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Cappuccino 日記(2006/11)

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11/3

週の半ば頃か、AZ-1 氏から電話が入る。曰く、AZ-1 氏の PC が、ネットワークに
全く接続できなくなってしまったらしい。いろいろ聞いてみると、どうも DHCP で
クライアント PC のアドレスが取れなくなっているそうだ。DHCP サーバを兼ねる
ルーターの電源を入れ直してもダメっぽい。電話で指示して直そうかとも
思ったが、AZ-1 氏はネットワーク回りには詳しくない。こりゃムリだ。
回線事業者に連絡を取り、サポートを受けるように指示。



AZ-1 氏のほうはそんな感じでトラブルを抱えているようだが、こちらはこちらで
例の排気漏れ問題を抱えていて、非常に面倒くさいことになっている。なにせ、
エキマニを外さないと点検すらできないわけだが、エキマニを外すということは
エンジンの助手側にある補機の大半を分解しないといけないということ。
うぁ、考えるだけで面倒くさい。クラクラしてきた。でも放置できない。

やむを得ず、作業に必要な材料を入手するため、買い出しに出かける。
目的地は STRAIGHT。ここで、マニ付近に発生していると思しき隙間を埋められる
パテを探す。売られていたのは、Permatex の Ultra Copper というシリコン系の
液体ガスケットと、同じく Permatex の排気系用液体ガスケット。前者のほうは
耐熱温度が 370℃だが、後者のほうは 1000℃との記述。無機系の材料らしい。
店頭で、かなり考える。ガスケットとしての性能は前者のほうが上だろうけど、
エンジンの排気を直接受けるエキマニ付近で、たった 370℃ってのはドウナノヨ?
余裕で 900℃に達する排気温度計の針のことを思い出し、1000℃のほうを購入。

ついでに、別の資材も購入。エンジンとオイルキャッチタンクの間をつなぐ
内径 9φのテトロンホースの代わりに、STRAIGHT で売っていた純正ぽいホース
(内側:耐油ゴム、外側:耐熱ゴム)を使うことを考えて購入。売られているのは
正確には、内径 8φということでちょっと細い。だが、使えなくはないだろう。

資材を揃えたら、山道を越えて帰宅。山道には、普段では見られないぐらい
多くの人が歩いていた。そういえば、この途中には社寺もあったし、それに
有名な歩道も存在する。あぁ、観光シーズンが始まった、ってことなのか。
観光を生業としない京都市民にとっては、苦痛以外の何物でもない季節が。



帰宅後、エンジン回りをさっさと冷やすために、ボンネットを開けて昼飯。
出発前にチェックしたときは、左手前に見える LLC リザーバの液面が 1cm ほど
高かった。まだエアーが残留していたようだった。だが今はほぼ、走行後の
定位置とも言える「H より 1〜2cm 上」となっている。正常っぽいな。

飯を食ったら、完全に冷えきらないうちに、マニ回りの分解を始める。
最初は、なるべく部品を外さずにマニを取り出してやろう、などと考えていたが
カプの排気側は、実によくできたパズルだ。結局、タービン回りのパイプを
全て外し、タービンをアウトレットから外し、触媒をマウントから外し・・・
気がついたときには、完全にバラバラ状態になっていた。そうしないと、
何かを外そうとしたとき、別の部分の部品とかネジの頭とかが邪魔をする。
お見事、と褒めてあげたくなるぐらいだ。知恵の輪は力技で解決すべし、と。

苦労して外したエキマニを、ひさびさにじっくり観察する。実は、よく見なくても
すぐに問題は見つかる。1番と2番の間のフランジが、真っ黒に煤けていた。
あーあ、やっはり排気漏れか。フランジとパイプの間の溶接には問題ないようだ。
ってことはやっぱり、フランジの反りか、またはガスケットの抜け・・・と考えるが
外してみたガスケットはかすかに黒いものの、抜けたという様子がない。さらに、
平面に当てて確認するが、フランジも「反り」というレベルの反りがない。

・・・あれっ。排気漏れは明らかなのに、なぜか排気漏れしている様子がない。



まさか・・・

高温で炙られてカチカチになり、更に炙られて風化しはじめてきた包帯を剥ぐ。
劣化したガラス繊維は、綺麗にパリパリと外れない。メキャメキャと割れながら
ボロボロになって剥がれる。同時に、膨大な量のガラス繊維の粉が飛ぶ。
こりゃマズイ。水をぶっかけて飛散を防止しつつ、作業を継続していく。

白く干涸らびた包帯の中からは、艶のない濃灰色に焼けたエキマニが顔を出す。
あれほど美しかったステンレスの輝きは無く、まるで純正マニのような色合い。
なんとなくガッカリしながらも、ぽつぽつと赤茶けた表面錆が浮くマニを
よーく点検すると・・・あった。ありましたともよ。

1番気筒のマニの集合部付近に、半周にも渡る亀裂を発見。

アウト!

1番気筒のパイプは最も長い距離を水平に伸びているのだが、それが原因か
集合部付近の狭いところ(裏側)で強烈なストレスがかかり、割れたみたいだ。
亀裂の幅は 0.5mm ほどもあり、また、亀裂の末端部には薄くシワが寄っている。

これ、仮に溶接して直しても、また此処に同じ負荷が集中して割れてしまうのでは
なかろうか。よりによって、最も温度が高くなると思しき、集合部付近だし。

というわけで、排気漏れっぽい音がしていたような気がした理由がわかった。
気がするんじゃなくて、ホントに漏れていたのだ。しかも、マニの裏側で。
気が付かないのも無理はない。ここまで分解して、ようやく見えるものだ。



しばらく放心するが、しかしこんな高いものをおいそれとは捨てられない。
とりあえず、割れた部分付近を軽く #80 のペーパーで磨いてから、買ってきた
1000℃の耐熱パテを塗って割れを埋める。だが、こんな程度だと、またすぐに
割れるのは目に見えている。耐熱布を短く切り、パテの上から巻き付ける。
さらに、その上から耐熱パテを塗り、機械的にガチガチな状態にしてやる。
熱ストレスの分散を兼ねて・・・こんなもんで耐えてくれればいいのだが。

さて。割れへの対策を行なったら、元通りとなるよう、マニ全体に対して耐熱布を
巻いていく。まず、1番と3番に対し、集合部の裏からスタートして巻いていく。
必要な耐熱布の長さは、1番が 1.1m、3番が 90cmぐらいだろうか。次に、2番を
巻く。1.5m もあれば足りるかと思ったが、2番は集合部の隙間が狭いために
かなり冗長な巻き方をせねばならず、1.5m では全然足りなかった。さらに
1m ほどを追加して巻く。だが、1.5m で切れたところが、ちょうど巻きの
区切りとなる点だったので、結果的には 1.5m+1m = 2.5m の構成で正解。

巻き付けを終わったら、マニを組み付けていく。締め付けるのに苦労するボルトは
3本ぐらい。40°ぐらいまで傾けても回せるボールポイントレンチがあれば、
うち2本についてはかなり楽になるのだが、残念ながらそんな道具は存在しない。

また、組み付けのとき、インマニ側のパイピングの裏側に、煤けた跡があるのを
見つける。ちょうど、エキマニの亀裂付近に位置する部分となる。ここもまた
組み立てるとまったく見えなくなる。なんてこった、目に見えない場所で
ここまでトラブルが進行していたのか。なんでもアレだ、油断は禁物だ。



組み付けを終えたのは、もう日も暮れるころになってから。思ったよりも時間を
食ったため、耐熱パテで必要とされる乾燥時間は充分に過ぎた。というわけで
各部のチェックを完了したら、エンジンを始動してみる。どうなるかと思ったら

排気漏れっぽい音は、完全に収まっていた。

うむ、苦労した甲斐があった、ってなモノよ。っていうか、こんなになるまで
気がつかなかったをれは、このクルマの飼い主失格かもしれない。ゴメンよ。

結果には満足。ただ、代償(?)は結構大きかった。夜間作業用の照明で照らすと
フロントガラスといいボディといい、とにかく全体に満遍なくガラス繊維が付着し
カプチーノの全身は、産毛が生えたみたいになっていた。うわ、これは毒々しい。
悪魔の毒毒モンスターって感じだ。精神衛生上悪いので、作業後に洗車する羽目に。


11/4

結局、冷却水の液面は、完全に元に戻っていた。ようやくエアが抜けたか。
ちなみに、純正に戻したインタークーラーホースの表面は、やはりヒビだらけ。
クラックというほど深くないので放置しているが、いずれ純正部品を注文せねば。



昨日の作業でたんまり疲労が溜まってしまったので、今日はボンヤリと、
なんとなく思いついた作業をぽつぽつと実施。リヤコンビランプを外して、
中の電球の状態を点検する。電球そのものは劣化していなかったのだが、
なぜか、電球表面は埃を被ったように曇っていた。雑巾で拭く。なんで?

