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Cappuccino 日記(2010/9)

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※ 以後、日々の健康に関する定常的な記述については、小さいフォントで記述します


9/1

2〜3日前から、口角のあたりに小さなデキモノが。いわゆる、「かぜはな」って奴だな。風邪の症状が
全身に出ず、ここに集中するというアレ。いかんな、遊びすぎなのかどうか・・・疲れてる・・・


9/2

なんか仕事が忙しく、なかなか適当な時間に帰れない。緊急対応で急かれまくったこともあって、精神的にも肉体的にも
かなり疲労。バカみたいに眠く、また左目のピントがたいへん合わない。ひどい眼精疲労だ。週末には特に問題がなかったので、
やっぱり、物理的 or ストレスによる眼精疲労で FA だと思う。カラダも重いし・・・いかん、悪いサイクルに入った。休まねば。

昨日に口角で発生したデキモノが消えたと思ったら、左耳が詰まってきた。うーん、風邪がずっと体の中を回り続けている・・・

会社の部門サーバの HDD が段々へばってきたので、RAID1 の片方(セカンダリ側)を先に新品に交換していたのだが、ついでに
プライマリ側も交換したところ、なぜかBIOS 画面すら出ないようになってしまった。ええっ・・・!?BIOS すら通過しないの!?
理由はよくわからない。電源が弱ってるのか、いまどき HDD の相性が悪いのか。ともかく、RAID1 の完全更新は難しい状態。
まぁいいか、どうせ下半期の早々にはサーバのリプレースをやるつもりだし・・・あと数ヶ月だけ持ってくれたらいいや。

ふと思い立ち、会社でずっと使っている Logicool の無線マウス M505 の電池残量を確認。現時点で 60%で、残量は 147日。
うーん・・・なんかなんかおかしいね。昨年11月末(使用開始時)に残量が 450日だったから、日数から考えたパーセンテージは
33% ってとこかなぁ。んで、9ヶ月間でこの残量だったら、実際の寿命は13ヶ月か。年末で電池が尽きることになる。すごい長持ち。


さらに思い立ち、X06HT と組み合わせる Bluetooth ヘッドフォンを買ってみることにした。というのは、通勤の往復路において
音楽を聴きながら歩くわけなのだが、現用しているヘッドフォンはソニーのカナル型。音質などは大変気に入っているものの、
1つだけ気に入らないというか我慢ならない点がある。それは、ヘッドフォンとウォークマンの間を繋いでいる、1本の線。
頭をふっと動かしたときに、この線がカバンやら襟やらにちょっと引っかかって、一瞬引き戻されることがある。一回ぐらいならば
どうってことはないのだが、細かい動きをするたびにチマチマ引っかかって引き戻されるのを繰り返すと、さすがにイラッと来る。

で、どうせ携帯電話と組み合わせるなら、マイク内蔵のんがいいよな。そんなことを考えながら Bluetooth ヘッドフォンを探すが、
求めるものは意外と見当たらない。かつて、ワタシの理想にかなり近い商品・・・カナル型で A2DP 対応でペンダントじゃないタイプ、の
PLANTRONICS Voyager 855というものがあったそうだが、これは既に廃盤な上、価格も相当に高い。残念だが、選択肢から外れる。

色々調べまくった結果、SONY の DR-BT140Q、MOTOROLA の S9-HD、同じく MOTOROLA の S305 が候補に残った。SONY のは、
電池の持ちは素晴らしく良いし、値段も適切でなかなかよかったのだが、音漏れがかなり大きいらしいことと、左右のレシーバーの
間を繋ぐのが細いケーブルだったという理由によって残念ながら却下。使っているうち、細いコードが絡まったり断線したりしそう。
S9-HD は唯一のカナル型ということでかなり食指が動いたのだが、装着感はあんまりカナルじゃないらしい(耳栓が大きいのか
角度が悪いのか、日本人の耳穴はイマイチ合わないそうだ)ことと、価格がちょっとお高いかなー・・・という点で却下。

というわけで、消去法的な理由もあって、MOTOROLA の S305 に決定。Amazon が最安値に近かったので、ぽちっとな。


余談ながら、電源 OFF 機能が素直に動かないウチの X06HT だが、電源+ボリューム下+センターキーでハードリセットが
掛けられることがわかって、リブート作業がかなり快適になった。リブート不要なぐらい安定してるのが一番いいのだが;


9/3

体調劣悪。全くもって記憶力は無いし、夕方になったら昨日と同じように、また左耳が聞こえなくなる。だが、会社から出ると
いずれの調子も急に良くなりはじめる。軽く続いている腰痛も同じような感じだ。完全に治っるっていうわけじゃないけど、
かなりマシになる。いったい、どういうことだ・・・。最近はがんばってストレスを遠ざけるようにしてるけど、それでもダメ?

オカンに譲渡した 910SH。電池を換えただけでは、充電中にいきなり死んでしまうことがある問題は解消しなかったが、
携帯の設定を変更し、簡易メニューを使うのを止めるようにしたら完全に安定するようになったようだ。バグだらけ>910SH


9/4

まだまだ暑いなー。

散髪に出かけて気持ち悪さを感じ始めていた頭髪をサッパリさせ、その足で、京都医療センター前のサンクスに立ち寄る。
目的はもちろん一番くじ。まだA賞・B賞の在庫が残っているという情報につられてやってきたのだ。ちらっと店頭の展示を
見てまだ在庫があることをチェックしたら、そ知らぬ顔をしてフフンと店内を一周。レジ前がクリアになった隙を衝いて、
電光石火の早業でくじを3枚購入。レジのおねえちゃんは、私にクジを開けるように促す。さて、何が当たるかな・・・

G。

うん、スタートは悪くない。ベーシックなラインを踏んできた。次は・・・

A!

おお!Aだ!また、なのはさん当たった!どんだけなのはさんスキだよ俺!これで2人目か・・・
タケル氏に連絡しよう:「私はA賞なのはさんを2体持っている。1体をきみにあげよう」 次は・・・

B!?

おおおぉ!?こんどはフェイトそんプレミアムフィギュアだと!?なんだこのクジ運!私の前でじっと手元を見つめていた
店員のおねえちゃんも、低い声で「おー」と驚いてる!いやいやいや、本当に驚き過ぎているのはこの俺様なのサ!

これでもう、今年の運は使い果たしたな・・・そう思いつつ、意気揚々と帰宅。トランクに押し込んだ幼女2体・・・
のフィギュアをトランクから取り出して棚に置いたら、全ての邪念を振り切って、MRC の DVD レーベル作成作業に戻る。

ぐにょぐにょとペンを動かしているうち、Amazon から Motorola S305 発送の通知あり。おお、何だか早いね。
調べてみると、発送元がいつもの「市川」じゃなくて「アマ堺」となっていた。ほう・・・アマ堺?って、大阪の堺?


9/5

よくあることだが、今晩はなかなか眠れぬ。神経が昂ぶっておるのだろう。結局、朝になるまで 3時間程しか眠れなかった。
だが、惰眠を貪っているわけにもいかない。無理矢理にでも起き出し、タケル邸へ。とりあえず、遅刻だけはせずに済んだ。

タケル邸に行った理由というのは他でもない、コミックトレジャーにサークル参加するタケル氏の手伝いのため。
いつも何かとお世話になっているので、こういうときぐらいはお手伝いで役に立とうなどと殊勝なことを思ってみたりした、
というのが表向きの理由(!)なわけで、実際はただただ、現実から逃避したかっただけ・・・ああ、ヲタク空間は我が心を癒す!


タケル邸で、タケル車にちょっとした荷物を積み込んだらすばやく出発。まだ早朝に属する時間帯だったお陰か、道路はほとんど
混雑もなし。第二京阪で門真に抜け、阪神高速東大阪線ですぱっと大阪市内を横断。湾岸線から見える埋立地の昂ぶる風景を
堪能したら、あっというまに南港に到着。ここまできたら、インテックス大阪など10分もかからない。1時間かからず現地着!

引き続き、大量に並ぶ一般入場らしき車列を横目に見つつ、こちらはスタッフ入場用の入場列へと向かう。タケル氏はスタッフの
裏方として事前準備を手伝っており、その成果物を会場内に搬入して引き渡す必要があったためだ。ノンビリはしていられない
わけなのだが、時間になってもなぜか車両入口が開かず、中に入れそうな気配がない。警備のおっちゃんの話も、なんだか
要領を得ない。だが、別の入口は空いているようだったので、関係者らしき人と一緒に閉鎖されたままの入口を迂回し、
引き渡し用の搬入許可証を見せて別の入口から入場。危ない危ない、早起きしてきた意味がなくなるとこだった;

中に入って少し待つと、やがてスタッフをやってる大学時代の先輩がやってきたので、共に搬入口に移動し、各種資材搬入の
手伝いを開始。腰も痛くないから動くことは苦痛ではないが、いかんせんこの暑さは・・・ボタボタと汁、もとい汗が漏れる;
荷物にかからないように注意しながら、手早く作業を終えていく。作業の途中、警備員のおっちゃんが時折やってきては、
私に「スタッフ証は?」と聞いてくる。我々はあくまで裏方として搬入を手伝っているだけだったので、スタッフ証などは
当然ながら持っていない。その旨をいちいち説明するのもさすがに面倒臭くなってきたころ、ようやく搬入作業が完了。

裏方の手伝いをしていた我々の仕事は、ここで終了。さっさと建物の出口から外に出て、サークル入場の時間を大人しく待つ。
ぼーっとしているうちにやがて時計は 9時を回り、入口に長い長い行列を作っていたサークル入場者列がじわじわと動き始める。
それをしばらく眺め、ある程度入場列が落ち着いたところを見計らってから、我々も改めて入場・・・


うぉっ寒っ

いや、寒いのよ本当に寒い。あの広大なインテックス大阪のホール全体が、ものすごく涼しいを通り越してちょっと寒いぐらい。
資材を搬入してから僅かの間に、空調機が本気稼働して一気に空気の温度を下げてしまったようだ。ちょい、快適以上・・・(汗)

ともかく、この涼しい空気の中でもだらだらと汗をかきつつ、スペースの準備を進めて開幕を迎える。ぱちぱちぱち〜!


