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Cappuccino 日記(2008/04)

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4/1

遅くに帰宅後、ぼーっとする頭をソファの上に横たえて TV を見る。今年もまた、3月の最終日に、各地で雪が降ったりする
荒れた天候となったらしい・・・だいたいアレだな、3月の最終週って、雪降ったりとか、天候が荒れること多いよな。


4/4

・・・結局、半ば衝動的、しかし当面の収支バランスを慎重に計算した上で、藤壺・レガリスK を通販で注文。
カプチーノ快適化、および周辺住民の方々への(僅かばかりの)気遣い。趣味車と言いつつ、普段の足でもあるので
やはりある程度のお気楽さというものは必要だと思うし、なにより、周囲の人々に理解をいただくことが重要で。
早朝深夜にはアイドリングを極度に抑えるように運用上の配慮はしているが、さらにダメ押しをする意味で。

とはいいつつ、排気音を唯一受ける存在となる裏手の家は、休日や深夜でも音を立てて働いている鉄工所だから
騒音問題については、今の対策以上に気遣う必要はない・・・のかもしれない・・・とは思うけども(笑)


4/5

長患いとなっている歯肉の腫れは、いまだ完全には引かず。右奥の腫れが引いたと思えば左奥が腫れだし、
また左奥の腫れが引いたと思えば右奥が腫れだし。挙句、左顎斜め下の腫れと痛みが引いたかと思えば、
今度は左耳が聞こえなくなってきた始末。神出鬼没の病原菌が、我が体内で八面六臂の大活躍。むぅ。
一日休みを取って休養に充てたいところなのだが、仕事のキレが悪く、完全回復がままならない。

・・・え?じゃあ、週末の休日を1日潰して、しっかり寝て回復させればどうよ、って?
いいか。「寝ているのは死んでいるのと同じこと」という、のび太の格言をワスレルナ。
休日は、休むためにあるのではない。仕事以外の面を充実させるためにある日なのだ。


というわけで(?)我が週末の生活をしっとりとした潤いをもって充実させるべく、新しいマフラー
レガリスK が到着。それは、予想を大幅に超越する、とんでもないデカさの箱に入ってやってきた。



だがしかし、モノのデカさにビビッているようでは、男失格だ。さっさと箱を家の中に連れ込み、
えいや、と開封。中から出てきたのは、さほど長くない直線状のパイプ2本と、L字型に曲がったパイプを
従えた小ぶりなオーバル形状サイレンサー。後者の形状のせいで、箱がバカでかかったようだ。中はスカスカ。

検品ついでに箱からパイプを取り出し、じっくり観察する。ベンダーで綺麗に曲げられたステンパイプは、
フランジと、とても綺麗に溶接されている。何が綺麗といっても、溶接のビード跡だ。変に盛り上がったり
することもなく、円弧を重ねたような一定の鱗状の文様を残しながら、板とパイプを滑らかに繋いでいる。

だいたい、こういった「素人目には何故これが何万円もするのかわからない」ような、パイプと板の構造物は
溶接部分に値段の差が出てくるように思える。すっげー高いものと安いものがあるとき、値段の差は材質の差では無く、
加工精度と加工技術に出てくる。直感的に「安い」と思うモノは、押しなべて溶接跡が汚い。だが、高いものは
溜め息が出るほど美しい溶接跡を持っていることが多い。思わず、キシリア様に届けてほしくなってしまうぐらいだ。
つまるところ、職人さんの工賃であると思えば、値段の高さにも、ある程度納得が行くのではないだろうか。


欠品や目立つ欠損がないことを確認したら、装着作業を開始。まずはカプのフロントをジャッキアップし、
アンダーフロアカバーを外し、フロントパイプ No.1 と No.2 の結合を外す。続いて、触媒とフロントパイプを
結合するキャップボルトを外す。錆で固着している可能性もあると思ったが、全く固着なし。触媒後ぐらいの
温度であれば、スレッドコンパウンドは焼きつき防止に無類の強さを発揮してくれる。こんなに有り難いことは無い。

フロントパイプを外したら、触媒の中を覗き込む。装着後 10ヶ月を経て、何か変化は起きているだろうか?



サーキット走行・ジムカーナ走行など、高温の生ガス吐きまくりな触媒的高負荷をあまり掛けていないためか
見た目にはほとんど劣化がない。敢えて言えば、触媒ケース内面のステンレス壁に、何かが流れたような跡が
ほんの薄く延びているのと、触媒下端に、全体的にさびたような茶褐色の粒が見えるのが気になった程度か。
少しずつながらも、劣化が始まっているということ?いや、それはちょっと幾らなんでも、早すぎる判断かなぁ。
もっとも、多少劣化したところで、触媒無し状態でも継続車検のガス検で「問題なし」と判定されるほど
(それなりに)クリーンな排気である故に、特に心配には当たらないと判断しているわけだが・・・。


チェックを終えたら、フロントパイプを装着。しかし、確実に位置が決まっている固定穴が1つもないため、
正確な位置がいまひとつ決まらない。うーむ、前から装着したのは失敗だったか。急遽、リアピースの交換に入る。
フロントを上げている状態だとリアからジャッキが入らないので、一計を案じる。地面とのクリアランスがギリギリな
リアについては、腹の下からジャッキを入れ、ぎりぎりジャッキの皿が届いてくれたフロントデフマウントアームで
軽く持ち上げる。若干のクリアランスが確保できたら、真後ろからジャッキを入れ、正式なジャッキポイントで上げる。

リアを持ち上げることに成功したら、車体をほぼ地面と平行になるようにしてから(安定のため)、マフラーを外す。
まず、タイコとフロントパイプ No.2 を分離する。接続を失ったフロントパイプ No.2 は、そのままするりと外れる。
タイコについては、3つ存在するマウントゴムをこじって外せばいい。3つのマウントゴムに刺さっている車体側の
アームだが、左後ろにあるアームを動かすと、車体にスポット溶接されている部分がパキパキと音を立てていた。
スポットの数が少なくて、強度的に全然弱すぎるのだろう。これ、構造に問題あるよな。強化できる場所でもないし。
敢えてやるならば、車体とアームの間の隙間に、パネルボンドなどの強力な接着剤を流し込んで埋める、ぐらいか。

タイコを外したら、各部に錆が増えていないことを確認したのち、レガリスK のタイコを付ける。レガリスK のタイコは
意外と軽い。リアピース側のパイプまでくっついたデカイ構造なのだけれど、持った感じだと、TRUST MX のタイコと
あまり変わらない重さだ。砲弾型はもっと軽いのだろうけど、性能的に却下。先ほど外したマフラーブッシュに
シリコンスプレーを吹きつけたら、ぬぷり、とした感触を感じつつ、マフラーを装着する。



サイレンサーが・・・すごく・・・小さいです。TRUST MX のときはだらしなく垂れ下がって視界を塞いでいたタイコが
リアバンパーの内側の範囲ですっぱりまとまっている。ロードクリアランスは、PERICIA のときに勝るとも劣らない。
これで、リアを持ち上げるときの整備性が圧倒的に改善された。板を入れなくても、ジャッキの皿が入るかも?

タイコの美観に満足したら、センターパイプを接続。その後、フロントパイプと結合してフロントパイプの位置を決め、
最後に、専用金具を使ってフロントパイプをミッションマウントと結合し、作業完了。そう、レガリスK で気に入らないのが
この、フロントパイプ固定用金具だ。変な形のこの金具、恐るべきことに、センタートンネルのカバーよりも 1cm ほど、
車体下に飛び出してしまう。踏み切りを越えるときとか、大きめな段差を越えるときとか、ここにぶつけてしまったが最後
なんだかどえらいことになってしまうのは容易に想像が付く。この構造、なんとかして飛び出しがないように改善できないか。
車体の下からミッションマウント付近を眺めてしばらく考えるが、直ぐにはいい方策が浮かばなかった。むむぅ、残念だ。

気に入らなかったのはその程度で、全体的な精度の良さについては、もう何らの文句もつけようがなかった。後ろから装着した
パイプと前から装着したパイプは、寸分の狂いも無くピタリと突き合う。さすが、他のステンマフラーと比べてもちょっと高い
だけのことはある。テールパイプの処理の美しさといい、さすがは藤壺技研、と褒める以外のリアクションが浮かばない。
TRUST MX も、性能は全然悪くなかった。だが、比べる相手があまりにも悪すぎた。最初から藤壺にしとけば良かったなぁ。

全ての結合が終ったので、ちょこちょこと錆対策を施しつつ、外した部品を組みつけていく。ほとんどの場所で、錆の繁殖は
問題となるレベル以下だった。唯一問題があるとすればフロントジャッキアップポイント付近の錆か。以前に塗ったアンダー
フロアコートが、ウマに掛けるたびに少しずつ剥がれ、それとともに赤黒い錆が少しずつ広がりつつあった。これについては
ハガレが見つかる度に防錆塗料を塗る、という以外の解決方法が思いつかない。敢えて言うならば、最初からウマ向けの当て板
(分厚いゴム板)を貼り付けておく、というぐらいか・・・って、そうか、そうしておけばいいんだなぁ。検討しておこう。



さて、装着が終わった。いよいよ始動だ。かなりの緊張と期待を胸のうちに抱きつつ、イグニッションキーを捻る。
キュキュキュボボボボボボボボボボボォ・・・・・・ん?あれ?TRUST MX の時と、ほとんど変わらないような?(汗)

アイドリングが落ち着くまでじっくり耳を傾けてみるが、
やはり、どのように好意的に聞いてみても、
ほとんど、いや、まったく、
音の大きさは
同じ。

・・・

あーれー!?



いや、やっぱりそうだ。厳密には差があるかもしれないが、少なくともアイドリング領域においては、
TRUST MX と全く音量が変わることはない。それどころか、音質までが、ほとんど同じにしか聞こえない・・・
\60k 近い大枚を叩いたにもかかわらず、期待していたアイドリング音量低減効果は全く無いってかー!