電球を拭いたら、ぶらぶらと外出。伏見の SAB に行ったり、八条のアヤハに
行ったり。貴重な、無為な時間を過ごす。これぞ最高の贅沢ってなモンよ。

外出の往路、高速道路が大渋滞しているのを VICS 情報で知る。直接関係ないが
気になったので情報をよく見てみると、事故マークがあちこちに。あぁ、そうだ、
そういう季節が来たんだな。あーやだやだ。くだらない扇り合いに事故り合いか。

そんなことを思いつつ走っていると、帰路、後ろであまり車間を開けずについてきた
S14 シルビアが、赤信号に気づかなかったらしく、交差点で止まったときに
バックミラーの中で妙に不安定なダンスを踊ってくれたりする。あぁもう。
頼むから俺を巻き込むな。前方不注意による衝突は、横の電柱へどうぞ。



帰宅。アヤハでなんとなくクーラントを買ったはいいものの、交換記録を見ると
まだ、交換してから1年しか経っていない様子。まだ、交換する必要はないな;

部屋でぼーっと過ごしていると、夜になる。ちょうどいいので、光軸調整のため
近所のホームセンターへ。駐車場の端の方へ行き、壁にライトを照射してチェック。
結果、Low ビームのカットラインが 1cm ぐらい高めになっていたので、僅かに
Low ビームの光軸を下げた程度で終わり。思ったよりもズレてないもんだ。
まぁ、車高も変えてないし、ぶつけてもいないから、当然っちゃ当然か。


11/8

さて、なんだかわからないが、とてつもなく忙しい日々。
つい数週間前には中国に出張していたわけだが、今回は韓国出張だ。
もう、なんだかなぁ。貴重な経験が会社のオカネで出来るのはウレシイけどさ。

今日は移動だけが目的の日なので、出発時刻は何時でも良かったのだけれど
同行者の都合上、9時半頃に関空を出発する ASIANA で移動することになった。
大体、国際便は出発2時間前ぐらいに空港に到着しておくのが基本(チェックイン
ロビーや手荷物検査がダダ混みしている可能性があるため)なので、逆算すれば
空港到着は7時半。京都〜関空が「はるか」1本で1時間ちょいなので・・・

という観点で電車を探すと、6時20分ちょい前発の「はるか」が存在した。
京都駅までは 30分ちょいかかるから・・・5時半までには家を出発して・・・・
あぁ、起床は4時台になるのか。そりゃいかんわ。前日は超スピードで帰り、
猛烈な勢いで眠る。ジムカーナに行くときでも、こんなに熱心には眠らない。



その甲斐あって、遅刻せずに起床。朝飯を軽く食ったら、予定通りに出発。
意気揚々と京都駅に辿り着き、「はるか」を目指して 30番ホームへと向かう。
・・・だが、30番ホームに向かう途中の通路で、頭上の小さな電光掲示板が
何やら急を知らせるかのように点滅し、文字を流していることに気づく。はて?
なんとなく胸中騒ぐものを感じ、たまたま立ち止まって看板を見上げて 15秒。
逐次流れてきた文字を合成開口レーダーのようにくっつけて理解したものは、

次の「はるか」は、30番ホームじゃなくて6番ホームに止まる

ということだった。な、なんですと!?こないだの中国行きの時は、確かに
30番ホームに止まったはずなのに。ひょっとして、時間によってホームが違う?
なんですかソレは。この電光掲示板に気づかなかったら、私は、永遠に来ない
「はるか」を待ち続けるうちに動かぬ骸となり、その魂はこの閉鎖空間の中をさまよい
時折訪れる勇者に倒されることだけを願うワンダリングモンスターとなるに違いない。
そんな、よくありがちな RPG みたいな展開になったらどうしてくれるんだ JR。

幸いなことに、死亡選択肢を無事に回避した私は、まもなく訪れた「はるか」に
揺られて関空へ。最初のうちはウツラウツラと薄い眠りに落ちていたものの、
天王寺あたりで完全に目が覚めたので、ずっと車窓の景色を見て過ごす。
大阪なんだけど、このあたり(天王寺より南方面)の景色は全然見慣れない。
工業地帯ということもあろうが、何か、とっても異質なものを感じる。



7時半頃に、関空に到着。ホームを上がって JR 改札を出たところで同行者と
落ち合い、国際線ロビーへと移動。朝早めの便だとはいえ、JAL と同じように
ASIANA のカウンターも混雑している。ただ、窓口の人は結構手際が良いようで
eチケットとパスポートを出したら、さほどの待ち時間無くチェックイン完了。

搭乗券とパスポートを片手にセキュリティゲートを通過し、出国審査を終えたら
1時間ほど余裕が残った。搭乗口付近のロビーにて、雑談して時間を過ごす。
いつもならラウンジに入るところだが、今回は JAL ではないので使えない。
どこかのクレカのゴールドカード会員だったら、ASIANA のラウンジは使える
らしい。しまったなぁ。そんな特典、滅多に使わないから気にしてなかったよ。
一枚ぐらい、手元のカードをゴールドにアップグレードしておいてもいいかなぁ。

小一時間ほど待つと、搭乗開始。この時間の ASIANA は妙に空いているようで、
ANA とのコードシェア便でありながら満席になることもなく、割と余裕があった。
多少はゆったりした気分。上海に行くのと比べると 1時間弱ほど短い時間を、
機内食を味わいながら過ごす。そうそう、機内食。JAL だと、配膳される盆には
蓄熱装置みたいなものがついており、暖かい食事が出されていた。ASIANA では
そのような高級な装置(?)はついておらず、単なる「弁当」が配られてきた。
といっても、別にマズイとかそんなことはありませんよ、シロウ。



1時間半ほどのフライトを終え、航空機は仁川国際空港へと降り立つ。
仁川といえばアレだ、仁川上陸作戦の仁川。どんな場所だろうかなぁと思ったら
関空と同じように、洋上に突き出した空港。もっとも、埋め立て地などではなく
遠浅の海の中に自然に存在する島をうまく利用して作ったもののようだ。

そういう場所であるのだが、それでも朝鮮半島を構成する山が遠景に見えており
浦東のように「なんもねぇトコロに作った空港」という感じではない。むしろ、
遠くにあるのが地平線ではなく山というところが、なんとなく日本を髣髴とさせ
あまり、外国に来たなぁという違和感というか孤独感を感じずに済む。

タラップを過ぎて空港施設内に入る。入り口には、なにやらぐっしょりと濡れた
絨毯が引いてある。クオリティ低いなぁと思ったらそうではなく、消毒薬が
たっぷりと含ませてあるようだ。失敬な。日本はそんなに汚い国じゃないぞ。

ながーい廊下を歩き、入国審査場へ。廊下の壁にあるポスターや看板の類には
もはや見慣れた漢字はなく、○やら|やら−やらLやらといった記号だけが並び
同じ北アジア圏でありながらまるで言葉が通じない世界を頑なに守っていた。
中国はまだ、なんとなく読める(名詞ぐらいならば、まぁなんとか)のだけど。

緊張感を高めつつ、出国審査へ。思ったよりもこじんまりとした審査場には、
その前の関門が何もない。って、あぁそうか。検疫に関する紙がなかったのか。
飛行機の中で渡されたのは、小さな入国申請と関税申請の紙だけだった。しかも
よく考えると、出国時の紙を渡されていなかったことに気づく。大丈夫なのか?
心配になって同行者に尋ねると、韓国では、出国するときにはノーチェック
(もちろん出国審査がないわけではないが、申請書類は必要ないらしい)。
その言葉を聞いて安心した。やっぱり、勝手がわからないのは怖いな。

入国審査は至ってシンプル。パスポート類を提出して、しばらく待つだけ。
だがなぜか、私の時に限ってものすごく審査に時間がかかる。何やら必死になって
キーボードを叩きまくっている審査官。何、何もやましいことなんかしてないヨ?
なにか韓国語で質問されたらどうしようかと思ったが、どうやら単に、向こう側の
システムの問題らしく、ゴメンねチョット待ってよ、てなことを英語で言われる。
あぁ、英語通じるんだ。よかった、と思っていたら、背後のブースから日本語での
やり取りが聞こえてきた。な、なんだ。日本語すらも通じるのか。こりゃ安心だ。



入国審査を終えたら、もう手続きは完了。荷物を回収したら、そこはもう自由の地。
いざ行かん、まだ見ぬ地・ソウルへ。と思ったが、その前に1つだけ、やっておく
必要があった。そう、両替である。ソウル市内の一等地にあるホテルの近くまでは
シャトルバスが出ているのだが、もちろんそれは有料。W13,000 なんだそうだが
もちろん円では払えないので、空港内の exchange で換金しておく必要がある。

出口付近に両替所があるので、そこに向かう。両替所には大きな電光掲示板が
付けられており、当日の両替レートが表示されている。なになに、円とWの
交換レートは、っと。。。「\10,000 → W77,000」ってか。。。

めがっさ悪ぃにょろ

どんだけ円が安いっていうのかウォンが高いっていうのか。

両替する金額だが、だいたいソウルで滞在する分には、1日滞在で1万円ぐらいを
見ておけば間違いないらしい(business trip 限定だが)。特に、買い物をしまくる
予定もないので、3泊4日・・・移動日を差し引けば実質2日と考え、まずは
2万円だけウォンへ両替。1万円札2枚とパスポートを差し出すと、W150,000ほど
札束が帰ってきた(ちなみに、パスポートは必要なかったらしい)。韓国の場合
最高額紙幣が W10,000 なので、経済学的なことはわからないが、感覚的には
かなりインフレ気味だ。詳細は後述するが、為替のレートで通過を変換すると
日用品の価格は、だいたい日本のソレと類似した額になるからだ。

ともかく、W150,000 の札束が手元に帰ってきた。帰ってくる。お札の見た目は
かなりチープ。薄い緑色で、紙質はあまり良くない。人生ゲームのお札みたいだ。
こうして比べてみると、日本の1万円札がどんだけ豪華で立派で重厚なものか、
良く分かる。芸術品と言ってもいいかもしれない。目が怖いけど>五千円札

両替を終えたら、空港を出る。空港のすぐ前にはバス停があり、紺色のジャンパーを
着た何人かのおっさんがウロウロしている。といっても怪しい雰囲気ではなく、
シャトルバスのチケットを売っている人らしい。日本語で声をかけてくる。
ロッテホテルまで行く、と告げる(実際の目的地は違うホテルなのだが、だいたい
ロッテホテルの直ぐ近くにあるので、目印として使う)と、W13,000 と引き換えに
KAL シャトルバスのチケットをくれる。しっかりとした紙質で、出来がいい(?)