いざ開場して、人が入りだす。タケル氏の配置は東方に近いこともあって、とにかく沢山の人がわりと近傍に集まることになる。
それゆえに、先ほどまでキンキンに冷えていた空気の温度も適切な程度にまで上がり、大変に過ごしやすい環境となる。素晴らしい。

さっそく買い物に出かける人たちを見送ってからしばらくは何もない時間を過ごすが、ほどなく了さんやしもふり先生の姿を
拝むことになる。毎度のことながら、大変にフットワークの軽いお二方。皆様方ら頂いた差し入れをつまみつつ、まったりとした
時間を過ごす。イベントに向けて必死の準備をする時間も楽しいが、こういうゆるーい時間を過ごすのもいいもんだ。

というわけで、今回は特に買い物や挨拶回りの予定もなかった・・・いや。2つだけあった。まず、twitter でお世話になってる
ゆっこさんが東方のほうでスペースを出しておられるので、こっそり(?)と本を買いに行かなければならないのだった。スペース
番号を改めて確認してから、膨大な量の人が犇く東方スペースへと突撃。すぐ見つかるよ余裕余裕♪とか思っていたのだが、人垣で
スペース番号がよく見えず、最終的に位置を確定するまで2周ぐらい、東方島を無駄に周回してしまった。酸素が・・・酸素が・・・

というわけで、酸素欠乏症であたまがクランクランしてるみたいな状態でなんとかゆっこさんスペースに到着。中を見ると、ゆっこさんと
思しき人がスケブを描いていらっしゃった。ほう!イメージどおりの人である(いい意味で)。うむ。さて、どうしよう。白い服を着た売り子の
おにいちゃんとだけ話して、後で「本買いましたよニヨニヨ」ツイートするっていうことも考えたが、それではさすがにキモチワルイだけの人
なってしまいそうだったので、一応ちゃんと自分の身を明かしてご挨拶。すみませんこんなオジサンで;挨拶がてら、ウチの本をお渡し。

東方島のミッションは完了したので、引き続き反対側の建物へ。全体をぶらりと散策し、雰囲気を楽しむ。もののついでに御村りょうさんの
委託本を入手しようと試みるものの、訪れた時間があまりにも遅すぎたのか、既に完売していた。ああっ・・・!ダマラム一生の不覚っ・・・!


しょんぼりうな垂れてタケル氏スペースに戻り、まったりしているうちに呆気なく時間は通過。15時を迎え、閉幕と相成った。
ああ、やっぱり地方イベントは開催時間が短いなぁ・・・といっても、あと1時間やっていても大きな変化があるわけじゃないか。

各位と協力して手早く店を畳んで、帰路。タケル号の中でタケル氏にゆかりんライブのレクチャーを教えてもらって、無事帰着。
帰路もまた、快適なものだった。第二京阪万歳!・・・それにしても眠い・・・今日は、睡眠時間が短すぎた・・・眠い・・・


荷物を積み替えて、帰宅。先日注文していた Motorola S305 が届いていた。早速、X06HT とのペアリングを試みる。いや、試みると
いうほどのこともない。X06HT の Bluetooth を ON にしてから S305 の電源を入れてペアリングを完了したら、あっさり利用可能に。
続いて、Latitude X1 のほうも試験。こっちはペアリングまではできたものの、再生を開始してもなんだか転送レートが足りていない
かのようにブッチブッチと音が途切れまくる。なんでだろうかな?Latitude X1 は 2005年の PC だから、Bluetooth の実装も古い
だろうし、それが原因なのかな・・・と思いつつとりあえず PC を再起動してみると、今度はうまく行った。綺麗な音で再生される〜!

というわけで S305 をエージングしつつ評価。値段のわりに非常にプラスチッキーであり、オープンエアー型独特の、フィット感の
無さと相まって音質的には非常に不安を覚える素材ではあったが、予想以上にいい!という感じ。ただ、そんなにスグレモノという
ほどでもないので、じっくりと聴きこむのではなく、その形態から考えても、何かをやりながらのリスニングに適していると思われ。
あと、何がいいかと言っても、充電端子が MicroUSB であること。充電ケーブルを X06HT と共用できる。これがすごく便利なのよ。

眼は恐ろしくゴミが多い。まぁ、寝てないからな・・・あんまり・・・もうダメなのよ、アラフォーに近づくと体がついてこないの!


9/6

腰は薄ら痛いし、右足もたまに変。坐骨神経痛みたいな感じだ。椅子に座ってなければ大丈夫なんだけど、座ってる時間が長いとキツい。

S305。エージングを進めるため、X06HT とペアリングした状態にしておいて、仕事中にカバンの中でずっと音楽を鳴らしておく。
1日鳴らしたあとに聞きなおす。劇的に変わった感じはあんまりしてこない。時間のかかるタイプなのかな。気長にやっていこう。


9/8

S305。その後も結局、Latitude X1 で再生すると音がブツギレになる現象が発生する。なんでかなー?と思って調べてみたところ、
Bluetooth 接続を確立したのちに無線LAN アダプタを一旦無効→有効にすると、ブツギレ現象がなくなることがわかった。無線LAN
との干渉が原因
のようだ。910SH で Bluetooth ファイル転送をするとものすっごく遅い時があったのだが、同じことが起きている。

とりあえず、リセット以外の運用で回避する手段が見つかったのはいいんだけど・・・面倒くさいのは面倒くさい。なんとかならんか;

目の中のゴミがあんまり減らない。忙しいからだろうな・・・そんな感じで体調不良は続き、テンション落ちる。激しく落ちる。


9/10

久方ぶりに、関東出張。朝一番から N700 に乗って新横浜へと向かう。EX 予約でサックリとチケットを取り、改札で乗車票を
取得。改めてマジマジと眺める・・・そうか・・・京都から新横浜って、もう2時間もかからないのね。恐るべきスピードだわ。

少し待つと電車がやってきたので、ササッと乗車。N700 には車内無線LAN 環境が備わっているわけだが、ありがたいことに
BBモバイルポイントは N700 でのインターネット接続サービスを提供しているので、パケットし放題フラット契約に
ケータイWi-Fi契約も無料でくっついてきているウチの SIM が刺さっている X06HT は、そのまま普通に WiFi 接続できる。
WiFi スポット設定アプリで接続を有効にして少し待つと、あっさりと接続完了。おお、これは便利だ・・・なんだかんだで
SBM は本体が弱い分(?)提携サービスがわりと充実している(Yahoo!オークションの年会費が無料になる等)。

そんな感じでネットが自由に使えるようになったので、しばらく twitter などで遊んでみたりしたわけだが、
朝早い出発だったせいか、やがて眠気が襲ってきた。X06HT をスリープにして、しばらく眠る。

・・・

軽い揺れで目が覚めた。うん?あんまり眠っていた気がしないな・・・えっと・・・現在時刻は・・・X06HT の画面を見る。
・・・お!?なんかいきなり、電池の残量が 50% 切ってるんですけど!?・・・えっ!?朝出るとき、ガッツリ充電したよな?
電車に乗ってからっていっても、twitter をちょこっとやった程度・・・そんなに電池をクソほど消費することはやってない。
あるいは、早くも X06HT が故障しはじめたのだろうか・・・一応、不要なタスクが走っているという可能性も考え、リブート。

漠然とした不安を感じながら、やがて電車は新横浜に到着。新横浜駅で降りるのは久しぶりだが、新幹線のホームがあまりにも
綺麗になりすぎていたことに驚く。品川かここは!特に何がすばらしいと思ったかというと、とにかくトイレの個室が美しい。
トイレの個室が古めかしくて汚いのは東京駅だけになったか・・・はやいとこ、東京駅のトイレも改善してほしいナァ。


新幹線を降りて在来線に乗り換え、地図を確認するなどの用途で X06HT をチマチマと使う。ついでに、電池を食っている
項目を確認してみたところ、「Android OS」という項目が圧倒的上位に上がっていた。なんだこれ。システムが食ってるの?

不思議に思いつつ、客先訪問を終えて新横浜まで戻ってきたところで、もう一度電池残量をチェック。この時点での残量は
33% まで減っていた。アルェー?客先に行ってる途中だったから、ほとんど何にもしてないのに、ちょっと減り方が激しいな・・・

だが、新横浜から再び新幹線に乗って京都まで帰ってくる間での電池の減り方は、もはや目を疑わざるを得ない状態であった。
特に減りが早かったのは、スリープに入れていた時間。1時間も寝かしてないのに、その間に 20% ぐらい減ったもの。謎過ぎる。


最近何か変更したっけな。ちょット考える。精々、bluetoothレシーバを使いはじめたことと、BeeQuiet という自動音量調整
アプリを入れたぐらい。まず関係ないとは思うけど、念のため・・・BeeQuiet の設定画面についていたチェックを外してから、
一旦フル充電して、普通に利用する。その後は、因果関係があったのかどうかは解らないが、そんなにひどい減り方はしなかった。


可能性としては、結局、新幹線で走行中、まともに 3G が掴めなくて無駄に電池を消費していたという点が考えられる。
次の機会があれば、3G を切った状態で使ってみて、電池の消費がどうなるか調べてみたい。そうであれば、一番助かる。


9/11

一晩が過ぎたが、電池の減りは問題なし。とりあえず X06HT の故障ではなさそう、ということがわかって一安心。
電池の異常減少は、移動する新幹線の中で X06HT を使った、という環境面に何らかの問題があると考えられそうだ。


そんなことを考えつつ、起床。ぶっちゃけ睡眠時間が全然足りていないようで、目がすごく疲れている。こりゃいかん・・・
外はいい天気だし、目を休ませることを兼ねて、カプチーノの洗車&ワックス掛け。わっしゃわっしゃ。猛烈に汗だくになる。

洗車中は、ノートPC を少し離れたところに置き、Bluetooth ヘッドフォンをつけて音楽を聴きながら作業をしていたのだが
やっぱり Bluetooth の電波はそんなに強くない為か、ノートPC とヘッドフォンの間にボディの鉄板が入ると、音が途切れる。
しかし、音が途切れるだけならまだいい(?)多少電波が弱くて伝播が遅れてしまった分については、ちょっとだけ再生速度を
上げて再生が追いつくようにしてくれる
らしいので、電波が切れるか切れないか微妙なところにいる間は、なんだか微妙に
リズムとかピッチが狂って再生される
ところがあったりして・・・まぁ、なんというか、ガンバってる姿がみえてかわいらしいなw

洗車完了後、運転席側ウェザストリップからの雨漏りをチェック。あれだけ厳重に浸水経路を塞いだので、雨漏りは完全に
直っていた。よし、よし!よかったー!喜びながら空を見上げると・・・だんだん曇ってきた。ちょっとしょんぼり orz


9/12

相変わらず、左目にゴミ多い・・・それに、なんだか目が冴えて、あんまり寝られない。どうしたこっちゃ

昼ごろまでマッタリして精神力を回復させたら、買い物へ出かける。通り道にあるサークルK に立ち寄ってみるが、
さすがになのは1番くじはもう残っていなかった。こんな地方だというのに、たくさん居るのね・・・同志が。


帰宅後、明日からの2泊3日の家族旅行の足になってくれるスターレットをざっと点検。エンジンルーム内の基礎的な点検は
オヤジがやってくれているはずなので、最終確認という意味でタイヤの空気圧だけ点検しておく。空気圧は四輪とも 240kPa で
エアバルブの亀裂もなし・・・うん、とても健康体・・・ん?助手席側フロントの空気圧をチェックしている最中、ふと、
ホイールハウス内になにやらちょっと新しいグリスが飛び散っているように見えた。・・・ま、まさか・・・あ!


