるらしい。うちもたまには・・・とも思ったが
根が貧乏性なので、僅かなカネをケチり、やっぱり今回も下道で帰ることに。

ルートはいつものとおり。福井の市街地を抜け、武生の南で R8 へと合流。
R365 から R476 で敦賀に抜け、R161 で山科まで南下する。今回、不思議なことに
今庄 365 スキー場から R161 マキノまでの区間、同じ方向に向かうクルマには
一台も追い付くことがなかった。なんだかすごく調子が良すぎて、いい気分。

だが、いい気分のあとには、わるい気分がちゃんとやって来るものだ。堅田を
過ぎたあたりで、いきなり会社の先輩から電話が入る。どうやら、私が管理する
サーバにトラブルが起き、止まったらしい。といわれても、休暇中の身であり
対応を迫られるのも困るわけなのだが・・・とりあえず、週末に対応することを
約束し、帰宅を続行。気分はブルースクリーン。21時半に帰宅後、即寝。


4/23

適当な時刻に起床。な身体中が微妙にけだるい。ジムカーナの次の日特有。
このけだるい感じが久々に味わえたことに、ひねくれた幸せを感じる。

重たい体をひきずりつつ車庫に向かい、カプのボンネットを開ける。
恒例となった LLC 点検。うーん、やっぱり、またもやエア噛んどるわ・・・
スロットルボディーはシロだったかなぁ、と考えつつ、昨日帰宅時に出た症状が
気になったので、スロットルボディーのエアインテークパイプを外して覗き込む。

うっ。アイドルアップの穴に貼り付けていた布テープに、吸気側から回ってきた
ブローバイが染み込み、粘着が弱まって剥がれてる・・・(汗)剥がれた個所は
塞ぎたかったアイドルアップの穴まで達している。これじゃ全然意味がない。

とりあえず、布テープでは粘着強度が足りないことが明らかになった。
なれば今度こそ・・・材料庫を漁り、台所のシンク回りの隙間を塞ぐために使う
アルミテープを貼り付けることにした。こいつの粘着力は、かなり強力である。
ただし、布テープと違い、何度も折り曲げると簡単に切れてしまう。つまり、
一旦剥がれてしまうと、簡単にちぎれる可能性が高い。つまり、アルミの破片を
エンジンの中に吸い込む危険性が出てくるわけで。こいつは賭けみたいなもんだ。
だが・・・えぇぃ、やるしかない。脱脂後、アルミテープをしっかり貼り付ける。

配管を元に戻したら、とりあえずざっくりと冷却系のエア抜きを実施する。
ちょっとでも早くエアを抜きたいため、ラジエータ冷却用のファンのコネクタを
抜いた状態でアイドリングを実施。だが、これは失敗。冷却水の温度があがり、
ぐつぐつ煮えてきた後の現象がなかなか激しい。ファンで冷やされないため、
簡単に沸騰が始まる。同時に、猛烈な勢いでラジエータから吹き出す LLC。
うわ、やばっ!急いでファンのコネクタを繋ぐ。ほんの 10秒ほどで冷却完了。
うわぁ、電動ファンによる強制空冷って、ここまで強烈に効くのか・・・感動。



エア抜き後、負荷をかけるため、いつものように高速に乗ってぐるりと散歩。
京滋 B.P. をぐるりと回り、草津 P.A. にて停車して LLC を点検。この時点では
泡は存在せず。うん、ここまでは合格だ。問題は、ここから先なのだ。

草津 P.A. を出発。いつものように栗東 I.C. で降りるため、P.A. の出口を
のろのろと走る。名神への合流点に近づいたところで、重大なことに気づく。
そういえば、草津田上 I.C. ってのが新設されたんだっけ。しかもちょうど、
草津 P.A. の出口で、名神に合流するか、草津田上 I.C. で降りるかが
選択できるようになっていたんだっけ。つまり、何が言いたいかというと、
草津田上 I.C. で乗り降りしても、名神〜京滋のループは成立する
ってこと。しかもこの I.C.、ループ起点からの距離がめちゃくちゃ短いので
このループを使って高速を散歩するときの料金をより抑えることができる。
おぉ、JHよ。なんたるユーザ思いな会社であることか。よし、ここで降りるべ。