しばらく待つと、大型バスがやってきた。座席の間隔はとても広くてゆったりと
しており、実に快適。日本の空港バスなんてしょぼいものだが、この違いは何だ。

十分少々待つと、バスの運転手が乗り込んできて韓国語で挨拶し、いざ出発。
道幅の広さの割には車線数がめちゃくちゃ多い(車線幅が狭い)道路へ乗り出す。

仁川空港からソウルの間には、太い専用高速道路がバシッと走っている。
そのお陰もあり、移動は実に快適なもの。ただ、仁川は離島(?)にあるせいか
専用高速道路の半分以上は海上道路。遠浅の海の上を、ほぼ吹きさらし状態で
走り抜けている。そのためか、横風がひどく強い区間があった。少なくともその区間は
走っているクルマはどれもこれも直進していない。風に逆らうことで手一杯なのか
車線も跨ぎたい放題。それでいて「強風注意」なんてことを示しているような
電光掲示板も存在しない。いや、ハングル語だから読めなかっただけなのか。
なんにせよ、風を弱めるための構造があまり考慮されていないように見える。
いい加減というか適当というか、大事なところで手を抜いているというか。



橋を渡って半島の上を走るあたりになると、風は急速に弱まる。日本と同じく、
緩い山地が連なる地理的構造が、強い風の吹き抜けを防いでくれるのだろう。
また、山がちな地形はまた、風光明媚な景色を紡ぐ。道路の両側に見える山には
赤や黄色に輝く木々が薄く群がり、美しき自然の芸術を恵んでくれていた。

しばらく進むと、あるところで急に専用高速道路が終わり、川沿いの道路へと
降りる。それまでがら空きに近かった道路の様子はガラリと変わり、自動車が犇き
活力を感じさせるものとなった。少しずつ、大都市が近づいていることを知る。

で、活力があるのはいいのだが、ありすぎるのも困る。交通の流れはそこそこ
良いし、先を争うような下品な走りもないのだが、なぜかそんな場所で平然と起こる
事故。道幅の半分ぐらいの車線をつぶして事故処理を行ってる・・・のはいいが
どうも事故の当事者しかいない。交通整理をやる人がいない。大胆だ。

そのまま道なりに走り、やがて分岐路に近づく。一番左側の車線には、手前から
かなーり長い渋滞の列が並んでいる。京都南インターみたいな感じだ。渋滞の列は
そのまま先へと続き、インターの先に続く道路にまで伸びていた。韓国もアレだ、
日本とおなじく平地が狭い。いや、中国が広すぎるとも言えるのだが。

そんな車列を横目に見ながら、バスはやがて高速(らしき道路)を降り、市街地へ。

ちなみに、高速からここに至るまでの間に見かけた多数の車のほとんどが、
Hyundai だった。一部の大型車とトラックが Daewoo で、Kia はほとんど見ない。
また、日本車もほとんど見かけることはなかった。BMW は僅かに生息していたか。
とにかく、韓国については、予想していたよりもはるかに国産率が高い。

車種については、乗用車を見れば、中型セダン〜大型セダンが圧倒的に多い。
ときおりイタリア系のコンパクトカーが走っている他は、何故か CR の頃のアルトが
姿を見せることがある程度か。日本ではすっかり主流のミニバンは全く見かけない。
おそらく、何らかの理由でセダンを好む人が多いのだろう。なんか懐かしい光景。



市街地は、とにかく交通量が多い。まぁ首都だから当然なのかもしれないが、
問題は、道路の構造がやたらに複雑ということか。まるで昔の三条通りみたい。
でも、それはそれで意外と合理的だったりする。例えば、バス停であるが、日本の
ソレのように道路の端にあるわけではない。道路幅の 1/3 あたりの場所に、
路面電車の駅みたいな形で作られている。そして、反対側の車線にも、
同じように 1/3 ぐらいの位置に駅が作られている。普通の車線を走ってきた
バスは、バス停近くになると、駅の間に発生した新たな車線へと入る。
これによって、乗客を降ろすバスと他車は、完全に分離されることとなる。
中央の車線はバス専用のようで、そこに入り込むバカな奴はいないようだ。
左上から右下に向かって走る幹線道路の中央に見える茶色の部分が、それ。

・・・まぁ、この構造は「交通の流れをバスによって乱さないための合理性」から
生まれたのではなく、「道幅を実力以上に狭くして、戦車が真っ直ぐ来れない
ようにする合理性」から生まれたのではないかという話もある。そのほうが、
真実っぽい。なにせ、道幅と比べると車線の数が妙に多かったりするだけに。



そんな複雑な道路が、これまた複雑な線形でウネウネと走り、ソウル市へ続く。
市街地にもかかわらずアップダウンが激しく、いったいどんな場所に「街」を
作ったんだいと思ったが、そういや長崎や福岡も結構起伏が激しかったなぁと
思ったりもする。たぶん、こっちのほうの地形はみんなそんな感じなのだろう。

そのうちようやく起伏は収まり、ソウル市の市街地へと近づく。ここもまた
かなり近代的な雰囲気のする街だが、基本は無国籍。外国に来たなぁという
感じはあんまりしない。まったく読めないハングル文字だけが景色のアクセント。
それ以外は、本当に「日本の地方都市」という表現がしっくりくる感じだ。

市街地に入り、ホテルに近づく。ホテルは中枢部近くにあり、政府関係の建物も
多数立ち並ぶビジネス街の様相を呈する。そんな中にポツンと、野球場ぐらいの
広さと思しき芝生の平地が作られている。公園のようだが、木は生えておらず
広場というほうが正しい。そんな広場は往来の人々で賑わっているが、しかし
激しい違和感を感じる。違和感の正体は、広場の周囲をびっしりと埋める
機動隊のバス
であった。右翼の街宣車のようにも見えるが、そんなものは
まったく出てくる余地もないほど、警察関係の車両で埋め尽くされている。

広場でデモ行動とか集会とかでもやってんのかと思ったが、小さなコンサートが
雑然とした中で行われている程度で、別にそれにフォーカスしている様子もない。
危ない輩の集会であれば充分に警戒する必要があったのだが、その必要はない。
だが、警備の状況は、明らかに国家レベルの危険水準に達している。広場の
周囲をまわる道路をゆっくりと進むバスの窓から外を見ると、道路の両脇を埋める
機動隊や警察の車の密度はどんどん高くなっていき、やがてはバスから降車した
濃紺色の集団が歩道を埋めるまでになってきた。誰か、VIP でも来るのか?