・・・ドライブシャフトブーツが裂けている(汗)


左フロント側のドライブシャフトブーツが、みごとにグリスまみれになっていた。とりあえず拭きとって、状況を確認。
9年前に一度亀裂が入り、分割式のものに交換してもらっていたのだが、ついにそれが寿命を迎えてしまったようで
分割式の割れ目の部分から垂直方向に、小さな亀裂が入っていた。さすがに寿命かなぁ・・・そう思いつつも、なんとなく
グリースでぐちゅぐちゅに濡れている範囲があまりにも広すぎるような、と思ったので、もうちょっと調べてみる・・・と、案の定
亀裂はそれだけに留まっていなかった。恐ろしいことに、どう見ても鋭利な刃物で切ったとしか思えないような切れ込みが
長さ3cm ほど、山の部分の回転方向に存在していた。どう見ても、この切れ口・・・自然劣化によるものじゃない・・・

まぁ、原因追求はさておき、明日からの旅行のために補修を考えなければならない。明日からの旅行がこれまた、よりによって
山口県までの遠征という、車両への負荷がかかるもの。亀裂の場所が場所だけにおそらく、応急補修でなんとかなるか、という
レベルじゃないってこともわかる。ちゃんとした修理が必要だ。一縷の望みをかけて、ディーラーに電話してみる。最近、建屋を
造り直して、ものすごく巨大で立派になったディーラーだ。だが、売ることに熱心なディーラーは、売ることにしか熱心でない。
古いクルマだからしょうがないのかもしれないが、どこにもブーツの在庫がないので日にちがかかります、というそっけない
回答だけで終わった。そんなんわかってるからディーラーに電話したのに・・・まったく、頼りにならないにも程がある。

ついこの間、ここで運転席側のドライブシャフトブーツを交換してもらったばかりなので、どうせ同時に劣化するだろうと
反対側分ぐらいの在庫はあわせて用意してくれているかも・・・と思ったが、さすがにそこまで真田さんなことは無いか;


ディーラーが真田さんでなければ、ユーザーが真田さんになるしかない。こんなこともあろうかと、近所のカー用品屋の在庫を
ときどきチェックしておいたのだ。確か、わりと近所のカー用品屋は古めのクルマに使える補修部品をわりと揃えていたはず。
一縷の望みUをかけて、用品屋に電話。電話番のおばちゃんとの要領を得ない会話を乗り越えて、なんとか「モノはありそう、
作業は1時間ぐらいでできるよ」という回答を引き出す。ヨッシャ!捨てる神あれば拾う神あり!すぐにすっ飛んでいって
分割式ドライブシャフトブーツの交換作業を依頼。時間があれば自分でやったんだけど、諸般の事情により作業も依頼。

結局、作業は予告通りの1時間弱で終了。費用は、部品代 \5k+工賃 \5k で合計 \10k。作業の様子を遠目で眺めたところ
3人位が張り付いてやっていたようにみえるけど、そんなに工賃安くて大丈夫なんかな・・・;まぁ、漏れていたグリースを
見る限りでは、まだ純粋に「ブーツが割れてグリースが漏れた」レベルだったから、古くなったブーツを外して、新しい
ブーツを嵌めてグリースを充填するだけの作業だったとは思うけど・・・。ディーラーだったら \20k 行ってただろうな。


ともかくそんな感じで、旅行前の山場を無事に乗り越えることができた。工具積み込みなどの最終準備を終え、早めに眠る・・・


9/13

ハルシオンを飲んだおかげで入眠はスムーズに進み、予定の3時半にはなんとか起床。早めに眠った両親もばっちり起床。
4時過ぎには、家族揃って自宅を出発する。あと 30分早く出れば、平日昼間割引(30%)じゃなくて深夜割引(50%)だったのだが
せいぜい \1.5k ぐらいしか差がないわりには睡眠時間に与えるインパクトが大きかったので、最終的には 4時過ぎ出発とした。

というわけで・・・いざ往かん、西の大地へ。


まだ9月とはいえ、4時台はさすがに真っ暗だ。暗闇の中を静かに走り、京都高速 → 京滋バイパス → 名神高速へと乗り継ぐ。
名神までは同行車両も少なく快適な旅であったが、名神に入ってからはトラックだらけ。それでも、土日祝日とは違って、
変な速度で走る車両がいないだけに、流れはそれなりに良く、それなりのペースでの走行が可能。・・・だが、普段から
ほとんど遠乗りしない EP82 のエンジンはいかにも体力不足な様子で、吹け上がりがとにかく遅い。いい慣らしになるかな;


吹田 J.C.T で中国道に乗り継ぎ、宝塚付近の美しい夜景をいいペースで通過。この辺は、走っていてキモチの良さを感じる。
今みたいに、渋滞の無い状態であればね・・・宝塚を過ぎ、名塩近辺の坂道をまったりと登り詰めたら、すごい勢いで坂を下る。
山陽道と中国道の分岐に辿りつくまでの間、阪神高速との分岐の他、西宮北 I.C. が現れる。んー?こんな I.C.、あった?

なんか覚えてるようで覚えてないもんだ、道路って。そんなことを思いつつ、神戸 J.C.T で山陽道に入り、どんどん西へ。
真っ暗だった景色もさすがに明るくなり始め、龍野付近で完全に夜が明ける。だいぶ走ったような気分になってきたが、
まだ和気にすら辿りついていない。とりあえず龍野西 S.A. でトイレ休憩(たまに立ちがって腰の痛みを取ることも含む)。
歩きまわって気分を一新したら再び走り出し、やっと和気を通過する。ああ、中山サーキットってこんなに遠かったかなぁ・・・
よく、1時間睡眠とかでここまで来て、そのまま全開で走れたことがあったもんだぜ。20代って、本当に無敵の時代だな;


その後もダラダラと走り続け、8時頃には福山 S.A. に到着。今後の旅程を考えると、十分に余裕はある。ヨシヨシ。
時間的にもちょうど良い頃合いだったので、ここらで朝食。尾道ラーメンを啜る。シンプルな醤油味で、ほっこりする。

結局、ここまでのあいだ、およそ 2時間のインターバルで 2回の休憩を挟んできたことになる。バブル期のトヨタの椅子は
正直デキが悪く、長い時間座っていると腰に来がち。腰に来ると、当然ながらそこを通っている坐骨神経にも来るわけで、
正直、歩くのが辛いぐらいの感じになる。まぁ、我慢してちょっと腰を伸ばせば復活する程度、でもあるが。最後まで持つかな;


十分に腰を休ませたら、福山 S.A. を出発。その後もしばらく山陽道をトレースしたのち、広島 I.C. で高速を降りる。
いやー、やってきましたよ広島へ!何度も近くを通っているにも関わらず、広島で高速を降りるのは・・・たぶん、初めて・・・

空を見上げれば、生憎の曇天。雨にならなければいいのだけど。そんなことを思いつつ、朝のラッシュがまだ終わらぬ市街地を
南方に向かってひたすら走る。メインストリートらしき R54 は、郊外の道路という雰囲気をすぐに脱し、頭上にモノレールを頂く
立派な道路へと変貌。ずーっと道路を走ると、やがて太田川を渡る橋梁にさしかかる。ここを渡るあたりで、ちょっと渋滞。

まぁ、まったり行けばいいや。そう思いながら、周りの景色を見渡す。えーっと、小学校の修学旅行で連れてこられたときに
行ったはずの比治山はどっちだったかな・・・うーん・・・そんなことを考えながらぐるりを見回すと、左手の遠方に見える
山の中腹に、なにやら巨大な開発の跡が見える。住宅街・・・なのか?それにしてもデカい・・・帰ってから調べよう。

(※ 帰宅後に Google Map などで確認したところ、どうやら「山本新町」というニュータウンらしいことが判明)


橋を渡ると、ますます都市の雰囲気が強くなる。そうなると、当然ながらいきなり右折専用車線とかが現れてきたりして
少しずつ走りにくくなってくる可能性が高くなるわけなので、用心して先に進む。道路は緩やかにくねりながら南へ向かい、
城北駅の下を通過。ほどなく、街の中枢部へと入り込む。左手には広島城が見え・・・あれ?道路の高さから普通に見える?

