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Cappuccino 日記(2008/05)

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5/1

そして今日もまたずっと、本の製作に精を出す。仕上げ作業がなかなか捗らない。普段から落書きばっかり
描いているせいで、いざ本チャンの原稿となると手が遅くなってしまう。能力は万遍なく上げないといけない。
↑↑↓↓←→←→BA と入力したり、"DS][-MASTER" と名づけたり、そんな裏技は現実世界には無いのだ。

だがしかし、捗らないところで悶々としていても、効率なんてものは上がらない。気分転換と称して、
昨日に続いてカプを持ち上げ、フロント周りを中心に軽く錆落とし。基本的にはあんまり錆びていないのだが、
ショック本体の付け根など、ほとんど点検できていないし風も通らないような部分は、集中して錆びていた。
交換できる社外品が錆びている限りは気にもならない(むしろ、犠牲電極的な効果が出てくれれば・・・)が、
本当にここだけしか錆びていないかどうかは気になるところ。ボディ下部で袋になっている部分とか、心配だな。
とりあえず、サブフレームとステアリングロッドにうっすらと浮かんだ錆は落とし、防錆処理をしておく。

他に気になるところといえば・・・なぜか、オルタネータ前を通っている太い冷却水パイプが、かなり酷く錆びていた。
表面には、白い汚れも見える。これは確実に塩カル。つまり、冬場の走行で塩が付いて、錆の進行が促進されたと
思われる。もう初夏だというのに、いまだに部品表面に残る塩カル。雪道なんか走るもんじゃないなぁ、と痛感。


5/4

5月に入ってから、4日が過ぎた。部屋片付けの作業を平行して進めつつ、努力と根性で、原稿を最後まで仕上げる。
よーし。あとは、ノンブルを入れたり、ベタやトーンの塗り残しのチェックをしたり、そういった最後の調整が残るだけ。
入稿期限は明日なので、ぎりぎり1日前に完成、という感じとなった。予定していた予備は全部使い果たしたな・・・
この経験は貴重なデータとなった。次からは、もっとうまいことマネジメントして本を完成させられるはずだ。

ふぅ、と、肩の力を抜いて我に返る。そうか、今日は4日か・・・GW は6日までだから、結局、連休をほぼ全部消費したか。
しかしまぁ、それでよかったのかもしれない。いつものように MapFan.PLANNER で渋滞情報を見ると、高速道路に点々と連なる
故障車マークと事故マーク。まったく、盆暮れ正月GW といえばいつもコレだ。やっぱり、連休は引きこもりで正解だった・・・


5/5

そして、今日は最終日(?)。4日の夜も3時過ぎまでの作業を続け、すべての仕上げを完了する。一日前の当初予定通りに
ぴったり届いたしもふり師の原稿とドッキングし、入稿準備は・・・あとは、あさいさんからの原稿が届いたら完了する。
・・・まだか!あさいさんの原稿は、まだ届かぬのか!一応、「5日の朝までに入稿してもらったら間に合いますよ」とは
伝えてあるが、やはりというかなんというか、朝には届かなかった。だが、これまでの実績からすれば想定内だ。
メールでもなんでも、使えるメディアは片っ端から使って催促。正直めんどうくさい(c)ルーテシア のだが、しょうがない。

途中の話は省略するとして、結局のところ、あさいさんからの原稿が揃ったのは 15時前。建前納期として設定していた 17時よりも
ほんの2時間程度前のことだった。本音納期は 19時だが、この時間差は原稿のドッキング作業etc. で必要なものなので、
これを食いつぶすわけにはいかない。つまり、予定していた時間は予備を含めて全て食いつぶしたということになる。
今後、あさいさんには、最終納期の1週間前の日を入稿期限として伝えることにしよう・・・とかここで書いてしまったら
それを織り込んで遅延されてしまうんじゃないのか!?全然ダメだよ俺!?策士策に溺れまくってる気がするよ!?

(・・・それはさておきとして、次こそは予定通りのご入稿をよろしくオネガイしますね、あさいさん・・・ orz)


すべて揃った原稿をもう一度最終確認し、問題ないことが判明したら、ネット入稿。さらに、印刷見本も入稿し、作業完了。
あとは、5/11 に本が届くのを全裸待機するだけだ。これが私の全力全開・・・もう悔いは無・・・いや、あるなぁ。まだ。
まだまだ、やりたいことややれることはたくさんたくさん残っている。次のマイルストーンは、夏コミだ。がんばるべ。


5/6

というわけで、最終日はやることがなくなった。酷使した指の関節が痛いので、
今日は落書きはせず、いつもの高速道路をふらりとドライブして疲れを抜き取る。

連休最終日だからきっと道路もすっげえ混雑してると思ったら、今日に限っては
なぜか全然混雑していない。やっぱり、ガソリンが高くなってるからかなぁ。
まぁ、好都合だ。妙に空いている道路を快適に走りぬけ、草津 P.A. へ。

なお、走行中にはいつものように水温と油温をチェックするが、高速道路を
走っている範疇だと、十分に温度は低い。水温で 80℃、油温で 85℃ぐらいが
いいところだ。やっぱり、高速道路巡航だと、冷却には余裕があるなぁ。


草津で一休みしたら、屋根を開けて高速を降り、一般道を抜ける。滋賀県の道路も
同じように全然混雑していない。やっぱり、ガソリン価格高騰の影響だろうな。

ちなみにガソリンだが、滋賀県内で 158円/L(レギュラー)が相場のようだ。
これだと、ハイオクはぎりぎり 170円弱。高速道路だともうちょっと高いようで、
草津 P.A. だと 172円/L(ハイオク)だった。200円/L 説はマジでアリかもな。


夜、ジムカーナの下準備のために名古屋へと出かけていたあさいさんと、
京都駅付近で合流し、今回の作業の打ち上げなどなど。次もがんばりまっしょい。


5/10

連休中にリリースされるという噂だった WindowsXP SP3 が、連休明けにようやく公開されたので
環境が崩壊しても大丈夫なマシンから逐次アップデートを掛けてみる。結果としては、以下の通り。

ノートPC(Dell Latitude X1, WindowsXP Home Edition):
Diskeeper Lite を起動すると、MMC エラーが表示されるようになった。
一応、デフラグ機能は動くみたいだが、かなり気持ち悪い。それ以外は問題なし。

デスクトップPC(Athlon64 X2+GeForce6100 AM2+ATI Radeon X1300, Windows XP Home Edition):
2画面表示していると、ビデオドライバーの回転機能が動かなくなった。最新の Catalyst に更新したら解消。
また、タブレットドライバーも正しく座標を検知しなくなった。バージョン 4.x から 6.x に更新したら解消。
ただし、6.x は Ctrl キーのキーストロークを正しくアプリに伝えない重大バグがあるので、すごく不便になった。
ComicStudio 側のキーカスタマイズを使って対処したが、Photoshop 側はどうにもできない。早く直して wacom さん。

いくつか不具合は発生したが、全体的には大きな問題はない模様。ただし、特にメリットもない。
XP SP2 のサポート期限が切れるまでアップデートしない、という選択肢もアリかな、とは思った。


週末のリリマジ4に向けて、既刊の印刷と製本。プリンターをフル稼働して、既刊2冊を 50部ずつ作成する。
印刷の合間に、POP を描いておく。これらを夕方までに完成させ、タケル印刷にて、POP と既刊表紙を印刷いただく予定。
親指の痛みはかなりマシになってきたが、ここで無理して指がおかしくなったらハンドルも握れなくなる。適当に頑張る。


朝からずっと降り続く雨。分厚い雨雲と窓硝子を通り抜けて届く薄暗い光を横顔に受けつつ、作業を進めていると
唐突に、訪問者がやってきた。雨に濡れてすっかり斑模様になった薄褐色の装束と、申し訳程度の雨具と思しき緑色の帽子を
身に纏った彼は、情熱的ですらある荒い息遣いを整えることもなく、私を呼ぶのだった:「○○さ〜ん、宅急便で〜す」

巨大な段ボール箱3つが、玄関へと運び込まれる。送り主は・・・えーっと、リサイクルトナー屋と、印刷屋、っと・・・
お?確か、印刷屋さんは「明日納品」だって言ってたような気が・・・一日早く届いちゃった。これはラッキーだったのか。


宅急便のにいやんが帰ったあと、震える手でダンボール箱を開封。中には、想定したとおりの色合いで印刷された表紙の本が
ぎっしりと詰まってた。おお、さすが印刷屋はプロフェッショナル、色合わせについてはほとんど問題なし!敢えて言うならば
黄色のシャドーになる部分がちょっと緑色っぽい感じがしたので、ここらへんを多用する絵の場合は調整が必要かな、ぐらいか。

浮ついた気分で1冊取り出し、中をざっとチェック。ページ番号どおりに製本されている(あたりまえ)。おお、すばらしい。
前回のように、恐るべきモアレが出ていることもない。一応、人並みの仕上がりになっているように見える。よかった・・・
ただ、同じ原因に起因する2点の軽度な問題は存在した。それは、線の色が薄いことと、80% 指定で塗ったベタが薄いということ。
どちらも致命的ではないのだが、事前に 100線 600dpi でハーフトーン化した原稿をレーザプリンダーで印刷して確認したものと
比べると、明らかに色の濃さが違った。つまり、印刷屋さんの版の精度がめちゃくちゃ高いため、インクが乗らない白い部分が
きっちり出るということだろう。レーザープリンターだとそのへんがダルなので、白い部分がかなり黒トナーで侵食され、
色の濃い部分がべったり黒潰れになってしまう。つまり、トーンカーブで、色の濃い部分だけを特に濃くしたような感じ?
これは、より良い仕上がりを得る重要なノウハウである。次の原稿からは、このへんの補正をしっかりやることにしよう。


本のチェックが終わったら、洗濯したり簡単な料理をしてみたり。同居している両親が旅行で不在のため、今日はこのへんが
自分の自由にできる。それにしてもいつも思うのだけど、洗濯とか掃除は本当にルーチンワークだから割と簡単な作業なんだけど、
料理ってもんだけは、準備と段取りが本当に難しいよな。日がもたないナマモノが相手だから、とりあえずたくさん作っとけ〜とは
いかないし、調理中も、一度開始したら終わるまでは手が止められないし・・・そうさな、野村トーイのチクタクバンバン、しかも
オキシライド電池突っ込んで HARD MODE 化した hack 版をやってるかのような感じ。慣れたらそうでもないとは言うが、
そうなんかな。なんか、そうだとも思えない。個人的には、料理のできる人はそれだけで大尊敬です。


5/11

1時間半ごとに悪夢に魘されながら起きる、という最低最悪の睡眠を繰り返し、昼頃にようやく完全起床。
結局あんまり眠れていないせいかどうか、寝起きの調子はものすごく悪い。最悪。でも、行動は進めないといけない。

印刷が完了したけど折りが終わっていない分の紙を箱につめ、タケル邸に向けて出発。日曜日の昼過ぎということで
一般道はそれなりの混雑が予想されたが、NV-U1 にルートを案内させたところ、早々に R24 南下ルートを指示してくる。
おい、ちょっと待てよ・・・R24 南下って、京都市内でももっとも渋滞の激しい地域の1つ、観月橋付近を通過しろって
ことだよな。大丈夫なのか?だが、これまでの経験上、渋滞のないところを渋滞ありと表示することはあっても、その逆は
ほとんど見かけない。時間にクリチカルな用件でもないので、指示に従ってみる。だが、これが本当に正解だった。
R24 を南下し、御香宮を過ぎて観月橋の高架を渡り、向島団地のあたりを通過しても、まるで渋滞がない。おお!
すごいぞ VICS!快適に流れる京滋バイパスの側道を走り、久御山 J.C.T の下で左折。第二京阪道の側道へ出る。


そういえば、この区間の側道を走るのは初めてだった。ちょっと楽しい。構造的には、側道というよりは、高架の下を
走っている構造になっている。泉南方面に向かう阪神高速湾岸線の下道あたりを走っている感じにも似て、なんとなく
京都っぽくない景色に興奮を覚える。しばらくそのまま走り続ける。すごく快適な道路なのだが、確かこの先、側道は
木津川を越えていないはずだ。直進するならば第二京阪に乗る必要があるのだが、果たしてどこから乗るのかな?

道路の構造を把握していない上、運命の I.C. が近づいても案内看板がまるで出てこないので、どうしたらいいのか
非常に困ってしまう。困ったナァ、と思っているうち、やがて佐山の交差点を通過。だが、いまだに正確な案内がない。
道路を見ると、ゆるく右に曲がりながら上り傾斜になっている道路と、上り傾斜の開始地点から左に分岐している
非常に狭い道路がある。うっ、どっちだ。とりいそぎ分岐点に停車し、周囲を確認。総合的に判断した範囲では、
とりあえず、左の狭い道路って線は無かろうと判断。そのまま、分岐の右側(直進側)の道路をトレースする。

これは正解だった。ほどなく真正面に、第二京阪久御山南 I.C. の料金所が現れた。なんだよ、直進したら料金所なら
交差点の手前からそう書いとけってのよ!安価なナビの画面だと、このへんもよくわかんないし。道路看板の整備を望む。
ともかく、目的の料金所には到達した。私がもたもたしている間に、銀色のベンツが後ろからビューンと私を追い抜き
先に ETC レーンへと入る。ETC カードを挿入していることを確認したら、私もその後ろに・・・あれ?元気よく
ETC レーンに入ったはずなのに、ゲートの前で停止してしまったベンツ。ま、まさか、今どき・・・と思ったら
ETC レーンについている青色信号の灯火が消灯し、「ETC専用」と書かれた巻取式表示器の表示がスルスルと廻り、
何も書かれていない、白いのっぺらぼうの表示へと変化した。おっ、おい NECXO、そこまで晒し者にしなくても。。。

一応、横の一般レーンは空いていたが、なんか癪だったので、ETCレーンが回復するまでしばらく待つ。ベンツの運転手は
しばらくしてからクルマを降り、一応用意してある発券機からチケットを受け取ると、悪びれもない様子でスタートしていった。
あの様子だと、本当に ETCがついてないのか、それとも ETCカードの挿入忘れか・・・さすがに最近、ETC レーンへの誤侵入は
ほとんと見かけなくなったので、後者であると思いたい。銀色のベンツが発進した数十秒後、表示器が再び「ETCレーン」へ
戻り、青色信号が点灯したことを確認したら、こちらも突入。信号はさておき、表示器を動かすのは時間のロスだね、NECXO さん。

第二京阪に乗った直後、直ぐに現れる(1km ぐらいしかない)八幡東 I.C. を降りる。料金は \150。さすがに、橋だけだと安い。
どこぞの都市高速みたいに、トンネル1個で山抜けるだけで \450 も請求されるようなトンデモ価格ではないようだ(根に持つ)。
その後、第二京阪の側道を快適に走りぬけ、タケル邸宅に到着。結局、VICS をベースとした案内に従ったら、予定時刻よりも
10分も早く、しかも第二京阪を巨椋 I.C. から使うよりも \100 安く到着することができた。ビバ VICS、と言っておこう。


タケル邸にて、ネットラジオを聞きながら表紙を印刷し、製本作業。製本作業まで手伝ってもらう予定は無かった
(紙を持ち込んだのは、表紙印刷中の時間を利用して折り作業をやっておこうと思っていたため)のだけれど、
親切なタケル氏は、折り&製本まで全部手伝ってくれた。なんていい人なんでしょうこの人は。後光がさしてるよ。

結局、夕方には、既刊1つ分の製本まで完了。あとは、残ったもう1つの製本を行うだけだ。タケル氏が持つ高性能ホッチキスを拝借。
また、来週の週末に必要となるため、コミケで活躍する折りたたみ式台車をお借りする。これがないと、手搬入なんて絶対に無理。
折りたたみ式台車だが、最大に短縮した状態にすると、助手席の足元のスペースにぴったりと収まる。まるで、誂えたかのようだ。



それを見た瞬間、とりあえず欲しくなった。使うとか使わないとかそんなレベルの話ではなく、1つのガジェットとして欲しくなった。
そうさな、いわゆる、F-14 における AIM-54、シティにおけるモトコンポ、男キャラにおける乳首描写、みたいなもんだ。


なんとなくうっとりした気分に浸りつつ、事前打ち上げ(?)として、後輩一名を道中で拾いつつタケル号で天理へラーメンを食いに行く。
後輩は、八幡地帯に住んでいる。R1 と淀川の間の地域だ。私的には、相当な近傍にありながら、最も土地勘の存在しない地域。
バカ地図を書かせたら相当なモンをでっちあげる自信すらある。とりあえず、領域のほとんどは男山と樟葉モールと解体屋で埋まるだろうね。
そんな地域の中を、タケル氏はナビもなくすいすいと走り抜ける。ナビの待機画面に映っているのは、「タイころ」で使われていたと思しき、
竹刀を肩に乗せた藤村大河先生のイラストだった。こんな人にナビさせたら、近所のスーパーへ行くのに地球の裏側経由のルートを
平然と誘導されそうな気もするが、そのへんを弁えての行動ですか師しょー!レベルアップ!タケル先生への尊敬度が 10上がった!