厄介事はゴメンだなぁと思っているうち、バスは近くに停車。空港を出てから
およそ1時間程度で、ようやく現地に到着。なお、停留所は「ロッテホテル」だが
当然ながら、business trip ごときでそんな高級ホテルには泊まらない(泊まれない)。
韓国のホテルは、とにかく高いのだ。今回選択したホテルも、食事なしの通常部屋で
一泊 14万ウォン程度(約18000円)。よっぽどスゴイ部屋なのか?とも思ったのだが
残念ながら、チェックインして内装を確認したところ、特にすごいこともない、
まぁ、ぶっちゃけ本当に普通ランクの部屋だった。さらにいえば、法律で
歯ブラシやシャンプーなどの消耗品は宿泊料金に含まれない
定められている。だから、基本的なものなのに、別料金が必要だ。



なんとなく癪だったので、歯ブラシぐらいは街で調達しようと考える。
なお、ホテルのフロントでは普通に日本語が通じた。せいぜい英語しか通じない
中国では結構苦労することが多いので、そういう意味では楽チンではある。



チェックインを終えて荷物を置いたら、昼飯を食いがてら、市街地を散策。
ホテルを出たら、衣料品などの店が並ぶ商店街、明洞(ミョンドン)方面へ。
明洞はソウル中心部近くにあり、大通りに面した歩道を1ブロック程度歩けば
到達する。一応、裏通りは避けていくべきかと思って表通りを選択したのだが
今日に限っては何の心配も要らないようだ。歩道の面積の 20% ぐらいを、
濃紺の制服に身を包んだ機動隊の隊員がツーマンセル状態で占有している。

10m 歩く毎に、鋭い目付きをした隊員とすれ違う。何故かそのたびに、
敬礼してくる隊員。最初は誰かエライ人と間違われているのかと思ったが
そうではなく、私の後ろ 2m ぐらいのところを同じ方向に歩いている別の隊員が
居て、その隊員と挨拶しているというだけのことだったらしい。・・・って、
ちょっと密度高すぎやしないかい?(汗)ふと横を見上げれば、そこには
巨大な超大型ホテルが天高くまで背を伸ばし、踏ん反り返っていた。
ルパン三世の予告状が出たので銭形がビルを警備している、という雰囲気。
(実際その日は、そのホテルで VIP が集まって大変な会議をしていたらしい)



機動隊の壁を突破し、ロッテ百貨店の前を通過したら地下街へ。いろいろな
衣料品の店が並び、色とりどりの光であふれている。それほど下品な雰囲気とか
いんちきくさい雰囲気は存在せず、結構、好感がもてる。油断は禁物だが(笑)

明洞地下街の店を冷やかしたあと、地下街から上に出て近場の飯屋へと入る。
焼肉屋などの専門店もいくつかあるが、今回選んだのは普通の大衆食堂っぽい店。
さて、何を食おうか。ハングル語で埋め尽くされたメニューを見る。当然ながら
ハングル文字はまったく読めないので、メニューに載っている写真だけが頼り。

・・・写真を眺めているうち、ある法則に気づく。それは、どのメニューにも

必ずキムチが付いてくる

ということ。拍手コメントの人が言っていた「必ずキムチが付いてくる」ってのは
本当に本当だったんだ!。そんな中、唯一キムチが付いていない料理があった。
それは、キムチ焼きという、キムチを練りこんだ薄い生地を焼いた料理。
お好み焼きの具をキムチにしました、というものを想像してくれればいい。

日本で見かける韓国料理の中には存在しないタイプの料理に思えたので、
もの珍しさも手伝い、ついつい注文してしまう。しばらく待つと出てきたものは、
直径 20cm を超えようかという、赤黄色くて薄く、そして妙に均質な円盤。何か
とてつもなく嫌な予感を感じつつ、一切れを拾って口に運ぶ。んむんむ・・・

キムチ以外入っていない

格別に不味いことはないのだが、このキムチ焼きには、あろうことか本当に
キムチとニラしか入っておらず、最後まで完食するのは結構な根性がいる。
ぶっちゃけ半分ぐらい行ったところで飽きる。キムチはうまいんだけど、なんか
油のたっぷり入った生地に練りこまれて焼かれたせいか、辛さがいまひとつ抜け
漬物らしい酸っぱさだけが残っている状態なので、途中からはいったい何を食って
自分はなにをしたかったのが、途切れることなく疑問がわいてくる。そんな味だ。

しかし食物を粗末にするわけにはいかないので、平然とした顔をしながら完食し
最後に、付け合せで出てきたでっかい沢庵を食う。直径 5cm を超える沢庵。
見た目は日本のものとわりと似ている(黄色が薄く、透明感が強い)のだが
味はかなり違い、かなり水っぽく、かつ酸っぱさが強い。普通の料理ならば
「これはいい口直しですね」といって終わるところだったが、何せ食った料理が

すっぱいお好み焼き

だったので、なんかもう素晴らしく延長線上。味覚は完全に麻痺してしまった。
韓国の人はあれか、実は酸っぱいものが好きなのか?カルチャーショックだ。



食後、食い物屋の裏を歩いてホテルまで戻る。ある飯屋の裏側で、残飯の入った
小さな桶に群がっている鳩の集団を見かける。残飯は当然ながらキムチ混じり。
韓国では動物も等しくキムチを食う。まさに、日本における白米感覚だな。



ホテルの部屋で、夜まで軽く仕事。その後、午後からやってきた人と合流し、夕食へ。
ふたたび飯屋街に向かい、焼肉屋へ。ここで、本場(?)の焼肉を食う。とりあえず、
カルビ。・・・これがまた、半端じゃなく旨い。日本で食えるカルビと次元の違う
柔らかさ、そして、旨さ。シロウ、何故これほど美味しいのですか。信じられません。



予想外に旨かった焼肉に満足し、コンビニに立ち寄ってからホテルに戻る。
韓国のコンビニの内容は、日本とほぼ同じ。それどころか、seoul のコンビニだと
商品陳列棚に日本語の説明札が張ってあったり、日本人のおばちゃん旅行者が
大声で騒ぎながら店内をうろついていたりするので、ここ本当に外国なのか?
と疑ってしまうほどの類似性を保っている。ここで歯ブラシセットを購入。
およそ W2,100 だったかな。ホテルで買うのと値段はほとんど同じ(汗)

ついでに、お菓子も買っていく。これがまたすごい。純正(?)の LOTTE はさておき、
韓国製菓子のパッケージがまた、あからさまに日本の製品のデザインをパクりまくり。
こういうところが実にアジアンだ。もっとも、日本だってうまい棒のエセドラエもん
とかがあったりするわけで、あまり偉そうには言えない。似たもの同士だ所詮。

夜のソウルはなかなか綺麗だ。



こんな形の花火ってあるよね。もこもこっと膨れ上がってきて塔が立つ奴。



しばらく仕事をして、一休み。備え付けの TV のスイッチを入れる。とりあえず
日本語が聞こえてくるチャンネルを探すと、見つかった。NHK の BS 放送だ。

・・・って?あれ?NHK って、海外でも受信料を徴収してるんだっけ・・・?

洗濯物を処理して部屋に吊るしたら、空調を適当に設定して眠る。


11/9

適当な時刻に起床。昨晩のうちにコンビニで購入しておいた朝食(おにぎり)を
ポリポリと食う。おにぎりは、日本のものとよく似ている。具の色がどんなものでも
赤かったり、何を食っても唐辛子味だったりはする
ものの、まぁその程度の差だ。

身支度を整えて部屋を出て、同行者と合流。seoul 駅まで、タクシーで移動。
駅まで歩くとかなり時間がかかる距離だが、タクシーだとものの 10分程度。
しかも、タクシーは日本のソレと比べると安い。いや、安いを通り越して
安すぎる。これでどうやって利益を出しているんだと問い詰めたいぐらい。

seoul 駅に着いたら、目的地までのチケットを購入。今回の目的地は、遥か南方の
工業都市。とはいえ、田舎のほうには違いない場所にあるので、少し交通の便が
悪い。seoul を出発して busan まで韓国の背骨を走る KTX という高速鉄道が
止まらず、途中の駅で一旦乗り継ぐ必要がある。というわけで、間違えぬよう
よく確認してからチケットを購入。ちなみにこれまた、電車の運賃も安い。
韓国の 2/3 ほどの長さを一気に移動するのだから、10万ウォンぐらいは
かかるかと思っていたが、請求されたのは 1/3〜1/4 程度の金額。

私が思うに、これは徹底したコストダウンによって実現された金額・・・ではなく
単に、何か重要なものを削っているだけのように思える。なぜなら、出発待ちの
KTX 車内に設けられた液晶 TV の画面に、何度か Windows2000 の起動画面が
表示された
からだ。あー、普通アレだ。客の目の前にぶら下げられた画面に、
OS の再起動画面なんか表示するか?しかも、この OS は何を意味するか。
まさか、KTX を制御する OS は Windows2000 じゃないよな・・・

その不安を増加させるように、車内の照明は何度か不定期に明滅。まるで
不安定なシステムを何度も起動しなおしているかのような様相を呈する(汗)

まさか、私の命の蝋燭の長さは、あと 1mm も残っていないんじゃなかろうか。
そんな不安をよそに、ようやく安定稼動を開始した(?)KTXは、モーターの音
1つもさせず、するすると滑らかに走り出す。新幹線と違って、気動車が分離され
先頭と末尾だけに動力が存在するため、中間にある客車はとても静かだ。良いね。

seoul 市街地をスルスルと滑らかに走る KTX の中で、やがて眠気に襲われ、居眠り。



・・・ふと気づくと、そこは人里から遠く離れた場所。それなりの太さの川を
鉄橋で渡り、KTX はどんどん先へと進んでいく。その間ずっと、出発してすぐに
感じた妙な快適さは保たれ続けている。すごいなぁ、どんな姿勢制御してるんだ。
ちょっと関心したのだが、種を明かせばどうということもなく、ただ KTX の線路は
ひたすら直線状に作られているということらしい。そりゃ、カーブも起伏も
なかったら、乗り心地は良い。だが、手段はどうあれ、結果良ければ全て良し。