というわけで、P.A. 出口の分岐で右側を選択。3車線もある巨大なアーチで
名神を越え、立命館大学くさつキャンパスの建物を左手に眺めつつ地面に降りる。
・・・なんか、田舎にあるちっぽけな I.C. かと思っていたら、まったく予想外。
あまりにも立派すぎる構造にビビってしまう。頭をひねりつつ先へと進むと、
やがて3車線あった道は、左端の1車線に束ねられる。横を見れば、I.C.出口を
示す看板が立っており、その中には、斜め左向きの矢印が書かれていた。

あーあーあー、そういえばそういえば。

この道って、本来は I.C. じゃなかったんだ。いつ完成するともわからない
第二名神との連絡路。そんな役目を担わされた道路だった。だから立派なんだ。

言葉にできない感動に浸りつつ(?)草津田上 I.C. を降り、周辺を探検。
東に向かうと、立命館くさつキャンパスの前を走る道路に出た。そういえば、
2年前に仕事でここに来たとき、この道は工事中で塞がっていたんだっけ。
そうか、なるほど。ここを工事していたのは、そういう理由だったのか。

ふむふむと頷きつつ引き返し、草津田上 I.C. から高速道路に戻る。ETC ゲートを
過ぎたところで、前を走っていたステージア AUTECH バージョンに追い付く。
直後に控えるヘアピンの処理はヘタクソな AUTECH だったが、そこから出たあとの
直線での加速は、流石にかなり速かった。アクセルベタ踏みで追いかけてみるが
猛烈な勢いで差が広がるばかり。結局、パワーなんだ。力こそ正義なんだァ!



京滋 B.P. をぐるりと回り、帰る。途中、燃料計の針がかなり下がっていたことに
遅ればせながら気付く。石山付近で、既に針はEの目盛りと重なっている。むぅ。
でもまだ大丈夫だろう。気にせず走っていたら。大山崎 J.C.T を過ぎたあたりで
針はEの下まで落ちてしまった。むぅ。さすがにヤバゲな感じがしてきたぞ(汗
ちょっとペースを落として京都東 I.C. まで走り、いつもの GS にて給油する。
26L ほどを飲み込んだカプチーノ。うぅ、かなり空腹だったらしい。危ない;

帰宅後、LLC 点検。エア抜きを実施する前の状態と比べ、変わってないかも。
くそう。エアインテークパイプを外し、アルミテープを点検。剥がれてはいないが
よく見れば、アイドルアップ穴付近が僅かに浮いているようにも見える。どうも、
ちょっとテープの幅が狭すぎたらしい。テープを剥がし、もっと幅の広いものを
張り直す。なお、企みどおり(?)テープはめちゃくちゃ強烈に貼り付いていた。
布テープと違って、容易には剥がれなさそうだ。今度こそ、長持ちするかも。



夜になってから、サーバのトラブルを直すために軽く出社。電車だとタルイので、
クルマで行く。その際、加速時の速度の乗りが微妙に重い感じがした。つまり、
ブーストの立ち上がりが、話にならんぐらい遅いというかなんというか・・・。
あぁ、もっとパワーが欲しい。もうこれ以上、アクセルに踏み代が残ってない。


4/24

8時過ぎに起床。AZ-1 氏が来るまで、撮り溜めていたビデオを消化。

やがて 11時過ぎに、AZ-1 氏来訪。フロントブレーキ O/H を実施するため。
交換用のブレーキフルード、およびブレーキ O/H キットを持ってきたことを
確認してから、作業を開始する。天候は快晴。ブレーキ回りの整備日和だ。



フロントを牽引フックらしき部分でジャッキアップ。フックは二カ所あるため、
2台の油圧ジャッキを使い、平行を保ちながら上げる。上げたらタイヤを外す。

続いて、ブレーキリザーバタンクのフタを開け、サランラップを挟んでから
フタを締める。これで、ブレーキのラインを切ってもフルードは抜けてこない。
ステアを切ってキャリパーの向きを変え、軽く清掃してからボルト3つを緩め
キャリパーを完全に外す。油圧のかかる穴からフルードを抜いたら、あとは
最初の難関、ピストン抜きを行う。なにせ、10年以上 O/H されていない
キャリパーだ。ピストンの固着も生半可なもんじゃないと予想される。