その後、まるで渋滞のない一般道を抜け、京奈和道へ。何年かぶりに見る京奈和道だが、ものすごい改良が施されていた。
なんと、ETC レーンができていた。近畿有料道路界最後の秘境、ETC設置反対運動の総本山、東大安田講堂みたいなもんだと
勝手に思い込んでいた京奈和道路が、ついに時代の流れに屈したのか、ETC レーンを設置し権力に阿ただらしない姿を晒していた。
そうか、こりゃ税金つぎ込んで無料開放というラインは潰えたな、って、京奈和道の収支はそこまで悪くはなかったか(汗)

予定よりも遥かに早く到着した彩華ラーメンの駐車場は、これもそれほどひどい混雑ではなかった。行列はそれなりに存在したが
この店舗は回転がすごくいいため、待ち時間はそんなに長くない。短い待ちの間、メニューをチェックする。えーっと、大が・・・

930円!?

かなりヴィヴィった。2玉で930円のラーメンってどんなラーメンよ。プラチナ製の器に注がれたスープの上に金箔が浮いてるような
そんな 80年代バブル的な映像がふわりと浮かんだが、そんなわきゃーない。金箔じゃなく、白菜がたっぷり浮かんでいるダケよ。
結局、小麦とかの原材料などが相当に値上がりしてるってことだな。気がついてみれば、経済はすっかりスタグフレーション局面だ。
歴史を紐解けば、スタグフレーションの後に好景気がやってくる可能性はある。今ここで、ラーメン1杯1000円弱の相場を耐え忍べば
きっと特大+チャーシューすらワンコインで食べられるようなバラ色の未来がやってくることを信じ、ここは敢えて 930円を投入する。

それにしても、原油のみならず小麦などまで投機の資金がじゃぶじゃぶ流入して大騒ぎになってるのに、これをなんとかしようという動きが
あんまり見られないのは、アメリカ人の浪費癖が招いたサブプライムローンの損失を、このへんのカラクリを使って世界から富を奪い取り
補填しよう・・・なんて世界中の経済関係者が考えてるからなんじゃないかなぁ、とか邪推してみたりする。使い古された陰謀論だけど。
まぁ、いずれにしても、もし短期で療治できるなら、こういう仕打ちも止むを得まいかな。下手にデフォルトとか起こされるよりは。


高価なラーメンを堪能したのち、タケル邸へ戻る。明日は仕事だし、残作業もあるので、手早く帰宅の途につく。およそ 20時50分頃。

帰路は急いでいたこともあり、試しに、京都高速をフルに使って最短経路で帰宅してみる。オーバースピードだとベンチマークにならないので
ほぼ制限速度を遵守して走行。第二京阪を北上し、巨椋料金所を通過して京都高速へ。第二京阪の途中までは同行していたトラック1台も、
京滋バイパスとの J.C.T を通過する頃には姿が見えなくなる。その後、料金所を通過してから上鳥羽 I.C. で高速道路が終わるまでの間、

ただの1台も先行車は無く

ただの1台も後続車は無し

走行する車は常に単独

新堀川の上で暗闇に怯える




――故に 京都高速に意味は無く。

その建造物は、きっと利権で出来ていた。


冗談はさておき、本当にただの1台も、他車に遭遇することはなかった。ひたすら真っ暗で静かで一直線な、都市高速道路。
そこには街灯もない。疎らに灯った市街地の明かりの中にぽっかりと浮かんだ黒い大穴にも見える道路の先行きを追い続けた結果は、
多くの車が快適に走る新堀川通りの姿を見せられただけだった。日曜日の夜9時ごろに走行車両が1台も居ない高速道路って、どうよ?

○○○○が理想を追い求めた結果、現実の酷さに擦り切れてアーチャーに落ちぶれてしまった気持ちが少しだけわかったような気もした。


ただし、まったく無意味というわけではない。それなりにメリットはある。ナビ曰く、25分で帰宅完了、とのこと。ほぼ制限速度巡航状態で
帰宅しても、たったこれだけの時間なのだ。おそらく、コミケに向かう前日にタケル邸へと急ぐ、というシチュエーションで威力を発揮。

・・・ってか、それぐらいしか使い道が思い浮かばない高速道路ってどうなのよ・・・みんなぁ〜、もっと使ってよぉ〜(力丸声)


5/12

諸事情があり、今日はクルマ出勤。以前に目星をつけていた上限 1000円のガレージは、なんとか空きがあった。
平日朝であれば、このガレージもほぼ利用可能と思っていて間違いないようだ。通勤に使っても、月2万円。
下手な月極を借りるよりも安いんじゃないか、このあたりだと・・・とか思ったが、それは秘密だ。



仕事を終え、帰路。ガレージからの発進時に、クラッチ踏んだらギリギリした足応えが僅かに感じられる、という問題が出た。
ただ、怪しいと思って踏みなおしてみたら、今度は特に感じられない。うーん、なんだろうかこれ。ワイヤーのトラブルか?
東京行きで万が一ワイヤー切れが発生すると困るので、念のために予備ワイヤーを積んでおこうかとも思ったが、なんとなく
ワイヤーではないような気もした。一応、下回りの点検だけやっといたほうがいいかな・・・これまでに感じたどのタイプの
妙ちくりんな足応えとも似ていないので、点検してわかる範疇の問題ではないとは思うんだけどね・・・

その後、あまり回転を上げず、まったり走行で帰宅。あまりにもマッタリした走行を続けすぎたためか、家にたどり着く頃には
なんとなくエンジンの廻りが湿っぽくなる。やっぱ、DOHC F6A は、ギンギン廻してナンボのスポーツエンジンだな・・・


5/13

昨年10月ごろに購入して以来、非常に稼働率の高い SONY のウォークマン NW-E013。完成度にはとても満足しているのだが
1つだけ不満がある。それは、標準で付属しているカナル型イヤフォンのイヤーパッドがすごく取れやすい、ということだ。
これまでに5回ぐらい勝手に脱落し、2回ほど行方不明になっている。たまたまスペアで持っていたパッドがあったので
難を逃れていたが、それすら使い切ってしまい、新たにイヤーパッドを調達する必要性が出てきた。正直、めんどうくさい。

帰路、某量販店に立ち寄り、イヤーパッドを吟味。SONY 純正のパッドも売られていたが、S 2つ+M 2つ+L 2つという、
非効率はパッケージングがされているので、これを避け、他メーカーのパッドを見る。現物をじっくりと見比べた結果、
AudioTechnica のイヤーパッドは問題なく使えそうだ、と判断。試しに1パック(M 6つ)購入し、駅のベンチで装着。
結論としては、SONY のイヤフォンにぴったり装着可能。それどころか、いまひとつしっかりハマらない純正パッドと比べ
イヤフォンとの接合部が若干硬めに作られているようで、とてもしっかりとハマってくれる。これなら、そう簡単に
脱落して行方不明になったりはしないと思われる。値段的にも 1/3(個数3倍)だったし、いい買い物であった。


帰宅後、雷がゴロゴロと鳴り出す。不安定に明るさが揺らめく蛍光灯のだらしなさ眉をひそめつつ、車載 DC-DC コンバータを作成。
大したもんじゃない。いわゆるシガーライタ → USBポート変換アダプターだ。ジャンク箱の中を漁ったところ、KIC-053 という
DC-DC コンバータユニットが出てきたので、これを使って作成することにした。データシート通りに回路を作成したあと、
USB ポートに負荷をつなぎ、目いっぱい電流を引っ張ってみる。だが、元々が 3A 出力品だけに、1A 近く引っ張っても
暖かくもならない。さすがに、USB ポート1コしかないのに 3A 供給可能、という仕様は、オーバースペック過ぎたか。
理論上は USB 6ポートまで賄えるので、そういう構造にしてみようかな?なんか、本来の目的(携帯電話の充電)から
どんどん逸れていくことを自覚しつつも、こういう脱線こそが自作の醍醐味だと思い直し、いろいろとプランを練る。


5/15

少し前に発生した中国・四川大地震において、被災者の増え方が止まるところを知らない。あまりにも酷すぎる状況に、
正直、驚きを禁じえない。中近東のほうでもときどき巨大地震が発生するが、あちらの場合も、よく、とんでもない規模の
被災者が出る。地震がまったく起きない地域でもないのに、地震に対する社会的な備えはまるで無いということか。

・・・そういえば最近、なんの脈絡もないのに、家の柱がミシリ!と鳴ったり、裏山から地鳴りに近い低周波の音が
聞こえてきたりしていたのだけど、あれはこの地震の予兆の1つだったのだろうか。それならそれで、嫌な話だが。


余談ながら、たまに、地鳴りと間違うほどに似た低周波の音が聞こえることがあったのだが、裏手のガレージに出入りする
大排気量のクルマの排気音であったようだ。大排気量だとアイドリング音は静かに思えるのだが、周波数が極めて低くて
振幅が大きいため、地鳴りのようにも聞こえる。エンジンを始動されるたびに、「地震か!?」と、ビクッとしてしまう。。。


5/16

さて、明日はいよいよ、リリマジ4に向けての出発日だ。荷物の準備はそろった。あとは、クルマの準備を整えるだけだ。
いちおう、遠征に備えてクルマの状況を点検。E/G オイルの油量は F と E の中間。LLC の液面は、1cm ほど下がっていた。
後者については、水温計を付ける際に漏らしてしまった分に相当する程度だろう。液面合わせの為、水を僅かに足しておく。


5/17

疲労に備えてたっぷり眠ったつもりの、次の日の朝。つまり本日。リリマジ4前日がやってきた。ああややこしい。
ともかく、本日のうちに京都を出発し、明日のリリマジ4(東京都大田区)に参加して帰ってくる。そういうスケジュール。

販売物などの準備はあらかた終わっていたが、まだ2つほど資材が不足していた。テーブルに敷く布地と、本を立体的に置く棚。
どちらも、いつもタケル師やあさい師、しもふり師から現地にて適宜拝借していたものだ。今回は、自力調達しないといけない。
とりあえず空荷状態でホームセンターへ向かい、売り場を冷やかしてみる。テーブルクロスについては、100cm×100cm ぐらいの
無地で小さめのものが売られているのを見つけたので、これを購入。立体的に置く棚については、台所用品売り場にあったので
いちばん安いものを選んで購入。幅 40cm×奥行 24cm ということで、B5 サイズの本を置くには 2cm ばかり足りないのが残念だが
台所用品だと、奥行き 24cm ぐらいが規格品(?)のようだ。それがイヤなら、自力で改良する他ない。これは、次の課題としよう。

資材の準備が全て揃ったので、GS に立ち寄って給油。163円/L。3月頃と変わらない価格水準を保ってくれている GS、ありがとう。
高速道路だと 170円/L を越えているので、できるだけ下で入れていく。あとは、低燃費走法でどれだけ出費を抑えられるか、だ。
余談ながら、燃料パイプを差し込む部分から見えるクロメートメッキ製のパイプに、錆がかなり発生しているのが見えた。
前回給油では、こんなに酷くなかったのに・・・如何に給油回数が少ない(=油がかからず乾いているのに結露している)か、
ということか。この部品を交換するのは非常に面倒くさいが、しかし塗装によって保護することもできないよな・・・
いや、できなくもないか?POR-15 のタンクシーラーだっけ、あの、バイクの燃料タンクの錆止め。あれを使うか?

帰宅後、荷物を全部積み込む。忘れ物がないことを何度も確認したら、12時半頃にいざ出発。本日の目的地は、足柄 S.A. だ。
以後のタイムテーブルは、17日18時足柄 S.A. 着、夕食と入浴etc. ののち、17日21時過ぎ就寝。次の日は、18日5時過ぎ起床、
18日6時出発。18日8時現地着。以上。往復に仲間の手が借りられない以上、体力的なリスクは最小限にせねばならない。
また、低燃費走法、および名神高速道路車線規制による影響を考慮し、移動時間に若干の余裕を持たせると、だいたい
こんな感じになる。睡眠時間は最長で8時間。車中泊による疲労回復係数の低下を考えると、このぐらいは欲しい。


快晴の京都を出発し、高速道路に乗って東へ。流れのよい名神に乗って、ほぼ制限速度ペースでまったりと走行。
アクセル開度を微妙に調節しつつ、草津 J.C.T で新名神へと入る。東北・北陸・愛知北部・信越方面へのショートパスで
あり続けている名神高速と違い、東海・京浜方面へのショートパスでしかない新名神高速のほうが、いくらか交通需要は
少ないようにも見える。つまり、新名神は非常に空いていた。おのずと、低燃費走法もやりやすい。道路が開通しておよそ
3ヶ月が過ぎ、自然にできたペースを確認する。流れにのって走ってみた感じだと、これほど直線ばかりで構成された
超絶快適道路であるにもかかわらず、120km/h に届かないぐらいのペースが自然と発生している。この様子ならば、
オービスが設置されるのは、かなり後になるかもね(『ここに設置しますよ』というポイントらしき準備はしてあるが)。

結局、草津で分岐してから30分ほどで、滋賀と三重の県境を通過。比較的閑散とした新名神は、かなり急激なT字の線形で
唐突に終端する。制限速度 60km/h の表示があるが、ここはマジで減速しておいたほうがいい。重い車だと、たぶん危険だ。
そんなきっつい分岐を過ぎると、東名阪道に合流。東名阪への合流地点では、元々の交通許容量が少ない東名阪に対して
かなり配慮したようで、2km 以上の長さの合流用車線が並走している。この車線を作るだけでも、結構かかったろうに・・・。

だが、この時間帯(土曜日昼過ぎ)であれば、東名阪側も交通量が少ないため、まったく問題はない。すんなりと北上を続け、
四日市北 J.C.T から伊勢湾岸道への分岐に入る。ここで交通容量が激増するので、当然のように、渋滞などするはずもない。
低燃費走行にしろ、高燃費走行にしろ、まったくストレスフリー。名神高速を走っていた頃から比べたら、圧倒的な改善だ。

結局、草津分岐から一時間強程度で、かなりの距離を稼ぐ。順調に飛島 I.C. を通過し、名港トリトンを走り抜ける。
昼間に見る名港トリトンの鉄橋は実に立派で、圧倒的だ。赤い鋼鉄が視界の上から下までを雷のように貫く様は、実に頼もしい。
自然を圧倒する技術力を感じる。そもそも、このあたりの区間の景色は本当に凄い。日本でも有数の重工業地帯を貫く大動脈となる
伊勢湾岸道からは、遥か遠くまで広がる巨大な工場群を見晴らすことができる。どれぐらい遠くにあるかわからない距離に、
どれぐらい巨大なのかわからない煙突やサイロが延々と並び立つ。大自然を前にしたときのような畏怖は感じない。むしろ、
同じ日本人がこれほどまでに巨大な工業力を持っていることに、誇りと感動と興奮すら感じる。日本中の幼子に見せてやりたい。

静かな興奮に打ち震えつつ、カプの状態を確認。油温と水温はコメントするまでもなし・・・両者ともほぼ 80℃程度を維持。
長らく気にしていなかった排気温は、およそ 700℃前半を維持していた。速度域が低いとはいえ、前よりぐっと下がってね?


