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Cappuccino 日記(2007/9)

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9/1

今日明日は、あさい師匠の全日本ジムカーナ(本業)のサポート作業。
まぁ全日本のサポートったって難しいことはない。とりあえず食って寝て、
タイヤを付けて外して、あとはクルマを洗うぐらいの作業だ。気分は結構お気軽。

むしろ気が重いのは、月曜までにやっとかないといけない仕事が残っていて、
持ち帰りで処理しないといけないっていうところだ。それが SE クオリティー。



ジムカーナの朝はとりあえず早い。豆腐屋と新聞屋には負けるが、それでも5時
ぐらいには起床しないといけない。睡眠薬で強引についた眠りから、これまた
目覚まし時計 10連発で強引に起床。寝不足のせいか、多少クラクラする頭を
軽い朝ごはんによる糖分補給で回復させ、5時半過ぎには荷物を積んで出発。
昨年と同じく、短パン半袖姿。やはり昨年と同じく、多少の肌寒さを感じた。

ルートはいつものように、宇治の山岳路を抜けて立木山へ出て、そこから R422。
特に複雑なことは考えず、結構明るくなって交通量も多くなってきた空の下、
いつもの GS でガソリンを補給してから山科を抜け、山岳路へ。私の1つ前で
妙にテンポ悪く走る中型ハッチバック車に僅かなイラツキを感じつつ、長坂峠を
越える。長坂峠を過ぎて笠取に降りたところで、気になる看板を発見。

・・・また、通行止めかよ・・・

曰く、宇治の山を斜めに突っ切る府道242号でがけ崩れ(?)があり、通行不能に
なっているそうだ。ってーことは、志津川ルートを南下して宇治川ラインへ出る
大幅な迂回ラインを取らねばならないってことか。これは嬉しくないなぁ。
だが、他には手がない。とりあえず南下し、宇治川ラインに出る。案の定、
宇治川ラインはもったり走る大型トラックによって、自主的速度制限がかかって
いた。ここでは大型トラックとパトカーには勝てんわ。しょうがないので、ノロノロとした
速度で宇治川ラインを抜け、曽束大橋の根元で宇治川南岸へ。大津 C.C.の脇を通り
手早くR422 へと合流する。そのすぐ先で、R33 の GT-R っぽい車両に追いつく。

彼は素晴らしかった。速度の上げにくい区間で軽く突つき回すと、恐らく自尊心を
刺激されたのだろう。その後の改良区間で、ボォーという勇ましい音を上げつつ
気持ちよく速度を上げてくれる。わざわざ露払い役を買って出てくれたようだ。

こちらも、速度に応じた車間距離を作りながら追走。しかし、速度が上がると
挙動に落ち着きがなくなってくるというのは軽自動車における圧倒的な弱みで、
路面の悪い一般道だと特に、緩いカーブで踏んでいくセクションあたりが怖い。
どこかの場所を使って、いずれセッティングを出さねばならないと思いつつも
データの蓄積が足りず、まだ全然できてないなぁということを悟る。うむ。

R422 が終わったら R307 へ。ますます交通量が増える。まったりしたペースで
信楽に向かい、途中で再び R422 へ。今回は、霧に悩まされるということもない。
交通量がまた少なくなった R422 を快調に飛ばし、壬生野 I.C. から名阪国道へ。
名阪国道もまた、交通量が多い。追い越し車線を塞ぐ車両も多い。已む無しか。

名阪国道を関で降り、いつものルートを東進。途中のコンビニに立ち寄り、
ここで昼飯と水分を補充。だいたい、水とお茶を混ぜて 3L ぐらいだろうか。
買い物を終えた時点で、ほぼ同じような時間に移動しているタケル氏にメール。
タケル氏は伊賀一之宮付近を移動中。ってことは、それなりに離れているなぁ。
待つとまだまだ時間がかかりそうだったので、とりあえず先行して出発する。

あとは特にトピックもなく。鈴鹿サーキットまでの一本道をひたすら走り、
8時過ぎに、いつものジャングル駐車場に到着。あさい師匠は当然ながら、中だ。
カプチーノからバケツやらタオルやら洗剤やらを引っ張り出し、南コースまでの
長い道のりをトボトボ歩く・・・もうすっかり、太陽も稜線から黄色い顔を出し、
強い赤外線をこちらに投げかけている。太陽が出るまでの快適な状況はどこへやら
今はもう、慣れぬ熱さに苛まれ、汗をだらだらと流しながらバケツを持って歩く。

徒歩で移動中、タケル氏が到着したとの連絡あり。なれば、道中で合流しよう。
まもなく南コースの駐車場が見えるところの坂道の途中で立ち止まり、待つ。
じりじりと照りつける太陽に顔をしかめつつ、深い緑と濃い青で構成される
澄んだ夏の景色を見て、あぁ、まだもう少し夏は続くのか、と、うんざり半分。



やがて、タケル氏がやって来た。大きなカメラバッグを提げてほいほいやってくる
そのタフな姿は実に頼もしい。ていうか、よくそんな重いもの持って歩けますな。
私なぞ、あさい DC2 を洗うために持ってきたバケツと雑巾と洗剤だけでもう限界。
アトラスが見たら大笑いするような軟弱な限界であるが、現実は現実なのさ。



とりあえずパドックに降り、妙に白く輝く DC2 の横でしばらく雑談していると
完熟歩行を終えたと思しきあさいさんが降りてこられた。多少スタートが遅れたが
ようやくサポート業務も開始。指示に従って、ジャッキアップしたりアレコレしたり。
さすがに、プラグ交換などの「キモ」部分はやるわけもいかないので、タイヤ交換
およびそのついでとして、各部の簡単なチェックあたりをちょこちょこ実施。

んで、そのへんの作業を終えたら、いつもならば灰色の DC2 をガンガン洗車できる
ところだったりするのだが、どうやらあさいさんは妙に改心されてしまったようで、
今ひとつ洗うところがない。ロジャー様、執事の仕事を奪わないでくださいませ。

なんてことを思っていたら、フェンダーに RE55S のステッカーを貼る作業を
申し付けられる。それは逆に難易度が高すぎませんか!手元にある洗剤を見るが、
残念ながらコイツは中性洗剤ではないので、ステッカー貼りには使えない(たぶん)。
止むを得ず、洗剤なしでのステッカー貼りを余儀なくされる。マジでむずかしい。
結局、なんとか歪まずには済んだものの、結構な量の気泡が残ってしまった。
デザインナイフも無いので、空気抜きもできない。うーむ、なんたることか。



さて、9時過ぎから、今日の仕事の核心であるところの走行ビデオ撮影。いつもの
ように斜面に上り、いつものようにビデオを撮る。鈴鹿南での撮影は3回目ぐらい
だから少し慣れてきた感じもあるが、それでもビデオのズームレバーの操作には
慣れず、うまく被写体を捉えられない。眠気ではないのだが、時折頭の中に訪れる
異世界への誘いのような集中力の欠如もあり、自分的にはしっくり来ずに終わる。
・・・熱い。とりあえず、N2 クラスだけ撮影したら、テントの下へと戻る。

というわけで、その辺からあとは、ただひたすら熱い、熱い、熱い、熱い、アツい
死にそう、もう死にそう。ウヒヒ。ウヒヒヒヒヒ。ひたすらそんな感じが続く。時折、
思いついたようにボンネット裏を掃除したり、ホイールを掃除したりするものの
それが意識を現世に繋ぎ止め続ける鍵になることもなく、つまるところそのために
日記に記述する記憶が残っていないという結論に繋がる。あ、ああ、思い出した。
そういえば、タケル氏を完熟歩行に送り出したあと、アクエリアスを飲みながら
スティックパンをもそもそ食ってたような気もしてきた。ああ、大丈夫だ。
飯を食った記憶が残っているようであれば、まだボケは始まっていない。

スティックパンを食ったあと、また何かサポートをして、そして、気づいたらまた
カメラを持って斜面に立っていた。再びカメラを構え、ずーっと撮影を繰り返す。
なんとなくぎこちなさのあったカメラの操作も、少しは慣れてきたようだ。



撮影を終えたら、帰還用タイヤに交換し、残す荷物の整理をして1日目は終わり。
荷物を積み込み、DC2 にて出口まで移動。ここでタケル氏と別れ、カプチーノを
回収し、本日の宿へと移動。鈴鹿サーキットから10分も離れていないような、
なかなかいい場所。駐車場に車を止め、荷物一式を抱えてチェックイン。

以後、ジムカーナ仲間と食事に行かれるあさいさんを見送ったのち、別行動。
私は部屋に残り、本来であれば昨日までに終わっているはずだった仕事の片付け。
ノート PC を机にセットし、シャツとパンツ、そして上着を風呂場で洗濯しながら
モソモソと仕事を続ける。ある程度進めたところで、小腹が空いてきたので
買出しへ出る。事前に調査したところ、直ぐ近くにコンビニがある。

財布だけを持って、宿を出る。空を見ると、青黒くなった空に、濃い斑模様。
空の上を、かなり重い雲が埋め尽くしている。さらに、腕や顔に時折感じる、
少し冷たい感触・・・雨か。天気予報では、明日の天候は悪いと言っていた。
しかし、今日のこんな時間からもう天候が悪いとは。傘、持ってないのに・・・

歩く速度を速め、とりあえずコンビニを目指すが、大通りへと出た瞬間、
目の前に「どさん子ラーメン」なるラーメン屋があることに気づく。・・・コレダ!
こらもう、ここで飯をずぼぼぼぼーっと食うしかアリマセン!進路変更、直進!
かくして、当初の予定は圧倒的に大規模なものとなる。ラーメン屋に飛び込み、
少し寡黙な感じの店主に注文を告げる。せっかくだから俺はこのチャーハンセット
(味噌ラーメン)を食うぜ!ホンダ技研の胃袋を支える店主は、相変わらず寡黙に
ラーメンを作り、私の前に差し出した。それはとてもシンプルなラーメンだったが
凝らないラーメンが、一番旨いラーメンだ。意外と旨いチャーハンを食いながら
ラーメンを啜り、自分がもっとも自分らしいと自分で思う瞬間を満喫する。

腹を膨らませたら、その足でコンビニへ。そこで、ビール数本と明日の朝飯・昼飯
そして、明日必要となりそうな水を購入。今日は結局、3L まるまる飲み干したから
明日もそれぐらい要るかな・・・まぁ、とりあえず 3L 買っておこう。安いし。

買い物を終えたら、部屋に戻って仕事。あさいさんは 21時ごろ帰還かなぁと思い
作業計画を立てるが、19時過ぎには戻ってこられた。おっと意外と早いっすね。
こっちもビールを既に開けていたこともあり、その勢いで簡単な酒宴を開催。

だが、ビールを2本ほど開けたところで、コミケ夜のようにあっけなくベッドに沈み
はじめるあさい師匠。いや、正確には、ベットに寝ているところが進化ポイント。



結局、23時過ぎごろに睡魔が勝ったようで、酒宴はゲームオーバー。こちらも
起きている理由もないので、トプ絵を更新してから寝る。あさい師匠に対して
トプ絵を変えろ変えろといっている本人がサボってたら許されんしなぁ。


9/2

んで、5時起床。睡眠時間は4時間少々でちょっとキツいが、無事目が覚める。
まだ放送中の時空管理局ラジオを聴きながら、荷物を整理し、支度を進め、
予定通りの5時半過ぎにチェックアウト。まだ薄暗いロビーのソファーには、
おそらく全日本ジムカーナのエントラントと思しき集団が座っていた。
これから一斉に、この人たちも移動を開始するというわけか。

荷物を持って、ホテルを出る。昨日夜とよく似た空模様・・・ただし、路面やら
クルマやらは完全にぐっしょりと濡れた状態。また、細かい雨が降っていることも
変わらず。朝からこの様子だと、今日のコンディションは一日こんな感じかなぁ。
ってことは、ノートPC とか持っていっても、たぶん使える状況じゃあないなぁ。

駐車場を出て、途中のコンビニで少し時間調整したのち、鈴鹿南へ出発。
薄暗さが少しずつ薄れていく中、ひとけの少ない街中を抜ける。ふと後ろを見ると
全日本車両。ヴィッツとはいえ、これはヘビに睨まれたカエルのようなものだ。
食い殺されそうな気がして、妙に緊張してしまう。制限速度を大きく外さずに走り
とりあえずジャングル駐車場へ。先ほど考えたとおりに荷物を整理し、降車。

外で待っていたあさい師匠 DC2 に乗り換え、鈴鹿南へと入る。昨日は歩いた道だが
クルマで移動するとやっぱりラクチン。自転車でもあればいくらかは改善されるの
だろうが・・・って、結構起伏も大きいし、決して「楽」ってことはないか。