ぷち、ショック。



最初にも書いたように、風邪がこじれて(?)左耳が聞こえにくい状態なので、本当はちゃんと音が小さくなっている
「かも」しれないのだが、そんなものは気のせいレベルと言っても過言かもしれない。念のため、エンジンを始動したまま
20〜30m ほど離れた地点まで移動してみる。TRUST MX の時と比べて・・・僅かに小さくなっているかもしれないが、
やっぱり「気のせい」レベルだな。なんてこった。新品のレガリス K と、2年使って(しかも E/G ブローでオイルの回った)
TRUST MX が同じ音量?・・・頼むよ、そんな悲しいこと、言わないでおくれよ・・・俺はとっても傷ついたんだ・・・

少なくとも、数年の間はこの消音性能が維持されることを切に願う。あとで TRUST MX より音が大きくなったら、まるで意味無し。



がっかりしつつ、クルマをウマに掛けたついでということで、E/G オイル交換を実施。できる限りのオイルを抜いてしまうべく
オイルフィルターを外そうとするが、ゴムがカチカチに固着し、オイルフィルターレンチが空転して緩まない。あー、やっぱり、
オイルフィルター基部のシールゴムの痛みが激しい(安物だから、かな?)から、フィルターの再利用は1回までよ、マイケル。
幸いなことに、オイルブロックの座面に傷が入っているといったことはなかった。フィルタの締めすぎは、ぜったい、ダメ。

止むを得ないので、フィルターを BAHCO のプライヤーでがっちりつかんでエイヤと回し、なんとか固着を解いてとりはずす。
もう再利用できないので、エンジンのオイル通路内に残ったと思しきオイルがザボザボと抜けている間に、新しいフィルターを
箱から取り出してくる。激安品として入手したコレ、実はあまり信用していない。フィルター内部をじっくり観察する。
その用心深さは正しかったようで、センターボルトにねじ込まれるネジ部の縁に、メネジを切ったときに付いたと思しき
カエリ(バリ)が2つほど、ペロリとくっ付いていた。おお、危ない危ない。こんなの吸い込んだら、メタルが傷だらけだ。
指先で感触を探りつつ、慎重にバリを剥がす。その他には、特に問題となりそうな点はなかった。安心して、装着する。



フィルタを装着したあと、ふと気になり、オイルブロックの栓に捻じ込んでいたセンサー穴付きプラグをチェック。
穴にパイプを固定していた J.B.WELD がどうなったか心配していたのだが、センサー穴を塞いでいたネジを外しても
オイルは一滴も垂れてくることがなかった。ハンダで塞いだ封止部にも全く問題は無い。J.B.WELD は確かに、高温高圧下でも
充分に強度を保つことができるようだ。これにより、J.B.WELD という封止材に対する個人的信頼は、グッと上がった。
ついでに、センサー穴の深さを計測しておく。えーっと・・・込み込みで 30mm ジャスト。このデータを記録しておく。

抜けたオイルをざっと確認したあと、新油を放り込む。投入量は 2.8L。これでちょうど、レベルゲージの E と F の間の
およそ 3/4 程度の位置で油面が落ち着く。今後、この投入量で固定にしておこう。ドレンボルトの磁石は以下のとおり。



3000km 走った後のドレンボルトの磁石の様子としては、だいたい標準的なもの。いい感じの磨耗具合だと思う。

これでオイル交換は終わり・・・と思いきや、大事なモノが残っていた。オイルキャッチタンク内の残滓の処分。
タンクを取り外したら、ホースを抜いて上下さかさまにひっくり返し、中にたまった黄白色の流動物を息で押し出す。



コレ、溶き卵ではないよ。オイルと水がたっぷり混じったブローバイ。多く入れすぎたオイルがクランクで叩かれ、
ミストとなってクランクケース内を飛び交い、ブローバイと一緒に大量に持ち出された。その、成れの果て。
なのでオイルが多いのは理由がわかるとして、とにかく水分がすごく多かったってのは意外だった。
燃焼による生成物として水がたくさん出るのは正常だが、溶き卵になるほど水が溜まるとは思わなんだ。


オイルキャッチタンクの残滓を抜き、綺麗に清掃してから元通りに組み立てる。これで作業は終わり・・・だが、
ついでに、フィラーキャップ内からエンジン内部を覗き込む。当然のことながら、汚れはついていないわけだが
気になったのが1点。カム山の縁 1mm ぐらいのところに、小さな虫食い跡がついていた。ってこれ、つまりは
齧り跡ってことだろう。まぁ、縁のほうだから実害ないと判断されたんだろうけど・・・リビルドエンジンに潜む
問題っていうことだろうか。実用上はまったく問題ない。だが、完璧を求めると肩透かしを食らう・・・

点検を終えたので、ジャッキダウン。そういえば、オイルクーラーの導風板が、完全にベロンと捲れ、外れていた。
あー、これ、いつ外れたんだろう?捲れた導風板をじっくり観察すると、前縁に、なにかとぶつかって削れた跡が。
うーん、いつのまにか、何かをぶつけてしまったのか。導風板だから良かったようなものの、もう少し上だったら
オイルクーラー直撃コースだったかもしれない。ああ、下のほうに設置するのって、やっぱりリスキーかなぁ。

余談ながら、触媒に吹き付けるついでにタービンの EX 側ハウジングまでかかってしまっていた Holts の耐熱塗装。
半年以上が過ぎたにもかかわらず、まるで剥がれる気配がなかった。耐熱塗料って、結構品質がいいのかな。



夜になってから、走行時の音量を確認すべく外出。時計の針は 21時前を指しているというのに、町の主要部を貫く国道は
相変わらず混雑して、まるで流れが淀んでいる。春になって、こんな時間になるまで、みんな行楽に出かけてるってのか?
流れがよくなっているものと思い込んでいたので少し無駄な時間を食うが、ともあれ市街地を脱出。郊外に向かうバイパスで
軽やかに回転を上げる。懸念していた高回転の淀みは無く、スカーンと上まで廻りきる。容量不足ってことはないようだ。

暗い闇の中に、赤と白の2本の光跡を輝かせて私を導くバイパス。ギアを低めに選び、高めの回転を意識して走ってみる。
更に、太い実線だった光跡が疎らな破線になったところで、高いギアでのフル加速。いろんな状況での排気音を聞き比べ。

・・・だが、正直なところ、音/パワー/レスポンスとも、TRUST MX と比べて・・・差が、あんまりわからない(笑)。
いや、むしろ、TRUST MX よりも、回転が低い領域からのトルクの立ち上がりがちょっとばかし鈍い。4000rpm 以上廻っていれば
まったく問題は感じられないが。回転がまるで上がっていない領域では、ちょっとトルクが凹んでいる感じすら受ける。
これには、ずっと走っているバイパスが、延々と緩い上り勾配で構成されているっていうこともあるんだけど。

ただ、それを差し置いても、走り出しで「トン」と出るはずのトルクとか、あんまり出る感じがない。なんにしても、
性能的にはなんら特筆すべきものはないと思った。音については・・・確かに、排気音よりも、駆動系のギア鳴りとかのほうが
ずっと気になるっちゃ気になる。あまり負荷を掛けていない領域だと、確かになんぼか室内の音も静かになったのかもしれない・・・
が・・・。TRUST MX と比べて劇的な静音が望めるかというと、それはとんでもない高望みのようだ。無念。無駄遣い。。。?


いや、そんなことはない筈。これは、オカルトチューニング商品ではない。必ず、どこかに差が出ているはずだ。じっくりと、
差を確認する。差があると言えるのは、おそらく1点・・・アクセル全開でない、中負荷以下の音量。これは、確かに低下している。
なぜそう言えるかというと、走行時に聞こえる騒音の音質が明らかに異なるからだ。排気音ではなく、駆動系の音がかなり大きい。
(これには、ロードノイズも含まれている)。駆動系の音が支配的ということは、それ以外の音がかなり静かってことだ。
ただし、高負荷時の音はそう変わらないように思える。また、フル加速時のボディ全体のビビリは、特に変わらず。大変に残念。
ボディ全体のビビリについては、排気系でもなんでもないところに原因が隠れているらしい。これはこれで早急に、対策が必要だ。

じっくりと差を確かめつつ、走行する。別に、注意がそっち方向に逸れたがためではないと思うのだが・・・ふと、走り慣れたはずの
このバイパスの高架部の北向き区間について、妙にクルマが安定しないことに気づく。道路の実力を遥かに下回る、制限速度程度の
ゆっくりとした巡航にもかかわらず、タイヤが小刻みに左右に引っ張られる感じが伝わってくる。む?クルマがおかしくなったのか?と
思って一瞬身構えるが、実際はそうではなく、路面がかなりボコボコになっているためのようだった。路面を良く見れば、アスファルトの
表面を覆う無数の亀裂と修復剤の跡と、縦方向に何本か続く大き目の轍の跡が明確に見えた。元々が有料道路であったこのバイパスは、
無料化されてから2〜3年ほど、日本海と大阪を結ぶ物流の大静脈としての役目をずっと担ってきたのだが、どうやらキャパシティーを
越える部分があったようだ。予想を遥かに上回る大型車両の往来によって、路面の軟弱さが露呈してきたらしい。なんてこった。
有料道路ならまだ早急なメンテナンスも期待できようが、無料化されて県に移管された道路なので(一応、国道ではあるけれど)
この性悪路面がいつ直されるかはわからない。ただでさえ、法面崩落で通行止めになった鯖街道の復旧なんかもあるのだし。

帰路の途中で、油圧計にちらりと目をやる。オイルクーラーの導風板がモゲたせいか、オイルが冷えなくなってしまい、
ただでさえ低い油圧が下がりたい放題。4000rpm 回っている状態で、ぎりぎり 240〜250kPa。あんなチロッとしたパーツでも、
あるとないとでは大違いってか。こりゃアレだ、夏が来るまでに、オイルクーラーの設置位置を再検討したほうがいいなぁ。
モロい導風板に頼らねばならない現状は不安でもあるし、そもそも、結論として、あの位置だと冷却能力にも不満が出てきそうだ。



帰宅。懐中電灯で照らしつつ、マフラーの出口の中を覗きこむ。まだ銀色が残る出口の内面には、キラキラと小さく輝く繊維が
無数に付着していた。初期馴染みの段階として、まずはサイレンサー内部にて付着強度の低い部位にあったグラスウールが抜けている
ようだ。少し走れば初期馴染みは落ち着くだろうが、馴染みが終ったらどういうことになるだろうか。正直、ちょっと心配。

悲喜交々の結果を思い出しつつ、風呂に入って頭をガシガシ洗う。クルマの下回りにもぐったせいで、髪の毛の中は砂だらけ。
風呂場の床に、垢と砂粒が混じった汚れがボロボロと落ちてくる。クルマの下はホント地獄だぜフゥハハ(後略)。だが、
朝方に感じていた左耳の詰まりは収まり、聴覚がほぼ通常状態まで戻ってきた。これもやはり、ストレスが原因だったのか?


4/6

昼頃に起床。高負荷時のマフラーの音を確認するため、高速道路を含んだ周回路へとツーリング(?)。

短い暖気を経て、家を出発し、近所の通りへ出る。昨日感じた低回転トルクの細さは、いくぶんか解消している雰囲気。
はて・・・環境面ではほとんど変化はない筈なのだが。マフラーは無関係だったのか?気のせいということにしとくか?

近所の通りから国道を経由し、高速に乗って全力スペクトル。なんとなく、TRUST MX よりもトップエンドの伸びがいい感じ。
構造的には詰まりが大きくなった(ストレート → 膨張室)はずなのだけど、そんなことは微塵も感じさせない快活さ。むしろ、
触媒消失→復活のときのフィーリング変化といい、この程度のチューニングならば、F6A はタービン以後の排圧が高いほうがいい?