感動的な景色を通り過ぎ、豊田 J.C.T で東名に合流。新名神〜伊勢湾岸道と続く超絶立派道路を通ってきたお陰で、
「日本の大動脈」と謳われる東名高速が、やたらにしょぼく思える。道幅も狭いし、カーブは多いし、起伏もきついし。
そりゃ制限速度 100km/h でもあるわけだわ、と思うと同時に、あの区間の制限速度 100km/h ってのが不合理極まりなく思える。
140km/h とまでは言わないが、120km/h ぐらいまで緩和しても全然問題ないんじゃないだろうか。実勢がそのぐらいなんだし。

黙々と低燃費走法で走り続け、14時半頃。ナビの到着時刻予想を見ると、17時ごろには着いてしまうことになっていた。
いくらなんでも、これは早すぎるデナイノ!折角なので、1時間ほどをどこかで時間潰ししていくことにした。そのとき丁度
目に留まったのは、赤塚 P.A.。そういえば、このあたりの P.A. ってまったく立ち寄ったことがないなぁ・・・。ムクムクと
興味が湧き出す。黄薔薇様のように、珍しいものには目が無い私であるからして、この欲望を抑えることは非常に困難。

気づいたときには、P.A. の駐車場に滑り込んでいた。まもなく浜名湖 S.A. を控えているという不利な立地にも関わらず
赤塚 P.A. は結構繁盛している。何故かと思ってよく見れば、P.A. の施設に吉野家が入っていた。おおお。海老名 S.A. だけに
留まらず、こんなところにまで勢力を伸ばしていたか、よしのんめ。って、別に吉野家目当てで止まっている車両ばかりでは
なかろうが、思わぬところに思わぬものを見つけ、つい顔がほころんでしまうトレジャーハンターたむであった。

余談ながら、トイレも非常に綺麗なので、繁忙期にちょっとした休憩を取るのにはちょうどいい場所じゃないかと思う。


店先のベンチで少し寝転がって休憩を取ったのち、浜名湖 S.A. へ。すぐ隣接するエリアなのにわざわざ・・・と思うなかれ。
ここで停車したのは、NEXCO 中日本が何気に大量設置している FREESPOT の能力を確認するためだ。FREESPOT についての詳細は
ググって調べていただくとして、簡単に説明すると、無料で利用できる公衆無線 LAN。これが、NEXCO 中日本が管理する高速道路の
S.A. に大量設置されていたのだ。最近になってようやく気づいたのだが、これで、長距離移動時の情報難民状態は回避できる。

S.A. の駐車場に滑り込んだら、施設に近めの駐車スペースに停車し、ノートPC を広げて無線LAN のスイッチを ON。
ドキドキしながら状況を確認するが・・・接続可能なアクセスポイントの中に、FREESPOT は現れてこない。うむ、残念。
大規模な S.A. になると、駐車場との間の距離も結構なものだ。さすがに、車内からというのは無理がありすぎるか。
そう考え、混雑する S.A. の中を、ノート PC を片手にした怪しげな人物であることを自覚しつつ、少し徘徊する。

結論としては、浜名湖レストラン前にある広場のベンチまで近づけば、FREESPOT に接続できることが判明した。ESS-ID は
"FREESPOT_Info"。プライバシーセパレーター付きなのでセキュリティ的には問題ないが、念のため Windows ファイヤーウォールの
[例外を許可しない] チェックを ON にしておく。なお、接続できることはできるのだが、アンテナの本数は 2/5本しかなく、
しかも時々接続がブチ切れる。アクセスが多いのかな?できれば、もっと近くに寄って使ってやるほうが良さそうだ。

電波の状況を確認しつつ、ここまでの日記を簡単にメモする。ベンチに座って作業していると、きっと勘違いしたのだろうと思しき
数羽の雀が近くに舞い降り、ちょんちょんと近づいてきた。見れば、口をあんぐりと開け、羽をだらしなく下げている。これは、
甘えのポーズですな。悪いね、今は、食い物は持ってないんだ。お釈迦様のように、自らの身を差し出すこともできないしな。


15分ほど休憩したら、ノートPC を畳んで浜名湖 S.A. を出発。その後も低燃費走法を心がけてゆっくりと走ったのだが、
それでも到着予定時刻は早すぎる。やむなく(?)特に止まる予定もなかった富士川 S.A. にも立ち寄る。ここでの目的は、
やはり無線LAN の確認と、夜の食料(意味深)の調達。無線LAN については、駐車場からでは接続できないことは相変わらず。
夜の食料については、S.A. 施設内で販売されていないことは自明。富士川楽座の建物を 1F まで降り、外に出て探索する。
富士川 S.A. の富士川楽座は、道の駅の施設も兼ねている。だから、徒歩で外に出ると、こんな感じで外側にも看板がある。



で、夜の食料であるが、周囲を見渡す限り、何の店舗も見つけることはできなかった。あまりにも郊外すぎるのだ、ここは。



運動ついでに周辺をほっつき歩いたら、再び富士川楽座の建物を上って富士川 S.A. へと戻り、出発。あとはまっすぐ
足柄 S.A. を目指す。結局、何の混雑もなかったため、ほぼ予定通りの 17時50分頃に足柄 S.A へと到着。いい感じ。

なお、ここまで読んだ人は不思議に思われるはずだ。東京に向かうのに、なぜ足柄 S.A. が目的地になるのか?
時間的余裕はたっぷりあるんじゃね?と。その通り。普通に考えれば、海老名 S.A. を選ぶはずだ。だが、敢えて外した。
その理由は3つ。1つは、温泉施設があること。1つは、比較的閑散としていて、眠りを妨げられる心配がないこと。
そしてもう1つは、高地にあるため、気温が低くなること。空調のためにエンジンを掛けっぱなしで眠れない小型自動車の中で
車中泊をする上でもっとも大事なことは、気温が低いことだ。寒い分には毛布を被ることで対処できるが、暑い分には
逃れようが無い。快適な睡眠のためには、快適な気温を保てる環境が必要なのだ。その為に、敢えてここを選んだ。


足柄 S.A. に入ってすぐ、大型車駐車場側に向かう。大型車駐車場側にも、小型車用駐車スペースは用意されている。
暗黙の了解になっているようで、そこはだいたい宿泊者用として使われているようだ。レストイン足柄の客だけでなく、
キャンピングカーの客などもここを使っている。というわけで、私もその慣例(?)に従い、適当な場所に駐車。

早速、カプチーノ・キャンピングモードへの移行を開始。まずは、助手席側に詰め込んでいた荷物を運転席側に移動。
続いて、遮光用の銀色のマットをフロントガラスの前に立てる。無論、暑さ対策ではない。寒さ対策、および視線対策。
そして、リアウインドウの前に、これまで履いてきたズボンを脱いで横に張る。これもまた、視線対策と陰干しを兼ねる。
最後に、助手席のヘッドレストを外し、助手席を一番前までずらしてから最大リクライニング。これで、寝床を確保。
腰に当たる部分には、低反発マットレスを敷く。トランクから取り出した毛布は膝に掛け、これで暖を取る。完成。

(快適になった車内の様子は、敢えて掲載しない。正直、見た目的には「……遺棄車両?」な状態なので)


寝床が完成したので、早速、実験開始。駐車スペースだが、なるべく S.A. 施設に近いところを積極的に選んだ。
それは、浜名湖/富士川と失敗し続けた「車内から無線LAN が使えるか?」実験の成功確率を上げるためだ。

震える手でノート PC を取り出し、電源を投入。OS が起動し、無線LAN のサーチが開始され・・・やがて、
無線LAN アクセスポイント一覧の中に「FREESPOT」の文字が躍る。やった!車内からでも接続できたお!
これで、車内で時空管理局ラジオを聞きながら眠れる!おそらく前人未到の偉業を達成する日が来たのだ!

(注:あまりにバカバカしくて誰もやらないだけだ。決して偉業なんかじゃないぞ、このバカヤロウ(c)南千秋)


だが、記録。それは、儚い。それは、破られるためにある。接続できたと喜んだのもつかの間。駐車スペースと
S.A. 施設の間にある路線バス駐車スペースに JR バスが滑り込んで停車した瞬間、無線LAN の接続は解消された。
接続記録、わずか15秒。鳥人間コンテストでは、ぎりぎり失笑を回避できるレベルでしかない。なんて悲惨な運命!

目の前にあったはずの S.A. 施設のかわりを務めるのは、暖かい家庭や仲睦まじい恋人を東西に引き裂いた
ベルリンの壁のような JR バスの姿。高張力鋼で作られた車体は、いかなる電波も通さない。まさに鉄のカーテン。
ああ、冷戦直後、ドイツの人たちはこんな屈辱的な気持ちを味わったのか・・・カプの屋根を空けて、アンテナ部分を
外に出してみたりするが、その程度の努力では、圧倒的なパワーを持つ JR によって完膚無きまでに黙殺される。

しかもコレ、かなりの強敵であることが判明。路線バスは 10分〜15分毎ぐらいのペースでやってきては、
1回につき5分ほど停車していく。つまり、1時間のうち 1/3 ぐらいはラジオを聴けない時間帯があるということ。
母方のじいちゃんが持っていたスカイセンサー ICF-5600 や、オヤジに頼み込んで買ってもらったクーガー RF-2200 で
周波数表を見ながら必死に BCL を楽しんでいた頃を思い出す。放送開始よりもずっと前に電源を入れ、安定してから
クリスタルマーカーを使って周波数を合わせ、放送開始時刻が来るそのときをじっと待つ・・・時折聞こえてくる
ウッドペッカーノイズや空電に妨げられつつ、必死に放送を聞き取るのだ。・・・そうさ、ラジオっていうもんは
スイッチポンで聴くイージーなもんじゃない。あらゆる妨害と戦い、打ち勝ち、そして全力で聞き取るものなんだ!

・・・昂ぶる私の額に、冷たいものが流れた。あう?外した屋根から空を見上げる。そこには、日が暮れ始めたから
ではなく、あからさまに怪しげな雨雲によって黒く塗りつぶされつつある低い屋根があった。横を見れば、足柄の
周囲にあるはずの山は、分厚い雲につつまれて見えなくなっている。・・・なんてこった。雨か。雨なのかよ。
空間に散らばる無数の雨粒と霧粒により、11g 無線LAN を構成する 2.4GHz 帯の電波は著しく減衰する。


とりあえず屋根を戻し、少し考える。開け放ったドアから出した足にも時折冷たさを感じるぐらい、雨は明確に
降り出してきたようだ。どうすればいい、どうすればいいのだ・・・運転席を見る。弱々しい電波に苦しめられている
私とは対象的に、制限速度前後でずっと走り続けたおかげか、現時点でもまだ、燃料系の針はEラインよりも上にある。
おお、よく考えたら、これって結構すごくね?この時点でこんなに余裕綽々な状態ってのは、正直初めてだよ。
これなら、高速を降りてから給油する、という作戦も取れなくは無いな。東京/神奈川のガソリン価格って、いくらだ?
こういった情報を集めるためにも、無線LAN による接続を行いたい。どうする?この状況を、どう打開する?

とりあえず S.A. 施設に行って飯を食い、風呂に入った時点で思いついた。車内でダメなのなら、浜名湖と同じように
施設の前で試してみよう。風呂から上がったら、早速ノート PC を片手に、寒風吹き荒ぶ施設前のベンチに座って
接続を試みる。これで調子がいいようなら、目の前にある STARBUCKS に入って、暖かいコーヒーでも飲みながら
ゆったりとした気分でラジオを聴けばいい・・・だが、悪魔は許してはくれなかったのさ。施設前まで近づいても、
無線LAN の電波はあまりにも弱々しく、安定した接続はできなかった。何故だ!?何故こんなにひどい仕打ちを!?

・・・と激昂しそうになった時点で、はた、と気づく。そうだよな、べつに、施設内で使えばいいんジャマイカ。
時計の針はまもなく 21時。こんな時間帯になれば、施設内のフードコートもガラガラに近い。隅のほうの机を借りても
邪魔にはならない。まるで仕事をしているかのようなフリをして、フードコートの端のほうにある机の上でノート PC 開いて
イヤフォンでラジオ聴けばいいと思うんだがどうだろう。――そうか、誰も否定する者はいないな。決定。そうしよう。


早速、カプチーノのところに戻ってイヤフォンを取り出し、施設内に入る。無料の緑茶を1杯頂き、隅のほうの机に
陣取ってラジオを聴く。無線LAN のアンテナ表示はフルパワー。接続は超絶に安定しており、何の問題もない。
結局アレか。無線LAN の電波到達範囲は、ほぼ施設内に限定されている、ということか。OK、理解した。次からはうまくやる。

21時を過ぎ、局ラジ開始。聴取ポイントは足柄 S.A. 内。まさか、こんな場所でこんな時間にこんなラジオを聴きながら
日記のネタをメモっているような、そんなおかしな人生を過ごすことになろうとはまったく想像もつかなかったよ。
こんな時間にも関わらずまだまだたくさん歩き回っている親子連れの姿を眺めながら、絶妙な侘しさを味わう。


23時ごろまで聴いた時点で、日記のメモはだいたい終了。眠気も襲ってきたし、自サイトの補足も聞いたので、
あとは、自宅のサーバに接続して録音ソフトだけ起動させたら、カプチーノの車内に戻って眠る。アイマスクと
イヤーウィスパーを装備したら、そこは快適な空間。やがて、ついに天候が決定的に崩れたようで、アルミ製の
薄い屋根を叩く雨音が聞こえ始めた。だが、今の状態では、安らかな眠りに誘う子守唄だ。明日は5時起き・・・


5/18

目覚まし時計は 5:15 にセットしていた。寝る時間が遅かったからさ、寝過ごし気味のほうがいいかと思って。
でも、5:05 に起きちゃった。自発的に。当初予定から5分ずれ。えらいぞ俺。やる気あるときのあさいさん状態だ。

アタマはスッキリしている。体に変な痛みも無い。大丈夫、きれいに熟睡した。アイマスクとイヤーウィスパーを
毟り取り、暗闇から開放された車内に広がった朝の雰囲気の中に舞い戻る。薄く曇ったサイドウインドウの外側には、
雨粒がびっしり張り付いていた。だが、じっと見ていても、それが動く気配はない。雨は、昨晩のうちで終わったようだ。