やがて KTX は、乗り継ぎ駅の daejon 駅に到着。ここで KTX を降り、韓国鉄道
公社の誇る(?)特急 semaul に乗り込む。semaul は日本でいうところの「特急」で
シートは4列掛けのゆったりした構成。床が高くて妙に狭苦しい KTX と比べて
ずっと広く、快適。なんとなく、湯布院に行くときに乗った「ゆふ」を髣髴と
させる古臭さを兼ね備える。semaul は程なく発車。グォォーン、という
気動車独特の重々しい振動に身を震わせ、列車は奥地へと向かう。

semaul は、山間の田園風景の中をゆっくりと走る。景色はまったく九州と類似
しており、日本と韓国が狭い対馬海峡でしか隔てられていないことがよくわかる。
黄色く染まった植生で薄く彩られた山肌のすぐ際を走る鉄路は、これ以上表現の
しようがないほど、「田舎のローカル線」の風情を私に見せてくれていた。



30分ほどもすると、車内販売が現れる。日本ならば綺麗どころのオネーサンが
カートを引いて現れるところだろうが、韓国は一味違う。どことなく、新喜劇で
ストリップ劇場の支配品役に扮した池乃めだかに似た、小柄なオヤジが現れる。
オヤジは片手に、顔の2倍ぐらいもあろうかという巨大なスルメを持っており、
声高に何かを叫びながら車内を歩いていく。みやげ物を販売しているのだろう。
それはわかるのだが、なんでここで小さいおっさんを販売員に起用するんだ。

小さいおっさんがドップラー効果を伴いながら遠ざかっていくと、車内には再び
静寂が戻ってくる。コタタン、コタタン、、、軽い走行音が寝息のように響く。



・・・小一時間ほどすると、駅に到着。ここで semaul を降り、駅を出る。
タクシーに乗って駅を離れ、目的地を目指す。韓国のタクシーは、とても元気だ。
距離がけっこうあるせいかもしれないが、信号では容赦なく全開ダッシュ。この
運転手だけかと思ったらそうではなく、どの車(タクシー)もまったく等しく
全開ダッシュ。マークXクラスの大きなセダン同士が、先を争うかのように
走る。ガソリン勿体ねぇと思うのだが、そんなことはお構いなしのようだ。

そんなことをしているうち、目的地に到着。夕方まで仕事に耽る。

仕事先の社員食堂の机には、一定間隔でキムチのたっぷり入ったボールが
置かれ、どこでもキムチが食べ放題になっていた
ことだけは特筆しておこう。
あれはすごいと思った。食物のレベルではない。空気のレベルだ。日本人も漬物
好きだが、沢庵が食べ放題になっている社員食堂ってのは見たことがない。
そしてまた、このキムチが美味いことも添えておこう。本当にマシソヨ。



日が落ちて真っ暗になった市街地を戻り、駅前へ。駅前にあったコンビニで夕飯を
購入し、戻りの列車の中でボリボリ食いながら帰る。韓国の飯は何を選んでもほぼ
ハズレがなく(=うまい)さほど心配せずに購入できるとこが良いとこだ。適当に
おにぎり数個とパン、ジュースなどを選んで購入し、おにぎりを貪って帰る。

行きと同じように daejon で KTX に乗り換え、seoul へと戻る。なお、こう書くと
電車ではなんの問題もなかったかのように思われるかもしれないが、実際のところ
電車は平気で 10〜20分ほど遅れてくれる。しかも、遅れようが何をしようが、
アナウンスは行われない(韓国語を聞き取れないとはいえ、雰囲気でわかる)。
なので、クリチカルな乗り換え予定とかは、絶対に立ててはいけない。
あまり外国にいる感じがしないので油断しがちだが、要注意だ。



夜遅くにホテルへ戻ったら、積み残しの仕事を片付け、洗濯物を干して眠り。


11/10

そこそこの時間に起床。今日も seoul を離れ、少し離れた都市にて仕事。
今日の移動は電車ではなく、タクシー。seoul 駅近くで拾ったタクシーに乗って
移動する。混雑した seoul 市街地を元気よく抜け、高速道路と思しき道路へ。
車線数はかなり多く(3〜4車線ぐらい?)カーブも非常に少ない。別に、特に
他意はないのかもしれないが、「有事には、コレを滑走路にするのでは?」
という想像が抜けない。 交通量と比べると、立派過ぎるぐらいの構造である。

高速に乗り、先へ進む。道路の両側の景色は茶色く寂れ、日本とはまた違った
独特の田舎風景が顔を見せ始める。中国ほどに荒れ果ててはいないものの、やはり
小さな土塊が路肩に舞うような、そんな感じはある。アジアってそうなんだな。いや、
今から 30年も昔に戻れば、日本もきっとこんな感じだったんじゃなかろうか。



小一時間ほど高速道路を走り、近郊の都市へ。これまた雰囲気としては、
佐世保などになんとなく似ている感じのある都市。なんというのか、微妙に南国調
というのか、なんというのか。少し黒くて赤茶けて崩壊気味な感じ・・・って、
全然うまく表現できないな。写真を撮っておけばよかった、と、少し後悔。

幹線道路を走り、目的地に向かう。道中、少し交通量の多い市街地を抜けたので
自動車を観察。気になったのは、装着しているタイヤだった。これはやっぱり、
現地製であった。タイヤぐらいは海外製品もあるかと思ったが、日本のように
ミシュラン、ピレリ、ファイヤストン等といった製品を使う人は少ないようだ。

走行している車種は相変わらずだが、街中のディーラーらしき自動車販売店に
展示されているクルマは少し面白い。たまたま Kia のディーラー前を通ったのだが
ガラスが輝くショーウインドゥの一等席に展示されていたのは、スイフトだった。
アルェー、SUZUKI じゃないのか、ここ・・・ふっと、街中を健気に走っていたアルトを
思い出す。ひょっとして、Kia にいろいろライセンス生産させているのかな?



そんなことを考えつつ、街中の飯屋で昼飯を食い(コレがまた旨かった!)、
昼過ぎに仕事場に到着。かなり長時間の打ち合わせに入る。気合入れていくゼ。



・・・日が沈んだころ、気力が尽き果てるのに合わせて(?)打ち合わせも終了。
DoCoMo のケータイで国際電話とiモードメールを使い、日本の事務所に連絡。
グローバル対応機とはいえ、キャリアを SKT などに変えるだけで本当にそのまま
日本のケータイが使える、というのは、知っていてもちょっと感動的だった。だって、
言葉も通じない、お金も違う、法律も何もかもが違う外国において、ケータイは
日本にいるときと何も変わらずに使えてしまうわけだから。ここが外国だ、
という意識がフッ飛んでしまうぐらいに新鮮。それはそれで危険だが(笑)



帰路もタクシーで。高速道路で seoul に戻り、渋滞に巻き込まれつつホテルへ。
夕方という時間帯のせいだろう、さすがに seoul 市内は結構渋滞していた。
狭い市街地に多数のクルマとバイクが犇く。韓国全人口の 1/4 近くが
seoul という街に集中しているっていうのは本当なんだなぁ。

ホテルに戻り、夕食。ホテルの近くに「さぼてん」があった。そう、とんかつの
「さぼてん」。某 Glee 氏がこよなく愛する店(?)「さぼてん」。まさか、
韓国まで来て「さぼてん」があると思わなかった。メニューは基本的に日本と
ほぼ同じだが、韓国特別メニューとして「キムチ入り〜」という名前が並ぶ。
もう、なんの説明も要らない。だが、これがまた旨いったらありゃしない。
確実に言えることは、韓国旅行では食事に困ることがない、ということだな。
質/量の両方で、日本人の胃袋を確実に満足させてくれる。うれしいねぇ。



食事を終えたら、コンビニで明日の朝食などを買出し、ホテルに戻って眠る。



11/11

・・・というわけで、4日間に渡った韓国滞在は、今日で終わり。
今日は仕事もなく、14時過ぎの ASIANA に乗って帰国する作業だけが残っている。
seoul 市街地をゆっくり観光ってのも良さそうだが、疲れたのでさっさと帰る。

7時過ぎにゆったりと起床。TV を ON にし、最後の名残り(?)として
現地の子供向け番組を見ながら、コンビニで買ってきたパンを食べる。
韓国の料理はなんでもウマイと書いておきながらアレだが、ハズレもある。
それは、パンとコーヒーだ。袋から出したまま半日ぐらい放置したような
微妙な食感に苛まれつつ、妙にザラついて微妙な味わいのコーヒーを飲む。
そして、そんなベリーバッドな朝食を食べながら見る TV アニメがコレだ。



かっ、かわいくねぇ・・・一応これ、主人公の女の子側のキャラなんだが。

部屋に干していた洗濯物を取り込んだら、荷物をまとめてチェックアウト。
支払い金額は W440,000(約 \56,000)。ウォンの札束は持ち合わせていないので
カードで支払い。札束で支払ったら、微妙な大金持ちな気分になれるかも。



ホテルを出てしばらく歩き、ロッテホテル付近へと移動。11月半ばともなると、
seoul は結構寒い。上着のボタンをしっかり留め、小奇麗な街の中を歩く。

ロッテホテル前には、既に何人かのビジネスマンが居た。ここから仁川空港への
直通バスが出ている(行きに乗ったバスと同じ)。20分に1本程度のペースらしく
あっさりとやってきた。さっさと乗車し、適当な座席に座る。ロッテホテル付近は
始発点に近いのだが、既に座席は半分ほど埋まっていた。結構、人が多いな。
時刻はおよそ 10:30 頃。空港までは1時間ちょいってところ。昼前到着か。