肝心な音については・・・ぬふわを越えるあたりの領域だと、TRUST MX のときとほとんど変わらない(汗)この領域だと、
どちらかといえば、風切り音とロードノイズが支配的になる。駆動系のノイズも大きいが、以前のような低周波の振動がないので
それほど疲労は感じない。ロードノイズなどはどうしようもないので、これについては、もうこの辺が限界と理解する他ないか。
一方、90km/h あたりだと、風切り音とロードノイズは鳴りを潜め、駆動系を含むメカニカルノイズのほうが大きくなってくる。
この領域で、マフラーから伝わってくる排気音は多少小さくなったように思える。絶対的な静かさってのだけはないけども。

排気温度の傾向を見るため、上り勾配5速でアクセル踏んでいく。ブローが怖いので、壁沿いを走って耳を澄ませる・・・って、
以前は、こんな芸当は全く出来なかったように思う。やっぱり、本人が変に神経質な状態なだけで、実際は静かになったのかなぁ。
5速 125kPa で加速中、ぬえわぐらいでかすかに「チリッ、チリッ、チリチリッ」という音が聞こえたと思ったので、アクセルを抜く。
この時点での排気温度を見るが、830℃程度と、かなり低め。点火時期を少し戻してみようかな。更に、しばらく走って道路状況が
変わったあと、ふたたび上り勾配で全開踏み切り。全体的に速度域が低いから、あんまり参考にならないけど、今回もまた、
860℃にも届かない程度。はて・・・以前よりも、少し排気温度が低くなったような。むしろ、ヌケが良くなったのか?

いろいろ確認しつつ、春の昼下がりの、とてつもなく緩い天候の下をバヒューっと走り抜けて、一番近いところにある P.A. へ。
カプを止め、エンジンルーム内を軽く点検したら、売店で買った缶コーヒーを片手に、だだっ広いその P.A. の隅に作られた
小さな広場へ。広場に植えられた桜は、今が最後のチャンスとばかりに、いずれも青い空を背景に、誇らしげに咲き競っていた。



数個作られているベンチのいくつかは、家族連れで埋まっていた。まだ1〜2才と思しき乳幼児を連れた若い夫婦が、楽しそうに
遊んでいる。なかなか、考えたな。移動の便はいい場所だし、コンビニや売店、清潔なトイレも揃っている。意外な穴場(?)だ。

そんな光景を横目に、端のほうのベンチの上に寝転がって、しばらく日光浴。長いこと陽光を浴びていなかったので、
すっかり青白いもやしっ子になっていた自分。日光を浴びないとビタミンDが足りなくなるし、ストレスもどんどん溜まる。
ここ数ヶ月でマイナスに傾いた収支バランスを、一気に取り戻す。冬眠から覚めた亀のように、寸暇を惜しんで日光を浴びる。

・・・こうしてストレスフリーな環境にいるおかげか、マスク無しで屋外に居ても、鼻水が出てこない。
つまり、ストレスのない環境に置けば、腐海の胞子も毒を出さないということで、それだけでナウシカも大満足です。



快適な春の風に頬を撫でられ、精神的な復活を果たしたところで、そろそろ快適なこの地を離れる。カプの所に戻ったら、
5秒ほどだけ考え、屋根を外してオープン化。マスク無しでも鼻水は出てこない。オープンニスルナライマノウチ・・・

エンジンを始動。屋根がないお陰で、車内にこもっていた野太い音は全部逃げ、結構な静寂さが訪れる。
静か過ぎて困るぐらい。うるさいマフラーだと、オープンでも五月蝿い。この快適さは、レガリスK 様々なんだな。

無限の天井から射し込む春先の陽光はやさしく車内を暖め、涼しい風は快適な空調を提供する。長らくの残業続きで
内側に向いて閉じこもった精神の殻は吹き飛ばされ、カプチーノはまさにリラクゼーションの極致を提供する。



最寄の I.C. を降り、下道を走って京都へと向かう。その経路にある、いつもなら西岸を走る瀬田川沿いの道路。
今日に限っては、東岸を走ってみることにした。その思いつきは、偶然とはいえ、あまりにも正解過ぎるものだった。
左手側の低い位置をゆったりと流れる瀬田川の前に、淡いピンク色の壁がわさっと覆いかぶさってくる。桜並木。
それはもう見事なまでの、桜並木。花びらの間からは、春の空の色を反射して青色に輝く水面が見える。
その絶妙なコントラストに、ようやく春が訪れたことを知り、そして心が安らぐ。日本の春は美しい。

瀬田川沿いの桜をたっぷり堪能したのち、瀬田唐橋を渡って東岸へ。そのまま琵琶湖沿いの県道を北進し、
大津市内の GS をいくつか眺める。例の、暫定税率期限切れの影響を受けて、値段は結構下がっていた。
すばらしい(といっても、せいぜい1年前の水準に戻っただけの話なのだが)。だが、普段から安めの
ガソリンを提供してくれている近所の GS を無視できない。ナビの指示に従って、大津市内の裏道に入り
最短距離を走って抜ける。NV-U1 のルート検索機能のうち、もっともエキサイティングなのが「一般道距離優先」
を指定した場合。まったく予想外なことに、かなりアグレッシヴなルートを引いてくれるようだ。血が滾る(?)

京都へ戻ったら、まっすぐにいつもの GS に向かい、給油。確かに、いつもと比べて大幅に下がっていた。
別に得するほどの差でもないんだけど、いつの間にか物価上昇基調になった現在、安くなったこと自体が嬉しい。



手早く家に戻ったら、nav-u 片手に EP82 に乗り換え、演奏会に出かける両親を最寄の駅まで送っていく。だが、
休日の 15時を過ぎる時間帯だと、駅前などという一等地に向かう道路は見事なまでに混雑。渋滞に巻き込まれて
若干無駄な時間を使ってしまったことを悔いつつ、シガーソケットから電源を取るためのコードを持ってこなかったが
ために VICS 受信ユニットが動かなかったことを思い返す。こういうときの為の VICS だっていうのにな!まったくもう!
次はちゃんと電源ケーブルを持ってくるぞ、と心に誓いつつ、混雑する表通りを避けたルートでさっさと帰宅。

帰宅後、ストレス開放のためのカプいじりを開始。あー、とりあえず今後に備えた調査でもしようかな、ということで、
純正インタークーラーの位置にオイルクーラーが入らないかどうか、ダンボール製の模型を使って確認する。確かに、
かなり前に情報をもらったように、Setlab の 10段インターミディエイトは、ちょうどすっぽり入りそうに見える。



・・・

それ、無理。

たしかに、オイルクーラーと同じ大きさに作成したダンボール箱は、広そうで狭い隙間になんとか収まってくれる。
だが、あくまで「クリアランス 0mm」という条件付きだ。手前に走るインタークーラーのパイプと、背後に存在する
エアコンコンデンサーの間に、ぴったりと挟まっている。クリアランスは 1mm もない。走行中の捩れなどを考えても
この隙間にオイルクーラーコアを無理やり突っ込むのは相当に無謀だし、そもそも配管を出すことも困難そうに見える。

なんだか無性に悔しくなったので、下回りのどこかで、今よりも条件がよさそうな場所を探してみる。あれこれ調べると
バンパーの穴を経由して、走行風を正面から受けられる場所を見つけたが、そこに 10段インターミディエイトのコアを
つけたところで、背後の空間がない。風が抜ける余地がないのなら、どれほど高速に走っても冷えることはない。
くそう。まったく、オイルクーラー1つ付けられる余裕のある場所がないなんて、カプチーノは全く困った奴だ。

調査が終わったころに、両親からカエルコール電話(死語)が入ってきた。演奏会が終ったから、駅まで迎えに来い、ってか。
よし。時計を見ると、18時過ぎ。京都からの脱出経路上に幹線道路を持つ山科区としては、日曜日のこの時間帯が、
最も混雑する。MapFan.PLANNER でざっと状況を眺めてから出かけるが、やはり幹線道路に出た瞬間に大渋滞。
信号が変わってもまるでクルマが動かないので、三条通と五条通の間を東西に横断する裏通りへ逃げて移動。
だが、それにしても肝心要の駅付近は混雑していて、移動に手間取る。結局、自宅からの往復で合計 40分。
たった 10km にも満たない移動距離でしかないにもかかわらず。平均速度は 10km/h 程度。自転車のほうが速い。
大都市の周囲に位置するがため、交通が頻繁に輻輳する区であることは 30年前からわかっているはず。
道路行政は現実をまったく直視していないというか、建設者側の都合で計画しているのだろうなと思う。



帰宅後、それまで大丈夫だった鼻水が、いきなり爆発的に出始める。や、やっぱり、まだオープン走行は無謀だったか。
膨大な量のティッシュペーパーを消費しつつ、堰を切って流れ出る鼻水の水害を抑えることに尽力。くそう、花粉め。

災害対策を遂行しつつ、空いているほうの手で、車のエンジンに装着する温度センサーを作るための加工。色々と
形状を検討した結果、1/8PT のエアツール用メクラ栓に 6φの止まり穴を開け、ID 5φ OD 6φの真鍮棒をロウ付け。
その内側に LM35DZ を入れて J.B.WELD で固めるという方法で作成することにした。簡単、確実、安価な方法。

というわけで、ホームセンターを回って買い込んできた 1/8PT の真鍮メクラ栓をマシンバイスに銜え、ボール盤で
3φ の貫通穴を開ける。その後、その穴をセンターガイドにして、6φの止まり穴(深さは 7mm)を開ける。ここで
穴が傾いてしまうと、出来上がりもヒドいものになる。慎重に調整しながらマシンバイスを設置し、ボール盤を起動。
軽金属用切削油をたっぷりと掛けながら(CRC556 でもいいような気もするが)ゆっくりと刃送り。3φの穴は問題なく
貫通したが、6φの穴のほうは、止まり穴を開け終わる直前に刃先が材料に食いつき、モーターがロックするという
問題が発生。危ない危ない。刃送りの速度を欲張りすぎたか?と思ったが、そもそも無負荷で回転させてみると
刃先が微妙にブレているようにも見る。ちょっとでもスラスト方向以外に力をかけると、すぐコレだ。
6φの刃だろうがなんだろうが、簡単に歪んでしまうらしい。刃先が鈍るよりも先に、刃の寿命が来る(涙)

てな感じで、若干の問題を抱えつつも穴あけ加工を終えた 1/8PT 栓をチェックするが、あれほどまでに
慎重に垂直を出すように調整したにもかかわらず、何故か、穴はかなりの勢いで傾いていたorz なんでだ!