最初は、いつものように空気入れを使ってピストンを抜こうとした、だが、
重大な問題に気づく。空気入れのゴムボート用アダプターが、見つからない。
アレがないと、ピストンを抜くだけの空気圧をうまくかけることができない。

割りばしで押し出すなど、他の方法も検討してみた。だがやはり、ピストンの
固着はかなり強く、そんな方法ではビクともしてくれない。しょうがないので、
もう一度キャリパーをラインに繋ぎ、ブレーキペダルを踏んで押し出すことに。



油圧の力で押し出されたピストンを引き抜き、キャリパーを完全にバラす。
ピストン表面、およびキャリパー内部の汚れは、ぎりぎり想定の範囲内だった。
ただ、ゴムブーツおよびピストンシールの溝には錆が発生しており、できれば
キャリパー丸ごと交換してしまいたいところではあった。特に、ピストンシールの
溝の錆びについては、致命的な問題を犯しかねないものであるからして。

キャリパー丸ごと交換したいと思った理由は他にもある。ピストンを清掃すると、
深さ 0.1mm、直径 0.3mm 程度の虫食い状の錆びが、いくつも姿を現したからだ。
ここが腐食するということは、キャリパー内部のどこが腐食しててもおかしくない
ということ。目視点検した範囲では、他の場所は大丈夫そうだったとはいえ。

さておき、O/H に戻る。ピストンに虫食い状の腐食が発生していたということは、
本来、このピストンは再利用できない。だが、今回の O/H はシールのみの予定で
ピストンは取り寄せていない。しょうがないので、#1500 のペーパーをかけて
腐食部分を軽く磨き、僅かなバリ等を取り去って再使用することにした。
早期に交換が必要のため、AZ-1 氏にはピストンを注文しておくように要請。

キャリパー側の各溝に繁殖したサビをマイナスドライバーで慎重に削り落とし、
シリンダー内面をブレーキクリーナーで丁寧に清掃。シリンダー内面には、
ピストンが首を振って擦れた跡(=ピカピカに光っている場所)がついていた。
致命傷ではないけれど、これもまたキャリパー丸ごと交換したい理由。

キャリパーの清掃が終わったら、グリースをしっかり塗った新品ピストンシールを
溝に嵌め込む。その後、ダストブーツ側の溝、およびシリンダー内面についても
グリースを塗る。ダストブーツにもグリースを塗ったら、キャリパーの溝に
嵌め込む。最後に、清掃したピストンの表面全体に薄くグリースを塗る。

ここまでできたら、あとはピストンの組み付けだけ。ピストンをブーツに
押し当て・・・あっ、そういえば、空気入れは使えないんだっけ(汗)だが、
ピストン組み付け時に空気圧を使わなかったら、この作業は一生終わらないぐらい
時間がかかるということも経験済み。2名がかりで空気入れの口を押し付け、
気合いと根性でキャリパー内に空気を送り込み、ブーツをピストンにハメる。

ここまで来たら、あとは簡単。ピストンを指で押し込み、新品の銅ワッシャーを
バンジョーボルトに通し、ブレーキホースを 22.5Nm でしっかり締め付ける。
フロントブレーキパッドを新品の TYPE NR に交換したら、キャリパーを装着し
エア抜きを実施。エア抜きをだいたい完了したら、とりあえずバルブを締める。

片側が終わったら、反対側。こっちは、さっきの作業で手順を確立できたので
かなり捗る。さくさくと外し、ざくざくと清掃し、シールを交換し、グリースを塗る。
なお、こちらのほうのピストンにも、僅かに腐食の跡がついていた。うーん、
こっちも交換が必要だ。O/H が遅かったばかりに、無駄な出費が出た模様。