パドックに到着。雨に濡れたテントを上げ、荷物を降ろし、タイヤを交換する。
右リアタイヤのホイールナットを締めるとき、妙な感触に気づく。ナメるとか、
そういう類ではない。ナットを締めようとすると、タイヤ丸ごとガクガク動く。
ハブか?と思ったが、ブレーキローターやキャリパーも同時に動くので、たぶん
そうじゃない。次に、バネの遊びか?と思ったが、左リアタイヤでは起きなかった
ことなので、そうでもない、と結論。そうなると、一体何が・・・?ガクガクと
ホイールを動かしながら、ホイールハウスを覗き込む。その瞬間、原因が判明。
ショックとロアアームを結合するボルトが緩んでいて、カクカクと動いていた。

こりゃ、どう考えてもわざとじゃないよな・・・締めとかないと。ボルトの頭を
見れば、たぶん 14mm。工具箱の中から 14mm のソケットを探してみるが、なぜか
ソケットが見当たらない。おお?どこにあるんだソケットは?しょうがないので
なるべくオフセットの大きい 14mm のメガネを取り出し、ボルトを締める。

手ごたえを診ながら、ボルトを締める。緩んでいる状態で力が掛かっているから
たぶん山の幾つかは潰れているはずだ。ヘタすると「ずるん!」と行くので、
その辺は用心しながら。だが、幸いなことにネジ山の潰れはなかったようで、
きちんとトルクはかかる。でも、そういうときほど怖いんだ。最後に逝くから。

用心しながら締め込み、ほぼ締まりきったと思ったところであさいさんが帰還。
締め付け作業を見て、過度な締め付けをしないか心配されていたようだったが、
残念ながら完全なトーシロじゃありませんぜ。伊達にボルト何本もナメてません。

このへんの作業を終えたら、もうやることがなくなった。サポートは楽な仕事だ。
まだ小雨も降っているし、うろうろ歩き回るのも面倒だし、それに、眠い・・・
持参した小説を読んだり、眠ったり。今日はとにかく、非常にマターリ。



やがて、1本目が開始。ビデオと傘を片手に、斜面に上がる。SA1 の途中ぐらいの
走行からずっとチェックするが、まるで何か狂ったかのように、ものすごい勢いで
パイロンを蹴ったり行き過ぎたりスピンしたりして、タイムを出さずに沈んでいく
全日本選手が大半を占める。・・・って、これはたぶん「わざと」なんだろーな。

そんな中、無理に攻め込むこともなく、比較的堅実に走った(ように見えた)
あさいさんら数名だけが記録を残し、師匠は暫定6位の座につく。全日本6位!
日本の中で、上から数えて6番目なのだ!撮影を終えてパドックに戻ったところ、
それはもう、傍から見てもすごい勢いで舞い上がってる(ように見えた)師匠が
非常にニコヤカに会話をしていた。違う、全然違う!いつもとは全然違うぞ!
だが、たまにはそういうことがあってもいい。努力は報われるべきなのだ。

天気予報をちらちらとチェック。夜のうちに雨をもたらした濃い雨雲は去り、
小さな雨雲が 1つか 2つ、鈴鹿山脈を越えるようにやってきている。果たして、
これが来れば昼からは雨になるが、来なければ小雨が降る程度になる。
どうなるだろうか。雨は降るだろうか。ドライバーだけでなく、カメラを
撮影する担当者としても非常にこれが気になる。雨の中での撮影は難しい。



飯を食ったら、昼。タイヤの空気圧もセットも何も変更しないので、特にやるべき
こともない。タイヤを外したり装着したりの作業が軽くあった程度。折角なので、
1本目の走行でついた泥汚れを軽く落としておく。本にでっかく載ったときに、
ちょっとでも綺麗に映ったほうがいいじゃないか。取らぬ狸の超皮算用。

昼からの走行が開始。朝方に降っていた雨も、なんとか N2 クラスの走行までは
持ちこたえたようで、路面はかろうじてドライ化。こうなってくると、さすがに
ビデオのファインダーの中で鋭い走りを披露しまくってくるのが全日本選手。
クラス最初の走行から、1本目のトップタイムを大幅に上回ってくる。
朝の大暴れもすごかったが、昼からの超鋭い走りもまた、見ごたえ満点。
思わず、見とれてビデオを持つ手のほうが緩むこと数回(笑)

ビデオ撮影を続け、あさいさんの順番が回ってきた。直前に走行されている尾崎さんの
撮影を半分で終え、続いてあさいさんにカメラを向けると、予想外の問題が発生。
カメラの端のほうに映っている尾崎さんの車両が、膨大な白煙に包まれる!

思わず引かれる意識、そして狂うカメラの操作。あさいさんの走行開始後数秒を
録画しそこねるという大失敗を犯す。なんてこった!もし、このあさいさんの走行の後
スコールのような雨が降ってきて、上位陣が全部沈没したりしたら、この映像は
「上位入賞時の映像」として永久保管されるものになっているはずだ。それなのに
こんな失敗録画だったりしたら、永遠に「史上最悪のサポート」として罵られ、
爪弾きにされ、そして責任を感じてそのまま自決するような人生になったろう。

ガクブルものだったが、N2 クラスの走行がほぼ終わるまで天候はギリギリ持ち、
後半にそびえる上位陣も、またもや人間業と思えないタイムを出していくに至り
ある意味残念であり、しかしある意味安心でもある思いをしたのであった。

N2 は全て走行終了。結果、あさいさんは 11位をキープした。11位だよ 11位!
日本の N2 クラス選手の中で、11本の指に入るワケだ。すごいよあさいさん!



とにかくやりきった、という感じで、かなりニコヤカで勢いもあるあさいさん。
その勢いで後片付けをざざざーっと済ませたら、サポートの仕事は完全に終了。
あとは表彰式とか打ち上げとかがあるだろうし、こちらも持ち帰りの仕事がまだ
残っているので、早々に別れ、帰路につく。おつかれさまでした、師しょー。

雨がパラパラと降り続く中、バケツを片手にジャングル駐車場へ戻る。汗だくの
ままでエアコンをつけると体調壊すこと必至なので、ざっと汗を拭き、最後の
1枚となった上着に着替える。計算どおり。あとは、カプに乗って自宅を目指す。

なお、ブルーミラーであるが、どうも「撥水」とかいう機能が足りないように
見える。細かい水滴がついて、多少見難い状態。ちゃんとオプションつけたのに。

帰路は、往路とほぼ同じなので省略。ただ、1つだけ計算をミスったのは、
昨日のことを忘れ、曽束大橋北側から宇治の山岳路へ入ろうとしたこと。むろん、
山岳路の通行止めは続いている。このせいで、ゆっくり走る車両に頭を塞がれ、
帰路もまた、宇治川ラインは徐行状態となる。やっぱこの道、昼間は使えない。



帰宅。荷物を整理。ずっと雨が降っていたため、飲んだ水は結局、1L。
残り2Lは・・・水割りにでも使うか。冷やしとこ。冷蔵庫に放り込む。

部屋に入ると、注文しておいたオイルクーラの部品一式が到着していた。
中をざっくり検品する。ずっと懸念していたのは、TRUSTの補修用オイルブロックの
フィルター取り付け部厚さ。カプチーノの場合、純正状態よりも 35mm 長くなると
フィルターの頭が、フロントサブフレームの下にはみ出る。だが、幸いなことに
オイルブロックの厚さは、Oリング含めて 32mm ほど。ぎりぎり 3mm は引っ込む。

オイルブロックに添付されている AN8 のフィッティングが EARL'S のホースエンドと
しっかり噛み合うことを確認したら、オイルブロックそのものの構造をチェック。
オイルが冷えているときは全部迂回する、という構造ではなく、冷えていても
半分ぐらいはオイルクーラーを回るようにできているようだ。その為か、サーモを
バイパスする穴は直径 10mm 程度の大きさしかなく、こんな小さな穴でええのんか?と
心配になるぐらいだった。いや、軽四なら大丈夫だとおもうけど、RB26 とかの
でっかいエンジンでも、このブロックを使うんだよな・・・ホントに大丈夫?

あとは、ホース、オイルクーラー、ホースエンドも一通り検品し、問題ないことを
確認。オイルクーラーについてるフィッティングの内面に細かいアルミ粉(?)が
ついていたり、切断されたホースの中にもステン粉が付いていたりしたのが
いくらか気になったが、まぁ、どうせフィルターの上流側だし・・・いいか。


9/5

なんか体調が悪い。今日はたっぷり寝て、体力回復に努めることにした。

なので、オイルクーラーに関する数値的分析の結果だけ、記録しておく。

まず、F6A 純正オイルポンプだが、流量は 14L/min.(4000rpm、2.8kg/cm2)。
これがインターセプトポイントなので、アイドリングだと 1/4 の 3.5L/min.

次に、この条件における Setlab オイルクーラーの放熱量だが、10段インター
ミディエイトだと、1段あたり 1.4L/min. になる。データシートから数値を拾うと
風速 11km/h(3m/s)の場合、1.4L/min/tube で 4.2W/℃/tube だそうだ。これを
コアと周囲の温度差が 70℃だと考えると、1段あたり 294W(70.6cal)、10段なら
2940W(0.7kcal)。1時間あたりの放熱量は 2520kcal/h ・・・この条件だと、能書きに
全然届かない。純正水冷オイルクーラーの 2500kcal/h になんとか並ぶ程度だ。
・・・あれっ!?そんな程度しかないのか!?ちょっと計算に自信なし。

ちなみに、風速が3倍に上がっても、放熱量は 1.8倍程度。4500kcal 止まりだ。
なるほど、だから「なるべく前面に付けろ」(=少しでも強く風を受けろ)って
ことなのか。元々効率がそんなに良くないものだから、風は無駄にできない、と。

気を取り直し、油圧ドロップを計算。cSt20、1.4L/min/tube で 15kPa のドロップ
(コア)、14L/min で直径 10mm(#8)なら 10kPa のドロップ(フィッティング)で
合計 25kPa(0.25kg/cm2)のドロップになるようだ。5W-40 のオイルだと、15cSt
(100℃)/85cSt(40℃)ぐらい。単純に考えると、100℃を維持していれば
15cSt だから、ハーゲン−ポアズイユの式より、油圧低下が 3/4 だとして
全開時に 0.20kg/cm2 弱か。あとは、ホースが 1m あたり 0.15kg/cm2
(#8)で、仮に 1m で配管すると、0.35kg/cm2。なんとなく、デカいような(汗)
オイルポンプが 2.8kg/cm2でリリーフすると、フィルタに辿りつくときは
2.5kg/cm2 以下ということになってしまうのだなぁ。これは本末転倒。

まぁ、オイルクーラーによって温度を低く維持すれば、圧損分を補える分の
高い圧力がかかるはずだから、きっと大丈夫なのだろう。実験するしかないか。


9/8

さて今日は週末であるからして、一通りのパーツが届いたオイルクーラー装着を
進めることにした。キット品じゃないので、装着方法をよく考えないといけない。

まずはカプチーノのエンジンを始動し、足りない資材や道具の買出しへ。

とりあえずいつものホームセンターへ行き、ホースカッターになりそうな道具を
物色。金切挟とボルトカッターは \1k 以下で買えるが、切断能力はさておき、
口の開く量が #8 ホースカットには不足すぎる。しかし、ワイヤカッターと言えば
充分なサイズのモノだと \8k は下らない。ちょっとこれは、高すぎるなぁ。

しばし考え、持っていなかったということも踏まえ、パイプカッターを購入。
うまくすれば、これを使ってステンメッシュを綺麗に切断できるかもしれない。

(「グラインダーで切る」という選択肢もあるらしいが、それは最後の手段(?))