気を取り直し、次へ。OD 6φの真鍮棒を、パイプカッターで 20mm 程度の長さに切断。デザインナイフでカエリを丁寧に
切り取ったあと、1/8PT 栓の穴に叩き込む。しっかり叩き込んだら、継ぎ目にフラックスを塗り、60W のコテでロウ付け。
これで、形状的には、ほぼ予定通りのものができた。あとは、LM35DZ を突っ込んで、エポキシで封止するだけだ。


4/7

センサー製作の続き。以前に製作していたセンサーヘッド(LM35DZ+680Ω)のハンダ付けをやり直し、配線をくっつけたら
しっかりと練り込んだ大量の J.B.WELD とともにパイプの中にセンサーを押し込む。LM35DZ の頭が 5mm ほど飛び出している状態で
仮固定したら、そのまま 24時間放置。念のため、センサーを J.B.WELD 漬けにする前からずっと温度を計測してみたのだが、
予定通り、表示はまったく揺るぐことがなかった。確かに、J.B.WELD は充分な絶縁体として機能しているようだ。ほっ。


4/8

J.B.WELD の硬化がほぼ終わったセンサーを温度計表示モジュールに接続し、リファレンスとなる温度計と、表示を見比べてみる。
両者の表示差は 1℃以内。そして、今回作成したセンサーのほうが、温度変化に対するレスポンスはずっと速い。いい感じだ。

あとは、センサーをエンジンにくっつけるだけだが、その前の最終試験として、耐水試験を兼ねた耐LLC 試験。エポキシ樹脂の耐薬品性に
ついて調べたところ、エチレングリコールモノエチルエーテルには良く溶ける性質があるという。LLC の主成分は、エチレングリコール。
有機化学にはまったく明るくないため、名前が似てるだけで非なるものだろうとは思うが、いまひとつ確信がない。ここはひとつ、実験だ。
というわけで、LLC の入ったポリ容器の中にセンサーを根元から沈め、一日放置してみることにした。ついでに、水密性も確認する。


4/9

結局、朝まで8時間ほど放置した結果・・・全く問題なし。灰色の J.B.WELD は硬さを保っており、溶解する気配はまるでなかった。
センサー内部への浸水もなし(もちろん、表示の狂いもない)とりあえず、これなら実使用場面に投入しても大丈夫かな。いまのところ
確認できていないのは、温度的な問題。センサーからの引き出しに使っている電線は、連続使用を 90℃まで保証しているもの。水温でも
100℃台に乗っかることがあることを考えれば、もうちょっと耐熱性の高いものを選んでおいたほうがよかったかも、と思わなくもなく。

だが、センサー作成時、電線の被服を半田ごてで直接あぶっても溶解する気配はなかったので、たぶん実際問題は大丈夫だと思っておく。
(一応、万が一被服が溶解し、センサー内部の配線が地絡したとしても、他の系統にトラブルが波及しないように設計してあるが)


4/10

先だって作ったセンサーの完成度に気をよくし、油温用のセンサーも作成してみる。基本的な構造は、水温用とまったく同じ。
違いといえば、センサーの突き出し長さが違う程度。オイルブロックの穴を塞ぐユニオンボルトを貫通する構造となるため、
水路の真横に穴を開けて取り付ける水温センサよりも、突き出し長が長い必要があるのだった。そんなことを考えつつ、
同じように加工を進め、センサーを作成する。かなり慎重に作業したお陰か、前回よりも加工精度は改善できた。

油温センサ取り付け用の、TRUST 純正(?)のセンサーアダプターを探す。商品の写真を見る限りでは、どうも
ユニオンボルトの真ん中に穴あけて 1/8PT のタップを切っただけにしか見えない。ってか、まさにその通りの構造だろう。
値段は・・・送料まで含めると、安くても \1,700.- ぐらいには達する。ボルト1つでこの値段は出せない!自分で作ろう。。。


4/11

会社に行く直前、居間でゆっくりしていた親父が話しかけてきた。曰く、

「(いつもの作業場に)外したマフラーが置いてあるけど、今度のはどうなったん?」

特に悪いほうに変えたわけじゃないので、正しい情報を伝える。

「ああ、静かになった、ちょっとやけど」

すると、

「そうかー。いや、音質変わったよ。ビリビリ言ってたんが、静かになった。20〜30% ぐらいは静かになったみたいや」

とのこと。ちなみに、排気音を聞かされる親父の部屋は、車庫の直ぐ横にある(笑)

先日のマフラー交換については、事前にも途中にも事後にも、親父にはまったく何も伝えていなかった。
事前情報が無いと、むしろ音が静かになったと判るらしい。変わってないと思ってたのは、本人ばかりだったのか。
いずれにしても、当初の狙い通りの価値は出たようで、投資が無駄になることはなかった。いや、本当によかった。


4/12

当落不明のリリマジ4に向けての原稿書き作業の合間に、先日完成した水温センサーを装着する作業を実施。

いろいろと考えた結果、センサーの装着場所は、エンジン最後端にある水路塞ぎ板を利用することにした。
F6A は、横置き搭載する際はヘッドへ水が入っていく(出ていく?)場所が縦置き搭載と違ってくるため、それ用に
ヘッドの後ろ端(デスビ下付近)に穴があけられている。カプチーノの場合、その穴はまったくの無駄になるため、
厚さ 3〜4mm ぐらいの分厚い鉄板によって塞がれている。その鉄板には、エアコン停止制御用の温度センサーが既に
純正から装着されていたりするのだが、同じ場所に水温計測用の温度センサーもつけてしまおう、という考え。


というわけで、LLC を抜き取り、板を取り外してみる。10mm のボルト 2本だけで固定されているので、取り外しは
簡単。懸念していたガスケットについては、なぜか、メタル製のものが使われていた。再利用の上では問題なし。
また、穴の中に障害となる突起などがないかどうかチェックしたが、もともと冷却水路用に作られた穴なので、
大きな丸い穴がポカンと空いている。せいぜい 30mm 足らずの長さのセンサーを突出させる上で、何の障害もない。

取り外した板を作業場に持ち込み、1/8PT ネジのついた穴を空ける。幸いなことに、純正のエアコン停止制御用センサーは
上のほうにオフセットされた位置に装着されているので、都合がいい。対称な位置に 8φの穴をあけたのち、1/8PT の
タップでネジを切る。垂直を慎重に出しながら作業。タップを切るときに垂直を簡単に出す道具って売ってないかなぁ。



穴を開け終えたら、ネジ部にシールテープを巻いたセンサーをねじ込み、工具を使って、エイヤ、と締めこむ。
最後に、TB1212 を薄く塗りなおしたメタルガスケットを挟んで、板を元通りに締め込み、LLC を投入。


エア抜きをしながら、温度変化を計測。始動直後は 20℃台だった水温は徐々に上がり、およそ 50℃を示す手前ぐらいで
アイドルアップが終了。それからも、ゆっくりと温度は上がり続ける。ラジエータの口からぽこりぽこりと少しずつ
エアが抜けてくる様子を眺めながら観察していると、やがて温度計の表示が 91℃になったあたりで電動ファンが回り、
85℃まで回り続けたところで電動ファンが停止。整備書を紐解くと、能書き上では 92℃で電動ファンが回り、88℃で
電動ファンが停止するという仕様らしい。電動ファン制御用サーモが入っている場所が、センサーから少し遠いためか?

エア抜きがとりあえず終ったら、センサーの配線を運転席側グロメットから車内に引き込む。さて、あとは、どうやって
温度計測モジュールをインパネに貼り付けるか、だな・・・いや、計測モジュール自体の作り直しってのもあるか。また後日。



ところで、LLC のエア抜きで、アイドリングを長時間続けることになったわけだが、確かに、若干静かになったように思う。
音量というか、音質が変わった(攻撃的ではなくなった)ような気が。エンジン音もまた、なんだかすごく静かだ。。。

そう思いながら、マフラー付近を観察。装着直後に高速道路で軽く焼いたためか、タイコの出口側だけが、3cm ほどの幅で
うっすらと焼けていた。ここだけが焼けるというのは、このあたりに高温の排気が吐き出されて溜まっているということで、
まさに膨張型の構造をしているという証拠。ストレート型だったら、こういう焼け方はありえないはずだ。同じ消音性能を
より小さなサイレンサーで実現できるのはすばらしい。やっぱり、マフラーは膨張型に限る。少なくとも、町乗り主体だと。

覚え書き:ヘッド後端の板に最初からくっついていた純正のエアコン停止制御用温度センサーは、触っただけで端子がモゲて
壊れてしまった。無くてもエアコンは動くからいいとはいえ、やっぱり気持ち悪いので、追加注文しとかないと・・・。


4/14

オイルクーラーの導風板がべろりんちょと剥がれてしまった一件を受け、オイルクーラーのことを考え直す。
そして、いろいろと考えた結果、9月に一生懸命考えた配置を諦め、オイルクーラーの設置位置を再検討することにした。
これまでの経験やネット上での情報などを踏まえ、以下の条件を満たす場所、それをひたすらに探してみる。

  • オイルクーラー前面に、車体前面から風を受けられる場所であること。
  • オイルクーラー背面に、風が吹き抜ける上での障害物がない場所であること。
  • 路面とのクリアランスが充分に確保できる場所であること。
  • フロント周りのレインフォースよりも内側に配置すること。
  • オイル配管の長さが現在と同じか、現在よりも短い長さで済むこと。

そんな都合のいい場所なんかあらへんやろ、と思いながらも、以前に作成したダンボール箱をあちこちに宛がって確認。
その結果、偶然にも一箇所、ほぼ全ての条件を完全に満たせる場所があることに気づいた。ただし、そのためには
オイルクーラーのコアを、現在のものより一回り小さいものに替えないといけない。つまり、追加出費が必要になる。

いろいろ考えたが、結局、購入を決断。幸いにも、小型のものということで、さほど高価ではない(\15k 以下)し、
なにより、意味の無いものをつけたままにしている現在こそが、得るものに対して背負っているリスクが高すぎる。
オイルクーラーの放熱カロリーをカタログから引っ張り出し(6700kCal → 5500kCal に低下)、油温低下を再計算する。
風量が増えることを考えれば、実効的な冷却効果は変わらないか、むしろ高くなるはずだ。性能上も、全く問題ない。

キノクニの通販にて、Setlab オイルクーラーコア 13段ナロー(S21308)を注文。一箇所の加工だけで、ぴったり入る筈。


4/15

発注は昨日だったのだが、本日にはもうオイルクーラーコア到着。あいかわらず、仕事が速くていいなぁ、キノクニ。
箱から取り出して検品する。思ったより大きく見えるコアだが、ダンボール箱製のダミーと比べると、少し小さいぐらい。

装着位置は既に決まっているので、取り付けのための金具を試作してみる。作業場に転がっていた、建築用の 2mm 厚の
鉄板を利用。強度は必要充分のはず。これを適当な長さに切り、適当な位置で折り曲げる。大型の万力と 2kg ハンマーで
効率よく作業を実施。とりあえずコの字形への加工は終わったので、クーラーコアの下にはめ込んでみるが、なぜだか
ぴったりはまらない。寸法を測って加工したはずなのに・・・。不思議に思って、改めて寸法を測りなおしている時、気づく。
よーく見れば、クーラーコアって完全な長方形じゃないのな。微妙に傾いて、平行四辺形になっている。。。

うーむ。いかん。クーラーコアの四隅から生えている4つの足の位置精度を期待してはいけないようだ。

そのことを踏まえた上で、クーラーコアの取り付け金具の形状、および取り付け方法を再検討する。


4/19

仕事や原稿書きをしている合間に、取り付け方法の構想を練り続ける。その結果としてたどり着いた案は、
アンフレにナットリベットで取り付け土台を作成し、そこに金具をつけてオイルクーラーを固定するというもの。
オイルクーラーの装着は、荷重が強く掛かるフロント先端なので、下手な作り方をすると、オイルクーラーに
ネジレなどの危険な応力が加わってしまう可能性がある。これを避けるには、曲げに強い単一の部材を土台として
そこにクーラーを取り付ける、というのが一番よい。そして、土台を作るには、ナットリベットを使うのがいい。