全体的に薄い霧が張り付いている景色の中には、水墨画のように儚く見え隠れする山々の姿がある。その下のほうには、
音も立てず、多数のクルマが蹲っている。ゆっくりと流れる霧に撫でられるそれらは、短い眠りの中に沈んでいた。


・・・さて。小さく伸びをして、ドアを開ける。幸いにも、さほど寒くはない。寝間着代わりにしていたぶかぶかの
ズボンを脱いでジーンズに履き替え、素足にサンダルを突っかけて外に出る。とりあえず、メシだな。S.A. 施設に向かう。
マクドナルドの店先にある机には、既に多くの若者が鈴なりに群がっており、楽しそうに談笑しながら食事をしていた。
その横を通り過ぎ、フードコートへ。とりあえず丼物をがっついておく。どうせ昼飯は食えないのだ、栄養をつけておこう。

メシを食ったら一旦クルマに戻り、歯ブラシと髭剃り、あと、ノートPCを持ってもう一度施設に戻る。トイレの洗面所で
ががーっと歯を磨いて髭を剃り、会場でみずぼらしく無い程度には外観を整える。それにしても、最近あまり外出して
いなかったせいか、どうにも蒼白い顔の色は頂けない。ここは健康的に!と思い、強く顔を擦りながら洗顔するものの、
頬と鼻の頭が赤くなっただけだった。不健康度が増大。俺、このイベントが終わったら、外出して日焼けするんだ・・・

昨晩にラジオを聴いていた机に戻り、ノートPC を開いて往路のルーティングを最終決定。主に2通りの往路が存在する。
1つは、東名東京 I.C. まで進み、環八を経由して産業プラザPIOを目指すルート。もう1つは、東名横浜町田 I.C. を降りて
保土ヶ谷バイパスを進み、保土ヶ谷 I.C. から横浜新道、三ツ沢から首都高三ツ沢線を抜け、金港 J.C.T で横羽線へ入り
羽田ランプで降りて産業プラザPIOを目指すルート。燃料の残量を見る限りだと、環八まで無給油でたどり着けるか心許ない。
つまり、高速道路上で給油するなら前者、下道で給油するなら後者、ということになる。ハイオクの単価は、それぞれ
高速だと 171円/L、下道だと大体 165円/L ぐらいのようだ。差額 6円なので、30L 満タンでも 200円弱。それに対して、
保土ヶ谷バイパス〜羽田間の有料道路の代金は 700円ぐらい・・・こりゃ、勝負になんねぇ。東京 I.C. ルートにしよう。


時刻は6時半ごろ。ちょうどいい塩梅になった。予定移動時間は1時間半程度。カプの元に戻り、荷物を入れ替えて
戦闘モードに戻したら、除湿全開で暖機開始。一晩締め切っていた室内では、フロントガラスが強く結露している。
これを飛ばさない限りは走り出せないためだ。フクピカ持ってきたらよかった。汚れた雑巾しか持ってないや(涙)

水温が軽く上がったら、移動開始。まずは出口付近の GS に向かい、ハイオク満タン給油。この時点での燃費は、
19.0km/L だった。おお、これはいい感じですがな!帰り道もがんばるぜ。というわけで、この後も低燃費運転継続決定。

ダラダラとした加速で足柄 S.A. を離れ、大井松田の坂を下る。途中、VICS 電波ビーコン情報を受信するとともに、
ナビの画面上にある VICS インジケーターが赤色に変わった。ふむ?爪先で叩いてみると、50km ほど先の区間で
1km 以上の渋滞が発生している、とのこと。ちらりと見れば、高速道路上に赤い色の長い線が現れている。

・・・ナビはリルートを行わない。ということは、直接関係のない渋滞なのか?そもそも、50km 先って、どこだ?
運転に集中せねばならないので、これ以上のことはわからない。ともかく、リルート指示が出ないので、そのまま進む。

大井松田の坂をぐんぐん下る。ふと、道端に立っている「鮎沢 P.A.」の文字が目に留まる。そういえば、昔から
気になっていたのだけど、一度も立ち寄ったことがなかったなぁ・・・。ちょっと、寄ってみようか。左に車線変更し、
試しに入ってみる。P.A. への導入路は大きく上に立ち上がって本線から離れ、遥か上方の陸橋で本線をオーバーパス。
そのまま、本線から見て右上方の山の上のほうに作られた鮎沢 P.A. の駐車場へと、まっすぐに突っ込んでいく。

鮎沢 P.A. についていろいろと想像を巡らせていた私だが、現実は想像以上に不思議な場所だった。ひたすらだだっ広い、
長方形の駐車スペースを備えた P.A.。本線から大きく離れた山の中腹にある P.A. は、周りを大きな山と緑に囲まれている。
なんだか、東名高速らしくない。北陸道とか中国道の P.A. にも似た雰囲気だ。そして、こんな場所であるからこそ、とても
落ち着いた雰囲気。それを好んでか、足柄 S.A. がすぐ近くにあるにもかかわらず、多くのクルマが休んでいた。
夏場は、虫が多いかもしれない。でも、クルマの出入りは少なそうだし、なかなかいい宿泊所にはなりそう。
S.A. の無線LAN サービスの存在を知ってしまった今となっては、私は敢えて使うことはないだろうけど。

鮎沢 P.A. を出る。入るときと同じように、陸橋で本線をオーバーパース。流出路はそのまま大きく左に曲がり、
本線と逆走しながら高度を下げる。そして最後にぐるっと 180度反転し、合流。この景色はなかなか絶品だ。


東へと向かう。まだ6時過ぎということで、道路はいい感じにガラガラだ。低燃費ペースで走り続ける。ナビは
相変わらず、遥か先の渋滞を警告し続けている。不安に感じつつも、東名東京料金所を過ぎてもなお渋滞が現れない
という時点で、問題はなかろうと判断。どうせこの先まもなく、環八に繋がる東京 I.C. で降りるのだ。結局のところ、渋滞は
首都高渋谷線の用賀料金所付近を先頭にして数km 発生しているようだった。東京 I.C. 目指して左車線を走る私の右手には、
二車線をフルに使った長い停滞列が発生していた。ふぅー。今日の目的地が産業プラザPIO でよかった。有明だったら一苦労だ。

I.C. から環八へ。環八は流れがいい。のんびり走っていても煽られることもない。とても快適だ。しばらく走っていると、ふと、
ナビの画面にレベル1VICS の割り込み表示が出てくることに気づいた。この先順調であるとか、なんかイベントがあるとか、
細やかな情報が次々と現れてくる。おお、これぞ ITS、カーテレマティックスだね。しかし、レベル1VICS 割り込み表示なんて
他の都道府県や地域では見かけたこともない。色々な機能が実装されつつも使われていないってことか、勿体無いなぁ VICS。

軽い起伏を繰り返し、環八を延々と走り続ける。やがて、踏み切りを越えたところの交差点で左折指示が出る。もう、
すぐそこに、産業プラザPIO があるようだ。お!なんという、判りやすい・・・そのあたりでナビは案内を止めてしまったので
最後のひと頑張りでちょっと迷ったが、若干行き過ぎてしまった程度で済み、なんとか無事に到着。大田区産業プラザの
前の道は非常に細い。駐車場の入り口は、その細い路に面したところに作られていた。多少開けた場所を想像していたので
ちょっと面食らったが、判ってしまえばどうということはない。ちゃんと、狭い路との交差点ながら、信号機もついてるしね。


時計を見ると、7時55分。駐車場は 8時から営業開始らしいが、入り口のチェーンは開いていたので、とりあえず入ってみる。
地下にもぐってチケットを受け取ると、そこは 20台程度しか止められない、小さなガレージになっていた。奥のほうには
立体駐車スペースが作ってあるようだが、資材搬入/搬出でごっつ不便なので、基本的には使えないと思ったほうがいい。
この時点で、駐車スペースは 1/4 ほどが埋まっていた。ちょwwwおまいらフライング過ぎwww 早めに来て正解だったか。

係員の指示に従って、はやてのカッティングシートがでかでかと貼られている Z33 の横に駐車。とりあえず降車して
一休みしていると、次は R34 が入ってきた。これも、なのは系痛車。みんなすっげ金持ちだなぁ。あんな維持費の高い車を
所有できるだけの魔力、否、資金力の貯蔵があるとは・・・俺なんて、軽自動車1台を全開可能コンディションに
維持し続けるのが精一杯だよ ウワァァァン ..。。。*.・* やはり、何らかの飛躍が必要だ。人生において、段階を超える飛躍が!

さておき、時計を見るとまだ 8時過ぎ。地下駐車場から 1F に荷物を上げるためのエレベータを探してみたり、
館内を軽く探検してみたものの、正直、時間は余り過ぎている。ぼーっと待つのも無駄が多いので、探検の範囲を広げて
建物から外に出てみることにした。たんけんぼくのまち。いや、ぼくのまちじゃないんだけどね。裏口から裏通りに出て、
第一京浜沿いの歩道を南下してみる。事前に Google マップの衛星地図を見て確認しておいたのだが、その調査以上に
歩道は広く、舗装も凹凸なくしっかりしていた。なにより、歩道と車道の間の段差が非常に少ないというのは特筆ものだ。
もし産業プラザPIO の駐車場が満杯状態であったとしても、近傍の有料駐車場から搬入することも、無理ではない。


実は値段的にも、そっちのほうが安くなる。時間当たりの単価は、産業プラザPIO の地下駐車場が一番安いのだが
天井設定がない。100円/30分 で、営業時間(8:00〜22:00)フルに停めると \2.7k(最初の 30分はノーカンのため)。
それに対して、近郊の有料駐車場は \1.2k 程度で上限に達する。およそ6時間で、駐車料金が逆転するというわけだ。
イベント開始2時間前に到着し、最後まで売り、撤収後一休みして帰るとしたら、およそ7〜8時間。200〜400円の差となる。
ちなみに、これら有料駐車場は、環八を渡って少し歩いたところ・・・時間にして 5分程度の距離にある。覚えておくべし。

探索を終えたら、裏通りを通って産業プラザPIO まで戻る。戻る途中、ものすごく細い(普通乗用車の幅ぴったりぐらい)
道路があったのだが、入り口と出口の両方に「止まれ」看板がついていたので、掃除していた地元民のおばちゃんに
一方通行じゃないんですかと尋ねてみたところ、いやここはどっち向きでも通れますよ、と答えられた。い、いや、
ここって互いに鉢合わせしたら、すれ違い不可能だと思うんですけど・・・バックで戻るのも大変だし。なんだかんだで、
東京の下町の交通事情ってかなり劣悪だよなぁ、と思った。方向感覚もめちゃくちゃになるし>道路の向きが縦横無尽


やがて、時計の針が 9時ごろを示したので、駐車場に戻って搬入開始。台車を降ろしてダンボール箱を積載し、移動準備。
ふと周りを見ると、Z33 やら R34 やら EK(EG?)やら AE86 やら、そんなクルマばかり(半分ぐらいは痛車)が並んでいることに
気づいた。なんとなく昭和の香りがする世界ではある。クーペや HB、つまり2枚〜3枚ドアの車って、もう流行らないにも
程がある。だけれども、俺たちが好きなクルマは、若気の至りを煮詰めたような、そんな流行らないクルマなのだ。

段ボール箱を満載した台車を押し、駐車場の奥のほうからぐるりと迂回して荷物用エレベータへ。ぐいっと 1F 分登る。
とりあえず中央ロビー(?)の途中まで移動し、サークル入場が始まる 9時30分まで待つ。周りを見回すと、台車なんて
押している人はいない・・・と思ったら、大きな台車の上に POPLS の箱を少なくとも 10個以上は積み上げ、渾身の力で
ぐいぐいと押して運んでいる人物を見かけた。・・・ちょ、あれ、全部売れるのか・・・箱1つで 200冊は入ってる筈だから
全部で 2000冊規模は堅いはず・・・いくら人口の多い関東圏とはいえ、1回のオンリーイベントで、ここまで売れるのか?
いったい、なのはオンリーとは、どんな規模の即売会なのか。なのフェス3を思い出す。阿鼻叫喚の地獄絵図なのか?


足元の床の中でひっそりと動き出した巨大な歯車と時計のメカニズムを眺めつつ、メールを打ったりして時を過ごす。
ほどなく、9時半が近づいてくる。そろそろサークル入場時刻。目の前の薄暗いガラスを透かして見える会場内では、
机の設営も完了し、多くの人々がせわしく荷物を積み上げたり降ろしたり・・・って、あれ?もう、搬入始まってる?
最初は、宅急便などの搬入業者による作業かと思っていたが、じっと眺めていると、そうとも限らないように見えた。

あー、こりゃ、遅れを取ってしまったかな。あわてて搬入口を探す。だが、建物内のどこにも、搬入口が見つからない。
考える。そういえばさっき、カートを押した人が表のほうに向かっていって、帰ってきてない。ってことは、外か?
そう考え、台車を押して外に出ようとしたとき、後ろに立つ影から何かが聞こえた。そう、影は「たむ!」と言った・・・

使
徒、 襲 来

第一使徒、スキヤキ。近畿〜関東のイベント会場のどこでも発見できる。言動が波動ゆんゆんで所在が常に不確定であるため、
量子力学に支配される粒子の1つと考えられている。一般人の 80倍〜90倍の不思議なエネルギーを持ち、マイナーなネタで
弱い相互作用を伝播する。しかし、生成から現時点に至るまで崩壊現象が観測されていないため、ウィークボゾンではなく、
これまでに発見されていない新たなクォークの可能性が高いことが示唆されている。現在、それを実証するための機材として
大阪〜東京間に、SHINKANSEN を越える高エネルギーリニア加速器が国家プロジェクトとして建設されているのは有名な話である。

わたしが宇宙を観測したことにより、そんなすきやき師の波動関数が収束したのは、およそ 9時半頃。縁の薄いめがねの奥で
不健康に焼けた師の浅黒い顔が、ニヤリと笑う。・・・マズい。本能的に直感した。この流れは絶対にマズい。だが、運命に対して
抗おうとするわたしの努力は儚いものだった。会場入り口に向かって歩くうちに、年始から4ヶ月間に渡って蓄積してきた
しもふり氏のエネルギーが放出される。次々と繰り出されるネタグッズの数々。ああ、神よ、どうして神は彼に能力を授けた。
彼に、この薄味ながらも無尽の大地を歩き回り、無から有を作り出すかのごときネタ集め行為ができる、その行動力と嗅覚を。

幸手市みやげを色々と頂いたところで、混雑した会場に流入。会場前のスペースには、すでに整然としたファランクスが
組み上げられていた。あと1時間少々で、この巨大な破壊装置は会場内に流れ込み、全てのスペースを圧倒的に蹂躙する。
紀元前に確立された戦闘様式が、20以上の世紀とユーラシア大陸を越えた果ての極東の島国・日本においても有効であるのは
誇り高き 2000年以上前のスパルタ人にとって、きっと鼻の高いことであろう。旅人よ、行きて伝えよ、ラケダイモンの人々に。


てくてくと歩き、の34 に到着。既に多くの人が準備を開始していたが、両脇の人は未着のようであった。いまのうちに
スペースを広く使い、準備を進める。会場の大きさは、予想していたよりも少し狭い。その中に膨大な量のスペースが
詰め込まれているためか、机の背後スペースは結構狭い。大きな箱を4つも持ち込んでしまったため、荷物の配置を
どうすべきか困ってしまった。やむなく、少しずつ準備を進めながら、足元に置く箱の配置を考えていく。結局、いくつかの
不急不要の荷物については会場下に停めてあるクルマの中に放り込むことで、スペース不足問題に対処することにした。
自分一人だと、スペースに荷物を置きっぱなしにして離れるのも不安なので、しもふり氏が居てくれて本当に助かった。