普通の城って、堀の外側にも塀があったりとか、天守閣がちょっと高い位置に立っていたりとか、そんな攻めにくい感じだと思うが
広島城はなんとなく違う。道路と同じ高さの地面の先に、わりと普通に堀の水面が見え、その先に普通に天守閣が立ってる。
お城ー!っていうより、なんというか、普通の建築みたいな雰囲気で・・・あまり城には詳しくないので、こういう構造の
城のほうが多いのかもしれない。なんにしても、自分の中ではすごく新鮮な景色に思えた。帰ったら、調べてみよう。

広島城を通りすぎたら、県立総合体育館前で左折。道なりに R54 を走り、次の交差点をすぐに右折。鯉城通りを南下する。
街の雰囲気はますます立派になってきた。子供の頃の記録はまったく曖昧で、こんな都心に来たような記憶など存在しない。
果たして、目的地となる平和記念公園って、どんなところにあったんだっけかな・・・ムクムクと湧き上がる、謎に近づく期待感。

県庁前を通過すると、広島名物の1つであろう路面電車の軌道が現れる。正直、懐かしい。京都でも、私が幼い頃には
至る所を走っていた。まるで蜘蛛の巣のように、架線が青い空の手前に張り巡らされていたことを覚えている。当然ながら
両親はリアルタイムで路面電車(京都市電)を使っていた世代なので、走りゆく路面電車を見てやたらに盛り上がっていた。


さて。鯉城通りを南下しつづけてかなり経つ。やがて、白神社前交差点へ到達。ナビによれば、ここを曲がってすぐのところに
駐車場があって、その向かい側が平和記念公園になっているはずだ。軌道上を健気に走っていく市電を見送りつつ右折し、
先へ向かう。道路は川を越え、まもなく左手に鬱蒼と茂る街路樹が見えてきた。あのへんに駐車場があるはず・・・あ、
あったあった。街路樹の向こう側に並走する細い道路があり、駐車場はそこに面したところにこっそり隠れている様子。
ってか、こんなの下調べして来なかったら存在に気づくはずもないじゃんかー!誘導する看板を表に出さないと!

次の川を渡る橋の手前の道路を右折し、ぐるりと回って細い道路へ。小さい時間貸駐車場にクルマを止めて降車する。
時計を確認。9時半・・・か。結局、京都から5時間半ほど掛かったってことか。近いようで、やっぱり遠いようで。


駐車場が面している細い道路を出ると、そこは真正面。20年以上の時を越えて、平和記念公園の姿が再び網膜に現れる。



(横に長いこの建物は、広島平和記念資料館本館。この向こう側に、広島平和記念公園が広がっている)


やぁ・・・この景色は、確かに幼少の頃、見たことがある。脳細胞の奥底の記憶も、私のゴーストもそう言っている。
感慨を覚えつつ交差点を渡り、ゆっくりとした足取りで公園内を見て歩く。初めて来た両親は、大変興味深げな様子で
あちこちを眺めている。まずは公園をまっすぐ歩いて、TV でもよく放映される広島平和都市記念碑の前へ。以前に
訪れた当時は気付かなかったが、真正面から向こうをみると、ちょうど原爆ドームがまっすぐ向こうに見えた。

静かに頭を下げ、公園の奥へと向かう。原爆の子の像の周りを見ると、ガラス張りのショールームのような施設が
円弧状に造られており、その中に無数の千羽鶴が飾られている。丁寧に織り込まれた小さな鶴の1つ1つに、人それぞれの
思いが篭っている。この思いがいつまでも多くの人の心に残って、二度と惨事が繰り返されることがなければいいのにな。
鶴を眺めている間、白く曇っていた空から少しずつ、雨が降り始める。・・・ごく小さな水滴が、視界をひどく歪ませた。


薄く雨が降り始めた空の下、元安橋を渡って原爆ドームへ。20余年前に来たときとは、だいぶ違うような気がする・・・
周囲の景色が。だが、ドームそのものは何一つ変わっていないだろう。骨組みを残して多くの部材が吹き飛んだドーム。
中を覗き込めば、巨大な建材の石が大きく砕け、無造作に床を埋め尽くしている。あんな大きな石が吹き飛んだのか。
普通の爆弾の威力すら知らない身であるが、おそらく普通の爆弾ぐらいではここまで徹底的な破壊は難しいだろう。
あらためて、人間が辿り着いた究極の破壊兵器の凄まじさと、自然と人間の復元力の凄まじさを両方ともに感じる。


ドーム前を流れる川沿いの小道に、おっさんが一人。観光船を走らせている船主のようだ。ぽつぽつと歩いている観光客を
横目で眺めて低い呼び込みの声を上げては、ドーム前の道路の端で小鳥の餌を巻く。それを目当てに、鳩や雀が一斉に
寄り集まってくる。か、かわいい・・・その様子をボーッとしながらしばし眺めたのち、目を上げる。おっさんと目があった。
ふと、その観光話に乗ってもいいかな・・・と考えたが、旅程にそれほどの余裕がない。残念だけど諦めよう・・・

両親とともにドームを眺めているうち、雨脚が少しずつ強くなりだした。取り急ぎ、ドームの近くの立木の下に
両親を雨宿りさせ、少し走ったところにあったコンビニでビニール傘を購入。コンビニを出たところで、ふと前を見ると
なにやら妙ちくりんな形の建物が・・・あ。これがあの、広島市民球場か・・・!ドームと、目と鼻の先にあったのか!

うろうろしてみると楽しい発見につながるものだ。突然の雨に感謝しながら両親の元へ戻り、記念公園めぐりを継続。



相生橋の上から、ドームの方向を眺める。白く曇った空から降る雫の下で、静かに佇む原爆ドームと元安川の水面。


T字橋を下って公園の真ん中を走る道を歩き、原爆供養塔にさしかかる。その手前に広がる、砂地剥き出しの広場。
うん、確かに・・・小学校の修学旅行で、ここに来たことがある。あの頃は確か、薄暗くなり始めた・・・夕方だったかな・・・。
目の前に広がるのは、脳内にわずかに残る薄暗いイメージとは全く異なる、昼の陽光に恵まれた明るい景色。それほど
までに違う風景なんだけど、しかし同じものとして認識することができる脳ミソっていう器官。すごい性能だよな。


供養塔を後にして、南へ向かう。鳩の姿がまるで見えない広場を通過して、広島平和記念資料館へと戻ってきた。
ここまで来たからには、資料館もきっちり見ていくのが礼儀。大人三人分の料金 \300を支払い、中へと入る。

平日ということで、あんまり人は居ないんじゃないかな・・・と思っていたのだがそんなことはなかったぜ。
入り口のチケット売り場を通り、展示場に入った瞬間、ビデオ展示の前を丸く囲む形で発生した人の壁が
我々の行く先を遮る(汗)そこをなんとかやり過ごして先に進むと今度は、壁沿いに並べられた展示物の前に
これまた人の壁がずらりずらり。とてもじゃないが、展示物をゆっくりと見れるという感じではない(汗)

他の太平洋戦争関連の資料館の展示なんかだと、平日でこんなに人が多いことはないんだけどな・・・
そこはやはり、ここはヒロシマだ、ということなのだな・・・そんなことを思いつつ、ともかくじっくりと見て回る。
初めてここを訪れる両親も、非常に興味深げな様子で、人垣の隙間からそれぞれの展示物を眺めていた。

資料館の中は、とにかく小学生が多い。小学生の常として、展示物を見て変に茶化したりしてる姿が目につく。
小学生の子にはなかなか展示物の「重さ」がわかんないと思うけど、でも、いつか必ず心に響く日が来るはず。




ひととおりの閲覧を終えた頃には、およそ 11時を少し過ぎていた。少し早めではあるけれど、昼飯にするかな。

幸いなことに、朝から降りだした雨は完全に収まり、空からは強い日差しが差してくるほどに天候は回復している。
雨が降るならば絶好のタイミングだったかもしれない。平和公園前の駐車場から出発し、平和大通りを東進。1km ほど
東に離れた広島パルコ付近の時間貸駐車場にクルマを止めたら、ヤマダ電機の裏手(?)に立ち並ぶお好み焼き屋街へ。


さて・・・特にどこの店がいい、とか調べてきたわけじゃないんだけど・・・どこがいいかな・・・少し考えた結果、
考えても意味がないことに気づき、目の前にあった「お好み焼 へんくつや」へと入る。メニューはいろいろあったが
おそらく普通のんでも相当量が多い&美味いだろうと考え、オーソドックスに「そば入り」を頼んでみる。カウンターに
敷かれている美しい鉄板の上で、手馴れた様子の店員のにいちゃんが手早く広島お好み焼きを作っていく。膨大な量の
具材が載せられてちょっと肝を冷やしたりもしたが、火が通るに連れて嵩はしおしおと低くなり、密度の高い物体に変化。

10分ほどで、お好み焼きは完成。早速、ヘラを活用して口に運ぶ・・・う、うまい!めっちゃうまい!一家総出で、大絶賛の嵐。
焼いている途中での具材の寸法と出来上がった料理の寸法の違いを知っているだけに、誰もがその重たさを予想していたが
実際はびっくりするぐらいサクサクフンワリしてて、軽ぅく食べられてしまう。広島お好み焼きってこんなに美味しいの!?

さすがに、最後の方になって来るとオナカが一杯一杯で、インストール完了には少々苦労することにはなったものの
それでも味に飽きることもなく、たいへんウマウマした気分のまま完食することができた。あ〜、これは本当に美味しい・・・


超満足した気分で、広島の市街地を出発。我々は一路、次の目的地となる「宮島」を目指す。ルートは完全にナビ任せ。
案内どおり、並木通り→じそう通りを南下し、斜めに交差している駅前通りに合流してすぐに右折。市街地を東西に貫く
R2 へと出る。あとは、しばらく R2をそのままトレース。起伏の激しい R2 を西へと西へと進んでいく。やがて R2は
いくつかの川を橋で越え、西広島バイパスなる緑色看板の道へと変貌する。うむむ!?なんだ、この道路は!?

道路は、いったん山手に沿って走る風情を見せたかと思えば、佐伯のあたりでは市街地を高架でぶち抜くような姿になり
実に多彩な風景を私に見せてくれる。流れに乗って快適に走るうち、ふと燃料がちょっとばかし心許なくなってきた
ことに気づく。宿まで一気に走りきれないかもしれない。ちょうど、なにやら P.A. のような施設が見えてきたので
トイレと給油を兼ねて一旦休憩。佐伯を過ぎた西広島 B.P. は再び山手に寄っており、この施設も山肌にあるような
モノだったのだが、クルマを降りた瞬間、なぜか強烈な潮の香りに包まれるという不思議体験をしてしまう。エーッ!?