左右とも O/H とブレーキパッド交換が完了したら、もう1回エア抜きを実施。
ほぼ問題ないと判断できたら、ブリードバルブを 8.5Nm で締め付けて完了。

作業終了後、工賃として、ココイチにてカレーを奢っていただく。
あぁ、やっぱりカレーは旨い。このために生きているようなもんだ。


4/29

GW 前の仕事ラッシュもなんとか切り抜け、今日から10連休の休暇に入る。
あぁ、もう、いやだ。何もかもが、いやだ。この休みは、徹底的に呆けてやる。

9時過ぎに起床。でも、すぐには動かない。心の贅肉。ぼーっとする。

11時過ぎにようやく魂のエンジンがかかったので、ちょっくら外出。まずは、
STRAIGHT に向かう。なんだか無性にクルマが重いことが、すごーく気になる。
アクセルの動きとクルマの動きが連動してくれない、あの、すごくいやーな感じ。
ブーストさえ掛ければ、マシにはなるんだけど。気温が上がってきた証拠か。

STRAIGHT にて、ブレーキホースのバンジョー接続用でかなり在庫を消費した
ID:10mm、OD:16mm の銅ワッシャを購入。キノクニで買ったものよりも少し厚い。
とりあえず、品質には問題はなさそうなので、特に問題ではないけれど。

また、深草コーナンに立寄り、材料コーナーで0.2t のアルミ板を購入。これは、
スロットルボディーのアイドルアップ穴を完全に塞ぐためのものである。

買い物を終えたら、帰宅途中にある来来亭に立寄り、チャーハン定食を食う。
久々に来たが、以前よりもさらに客数は増えている。繁盛するのはいいことだ。
味も変わっていない。個人的には、ここのラーメンの味はシンプルで好きだ。
飯を食ったら、その勢いで向かいにあるニックの屋上に行き、LLC エア抜き。
またもや、しっかりとエアを噛んでいた。ダメすぎるなぁ・・・。



帰宅。なんだかんだで沢山買い込んでいた、スズキ純正のホース類を整理。
いろいろ買い込んでるなぁ。燃料フィード用、燃料リターン用、バキューム用、
水回り用。どれも微妙に径と材質が違うので、兼用できないものばかり。

ホースの在庫を整理したら、燃料リターン用ホースと整備書の2つを持って
車庫に行き、リターン系ホースの交換。リアをジャッキアップし、ウマを掛けて
右側タイヤを外し、下に潜る。リアサブフレーム右側根本付近に生えるパイプを
接続している3本のホースのうち、2本が今回の交換作業の対象。この2本は
それぞれ燃料リターン系統とキャニスター吸気系統という、異なる機能を持つ。
中を走る物質も異なるので、材質も異なる。どっちも真っ黒にしか見えないが、
整備書で指定されている型番のホースを見比べると、新品時の色は全然異なる。



まずは、燃料リターン系統から交換作業を実施。リターン系統とはいえ、ここを
外すと燃料がガボガボ漏れてくる。その燃料をキャニスター吸気系統のホースに
掛けることは躊躇われるため、作業の順番はこっちのホースから。

作業を始める前に、20L の増槽を持ってくる。リターン系統ホースの下側の接続を
外したら即座に、そのホースの先を増槽の中に入れる。ジョロジョロと止めどなく
溢れるガソリンを受ける(かつ、あとでタンクに戻す)には、増槽が最適だ。

当初、リターン側の回路だから、放っておいたら回路内のガソリンが全部抜けて
止まるかと思っていたが、何分経ってもガソリンの流出は止まらなかった。
うーん、フィード側と同じく、こっちもサイホン構造か。厄介な仕掛けだわ。

気にせず、新しいリターン系統ホースを 150mmに切断し、さきほどホースを
外したところ(フロントセクションからやってきたパイプの先)に接続。続いて、
古いリターン系統ホースの上側を抜き、すぐに新しいホースの先を接続。
1秒ほどガソリンが漏れてしまったが、量的には少ないので問題なし。

厄介なほうの交換は、これで完了。増槽の中に溜まったガソリンをタンクに戻す。
続いて、もう片方のホースを交換。こっちのほうは、中は気体しか通過しないので
作業は簡単。バキューム用の太いホースを 135mm に切断し、まったりと付け換え。

作業が終わったので、外したホースを点検してみる。燃料リターン系のホースは、
曲がりグセがついている以外は、全くなんともなし。小さな半径で曲げてみても
ひび一つも入らない。まったく、すごい耐久性だ。一方、キャニスタ吸気系統の
ホースのほうは、口の部分からかなり深い亀裂が入り始めていた。表面を覆う
厚さ 0.5mm ほどの灰色のゴムがしっかりしているため、バラバラになるのだけは
避けられているが。同じ純正とはいえ、なぜか耐久性が全然違いすぎる・・・