続いて、GS で給油したら STRAIGHT へ。こちらでもワイヤカッターを探すが
やはり \10k 程度はしてしまうようだ。カッターはとりあえず諦め、オイルブロックの
センターボルトを締めるための 27mm ソケットを購入。標準のを買うかディープを
買うかしばらく考えたが、たぶん標準のでイケるだろ、と(根拠なく)決断。



帰宅後、スニップスの万能鋏(何気なく買った鋏だが、めちゃ重宝している)で
ホース切断を試みる。だが、さすがは高性能を誇示するホースだけあって(?)
幾ら力を込めてみようと、鋏の刃が強固なステンメッシュを切断してくれない。

まぁ、ここまでは想定内だ。ここでいよいよ、必殺兵器(?)パイプカッターを投入。
11mm(#8 ホースの内径)ぐらいの外径のボルトをホースに放り込んで芯にしつつ、
ホースをパイプカッターで加えてグルグル回し、ステンメッシュの切断を試みる。
私のイメージだと、カッターの刃は呆気なくステンメッシュに食い込み、スパッと
気持ちよくホースが切断される・・・予定だったのだが、これまたさすがに
(中略)だけあって、鋭利なパイプカッターの刃が、まるでステンメッシュに
食い込まない。カッターに掛けた力は、内側の NBR ゴムが全て吸収する。

というわけで、金ノコとグラインダー以外の切断手段は、失敗に終わった。

だがしかし、このまま敗北を認めるのも気に食わない。もういちど買出しへ。
指示器逆出しおじいドライバーや車間詰め詰めイライラダンプに苛まれつつ、
ホームセンターを梯子してみた結果、13.6φまで切断可能なワイヤカッターが
\4k で売られていたので、工具充実も兼ねて一丁購入し、チャレンジする。



帰宅後、新鋭兵器を早速投入してみるが、13.6φと 17φ(#8 の外径)の差は
予想外に大きく、スパッと綺麗に切断することはできず。コジるように切断。
やはり「銅線切断用」では、ステンメッシュには勝てないのか・・・さすがに
13.6φの銅線を切れるカッターなら、ステン細線に負けないと思ったのだが。

ちょっと落胆しつつも、多少むしれるように切断されたホースの断面を
万能鋏でちまちま整形。ここで意外と、万能鋏が役に立つ。ゴム丸ごと切断は
厳しくても、ささくれ立ったワイヤーの先を整形する分にはサクサクと進む。
だがしかし、こんなことをしないといけないなら、グラインダーでも同じか;



ホースの準備ができたので、試しに、ホースエンドを付けてみる。キノクニの
カタログの説明を見ながら、その通りの手順を踏んで作業。だが、なぜだか
うまくいかない項目が1つある。ホースエンドをリングナット(?)で固定する
作業で、ナットを締めていくと少しずつホースエンドが抜けてきてしまう。
そんな説明はどこにも書いていなかった。ナットを締めるとき、渾身の力で
ホースを押し付けておかないと、締め終わったときに 2mm ほど抜けてしまう。
最初からちゃんとクリアランス 2.0mm は空けてあるのに、まるでそれと同じ分が
そのまま押し出されているような感じだ。こんなことで、本当に大丈夫なのかな?
とりあえず、グイグイ押し付けて締めれば、0.5mm 抜けぐらいで収まるけど。

不安を感じつつも、とりあえずホースを引っ張ってもビクともしないぐらいには
固定できたので、もう1つ装着してみる。2個目になると、さすがに慣れてきた。
いくらか作業は滑らかに進む。だが、もう1つ予想外の事態が発生。モンキーで
ナットを締めたところ、ナットの角のアルマイトが僅かに剥げてしまった。
おっ・・・おい・・・こんなにアルマイトって弱かったかなぁ・・・



早くも日が暮れてきたので、オイルブロックの加工に移る。各ニップルと栓の
Oワッシャーとネジ部にシリコングリースを塗り、しっかりと締め付ける。また、
栓のうちの1つを加工し、油温センサーを装着できるようにしておくことに。

油温センサーは、スペックシートから見たらイレギュラーだが、LM35DZ を使う。
動作範囲は 0〜100℃だが、保存温度は 150℃までとなっているから、アマチュア
としては、多少精度や寿命が落ちるかもだけど、使ってもいいんじゃね?と判断。

栓の加工。栓の内側には、7φ程度の穴が開いている。ここに6φの真鍮棒を入れて
この中に LM35DZ を鎮座させる予定。LM35DZ の外形は 5φ程度なので、栓の尻に
5φの穴を開ける。6φの真鍮棒は段差にひっかかるので、飛び出すことはない。
真鍮棒とアルミ栓の間は、J-B WELD で固定する。また、真鍮棒の先については、
バイスでくわえてペタンコに潰し、半田で埋めたあとに J-B WELD でコート。



こんな感じにしてみた。J-B WELD が硬化したら、放熱グリスを塗った LM35DZ を
穴から差し込んだら OK。ただし、当面は機械的安定度を見るため、穴をボルトで
塞いでおく。ちょうど 5φの穴を空けたわけなので、6φのタップを立てておく。



さて、あとはコア装着だが・・・これがまた、結構大変そうだなぁ・・・


9/9

今日は、オイルクーラーコアの装着に入る。以前に検討したように、装着位置は
ラジエータ後〜エンジン前の間の空間。うちのカプはアンフレが入っているので、
アンフレの2本の棒の間にアルミL字アングルを橋渡し、そこにコアを載せる。

まずは、アンフレの2本の脚の間隔を測り、その長さにアルミアングルを切断。
つづいて、アルミアングルに6φと7φの穴をいくつか空ける。クーラコアの装着、
およびアルミアングル自身の装着のため。そこまでできた時点で、コアを一旦
装着し、車体のアンフレの間にアングルを載せて、最終的な固定位置を探す。

この時点で、当初目論見とは少し違う展開になってきた。斜めに走っている
アンフレの足の上に、クーラコアを固定したステーを鉛直に付ける必要があるので
ボルトを斜めに使って固定することを考えていたのだが、L字アングルの剛性が
予定外に低く、ボルトをしっかりと締め付けられない(締め付けるとひどく歪む)
ことが判明。これを避けるため、しばらく色々な構造を思案していたのだが
結論として、斜めに切ったアルミ棒をスペーサーにして、L字アングルと
クーラコアの関係を斜めにするという方法で解決することにした。

要は、かぐや姫が出てきた竹のような、ああいう斜めに切れた筒同士を積み重ねて
ボルトは真直ぐ止められるが、間に挟む板は斜めに固定されるという構造を作る。

これを、まともな精度で4組作らなければならないわけだ。材料庫をあさり、
9φのアルミ丸棒を取り出す。これを、正確に測った角度で斜めに切る。そして、
直角を出して切る。斜めに切る分には、正確に寸法を測って精密に切るしかない。
幸いなことに、アルミ棒は非常に柔らかいので、オルファのクラフトのこを使って
精密な切断を行うことができた(工作用電動糸鋸があれば、それでもいい)。
直角に切る分は、これは運のいいことに、パイプカッターを使えば簡単にできる。
糸鋸だと結構大変なのだが・・・やはり、道具は何でも持っていないとダメだな。

てな感じで、苦戦するかと思いきや、意外とラクラクに作業が進む。あとは、
これらを組み付けるだけだ。ホームセンターへと出かけ、不足していたボルトや
ゴムワッシャーを調達。さっさと家に帰ったら、ボルト類を組み合わせて、コアと
アングルを結合。予定通りの角度がしっかり出たら、ボディーへの固定を行う。



・・・てな感じで手短に書くと、すごく簡単にできたかのようにも見えるのだが
実際のところ、現物合わせの試行錯誤で、相当な時間を消費する。スズスポの
強化スタビがついていると、エアコン避けのための微妙な曲がりが、ちょうど
オイルクーラーの出入り口と干渉してしまうような位置に存在したりする。
オイルクーラーの装着位置と角度については、絶妙な調整が必要になる。
そのへんのところを少しずつクリアにしながら、機械的に頑丈な取り付けを
行おうとおもうと、これはこれでなかなかホネの折れる仕事ってこった。



ともかく、日も暮れる頃になってようやく、オイルクーラーの固定を完了する。
あとは、ホースの取り回しを考えないといけない。おおよその目処はついている
ので、それに従って #8 のホースを取り回そうとする・・・が、ここで、大失態が
発覚。オイルクーラーからの出口に接続するホースエンド。たぶん、ストレートで
大丈夫だと思っていたのだが、ステンメッシュホースはとんでもなく固く、また
カプチーノに許された空間の広さは、とんでもなく狭かった。ストレートに出した
ホースを許容可能な曲げ半径で曲げると、どうやっても周囲に存在する構造物に
干渉してしまうことに、ここに至ってようやく気づいた。な、なんてこった!

ここで諦めるとなると、新たに 90°ホースエンドを買わなければならなくなり、
予算を猛烈に超過する。こらイケマセン!その後も、逃げ道を求めて無駄な努力を
繰り返す。だが、物理的に無理なものは、やっぱりどうやっても無理だった。
90°ホースエンドを買って余裕のある取りまわしをするか、または、超強引に
ホースを捻じ曲げて使い、ホーストラブル発生の恐怖と戦い続けるか・・・。



結局、信頼性低下が一番恐れるべきことだということで、結論。あきらめて、
90°ホースエンドを購入することにした。普通に買うとものごっつ高いので、
少しでも安く買えるところを探しているうち、気づいた。ひょ、ひょっとして
アレか、キノクニの RUN・MAX ホースエンドって、意外と安くないか!?(汗)
#8 の 90°フォージであれば、1つ \2.5k。EARL'S より \400 ぐらい安い。
さらに言えば、#8 のストレートなら \1k しない。EARL'S なら \1.3k だよ。
なんてこった、最初っから気づいていれば、無駄な出費も要らなかったろうに。
悔し涙に濡れつつも、早速、注文の FAX を飛ばす。続きは来週回しだな。

とりあえず、できるところまで作業を進めたので、今日はこれで終わり。
それにしても、今日も本当にクソ暑かった。外に出て 5分も作業すれば、シャツは
汗でスケスケのエロエロ(?)状態。さらに、夕方からは軽い夕立もあったし、
とにかく作業環境としては最悪な昨今だ。早いとこ、秋が来て欲しい。整備の秋。


9/15

今日は朝から晴天。だが、快晴ではない。空を見上げれば、中央より山寄りには
黒い雲が浮かんでいる。うーん、これは夕立パターンだな。最近はすごく多い。
しかし、頭上の空が青く晴れている限り作業はできる。ともかく始めよう。



つまるところオイルクーラーの設置作業の続きをやるわけだが、残るは配管。
#8 とはいえ充分に太くて頑丈なステンメッシュホースを無理なく曲げ、接続する。

ホースを引き回す場所だが、エンジン側からは、サブフレームとスタビの間を
通すことになる。結構狭い空間なのだが、逆にいえば自由度がないだけ楽だ。
切断前のホースをその空間に突っ込み、ぐるりと引き回して長さを決定する。
Rを小さく取れないのが結構キツイ制限になってくるが、90°エルボーのホース
エンドを買ったお陰で、なんとかそれなりの形で配管を取りまわすことに成功。
ラジエータ横の空間を最大限に生かす形となるため、配管は意外と長くなる。

長さを決めたら、ホースを切断。今回はあんまり時間的余裕がないため、諦めて
ディスクサンダーを使うことにした。切断位置をマークしたら、ガムテープを巻き
鉄工用の普通の砥石でザクッと切断。鋏では苦労した切断作業も、砥石に掛かれば
赤子の手を捻るにも等しい。切断面をチェックするが、これがまた悔しいぐらいに
美しいというかなんというか。最初からコレでやっときゃ良かったと思った瞬間。
配管内に入った切り屑をブレーキクリーナーで洗い流したら、切断完了。

僅かにささくれたステンメッシュを万能鋏で切り揃えたら、ランマックスの 90°
ホースエンドを装着。EARL'S のホースエンドとは、形状とホース装着方法が違う。
おそらく、エアロクイップのホースエンドとまったく同じだと思われる。ともかく
キノクニカタログにある説明どおりに接続。ホースエンドのナットをホースに
押し込む。EARL'S と違って、ナットの内面に出っ張りがある部分まで押し込んだら
OK っていう方法なので、作業はやりやすい。力いっぱい押し込んだら、あとは
ホースエンド本体をねじ込む。残り 5mm ぐらいまではホイホイとネジ込めるのだが
そこから先は、かなりの力を要する。モンキー2本を使い、グイグイとネジ込む。
この作業で力を入れすぎたせいか、ホースエンドに傷が付く。専用締め付け工具を
使えるならば、そっちのほうがいいかな。あくまで、見た目レベルの差だけど。

1本できたら、もう片方も同じように取り回しを決め、切断。ホースエンドを付ける。
その後、ホースを仮装着して実際の取りまわしを確認し、ボディー等と干渉しそう
に見える部分に熱収縮チューブを被せておいてやる。マルツ電子で買ってきた
大径な熱収縮チューブを使うが、これがまたものすごく肉厚のチューブだった。
ヒートガンで思いっきり炙りまくって、やっと正しいサイズへの収縮が完了。
収縮後の肉厚も 2mm 近くある。ちょっと保護が過剰すぎる感じすらある。



ホース長は、短いほうが 60cm、長いほうが 80cm。合計 1.4m 程度。
一応 2m 買っておいたわけだが、最前面に設置するとしても余裕で足りそうだ。



これで、ホースの準備が完了。いよいよ、本装着だ。オイルフィルタを外して
フィルタ周りのオイルを一通り落としたら、まずはクーラー側にホースの片側を
付け、予定の経路を通してオイルフィルタ付近へとホースのもう片側を出す。
そして、これにオイルブロックを付け、そしてオイルブロックをエンジンに・・・

・・・付かない。あれ?