海なんてはるか遠くにちょこっと見える程度、というほどに離れているし、近くに海産物を運ぶトラックがあるでもなし。
売店で海産物を売ってるわけでもなし・・・わからん。頭を捻りつつも、とりあえずトイレと給油を終え、先へ向かう。

P.A. のような施設(っていうか実際ここは「佐方サービスエリア」という、西広島 B.P. の休憩施設のようだ)を出ると
ほどなく高規格道路は終了し、一般道へと下ろされる。都会だった広島の雰囲気は完全に影を潜め、いい感じに寂れた
景色が広がってきた。少しばかり不安を覚えなくもなかった。果たして、宮島付近はどれぐらい寂れているのだろうか・・・


すこしばかりの不安を抱えつつたどり着いた宮島口前。客引きのおばちゃんがイソギンチャクのようにおいでおいでする
某鍾乳洞や某山寺みたいな光景を想像してちょっと構えていたが、行ってみればなんのことはない、静かでのんびりしている
平和な観光地のポータルであった。要らぬことに興を削がれない、実に心地の良い場所であった。余裕があるからだろうな。



時間貸駐車場は、このポータルの近くにいっぱい存在する。我々はとりあえず、こういう時の定番となる市営駐車場へ。
十字交差点を少し南に行ったところの海側にあった。さすがに平日昼下がりだと駐車場はガラガラだ。幸いなことに、
係員のおっちゃんは居てくれた。入り口で代金を支払うと「適当なところに止めて〜」とのこと。いいなぁ、この適当さw

なお、クルマを止めた後に気づいたのだが、道路を挟んだ向かい側(北側)にある駐車場とかのほうが安い。空いていて
選択肢がある場合は、市営駐車場を最後の砦として、安く済む駐車場を少しばかり探してみたほうがお得かもしれない。


太陽を背に静かな表通りを歩き、宮島口前のフェリー乗り場へ到着。これまでのひとけのなさが嘘のように、若い子たちで
溢れかえっている。それは修学旅行生ってわけじゃない。20代とおぼしき若いおねーちゃんたちだ。宮島にいったい何があるのか。
いやがおうにも期待は盛り上がるが、若いおねーちゃんが好みそうなものはおそらく自分の趣向に合わないな、と思い直す orz

船のチケットを購入。ふと見ると、売り場には「JR」の文字。そして、Suica が使える旨の話もチラリ。そうか、この船は
JR が運営しているのかー。そのことだけにもちょっと驚きだけど、まさか電子マネーまで使える状態だとはまったく予想外。
確かに相当メジャーな路線ではあるのだが、それ以上に、JR が運営する歴史的理由がありそうな気がする。これは調査要。


さておき、チャージが乏しかったので、Suica を使わずおとなしくチケットを買って、乗り場でしばらく待つ。少し時間が開いた。
本日は、家族旅行ということで、いつも以上に時間に追われ気味な気分で移動している。待つ以外にやることがない今が、
数少ない「落ち着く」タイミングである。静かな波の音と澄んだ空気に触れ、しばらく、何も考えずに佇んでみる。

ぼんやりと見上げる。空の青さに負けて何気なく左目をこすると、ふと、左目の左上のほうの視野が急に開けたことに気づく。
そういえば、朝からずっと、左目の視界がなんかおかしかった。ついに目がイカレてきたのか、などと悲観的に考えていたのだが
どうやら、ただ単に目やにがくっついていただけのようだ(汗)青空を見上げていたときに見えた、高速で飛翔する黒いゴミも
なんかおかしな病気かと一瞬身構えたが、ただ単に、周囲を飛び回っている小さい虫のような気がしてきた。気にしすぎだ色々。

やがて、14時25分に桟橋へと現れたフェリー。自動車数台が輸送できるほどの大きさのフェリーだ。今はちょうど航送車両が
いなかったので、人だけがどんどん乗り込んでいく。広いキャビンも用意されていたが、嬉しがりの私は当然ながら舳先へ。
薄い潮風に気持よく吹かれているうち、フェリーは出港を開始。じわじわと離岸した船は、加速しながら岸から離れていく。

ふと、違和感に気づく。見える景色は平凡なものだが、フェリーの船体から伝わる音が違う。ディーゼルの重厚な振動ではなく、
少し甲高くて調和の取れた「フォーッ」っていう音。なんだろうこれ・・・主機の種類が違うような気がする。ガスタービン?
銘板を探そうかとも思ったが、まぁ、帰ってから調べたらいいや、と考え、ともかく今は潮風に頭を撫でられることを楽しむ。

(※ 帰宅後調べてみたところ、やっぱり特殊な推進機関を持つ船であった。ガスタービンですらない、電気推進式の船舶!


やがて、船はあっけなく宮島に近づき、接岸。びっくりするぐらい大量の観光客の皆様と一緒に、ゆらゆら揺れない地面に上陸!



・・・いやー!これまた、20余年ぶりに訪れた宮島は・・・実に、鹿臭い・・・奈良県の某公園付近と同じように、鹿が人類を
駆逐しかねない勢いで反映しているこの島は、実に、鹿臭い・・・鹿のサイズはずっと小ぶりだが、臭いでは全然負けてない・・・

鹿が道沿いの木陰を占領している中、我々観光客は、日差しの強い地面むきだしの路を進む。地面はすっかり白く乾ききって、
それなりに快適な歩行環境を提供してくれているのは幸いだ。これがもし、雨でぬかるんでいたりしたら、目も当てられない。

海岸沿いの参道を歩き続けると、やがて巨大な鳥居が現れる。いよいよ、ここから宮島の要・厳島神社が始まる・・・!


だが、厳島神社は、この鳥居をくぐる程度じゃあ本当の姿を現してはくれない。そこからまだ、岩山に沿って参道を歩かねば
ならない。鹿臭さを我慢してとにかく先へと進むと、やがて海の中に浮かぶ朱色の鳥居が見える。だが、それには一瞥をくれる
程度としなければ、厳島神社の真の姿には辿り着けない。更に先へと進むと、地面にめり込むような位置に、入口があった。

・・・ほう!ほう、ほう!この、地面より低い位置にある神殿の入り口だとか、なんだか恐ろしく冒険心を掻き立てる構造じゃないの!
厳島神社を造った人は、なんというか、RPG 好きと見た。ものすごく分かり合えそうに思ったけど、生きてる時代が違い過ぎた



入り口でお代を支払い、中に突撃。その景色は実に面白い・・・というか、不可思議なものだった・・・。湖の上に朱色の柱が
林立し、その間を廊下が走る。床より上は実にあけっぴろげな構造なので、上だけ見ていたら何がなんだかわからない。



いったい、どこの天才がこんな design を考えついたのだろう。その発想力の凄さに、改めて脱帽するしかなかった。


素直に頭を垂れつつ、回廊を回って正面のオープンデッキ(?)へ。平日にもかかわらず人がわんさと詰めかけており、
完全にクリアな視界を得ることはできなかったが、それでもなんとか厳島神社のシンボル・海に浮かぶ鳥居を拝むことは
できた。まぁ、琵琶湖にも似たような景色はあるっちゃある(滋賀県・白髭神社)ので、そんなに珍しいわけじゃないな・・・

鳥居を拝んだらふたたび回廊に戻り、シンメントリーに作られた神殿の西側を歩く。東側は日が遮られて少し薄暗かったが
西側は陽光を充分に浴び、明るい雰囲気。どちらの雰囲気もよく似合う、とてもステキな建造物である。見ていて飽きない。

・・・唯一興を削がれたのは、他の観光客の間から聞こえてくる、ひときわ大きな声。日本人観光客は静かに愛でている傾向は
あるものの、そもそもその割合が少ない。雰囲気ぶち壊しの大きな声を上げてベラベラ喋っているのは、中国人観光客であった。
観光に来てくれるのはありがたいんだけど、日本には「郷に入れば郷に従え」という言葉がある。ここは神社という聖域なの
だから、せめてもう少し小さな声でしゃべるとか、そういう配慮をお願いしたいところ。中国の人には難しい考えかもしれないが。

まぁホント、それにしても、日本の観光地なのに日本人が本当に少ない。アレだぜ、日本人。もっと日本の観光地に行こうぜ。
日本の美しさや凄さ、素晴らしさをもっと知ろうぜ。10年前と違って、いまの観光地はどこにいってもめっちゃくちゃ綺麗だし。


そして、厳島神社を抜ける。神社内は一方通行となっており、帰路として使うことはできない。さて、どうやって帰ればいいのだ?



しばし考える。神社の裏側には川沿いに東へと進む道が作られており、そこには「ロープウェイ→」という看板が立っている。
いや、別にロープウェイに行きたいわけじゃない・・・のだが、どう考えてもこの道を進む他に、神社の東側に戻る手がない。
そちらに向かう人影もないが、しかし構造を考えればこちらでいいはずだ。意を決し、自らの信じたルートへと足を踏み出す。

・・・結局、かなり先のほうまで進んだところでようやく、神社の表へと出られることを示すような看板が目に入り始める。
これはちょっと難しいぞ・・・ちゃんと案内看板を立てておいてくれないと、戻るに戻れなくなって定住を始める人が出そうだ。


神社を観終わったので、戻りルートへ。往路に見かけた巨大な鳥居まで戻ったところで、往路の海沿いルートとは別に、
島の内側へと入っていくルートが分岐していることに気づいた。どうやら、そちらのほうにお土産屋が集結しているらしい。
そうだよな、ここまでずっと、著名な観光地の割には何かが足りないんだよな、って思ってたんだ・・そうだ、土産物屋だ。

ここまで来てなんにも見ていかないのも勿体ないので、帰路は土産物屋街を冷やかしていく。店は全体的に賑やかだけど、
美味しそうなもみじまんじゅうとか牡蠣とかの食べ物系を除けば、売っているものは土産物屋として平凡なものばかりだ。
「宮島」の名前が入ったちょうちんやキーホルダーにとどまらず、ありがちな怪しい仏像やシカの首・・・って、いいのか、
宮島におけるシカって神の使いじゃないのか・・・
などがずらずらと並んでいたわけだが、その中に、なにやらおかしな・・・



宮島よ、お前もか・・・orz

いやまぁ「orz」なんて書いたりしたわけだが、なかなか和める良い太眉キャラであった。あああ!シカ子かわいいよシカ子!
買おうかどうしようか、0.5s 悩んだ。悩んだけど、一応はヲタク趣味をひた隠しにしているつもりであるからして、両親連れでは
買えない・・・!!そんな葛藤にある私の目の前で、草食系男子2名がニヤニヤしながらシカ子ドロップスの看板を眺めていた。
・・・おまえら・・・同類だな。くそう、俺の代わりにそのドロップスを買って、後からフェリー乗り場でこっそり売ってくれ!