構想を頭の中で練り終えたら、8時ごろに起床。メシを食ったら、9時ごろから徐々に作業を開始する。まずは、
脳内で構想していた形の、取付金具を作る。オイルクーラー側の精度の悪さは、取り付け部を左右独立とした金具を
作ることで回避する。先日使った厚さ 2mm の鉄板を同じように加工し、オイルクーラーの下端にくっ付ける。



オイルクーラーと金具の間は、M5 のネジで固定する。金具側の加工をするとき、かなり精密に線を引いて作業した
はずなのだが、なぜか穴の位置が 0.5mm ほどずれてしまうという問題がずっと発生しているので、M5 にした。
オイルクーラー側の穴は M6 相当のようなので、多少の加工誤差は、バカ穴による調整範疇でどうにでもなる。
(同じ理由で、金具とアンフレの間を固定するネジを通す穴も M5 用にしておく。実際には M4 のネジ4本を使う予定)

もっとも、この加工誤差なんてものは大した問題ではなかった。実際には、オイルクーラー側の精度が悪いので、
それを吸収するために、バカ穴は大いに活躍してくれた。金具を仮固定したのち、平面上にオイルクーラーを立て、
金具の位置を微調整して本固定。ゴムワッシャを入れて防振対策をしようかと思ったが、効果が薄そうなのでやめておく。


ここまで作業が進んだところで、通販で注文していた ASTRO PRODUCTS のナットリベッターが、ちょうど到着した。
通販というものは実に有り難い。他の作業をしている間に、平行して購入処理ができるのだから。効率よい作業の友。

装着準備ができたので、オイルクーラーを設置位置に宛てがい、慎重にマーキングしたのち、ナットリベットの下穴を
空ける。利用するタマは M4 用。強度を考えると M5 が欲しかったが、溶接部分に近いため、裏側でナットリベットを
カシメるときの潰れ代余裕が少ない可能性がある。加工精度の件もあり、M4 で抑えておくことにした。これで
強度に不安がある分については、数を増やして補うことにした。こっちのほうが、結局は良かったと思う。

M4 のタマを打ち込むために必要な下穴は、6mm。既設のオイルクーラーが邪魔になるので、これを外して空間を広げ
電動ドリルを突っ込んでアンフレに穴を開ける。アンフレはアルミ製なので、6φの大きさとはいえ、穴あけは一瞬。
穴を4つ開け終わったら、ナッターに M4 のタマを装着し、えいやっと気合一発でアンフレにタマを打ち込む。今回、
問題になったのは、袋になっている部位のため、タマの潰れかたを目視確認できないという点だった。はじめて
使うカシメ工具なので、できれば目視確認したいのだが・・・残念ながら、手応えだけでキメないといけない。

不安を覚えつつも、とにかくやってみる。タマを適当にセットし、工具の調整ネジを適当にセットし(適当だらけ)、
工具をエイヤッと両手の力で握る。最初はゆるゆるとした潰れ具合が伝わってくるものの、そのうち工具はピタッと
止まり、動かなくなる・・・といっても、もう少し力を入れると、もう少し動く。たぶん、ここからが大事なんだけど、
ここからどうすべきなのかが不明。説明書を見ると、「強く握りすぎると、工具が壊れることがあります」なんてことが
書いてある。だけどサ、相手はこう見えてもただのアルミなんだゼ?いくら強度があるといっても、工具鋼が負けるか?

どこまで力を込めていいやらわからないまま、工具の捻じ込み量を減らしつつ(=工具を握りやすくしつつ)じわじわと
力を掛け続ける。やがて、ある程度まで捻じ込み量を減らしたところで、「ぬるぅん!」という気持ち悪い感触とともに
工具はばちゃりと勢いよく外れる。嫌な予感!ぬるっぽ、と抜けてきた工具を見ると、タマに捻じ込まれたマンドレルが
見たことも無いほどにまばゆい銀色に輝いている・・・って、ネジ山、抜いちゃったよ!(汗)やっちゃった!

いやー。きっとやると思っていた(我ながら)。最初は、ネジ山を全部抜いてしまったかと思ったが、そうではなくて
中途半端に捻じ込み量を減らした状態で力をかけてしまったため、アルミ製の山が、引っ張り力に耐え切れなくなったようだ。
不幸中の幸いなことに、ネジ山は全部飛んだわけではなく、まだ半分ぐらいは残っているように見えた。危ない危ない。

全部で4個打ち込むナットリベットのうち、失敗気味になったのはこの1つ。この失敗を糧として、他の3つは、
おそらく完璧(?)といえる仕上がりとなった。ふと、最初の1つ目をドリルで揉み落としてやり直そうかと思ったが
山が完全に無くなったわけでもないので、それももったいないと判断。そのまま、使い続けることとした。



ナットリベットを打ち込んだのち、オイルクーラーを宛がい、適当な M4 ネジで仮固定。各部のクリアランスに問題がない
ことを確認したら、ちゃんとした(?)固定ネジを買いに出かける。EP82 のエンジンを始動し、近所のホームセンターへ。
なんとなく(珍しく)、駐車場の中で、店に近いところに EP82 を止める。買い物を終えて出るとき、2台横に空いていた
狭めの駐車スペースに向けて無理な角度から駐車しようとしていたミニバンが居た。サイドドアと、左後ろの角の部分が
ボッコボコに凹んでいて、見るも無残な状態になっている。運転手を見れば、60代を過ぎたと思しきオジイだった。
うっわー・・・。いったいどうやったら、あんなにボコボコにできるのだろう。なんか、いろいろ心配してしまう。
それと同時に、不特定多数の買い物客が押し寄せるこういう店では、近くに止めるのはやはりご法度だなと痛感した。


帰宅後、作業の続きを実施。オイルクーラーと金具を固定するボルトを、買ってきたものに交換。そして、金具と
アンフレを固定するボルトも、買ってきたものを使う。結果、こんな感じで固定が完了する。ぴったりフィット。



なお、オイルクーラーの4つの「耳」のうちの1つが無いのは、切り取ったから。フレームと干渉するからね。

M4 のネジ4本で固定したオイルクーラーは、予想以上にしっかりと固定されていた。さらに、上側のブラケットを
車体に固定してブレ防止をしてやる必要があるかとも思っていたが、このあと、油圧ホースによって固定されることを
考えれば、これ以上の固定は不要かな、と判断。当面、この状態で運用してみることにした。たぶん大丈夫だろう。

なお、この位置に 13段ナローのオイルクーラーを装着する場合、干渉するところが2箇所存在する。ラジエータサポートと、
エアコンの高圧側配管。ラジエータサポートについては、干渉点を 2kg ハンマーで軽く殴って凹ませておけば問題ない。
エアコン配管は、慎重に手でひねり、干渉しないように調整する。どちらも、さほど難しい作業ではない。



さて、こんな感じで、オイルクーラーコアの装着が終わったわけだが・・・。時計を眺め、考える。
ついでだから、配管のほうも直してしまおっか。・・・うん。まだ、日が傾き始めたぐらいだし、問題ないだろう。

というわけで、配管加工を実施開始。オイルの受け皿を下に置き、宙ぶらりん状態にしてある旧オイルクーラーから、
フィッティングを外す。まずは、ジョビジョバ〜と溢れ出してくるオイルが止まるのを気長に待つ。10分ほど経過して
オイルがほぼ抜け終わったら、フィッティングにキムワイプを突っ込んでから、配管の取り回しをじっくり考える。
今回、オイルクーラーを縦にマウントしたので、オイルポンプから吐き出されてくる側のホースは、コアの上側に
接続したい。あと、出来る限り、今の配管長と同じか、もしくは短くて済むようにしたい。そんな要望を踏まえて
いくつかの取り回しを考え、最終的に決定する。こんな感じにすると、要望をほぼ満たすことができる。



(注:上記の画像は、既にホースの加工が終わり、接続を完了した状態です)

取り回しが決まれば、あとは加工のみ。今回、2本のホースのうち1本は、20cm ほど長さを詰める必要があった。
オイルフィルタ側から全部外して作業しようと思ったが、残念ながら空間が非常に狭く、オイルブロックをエンジンから
取り外さない限り、配管を外すことは不可能なようであった。これは、面倒くさいにも程がある。結局、クルマに接続した
ままの状態で、ホース切断とフィッティング接続を行うことにした。幸いなことに、オイルクーラー側のフィッティングは
RUN-MAX のものを使っていて、これはエアロクイップ社のものとほぼ同じ構造。つまり、万力が無くても、なんとかなる。

まずは、長さを慎重にマーキングしたのち、グラインダーでホースを切断。若干ささくれたステンメッシュを金切鋏で
整形したら、前のホースに刺さっていたフィッティングを抜き取る。抜き取りに伴う損傷が起きてないかチェックしたら、
フィッティングのナット部内側にシリコングリースをたっぷりと塗り、ステンメッシュホースにぐいぐいと押し込む。
ここは、かなりのパワーと根性と気合が必要。押し込めるところまでしっかりと押し込み終わったら、あとは、
スパナ2本を使って、フィッティング本体をしっかりと捻じ込む。とにかく、各部にグリースをしっかりと塗る
ということさえ忘れなければ、この作業は、万力がなくても何とでもできる。配管の加工も、無事完了。

なお、今回再利用したフィッティングだが、ネジ部の抜け止めのカシメが痛んで、動きが悪くなっていた。スイベル部には
何の損傷もなかったので遠慮なく再利用したのだが、理想的には「使い捨て」にするのが一番いいのだろうな。高いけど。



てな感じで、オイルクーラーの配管も直ってしまった。となると・・・最後に、油温センサーのフィッティングを作成。
半年ほど前に作成し、捻じ込んでいたフィッティングを取り外す。本来ならば、このケツにセンサーを突っ込む予定だったが
結局のところ、これは利用することがなかった。ただし、役目を果たさなかったわけではない。これは、J.B.WELD の
耐油試験チップ(?)として有効に機能した。取り外したフィッティングは、こうなっていた。



おおう。オイル焼けのような茶色の染みが増えているものの、樹脂自体はまったく無傷。爪で引っ掻いてみたが、
表面強度が落ちている様子は無い。能書きに嘘はないようだ。これをもって、J.B.WELD への信頼度は急激に上昇した。

で、頑張ってくれた J.B.WELD には悪いのだけど、こいつを加工してフィッティングを作成する。突起部を金鋸で
切り落としたのち、8φの貫通穴を開ける。その後、1/8PT タップを切るわけだ。この部品のスペアは存在しないので、
貫通穴を開ける作業の精度については、慎重にならざるを得ない。ここ何回も、垂直穴を空けるのに失敗しているので
加工する前に、原因を追求しておく。だが、それはとても単純なことだった。ボール盤のテーブルが傾いていた(汗)

もちろん、ボール盤なので、傾きは調整できるようになっている。だから、壊れたわけではなく、その調整が狂っただけ。
長年使い続けていると、こんなことも起きるのだな。テーブルの角をハンマーで軽く叩き、垂直を出し直す。これで OK だ。