机の上もじわじわと配置を決めていく。購入したばかりのテーブルクロスを敷き、折りたたみ式の小机を置き、既刊を前に、
新刊を上に、そして POP を横に。更に、しもふり氏が作ってきたヴィヴィオのデバイス(兎)とレリック(花)を置く。
机の下に小銭入れを置き、これで完成・・・あれ・・・おかしいなぁ・・・値札、忘れてきちゃったのかなぁ・・・
いつもタケル先生が作ってくれてるからスッカリワスレテマシタ。だがしかし、こんなこともあろうかと、
POP の上に大きな余白を作っておいたのだ。ココに手書きで記述すれば・・・おお、おおお!マジックペンも忘れた!
1つ苦難が去れば別の苦難がやってくる。我に艱難辛苦を与えよなんて言ってないよ神様!無理やりボールペンで書く。


スペースの準備をしたり、サークル登録をしたりしているうちに 11時になり、呆気なくも会場の時刻がやってきた。
うわ、えらいこっちゃ。もう始まっちゃったよ!なのはさんを出待ちするティアナのようにワクテカで起立して待つが、何故か
放送が入らない。場内の空間は少しずつ人で埋まり始め、やがて、外周通路付近には長い長い行列が生まれだした。内周通路も
ぞわぞわと人で埋まりだす・・・だが、何故か販売が始まらない。うちのスペースにも、数名の人がパラパラと訪れてきたり、
わざわざ並んだりしてくださる方が現れるものの、にこやかに挨拶をするだけで、それっきり動こうとしない。
なんだ・・・何が起きているんだ・・・?時計は 11時を過ぎ、数分を経過した。だが、謎の膠着状態が続く。

やがて、視界の中のあらゆるものが運動の速度を落とし、そのうち全て静止し、熱雑音のようなざわめきすらも聞こえなくなる。

――とても残念なことですが、あなた方(スカイラーク4号)は重力の井戸に捕らわれてしまったようです。相対論的効果によって、
時間は永遠にも近い長さに引き伸ばされました。もう事象の地平面は越えたでしょうか。返事は要りません、届きませんから――


海底まで続く長い渦巻にゆっくりと飲み込まれる哀れな豪華客船の乗客のように、栄華一転して惨めな気分を味わいつつも、
ともかくそのまま待つと、やがて場内アナウンスが入る。それでやっと状況が飲み込めた。どうやら、会場外に居た待ち行列が
全て入場を完了するまで、販売は開始しない
という方針のようだ。これは全然知らなかったので、正直驚きであった。そうか、
コミケとか WF とかばっかり出入りしていたので、イベントというものは会場とともに販売開始するものだ、と思い込んでいたよ。

イベント開始の合図と割れんばかりの拍手が会場を埋め尽くし、リリマジ4が真の開幕となったのは、15分ほど過ぎてからだった。


開幕とともに数冊が売れたあと、外周を隙間無く埋め尽くした行列が大手を喰らい尽くすまでの間は、しばらく余裕があった。
売り子手伝いをしてくれているしもふり師と並んで座れるほどの島内スペースがないので、とりあえず立ち尽くして周囲を見る。
ここは平凡なティアナ島。視界にあるスペースのどこも、ほとんどがマターリした雰囲気に包まれている。大手はいるのか?
よくわからないが、ギッシリと詰まった人間の塊が外周をズモモモズモモモと動いているのを見る限り、ここには無縁にも思える。

外周の販売がある程度進んだと思われた頃、流れがだんだん内周に向いてくる。知らぬ間に入場者は相当増えていたようで、
人口密度は予想よりもかなり高い。うちのスペース前にも疎らに人が立ち始め、だんだんと販売のペースにエンジンが掛かってきた。
時折、「ホームページを見てます、がんがれ」と応援してくれる人も来てくださる。素直に嬉しい。インターネットに活動の場を移すことを
余儀なくされて、はや10年。当初は「なんて枯れ果てた不毛の地だ!」と思っていたが、いつのまにかこんなに成長しやがって。
人と人の間を架け橋するメディアとしては、往時の草の根 BBS を遥かに越え、圧倒的に立派で強力なものとなりやがった。

感慨に耽る間もなく、やがてエンヂンは完全に始動。既刊を含め、結構なペースで売れ始めた。しもふり氏に対応をほぼ任せ、
私のほうはしゃがみこんでダンボール箱とひたすら格闘。ピーク時には、まるで立ち上がれない状態となる。こりゃまったく、
売り子手伝い無しだとヤバかったな。しもふり氏さまさま。持つべきものは、フットワークの軽すぎる悪友だ。感謝感謝。


やがて13時ごろを過ぎ、ようやくひと段落してきた。客足がまったく途絶えたときもあったものの、既刊計100冊はあっけなく完売。
(特に、ナンバーズ本のほうは完売までが本当に早かった)、新刊も、まもなく1箱(130冊)ぐらいは出そうな雰囲気。あと 20冊で
持ち込み数の半分ぐらいになったわけだったが、さすがにそこまでは無理だな。当初読みの「150冊あれば・・・」は当たりだった。

ただ、今回気になったのは、既刊と比べて結構 reject 率(手にとって内容をチェックしたあと、台に戻された率)が高かったこと
だった。まぁ、しょうがないよね。エロ成分は無いし、客観的にはぎりぎり「なんとか、ストーリが載ったね。」というラインだったし・・・。
無論、私は努力した。できる限りの情熱とリソースをつぎ込んで努力した。いろんな事情で、手が届かなかったものはたくさんあった。
だがそこは、近所のラーメン屋の親父みたいに「隠し味は『情熱』です!」でカバーしたつもりだった。だが、結果はあくまで結果だった。
ジムカーナで万年10位に甘んじていた頃を思い出す。もう、屈辱は味わいたくない。だが、私の前にはいつも乗り越えるべき壁が立つ。
その、乗り越えるべき壁を乗り越えようと足掻く(ただし、最後は失敗する)事で、私はいつも生きていることを実感してきた。今もそうだ。
それは、客観的にはまったく無駄にも程があることだが、それ以上にとても幸せなことであった。だからこそ、辞められない。

落ち着いたところで、早々から依頼されていたスケブ(色紙)を書く。さらさらっと、にっこりと微笑むティアナでも描いてしまえば
すぐにでも楽になれる。だが、どうしてもそうすることを許容しない自分がいる。みんなは私に何を求めているのかな。そして私は、
みんなに何を求めているのかな。それを考えると、そんな安易な答えなどは許されないような気がした。何か、何かネタはないのか!
敗走する手負いのザクを仕留めるべく必死に行動した某ニュータイプの少年のように、思考を巡らす。だが、ザクは手強い。なにも、
ネタが浮かばない。やがて勝手に手が動き出し、ヴィヴィオが紙の上に現れた。やむを得ず、最後までごりごり描く。ネタ絵師失格。

手が空いた頃、Web 拍手をよく送ってくださる方が来場くださった。久々に、熱い創作議論を交わす。いやぁ、いいねぇこういうの。
実は私め、創作系のヲタク的にはわりかし孤立気味だったりする(と、思っている)。こういう「熱い創作議論」は楽しいのサ。

そういった楽しい時間を、猛烈な密度で過ごす。せいぜい4時間程度しかない会場時間ってのは短いよなぁ、と思っていたのだが、
実際には、4時間もあれば充分。ひたすら、スケブを描いてブロックノートを描いて、そして販売して・・・だけで忙殺される。
それにしてもブロックノート、あれってどこに消えたのだろう・・・他の人が何を描いたか、すごく気になるのだが・・・。


その他、メモ:

販売した本の中に、乱丁があった。購入してくださった方が直ぐに持ってきて指摘して下さったから良かったようなものの・・・(汗)
指摘されたとき、まさか全部乱丁してたりとか!?と思い、あわてて他の本を2、3冊チェックするが、大丈夫だったようだ。
平謝りし、本にメッセージをしたためる。冊数が増えると大変だけど、やっぱ、ちゃんと全数チェックしといたほうがいいなぁ;

管理局の中の人が来て下さって、今回寄稿できなかった管理局通信を1冊渡してくださった。スペースから出れなくて
全く買いに回れない状態だったので、助かった・・・と思うと同時に、購入リストを作っておくことを忘れていたのに
気づき、ちょっと愕然。なんかもう、イベントといえばサークル参加ばかりなので、購入側の準備が全然出来てない;


なんだかんだで、人の数も減らないまま、呆気なく 15時。閉幕を迎える。事後にアフターイベントがあるということなので、
場所を開けるために手早く片付けを済ませ、荷物をクルマの中に放り込む。その後、途中から遊びに来てくださった Dingo さん、
および朝からずっと手伝ってくれていたしもふり氏とともに、産業プラザPIO 内にある、超やる気のない喫茶店で一休み。
身の上話を聞く。しもふり氏は、謎の組織の陰謀により、人里離れた兵庫の山奥にある秘密工場に幽閉されようとしているらしい。
最寄の駅などはなく、都会に出てくるためには高速バスを乗り継ぐしかないのが問題らしい。彼には、足となる自動車が必要だ。
それも、維持費が安くて雪に強い、軽の四駆・・・そう、ヴィヴィオが必要なのだ。彼にヴィヴィオを与えよ!聖王を!


アフターイベントがほぼ終わりになる 16時半過ぎ頃に氏らと別れ、次なる行動へ移る。かの有名な蒼いガスタンクさんが幹事をされる
時空管理局打ち上げ会に参加するのだ!事前に聞いていた情報によれば、会場は JR 浜松町駅付近。少しアフターイベントの様子を
眺めてから地下駐車場に移動し、荷物を整理したらもう 17時前。開始は 17時半と聞いていたから・・・ちょうどいい頃合かな?
まったく土地勘もないこの大田区で、なぜか余裕をカマしまくった私は、頼みの綱となる nav-u を持たずに夕暮れの町へと出る。

浜松町付近の駐車場は、首都圏の中心部近くということもあり、面ン玉が飛び出るほどに料金が高い。事前に調べたところ、
安くても上限 \3500 とか、そんなのばっかり。今からクルマを移動してそんなところに停めるより、電車代を支払っても
産業プラザPIO の地下駐車場に停めっぱなしにしておいたほうが安く上がる。今からここに来る人もそういないだろうし、
迷惑になることもなかろう。ということで念のため、駐車場の係員のおっちゃんに遅くなった場合(22:00 まで)は
どっからここに入ってきたらええのん〜ということを確認したのち、クルマを置いたまま電車で移動することにした。

電車移動の方法だが、時計の針はどんどん進み、すでに 17時を少し過ぎている。時間に余裕があったら JR 蒲田駅まで歩いて
そこから JR 浜松町まで乗る手を使った(このほうが断然安い)のだが、もはや一刻の猶予もない。蒲田駅から京急に乗り、
品川駅で JR に乗り換え、浜松町まで移動することにした。小さなバックを背に、目の前にあると思しき京急蒲田駅へ向かう。

・・・ぱっと見たところ、蒲田駅は改装工事中のようだ。矢板に囲まれ、正規な入り口がよくわからない。とりあえず大通りを渡って
面の前の踏切を通過し、西側から近づいてみる。幸いにも、角に「←蒲田駅」という案内板があった(今から考えれば、あれは
JR の駅を示していた看板だったのかもしれない)ので、その案内に従って線路西側の狭い道に回りこみ、しばらく北上。
だが、しばらく歩いているうち、なにかおかしいことに気づく。どうも、西口が存在しそうな雰囲気が伝わってこない。
右手側に見える線路と私の間には、クリーム色に塗られた背の高い矢板が立つ。これが、見える限りの先まで続いている。

まさか、改装中で西口は使えないのか?だがしかし、そんな案内看板はどこにも立っていない。このまま、先の案内板を信じて
北上を続けるべきか、それとも・・・突如目の前に現れた行先不明瞭な地下道らしきものに入って、事態の打開を図るか?

逡巡している時間は、ない。ともかく、この先に入り口が見えない以上、まったく新しいルートに光明を見出すしか。
新たな展開が生まれることを期待し、地下道の階段を駆け下り、地下道を駆け抜け、頭上に見えた新しい地上へと駆け上る――

そこにはまた、道路と踏み切りが存在した。カンカンとけたたましく鳴る警報音。一瞬、方向感覚を喪失して困惑する。・・・あれ?

あ・・・ありのまま今起こったことを話すぜ・・・『踏み切りを通過したあと右に曲がってしばらく進み、右手にあった穴から
地下に潜って2回進行方向を変えて地上に戻ったら、いつのまにかまた踏み切りの前に戻っていた。しかも踏み切りは左側』
な・・・何を言ってるのかわからねーと思うが、ぉれも今どこに居るのかわからなかった・・・(ポルナレフ後略)


どうやらぉれは、今日一日遊びすぎて頭がどうにかなってしまったようだ。人生を悲観し、途方に暮れ、遮断機に向かって
放心状態で歩みを進める。遮断機の前で我に返り、きつい右カーブで駅に入っていく電車の姿を眺める・・・って?駅?
よく見れば、右横から来て左前へと抜けていく電車の行く先には、駅がある。お!?さっきの踏み切りじゃない!?

確信にも近い感覚が伝わってきた。この先には、きっと駅の入り口がある。まるで私を祝福するかの如きタイミングで
気持ちよく開いた踏切を渡ってしばらく歩くと・・・そこには、東口があった。なるほど、そうか。反対側の道路に出たのか。
まぁ、この際細かいことはどうだっていいや(注:この時点では地図を見てないので、構造は理解できていません)。
残り時間を無駄に消費してしまったことを悔やみつつ、品川までの切符を買って改札を通り、品川方面の電車に滑り込む。

蒼いガスタンクさんに遅刻を詫びる(残時間から計算して、確実に遅れることは判った orz)メールを入れつつ、
数駅を経て品川に到着。ここで JR へと乗り換えるわけだが、利便性を考慮してのことか、京急の改札を出る必要はないよう
作られている。それはわかった。わかったのだが、どうやって乗り換えればいいのだ?りんかい Suica と京急のキップを片手に
改札前に立っていた駅員さんに聞くと、「キップを改札に通してから通ってください」とのこと。おお!?そんな複雑なことが
ちゃんとできるように作られているのか、改札機というものは!?だって、京急と JR なんだゼ?別会社なんだゼ!?

そういえばそんな発表も聞いたなぁと思いつつ、指示通りに改札を通過。上野・東京方面行きの電車に乗り、浜松町駅へと向かう。
結局、浜松町駅に到着したのは、ほぼ開始時刻。やっべ、超やっべ。印刷してきた地図もロクに見ず、世界貿易センタービルを
飛び出して R15 方面へ。全力で大門交差点まで移動。出でよ、ダイモーン!ここでようやく、地図を取り出して確認。
えーっと、会場は・・・会場は・・・だが、地図に記載してある建物は見つからない。しばらく角をうろうろするが、
何かが違うような気がしてきた。これはマズい。この地図を誰かに見せて、場所を尋ねたほうがいいんじゃないか俺?
だが、アホな私は何を考えていたのか、地図の隅っこに、人に見せるのも憚られるようなバカな落書きをしたためていた。
まずい!これを人に見せるわけにはいかない!仮に同類であれば大丈夫だが、ここはどうみても堅気の町!危険だ!