交換後、オヤジが無線のアンテナタワーをメンテナンスしていたので、見に行く。



順調にやっているかと思いきや、ローテーターに刺さっているボルトを抜くのに
かなり難儀しているらしい。見れば、アルミの基台に切られた雌ネジの穴に
ステンボルトをねじ込んである。カジリ付きを起こして、噛みついた様子。
バイスプライヤーでステンボルトを掴んで回そうと試みるが、
噛みつきは相当キツく、ビクとも動かない。ダメだこりゃ。

しょうがない。ローテーターを分解し、ボルトが噛み込んでいるパーツを分離。
ボール盤にチタン刃を装着し、ステンのボルトに穴をあけてほじくり出してみる。
高速に回転する切刃の先から、切削油が熱で蒸発して煙が上がる。かっこえぇ。
それぐらいの回転速度なので、作業はあっけなく終了。普通の電ドリの数倍速。

ボルトを完全に削り落としたら、ついでにアルミ側のネジ山も全部削り落とす。
今後は、ステンのボルトとナットで固定するように、オヤジに指示する。
通し穴なのに、このメーカーの設計は、ちょっとおかしいよな。



と、ちょっと疑ってかかっていたら、もっとヘンなところを見つけた。タワーの
上の方についているベアリング。手で回してみると、ガリガリ鳴りながら回る。

どうも、コイツもダメになってるっぽいので、外して分解してみると、ヒドい。
構造は複列アンギュラタイプで、必要以上にしっかりしたものになっていた。
(だって、アンテナタワーで上向きのアキシャル荷重ってかかるかいな?)
そのくせ、オイルシールの類がまったく装備されていないせいか、中には
一滴の油も残っておらず、全てのボールがガリガリに錆びてしまっていた。

ダメ。こんなん、全然ダメ。オイルシール付けないなら、グリースアップ用の
ニップルぐらい付けろよ・・・。ひとしきりブーたれたものの、問題の解決には
ならない。しょうがないので、分解して内面の錆を落とし、ボールを取り出して
CRC-556 に浸けながらガリガリ擦って錆を荒く落とす。そこそこ綺麗になったら
汎用のリチュームグリース(ジャバラ容器に入った奴)を購入。それを目一杯に
充填しつつ、ベアリングを組み立てる。組み立てた後しばらくの間、隙間から
グリースが漏れ出してきたが、それぐらい詰め込んだほうがいいのだ。

とりあえず回りが若干マシになったので、タワーのテッペンに取りつけて様子見。



・・・うーん。初っ端から、全然呆けてないような気がしてきたなぁ(汗)


4/30

うーん、なんかすげー蒸し暑い。

ずいぶんと日が高くなってからノロノロと起床し、エンジンを始動する。
うーん。また、なんとなく、始動時にアイドリングが高くなっているような・・・
不審に思ってエアインテークホースを外し、スロットルボディーの中を覗き込むと
貼り付けたアルミテープが下から膨れ上がって、穴の部分に亀裂が入っていた。
うーん、いやらしい。アウト。やっぱり、アルミテープぐらいでは防げないのか。
昨日購入したアルミの板でしっかりを穴を塞いでやらないと、切り分けできない。

とりあえず LLC を抜き、スロットルボディーを外す覚悟を固める(?)
LLC を抜いたら、冷却水ホースとスロットルワイヤー、スロポジセンサーの
コネクター、およびバキューム系統のホース2本を外し、ボルト6本を抜いて
スロットルボディーを外す。ガスケットが固着していたので、軽く叩いて外す。

スロットルボディーを外したら、とりあえず、徹底的に洗浄するところから開始。

貼り付いたガスケットを剥がしていくと、アイドルアップ系統側の窪みの1つから
昨年9月に破損したタービンブレードの破片としか思えない形状のアルミ片が
1つ出てきた。う、うわ。こんなところに達していたか。マリちゃん危機一髪。

上から生える角(バキューム系統のホース)からブレーキクリーナーを吹き込む。
最初は何も起きなかったが、やがて、どこからともなくクリーナーが吹き出して
くるようになった。すごーく狭い通路が詰まっていたようだ。何かが変わるかも。
ついでに、アイドルアジャストスクリューも取り外して清掃。思ったよりも
カーボンが堆積していなかったことに、ちょっと落胆。何も変わらないかも。