ちゃんと垂直が出るようになったテーブルの上で 8mm の貫通穴を開け、1/8PT のタップを切る。それにしても最近、
1/8PT のタップの出番が多い。買っといて正解だった。タップを切り終えたら、ブレーキクリーナーで綺麗に清掃したのち
作成済みのセンサーをしっかりと捻じ込み、オイルブロックに装着。センサーの配線だが、いろいろと考えた結果、
純正の排気温度ヒューズが通っているところと同じ場所を通してエンジン上部へと引き上げ、水温センサーの線と
合流させることにした。触媒がわりと近くに存在するので、熱害が心配でもある。早いうちに、対策を考えたい。





これでようやく、油圧回路に関する全ての作業が終った。点火回路を外して 30秒ほどクランキングしてから、
エンジンを始動。やや遅めの反応を伴いつつ、油圧が上がる・・・うん、正常値。そのまま 30秒ほどエンジンを
動かしたら、いったん運転停止し、オイルのレベルを見る。確か、オイル交換した時点では、F と E の昼間ぐらいに
していたはずだが・・・現在は、下から 1/5 ぐらいの位置まで下がっていた。えーっと、オイルクーラーと配管、
合わせて 300mL 強、ってところか?あれ?意外と容量が少ないなぁ。もっと入るかと思っていたのに。

油量に問題がないことを確認したので、油温センサーに計器を仮付けし、油温変化を確認する。アイドリング開始直後は
およそ 16℃を示していた表示は、見る間に・・・あれ?上がらない。センサーが壊れているのか?と思ったが、そうではなく
単に、上がりが遅いようだ。ファーストアイドルが落ち着いた時点でも、油温は 25℃にも達しない。その後もしばらく
アイドリングを続けるが、温度上昇がホントに遅い。40℃になるところまで確認したのち、痺れを切らしてエンジン停止。
水温の上がりは早いんだけどなぁ・・・なるほど、水冷オイルクーラー(=オイルウォーマー)が必要になる理屈だ。


作業を終えたら、夕飯を食ったのち、しばらく休んでから試運転。外気温は 15℃足らず。湖西道路を往復してみる。
湖西道路まで行く間のストップ&ゴー区間は、油圧は少し高めに推移していたようだった。しかし、いったん郊外に出て
巡航速度に乗ると、250kPa/4000rpm(6000rpm ぐらいまで上げると 260kPa 程度まで届く)まで下がる。ギアを下げて
意識的に低負荷高回転を使い続けてみると、さらに下がって 240kPa/4000rpm になってしまう。う、うーむ。
風の当たるフロントセクションに移動したし、ホースも短くしたのに、あんまり変わってないような気が。
となると、オイルクーラーの前を覆っている目の細かい網が悪さをしている、ということになるか・・・

ガッカリしつつ、適当なところ一旦停止。オイルクーラー付近の状態を確認する。オイルクーラー下側の
フィッティングには、うっすらとオイルが付着していた。ありゃ、再利用したから漏れてきたのか・・・と思ったが、
オイルが付着しているのは、再利用によってオイルが漏れる可能性のあるホース接続部ではない。ってことは、
前のオイルクーラーを外すときにフィッティングの可動部の中に入り込んだオイルが漏れてきているのかな?
とりあえず、付着したオイルを丁寧にぬぐっておく。家に帰ったあと、確認しておこう。

帰路、油圧を再度確認。やはり、油圧の傾向は同じ。ぬわわで負荷を掛けずに流すが、油圧の回復は遅かった。
ってことは、やっぱり飛び石防止用の網が悪さをしている、のだろうな。そういえば、純正の網って、結構荒かったよな。
目の細かい園芸用の網(鉢の中に敷くもの)を流用するのはヤメとこう。うーん、なにかいい網はないかな、っと。



帰宅。エンジン停止後、オイルクーラーを確認。折り返し点でオイルを拭き取った跡がどうなったかというと、
結局、新しいオイルはまったく付着していなかった。想像通りの状況ってことだろう。オイル漏れの心配は、ない。
ということで、無事装着はできたが、これを活かすため、いろいろとやらにゃならんことがありそうだ・・・


4/20

今日もまた、とてもいい天気。花粉もそろそろ収まってきたようで、鼻水はほとんど出てこない。よっしゃ。

昨日の反省を踏まえ、ちょっと実験してみたい。ということで、エンジンルームに放置していた油温センサの配線を
室内まで引き込み、油温計を接続。油温を表示させながら、京都市内を横切って買い物へと出かけることにした。
っと、その前に・・・オイルクーラーの前を覆っている、網。これをザクザクと切り取っておく。どうなるか?


家を出発し、ゆっくりとした速度で山を越え、それなりに混雑している市内の道路を走る。油温は緩慢に上昇を続け、
アクセルをあまり踏まずに走る市街地巡航の範囲では、70℃ほどで安定。このときの油圧は 260kPa/4000rpm 程度。
だが、少しアクセルを踏み気味にして 4000rpm ぐらいを維持するように意識すると、80℃弱まで上がる。
油温の上昇を待っていたように油圧は少しずつ下がり始め、およそ 250kPa/4000rpm まで低下。

ってことは、240kPa/4000rpm の時点だと、もっと油温は高いってことだな。いろいろ調査したいな。


市内某所で買い物を終えたら、帰路へ。ゆっくりと走る前走車の後ろで、同じようにゆっくりと走る。なんとなーく
嫌な予感がしたからだが、こういう予感はよく当たる。首を動かしてサイドミラーを確認すると、ちょうど死角に
あたる場所にパトカーが居た(笑)。春の交通安全週間だっけ?ちょっと用心しといたほうがいいかなぁ。

市街地を抜け、山を越えて帰宅。山岳路を抜けるとき、エンジンを結構回し気味にして走ってみると
油温はだいたい 85℃ぐらいまで上がってくる。だが、回し気味にして走った距離が短かったこともあり、
だいたいこのぐらいの温度で、上昇はサチってくる(エンジンを回す=速度が出る=冷却効率が上がる)。
あとは、高速道路とか、ジムカーナ場とか、サーキットとかでどうなってくるか。また、データ取り、しよう。


帰宅。往復の道中で気になったことだが、アイドリング時にチャカチャカチャカチャカ・・・・発進時にビビビビ・・・と
やたらに、背後の空間からうるさい音が聞こえてくる。おそらく、この空間を走っている配線が踊っているのだろう。
内装を剥いでチェックしてみると、確かに、ハーネスやワイヤーを固定していたテープがいくつか外れていた。修理。

その後、適当に引き込んでいた温度センサー系の配線をまとめる作業に着手。さきほど購入してきた6極コネクターに
配線をつぎつぎと圧着し、それっぽくまとめる。それにしても、これだけ周辺機器(?)が増えてくると、電源系統の
配線が結構なスパゲッティになってきた。一度は整理したんだけど・・・また、整理しなおさないといけないなぁ。



配線が終わったので、温度計のファームウェアを修正。1.5s 毎に、水温 → 油温 → 水温 → 油温 → … と
表示が自動的に切り替わるようにしてみる。この状態で確認してみると、水温のほうが、油温よりも少し高めになっている
ことに気づく。負荷の低い領域だと、こんなもんなのか。負荷が上がってくると、油温=水温+10(℃) らしいのだが。


4/25

明日から GW の 11連休に入るわけだ。これが、とてつもなく長いようで、実際にはすごく短い。
その期間の大半は、同人原稿の作成作業でスケジュールがひたすら埋まっている。我ながらバカだ。
俺の人生のキャリアプラン、これでいいの?自問自答しながらも、衝動に任せて人生を消費する日々。
まったく、人生は短すぎる。あぁ・・・人生が二度あれば、この人生が二度あれば・・・ (c)井上陽水。

ともかく、埋まったスケジュールを少しでも空けるべく、連休直前の本日夜から早速作業を開始。
当面のマイルストーンは、4/30 と 5/5。それぞれ、表紙カラー原稿の入稿と、本文原稿の入稿。

本文の完成度は、とりあえずペン入れがひととおり終わって、最低限のスミまで入れたところ。
これから、ペン入れの結果をチェックして細かい点を修正する作業、トーンを張り込む作業、
書き文字を入れる作業、進行をチェックしてセリフを修正する作業・・・など、仕上げる作業が
たんまり残っている。無理じゃないけど、結構頑張らないと間に合わないかな、という感じ。

そう思わせる根拠になっているのは、表紙カラー原稿の完成度。実はこの時点で、進捗 0%。
残り4日+αで 0 から完成させないといけない。相変わらず、期間的に余裕のない挑戦だ。
どうして、俺のプロジェクトはいつもこうなるんだ。自分の無計画さを呪いながら作業。


4/26

とりあえず、表紙の線画までは描き終わる。ネタさえ決まれば、そんなに時間はかからない。
来る日も来る日も落書きに明け暮れてきたお陰で、手の早さは人並みぐらいに戻ってきた。
しかし、あと 10年若ければここから飛躍することもできようが、もう今更な感じも否めない(涙)
ああ、いかんいかん。何かといえば年齢をボヤくようになってしまった。まだ 30代だよ 30代!

ちょっとプレッシャーが減ってきたので、気分転換ついでに、ホームセンターへ買い物へ。
クルマのフロントバンパーの冷却用穴に飛び込む異物を防ぐための、適当な網を探す。
これまでは、鉢植えの底の穴を塞ぐための網を流用してきたが、目が細かくて穴が小さいため
走行風が入りにくいらしく、背後に置いた冷却器の効率低下を引き起こしていた。これを改善したい。

行きつけのホームセンターに到着後、金物売り場を中心に資材を探す。できれば、折り紙細工で
作った網のような、平板に切れ目を入れて伸張したタイプのものが欲しい。そういった要望にも
不足なくお応えするのが、我らがメイドガイの役目!任せて安心メイドガイ!・・・といった調子で
サクサク見つかるかと思ったのだが、いかんせん建築用の網は目がすごく粗い。目を半分ずらせて
網を重ねれば、なんとかいい具合になりそう?なものばかり。それは手間が掛かって面倒くさいので、
一発でイケるようなマテリアルを探すことにした。ちなみに、それでよければ値段はたったの \78。

しばらく店をうろついた結果、とりあえずヨサげなモノは見つからなかった。帰宅して改めてリサーチ。


復路で、油温/水温をチェックしながら走る。これまで確認できなかったデータだが、なかなか面白い。
街乗りだと、多少の全開加速を交えたところで、水温 80℃/油温 85℃程度までしか上がらない。更に、
油温のほうは、80℃を少し越えるとサーモが開きだすのだろう。大体その辺の温度を境目にして、油圧計は
10kPa ほど低い数値を示す。70℃だと 260kPa/4000rpm だった油圧が、80℃を越えると 250kPa/4000 rpm に。
つまるところ、これがオイルクーラー配管&コア分の圧損だと見て差し支えなさそう。それにしても低いなぁ。
ひょっとしたら、ブローしたときに、油圧計のセンサーもまとめてイカれたのだろうか?そう考えたい気味。


帰宅。金網のリサーチついでに、まもなく開通する京都高速稲荷山トンネルについても簡単に調査。曰く、
6/1 開通らしい。えー、5月じゃなかったのか。ちょっと残念。肝心要の料金だが、通勤時間帯だと 250円@ETC。
それ以外の時間帯だと 450円。たった 2.4km のトンネル1つ抜けるのに、シブチンの京都人相手に 450円か。