バスは seoul の市街地をぐるりと回り、2、3件ほどのホテルの客を拾う。
市街地は既に多くのクルマが走り回っており、賑わいを見せていた。クルマは
やはりセダンが多い。視界が広くて、とてもいい。だがいずれ、この景色に
ミニバンがどんどん増え、近いうちに日本と同じような風景になるのだろうな。



右下に移っている「JUMBO」は、ジャンボタクシーというミニバンのタクシー。
詳しくは知らないが、結構メジャーだそうだ。日本ではあまり見かけないね。

seoul 市内の最後のホテル前で、運転手が立ち上がって深々と一礼。あらかじめ
聞いていたので、準備しておいたバス代 W13,000 を手渡す。空港から来るときは
乗り場で先にチケットを買うのだが、空港に行くときは車内でチケットを買う。
ここで W13,000 が準備できないと帰れなくなってしまうので、注意のこと。



・・・バスは快調に走り、およそ1時間ほどで仁川空港へと到着する。
しまった。もっとかかると思っていたのに!11:30 に空港へ放り出される。

・・・ううっ、あと3時間近くもやる事がないなんて・・・

空港近くには何の設備もないので、とりあえず空港に入る。フロアをぐるぐる
歩き回ってみるが、あるのはちょっとした食い物屋ぐらい。チェックインカウンターを
見ると、日本の修学旅行生と思しき団体が黒山を作っている。うーむ、まぁ、いいか。
ASIANA のチェックインカウンターに並び、とりあえずチェックインする。さっさと
施設内に入って、免税店のあたりで時間を潰すことに決めた。そうしよう。

チェックインしたチケットを片手に、ゲートへ。入り口で手荷物の重さを調べられたが
厳しそうなチェックはその程度で、あとはアッサリしたものだった。カバンの検査で、
カバンの中の PC を取り出せとすら言ってこないのには驚いた。そんなに弱っちい
検査程度で大丈夫なのか?!まぁでも大丈夫って言ってんだから大丈夫なのか。
簡単な出国審査が終わったら、そこは韓国領外。免税店フロアと直結だ。



残っているウォンをざっと数えてから、適当な免税店へ。会社への土産物を探すが
狭い通路を歩いていると、ものすごい勢いで店員がワラワラ寄って来る。アレだ、
アカベーとピンキーとアオスケとグズタに追われるパックマンみたいな感じだ。
パワーエサがないので、とにかく通路を逃げ回りながら商品を確認し、それなりに
食えそうで、かつ韓国らしい土産物を購入。支払いは、当然ながらウォン。

ここでかなりのウォンを消費。残る分を昼飯に突っ込んで消費すべく、2F(?)の
落ち着いたラウンジへ。宿泊施設まで作られていて驚くが、ホテルがあるという
わけではなく、トランジット向けの設備らしい。へー、仁川空港ってそんなに
トランジットが多いのか。関空の場合は空港の横にホテルがあるけれど、
仁川にはそういうのがなさそうなので、代わりにこういう設備があるのかね。

ラウンジの奥のほうに進むと、落ち着いた雰囲気のレストランがあった。静かに
着席し、全体的にお高いメニューの中では安めのキムチチャーハンを食う。旨い。
・・・だが、旨いのは当たり前だ。スープ込みで \2,500.- なんだもんな(涙)



こうしてウォンをほぼ使い切ったら、待合所で静かに出発を待つ。ざわついた
感じのある空港内だが、外れに来ると落ち着いた雰囲気があって、なかなか良い。
ゆったりとした気分で数十分ほど待つと、搭乗開始。行列が終わる頃を見計らって
関空行きの ASIANA に乗り、4日間お世話になった韓国を離れる。

・・・空から見る仁川空港は、非常に遠浅の海の中に浮かんでいる。ちょっとでも
潮が引いたら、すごい勢いで陸地が増えそう。確かに、上陸作戦には最適かも。
いろいろ考えつつ、遠ざかる韓国の景色をしっかり見たら、居眠りに入る・・・



・・・気づいたときには、関空に向けて着陸態勢に入っていた。左手の窓から
外を見る。黄金色の夕日に照らされ、上物のビロードのような雲をまとった
四国の山並みが視界に入ってくる。本当に綺麗なんだ・・・これが。やはり、
私の知っている景色の中で、この柔らかな光に包まれた山並みより美しいものは
存在しない。おそらくもっとも近い例えは、乃梨子にとっての志摩子、かな(謎)

16時過ぎに、日本の大地にランディング。さぁ、帰郷だ。ノロノロと歩く乗客の
間を猛烈な勢いで抜け、入国審査に飛び込む。混雑すると時間がかかるからね。
さっさと入国審査を終えたら、その勢いで空港を出て、「はるか」に乗り込む。
ほぼロスタイムなしで移動したのだが、京都へ到着したのは 18時すぎ。
だいたい2時間か。飛行機での移動は、本当に時間がかかるなぁ。

洗濯物などを放り出して最低限の後片付けを済ませたら、即寝。


11/12

さて、出張が終わって一息つきたいところだが、そうもいかない。
今年はカプチーノの車検の年で、車検が切れるのは 12月。11月中に継続車検を
受けなければならないわけだが、そのための事前準備がまだ終わっていない。

残る事前準備は、ヘッドライト対策。万が一、後付け HID が車検で咎められた場合
その場でハロゲンに戻さなければならない。だが、戻すための配線が足りないので
ちょっと困ったことになる。そのため、現在の配線に尻尾(分岐コネクター)を
取り付け、「その場しのぎ」のための配線がすぐにできるようにするのだ。



やることは簡単だが、もののついでに、作りっぱなし/部品むき出しまくりの
現在の点灯制御ユニットの見た目もそれなりに整えることにする。とりあえず
ホームセンターに出向き、分岐作成用のコネクターを購入。その足で、配線材料の
売り場に行ってウロウロ。そこで見つけたのは、径の大きな熱縮チューブ。
AC100V のコンセントをまるまる包み込める大きさだ。本来の目的は、まさに
中継コンセントの防護用らしいのだが、電子回路を包み込むような流用には
これ以上ない、という大きさだった。ついでに、小さなバスコークも1本購入。

帰宅後、点灯制御ユニットを外す。配線をちょっとだけ整えたら、表面を脱脂し
先ほど買ってきたバスコークを、基盤の裏表に万遍なく塗りつける。防水のため。
軽く乾いたら、同じく買ってきた熱縮チューブを被せ、ハロゲンライトで加熱。
適当に縮まったら、隙間にバスコークを詰め込み、完全防水化を行う。

少し放置してバスコークが固まり始めたら、クルマのコネクターに装着。
動作を確認するが、ちょっとおかしい。以前はそうでもなかったのに、
バスコーク充填後、供給電圧が 12.1V を切るとヘッドライトが消灯するという、
なんだかすごく微妙な動作になってしまった。エンジン運転中は問題ないのだが、
エンジンを切っている状態だと、ヘッドライトを点灯することができないのだ。
うーん、そりゃまぁ、そういう仕様でもとりあえずは問題ないけどさ・・・

おそらく、ヘッドライトリレーを制御するためのトランジスターのベース電流が
どっかからリークするようになってしまったのだろう。バスコークに導電性は無い
はずなので、水を抱き込んでしまったか、それとも時定数を決めるコンデンサに
対し、バスコークに含まれる成分が何らかの悪影響を及ぼしたのか。うむう。
まぁいいか。とりあえずはこれで運用して、そのうち作り直すことにしよう。

分岐線のほうは問題なく動作。当たり前だわな、単に配線を分岐しただけだし。
ただし、分岐といってもハロゲンのヘッドライトを点灯する場合は 6A ぐらい
流れる部分なので、半田付けではなく、配線連結用のスリーブを使って分岐。
ちゃんとしたカシメ用工具を使って、しっかり作る。車両火災を起こさぬよう。



てな感じで、最後の懸念事項だったヘッドライト関連も処理完了。あとはもう、
軽自動車検査協会に持ち込むだけだ。最後の点検ということで、夜になってから
周回路へ出かけ、軽く走ってくる。気温がかなり低くなったせいか、エンジンは
とても快調。相変わらずブーストの立ち上がりは緩やか気味だが、フルブーストを
掛けたときのパワーやレスポンスはまったく文句なし。ただ、タイヤについては
ある程度の速度域から、激しいバイブレーションが発生。溝があろうがなかろうが
偏磨耗したことは確実だから、春先までには交換しないといかんな・・・

帰宅。バックで車庫入れの途中、薄い半クラにして軽く吹かすと、何かが擦れるような
「ギュー」という軽い音がした。タイヤのサイドウォールと何かが擦れているような、
そんな感じ。あれっ?と思い、完全にクラッチを切って軽く吹かす。今度はもう、
音はしなくなった。また、その後あらためて薄い半クラでやってみるが、
再現はしなくなった。何だろうな、何だろうな。デフがオープンの時、
たまに、歪で急な坂道を登るとき、軽く浮き気味になったタイヤが
空転して、こんな音が鳴ることはあったが・・・