エンジンに装着されている水冷オイルクーラーの下に、オイルブロックを噛ます
わけなのだが、これが何故かちゃんと水平に付かない。いくら押し付けてみても、
傾いたまま。ま、まさか・・・いくらか青くなりつつ、鏡を片手にホースエンドを
確認すると案の定、ホースエンドとサブフレームが干渉してしまっている!

ここで気が遠くなる人が、約1名。今更「干渉しますからこの取り回しはダメですぅ」
なんて言われたところで、どうにもできる筈もない。もうホース切っちゃったし。
あとは、現在のホースの範囲で、なんとかできる配管ルートを探すしかない。



まずは、オイルブロック側。こちら側の空間が予想外に狭く、配管を引き出せる
角度には殆ど自由度が無い。探ってみたところ、必然的に、この角度に決まる。



それにしても、アルマイトの色が無駄にカラフルだ。別に、オリーブドラブ色の
亜鉛メッキな鉄で作ってくれても、個人的には全然オッケーなんだけどな。
むしろ、そのほうが頑丈だし、タフだし、いろんな意味で安心なのに。

そして、この角度から引き出された配管は、この位置からフロント方向へ出る。



中央付近をぐにゃりと撓りながら縦貫する黒いモノが、邪魔っけなスタビ。
今後、いろんな意味で整備性を悪化させてくれるであろうこと間違いなし(笑)
だが、走っているときにはコイツほど効くものもないので、外すことはできない。

ホース下に見えるのは、ステアリングラック。ホースは、これを掠めるように
ギリギリの高さから生えてくる。実質、#10 だと擦らないほうがむずかしそうだ。
#8+保護用の熱収縮チューブで、ちょうど擦るぐらいの高さになっているので。

最後に、ここから出たホースは、このような経路でぐるりと回ってコアに接続。



はっきり言って、もっと短縮経路で接続できたよなぁ、という気がしないでもない
この無駄な曲線美。だが、今のコア配置だと、Rがきつく成りすぎて無理っぽい。
なんにしても、最前面に行く事を避けただけで、この体たらく。多少のリスクを
負ってでも、フェンダー内に装着するほうが勇気ある行動として賞賛できるな。

ともあれこれで、ホースの再カットをせずとも済んだわけで、まずは大成功。



位置が全て決まったら、最後に本装着作業。ホースエンドのネジ部とテーパー部に
シリコングリスを塗って、しっかりとモンキーで締め付ける。本締め作業のときは
締める側(ナット)と締められる側(ネジ)の両方の六角部をしっかりとくわえて
締め付けないといけない。アルミだから、中途半端にくわえると簡単にナメる。

4つの接続部をがっちり締めたら、続いて、オイルブロックを装着。こちらは、
27mm のセンターボルト1つで固定。材質が鉄だし、相手側ネジがエンジンオイルで
十分に濡れているので、前戯無しでいきなりグイグイ。ギンギンに締め付ける。
もちろん、あらかじめOリングにグリースを塗っておくことを忘れずに。

最後に、外しておいたオイルフィルターを再装着する。フィルターの締め付け量は
再利用なので、3/4 ではなく 1/2 ちょい、ぐらいで良い。ゴムの経たり分かな。
あまり締めすぎると、アルミの座面があっという間に傷だらけになってしまう。

フィルターの装着まで終わったら、各部の締め付けに緩みがないかどうか再検査。
それが終わったら、ようやっと装着作業の完了、となる。いやぁ、長かったよぅ。



カプをウマから降ろす前に、オイルのレベルゲージを見る。F と E のほぼ中間。
1次コイル側の配線を外したら、しばしクランキングしてオイルをクーラーに回し
もう一度オイルのレベルを見る。今度はほぼ E の位置。ってことは、クーラー
周りの容量は 500cc ぐらい、ってことになるのかな。予想よりも入らない。

その後、2分ほどアイドリングして、各部からのオイル漏れがないことを確認。
完全暖気が終わったら、油圧をチェック。どうも、思ったよりも高い目の値で
推移しているようだ。アイドリングでおよそ 100kPa。ブリッピングすると 350kPa
まで上がる。ただ、空ぶかし状態で 4000rpm を維持すると、目で見ても解る速さで
油圧が下がっていく。発熱が多い、つまり、まだ摩擦が多いってことなんだな。

エンジン停止後、オイルクーラー配管を触る。オイルクーラーに入る側のホースは
熱いが、オイルクーラーから出る側のホースは冷たい。おお、効いてるなぁ。

最後に、全ての箇所からオイル漏れがないことを再度チェック。問題なし。うむ。
カプをウマから降ろしたら、減った分のオイルを継ぎ足しておく。1L ほどかな。
今後は、意図的にオイルクーラーからオイルを抜かない限り、交換油量は 3L。

工具類を片付けるついでに、タイヤの空気圧を確認しておく。四輪とも、冷間で
150kPa まで低下していた。いかんなぁ。いつものように 170kPa まで加圧。


夜になったので、久々の高速周回へ。ちょこちょこ油圧をチェックしながら走る。
その結果、走り出した最初のうちは良かったのだが、高速道路に入る前の時点から
あっけなく 4000rpm 油圧が 240kPa まで下がるようになった。一瞬、配管からの
オイル漏れかと思い、手近な P.A. に入ってチェック。懸念していたオイル漏れは
無かった模様。だが、オイルクーラーの入り口ホースと出口ホースの両方が、
同じぐらいに熱いような。走行風が全然当たってないっていうことだ。

まぁ、現状の配置だと、走行風はほとんど入ってこない。だから、しょうがない。
その後しばらく、ゆっくり走る。ちょっと回し気味に走ると呆気なく 200kPa まで
油圧が下がる。むう。240kPa(いつもの油圧) - 35kPa(先日計算した圧損) =
205kPa(エンジンブロックのオイルラインの圧力)ってところか。見事に、
ほぼ、計算したとおりの圧損分だけ圧力が下がっている。嬉しさ半分。



折り返し地点の P.A. で、ラジエータの下部を覆うシュラウドを、ガムテープで
強引に吊りあげてみる。完全に塞いでいる状態よりは、多少は空気も入るだろう。
その読みはいくらか当たり、5000rpm 回していれば 240kPa 程度は確保できる。
だが、それでも 4000rpm まで下げると油圧はもっと下がってしまう。冷却効果は
まだ、ほとんど出ていないようだ。相当、ちゃんと風を送らないとダメみたい。

高速を降り、ゆっくり走る。4000rpm 油圧は 240kPa から上がりも下がりもしない。
これに圧損(理論値?)35kPa を足すと、275kPa。つまり、オイルポンプからは
ほぼ、単体でのリリーフ圧どおりの圧力でオイルが供給されているってこった。

・・・これではまったく、有り難味がないなぁ。設置位置の不利さは予定済みなので、
明日は、空気を吸い込むための導風板を作ることにする。アルミ板が必要だな。

帰宅後、オイル漏れをチェック。目に見えるレベルの漏れはなし。よし。オケー。

Web 拍手をチェック。コメントで、10段インターミディエイトならば純正 I/C 位置に
設置できるのでは?というモノがあったが、おそらくその通り。最初から 90°エルボを
買うつもりで居たならば、たぶんあそこへの設置なんかも検討していただろうな。
諸般の事情で今の位置に設置しているが、可能であればそちらに設置したほうが、
手間をかけずに良好な結果を得られるような気はする。ただし、そこに設置すると
今度はラジエータのほうの全面が全て他のクーラーで塞がれてしまうため、水温の
ほうに余裕がなくなりそうだ、という問題がある。導風板だけで対処ができるなら
今の位置に置くのがベスト。冷やしものは、とにかく露出面積を稼がねば。



夜。布団の中で LatitudeX1 を使っていたところ、たいして重くもないレベルの
動画再生でコマ落ちするようになってきた。なーんか変な常駐物でも動いてるのか
と思ったが、そうではない。よく調べてみると、クロックが 600MHz から上がらない。
PentiumM が省電力モードから高速モードに切り替わってくれないようだ。あれ?

AC を接続しているし、電源設定も adaptive なモードにしているから、そんな動作は
しないはずだ。CPU 温度は 65℃。まだ、低速固定するような温度でもない。だが、
原因は「温度」しか考えられない。そう思い、扇風機の前に LatitudeX1 を立て、
強制冷却。最初のうちは症状に変化がなかったが、しばらく待ち続けると、やがて
1.1GHz までクロックが上がるようになった。やっぱり CPU 温度のせいか、と
思ったものの、その後また 65℃を超えることがあっても、600MHz 固定になる
ことはなかった。アレは一体なんだったんだろう。オシオキ制御みたいな感じか?


9/16

導風板をちゃんと作るため、ラジエータのアンダーシュラウドを外し、適当な
ダンボール板を貼り付けて仮作成。この状態で、昼間のクソ暑い街中を走る。
以前なら確実に油圧が低下していた某上り坂全開ダッシュ後も、あまり下がって
いないように見える。4000rpm で、だいたい 240kPa 程度。これぐらいならば、
とりあえずは OK といえそうだ。まったく、圧損ってバカにできないものだ。

しかし「オイルクーラ装着後の通常時油圧」=「オイルクーラ装着前の最低油圧」
ならば、結局のところオイルクーラ装着の意義って何だったんだろう。ショボン。



まぁ、とりあえず導風板の効果には満足できたので、アルミ板でちゃんと作り直すべく
昼間に買いに行った 455mm×455mm×0.3mm のアルミ板を取り出し、ケガキを開始・・・
したところ、何の予告もなく、中央付近を中心として、右腕に蕁麻疹が広がりだした。
右腕に大量に発生した蕁麻疹はものすごい勢いで巨大化。そのまま1つに結合して
腕一本をまるまる覆うほどの腫れに広がった。同時に、すごい痒さが体を襲う。

一瞬、何が起きたのかわからなかった。地面に寝転がって作業していたので、
きっとアリかムカデかと思ったが、周りを見てもそのようなものが這った形跡は無い。
となると、原因は何なんだ?そんなことを考える間もなく、蕁麻疹が全身に広がる。
コレはマジでヤバイ。すぐシャワーを浴びて汗を落とし、クーラーの効いた部屋に
布団を敷き、市販の風邪薬を飲んで少し横になる。その瞬間、眠りに落ちる・・・



・・・夕方になり、まどろみから覚める。体中を塩もみされるような壮烈な痒みは
少しマシになり、なんとか我慢できる範囲になった。でも、まだ完全に引かない。
蕁麻疹は減りもせず、ただただ薄痒い奇妙な感覚を発信し続けている。

・・・外は大雨。なんだかなぁもう。作業の障害が多すぎるぞなもし。
結局その日は、何の作業を進めることもできず。夜になったので、眠った。


9/17

8時過ぎ頃に起床するが、腕に発生した蕁麻疹はまったく直っていない。というか
少し形状を変え始めているように見える。赤くて小さな発疹が膨大に沸いている、
そんな感じ。それにしても・・・自分の腕だから正視できなくもないが、これが
他人の腕だったとしたら、ちょっとグロくて目を背けてしまいそうだ。

残念ながら掛かりつけの医者は休みなので、救急医療施設に行く。開始時刻に
なると同時に待合室に入り、保険証を提出。周りを見ると、病院に備え付けの
什器といっても差し支えないようなじいさんばあさんの姿は無く、子供連れの
親子が数名居る程度だった。そりゃそうか、救急医療だもんな。慢性化して
特に治療を急ぐ必要のなくなったじいさんばあさんが来る場所ではないか。

消毒薬の匂いというのか、病気の匂いというのか。微妙に甘ったるくて刺激的な
独特の香りをかぎながら順番を待つ。「DDD」2巻を読み始めて 5分と待たず、
診察室から呼び出される。ありゃ、結構早いねぇ。用意された椅子に座って、
状況を説明。なぜこうなったのか原因は全然わからない。だが、症状からして
取れる方策は1つのようだ。風邪等でないことを確認されたら、どこからか
出してきた巨大な注射を1本ブツリと。直径 2cm はあろうかと思われる注射器。
それに、長さ 4cm ぐらいの液体がたっぷりと詰まっている。蕁麻疹の出ていない
左腕を差し出して注射してもらう。きっと痛かろうと思ったが、これが不思議で、
まったく痛みを感じない。全ての薬剤が体内に入るまで 1分程度はかかったと
思うが、なんらの違和感も感じなかった。蚊に刺されたときのほうがずっと痛い。
注射器の進歩がすごいのか、薬剤に秘密があるのか、看護婦の腕が確かなのか。

注射の後、抗ヒスタミン剤と思しき錠剤と軟膏だけを貰う。軟膏はさておき、
錠剤のほうは、かなりの眠気を誘うらしい。それだけ効き目も強力なのだろう。
・・・この三連休、もう終わったに等しいなぁ。多少無念だが、仕方あるまい。