・・・うーん。これじゃ、誰も通らないよ。一応、油小路線との乗り継ぎは可能になったらしいので、
そういう使い方をする(山科〜巨椋まで一気通貫で走り京滋 B.P. に抜ける)人だけは使うかもしれないのだが、
考えてみよ。山科区には既に、名神高速道路の京都東 I.C. が整備されている。わざわざ 450円上乗せせずとも、
列島を貫く大動脈に直ぐ乗れるわけだ。八幡/枚方/私市/門真など、大阪北部へとアクセスする分については、
確かに第二京阪と直結している京都高速経由が有利だが、工場もロジスティックセンターも何もない山科から
そんな場所に向かう需要って、そんなにある?やはり考えられるのは、五条通や京都市中心部を経由せず、
京都南部/京都西部に向かうクルマを流すということだろうが・・・よく考えてみれば、東から来るクルマには
既に「京滋バイパス」という立派な迂回用道路があるよなぁ。つまり、やはり山科区民しか、あの道路は使わない。

となると、有料道路慣れしていない山科区民(京都市民)だけに、恐らく、運用成績は湖西道路並みに散々たるものに
なるだろうと想像できる。ただ、プライドが高いクセにシブチンな京都人だから、もうちょっとだけ値引きすれば、
それなりに利用率は上がってくるんじゃなかろうかと思うんだけど・・・半年後の運用成績が楽しみでもある。

とはいえ、折角できたインフラなんだから、それなりにお金は稼いで頂かないと困る。新十条区間は諦めるとしても
せめて油小路区間で稼いで、京都高速全体としては収益が上がってる状態が望ましい。後日の日記に記載するが、
現在の油小路区間の利用率は、まず間違いなく散々たる状態だ。南方からの集客路となる第二京阪も全然ダメだが、
京都高速は輪をかけて更にひどい。あんな立派な道路ができて4ヶ月近く経過するのに、あの惨状は無いだろう。
なんとかして、京都市内〜名神高速道路間のトラフィックを京都高速側に誘導する作戦を考えたほうが良さそうだ。
例えば、R1 の九条堀川より少し南側のあたりに電光掲示板を立て、その先の R1 の渋滞状況(惨状)が
よーくわかるようにして、夕方頃の交通を少しでも油小路側に誘導してみたりする、というのは・・・

・・・だがしかし、もとより特定の時間外にはさして混雑しない区間に作ってしまった高速道路だから
(誤解のないように追記するが、京都南部の市街地が発展さえすれば混雑するはずだ、という希望的観測はある)
現状では、根本的な解決は難しいのか。もっと北に延伸し、せめて五条堀川を下ったあたりから高速に乗れるように
なっていれば、現状でもトラフィックはそれなりに稼げたかもだが・・・が、その場合、100年経っても完成してないだろうな;
地上にあれば景観問題、地下に埋めれば水脈問題。何らかの強制力の高い問題が発生し、市街地の区画整理が起きるまでは・・・

最悪の場合、R1 に信号機を更に増設し、相互のタイミングを劣悪にしてR1 を使い物にならなくする作戦ってのも取れるが
信号機の管轄は警察だったはずだから、いくらなんでも、そんな道路交通法の精神を無視した準犯罪的行為はヤラないよね・・・

まぁ、現状でできるだけのベストは尽くしてあると思うよ!トンネル区間 100円台まで値引きしてくれたら、
みんなもっともっと利用してあげようね!とだけ書いておこう・・・


つづいて、金網リサーチ。JURAN のサイトで、アルミ製の金網が商品一覧に載っているのを見かけた。ちょうど良さそうだ。
Autobacs に出かける前に、値段だけチェック・・・え!? \10k越え!?マジデスカ。ただのカナアミが \10k ですか。
鉄製でよければ \78 で買えるのに、アルミ製だったら \10000 以上。これはさすがにあり得ない。凹んだらマジ泣きだろうし。
やっぱり、鉄製でなんとかする方法を考えるか。とりあえずもうしばらく、流用できそうな資材を探すことにしよう。。。


4/27

昨日に引き続き、本日もまた、原稿をひたすら書き続ける。外はあり得ないほどの好天。あぁ、同年代の多くは、妻子を伴って
屋外で健康的に日光を浴びながら人生を満喫しているというのに、風も通らない部屋の隅でまったく何をやっているんだ俺。

悶々とそんなことを考えていると、ふと、この鬱蒼としたガラクタで覆われた部屋を魔改造、否、リフォームしたくなった。
まるで、この物理的に塞がりきった環境を変えることが、現状に対する唯一の贖罪行為であるかとでも思考回路が結論したかのように。

ともかく、巻尺を片手に部屋と家具の寸法を計り、リアルデフラグ計画を立ててみる。あの家具をこちらに、あの家具をそちらに・・・
うむ。アレを先に片付ければコレが動かせるし、そのためには先にソレを一旦外に出し、納屋に置いてあるマンテンラックの素材を
持ってきてサンダーで切って・・・なんとなく、それまでモヤモヤと存在していた部屋に対する各種の不満が一気に解決できそうな、
そんな気がしてきた。もう、原稿なんて書いてる場合じゃない。今だ、今すぐに、この環境改善計画を実行したい!しなければならない!

結局、無駄な衝動を増幅させてしまった私は、自爆したことが判っていながらも熱い気持ちを抑えることができず、ついうっかり
カプチーノを駆って買い物に出かけてしまう。行き先は、近所のホームセンター。本棚等の材料やらなんやらを買出しに行く。

緩やかな初夏の陽光に包まれる街中を、カプチーノでゆったりと走る。だが、いつになく落ち着いた気分で低速に走る私よりも、
GW という一過性の熱病に魘されたドライバーの皆様方のゆっくり度合いは、更に強烈なものであった。それは速度だけの問題でなく、
例えば「後ろや周りのドライバーの流れをどれだけ低下させようとも、自分が交差点を通過できればそれでいい」という間の悪い運転だと
分類できる。たとえば、客を拾うことだけに集中しているタクシーにも似た行動原理。交通の流れを判りやすく、効率よくしよう、
という積極的交通安全とは程遠い走り方。まぁ、道路を走っている全員がマッタリ状態なら、全体としては安全になるのかなぁ。
だが、効率よく道路を使うことで全体的な流れを良くし、無駄な道路建設の必然性をなくす事でガソリン税率低下の根拠を作ろうと
目論む私(・・・いや、そんな立派な考えがあるわけじゃないか(汗))としては、他人に対して無駄に加減速と時間消費を強いる
この手の行動原理はあまり受け入れがたい。もうちょっと効率のよい移動方法を考え、実践しようと思ってみたりしないかね?
なにも、狭い住宅街で暴走したり、信号を無視したりといったことを奨めてはいない。効率よく移動しよう、ただそれだけだ。


まぁ、いろんなことを考えてみても、所詮は多勢に無勢だ。まったりとした流れの中に飲み込まれつつ、店へと移動。
いくつかの資材を購入し、帰路につく。その道中、ふと思い立ち、郊外のバイパスに乗って少しばかり距離を稼いでみる。
具体的には西大津バイパスなわけだが、昼過ぎという時間帯にも関わらず、南行きは相変わらず混雑している。比較的流れの良い
北向きを走りながらチェックしてみると、長等トンネル出口〜滋賀里 I.C. での車線減少ポイント、および仰木の里 I.C. での
流入車線の合流ポイント(ちょうど上り坂の途中に当たる)あたりが停滞。どちらも別に、その先が混んでいるわけでもなく、
ただ単に、速度低下の連鎖によって停滞が発生している。わからない。何故、停滞レベルの交通麻痺が発生してしまうのか、
傍目にはまったく理解ができない。警察も、こういった場所での無駄な停滞を減らすことに対して真剣に取り組んでほしい。
だいたい、渋滞って、軽微な事故の巣窟だろうに。盆暮正月GW の高速道路渋滞情報を見ていると、相関関係が覿面に理解できる。
速度取締りとか通行区分違反の取締りもいいけど、車間距離不足とか無駄な速度低下とかも、ちゃんと指導していって欲しい。
まぁ、自分の部屋と天下の公道を完全に履き違えたオバカ(ex. 駅の階段や通路に座りこんで往来を邪魔する若者など)も多い
このご時勢だから、強制力のない指導だけで色々理解させる(=社会生活の側面を躾ける)といっても大変かもしれないが。

というわけで、渋滞に参加しつつ、またもや油温のチェック。市街地〜流れの悪いバイパス道路における油温の傾向であるが、
普通に走っているとおよそ 85℃程度。意識してアクセルを踏み、高回転を使っていくと、91℃程度までは上げることができる。
だが、それにしても 100℃に届きそうにもない。高速道路だと冷却効率が上がるから、これより悪化するのは峠道ぐらいだろうか。


意外と油温には余裕があるものだ、ということを改めて理解しつつ、西大津バイパスを南下。R1 と合流するポイントに差し掛かる頃、
その手前にある左カーブの途中で、左車線にはみ出して路肩に停車しているトラックが居た。そのカーブは、両側に防音壁が聳えているので
結構近づかないと、存在に気づかない。幸いなことに、この辺りだと右車線を走るクルマがほとんど。左車線だと滋賀向きの R1 に
合流するため、滋賀から続いている西大津バイパスからこちらを選択する車両が少ないという理由だろう。それを知ってか知らずか、
この危険極まりないトラックは、こんな場所に平然と駐車している。いや、ひょっとしたら緊急事態が発生したのかもしれない・・・だが、
あと 100m も走れば、見通しのいい直線区間になるのだ。あぁ、何故、どうしてそこまで走ってから停車することができないか。
サンデードライバーならまだしも、ハンドルを握ることを生業としている人が、どうしてそんな無遠慮なことができるのか。

やっぱり、GW というのは特別な期間なんだ。あらゆる人が同時におかしくなってしまう、そんな期間なんだ。気をつけねばならない。


4/28

というわけで、外出する気力はすっかり殺がれた。原稿を書きながら、昨日買ってきた資材を活用し、部屋の模様替え作業を実施。
ずっと座り仕事になる原稿書きと、ずっと肉体労働になる部屋の模様替えは、均等に消耗すべき相互を補完する関係。
交互に実施するのは、両方の作業効率を同時に上げるという意味で、とても良い作戦だった。

ただ、ひとつだけ、忘れていたことがあった。それは、模様替えによって、部屋の隅に何年間も積もった埃が舞い上がり、
室内の空気がかなり汚染されてしまった、ということ。換気が追いつかないほどだったその汚染は、部屋の住人である私を
次の日、災厄に巻き込むことになるのだった。だが、この時点では色々なことが快調そのもの。表紙原稿も無事完成し、
まずは表紙を印刷屋さんに納品する準備を整える。よし、あとは本文の仕上げだけだ・・・頑張れ、俺。負けるな、俺・・・

4/29

部屋の模様替えで、どうしても資材が足りなくなった。連休が始まってからずっとチェックしている道路渋滞状況を見る限りだと、
まだ、GW 名物の渋滞は始まっていない。カイモノスルナライマノウチ。カプチーノのエンジンを始動し、近所への買いものに出かける。