周到な準備によって自分を罠に嵌めることに成功した私は、途方に暮れていた。ああ、困った・・・やむなく、
駅に向かってトボトボと戻りだす。だが、ここでようやく気づく。会場って、駅の目の前のビルじゃね?
目の輝きを取り戻した私は、全力全開で駅前に戻る。よーく看板を見ながら歩くと、確かにあった。
本当に、駅の目の前に。そのビルはあまりに格好良過ぎて、宴会場があるように見えなかった。大誤算。

結局、少々遅刻してしまったものの、なんとか打ち上げ会場に到着。すでに、会場はアツい雰囲気に包まれていた。
だが、その時点での私は知る由もない。この後、口にするのも憚られるような、とてつもない打ち上げが始まろうとは・・・

歴史に名を刻むことになろうこの打ち上げについては、既に、生き残った参加各位が詳細なレポートを残されているので、
私はそれを眺めながら「おー、そうだった、そうだったよー」と頷くまでに留めたいと思う。ただ1つ・・・あんなに学生ノリな宴会に
顔を出すなんて行為は近年稀に見るものであったが、それに対して私はすっかり傍観者としてしか存在し得ないものになっていたことに
気づかされたことについて、一抹の寂しさを覚えたのは事実であった。簡単にいえば「ついて行けねぇ!」だがしかしこれは快感でもある。
ある意味、初めて「ついて行けねぇ!」と感じた大学入学当時(19才)に戻ったような気分ですらある。猛烈な勢いで繰り広げられる
J(自己紹介)-1グランプリ、その後に続く神アイテム争奪戦、窓際の狭いスペースにぎゅうぎゅうに集まって、まったり会話に耽る女性陣
(個人的には、この美しきビジュアルに対して「神!」と思った)中央付近で「ドキッ!男同士のくんずほぐれつ!」な大騒ぎを始める男性陣
(個人的には、この楽しきビジュアルに対して「神!」と思った)・・・あぁもうなんだよ、この楽しい、いや、楽しすぎる空間!
後生だから、せめて末席で空気だけでも吸わせてくれ、この奇天烈に楽しい空気を!

・・・ともかく私としては、寂しくはあったが、恐ろしく楽しかった。同時に、恐ろしい眠気とも戦っていた打ち上げ宴会であった。
酒を飲んだらそのまま意識失って一眠りしていただろうなぁ、というぐらい。ハンドル握って走る帰路があるので酒は飲めないのだが、
ある意味、それが良かったとも言える。それぐらい、疲労が密かに蓄積していた。すべての緊張が解けた今、一気に放出中・・・


あまりにも騒ぎが大きすぎたせいか、宴会開始から2時間も経たない20時前には解散命令が出た。眠気が収まりつつあった頭で
考える。この時間だったら、ひょっとして、3時ごろまでには家に帰れるんじゃね?車中泊は不要なんじゃね?きっとそうだ。

そうと決まればすばやく退却だ。ティアナばりに撤退スキルを発動し、全速力で産業プラザPIO に戻る。少しでも料金を節約するため
帰路では JR 蒲田駅で降りる。だが、時間的には結構な誤算があった。品川から先が、かなり遠い。ついでに言えば、蒲田の次は
川崎だ。川崎といえば神奈川だよな。つまり、東京と神奈川の県境のすぐ手前。浜松町といえばバリバリの都心。結局のところ、
JR 蒲田駅まで戻るのに十数分を消費する。さらに、JR の駅を出てから産業プラザPIO までも、結構な距離がある。道を間違うと
問題なので、JR での移動中に、携帯で周辺地図を確認しておく・・・が、VGA ケータイの解像度が高すぎて、文字が見えない (*_*)
やむなく、駅を降りてからは勘で道を選び、東を目指す。結論としては、たまたま選んだ道が最短距離だった。ずんずん歩くと
やがて見えてきたのは、京急の踏み切り。こんどこそは間違わない。その先に見えるのが、切りたてのショートケーキのように
鋭角のエッジを鋭くビンビンに尖らせた産業プラザ PIO だった。あの地下に、首都圏脱出用の戦艦が眠っているのだ・・・

20時半頃にたどり着いた産業プラザ PIO は、人の気配こそなかったものの、まだ照明もついていて、営業中の雰囲気だった。
がらんとしたロビーを歩き、奥のエレベータを目指す。昼間は動いていたロビー足元のムーブメントも、今はもう動かない。
祭りは終わったんだ、ランボー・・・。またここに来ることは、恐らくないかもしれない。記憶をしっかり刻んでおく。



すばやく地下に戻り、カプのエンジンを始動。帰路のナビゲーションを設定したら、駐車場を出る。料金は \2.5k。安い。


ルーティングは、既に脳内で完了していた。このまま環八に戻り、東京 I.C. から東名に乗って関西に戻る。
21時前ともなると、首都圏の道路は空いていて快適だ。うっかり速度を出し過ぎそうになるが、ここはネズミ捕りの巣窟だ。
制限速度は 50km/h かな。後ろに張り付いてくる足立ナンバーのミニバンを無視し、左車線で制限速度キープ。環八を北上。

しばらく走ったところで、それまでダンマリを決め込んでいた nav-u が急にリルートを開始。渋滞情報を検知したので
東京 I.C. を避けろ、と出た。どうする俺?だが、土地勘のない場所でなら、コイツを信用してみるのも悪くないと思う。
ルートを軽く確認するが、途中から環八を外れ、怪しげな道を延々と西に走っている。どこから高速に乗るのかは、不明。

・・・怪しげな道、か・・・

複雑な東京の道路を、狂おしく身をよじるようにくねくねと曲がりながら抜けようとしているルート案内。・・・好きだよ俺。
こういう、道(未知)との遭遇は三度のメシよりも好きなんだ。お前についていくぜ nv-u1!すかさずウインカーを上げ、
指示された通り、都道11号多摩堤通りへと左折。メガロポリス・東京の周辺を支える静かな住宅街の中に突入する。

道路はしばらくの間、住宅街の合間の狭い直線路を走る。夜間であっても、飛び出し要注意。速度を充分に落として走行。
ひたすら直線状に続くその道を行き果てると、Y字型の分岐に出くわす。nav-u は、その先のT字交差点を左折しろ、と指示。
その通りに左折する。交差点付近は、なにやら人通りが多い。用心して先へと進む。やがて道路は、堤防に行き当たり
急激な角度で右折。その通りにトレースすると、道路は高度を上げ、夜の闇に黒く染まる多摩川を見下ろす位置になる。
左手を流れる多摩川の先には、鉄橋が架かっている。ナビ曰く、あれを左折して渡れ・・・とのこと。たしか、多摩川が
東京と神奈川の境目だったはずだから、これで東京都ともオサラバか。早い別れだったな・・・達者でな、帝都。

少し大きめな橋を静かに渡り、対岸の神奈川県に降りる。降りてすぐに、左カーブ。ここで右折を指示されていたが、
どう見ても直進っぽい・・・90度折れる左カーブの途中から右折車線が生えているせいだ。ナビの音声案内も適当なもんだ。
ともあれ、指示通りに「右折」し、中原街道を忠実にトレースする。さきほどは少し広くて立派な道だったが、今や道路は
ふたたび、住宅の合間を抜ける狭い道に戻った。だが、なんとなくこの道には見覚えがある。確か、はるか昔に、このあたりの
ビジネスホテルを予約して、今来た道を逆向きに走って WF へと向かったことがあったような、なかったような・・・。

曖昧な記憶を思い出せないまま、路駐車両をテンポ悪く避けて走るチェロキーの後ろを延々と走る。駐車禁止の取締りが
厳しくなったこのご時勢でも相変わらず路駐しまくっている近隣住民がそもそも悪いが、これだけの道幅がありながら、ここまで
超減速しないと路駐車両を避けることもできないチェロキーもチェロキーだ。無駄な加減速でガソリン無駄遣いさせるなよー。


えらくきつい左急カーブを備える楽しい中原街道を延々と走り、小杉十字路で R409 を越え、千年交差点で市街地を脱出(?)
小高く盛り上がった区間を越えながら、はっきり思い出す。確かに私は、かつてこのルートを逆向きに通ったことがある!
(帰宅後、地図をじっくり見て思い出した。確か WF の往路にて、中丸子付近のホテルで一泊したことがあった)

懐かしい記憶を最後に引っ張り出せたことに勝利感を覚え、ニヤニヤしながら野川の交差点を右折。中原街道を離れ、
尻手黒川道路へと入る。ここまで来てようやく、どの I.C. から高速に乗ることになったのか理解した。東名川崎 I.C. だ。
となると、そろそろ最後のガソリン給油をしておいたほうがいいな・・・今朝方の調査によれば、神奈川県のガソリンは
高速道路のガソリンよりも結構安かったはず。できれば、高速道路上での給油は最低限に減らすようにしておきたい。
高速道路に乗れば、残距離は 450km 程度。関東を離れる前に満タンにしてから 18km/L で走れば、京都までは持つ。

そんなことを考えながら、梶ヶ谷貨物ターミナル駅近傍に差し掛かる。高速の I.C. までは、あと数 km。手早くナビで
GS を探すと、ちょうど武蔵野線をくぐってすぐのところに何やら存在するようだった。とりあえず、ここで入れようかな。
武蔵野線を頭上に抱くスクエアなトンネルを通り抜けた直後、地味な看板をひっそり上げていた GS に突入する。

・・・そこはなんというか、いかにも東京的というか。客が入ってきても、店員はそれを無視して黙々と自分の作業に
没頭している、そんな店だった。関東圏と以北って、そういう傾向あるよな。客に対して無愛想なのが真のプロ、みたいな
妙な雰囲気。青森に行ったときもそうだった。全体的に無愛想。丁寧に話しかけると、人懐っこい人ばっかりなんだけど。
ひょっとして、街全体が恥ずかしがり屋さんばっかりなのかもしれないな。こちらが関西慣れし過ぎているのかもしれん。

ともかく、こちらに顔を向けようともせず、ただ一心不乱に、給油中(・・・いや、どう見ても給油マシンは止まっている)の
クルマの窓やらミラーやらを黙々と拭き続ける若い店員のにいちゃん。こりゃ我慢比べかね、と思い、エンジンを止めて待つ。
背後に口を開いたトンネルから、時折、大きな走行音が響いてくる。ガーッ、シューン。ガーッ、シューン。・・・恥ずかしがりの
にいちゃんが意を決してくれるまで、何もやることがない。定期的に騒音を耳に叩きつけ、時が無駄に流れていることを
教えてくれる背後の走行車両が居なかったら、このまま、深い眠りに落ち込んでいってしまいそうだ・・・くう・・・

結局、10分ほど放置プレイが続いたのち、ようやく、店の建物から飛び出してきたおっちゃんがこちらに声をかけてきた。
指示通り、ようやく開いた給油スペースにクルマを動かし、やっとこさ給油を開始する。深い皺を刻み込んだ黒い顔を
こちらに向けた小柄なおっちゃんは、カプチーノの車体越しに話しかけてくる。曰く、これは何処のクルマですか、と。
・・・そんな質問を受けたのは何年ぶりだろうか。というか、そういう質問をしてくる奴ぁ、だいたい相場が決まっている。
おっちゃんだ。おっちゃん。おっちゃんしかいない。若いにいちゃんとか、子供とか、そのへんはまるで興味を示さない。
興味を示してくるのは、いい年こいたおっちゃん(50代以上)だ。たぶん、クルマに夢とか希望が一杯詰まってた時代のヒト。

あまりにも「ドワーフ」という言葉がしっくりハマり過ぎ、もはやそれ以上の表現方法が見当たらないそのおっちゃんは、
給油ノズルを操作しながら、お支払いはカードで?現金で?え、現金ですか?ああ、それなら今日はリッター 161円で・・・などと
えらく気前のいい会話をしてくる。えwwwちょwww161円?高速だと 172円なんですけど、マジでそんな安くていいんですか!?
関東なんてガソリンはバカ高いもんだと思い込んでいたから、ちょっと衝撃だった。探せば(?)ちゃんとあるもんなんだ。
お礼に、給油中の短い時間、クルマ談義に付き合ってみる。なんかね、もう、とっても楽しそうで。ある意味、うらやましい。

給油を終えたら、あとは高速に乗るだけ。尻手黒川道路をしばらく走ると、左から東名川崎 I.C. へと分岐。ゲートをくぐり、
ようやく高速道路に乗る。時刻は・・・21時20分頃。ええっと、出発してから既に 50分が経過(笑)・・・これ、どう見たって
素直に東京 I.C. から高速に乗っていたほうが 30分は稼げたような気がしないではない。楽しい経験が出来たからいいけどサ。


高速に乗ってしまったら、あとは経済速度を保ったまま京都に向かうだけ。およそ 100km/h 前後を維持しながら、
なるべく速度を上げ下げせず、丁寧に走る。途中、何台ものビートが、同じ方向に向かって走っているのを見かける。
はて?こんなにたくさんのビートを見かけるのも珍しい。関東のほうで、ビートオンリーのイベントでもあったのかね。

なるべく燃費と時間を両立させるため、休憩はできる限り挟まないというコンセプトで走る。それはいいのだが、問題は
マッタリ走行で緊張感0&車中泊で疲労回復中途半端?のコンボのせいか、やがて、激しく眠くなってきてしまったことだった。
箱根を越えるあたりまでは何とか普通な感覚を維持したが、静岡に入り、清水 I.C. 付近の左車線がいきなりなくなる場所で
そのことが一瞬理解できずに無駄なブレーキを踏む羽目になってしまった時点で、意識レベルが相当落ちていることを自覚。

と、とりあえず窓を開けて、新鮮な酸素を吸って・・・と思ってエアコンを切り、窓を開ける。だが、これがまたマズい。
カルキを空中撒布したかのような、刺激のある青臭い匂いの空気が車室内に飛び込み、私の周りを生ぬるく包み込んだ。
空を見上げると、そこには澄んだ黒色は存在しない。生白い雲が天球の内側を覆い尽くしていた。あ、雨の匂いか・・・
そんなに嫌いな匂いではないのだが、この疲労した状況においては、殺人的に気分を悪くする匂いでもある。うっぷ。

結局、気持ち悪い匂いによって眠気を飛ばすという最悪な対策をしつつ、なんとか浜名湖 S.A. までは持ちこたえてみたが
緩いRにぴったり沿って走ることすらできなくなってきたことを悟るに至り、ここで休憩を挟むことを決意する。


長い導入路をエンジンブレーキで減速しながら進み、アイドリング走行で適当な駐車スペースを探したら、ようやく停車。
その刹那、ブレーキを踏んでもまるで減速しないことに気づき、眠気が一瞬で飛ぶ。え?え?なに?止まらない!?
あわててブレーキを踏みなおすと、なんとか減速した。ふぅー・・・。別に、ブレーキ系統の故障ってわけじゃない。
川崎 I.C. から約 250km、低燃費走法のためずっとブレーキを踏まず(=踏まなくても済むよう)に走ってきたので、
ブレーキがすっかり冷え切っていたようだ。踏みなおした時点では、若干温まっていたのでようやく制動できたという理屈。
いくら速度を出していないとはいえ、S.A. への導入路では、テストの意味を込めてブレーキを踏んだほうがいいようだ。

時刻は・・・ほぼ 0時頃。とりあえず、20分ほど休むか・・・ノートPC を片手にカプチーノを降り、外の風に吹かれながら
休憩。闇の中で煌々と輝く S.A. の施設は、さながら誘蛾灯のようだ。数人のグループが、談笑しながら施設へと近づいていく。
楽しそうな姿を尻目に、自動販売機前の長椅子に座り、ノート PC の電源を ON。浜名湖 S.A. だと、無線LAN の電波は外でも
なんとか受信できる。メールや拍手、今日一日のニュースなどを一通りチェックだけしたら、蓋を閉じて少し休む・・・


クルマの中に戻り、荷物を整理。眠気を防ぐため、ノートPC に入れてきた Webラジオを聴きながら走ろうかと思って
イヤフォンの延長コードを探すが、見つからない。あれ?ひょっとして、どこかに落としてきたかな?かなり焦る。それは、
延長コードを無くしたことに対する焦りではなく、この先、眠気を防ぐための最も効果的な手段が無くなったことに対して。
代用として FM ラジオを聴きながら走ろうかと思ったが、日曜日の深夜 0時頃といえば、各ラジオ放送はまもなく休止になる。
一番聞きたいときに聞けないなんて、ああ、もう全然ダメだぜ、視聴者のニーズを満たせていないぜ、非オンデマンド放送!