11/13

明日は、車検のために取得した有給休暇。今日はメイっぱい仕事してから帰宅。
夜も遅い最中ながら、溝の浅いタイヤを履き替えていくべきかどうかを考える。
スリップサイン間近なので、変にチェック入ったらアレだし。うーん、やっぱ
ちょっと面倒くさいけど、AD07 に履き替えていくことにしよう。うむ。

ついでに、次の街乗りタイヤはどうしようかと考える。ここしばらくの間は、
Gu:wn → Vimode とトーヨーの安いスポーツタイヤを使い続けてきた。実際、
ノーマルタービンで街乗り+中速山岳路ツーリング+高速道路巡航をする範囲では
なんら不満のないグリップ性能を持っていたわけなのだが、不満はいくつかある。
1つは、F100 キット本領発揮領域でのフワつき感(レスポンスの遅れ)の酷さ。もう1つは、
なぜかセンターグループばっかり磨耗するという偏磨耗癖の悪さ。空気圧は
確かに高めに設定しているが、それでもせいぜい 180kPa。175/60R14 のタイヤが
普通車に使われる場合よりもずっと低い空気圧だ。ショルダーをムリムリ減らして
走るようなコゾー成分が抜けたせいかのかもしれないが、もしそうだとすると、
太いセンターグループが存在しない Vimode のパターンは、適切じゃない。

というわけで、次はブランドを変更してみようと考える。ただ、選択肢は狭い。
フラッグシップとローエンドはさておき、セカンドクラスのラジアルで選べるのは
DUNLOP の DZ101 ぐらいだ。サイズが合えば AZENIS ST115 に行きたかったのだが
FALKEN で履けるのは RT215 だけしかない。あぁ、一時は 175/60R14 なんて言えば
誰でも履いているようなメジャーサイズ、バッテリーで言えば 38B19 みたいな
そんな位置だったんだけどなぁ。カナシス。


11/14

本日はいよいよ、継続車検の日。予約は午前で取っているので、ちょい早起き。
8時半に起き、飯を食ったら準備を開始。昨晩に考えたように、溝の浅いタイヤを
AD07 に変えていこうと思ったが、オフセット +38 のホイールだと、残念ながら
ツライチもしくはちょいはみ出ぎみになることがわかったので、諦めてこのままで
いくことにした。もしアウトになったら、このまま新品タイヤを組みに行こう。

若干混雑する市内をゆるゆると走り、くいな橋にある軽自動車検査場へ到着。
出発でもたついたので、現地到着は 10時前ごろ。月末でもないのに、自動車会館は
結構混雑していた。車検証、整備記録簿、納税記録書の3つの書類をバインダーに
挟み、いつも(?)のように、自動車会館の一番奥にある大阪陸運支局へ向かう。

窓口で、ユーザー車検であることを告げ、自賠責(24ヶ月)と検査書類を購入。
書類を買ったら、ついでに横の窓口で重量税を払う。さらに今回は、残念ながら
どう考えても特殊法人に天下った国交省の役人の退職金になるとしか思えない
リサイクル料金を払う必要があったので、これも支払う。リサイクル料金は、
何箇所かに設置してある専用端末に、クルマの種別と車両番号、車台番号の
下四桁を入れるとチケットが出てくるので、それを支局の受付に渡し、そこで
支払うことになる。料金はチケットに書かれている。\6k。意外と高いよ。

あとは・・・そういえば、エアコンのフロン回収券ってのも買わないといけないのか。
あれは、本当に廃車にするときに必要になるんだっけ?利権がからんで、ややこしい。

最後に、購入した書類数枚に、車検証などから転記できる部分だけを記入したら
一番西端へ移動。検査料 \1.4k を支払ったら、検査前の手続きは全て完了。


書類を片手に、少し離れた場所にある軽自動車検査協会に移動。ここで、ユーザ
車検受付のトレイに書類一式を提出。受付のおば・・・いや、お姉さまが、ざっと
書類をチェックし、検査予約番号を聞いてきた。ケータイメールに転送しておいた
予約番号を告げる。書類のチェックは完了。検査ラインに進むことを指示される。

まずは、すでに検査が始まっているラインを、軽く見学。以前に来たときと比べて
大きな変更がないことを確認したら、クルマのところに戻り、エンジン始動。
マルチテスター側のラインに並ぶ。時刻は 10時半過ぎ。盛況な時間帯のようで、
既に数台分の行列があったが、なぜかこれが全然進まない。ラインの表示を見ると
ずっと「×」マークが点灯している。ラインの中は空っぽなんだが・・・はて。
検査担当者がトイレにでも行ってるのかな。TV を見ながら、ゆったり過ごす。

しばらく待つと、ようやく行列が進み、自分の順番が回ってくる。さぁ、開始だ。

ラインの入り口の信号が青くなり、先行車が次のテストに進んだことを確認したら
建屋に入り、一旦停止。まずは排ガス検査。エンジンを始動したままクルマより降り、
排ガス検査機のプローブを突っ込む・・・という作業をしようとしたとき、プローブの
横に置かれたボタンが目に留まる。いわく、平成10年より前のクルマ(E-○○、GF-○○
とか)はAボタンを押せ、とある。それ以外のクルマはBボタン。つまり、新しいクルマは
排ガス基準が変わってるってことなのか。当然ながら、ウチのクルマはAボタン。

プローブをマフラーに突っ込んでしばらく待つ。10秒ほどで、CO、HC ともに
OK の表示が出る。F100 キットの高い排気温度で焼きまくった触媒でも、まだまだ
浄化能力は残っているということか。さすがセラミック触媒。一説には、メタル触媒は
高い温度で使い続けると 2〜3年もせずに壊れてしまう(触媒が溶ける)らしい。
欲しいけど、長持ちしないものだったら考えてしまうなぁ。打刻して先へ進む。

次は、サイドスリップ測定。慌てず騒がず、ステアを直進状態にしてゆっくり進み
計測部分を通過。今のところ直進性に問題はないので、問題なく合格。続いて、
速度メーターの検査。1速に入れてアクセルを踏む。意識して踏まないと回転が
上がらない。意外と負荷の大きいダイナモだよな。さっさと2速に上げて
ほぼ 40km/h を維持し、少し長めにパッシング。これも合格。

次に、気になる光軸検査。ここで Lo ビームを点灯。Hi も点灯して計測開始。
青白い光が徐々に白くなっていく様が、ブース内の検査員に伝わっているはずだ。
さぁ、京都の検査員はどう判定を下すか?そんなことを考えている間にも、
検査ロボットが目の前でくねくね動き、光軸を計測。手間取るかと思いきや、
あっけなく「右灯 ○」の表示。やっぱり、カットラインが正しく出ていれば
HID でも光軸検査は通るのか。余裕の気分で待つ。左側でうねうね動いていた
ロボットが止まり、右灯と同じように「左灯 ○」の表示。これで一安心。

続くブレーキテストを軽くこなしたら、最後の目視検査へ。どきどきしながら
先へ進み、検査員の指示通りにライトを点灯。Lo ビームは一度消灯したから、
もう一度、青白色 → 緑白色へと色が変わる様を確認されることになる。だが、
何のコメントもなし。最終的に白っぽい色になるのであれば問題ないようだ。
(一応、メーカーは 4300K と言っているから、通らなかったら困るわけだが)

最後に、リフトアップして下回り検査。指示通りにステアやブレーキを操作。
1分ちょいで、なんのお咎めもなくリフトダウン。タイヤの溝がやばげだったが
何も言われずにすんだ。とりあえず助かった・・・スタッドレス外したら交換しよう。

検査が終わって安心しきっていた私だったが、最後にトラップが待っていた。
リフトダウン後、細長い木の板を持って出てきた検査員。何をやるかと思ったら、
最低地上高を計りだした。いあ、うちのカプはそんなに車高は下がっていないはずだ、
と思っていたが、アンフレの根元で、9cm の板がぎりぎり入るか入らないかという
ところがあった。カプの場合、確かホイールベースが短いから最低地上高は 8cm
まで ok だったはずだよな・・・と思ったが、そんなこと言ってもしょうがない。
検査員がどう判定するかと思ってちょっと身構えたが、幸い、無事に通過。

という感じで、なんとか継続検査を完了。新しいステッカーと車検証を貰い、
軽自動車検査協会を後にする。また2年後に会いましょう。



帰り道、なんとなく SAB に立ち寄る。タイヤコーナーをざっと眺めるが、やっぱり
175/60R14 なんてサイズのタイヤは、ほとんど在庫なし。軽でも 15インチか。屈葬。
さらに、郵便局に立ち寄り、コミケのサークル駐車場の申し込みを行う。ATM での
振込み方法がよくわかんなかったので窓口に行くが、窓口に座っていた 20代ぐらいの
おねえちゃんに、ATM から振り込むと安くできますのでー、と案内され、分から
なかったらまた聞きに来てください、と嬉しそうに(?)言われる。同志か?