外は相変わらずの好天気。連休が始まってからずっとこんな調子だ。ひょっとして、今年はすごく外出に適した GW なのか?
そんなことを思いつつも、ともかく先に突っ込んだ「原稿書き」という予定が重く圧し掛かる。誘惑に負けるな、俺。

数日前と同じく、ユルユルとクルマを走らせながら市街地を移動する。それにしても、どうもクルマがすっごく軽い感触。
出足から中間加速まで、特にアクセル開度の少ない領域で、クルマが「トン」と前に出る感じが冬場からずっと継続している。
なんでこんなに軽いんだろう、というぐらいに軽い。さすがに気温はそれなりに高いし、エアコンも ON にしているし、
エンジンにとって楽な条件はないはずなんだけど。いつもならスッごく重いものが軽く動く感覚は、非常にカイカン。
オイルクーラーを改良して油温を低く保っていることが原因か?とも思ったが、そこまで影響あるのかどうかは不明。

ホームセンターで資材を買ったり、薬屋で目薬を買ったりしたあと、安いガソリンを給油する最後のチャンスということで、
GS に立ち寄る。往路に通過したときはいつもより多めに混雑していた GS も、帰路にはちょうど空いていた。ラッキー。
久々に 130円台に下がったガソリンを目いっぱい給油・・・って、今月も全然走ってないから、せいぜい 10L強程度。
あまり得はしなかった orz これも、あと2日もしたら 30円ほど上がって、160円台に戻ってしまうのか・・・。
それにしても、この国の政府は誰のためにあるのか。何故か、我々はいつも政治に無視され搾取される側の国民だ。

今日もまた、水温と油温をチェックしながら走行。大体 80℃前後をウロウロしている。ものすごく健全な状態。
あまりにも健全すぎて、センサーか計測モジュールのどちらかがイカレてんじゃないかと思ってしまうぐらい。


帰宅後、購入した資材を片手に、EP82 のところへ。長い間ずっと継続していたビリビリ音の最終対策を打つ。
ボンネットを開け、フレーム先端にあるゴム製ストッパーとボンネットが当たるところを修正する。先日、アイドリング時に
やたらにビリビリとうるさかった問題をなんとか解決してやろうと思ってエンジンルーム内をくまなくチェックした際に
気づいた問題だ。ボンネット先端中央がラッチでがちゃりと止められたとき、ボンネット先端の左右の端は、フレーム側に
付けられたゴム製のストッパーに当たるようにできている。そうなることで、ボンネットフードはフレームに固定される。

だが、うちの EP82 は何故か、ゴムが当たる部分のボンネット側の裏骨がべこりと凹み、ゴムと当たらなくなっていた。
そのため、ボンネットはフレームにしっかり固定されなくなり、ちょっとした振動でも大きく共振を起こしていたのだ。
裏骨は薄い鉄板でできているが、普通に使っている範囲ではべっこり凹む可能性などあり得ない。ボンネットを閉めるときに
よっぽど滅茶苦茶をやらない限りは。あり得るとしたら、ゴムの上に工具を置いたままボンネットを勢いよく閉めたか、
または、ボンネットを閉めるときに思いっきり力を込めて閉めたか・・・だろう。誰がやったにせよ、相当なパワーだよ?

不思議な現象に首を捻りつつも、デントリペアツールでもなければ直せそうもない凹みへの正攻法的対策は諦め、
凹んだ部分にゴム板を貼り付ける対策を施す。特に高温になる場所でもないので、普通に売っている家具用ゴムクッション
(粘着剤付き)を2枚ほど貼り付ける。比較的硬質なものを選んだので、少なくとも数年は耐えるだろう。コスパ最良。

作業後、ボンネットを閉め、エンジンを始動してチェック。目論見どおり、ビリ付きが無くなったことを確認した。


クルマ側の作業が終わったので、部屋に戻って原稿書き。昨日の時点で完成した表紙原稿をもう一度チェックしたのち、
あらかじめメールで確認しておいた手順に従ってデータ入稿。印刷発注書は別途作成しておき、PrimoPDF で PDF 化して
メール添付にて送付。印刷見本は、カラー原稿ということで、特に送らず。色あわせが一番気になるところだが、これは
プロフェッショナルの経験と能力に頼るしかない。カラーマネジメントが貧弱な Windows ではあるが、Adobe のツールを
使ってガンマ値も調整したし・・・まぁ、出来る限りのことはやった。人事を尽くして天命を待つ、という状態。

原稿を FTP で入稿したあと、本文原稿の作業に取り掛かる。残る作業を列挙し、ページ数からボリュームを弾き、
残日数の中でスケジューリング。各種のリスクを想定し、期間面でのコンティンジェンシ予備を積み上げる。幸いにも、
期間面でのマネジメント予備は1日以上残りそうだ。この結果に気を良くし、BGV として Gyao の「ふしぎの海のナディア」を
ダラダラと流しながら、作業に取り掛かる。画面をじっと見るわけにはいかないので、ほとんど音だけで楽しむことになるが
それでも、ストーリーの流れは大体理解できる。物語としてうまく作ってある、ということだ。あさいさんとのチャットも
交えつつ、作業は予定どおりの進捗で進んでいた。問題は、まったく進捗の見えない、あさいさんとしもふり氏の進捗だ。
しもふり氏はたぶん大丈夫だと思うが、あさいさんはものすごーく心配だ。大丈夫かな。重点的に進捗チェックしよう。


そんな感じで順調に作業を進めていたところ、逆境がやってきた。

快調にペン先を動かしていた右腕が突然重くなったかと思うと、エアコンのスイッチを最強にしたかのように、
急に、周囲が冷えていく感覚を覚えた。おそましい寒気と眩暈。椅子に座っているのも辛くなり、床に崩れ落ちる。
寒気・・・寒気だと・・・風邪か・・・くそう、こんなときに・・・幸いにも、まだ暖房器具は出しっぱなしだった。
朦朧とした意識の中で暖房器具のスイッチを捻り、手近にあった厚手の服を頭から被って、固い床の上で少し眠る。






1時間ほども過ぎたろうか。意識が戻り、固い床に押し付けられた左腕の痛みを感じたところで、我に返る。
アタマが痛い。フラフラする。地面から体を引き剥がし、救急箱から体温計を引っ張り出して脇に挟み、待つこと数分。
体温計の水銀は、夕暮れ時の薄い光を受けて鈍く煌きながら、私の体温が 39℃を越えていることを教えてくれた。
なぬー・・・。あー・・・。これはー・・・。やめとこ。今日はもう店仕舞いして、体力回復に集中しよう。

市販の風邪薬を大量に投入し、そのまま布団の中に飛び込んでぐうぐうと眠る。意外とよく眠れてしまう。
およそ1時間半毎に、薄く目が覚める。そのまま眠り続けたいのに。布団を軽く持ち上げ、汗でぐっしょりと濡れた
服の湿気を飛ばしたら、ともかくそのまま睡眠を続行する。予定していた作業は遅延してしまうが、それでも
眠って体力を戻さないと、もっと遅延してしまう可能性が出る。こうなったら、意地でも今日中に直す!


4/30

半ば意地になって睡眠をとったお陰か、昼前にはなんとか 37℃台まで回復。アタマのクラクラ感も収まり、
原稿作業を継続できる目処が立った。よし、ロスはおよそ半日。努力と根性で、遅延を取り返すのだ!

引き続き、ナディアを見ながら作業。それにしても島編って、本当に長いのな。放映当時は飛ばし飛ばしに
見ていたから全然意識してなかったが、まさかこんなに長かったとは。ニューノーチラスなんて、最後の4話
ぐらいしか出てこないし。ネモ船長とガーゴイルそれぞれの最大の見せ場も、こんな一瞬だったとはねぇ。
今のご時勢ならば、2クールに圧縮し、島編はコミカライズと小説で補完される対象になったことだろう。


原稿作業を続けながらも、他の作業を平行して実施。まずは、NV-U1 をいったんフル放電 → フル充電する。
その性質上、ちょっと使っては補充電・・・という、リチウム電池にとっては決して有利ではない環境に置かれる
ことが多いので、たまには残量リセットを掛けてやったほうがいいかと思って。現在のところ、フル放電までの
時間は、カタログスペック通りの4時間強。およそ半年を過ぎた時点で、まだソニータイマーは潜伏中。

さらに、部屋掃除をちょこまかと実施。部屋の隅に積んであったごみの山(夢の島(仮称))の中から
カシオペア Lagenda を掘り出す・・・おー。だが、本当に使い道ないなぁ、これ。WindowsCE 3.0 が動いていて
SDK もフリーで転がってるよ、ってのが唯一のウリなのだが、もはや PDA で出来ることは全て、携帯でできる
そんなご時勢なので(汗)。クルマに積んで GPS ロガーにでもするか、と思っていたのも、遠い思い出。

カプチーノ用の油脂類を部屋から倉庫に移動するついでに、残量をチェック。SUMIX GX100 の残量は 1.8L。
あと 1L ほど、適当なオイルとちゃんぽんにすれば、ちょうど消費できる。というわけで、ちょっと思考。
このオイル、どうも油圧が低くてあんまり好きなフィーリングではない。これを機に、他に乗り換えるか?
Web をちょっと調べてみると、よくお世話になっている JO-YA.com さんで、Mobil1 0W-40 本国仕様の
1qt. パックが割と安い値段で売られていることに気づく。この値段だったら、Mobil1 は結構悪くない。
調達本数を考える。1qt≒0.95L だから、3qt で 2.85L。ちょうど3本でいい按配になる。なので、
3の倍数+1本が、1つの基準となる。最近は、だいたい年に2〜3回の交換ペースになっているので、
13本買えば2年弱持つ。・・・そんなに溜め込む必要もないかなぁ、原油の値段の上がり方次第だけど;

ミッションとデフについては、REDLINE MT-90 が1本、80W-140 が2本。ミッションは年に1〜2回、
デフは年に2〜3回だから、それぞれ1年分ぐらい。1セットずつ、買い足して置こうかな。

と、計画だけ立てておく。購買処理は、もうちょっと様子を見てから(本の印刷代が高いので T_T)


在庫チェック後、再び原稿書きに戻ってしばらく集中していたが、またそのうち集中力が途切れたので
カプチーノをちょっとジャッキで持ち上げ、サイドシル下部の浮き錆を処理。下回りは防錆用コートを
分厚く塗ってあるのだが、ウマを掛ける部分の塗装はどうしても剥がれてしまう。そこに錆が生まれる。
真鍮ブラシで擦ると直ぐに取れる程度のレベルなので、早々に浮き錆を落とし、レノバスプレーと
シャーシブラックで防錆しておく。なんだかんだ言って錆の成長が遅いので、とても助かる。
おそらく、建物の間を抜けてきた風が最後に吹き抜ける場所にある車庫(屋根付き)に置いているのが、
地の利になっているのだろう。電車が走る鉄道のレールは、錆の進行が遅い。それと同じことが起きていそう。

防錆を終えたら、エンジンオイルと LLC の量をチェック。エンジンオイルは、F と E のちょうど中間。
LLC もほぼ同じような感じで、いずれもまったく問題なし。今のところ、懸念事項はまったくなし。


気分転換を終えたら、再び原稿書き。黙々と作業を続ける。