やむなく、眠気覚ましのペットボトル1本だけを持って、浜名湖 S.A. を出発。これでもマズければ、刈谷 P.A. か
御在所 S.A. で仮眠を取ろう。そう考えつつ、残り短くなった東名区間を走りぬけ、豊田 J.C.T. から伊勢湾岸道へ。

伊勢湾岸道は、相変わらず快適だった。膨大な量の物資を輸送する大型トラックを尻目に、快調に走り・・・と行きたいが、
今日は燃費運転に徹する日なので、制限速度付近でまったり走行。そうなるとまた、精神的に余裕が出来すぎてしまう。
ふと、ナビを見る。残り何時間で帰着だっけ・・・ん?3時40分?・・・あ、ああ、そうか。このナビには、まだ
新名神高速道路が入っていないんだっけな。たぶん、名阪国道をどこか適当なところまで走って、山の中を抜ける
という経路を計算しているのだろう。実質は何時間減になるのかな。1時間?1.5時間?それとも、2時間?

かわいそうなナビをじっくり眺め終えてもまだ、伊勢湾岸道は終わりに達しない。ようやく、名港トリトン区間だ。
昼間と比べると夜間の感動はいささか衰えるが、それでも屈指のセクシー道路(?)であることには変わりない。
後方から頑張って走ってきたコペンをやり過ごしつつ、この恐ろしき工業力の産物の姿を、目に焼き付けておく。


しばらく頑張って走ると、ようやく伊勢湾岸道も終了。東名阪道に入る。夜間だと、この道路もさすがに快適だ。
すいすいと走りぬけ、鈴鹿 I.C. を通り過ぎ、大きく開けた亀山 J.C.T へ。眠気は耐えられるレベル。あともうちょい。

交通量の少ない新名神を、これまた快適に走る。本当に、誰も走っていないに等しい。普段の私なら狂喜乱舞だが、
今日の私にはちと不快だ。ひたすら直線で起伏もないこのルート、眠気が・・・眠気が・・・やがてそのうち、しばらく
収まっていた眠気がぶり返す。○ンコを我慢しているときの波状攻撃にも等しい。しかも今はもう、沈没寸前の状態。

こりゃマズいということで、やむなく土山 S.A. へと立ち寄る。だが、間の悪いことに、土山 S.A. の付近から雨。
無遠慮にフロントガラスの上で視界を奪う雨粒に呪詛の声を吐きつつ、ともかく適当なスペースに停車。とりあえず、
降車してトイレにでも行って、気合を入れなおすか・・・だが、私は1分前のことを忘れていた。外は雨、しかもわりと強い。
傘も持たずに降車した私は、とにかく全速力で、トイレのある場所まで移動することを余儀なくされる。それにしても、
土山 S.A. って無駄に広いのな。上下線集約型っぽいのだが、それもきっと災いしているのだろう。とにかく、
駐車スペースと建物(トイレ)の間がかなり離れている。私は、この過酷な環境の中を、無我夢中で駆け抜けた――


まぁ、無駄に広いだけあって、設備は立派なものだった。ここで再び、落ち着きを取り戻した私。残距離は 50km ぐらいか。
雨が降りしきる中、全速力を以ってカプチーノの元へと舞い戻り、エンヂンを始動。いざ、土山 S.A. を出発する。

長らくの走行で、フロントガラスは少し油っぽくなっている。ワイパーを動かしても、あまり視界が回復してこない。
くっそう、最後の最後でこの仕打ちかよ・・・と思いつつ、エアコンフル稼働でまったり走行。ここまで無給油につき、
ガソリンの残量もいくらか心許ない(メーター読み)。できればエアコンは切りたいが、雨中だと曇るに違いないし・・・

そんなことを考えているうち、ふと、雨が止んでいることに気づいた。土山 S.A. の周辺だけかよ!こんなことだったら
素直に甲南 P.A. のほうに入ったのにのに・・・次からは、気をつけよう。鈴鹿山脈付近の天候は、実に忙しくて難しい。


その後は、実に順調。俗に「謎の緑色の光」と称されるガイド光の束(これは、ある意味必見かもしれない)の間を抜け、
草津 J.C.T. から名神に入る。さぁ、あと少しだ。右車線をキープし、どんどん京滋バイパスへと流れていく他車を尻目に直進。
後続車は誰もいない。というのも、今はちょうど名神集中工事の真っ最中であり、この先、大津 I.C.〜京都南 I.C. が
通行止めになっている。だから、さらに西へと行く大半の車両は、京滋バイパスへと迂回していく・・・という寸法だ。

私はといえば、ちょうどど真ん中の京都東 I.C. が目的地なので、このまま通行止区間の中に突っ込んで・・・という目論見
ではない。大津 I.C. で強制流出させてもらえるので、あとは下道で戻る。それにしても、普段は結構な交通量があるこの区間に、
前も後ろも自分1台しか居ないというのは、すごく不思議だし、すごく面白い感覚だ。都市の中にぽっかり浮かんだ穴・・・って、
そういえば数日前に似たようなことを書いた気がするぞ。えーっと、どこの都市に最近できたばかりの高速道路の話だっけかな?

しばらく走り続けると、やがて大津 S.A. 手前から、大量のパイロンによって徐々に車線が絞りこまれていく。それにしても、これ、
どうやって設置したんだろう?規制を解く時はさほど難しくなさそうだが、規制をかける時というのはかなり難しそうだ。
普通に本線を走っている車を遮断して、こういった建造物を置いていかねばならないわけだから。どうやったのだろう?


興味はあったが、車線を絞っているパイロンを眺めていても答えが得られるわけじゃない。誘導に従って大津 S.A. に入り、
S.A. と併設された大津 I.C. から高速を降りる。当然ながら、下道も交通量は0。そりゃそうだ。現在時刻は 2時を過ぎている。
丑三つ時をとうに過ぎ、闇の中では魑魅魍魎が蠢き・・・いや、魑魅魍魎よりももっと怖い、人間様がうようよ蠢いている。

I.C から降りた R1 を走って逢坂山を越え、京都に戻る。さて、そろそろ給油を・・・と言っても、こんな時間ではなかなか・・・
いや、R1 沿いなら何軒かは空いているな。ちょうど入りやすいところにあったセルフ GS にて、給油。燃料計の針は E まで
達していたが、距離的には全然余裕であることはわかっていた。結局、給油量は 24L ちょいで、燃費は 18.8km/L だった。
往路は 19km/L に達したのだが、帰路は無理だったか・・・速度を 10km/h ほど高めにしていたのだが、そのせいかな。

ともかく、これで全てのミッションが完了。さっさと帰宅し、荷物を降ろしたらとにかく眠る。おやすみ zzz


5/19

適度な時刻に起き出し、昨日で止めを刺した(?)ミッションオイルとデフオイルを交換する。
デフオイルについては約半年、ミッションオイルについては1年間も無交換。ちょっと挑戦的過ぎたか?

いろいろな良い想像や悪い想像をしつつ、まずはデフオイルを抜く。こちらのほうは、コレまでのパターンどおりで
特に目立った変化はない。抜けてきたオイルの色はわりと濃い赤褐色を維持しているし、磁石に付いた鉄粉も極めて少ない。
如何に、デフに負担を掛けるような走りかたを全然してないか、ってことだ・・・機械式 LSD が入っていても 5000km 交換で
全然問題なし、ってのが、普通に町乗りばっかりやっている状態における経験的法則になってくるだろう。作動音も正常だし。

それに対して、ミッションオイルのほうは期待に違わずひどかった。まず、抜いたオイルの色が、なんだか白っぽい!
抜いたオイルが溜まった廃油皿をじっくり眺めてみても、あからさまに微細な金属粉が混じっているメタリックな色が見れる。
更に、ドレンの磁石には 2mm 長ぐらいの鉄粉がいくつかくっ付いていた。幸い、破片が付着していた、なんてところまでは
行かなかったが、それでも結構不安になる。ミッションについては、町乗り主体でも頻繁な交換が必要。1年毎なんて絶対ダメ。
ミッションのシフト感はさほど悪くはなかったのだが、油中の金属粉の量は、ベアリングの寿命を決める要素なのだ。

余談ながら、この作業において、先日交換した LegarisK の威力はすごかった。フロントパイプの取り回しが純正に近いので、
ミッションオイルのドレンボルトを外し、オイルを抜くときの作業がものすごく楽になった。普通サイズの 9.5sq ラチェットで
ボルトをぐいぐい回すことができる(これまでは、特別にヘッドと軸のサイズが小さいラチェットを使わないといけなかった)。
また、ボルトを外したときに飛び落ちるオイルがフロントパイプに掛からないので、作業後の掃除作業がめちゃくちゃ楽。
今までは、この辺がとても面倒くさかったから、オイル交換もなんか億劫だった。これからは、ガンガン交換できるな。


ミッションには REDLINE MT-90、デフには REDLINE 80W-140 を 1qt. ずつ入れてオイル交換を終えたら、ついでに
錆を中心にした、下回りの点検を実施。ノックスドール 700を持ち出し、センタートンネルとフロアの溶接継ぎ目などを中心に、
錆が増えてきたところを防錆処理。目立って酷くなっているところはなかったが、今のうちの予防が肝心。特に、鉄板の合わせ目に
ノックスドール 700 をよく染み込ませておく。平たいところの錆は浅いうちに直せるが、合わせ目の錆は崩れ落ちるまで直せない。

防錆処理が終わったら、ずっと気になっていたクラッチワイヤーとスプリングを点検。軽く動かしてみた範囲では、特に問題ない。
となると・・・ギアボックス内部の振動、特にインプットシャフトの微振動が、クラッチ板〜クラッチカバーばね〜ベアリングを
経由してペダルまで伝わっているんじゃないか、という可能性は捨てきれないな。今回はミッションオイルを交換したので、
まずはこれで様子見。これでも症状が変わらないようなら、予備ミッションの O/H を急いだほうがいいかもしれない。
(って、その前にまず疑うべきなのは、レリースベアリングそのものの磨耗や不良のほうかもしれない・・・)

続いて、ホイールハウス内を点検。ふと、左前のブレーキホースが全体的にしっとりと湿っていることに気づく。うむ?
湿りを指先で擦っり、匂いをかいでみる。うーん、ブレーキフルードというよりは、ノックスドールのような匂いに思える・・・
湿りは、ホース全体および左前キャリパーの下半分ぐらいにまで及んでいた。だが、ブレーキホースとキャリパーの結合部には、
一滴のフルードが漏れた跡もない・・・ひょっとしたら、1年前のブローで吹いたエンジンオイル(ブローバイ)の残り滓、かな?
ただ、もう7年も使っているので、ステンメッシュブレーキホースの劣化という線も捨て切れない。予防交換しておくべきか?
そう思いつつ、ホースをよーくチェック。だが、ホースが痛んでいるようには見えない・・・これもまた、経過観察が必要。


点検を終えたら、クルマをジャッキから降ろし、全体を軽く水洗い。妙に頑固な泥汚れが付着していた。土山 S.A. 付近で拾った汚れ?
ボディー全体を洗ったら、どうも妙な匂いがしていたエアコンのほうも洗浄。Ag イオン配合の洗浄スプレーをたっぷりと吹きかけ、
能書きどおりに 15分待つ。本当はエバポのケース下側を外して洗浄したいのだけど、どうやって車上でバラすのかまったく不明・・・


一通りの清掃やらメンテナンスが終わったら、外出。銀行 ATM に立ち寄り、同人誌の印刷代金の引き落としが来るまでに、売上代金を
補充しておく。夏前ぐらいに、ドカン!と引き落としが来るはずだ。夏コミでも頑張って売らないといけないなぁ。新刊もまた作るだろうし。

帰宅。駆動系のオイルを交換したおかげか、走行音が非常に静かになった。ああ、やっぱり、オイル交換はいい。心が洗われる。
だが、気がついたらもうオイルの在庫がなくなってきた。いつものように、JO-YA.com さんに発注する。ミッションオイル2本と
デフオイル1本(REDLINE MT-90 と REDLINE 80W-140)、そして、試験的に本国仕様の Mobil-1 0W-40 を4本。しめて \9.5k。
油脂類は、なんだかんだで比較的安く済んでいるのはありがたい。うなぎ登りなのは、ガソリンの価格だけだ・・・ orz


5/22

昨晩、車庫のほうでやたらにガタンガタンと大きな物音がしてるなぁと思いながら眠ったのだが
朝起きて確認してみると、クルマの上に変な泥汚れがいっぱい残っていることに気付いた。・・・まさか。
よーく見ると、ボンネットの前端からガラス、そして屋根の上へと続く泥汚れは、猫の足跡だった。

・・・うーむ。これまで約10年間、たまにフロントバンパー付近に匂い付けをされていたぐらいしか
猫とは関わりがなかった我がカプだが、ついに上に乗られるという新たなフェーズへと入ったようだ。

屋根の塗装なんてとっくに痛み放題だから、乗られること自体はそんなに重大な問題ではないのだが、
こういうのは一度許すと永遠に乗られ続けるので、乗られること自体が心地良いものではない以上
初期のうちに躾をしておかなければならない。それに、クルマの周辺には危険な道具も置いてあるしね。


というわけで、野良猫の忌避策を取らねばならなくなったわけだが、こういうときに確実に効くものがある。
以前、同じように車庫に置いてあった EP82 が猫にじゃれ付かれて困っていたことがあった。あのときも、
色々な民間療法的手法を試してみたのだが、ただ一つを除き、永続的な効果があったものはなかった。

ただ一つの例外というのは、いわゆる超音波猫避け器。「ガーデンバリア」「ねこちゃんしないで」とかいう
商品名で売られている、一見胡散臭げな機器だ。だが、これがとにかく、めちゃくちゃ効く。そして、ずっと効く。
設置後数年を経た今でも、EP82 にはまるで猫が寄り付かない。今でも野良猫はいっぱい居るのに、だ。

ちょっとお高いのが玉に瑕だが、効果は永続的だし、人間への悪影響も全然ないので、猫に悩まされている人は
だまされたと思って買ってみることをお勧めする。というわけで、私も1つ追加だ。楽天で検索して購入。


5/24

朝からずっと天候が悪い。週末に限って悪天候、っていうのは、どうも物悲しいものがあるね。
何もやる気が起きない。いや、むしろこういうのを利用して、まったり休んで体力回復すべきなのかもだが。

そんな私の塞ぎ込んだ気分を見透かしてか、注文していた「ねこちゃんしないで」が到着した。つまり、
これを設置するイベントが強制的に発生したということだ。しゃあねぇなぁ。フトンから抜け出し、車庫に移動。