後ろ髪をひかれつつもフェリー桟橋に戻り、島から離れるフェリーに乗る。ちょっと疲れた・・・少し居眠り。


フェリーが緩やかに本土へと戻ったのは、15時10分。宿への到着予定時刻は 18時で、まだ錦帯橋観光が残っている状態。急ごう。

すぐに駐車場を出発し、R2 を少し南下したのち、大野交差点を右折。大野 I.C. から、R2 と並走する広島岩国道路へと入り
岩国 I.C. まで一気に駆け抜ける。大竹 I.C. を過ぎたところで、山口県の看板が現れる。いやぁ、来ましたよ、山口県まで!

岩国 I.C. を降りれば、目指す錦帯橋まではそう遠くはない。かなり寂れた山間の街並みといった風情を漂わせる集落沿いを走る
R2 を、岩国方面に向けて走る。R2 はちょうど、このあたりの区間をΩ状に走る。そうなっているのは、山のほうから岩国に
向かって流れる錦川が、ひどく蛇行した峡谷を形成しているからだ。R2 は、その峡谷に貼りつくように走る快走路・・・

のはずだったが、途中にあった片側交互通行の工事信号で、ものすご〜い長時間、待たされる (-_-#)

普通、こういう信号っで 2分か 3分、長くても 5分ぐらいで切り替わるはずなんだけど、たっぷり 10分は止められた。
工事車両が切り返しでもやってるせいかと思ったが、そういうわけでもない。正直、ちょっと切り替わり間隔が長すぎると思う。


思わぬところで時間を消費されつつ、なんとか R2 区間を突破。トンネル手前で分岐する県道 112号に入り、川よりも遥かに高い
位置をキープしながら先へと向かう。道路は少しずつ狭くなり、やがて観光客とおぼしき歩行者がパラパラと現れはじめる。
さぁて、もうすぐ錦帯橋のはずだ。河川敷に駐車場があるはずなんだが・・・よーく見ると、道路から右に分岐する形で
ずっと下にある河川敷駐車場へと降りる道が作られていることに気づいた。そこを案内通りに降りて、車を停める・・・



・・・正直、もっとちっちゃくて狭っ苦しい駐車場を想像していた。
それなのに、なにこの広大な河川敷。・・・でも、っていうことは・・・



ウボァ・・・でっ・・・でっけぇ・・・(汗)(※ 橋の上に見える人影の小ささが、橋の巨大さをよく現してくれる)


なんてゆーの?「日本三大奇橋」とかいう肩書きをしょっているとはいえ、もっとションボリなものを想像していたのだが
なんなのこのバカでっかさ。それまで峡谷を流れてきた錦川が、急に速度を弱めて一気に広がった場所を狙って掛けたようで
そのスパンは 200m ほどもある。しかも、両側の土地も結構高いので、長さだけでなく、高さも大変に立派なものである。

パァッと広がった巨大な河原の上を、壮大に、かつ優美に渡る錦帯橋は、まさに「三大奇矯」を名乗るに相応しい凄さであった。



通行料 300円を支払って、橋を渡ってみる。見た目がいかにも時代劇に出てきそうな形状の橋であるが、歩き心地も年代相応。
非常に歩きづらい(笑)。だが、橋の上から眺める錦橋と周囲の景色は実に絶景なものである。橋を見る景色も、橋から見る景色も
いずれも観光名所を名乗るに相応しいすばらしさ。うんうん、これは非常によい出会いであった、などと頷きながら橋を渡りきる。


橋を渡った向こう側には何件かの土産物屋があり、大声で客引きを行っていた。よく見れば、それは日本一ソフト・・・クリーム・・・



・・・ああ!そういえば、どこかの TV 番組でやってたな、ムサシと小次郎の 100種類ソフトクリーム勝負!よくみれば、確かに屋号が
「ムサシ」と「小次郎」になってる土産物屋が並んでいるし・・・そうか!ここがそうだったのか!残念ながら腹いっぱい状態だったので
何も食べなかったが、もし余裕があったら「一番まずいアイスを頼む」ってやってみたいところだ。ぜったい、あかんメニューがあるはず!


橋の向こう側にある観光名所も回りたかったが、少し時間が押してきたので、適当に切り上げる。もう一度橋を渡って河川敷駐車場に戻り、
ナビで宿への到着予定時刻を確認。・・・予定より 20分遅れってところか。少しばかり腰のつらさも増して来たところなので、早々に
宿に入ってしまいたい。そう考え、ルートを吟味。基本的に、さっき乗ってきた広島岩国道路=山陽自動車道なので、そこに戻って
山口市を目指すことになる。ルートは1本。だが、さっきの工事渋滞にもう一度はまる愚は避けたい。そう考えて地図を見ると、
錦川の外周を走る R2 に対して、内周を走る県道 114号という道路があるのを見つけた。・・・考えるまでもない。快走路のはず。

駐車場を出たら、来た時と同じルートを戻る。ただ、R2 には合流せず、その手前にある逆ト字路を左折し、錦帯橋の少し北にある橋で
錦川を渡って内周へと入る。後は、県道114 号をトレースするだけ。案の定、こちらもフラットな快走路。主要国道が並走している
関係上、こちらも同様な規格で作られている良い道にもかかわらず、誰も走っていない。ササーッと走りぬけ、南から岩国 I.C. へ。


あとは、ただひたすら出来る限りの速力で山陽道を走り、小郡 I.C. を目指す。その途中、どうにも見覚えのある場所を通過。
・・・ああ、ここはアレか、佐波川 S.A.・・・2009年の冬に、徳山 → 川棚へと移動したときも、同じような時間に、同じように
猛烈な勢いで走らざるを得ない状態で頑張ってた記憶が・・・どうして俺はここを通るたびにこういう状態になるんだ(汗)

ぶつくさ言いながらも頑張った結果、なんとか遅れを回復した状態で小郡 I.C. へ到着。小郡を降りたら、R9 を東にしばらく走り、
吉敷交差点を右に分岐。少し寂れた地方都市の裏通りみたいな道路へと入っていく。ナビを見ると、目指す湯田温泉は間もなく。
えっ・・・なんか、すっごい普通の、街の中っぽいんですけど・・・湯田温泉って、いったいどんなところにあるの・・・?

道路は、さらに市街地の中に入り込んでいき、とても狭い路地へと変わっていく。どんな宿なのか不安を感じたころ、ようやく
小さい曲がり角に、本日の宿となる「梅乃屋」さんの案内看板が出ているのを見つける。こっ、これは、わかりにくい・・・


案内通りに小路を曲がって少し走ると、景色は急に明るい雰囲気に変わっていく。どうやら、私が来たのは裏通りも裏通りらしく
小路を進んでいくと、ちゃんとした(?)道路が見えてきた。そうか、南側を走っている県道204 号から来るのが正解なのかー。
そして、そちら側に出てみれば、綺麗な宿の全景と、その宿の前に用意された大きな駐車場が見れた。よかった、普通の宿だ;


駐車場にクルマを止め、宿に入る。大変に小奇麗な宿で、ちょっと安心。場所こそ市街地のど真ん中にあるものの、楽天トラベルの
評価に違わぬ立派な温泉宿。綺麗で広い部屋に荷物を置いて、早速温泉に向かう。こぢんまりとした浴場は、硫黄の香りが少し漂う
良好な雰囲気。泉質は、少しヌルッとした、いかにも濃度の高い温泉・・・という感じの良質なもの。しかも、源泉掛け流し。ほーっ。

ゆったりと湯浴みを楽しんだら、次は夕食。こういうところでの夕食といえば大抵は大広間になるのだが、今回は部屋食だった。
運ばれてきた料理はいずれも小粒ながら、非常に工夫されていることがよくわかる。味は濃すぎず薄すぎず、大変によい塩梅。
ただ、その深さは凄い。思わぬ要素が組み合わせてあり、1品食べるごとに新しい出会いがある。大変上質の料理。大満足!


素晴らしい夕食をいただいて腹が膨れたら、もう一度温泉に入ってよーく腰を暖める。今日いちばん頑張ってくれたのは、腰。
あと2日、なんともなく最後まで持ってくれることを祈るのみ・・・しばしの歓談ののち、気持よく 23時過ぎに眠る・・・


9/14

気持ちの良い布団にくるまってがっつり眠った・・・つもりだったが、オヤジのいびきによって何度も起こされ、眠りはとっても浅い。。。
だが、ゆっくりなどしていられないぞガーデルマン!6時の鐘が鳴るころには布団から這いずりだし、階下の温泉に浸かって毒を抜く。

朝からの温泉で半分蕩けた頭で、朝食会場へ。よくあるバイキング形式ではなく、一人一人にお膳が出てきた。贅沢だねぇ・・・
っていうか、それだけ宿泊客が少ない日だ、ということかもしれない。山口地方特有(?)の、大変に甘い白味噌の味噌汁に
舌鼓をぽんぽこ打ち鳴らしながら朝食を終えると、荷物を手早くまとめて8時には宿を出発。さて、旅の2日目の始まりだ。

本日のキーワードは「仙崎」「下関」「秋芳洞」の3つ。秋芳洞と仙崎は一度行ったことがあるから距離感覚はわかるのだが、
下関は本州側から行ったことがないので、ちょっと距離感覚が掴めていない。事前にざっと調べた感じだと、行けるか行けないか
時間的に結構微妙なところにある。まずは朝一番に仙崎へと向かって仙崎での観光を優先し、それが終わった時点で、下関に行くか
あるいは角島に行くか決定する、ということにした。もし角島に行くということに落ち着けば、時間的には充分に余裕ができる。


山口市を出発し、まずは仙崎へ。ナビの案内だと1時間半ぐらいはかかるという表示がでているが、私は知っている。この辺りの
道路はそんなノロノロしたペースで流れてなどいないし、道路の作りもかなり高速移動寄りになっていることを。必死の思いで飛ばす
ようなことをしなくても、普通に流れに乗って走っているだけで、ナビの予想よりもずっと早い時刻に到着可能であるだろう。

ルーティングは、ごく素直に。まずは昨日通った吉敷交差点からの道路を逆向きに走り、R9 を斜めに突っ切って R435 へ入る。
山越えをするこの道路で秋吉へ。地図を見る限りでは激しく曲がりくねる悪しき性状を示している R435 だが、実際に走ってみれば
勾配が多少きついだけ。道幅は素晴らしく広いし、R も高めの速度を想定した強さ。快走路というほかない。EP82 の 1.3L エンジンに
久しぶりにめいっぱい頑張ってもらい、上り勾配を一気に駆け上がる。山を降りきったら R490 を右折して北上。寂れた地方の町を
しばらく道なりに走ったところで、ランドマークもなく現れた県道28号の絵堂交差点を左折。道沿いに民家などをたまに認める
程度で、このあたりは本当になんにもないところだが、とにかく道は本当に立派すぎるので、移動ペースは上がりっぱなし。