しょうがないので、とりあえず格闘。使い方はなんとか理解できたが、問題は
お金を入れてから or お釣りが出てから蓋が自動的に閉じるまでの時間がめっちゃ
短いこと。一度手を突っ込んで一部のお金を取り出し、もう一度手を突っ込んで
残りのお金を取り出そうとすると、まるでよくできた罠のようなタイミングで
蓋が閉まる。ATM まで俺に戦いを挑むか。くそう、負けてたまるか。
葉鍵系エロゲーの平常時イベントにありそうなショボい勝負を繰り広げる。



辛うじて勝利を収め、振込みを終えた私は、疲れを癒すためにカレー屋に立ち寄り
一皿のチキンカツカレー400g4辛を平らげてから帰宅。その後、やる事がないので
たまには洗車&ワックス掛けに勤しむ。ちょっと天気が悪いけどね・・・

大方の予想通り、この展開のあとに続くものは、夕方から降り出した雨。
なんかもう誘われたような気がしたので、軽く外出。つやつやと水を弾くボディに
いっぱいの泥汚れを擦り付けつつ、タイヤの性能テストをいくつか実施。
やっぱり、明らかにウェット性能が落ちている。Vimode でもなんでもそうだが
一度でも熱を入れるとタイヤの性格はガラリと変わってしまう。技術が進んでも
絶対的な安全が必要とされる街乗りタイヤと、相対的な性能が要求される
走りこみ用タイヤは別々にしておいたほうがいいよな。そう思った。


11/18

LLC の液面が僅かに下がっているので、手持ちの補充用 LLC を投入。
原因はおそらく、冷却回路のどこかに残留していたエアであると思われる。
ともあれ、これで補充用 LLC はカラになった。また作っておこう。

あとは、風邪を引いたみたいだったので、ひたすら寝ていた。何時間寝たのか。
まぁ、たまにはそういうのもいいか・・・。体力回復が遅くなったことを痛感。


11/19

雨だなぁ。ちょっと体が楽になったので、勢いで購入した「うたわれるもの」を
プレイするためのプラットフォーム(PS2)をお借りすべく、タケル邸宅へ。
拙宅からタケル邸宅まで、およそ 40分。京都南部と八幡を一直線上に結ぶ
第二京阪と新堀川の威力は絶大。これがなかったときは宇治の山道を経由して
八幡方面へ移動するしかなかったので、どうしても 60分程度はかかっていた。

タケル邸で PS2 をお借りついでに軽く昼飯を食って談笑し、帰路に。
そのついでにムサシに立ち寄り、安売りしていたブレーキクリーナー2缶と
詰め替え用のファブリーズを購入。オイルの安売りを見てみるが、よく 2ch の
安売りオイルスレで絶賛(?)される SUMIX は高めの価格が設定されていた。
\1.98k まで下がれば、まとめ買いするのだけれど。とりあえず見送っておく。

売り場をウロウロしていると、人が多いためか、なんとなく頭が痛くなってきた。
まずいな。風邪がぶり返さないうちに、第二京阪を経由して自宅へと帰る。

っと、その前に。ヤマダ電機に立ち寄り、PS2 用のモニター接続ケーブルを買う。
タケル氏から借りた PS2 一式の中に唯一含まれていない装備だった。PS1 のときは
本体にビデオ端子とS端子コネクターが直接つけられていたのだが、PS2 になって
専用ケーブルを接続する小さなコネクターしか装備されなくなった。うちにあるのは
PS1 なので、そんな専用ケーブルなどは当然ながら持っていないのだった。

ゲーム機売り場を見て回る。ケーブルは純正品/社外品とも色々あるのだが、
高いモノだと \2.3k、安いモノで \0.9k という値段差がついていた。なんだこれは。
性能が違うのか何なのかはわからないが、安いものだからといって品質が悪いとか
そんな極端なことはなかろう。どうせ銅線だけで構成されている部品なのだから。
というわけで、躊躇せずに一番安いものを買う。ついでに、興味がでてきたので
PS2 関連の商品の値段をチェック。メモリーカードは幾らぐらい・・・うっ、
\1k ぐらいでは買えないのか。コントローラーも結構高い。だが一方、PS2 本体は
\15k ぐらいで、オプションと比べると安いと感じる。勢いだけで買えそうな金額。

もののついでに、すぐ横にあるカー用品コーナーを見に行くが、以前はオイルなど
展示されていた大き目の売り場は激しく縮小されて、かなりショボい状態になっていた。
あーあ、これはもうだめかもわからんね。いまどき、クルマ整備を趣味にする人も
いないってことか。いろんな趣味がどんどん結晶化する。

帰路、二車線道路を走行中、車線を変える目的でちょいと加速するために
アクセルを全開にすると、僅かな遅延の後にいきなり尻が振れる。まったく
予想していなかったので、ちょっと焦る。すぐ横に他のクルマが居るわけだし。
雨で濡れた路面とはいえ、ここまでグリップが低下しているとは。油断大敵。



帰宅後ずっと、「うたわれ」をプレイ。シミュレーションパートが何気にアツイが
敵の思考ルーチンがタコすぎるのと、RPG 要素が強すぎるのが、SLG 好きとしては
ちょっと悲しい。もう少しユニット単体の強さの差以外で苦戦する要素があると、
より遊べたのになぁと思わなくもない。昔の PC の SLG は面白かった。

一方、アドベンチャーパートは文句なしに楽しい。特に、エルルゥとハクオロの
会話が、どうやっても「らじお」のやり取りにしか聞こえない。い、いかん(笑)

というわけで、ともかくテンポ良くは進むゲームなので、なかなか止められない。
ベナウィと一線交えたところで、本日はゲームを中断。以降はしばらく中毒に。


11/25

というわけで、どっぷり「うたわれるもの」にハマった数日を過ごし、ようやく
うたわれ関係のネタを一通り理解できるようになるに至る。ネタ仕込み完了。
これでようやく、冬コミ本のネタ作りができる。って、かなりヤバイな>時間的に

でも、今日はまだネタ捻り出しは始めない。ご飯を炊いたあとには必ず蒸らしが
必要なのと同じように、ネタも、頭に詰め込んだら蒸らしが必要になるのだ。
などと理屈を付けつつ、15時ごろまでごにょごにょ遊んでから、外出。

まず、自動車保険の継続申請書類を郵送で提出。代金の振込は、ネット銀行から
すでに完了させてある。あぁ、便利になった。その後、銀行に立ち寄ってから
ふらり STRAIGHT へ。新しく入荷した 3.5t 油圧プレスをちょっと確認する。
だいたい、30cm×45cm ぐらいだろうか。想像した通りの大きさであった。
カプチーノのアームのブッシュ交換には使えそうだろうか?すぐに購入する必要は
ないので、タイラップ大小と、LED ライトを購入。ヒカリモノには目がない私。

なお、STRAIGHT への往路で通過する京都陸運局前の道路に、交通整理のおっちゃんが
立っていた。あぁ、あれか、秋の観光シーズンだから・・・パークアンドライドかぁ。
それなりに効果のあることが確認されたってことなんだろうね。いいことだ。



秋の太陽は恥ずかしがり屋で、夕方が近づくだけであっけなく暗くなってきた。
ヘッドライトを点灯し、八条アヤハへ。西大路通を北上している間、対向車線は
ずっと渋滞しっぱなし。油断していたが、こりゃ、帰るときに苦労しそうだ。。。

アヤハを軽く散策。オイルは特売品なし、タイヤもスタッドレスばっかり。
また、ここでも 175/60R14 は在庫なし。もう、ADVAN 以外からスポーツタイヤが
出なくなってしまったりするのも、時間の問題と考えるべきだろうか(悲)

アヤハを出て、日が沈み真っ暗になった市街地を走る。ときおり、めちゃくちゃ
眩しい対向車と出会う。どう考えてもハイビーム。すれ違いざまにクラクション。
こんなもので意味を理解してもらえるとは思わないが、何らかの気づきに
つながって欲しい。あなたのしている行為は、他人の視界を奪う危険な行為。



西大路を下るが、渋滞がひどい。九条通りへと逃げるが、京阪国道口交差点で
R1 へと右折した先で、延々と続く渋滞にハマる。BOSCH のエアロワイパーマルチを
確認するために SAB でも行こうと思ったが、こりゃ自殺行為だ。しばらく我慢して
R1 を下っていたが、渋滞が一向に解消しないので、十条で R1 を脱出。今度は
大宮を南下して油小路へと合流しようとするが、名神高速下の交差点で右折待ちが
延々続く。こりゃもう、府南部へとつながる幹線道路は全てダメ。諦めて帰ろう。

しかし、ここからR24 に出る道も異様に渋滞。左折レーンだけが空いていたので、
左折で R24 に出て、サークルKの角の交差点を右折。住宅地の中を抜け、師団街道
へと抜ける。さらに、すぐ次の交差点を左折して裏通りを抜け、墨染を抜ける。

ホームセンターに立ち寄り、部屋を片付けるために必要な資材を購入して帰宅。
現実逃避?いえいえ、これはあくまで、原稿書きの作業を効率化するための・・・