説明書を読みながら、設置位置を探す。えーっと、なるべく地面スレスレで、遮蔽物のない場所がいい、と・・・
また、多少の雨なら大丈夫のようだが、暴風雨のような雨を直撃で受けるのはさすがにマズい。なので、適当に
物陰になるような場所が望ましいはず・・・いくつかの相反する条件を同時に満たす場所を探した結果、幸いにも
一箇所だけ存在した。ただ、そこに設置すると、車庫内だけでなく、猫の通り道となっている前の道路までもが
猫センサーと超音波トランスデューサーの攻撃範囲となる。つまり、おいたしない猫にまで影響を及ぼすことになる。

・・・だが、残念ながら、猫センサーの感度調整ができたり、IFF 装備の猫だけは攻撃しないような仕様は無い。
エリア88 に出てきた対空地雷のようなものだ。虎だって、このエリアに入れば落とされる。気を付けな。

余談ながら、猫センサーは人間の体温にも反応するので、人間が近づいても動作し、チカチカと LED が点滅する。
昼間は気付かないが、夜間だと LED ははっきり見える。そのくせ、物陰に置いてあるから、全体像は確認しづらい・・・
つまり、不審な人間に対する威嚇効果のほうも、相当なものだと思われる。まるで防犯カメラがあるようにも見える。

・・・つまり、いろんな意味で大満足です。


5/25

買い物へと出かける。駆動系が冷えているときのミッションの感触が、たまらなく気持ちいい。
ぬこっ、ぬこっと、何の衝撃もガサ付きもなくスコスコ入るミッション。ミッションオイル交換後しばらくは
この感覚が味わえる。そのためだけに、1000km ごとにオイル交換したいぐらいだ(さすがに無駄)。

ホームセンターを散策し、いろいろ買い物。エアコン洗浄スプレーを補充するためにエアコン売り場に行くと、
汎用のエアコンフィルター(超安価)が売られていることに気付いた。要は、抗菌・消臭機能を持った厚い布切れ。
これを、添付のマジックテープを使って、エアコンの吸い込み口全体に貼り付けるといい、ということらしい。
うーん、これって、自動車のエアコンにも流用できたりするんじゃね?エバポの吸気口2箇所に張れば。
とりあえず買っておこう。やる気がたまらなく盛り上がってきたとき、すぐに着手できるように。

さらに売り場をうろつくと、HFC134a のサービス缶が売られているのを見つけた。値段的には3桁で、まだまだ手頃。
そのうち HFC134a も廃止されることになったと思うが、まだまだ入手可能。R12 のほうは当然ながら入手不能だが、
車齢 16年を経てもなお、エアコンの調子が非常によろしい(=R12 サービス缶を必要としない)のが救いだな。

買い物を終え、帰路。久しぶりに、安全な場所を選び、フル加速を試すが、なんとなーく遅い。なんでだろう。
ブーストを見ると・・・1.1kg 弱。そうか、EVC のツマミ位置が冬用になったままだったか・・・いつも思うが、このあたり
自動的に補正してくれない EVC はそれなりに不便。ハンチングも結構あるし。F6A と相性悪いかな?>HKS EVC-EZ


帰宅。ボンネットを開け、各所を点検。LLC、およびオイルの量は正常。エンジン停止後、しばらくすると、エンジン内部から
ぽこぽこという音が聞こえてきた。ヘッド付近に滞留した LLC が沸騰しているのだろう。水温を見ると、ヘッド後端で 93℃。
2番シリンダーあたりは 100℃に届いてるかな?本来であれば、停止後もしばらくは冷却水を循環させてやりたいところ。
確か、BMW のエンジンだと、電動ウォーターポンプが装備されていて、そんな動作をするようになってたかな?

夕方になって涼しくなった頃、シート後ろの荷物置きからチャカチャカ音がわずかに聞こえる問題を調査。内装をはぐると
案の定、固定していたはずの配線(フュエールリッドオープナー用ワイヤー)がプラプラと踊っていたのを発見。適当な
配線固定金具を使って、できるだけ踊らないように固定。その後、アイドリングでしばらく様子を見るが、音は収まっていた。
これでビンゴ・・・だといいのだけど、こういう異音問題って、けっこう根が深かったりするんだよね・・・ちょっと不安。

なお、内装をはぐるために屋根を外した瞬間、屋根とボディーの間に挟まっていた防振用ゴムの塊も一緒に外れた(汗)
接着剤が弱っていたらしい。こんな部品、単品で出るかどうかもわからないし、出たとしても結構高いはず。気をつけよう。
接着面を真鍮ブラシで丁寧に荒らしたあと、脱脂して、セメダイン・スーパーXを使ってしっかりと張り合わせる。


カプのメンテ作業が終わったので、PC に向かっていろいろと作業。その時ふと、なんとなく新しいキーボードが欲しくなった。
そろそろ東プレの realforce のテンキーなしモデルとか辺りを奮発してみるかなぁ・・・と思いつつ、値段を見て止める(ヘタレ)
今使っているのは、ELECOM の TK-U12FY という、2000円しないキーボード。ちょっと横幅が大きいのと、紫外線で黄色く変色
してきている以外は、実のところ特に不満もない。キータッチも結構いいし。・・・たまには、分解して水洗いしてやろうかなぁ。
PC-9801VX2 を使っていたころは、年に一回ぐらいは、キートップ全部外して洗剤に漬けて洗ったりしたもんだよな・・・。


まったく余談ながら、それなりに満足して使っている NV-U1 の地図アップデートについての案内が、いまだに出る様子もない。
少し不安になったので調べてみると、どうもソニーは、ナビの地図更新については悪名高いメーカーのようだ。大丈夫かなぁ。
そういう意味で、新 AirNavi(AVIC-T10)が地図データをリアルタイム更新してくれる仕様なら、乗り換えたいと思っていた。
しかしながら、あれって旧 AirNavi(AVIC-T1)と違って、地図データはオンラインでは更新されない仕様らしい。つまり、
年1万円ちょいもかかる通信費用によって得られるものは、VICS でも手に入る渋滞情報ぐらいしかないようだった。

PIONEER 全然わかってねぇ・・・と思いつつも、それでも AVIC-T1 の地図更新をずっと続けてきた pioneer は
信頼に足るメーカーだと思うので、あと一息の改良を期待したいところ。また、ソニーがどれだけ地図更新をマジメに
やってくれるかどうかで、nav-u を使い続けるかどうか決めることになりそうだ。これまで半年ちょい使ってきた上での評価は、

操作性・・・△ タッチパネルの反応が鈍いので、電子地図的に考えて積極的に操作しようとすると結構イライラする。
(ルート案内をさせて受動的に使う分にはあまり問題なし)。また、日本語入力において、PoBOX の処理の遅さはシャレならん。
なんでアレで OK が出たの?検索 GUI は使いにくい。メモステからの検索速度も遅すぎて話にならない。検索は PC なり
携帯電話なりで実施して、その結果を見ながら nav-u にデータを入れていく・・・という使い方ならばなんとかなる。


案内性能・・・○ 音声案内が非常に適切に行われるので、案内通りに走行するのは、すごくやりやすい。リルートも十分早い。
ただ、Y字路でルートを逸れてしまったときなどは、リルートがかかるタイミングがかなり遅れる。手動リルートって出来たっけ?
ルート検索は十分に速いが、ルート全体の情報を俯瞰する機能が全然無いことと、PC 側アプリとの連携が全く無いことは致命的。
せめて、PC 側アプリでゆっくりルート設計させて欲しい。U3 での改良を望む。かつて Navin'you を作ることができたソニーだ。
マジメに作る気があれば、きっとできるはず・・・。他 PND との圧倒的な差異化になるし、SONY も好きそうな方向性なんだけど。


案内性能・・・△ 正直、短い渋滞をあまりにも回避しすぎ(笑)でもやっぱり、ルートの先が見えるという安心感は高い。
自分的には、光・電波ビーコンに対応した VICS はあって当然の機能。他の PND が選択肢から落ちる唯一の理由・・・


・・・正直、あんまり良くないね(笑)でも、まぁ、地図更新以外については CD ナビより全然上なので、今のところは我慢できる範囲。
残念ながら(?)3メディア VICS 対応はいまだに SONY 一択状態なので、地図更新計画だけはしっかり頼んまっせ、SONY さん!
(もし地図更新をやる気がない、ということであれば、3モード VICS 対応機能の優先度は落とすことになると思うので・・・)


5/30

今週はどうも、体調不良っぽい。昼間からずっと眠い。眠いけど、早い時間に眠れない・・・
宇宙英雄物語の中で、アゼルの魔法でこんなのがあったような気がする。くそう、うしちち娘め。

それにしても先日はすごい雨だったが、今日はなんだか風が強い日だ。夜の空を流れる雲も足早だ。
こりゃまた、天気が悪くなるってことかな・・・。明後日のトンネルウォークは晴れて欲しいな。


先日設置した「ねこちゃんしないで」だが、やはり効果は覿面。ネコの通り道だった家の前の道路まで
含めて、野良猫の姿が見えなくなったらしい。対空地雷の効果は抜群だよ、マッコイじいさん・・・!



5/31

買い物に出かける。山科の道路を右へ左へと走ると、明日開通の京都高速新十条線を案内する高速道路看板が
あちこちに建てられているのを見かける。看板の表は白いテープで全面が覆われ、まだ見えないようにしてある。
だが、このメイドガイアイの力を持ってすれば、看板表面に描かれた字や図形が織り成す微妙な凹凸を捉えるのも容易!
きゅいんきゅいんきゅいん・・・ほほん、[山科入口] と書いてある・・・なんだ、普通すぎて面白くない・・・ orz

新十条線といえば、一直線に直結する新十条通もまた影響を受けていた。数ヶ月前に、ガス管かなにかを埋めるために
舗装の部分的掘り返しを伴う工事が行われたのだが、再舗装の工事がとんでもなく杜撰で、ノーマル足回りの普通車でも
通行時にとんでもない突き上げを伴うことを余儀なくされるほどひどい凹凸を伴う状態だった。四輪でもこれなら、
二輪なんて雨の日はまともに走れたもんじゃないはずだ。事故が起きる前に補修してくれないかなぁと思っていたのだが、
長いこと放置状態にあった。その理由は結局、高速道路が開通するタイミングに合わせて再舗装を行う予定だったから、
ということらしい。久々に走ってみると、クルマがやたらに滑らかに走る。凸凹だった区間を含んで、かなり長い区間の舗装を
全部剥がしてやりなおしたらしい。黒々とした舗装が延々と続いていた。結果オーライだが、なぜ最初からこうしなかった?


そんなことを思いつつ、ホームセンターやカー用品屋をうろつく。探していた物の大半はホームセンターで見つかったが、
EP82 用のワイパーブレードだけ、やっぱりどこを探しても見つからない。既に、金属部分を含めて交換はしてあるものの、
安物を買ったせいかどうか、作動時のビビリがひどい。フロントガラスのコーティングをやり直し、とりあえずビビリは収まったものの、
またいつ再発するかわかったもんじゃない。最悪の場合、純正の金属部分に戻す可能性もあるので、ブレードの探索は続けていた。
結局、どこのホームセンターにも在庫は無く・・・あったのは、昔から存在する近所のカー用品屋だった。そこで、半額セールの
かごの中に、無造作に突っ込まれていた。そのとき、全てを悟る。ああ、もうこれは、普通には入手できないものなんだ・・・それだけ、
EP82 も古いクルマにされてしまったということなのだ・・・ワイパーブレードなんて、なんぼでも互換性を保てるはずなのに。
なぜか、世代を経るごとにどんどん型番が変更になり、古いクルマのブレードが入手できなくなっていく。何が「エコ替え」だ。
古い物に形をそろえたまま性能向上させるとか、日本人技術者は得意な分野じゃないのか?非関税障壁とかイチャモン付けられた?

ついでに、カー用品屋にて、店頭展示されていた新ミニゴリを触る。これがまた、驚くほどにレスポンスがいい・・・画面をちょんちょん
触ると、全くストレスフリーな速度でサクサクと動作する。なにこれ。すごくいいじゃん。操作ボタン表示時の第一階層に、縮尺変更の
ボタンが用意されていなかったのがイマイチだったけど、縮尺変更のジェスチャーでも付いていたら、まったく問題なさそうだ。
しばらく触って、うっとりする。NV-U1 のもっさり具合がむかついてくるぐらい。これに光・電波 VICS がついて、多少の自律航法を
やってくれて、なおかつ GPS の感度が良くなってくれたら最高なんだけどなぁ・・・(って、全部ナビの基本機能に関わる件だ!?)


帰宅。シートの背後から微妙にかちゃかちゃという音が鳴る現象が(僅かながら)再現していた。たぶん、助手席側シートベルトタワーの
裏側あたりで配線が踊っているのだろう。もういいや、またそのうち直そう・・・と思いつつ、念のため、以前テープで貼り付けた部分が
また剥がれてたりしていないかどうかチェックするため、内装を剥いで点検。うん、やっぱり、貼り付けた部分はなんとも無い。

・・・というわけで、結局は内装を剥いでしまったので、ついでにリアに向かって伸ばした配線を整理する。トランクリッドオープナーを
つける為・・・と思って伸ばしていたものの、実はいまだに配線を完成させていない(馬鹿)。適当に接続して這わせてあった線を、
現時点での最終計画(?)に沿ったものへと直していく。運転席側サイドシル沿いにも制御用の線を這わせてあったので、こちらもまた
サイドシルカバーを外して毟り取り、整理していく。サイドシルカバーを外したついでに、サイドシルの中を覗き込んでみる。幸いにも、
運転席側は錆の発生もなく、良好なコンディションを保っていた。若干の砂が溜まっていたぐらいか。・・・防錆するならいまのうち。
ノックスドール700 を持ち出し、サイドシルの中にスプレー。もう1缶買って、今のうちに徹底的に対策しておこうかな・・・

配線修正が終わったら、内装を元通りに戻す。さぁ・・・そろそろマジで、トランク内照明とか、トランクリッドオープナーとか、
やろうと思って中途半端で放置してあるモノを全部作ってやろう・・・手が空いているのは、コミケの当落通知が出ていない今だけだ(?)


余談ながら、なんとなく故障っぽい動作をしている KD-SH919 だが、左スピーカーの音が脈絡なく途切れる問題は未だ発生している
ようだった。作業の BGM として鳴らしていると、なんとなくいつもより音が小さいかな〜という感じがすることがある。そのときはまず、
左スピーカー側の音が止まっている。しかし、放っておくと途切れは戻ったりするので、再現性は低い。修理にも出せない。症状からして、
接触不良か、または半田剥がれか、そのどっちかだろう。センターコンソールを剥がすタイミングで、いちど外してバラして点検するか?
それとも、ひょっとしたらスピーカーユニット側の問題かもしれないので、スピーカーを外して点検するか?不良原因の特定は面倒だなぁ・・・


部屋に戻ってゴロゴロしていると、あっという間に深夜1時頃になる。局ラジを聞きながら作業をしていると、開け放しにしていた窓から
ブァーンブァーン、という、暴走族が盛大に走る音が聞こえてきた。ふむ・・・じっくり聞いてみると、どうも高速道路と思しき方向から
聞こえてくる。さてはアレか、構ってチャンなワカモノ達が、高速道路に向かって伸びる道路で元気に暴れているのかな?しかしそれは、
時間帯から考えて、迷惑に過ぎる行為だ。そこそこにしとかんと・・・と思っていたら、音は 10分足らずで鳴り止み、その代わりとして
パトカーがサイレンを鳴らしながら走り回る音が聞こえてきた。な、なんというか、判りやすすぎる・・・良かったね、構ってもらえて。