帰宅後、貰った錠剤を飲み、軟膏をぺたぺたと塗ってから、とりあえず寝る。
錠剤の効き目は確かなもので、起きたばかりだというのに、簡単に眠れてしまう。



・・・昼過ぎに、熱さにやられて起きる。早速腕を眺めてみるが、蕁麻疹は全く
ひいていない。それどころか、汗を拭くために上着を脱ぎ、扇風機に当たって涼を
取ろうとしただけで猛烈な痒さが襲ってくる。表皮の産毛が風に煽られ、皮膚を
微妙に刺激しているためのようだ。「通風」ならぬ「痒風」って感じだなぁ。

もう一眠りしたあと、昼から少し起き、アルミ製の導風板を作る。ダンボール製の
プロトタイプ(?)の寸法を計測して、そこから図面を起こす。すごく単純な
形状(塵取り形状)の構造物なのだが、斜めの面が多いせいか、各部位の長さが
計算で正しく出てこない。適当に数値を求めたあとに紙で試作してみると、
並行が出ないといけない部位の並行が全然でてこない。俺は阿呆か(汗)
どうも、完成後の立体イメージが正しくできていないため、各所の角度と長さの
仮定が正しくできていないというのが理由のようだ。ちょっとへこむなぁ。

それでも兎も角頑張り、夜になってようやく導風板の上半分側はできあがった。
しかしやはり、角度がけっこうキツイせいか、いかにも導風効率が悪そうな感じ。
続いて、下半分(車体下側から僅かに出っ張り、風を上に吸い込んでくる為の板)
も作ろうかと思ったが、まずは上半分だけで現物あわせして、この形状で正しいか
どうか確認してみないといけないので、明日に持ち越すことにした。



そこそこ作業が進んだので、薬を飲んで寝る。さして活動もしていないのに、
それでも眠気が襲ってくるというのは、まさにセレスタミン(抗ヒスタミン薬)の
パワーというべきか。だが、その力を持ってしても、蕁麻疹は抑えきれない。
ついに、痒さが極限に達する。もうシャレにならんほど痒くて、眠いんだけど
眠れない。なんて言う拷問ですかコレ。マジでシャレならんのですけど。

ぼりぼり掻くとえらいことになるのが想像できるので、一応「かゆみ止め」として
処方されている軟膏を塗りまくり、あとはひたすらじっと耐える。人体とはえらい
もので、いかなる苦痛が来ても徐々に慣れていくようにできているらしい。ただ、
今は、その上限はおよそ2時間。2時間おきぐらいに、夜中に苦痛で目が覚める。
この苦痛から開放される日はいつなのだろうか。頑張れ、俺の体。闘え!


9/18

濃い眠りから浮かんだ直後、昨日の憂鬱な記憶を思い出し、無意識に右腕を見る。
少し浮腫んだ感じのある右腕には、無数の赤い蕁麻疹が発生し、蔓延していた。

あぁ・・・やはり、これは夢ではないのだな。救急医に貰った薬を飲んだのに、
状態が改善されている様子は無い。こりゃ、ダメだな。有給休暇を申請し、
朝から掛かりつけの医者へ行くことにした。今日は、体のための OFF日だ。

診療所に到着。少し遅めの時間に出向いたお陰で、じじばばタイムは過ぎており
5分と待つことなく診察の順番が来る。救急医に貰ったクスリの一覧表を片手に
先生の前に座り、状況を簡単に説明する。だが、百聞は一見に如かず、の言葉通り
無数に繁殖した(?)発疹を見せた瞬間、もう医者は全てを理解したかのように
「あー…」という溜息にも似た感嘆を発し、私に対策を説明しはじめてくれた。

基本的には救急医とほぼ同意見らしい。違ったのは、クスリの処方程度だった。
セレスタミンと軟膏だった救急医に対し、更に抗アレルギー薬を処方してくれる。
あとは、これを飲んで一週間ほど大人しくしていれば直るでしょう、とのこと。
逆に言えば、2〜3日で急激に直るような類の症状でもないようだ>蕁麻疹



クスリを片手に帰宅後、早速セレスタミンと抗アレルギー剤の錠剤を飲み、横になる。
そのまま寝てしまうつもりだったが、眠気よりも先に来たのは下痢感(笑)。しばらく
そのまま耐えていると、腹痛のフェードアウトとオーバーラップして現れてくる
眠気。誘われるようにそのまま眠り、いとも簡単に2時間ほどの休息へと入る。

・・・っていうか、なんていう効き目だこの睡眠薬!(笑)

なお、掛かりつけの医者曰く、セレスタミンは「短期決戦系の薬」なんだそうだ。
救急医では「1日2錠」という条件でクスリをもらったのだが、実際には1日3錠
あとは一週間で漸減するという処方が正しかったらしい。初期消火に失敗した?



夕方ごろに目が覚める。布団から起き出して、自分の状態のセルフチェック。
残念ながら、まだまだ好転の兆しはない。ただ、症状に変化は現れ始めている。
蕁麻疹の腫れぼったさは収まったものの、その代わりに小さな水疱がプツプツと
腕を覆い始めている。また、蕁麻疹が発生していなかった部分にまで、これらは
ゆっくりと広がっている。はて、これはなんという病気なのだろうか?少しばかり
Web で調べてみる。患部の見た目は帯状疱疹という症状に、とても近い。

ただ、疼痛がするわけではない(単に、軽く痒いだけ)なので、違うようにも
思える。やはり、ただの蕁麻疹なのだろうか?その後、有意な情報は発見できず。
まぁ、とりあえず日数がかかる病気ではあるし、薬も貰ってこれ以上はどうにも
しようがないので、明日からはいくらかの痒さを我慢して出勤しようかね。



多少は目が覚めたので、オイルクーラ導風板の加工を続けることにした。昨日で
上側の加工は終わったので、今日は下側の加工。適当に計算して図面を引き、
0.3mm アルミ板を加工。図面作成ミスのため、当初予定とは多少違う形になって
しまったが、まぁ機能的には何ら問題がないので、結果オーライとした。


9/19

まだまだクソ暑いのだけれど、患部を隠すために長袖の服を着て出社。
クーラーの前を確保しながら仕事を精力的に進め、体力が落ちる前に帰宅。

帰宅後、飯を食ってとりあえず寝る準備まではさっさと終わった・・・ものの
あまりにも早すぎる時刻(19時過ぎ)で、このまま寝るのも勿体無く思えたので
昨日作成したばかりの導風板を取り付けてみることにした・・・うむ・・・



フロント周りのシュラウドを外して、こんな風にむき出しになった空間に



こんな感じで導風板を仮設置。バンパー下部から車体下に流れ込む空気の一部を
下側の導風板で吸い込み、上側の導風板で整流して流し込むという作戦だ。
オイルクーラーを設置している場所が微妙に傾斜しているから、できる技。

傾斜の度合いは、ラジエータのロワタンク上端とオイルクーラの上端がほぼ
同じになる程度。正面から見ると、下側の導風板が 3cm ほど飛び出して見える。
ただしその高さは、アンフレ最下端とほぼ同じか、僅かに高い程度。図解すると、



なお、エンジン前の床下穴がふさがってしまう問題だが、おそらく後期型のカプで
このあたりを覆うシュラウドの形状が変更され、ステアリングラックまでの空間が
完全に蓋されるようになっている。つまり、ラジエータから吸い込まれた空気は
エンジンの前ではなく脇を通って抜けるようになっている。個人的には、その方が
エンジンルーム内のエアフローとしては正しいように思えるので、問題なし。
(エンジン脇にある補機を、エアフローによって冷やすことができるため)



・・・それにしても、ちゃんと精密に大きさを測って作ったつもりだが、
貼り付けてみたら、なんか結構、各部品との隙間が歪に開いてしまっているなぁ。
この場合、どっちが歪んでいるかといえば、まず間違いなくクルマ側。そのぐらい
うちのカプのフロント周り(特に、ホイールベース外側の、走行性能にさしたる
影響がない部分)は適当に修理されてる。そもそも刺さったのが悪いんだけどサ!
一度、フレームの寸法をちゃんと計り、必要ならば修正を掛けてやりたいものだ。

・・・まぁ、ぬゆわ超まで引っ張っても直進性にさしたる不満がないのに、そんな
細かいことを気にしたら負けだ。ぐいぐい引っ張ってガムテープで貼り付ける。



仮取り付けが終わると、改善度合いを見たくなってきた。まだ夜も早いので、
適切な速度で走れる、いつもの湖西道路往復へと出かけることにした。

R1 を走って R161 始点へと向かう。しばらくの間は、暖気中という感じで高めの
油圧で推移(水温の上昇は早いが、油温の上昇はかなり遅い)。だがそのうち、
3〜4km ほど走ると油圧の低下が終わり、240kPa/4000rpm、260kPa/5000rpm
ぐらいで落ち着くようになってきた。以後、ゆるいアップダウンの続く湖西道路で
確認するが、クーリング走行をしても、高回転を維持してみても、だいたい
このあたりの油圧を中心として落ち着くようになった。う、うーむ・・・なんというか
オイルクーラーでの冷却による粘度上昇と、圧損による圧力低下が絶妙な感じで
バランスしたという、全然願ってもいないような展開になったような気がする。
(なお、油圧はエンジンブロックの油圧センサ穴を分岐して測定しています)

ま、まぁ、いいのかな・・・あとはもう、ミニサーキットみたいな過酷な場所で
油圧がこのぐらい確保できるかどうかっていうことと、油温のほうがどうなって
いるかってことを測定して確認するだけだな。油温計、早めに作ろうっと。

なお、240kPa/4000rpm という状態におけるアイドリング時油圧だが、これは
70kPa 弱ぐらい確保できており、オイルクーラー無しの状態よりも少し上がって
いるようだった。やはり、それなりに油温が低く保てているということだろうか。



帰宅。導風板については大体完了したので、続いて油温計の製作にかかる。
大森の電子式油温計を楽天で探してポチッとな・・・とできれば良かったのだが
残念ながら、大森メーターは営業を継続してるのかしてないのか不明な状態。
どうせ前からやってみたかったことでもあるし、やはり自作することにした。

構想は練ってある。LM35DZ をセンサーにして、16F819 を介して 7セグ LED を駆動。
以前に作成した速度計/温度計の回路図とソフトウェアをうまく流用する予定。

肝心要の、温度センサーからの伝達方式を検討。データシートとにらめっこして
検討した結果、2線式での配線とする。ハーネスを作らないといけない関係上、
1本でも線が少ないほうがいいし、なにより、2線式だと電流伝達方式になるから
ノイズにも強くなる。データシートを参考にして、V-I 変換抵抗および負荷抵抗を
検討。シートでは 200Ωになっているが、測定温度範囲が +2〜+40℃までとも
書かれている。なんでだ?ちょっと計算してみる。+40℃の場合の出力電圧は 0.4V
で、これを 200Ωで V-I 変換すると 2mA。LM35DZ の最大出力電流は 10mA だから
まだ余裕はあるはずだよな。100℃でも出力は 5mA だもんな。理由がわからない。

そう思いつつ、とりあえず実験。200Ωの抵抗がなかったので、仮に 100Ωの抵抗を
LM35DZ に繋ぎ、V-I 変換特性を計ってみる。だが、室温(約 30℃)で実験すると
何故か LM35DZ は、5〜6℃ほど高い値を出力する。最初、バラつきだろうと思い
他の LM35DZ に交換してみるが、どれに交換しても、ほぼ同じく 5〜6℃高く出る。

なぜだ?発振や電源不安定などの理由も考えたが、いずれも無関係であることが
判明。V-I 変換した出力電流は、常に誤差を含み続けた。しばらく考えてみるが、
考えあぐね、電圧モード出力で温度を計測してみる。すると、誤差はほぼ出ない。

・・・む?ひらめくものがあった。V-I 変換抵抗を 470Ωまで上げ、再度計測。
これが、ビンゴ。5〜6℃ほどもあった誤差は収束し、ほぼ誤差は出なくなった。

つまり何かというと、今回の誤差は出力電流による LM35DZ の自己発熱である
と結論。自己発熱によりチップの温度が上昇し、高めの温度計測結果を示した。
ただし、自己発熱だけと結論するには上昇量が多すぎる。その他にも、出力電流
増加に比例した消費電流増加(電流モード出力時には、自己消費電流も入るため)
あたりも入っているのだろう。そういうことであれば、まぁ納得もできる誤差だわな。

この実験結果をベースにして、V-I 変換抵抗を計算。120℃までを計測範囲とすると、
負荷抵抗が 680Ωのとき、最大出力電流が 2mA になる。これは、データシートに
記載されている電流モード出力アプリケーション例の最大出力電流と同じだ。
この程度までであれば、誤差は無視できるほど小さくなると思われるため。

ここまで決まったら、あとは回路をざっくりと書く。V-I 変換抵抗と同じ値の
負荷抵抗で受けると、電圧の温度係数は 10mV/℃。ということは、100℃で 1.0V。
16F819 の 10bit A/D の分解能は 5.0V/1024≒5mV だから、分解能が不足気味。
お約束として、非反転増幅回路で 3倍程度まで増幅することにした。これならば
150℃まで引っ張っても 4.5V だから、16F819 の入力電圧範囲に入る。

非反転増幅用の OPアンプは、適当なところで LM358 を選択。入力オフセット電圧
2mV 、入力オフセット電流 100nA 程度。電圧範囲は入力 0〜Vcc、出力 0〜Vcc-1.5V
ということで、性能的には何ら申し分ない。問題があるとすれば出力電圧範囲だが、
これは、OPアンプの電源に +12V(=7805 で安定化する前の電圧)を入れることで
対処可能。今回はほぼ直流増幅だし、電源ノイズの混入による誤動作もないだろう。

ついでに、センサーに供給する電源も +12V を入れることにした。これは実装上の
理由によるもの(このほうが配線が簡単になる)。ただし、短絡すると危険なので
+側の線の根元に、短絡時の電流制限抵抗(1kΩ)を入れておく。電流モードで
センサーが動作しているので、ここに抵抗を入れても動作に悪影響は無い。



あとは、週末に部品を買ってきたら製作開始、ってところだな。


9/22

まるまる一週間ほどをかけて、ようやく蕁麻疹の病状は回復。いやぁ、長かった。
病状回復・体力回復が最優先だったので、遊ぶこともままならなかった(?)