県道28号をしばらく走りつづけると、やがて本州の横断も終わりを迎え始める。R191 北海街道に合流して三隅に近づくと、
それまでの寂れた雰囲気はかなり払拭され、静かに発展した海沿いの明るい町という雰囲気を醸し出しはじめる。この雰囲気は
けっこう好きだ。通過するのは、これで3〜4回目ぐらいだろうか。なぜか妙に、心休まるというか、居つきたくなるというか。

ここまでくれば、もう少し。R191 をひたすら走り、小さなトンネルを抜けて下り坂の先にある仙崎交差点を左折。次の交差点を
すぐにまた右折し、県道282号へ。最後の山を小さなトンネルで抜けてしまえば、迎えてくれるのは気持ちよく開けた仙崎の街。



仙崎の市街地がある半島の東端を走る県道282号をそのままトレースしていくと、やがて観光船乗り場の駐車場が現れる。停車。


山口→仙崎の移動時間は、ナビ予想では1時間半程度。だが、一般道の流れが良い地方の道路では、この予測は当てはまらない。
信号もほとんどないような超快速路線を走り続けた結果、到着実績は1時間弱といったところ。観光の予定を少し前倒しできた。

クルマを降りる。小一時間程度の運転であったが、既に腰の調子がおかしい。EP82 の純正シートは、まったく腰ブレーカーだ。
それでもなんとか歩き出し、観光船乗り場の建物へ。職員のおっちゃんがうろうろしていたので、声をかけてみる。少し天候は
よろしくないものの、9時40分からの観光船は問題なく出航するようだ。ついでに、船内にはトイレがありますよ、とか
自動販売機は無いので先にそこらで水を買っといてください、とか、そういうレクチャーをざっくりと受ける。ふむ。



説明を受け終わった時点で、時刻は 9時ちょっと過ぎ。しばらく余裕ができたので、近所を軽く散策。さきほど載せた
仙崎、というか長門のモニュメント(?)を写真撮影したりしていると、自転車にのった男子中学生が5人ほど、ワイワイと
談笑しながら近くを通り過ぎていく。そういえば、さっきから全然ひとけを感じなかったけど、ちゃんと人がいるのだな、などと
失礼なことを考えていると、彼らは通過しなにこちらを向き、大きな声で「おはようございます!!」と挨拶してくれた・・・!

・・・え?え?俺って、全然知り合いじゃあないよ?平日の朝からこんなとこウロウロしてる、怪しげな雰囲気のおっさんだよ?
ああ、それなのに!率先して挨拶してくれる田舎の小学生に萌えた。私が子供の頃は、街行く人に普通に挨拶してたもんだけど
最近の子供は「見知らぬ大人には挨拶もしない」なんていう殺伐とした教育を受けてるんだろうな、などと思い込んでいたから;


散策を終えたら、9時半頃。おお、もう時間がない。急いで観光船乗り場に移動する。まもなく乗船が始まるようで、結構な数の
観光客がワラワラと集まってきた。さて、この人達をいったいどんな船で案内してくれるのだろう・・・と思っていたら、なにやら
フルカウルでやる気満々の小型舟艇が現れる。な、なんだ・・・これが観光船・・・!?か、かっこいいじゃないの・・・!

到着した舟艇のフロントカウルの中央付近がカパッと開かれ、中に案内される。入り口が側面でないのもまた、不思議な感じ。
せっかくなので、先頭の座席を確保。・・・内側からの見た目は完全に「コックピット」で、穏やかな観光という気がしないw



実際、その予感は的中した。程なく仙崎港を離れて水面を滑りだした船は、ゆっくりとしたペースで北上して青海島に近づき、
高い位置にかかる橋をくぐり、島を時計回りに回り始める。観光船にしては座席の位置が異様に低く、まるで水面にめり込むような
位置から外を眺める
状況がとても面白い。最初のうちは、そんなことを呑気にも思っていた。この観光の、真の姿も知らずに。


深川湾をそこそこのペースで進んでいるうちに、観光に関するアナウンスが入る。観光スポット以外では窓を閉めろ、とのこと。
フムウン・・・?不思議に思う余裕もない。青海島という自然の防波堤によって外洋と波的に隔離されている区間を通り過ぎ、
日本海が直接見える位置へと近づくに従って、船の動きが明らかにおかしくなってくる。ゴオオオオオゥゥゥゥン!ガン!

さきほど船内放送で、船長は誇らしげに語っていた。排水量8.5t、主機出力は300馬力、航行速度は14kt・・・馬力は全然低いが、
船の大きさとしてはいわゆる ACV クラス。そんな小船が 14kt の速力でカッ飛んでたら、波を割って進めるはずもない。
どっちかといえば、波に乗ってる状態。日本海から押し寄せる波に乗って船首が跳ね上がり、波の谷間で落ちたときに
薄い船腹が波に打たれて「ガン!」という激しい音を立て、船体全体を強く震わせる。うわ、なんだこの暴れ馬乗り!?

乗っているのは正直じっちゃんばっちゃんばっかりなんだけど、船長は「どうだ!俺の船はすごいだろう!」と言わんばかりに
激しい操船を見せる。窓の外を見れば、船首が跳ね上げた海水が白くなって舞い散り、島の形状ぐらいしか見えない。



・・・こっ、これっ、観光っ、なのかっ・・・!?(笑)

もはや、笑いしか浮かばない。なんという、予想外に楽しい観光船だ!?


船はまもなく、完全な外洋に出る。窓から見える青海島岸の景色も、民家がぽつぽつと見える牧歌的な要素が完全に消え、
強い波浪に激しく削られた荒々しい岩場へと変わっていく。海の中にどっしりと腰を据える奇岩珍岩が我々を出迎える。
自然の造形の凄まじさに驚嘆しているまもなく、船は荒波に激しく揺さぶられつつも暴力的なターンを次々とこなし、
青海島北岸に並ぶ奇景を次々と訪れていく。要所要所では巧みに停船し、移動区間では全力疾走。素晴らしい操船。



後半戦で続く、鋭く切り落とされて高くそびえ立った岩場。まさに、南側の柔和な街並みを力強く護る自然の防壁。その所々に、
誰かが穿って作ったような大きな海上洞窟が存在する。波の荒い日にも関わらず、船長はその中の1つの洞窟の中へと
果敢にも船を突入させる。うわ!ちょ!船めっちゃ暴れてますって!無理ですって!もはや「泣き虫ゆうじ」状態!



写真だと一瞬を切り取ってしまうから分かりづらいが、船は激しく上下左右に暴れている状態。洞窟の天井と船の天井の間は
1m のクリアランスがあるかないか。果敢に突っ込んでいく船。固唾を飲んで見守る乗客。やがて船は洞窟にすっぽり収まり、
前進を停止。・・・乗客の口から漏れる安堵の溜息と、船長に対する賛美の声。まったく、とんでもない野郎だぜ、船長…!

洞窟を出た船は、再び船底を波に叩かれながら全速で日本海を駆け抜け、青海島の東端をぐるりと回って仙崎湾へと戻る。
湾の中に入った瞬間、海面は穏やかに凪ぎ、観光船は静かに海面を滑り始めた。自然の防波堤の効果の凄さを思い知る。

・・・1時間半弱で、船は母港・仙崎港へと戻ってきた。元通りの位置に係留された観光船から、妙なニヤケ顔で岸へと降り立った
怪しげな男が私であったことは想像に難くなかろう。いやぁ、これほどまでに荒くれた観光になるとは、予想すらできなかった。
とても面白い。もちろん、私の血族であるところの両親ともに、同じような理由で超満足。代金 \2.2k は高いと思ったけど、
正直、高いだけのことはある。マジオススメ。特に、波が荒ければ荒いほど、オススメ度が上がっていく。めちゃくちゃ面白い。


さて。まずは本日の予定を1つ消化して仙崎港に戻ったのが 11時。いまから下関に向かうとしたらどれぐらいかかるかな・・・
nav-u を起動し、ルートをシミュレーションして補正係数を掛ける。・・・うん。ナビの予告する時刻から考えても、12時半着が
ターゲットタイム。そこから1時間ゆっくりしてまた1時間半で秋芳洞へと戻ってくれば 15時ってところか。いい感じだな。

最終決定した旅程を簡単に両親に説明したのち、EP82 のエンジンを始動して下関へ向かう。全下道だとさすがに厳しいので、
美祢〜下関間は高速道路を使うつもり。美祢までは、山口県の誇る弾丸下道道路が期待どおりの性能を見せてくれるはずだ。


仙崎を出発したら往路の逆ルートを辿り、まずは県道34号へ出る。来たときは東からだったが、今度は西へと向かう。快走路を
グイグイ走って R316に出たら、南に向かってほぼ一直線。途中、本日宿泊することになる長門湯本温泉の宿の横を通過。なんだか
すごく勿体無いことをしている気分になったが、一筆書きルートを取れないんだからしょうがない(汗)美祢線の線路と絡まりながら
R316 は山を超え、長門から美祢へ。長門側はそれなりに山が険しいようで、カーブもそれなりにある谷沿いルートだったが、
美祢側に入った途端にカーブは緩くなり、開けた快走路という雰囲気が強くなり始める。ものすごい速度で走る軽トラの後ろを
ずーっと走っているうち、景色は市街地の様相を呈しはじめ、ナビも左折指示を出し始めた。いよいよ、美祢。国行交差点を左折。

正直、美祢はそれなりに寂れた雰囲気のある街だが、宇部興産の工場があるという1点だけで、他の街とは全く違う印象がある。
R316 を左折して R435 に入り、中国道美祢 I.C. を目指してひたすら東に向かう。やがて道路は一旦右に巻き、T字路となる。
そこをもう一度左折して東に向かい直し少し走ると、R435 の上を、あの宇部興産道路が跨いでいく。両親に、このあたりは
セメントの材料となる石灰岩が一杯取れて、それを運ぶための専用道路があって、そこには国内ではここでしか使えないような
巨大なトレーラーが走っていて・・・なんてことを説明。そのまま、宇部興産道路の下を通り抜けようとしたら、ちょうど
運のいいことに、明るいエメラルド色の巨大なダブルストレーラーが、ガーッっと通過!うわ、実物見れたよ!