清掃が終わったので、いよいよ小技開始。新品のガスケットを加工し、アイドル
アップ側の穴を広げる。それにぴったり合うように 0.2t のアルミ板を切って
加工し、スリーボンド(黒)でスロットルボディーにぴったりと貼り付ける。

準備が終わったら、インマニ側に残ったガスケットの残滓を削り落とし、
新品ガスケットを挟み込んで、元通りに組み付ける。バキューム系ホースと
スロットルワイヤー、およびコネクターも元通り。唯一異なるのは、水回りの
ホースを接続しないこと。サーモスタットケースからスロットルボディーを
経由し、ロアホースへと至っていた水回りホース。これを、サーモスタットケース
からロアホースへと直結させる。これで、スロットルボディーからのエア混入が
あるかどうか、ちゃんと判定することができるようになったという理屈。

なお、ホースが刺さっていたスロットルボディー側の鉄パイプには、大きく
錆が広がっていた。いったい、何が LLC なんだろうねぇ。ブロックのほうは
まったく錆びていないことは確認したから・・・パイプ側の材質が悪いのか?



全てのホースを元通りに接続し、とりあえず軽く LLC のエア抜きをしたら、
近所の峠に出かけ、広くなっているところで更なるエア抜きを継続する。
交通量が多いから、晒し者状態。無視してくれたら、それでいいのだ。

やがて、ガンガン吹かしてもエアが出てこなくなったので、終わりとする。
だが、最初に抜いた LLC が少量残っている。後のエアは、追々抜いていこう。



エアを抜いたらコーナンに向かい、エアコン洗浄スプレーを追加購入しておく。
家のクーラを清掃するため。あっというまに梅雨入りになるだろうから。

帰宅後、LLC 点検。ホースを揉むとチャポチャポ言うが、まだ回路が熱いから
これは正しい状態・・・かもしれない。この先どうなるかがキモなのだ。



LLC が冷えるまでの間に、ボンネットのヒンジを交換することにした。まずは
ボンネットを開け、ストライカーにヒモを掛け、屋根から軽く吊る状態にする。
その後、運転席側のフェンダーを外し、ヒンジの根本を剥き出しにすると同時に
インナーフェンダー全体の錆びをチェック。やっぱりというかなんというか、
排水経路にある鉄板の合わせ目には、錆びが若干増えていた。塗装弱いなスズキ。
今回は容赦せず、Noxudol 700 と 300 をしっかりと吹き付け、サビ止めを実施。

錆び止めが完了したら、いよいよヒンジを外す。ボンネットは屋根から吊っている
状態とはいえ、風が吹けばくるりと回ってフロントガラスを角で直撃しかねない。
細心の注意が必要。ヒンジを外したら、合わせ目にレノバスプレーを吹き付け、
即座に新しいヒンジを装着する。ネジをしっかり固定したら、とりあえず安心。
古いヒンジを点検するが、やっぱり関節部がガタガタになっていた。うぇー。

ヒンジ交換と錆止めを完了したら、フェンダーを元通りに組み付けていく。
フロントバンパーの至るところが破損していることに気づく。あぁ、そろそろ、
バンパーの中古を探しておきたいところだ。事前投資は勿体なくはあるけれど、
カプのバンパーは純正に勝るデザインのものがないだけに、それも仕方がない。



夕飯を食ったあと、残る問題を点検。インパネ裏側で、振動に合わせてガタガタと
鳴るところがあったので、潜って調べてみる。すると、右足の直ぐ上付近に、
片端の一カ所しか固定されていない長い鉄板があり、こいつが振動に合わせて
踊り、固定されてない片方の端がインパネを叩いて大きな音を立てることが判明。
なっ、なんだこの欠陥設計は!しょうがないので、両面テープでしっかり固定。

エンジンが完全に冷えた頃、LLC 点検。リザーバの液面が下がっていたので、
残った LLC を全部入れる。液面はほぼ元通りになり、チャポチャポ音も消えた。
うーん、やっぱりビンゴ、だったかなぁ>スロットルボディーからのエア混入