今日は予定通り(?)快調なので、久々に寺町のマルツ電子へと、油温計を作る
部品を買いに行く。カプのエンジンを始動し、四条河原町へ。寺町通り沿いの
時間貸駐車場へと入るが、200円/40分の区画が空いていなかったため、高いほうの
200円/15分の区画へ入れる。こうなるともう、時間との勝負だ。駐車後、即座に
クルマを降りて一直線にマルツへ向かい、必要最小限の買い物だけを済ませる。
値段を計算せずに皿一杯にパーツを買ったため、きっと凄い値段になっているに
違いないと恐れながらレジに向かったのだが、それでも 3000円ちょいで収まる。
ガソリン一回満タンと同じぐらいでしかない。電子工作って安い趣味だなぁ。

買い物を終えたら素早く駐車場に戻り、清算して出発。ところが、寺町通りから
河原町通りへと出る狭い通り沿いに、100円/15分で駐車できる times24h がある
ことを発見。ちょっと奥まっているせいか、スペースも余裕で空いている。
しまった、最初からこちらに止めておけばよかった。後悔先に立たず。

帰路、いつもの GS に立ち寄り、ガソリンを入れる。200km も走っていないので
燃費は少し悪く、13.5km/L 程度。とはいえ、真夏のこのクソ暑い時期に、エアコン
フル稼働状態で走っているにしては良すぎる燃費(カプ購入当時を考えると、
夏場は 10km/L が精々だった)。ガソリン高騰の折、大変に助かる結果。

なお、油圧のほうだが、街乗りゆっくり加速ペースという前提で、200kPa/3000rpm
240kPa/4000rpm という感じ。これは、先日の湖西道路巡航時とほとんど変わらず。
帰宅後、車体下からオイルクーラーを覗き込むと、早速(?)クーラーのフィンに
虫が当たって潰れた跡があった。うまいこと空気を吸い込んでいる証拠だな。

また、導風板が空気の抵抗をしっかりと受け止めている証拠(?)として、
下半分の構造部の折り曲げ箇所が千切れ、補強のためのテープだけで止まっている
状態になっていた。いかんせん 0.3mm のアルミ板なので、風圧がかかれば簡単に
撓むし、そうなると折り曲げ箇所に応力がかかって呆気なく折れるのも道理だ。
つまり、折り曲げ箇所が千切れているというのは、空気をしっかり受けた証拠。
千切れたこと自体は歓迎できないが、設計の狙いは結構当たっているようだ。

帰宅後、買ってきたパーツをパーツ入れにぶちまけ、工作をサクサクと進める。
GE 基板を適当に切り、アルミアングルを使って構造を作り、7SEG LED を固定して
16F819 が刺さる IC ソケットとの間の配線を進める。この辺りって、どんなモノを
作るにしても全く同じことなので、自分なりにライブラリ化して基板化して
おきたいなぁと思う・・・ものの、そんなに金を掛けるほどでもないか。



そこそこの時間になったので、明日の予定(航空祭@小松基地)に向けて
さっさと眠る。明日の朝はめっちゃ早い。待ち合わせに遅れないようにせねば。


9/23

ハルシオンパワーによっていつもよりディープに眠った後、朝 4時過ぎに起床。
9月ともなると、日の出は相当遅くなる。まだ、窓の外は真っ暗に等しい。

鳴り響く目覚ましを全て停止させ、コーヒーを一杯飲んで眠気を飛ばしたら
荷物をカプに積み込み、5時前に自宅を出発。心地よい涼しさの外気を受けることが
できない(運転席側パワーウインドウが壊れているため)のが残念だが、それでも
陽射しのない快適な空調だけは満喫できる。ゆっくりとエンジンを回して各部を
暖めつつ、コンビニに立ち寄って軍資金を下ろし、待ち合わせ場所へと向かう。



待ち合わせ場所に向かうため、いつもの I.C. から高速に乗って東へと向かう。
いつものようにギューンと速度を上げる。エンジンも足回りも快調だ。だが、
トンネルを抜けたところで、リアから唐突に「ギギギ・・・」という妙な金属音が
聞こえてきた。それと同時に、後方視界が 0 になる。真っ暗で、何も見えない!


普通なら焦るところだが、妙な金属音には聞き覚えがあった。これは、トランクの蓋を
開ける時に必ず鳴る、引っ張りバネの軋み音だ。ってことは・・・瞬間的に後を見て、
確かにトランクのフタが跳ね上がっていることに気づく。な、何でトランクが!?

交通量が少ないのと、トランクの中の荷物を最小限に抑えていたことが幸いした。
すぐに左へと寄り、少し広くなっている路肩に停車。トランクの中を確認する。
減っているものは無い。運のいいことに、単にフタが空いただけで、荷物の飛散は
起きなかったようだ。本当に不幸中の幸い。フタをしっかりと閉め、走行を再開。
たぶん、出発するときに、しっかりとフタを閉めていなかったことが原因・・・



5時過ぎに、待ち合わせ場所に到着。本日の同行者(タケル氏)と合流する。
コンビニがあったので、うまい具合に(?)今朝切れたナビのリモコンの電池を
購入。普通の単3パック品を買おうとしたが、偶然にも、探していたコレ
売られていたので、迷うことなくコレを購入。購入直後にケースをぶっ壊し、
電池を取り出して流用。あぁ、哀れなり携帯電話充電器。ひどい人に買われた。

タケル氏を収容したら、さっさと出発。片山津に向けて、高速道路をひた走る。
日曜日ということもあり、いくらか混雑気味ではあるものの、日曜朝にはよく居る
速度取り締まり車両はどこにも見当たらない。秋の交通安全週間のまっ只中なのに
この無策さは一体何なんだ。不気味さすら感じる。最大限の注意を払っておく。

米原から北陸道に入り、木之本で乗り直してから敦賀へ。天候は始終曇りがちで
目的地の天候が危ぶまれたが、幸いにも崩れるところまでは至らず。なんとか、
最後まで雨さえ降らなければいいのにな。普段の行いが悪いのでヒヤヒヤものだ。

福井北を通過し、金津で再び乗りなおし。これで、使える割引は全て使い切った。
あとは片山津まで一直線。その前に、尼御前 S.A. で休憩。ここで朝食を食う。
岩手から帰ってくる(上り線)尼御前はすごく大きく見えたのだが、下り線の
尼御前は結構小さいなぁ。まぁ、メシそのものは旨かったのでヨシとする。

尼御前 S.A. を出ると、まもなく片山津。ここで、ナビがずっと警告を出していた
本線渋滞が開始。なんとなくそういう予感はしていたが、案の定、出口渋滞の
ようだ。追越車線側はクリアになるのに時間は掛からなかったが、走行車線側は
インター手前 2km からずっと渋滞。一応、1.6km 地点までは渋滞に参加したが
渋滞に参加した時間と進んだ距離を比べ、どうにも割に合わないようだ、と判断。
タケル氏と相談の上、渋滞表示の出ていない小松 I.C.(10km 先) まで進んで
そこで高速を降り、小松空港を目指すという結論に至る。この考えは正解だった。
渋滞から離れて先へ進むと、片山津 I.C. を降りた先の一般道路にまで広がる
渋滞が見えたからだった。小松 I.C. もコレだったら、もう諦める他ないけど。

だが、VICS エラい。小松 I.C. は予告通りに空いていた。ただし、料金所は渋滞。
一瞬身構えたが、非 ETC車両による渋滞らしかった。我々 ETC装着車は、延々続く
料金所渋滞の車列の横をスイスイ〜と走り抜け、さっさと料金所を出る。あぁ、
装着後4年超にしてようやく「ETC の優越感」ってのを感じた瞬間かも(笑)



高速を降りたあとは、タケル氏にナビを依頼しながら駐車場を目指す。小松空港
付近の駐車場ではなく、粟津駅付近の駐車場が指定されている(小松 I.C. から
の場合)ので、そちら方向に向かって走る。その道中、走行中のメインルートと
交差する道路の交差点ほぼ全てについて、おまわりさんとパトカーが待機している
ことに気づく。な、なんだこの過剰な取り締まり感は!最初は疑問だったのだが
やがてその疑問も直ぐに氷解。交差する道路の至るところに、路駐車両が・・・

空港周辺の大半が農地なので、交差する道路の多くも農道なわけなのだが、そこに
どう見ても農作業用とは思えないファミリーカーがぽつりぽつりと止まっている・・・あぁ、
せっかく駐車場が用意されているのというのに、なんでそんなことするかなぁ。

呆れにも似た感情を抱きつつ、路駐車両ひしめく区間を通過。まもなく市街地へと
入る。多少は迷うかと思ったが、道路脇にはちゃんと駐車場の案内看板が立って
おり、直ぐに見つかった。見つけた駐車場は、重機製作の雄・KOMATSU の工場。
あまりにも立派なその施設の中に案内され、なんとなく興奮するものを感じる。

駐車場でクルマを止め、シャトルバス乗り場へ移動。ここから基地まで、バスが
運行される。料金は大人 400円。ちなみに、駐車違反の罰金は 15000円 以上。



少し待つとバスが来たので、乗り込んで基地へと移動。バスはそうでもなかったが
基地内の人の多さは異常。小牧基地では、こんなに人が居なかったのだけど。
ゆっくりと展示を見て回ったりできるような余裕は無さげ。空に集中しよう。

そんなことを思ったか思わないかのうちに、ジェットが飛ぶ音が聞こえる。
空を見上げれば、白い空を背に腹を見せて旋廻する F-15EJ の姿が・・・!
時刻は 9時前なのだが、既に飛行展示は始まっていた。恐ろしく豪勢なことに、
初っ端から F-15EJが、鼓膜をつんざく爆音(この表現はまさに適切)を奏でながら
機影がはっきりと見える低空を右へ左へ上へ下へと飛び回る。うわー、すげぇー!

音に惹かれつつ人垣の間を縫い縫いしながら進み、飛行展示場正面へと到着。

・・・そこには、大きく開けた空間があった。見上げれば、遥か高い空を埋める雲。
その雲と地面との間を飛び回る F-15。甲高いターボジェットの音と共に低空を飛び
正面付近を過ぎたあたりで急激に引き起こしを掛けると、80度ぐらいの急角度で
爆音とともに軽々と高空に舞い上がっていく。雲に突き刺さる矢のような勢い。
有り余るその力を何処に叩きつければいいのかわからない、といった様相だ。

小松空港は民間共用の空港なので、時折 F-15 の姿が見えなくなると、民間の
ジェット機が、のっそりと優雅に飛び上がってくる。まるで飛行船のように静か。
F-15 との余りの違いに、思わず笑いがこみあげてくる。どちらも、空を飛ぶ機械。



空を見上げていると、展示飛行の内容は次々に変わっていく。F-15EJ が終わったら
F-2 が現れる。高速飛行から超低速飛行まで自由自在。見た目が F-16 とほぼ同じ
ってのがアレなのだが、よーく見れば細かいところの形状が色々と違う。あぁ、
なんとなく劇場版パト2の爆撃シーンの映像を思い出してしまう。

F-2 が終われば、次は低速ジェットと救難ヘリのデモンストレーション。あぁ、
リアルチョップリフターですよこれは。凄いなぁ。やっぱり実物は凄いなぁ。

呆けて空を見上げていると、再び F-15 の出番。もう、地上展示を回ってる暇がない。
っていうか本当に過密スケジュールだ。小牧のときとは全然違うなぁ。予想外の展開。



(F-15 の密集編隊飛行)



・・・という感じで、午前の展示はあっという間に過ぎる。やっぱり、朝の出発を
早めにしておいたのは正解だった。これ、どれも見逃すのは惜しいよなぁ。

昼からは、メインのブルーインパルスの飛行展示。インターバルが1時間空くので
土産物屋を冷やかすべく、飛行展示場から移動。だが、膨大な量の人が、同時に
同じことを考えるわけだ。展示場の広さに対してあまりにも狭すぎる通路は、
まるでコミケ3日目の通路のような肉の大移動場と化す。うわぁ、嫌過ぎる。

・・・なんとかして肉の壁を通過し、通路脇で休憩できる場所まで移動した時点で
首からぶら提げていた Caplio GX のレンズカバーが無くなったことに気づく。
うわ!あの人混みの中にレンズカバーを落としたのか。だが、もう戻れない
太陽の牙ダグラム。今更再突入したところで、もう見つけることはできない。
戦友を失った失意のどん底で、怒りに任せて(?)土産物を幾つか購入。



タケル氏とともにしばらく休憩していると、昼からの展示飛行の時間が近づいた。
早めに飛行展示場に戻り、なるべく撮影に適していると思われる場所を確保する。
とはいえ、基本的には空を向いて撮影するものだから、どこでもいいんだけど。

しばらく待つとアナウンスが始まり、待機していた T-4 からエンジン始動音が。
時間を掛けて入念な事前チェックを行い、1台ずつスルスルと滑り出していった。
さぁ、いよいよ始まるぞ・・・華麗に空を舞う T-4 の、美しき演技の数々が。



・・・まぁ、それは本当に凄いものだった。

普段は2次元と変わらない、頭上数十m〜数千mの高さの「空」。その中を、
3次元空間に居ることをひときわ誇示しながら縦横無尽に飛び回る T-4 の群れ。
幾何学の教科書に載っている三次元グラフのような、美しいスモークの軌跡。
風に流されて刹那に消えるソレを、ひたすら綺麗に刻みながら飛んでいく。



あまりにも非現実的なその舞踊に、ハートを射抜かれてしまった。

いやぁ、これは本当に見る価値がある。一生に一度でいいから、見るべきだ。
言葉でも写真でも、この感激は表現できない。やっぱりライブの力は凄い。



・・・という感じで、強い余韻を残したまま、ブルーインパルスの演技は終了。
もう少し残っていても良かったのだが、この感動を失わないため、即座に帰路へ。

だが、これまた同じことを考える人は沢山居るわけで、帰路も大混雑になる。
なるべく急いでみたものの、帰りのバス乗り場には長い長い行列。30分ぐらいは
掛かるかなと思っていたが、残念ながら、行列開始からバス乗車まで約1時間も
掛かってしまった。バスの運行数が少ないっていうのも原因の一つのようだ。
こういう時ぐらい、バスの本数をちょっと増やせないもんかねぇ・・・



ともあれ、終了後1時間半ぐらいで、クルマの元へとたどり着く。時計を見れば、
15時半ぐらい。だが、遅くなったのは幸いでもあった。この時間であれば、帰りも
通勤割引が利用できる。片山津から高速に乗り、南下を開始。尼御前 S.A. で
遅くなった昼飯を食おうとしたが、やっぱり同じことを考える人は多数居る(笑)
わけで、駐車場が一杯で止められない。止むを得ず、尼御前 S.A. をパスし、
女形谷 P.A. で昼飯。だが、それはそれで正解。ここのカレーは旨かった。

昼飯を食ったら、南下を再開。片山津からほぼ 100km弱の距離にある敦賀 I.C. で
高速を降りる。時刻は 17時過ぎ。高速料金が割引になったのはいいのだが、
今度は、下道の混雑が始まった。敦賀付近の GS で給油したのち、渋滞に向かって
南へ突き進む。国境を越えてマキノを過ぎ、高島郡に差し掛かるところまでは
とりあえず大丈夫だったものの、その先から停滞が始まる。うわぁ。

以前も同じパターンがあったので覚悟していたのだが、渋滞は白髭神社先頭。
まったく、迷惑にも程があるよ・・・ライトアップされた白髭神社のわき見渋滞。
ここで小一時間ほど時間をロスる。また、その先もしばらくノロノロ運転が続き
ペースがなかなか上がらない。さらに、いつものように滋賀里渋滞が待ち構える。
もーっ、やっぱり日曜夕方の湖西は全然使えネェ!多少遠回りでも、湖東経路を
通ったほうがずっとイイよ・・・心に刻んでおこう。湖西はやっぱり使えない。

結局、最後は滋賀里で R161 から降りて裏道を抜け、浜大津経由で高速道路へ。
朝の待ち合わせ地点まで移動したら、本日の経費を計算。タケル氏が撮影した
写真を受け取ったりして全ての清算が完了したら、合流地点で解散する。乙。



帰路。気づいたらもう 22時になっていた。急いで帰りたいと思ったが、なぜか
窓とドアミラーが激しく曇ってしまい、視界がすごく悪くなってきた。どうやら
北陸と違って、近畿の湿度は激しく高いようだ。しかし、仮にそうだとしても、
この曇りかたはおかしい・・・しばらく考え、結論に至る。そういえば確か、
昨日の夜、窓ガラス全体にガラコを塗りこんだんだけど、拭き取ってない・・・

中途半端な撥水状態だから、微細な水玉が付いてる?(汗)

そっ、そりゃダメだわ。あわてて停車し、綺麗な雑巾で拭き取ろうと試みるが
水で濡れていないため、イマイチ拭き取りが甘い。ギラギラ感が収まらない。
ましてや今日に限って、光軸が上がりすぎている超迷惑な HID ミニバン共が
後続に並びやがる。爆音の次に迷惑・・・いや、爆音以上に迷惑だ>光軸狂い

うんざり感を強く感じつつも、小一時間で無事帰宅。後始末したらさっさと寝る。


9/24

10時過ぎに起床。昨日の疲労(ずっと立ちっぱなしだったので)が残っている
ので、ストレッチを兼ねて久々に洗車&ワックス掛け。陽光もきつくないから、
丁度いい。ボディー表面のツルツル感が復活していくさまを感じてニンマリ。

だが、冷静に見てみると、だいぶ外装が痛んできたなぁ。特に、屋根がひどい。
屋根だけ全塗装・・・といっても、塗装するなら、微妙な凹凸も直さないと
いかんし、そうなると幾らかかることやら想像もできない。後回しだなぁ。



洗車を終えたら、水切りついでにホームセンターへ買出しへ。導風板の効果が
とても良くわかったので、多少はしっかりしたものに作り直すことにした。
材料は、今回もまたアルミ板。ただし、厚さを少しだけ増やしてやることにした。
本当は 1mm 厚ぐらいの板を使うべきなんだろうけど、いかんせん下回りなので
なまじ頑丈に作ってしまうと、何か当てたときの被害の拡大がちょっと怖い。



買い物を終えたら、帰宅。回路図が完成し、実装が半分ぐらい終わった温度計の
製作を進める。回路の実装のほうは、もうそんなに時間がかからない。さっさと
やっつけ、ソフトウェアの作成のほうに進む。こちらのほうも、昨年に作成した
速度計/電圧計のロジックの大半が流用できる。PIC プログラマーと MPLAB の
インストールを行ったら、以前に作成したソースを引っ張りだし、プロジェクトを
作成。16F819 のデータシートなどを見ながら要所要所を修正し、大枠は完成。

出来上がったら 16F819 に焼きこみ、試運転。とりあえず A/D 変換の表示が
出るようになったら、A/D 変換結果を摂氏に変換するための計算式を検討する。
幸いなことに、元々が 10mV/℃という線形出力なので、計算式も一次式レベル。
実装はきわめて容易。さっさっと実装を行い、16F819 を焼きなおして確認すると
ほぼ室温と同じ値が表示されるようになった。うむ、これでほぼ完成だなぁ。

あとは、これまでの設計が全て正しいかどうか確認するため、100℃での校正を
行うことにした。鍋で湯を沸かし、エポキシで防水加工した LM35DZ を放り込む。
ぐつぐつ煮えたぎる湯は、全域が均一で 100℃というわけではない。壁面付近は
いくらか高温だし、泡の部分はもっと高温だ。センサーを放り込む場所を慎重に
選び、表示結果を確認すると・・・ほぼ 100℃(前述の理由により、98〜103℃
あたりをふらつく)。これで、精度的にはほぼ問題ないモノができたといえる。

さて、あとは・・・車両に実装するためのハーネス類の作成だ。これが大変;


9/29

9時過ぎに、寝床の中で目が覚める。窓全てに遮光カーテンを奢っているせいか、
朝になっても昼前になっても、目が覚めた時点では時間感覚がはっきりしない。
薄目を開け、少し遠いところに置いてある電波時計を眺め、ようやく今が何時で
あるかを正確に把握する。あー・・・。時計の針の角度を見て、今日入れていた
予定を思い出す。そうだ、nav-u の引き取りと、あと、タケル邸訪問と・・・

予定の開始時刻まで、あまり余裕が無い。それを解ってはいるのだが、どうにも
連日の業務により嫌な疲労が溜まってしまっていて、どうにも元気が出ないよトニー。
すごく疲れていることは理解している。たまには、体も休めてやらないといかん。
だが、それを許さないのが社会的体裁だ。いいんだよたまには。こないだのように
盛大にカラダをぶっ壊して、1日ぐらいの、短くて無為な休暇を取っても。

そんなことを思いつつも、起きないと話が進まない時間となったので、起きる。



昨晩のうちに銀行から降ろした虎の子の資金をサイフに詰め、とりあえず出発。
窓からわずかに差し込んでいた陽の光が妙に白かったので、嫌な予感はしていたが
まさに空は厚くて白い雲に低く覆われ、フロントガラスへと小さな粒を降らせていた。
あー、バッド・コンディション。気分も晴れ晴れとしないまま、クルマは南へ向かう。

ルートは凝らず、宇治を抜けて城陽を通り、京田辺へ向かう。このドライブが
最後となる、KX-GT60V によるルート案内。音声を右から左へ受け流しつつも、一応
ご意見を尊重して府道主体で走る。宇治橋など一部で交通集中はあったものの、
VICS 情報に大きな狂いは無い。ただ、ルート選定は相変わらず無茶苦茶だ。

そう思い込んでいたのだが、太陽が丘を抜けるルートの末尾にある高架橋へと到達する
直前の交差点を右折する指示が出ていたのを何となく見逃せず、珍しく指示通りに
走行してみる。これが予想外なことに、住宅街を抜けて旧 24号線へと一直線に
降りていくショートカットルートになっていた。ほう、こんな道があったのか。
ナビのお陰で新しいルートを見つけることになるとは。衰えたな、俺・・・

10時半ごろ、nav-u を注文していた某店に到着。昨日、悩みに悩んだ結果注文した
nav-u と VICS ビーコンユニットを受け取る。その店はいわゆる現金問屋のような
感じで、外観からは店舗とは思えない。どう見ても、ただの倉庫。仮面ライダーが
魔人と戦う舞台として使われそうな感じ(?)。サイフを片手に倉庫に近づき、
壁に貼られた指示通りに裏手へ行く。そこには、そっけないアルミ製ドアが1枚。
まさに「事務所」としか言えない場所だった。ヤーサンの事務所だったら困るな。

ドキドキしながらドアを開けると、そこは堅気っぽい、倉庫な雰囲気の事務所。
店舗でない証拠に、入り口の真横にありながら、こちらに背を向けて座る店員。
声を掛けてみると、奥のほうに向かって呼び声をあげる。だが、奥のほうからは
返事が返ってこない。大丈夫なのかなぁ、と思いながらしばし立って待つと、
最奥に見える小さなレジのあたりで動く影が1つ。あぁ、そこで清算なのか。
そそくさと向かい、代金を支払う。ビニール袋にすら入っていない商品を
引き渡されるあたりが、いかにも現金問屋だ。いや、こうでなきゃいかんよ。

駐車場に戻り、パッケージを空けて初期不良確認がてらに仮設置。優秀な吸盤を
もつ nav-u とはいえ、カプチーノの三次元曲面インパネの中で nav-u を設置する
適当な水平面はない。どんな角度でも吸盤はくっつくが、水平面に顎を載せないと
安定しないという困った構造なのだ nav-u のクレードルは。止むを得ず、傾いた
ところに設置し、隙間に雑巾を詰めて角度を維持させてみる。本設置は困りそう。

ナビ設置が終わったので、店を出てタケル邸を設定。タッチパネルを使って操作。
タッチパネルのレスポンス、特に地図スクロールに対するレスポンスは非常に
速い。指の移動にほぼ遅れずついてきて、非常に気持ちがいい。しかしながら、
パネルの感度が良すぎるのか何なのか、スクロール中に画面がひくひく動いて
どうも動作を掴み難い。慣れるまでは相当イライラしそうな感じがある。

なんとかして目的地を設定し、VICS ユニットを装着していざ出発。画面の動きは、
GPS+簡易自律ナビにしては、わりとしっかりしている。ただ、若干の「遅走り」が
あるので、速めのペースで走る人には感覚がズレ気味。車速パルスを取らなかった
ときの GT60V の動きと良く似ている。・・・ていうことはつまり、高精度な位置の
検出はあまり期待できないということか。少しガッカリしてみたりもする。

ただ、レーン表示が出てきたりとか、右左折はかなり早期からきっちり指示して
くれたりとか、至近距離のルート案内については相当にストレスフリーな感じ。
とにかく良く喋る。だけど、喋るタイミングとかはよく検証されているようで、
あまり過剰に感じることもなければ、不足に感じることもない。なかなか良好。

タケル邸に到着。ここで、タケル車に乗り換える。折角なので、タケル車にも
nav-u を装着させてもらい、動きを確かめてみることにした。まずはインパネに
吸盤でくっつけるが、前後方向の傾斜がなんとも微妙。今日日のクルマのインパネ
って、結構後下がりになっているようだが、nav-u のクレードルが求めている形は
後上がり。必然的に、画面が俯きがちになってしまい、ちょっと操作がしづらい。
チルト機構はついてないので、スペーサを下に挟むしかないのは減点対象か。



タケル車の助手席にて近畿地方を散策。樟葉や竜王や信楽や上野やをウロウロ。
久々に、何をやるでもないマッタリとした時間を過ごす。その間、マニュアルを
じっくり読んでみたりして、操作方法に習熟。特に、今までのナビと違うのは、
経由点を設定する方法。GT60V だと、経由地を順番に指定し、最後に目的地を
設定するという方法だったが、どうやら最近のナビは違うらしい。先に目的地を
設定してから、経由地を設定するというやり方のようだ。しかし、目的地を先に
設定すると、その時点で経路を計算しはじめてしまうから、それを待たないと
経由地が設定できないという不便さがある。なんでそんな仕様になってんだろ。

首を捻りつつ、現在地追従の性能も併せて確認。タケル車搭載のカーナビという
いいリファレンスがあるので比較する。まず、更新間隔が遅い(1s単位)という
問題点がある(GPS 主体なので、しょうがない)。あと、測位の比重が圧倒的に
GPS 寄りなせいか、細かく曲がる山道(かつ、頭上があまり開けていない)だと
いとも簡単に道なき道を走る傾向にある(2D 測定で精度がガタ落ちするのだろう)。
もっとも、そういう場面であれば、細かい場所がわかる必要性がほとんどないから
実用上は問題ないけれど。一方、地方都市レベルの市街地であれば、場所を見失う
ことも、位置が致命的にズレるということもなかった。噂で聞いているとおり、
測位精度は充分だ。もっとも、この結果からは「自律測位」がある優位性なんて
まるで感じられないが。それを特に感じたのは、長いトンネル(4km 以上)に
入ったとき、およそ 1km ほどを走った時点で自律動作が止まってしまったこと。
加減速がほとんど発生していないのだから、止める必要性なんて全然ないはず。
このことからして、nav-u 搭載の加速度センサーの精度は低いことが伺える。

信楽を抜け、上野で時間潰しのため(?)カラオケ屋に入って一時間少々歌う。
あぁ、酒を飲んでない状態で入るカラオケなんて、いつ以来のことだろうか。

数曲を気分良く歌って夕方になったので、いよいよ伊賀から天理へ。空が暗いのは
日が暮れてきたからだけではなく、天候が悪化してきたこともあるようだ。
名阪高速、もとい、名阪国道を西に向かう途中から、それなりの雨が降り出す。
そのせいではないと思うが、Ωカーブ直前に来るまで VICS は沈黙したまま。
名阪国道の VICS ビーコンって、本当に稼働台数が少ないよなぁ・・・。
たぶん、実質的な回避路がほとんどないせいだとは思うのだけど、回避路を
幾つかそろえている人間からすれば、渋滞情報ぐらいは早期に知りたい。

天理に到着。本日の最終目的地となる彩華ラーメンだが、場所が移動していた。
以前の天理西店よりもさらに西に数km 移動したところ。大きな駐車場付きで、
立派になっている。で、どんどん立派になるのはいいのだが、どうして「特大」
とか「エビの天ぷら」とかを無くすかよ。サイカっぽい風情がすごく無いぜ。
味は若干薄めになっていて、そのへん改良されていることは認めるけれど。



サイカラーメンの補充が終わったら、R24 を抜けてタケル邸に戻る。その途中、
一箇所で渋滞に巻き込まれるが、nav-u の VICSアイコンの色が変わっていることに
気づく。試しに指先で突いてみると、経路上にある渋滞についての情報が表示された。
お、おお!こんな機能が隠してあったとは!やるなソニー、なかなか楽しいな。

21時に帰還。すんごく眠くなってきたので、カプに乗り換えて即座に帰還する。
帰り道、とりあえず自宅への経路をナビさせてみる。どんな道を選ぶかと思ったら
意外なことに、私が普段使う裏道主体ルートと似たような道を選び出した。ほう、
わずか 10秒足らずに考えたわりには、いい道を提示するなぁ。ちょっと感心。
ただ、唯一気に入らないのは、到着予定時刻表示。異常に短い時間が出ている。
・・・そりゃあ、間に信号機が1つもなかったらこんなもんかとは思うけど。

ルーティングは頼りになるが、残時間表示はアテにならない。そう思いつつ、
ルートにある程度従って走ってみる。途中、わざとルートを外してみたりしたが、
リルートはかなり速い。リルート開始の判断は少しディレイがあるようだが、
リルート処理自体は数秒で完了。これは非常にうれしい。カーナビのルートを
適当に無視して走る癖のある私にとっては、このリルートの速さに価値がある。

うれしがって走っているうち、ほどなく帰宅した。超眠い。しかし、眠いけれど
とりあえずボンネットを開け、軽く点検する。オイルクーラー配管からの漏れは
特に見当たら・・・ず。そうだ。オイルといえば、エンジンを積替えて慣らしを
終えてから、意識的に高回転も使って元気良く回すようにしているのだけれど、
EVC のフィルターに、ブローバイのオイル成分が全くトラップされていないことに
気づく。・・・やっぱり、新しいエンジンはいいものだ。違いを実感する。



帰宅後、nav-u を外して家に持ち込み、ルート検索機能を使っていろいろ遊ぶ。
昼間に感じた経由点問題だが、メニュー画面からルート編集を選び、そこから
ルートを作成するようにすればいいことが判明。また、そうすると、ルート作成の
指針(高速優先/一般道優先など)を自由に選択できたり、高速道路の料金表示が
出たりする。これならば妙なストレスが溜まることもない。よかった。一安心。

なお、ルート検索であるが、山の中を貫く県道を通るルートで、途中の区間が
一方通行制限されている場合に問題があることがわかった。実際の道路としては、
一通区間は一時的にわき道に逸れて迂回する。道の作りとしては、そのわき道も
県道も同じ太さだ。だが、ナビの地図上だと、わき道はいわゆる細街路扱い。
その場合、ルート検索で回避路を選ばないので、その峠を通るルートは
選ばれない
という問題がある。これは非常に困った。経由地を置いて色々と
試してみるが、この問題はうまく解決できそうにない。使い方が悪いのか?

この問題から派生すると、いわゆる「舗装林道」という奴も同じことになる。
いくら舗装されていようとも、林道はナビ上では細街路扱いだ。山を越えるのに
林道を経由するほうが都合がいいルートがあったとしても、ナビでは選ばれない。

とはいえ、確かに大型車や3ナンバー車で林道を積極的に選ばれても困るだろう。
そのために(?)わざわざ「車種」を入れる項目があるのだから、これを活かして
車種に応じて使う道路を選択する、ぐらいの工夫はしてもいいのでは、と思った。
・・・もっとも、実売4万円台のナビに望む機能ではないかもしれないが。



余談:

nav-u は「走り出すと細街路が表示されなくなる」という仕様があるのだが、
細街路上に居る限りは、細街路も表示されるようだ。つまり、林道を走行中に
画面に何も出なくなる、ということは起きないようだ。これは一安心。


9/30

疲れが取れない。なんかビョーキじゃなかろうか。とりあえず昼まで寝て、
昼から休日出勤。雨の中、nav-u を付けたカプで出勤することにした。

ウチの家は、狭い峠のすぐ近くにある。そのため、クレードルから外したり、
故意にスイッチで ON/OFF をしたりした直後からの自律動作を行えない nav-u だと
GPS 衛星をまともに捕捉できない峠区間を出るまでの間、自車位置が動くことがない。
無論、そんな区間はナビの助けを得る必要がないけれど、やはり気分は良くない。
できれば、車速を取ってちゃんとした測位を行えるオプションがあってほしい。

そういう意味で、車速対応まで行っていたパナの旧 CD ポータブルは凄い。
ナビとしての機能は今や全然ダメだが、現在位置表示機としての性能は
実用的には、今でもかなり強力な部類にあると言える。



山を越え、ギャーンと市街地を走っていつもの時間貸し駐車場へ到着。
事前に MapFan.PLANNER で空き情報を調べておいたので、問題なく格納完了。

なお、nav-u の特性だが、以前にも書いたが、リルートの速さは特筆すべき
ものがある。初回探索はほぼ 10秒前後(1km 以上〜1000km 以内程度であれば、
始点と終点をどこに設定していても探索時間は大体同じなのが不思議な感じ)。
リルートはこの 1/3 以下という感じ。リルートの判断も、比較的素早い。
最新 HDD にはさすがに敵わないが、CD ポータブルとは比較にならない。

また、90m ぐらいより近い距離での曲がり角案内は、どうしても不正確・・・つまり、
遅れがちになる。どう見ても残り 20m もないのに、「あと 60m」とか案内したりする。
そのまま交差点に近づくと、まるで思い出したかのように急速にカウントが縮まり
超加速したかのように残距離が減り、交差点でちょうど 0m になるような感じ。
交差点の間隔が狭いところだと、ちゃんと画面を確認して曲がらないと大失敗する
可能性が高そう。ただ残念なことに、交差点拡大機能、もしくは 2画面表示機能は
ついていない。だから、複雑そうな雰囲気があれば、ナビの案内を誤解せぬよう
充分に減速する必要が・・・って、なんだか主客転倒な感じがしないでも;

まぁ、こういう場面では深く気にせず、リルートの高速さを活かすべきだろう。



さて、話は戻って駐車場。いつも利用している、駅近くの時間貸し駐車場は
どんどん値上げ合戦。2年前までは一日上限 1400円だったのに、いまや上限は
1600円とか 1800円という数字になっている。原油高の影響?円安の影響?
いや、関係ないよなぁ。税金が上がったのか?それとも・・・。なんにせよ、
駐車違反取締りが厳しくなった昨今、駐車料金を値上げするなんていうのは
激しく足元を見られているような気がして、正直困ってしまうものがある(汗)

結局、すぐ近くで唯一 1400円というプライスを維持する駐車場へ入れたわけだが
運転席側のパワーウインドウが故障中で開かないので、入庫で一苦労する。
修繕用の部品はしかるべき方法で入手したから、早く直してしまいたいなぁ。



19時を過ぎ、仕事が片付いたので帰路に着く。学習させるため、家までのルートを
引かせる。見たところ、メインルートは大胆に無視し、とにかく最短距離優先にて
案内をする傾向が強い。ただ、国道を走行中に VICS 情報を拾って、そのほうが
早いことが解れば、積極的に国道を選ぶ傾向もあるようだ。昨日の帰路でも
そうだったが、なかなか面白いルート検索をするなぁ、ソニー。

帰宅途中、ホームセンターに立ち寄り、nav-u の台座(下に噛ませるスペーサー)
を作るための材料を探す。結構な高さが必要になるから、アクリル板で台座を
作ろうかと思ったが、アクリル板はきょうび結構高価だった。色々考えた結果、
加工の容易さも考慮して、バルサ材を積層して作ることにした。nav-u は軽いし。

材料を購入したら、バルサ材を2枚貼り合わせ、カプのダッシュボードの悩ましい
三次元曲面にぴったり合うような形状の台座を製作する。道具はカッターナイフ
1本だが、バルサ材はこれだけでサクサクと加工できる。勢い余って指を切らない
為、新品に交換した切れ味の良い刃を使う。いい道具を使うのが失敗しない基本。

結局3時間ほど掛けて、大体の形を削りだす。ああ、なんか立体造形って楽しい。