今日はいいことありそうだ。そんな浮かれ気分で、美祢 I.C. から中国道へ。ゆっくり走ってもしょうがないので、ペースを
それなりに上げて西へと向かう。本州の西端付近ということもあってか、交通量は結構少ない。時折前に現れる巨大なトラックや
後ろから追い上げてくる営業車と軽く絡みつつ、アップダウンの多い中国道をガンガン走る。やがて、まもなく本州の終わりが
近づいてきた。本州最後の I.C.となる下関 I.C. の案内に従って高速を降り、下関の街へと舞い降りる。いい感じの進行。

県道 57号をゆっくりと下っていく。下関には何度か来たことがあるが、いずれも「ちょっとだけ顔を出してすぐ帰る」という
寂しいパターンばっかりだった。がっつり走るのは今回が初めてだ。さっきまでウロウロしていた山陰側とは異なり、さすがに
山陽側の港町は巨大で立派だ。海に向かっていい傾斜で下っていくと、やがてT字交差点に差し掛かる。歩道橋あるじゃん・・・
なんかもう、広島を出てからずっと歩道橋なんて見てなかったから、妙に嬉しくなってしまう。喜びを胸に(?)交差点を左折。

街はさらに立派になっていく。おそらく、この通りが、古くからある下関市街のメインストリートの1つなのだろう。大きな商業施設
こそ見当たらないが、個人病院や銀行など、生活を支える小さな店が多数存在する。道路は緩やかな下り勾配を維持しつつ伸びる。
海峡を隔てた九州のほうの市街地も、なんとなくよく似た景色があったような気がしないでもない。少し、街に親近感を覚える。

やがて県道57号は終わりに達し、R9 へと流入。わりと分かりやすい道路ではあったが、R9 へと合流する直前付近において、車線が
無くなっていたり不明確だったりする区間があったことだけは頂けなかった。分かりにくい道路構造は事故を招く元。改善を望む。

R9 を左折したら、もうそこは関門海峡が目と鼻の先。そして、目的とする唐戸市場もすぐそこ。道路の右手側にひしめく巨大な
施設に、すっごくわかりやすく「唐戸市場」と書いてある。これは素晴らしい配慮。すぐ向こうの交差点を右折した突き当たりを
左折して少し走ると、左手に広い立体駐車場があり、その入口が道路に面していた。ススッと建物の中に入り、駐車。ゴール。


・・・ふぅ。到着時刻は 12時半。恐ろしいぐらいに予定通りの進行だ(笑)。とりあえず、1時間で唐戸市場を巡ってみよう。

駐車場の端っこにあるエレベーターで上に登って、二階の通路に出る。唐戸市場そのものはさっき通り過ぎた建物のようであり
いまクルマを止めた建物は駐車専用のものらしい。その間を道路が走っており、空中回廊で2つの建物は繋がっている。そして



フゥー!このあけっぴろげな回廊からは、関門海峡と関門橋がクッキリハッキリ見えるのさ!すんばらしい眺めだ!

何度か九州に来たことはあるもののその手段は全て飛行機であった両親は、この光景を見たことがなかったとのことで
大変感慨深げに、本州の端と九州の端をつなぐ美しい橋の姿と、まるで川と見紛うばかりの細さの海峡の姿を見つめていた。

・・・さて。関門海峡と関門橋を(約7年ぶりに)見れたことだし、既にもうお腹いっぱいな気分。もはや、唐戸市場は
かなりオマケ的な位置づけに落ちようとしていたところだったが、空中回廊を渡った先に入った唐戸市場の様子を見て、驚く。
なんという広大な空間よ!見下ろしたところに無数の小売店舗(?)が並び、大変美味そうな海産物をやまもり販売している!



写真を撮った位置は、巨大な市場の二階の周囲に作られた広い通路。画面上方を横に走っている青っぽい構造物が、市場の
中央付近をまっすぐ横断している通路。あの通路の向こう側に、色とりどりの幟を立てた店が無数に存在しているのだった。

フヒー!ボルテージ上がりまくり。1F に降りて店を隈無く周り、土産にいくつか海産物を購入。旅行はまだ途中なので、当然
海産物は持って帰れない。クール宅急便で自宅に発送。しばしの別れだ海産物ちゃん。・・・そのかわり、市場の 2F の端に
食堂があったので、そこでなんか食べていくことにしよう。ちょうど昼だし。幸い、店は比較的空いていたので、カウンターに
陣取って料理を注文。なんかもう、何を頼んでも美味しそうですごく悩んでしまったのだが、ミックスフライ定食に決めてみた。

結論としては、「もう、有り得ないぐらい旨い!」としか言いようがなかった。内陸で食べる海産物とは、なんというか、全然
味が違いすぎる。
内陸でも食えるモノ食ったつもりだったのに。全てがウマウマだったのだが、特に美味しかったのは貝柱のフライ。
これがヤバかった。口の中にいれた瞬間からトロトロホロホロ蕩けていく・・・こんな貝柱、マジ食ったことないってばよ!(興奮


超絶に満足した時点で時計を見ると、ほぼ13時半ぐらい。おお、ちょうどいい感じだ。満腹になったお腹を抱え、唐戸市場を出発。
次の目的地は・・・秋芳洞。予定到着時刻は 15時。おそらく、高速に乗って向かうと、ちょっと早過ぎるだろう。経費節約を兼ね
下道で秋芳洞へと向かうことにした。まずは R9 へ戻り、右折して東行きを選択。海峡沿いをくねくね走る道をトレース。途中、
関門橋の真下を通過。下から見上げる橋の姿は、大変に迫力があって良い。ここに観光用の駐車場が1つ欲しいぐらいだな。

急なカーブが多くて妙に走りづらい R9 をずっと進む。やがて R9 は海岸沿いを離れ、長府のあたりで少し内陸へと入り、R2 と
合流。このあと R2 と R9 は道路を共有し、山口までは一心同体となる。その姿を見届けることなく、才川交差点の逆ト字路で
R491 へと分岐。どうせ交通量が多くて流れが悪くなってきていたので好都合・・・だと思ったのだが、R491 は R491 でやはり
交通量が多く、
流れが悪い(汗)だが、回避する裏道も存在しないので、やむなく混雑に巻き込まれてノロノロと走行・・・

川棚温泉に行ったときに降りた小月 I.C. への接続路を超えて少し行ったところの大きな川の手前で、ようやくナビは
混雑する幹線道路を避け、山に向かって走るルートを指示。よっしゃ!それは県道33号、またの名を「山陽道」。大袈裟な、と
思ったが、大袈裟でも何でもない。川沿い区間を過ぎて山岳区間に入っても、中国道に沿う形の県道33号は大変に走りやすい
線形をしている。「山陽道」と言うだけのことはある。見通しの良い山岳路をギュインギュインとかっ飛ばす。やがて左手から来た
県道65号(ここを北に走って行くと、旧MINEサーキットがある)と合流したあとは、閑散とした市街地を走る地方主要道と化す。

・・・ここからあとは、2009年2月に、川棚温泉→秋芳洞へと向かったルートとまったく同じ。あの時は、ルート選択を誤ってしまい
小月のちょっと北にある菊川から、地獄の県道233号を超えて県道65号に抜け、県道33号へと合流してきたという違いがある程度だ。
あれから特に、変わったところはない。本日2回目の美祢・国行交差点へ、西から侵入して通過。不思議そうな顔をしたオヤジから
「・・・朝方も、ここ通らへんかったか?」と聞かれる。その通り・・・朝方に通りましたとも!そうやんなぁ、と、ホッとした様子のオヤジ。
その後、本日2回目の宇部興産道路アンダーパスにおいて、またも薄いエメラルド色のダブルストレーラーが通過していく姿を見る。
その刹那、私の方もなんだか奇妙な感覚に囚われた(汗)あれっ・・・デジャブ?時間が巻き戻ってる? いやいや、そんなこたぁない・・・

おかしくなるまえに、さっさと秋芳洞に入っちまおう。R435 を道なりに走り続け、秋芳町で県道32号にルートをチェンジ。そのまま
しばらく走り続けると、やがて見慣れた景色が現れてきた。ガソリンスタンドが右手に見えてきたあたりで、左手に県営?駐車場の
入り口を見かけた。去年入った駐車場から、入口は結構遠かったもんな・・・こっちのほうが近そうだ。迷わず、手前に駐車。

・・・という感じで、下道オンリーで無事、秋芳洞へと到着!時刻は・・・15時(汗)すっげぇ、予定通り過ぎるze・・・


両親に簡単なレクチャーをしたのち、洞窟観光へ。2回目なので詳細は省略する(昨年のレポートはこちら)が、2回目であっても
正直、感動は衰えない。いやー、ほんとにスゴイ地下洞窟だよコレは・・・初めてこの場を訪れる両親も、かなり満足してくれた様子。



試しに、4秒ぐらいの長時間露出で洞内を撮影してみた。フラッシュを焚いても光が届かないばかりか、水蒸気がものすごいので
真っ白な水の粒が映るだけ。長時間露出ならば、その姿を肉眼以上にくっきりと捉えることができる(ホンモノの秋芳洞は相当暗い)。
石灰岩ではあるが、岩の色はわりあい赤茶けているのがちょっと不思議。あと、石灰で水が濁っているのは、興味深い事実である。

最奥まで行って満喫したら、同じルートで引き返してクルマの元へ。陰り始めた陽の光を浴びつつ、県道32号を少し走って秋吉台へ。
昨年訪れたのは真冬の時期だったので、秋吉台はほぼ完全に禿山であった。今は9月。美しい緑が、なだらかな山を覆っている。



・・・なんだか、Windows XP に最初っから入っている壁紙を想起してしまう、そんな日本離れした風景。とても美しい。。。


さて、これで本日の旅程は全て終了。あとは、宿に向かうだけ。宿は長門湯本なので、以前と同じく、三隅を経由して向かおう。
県道32号をゆったりと流し、秋吉台の美しい景色を堪能。しかるのち、県道32号 → 県道28号 → R191 → 県道34号 → R316 という
ぐるっと大回りのルートで長門湯本へ。・・・今になって地図を見てみれば、県道32号をちょっと戻り、県道31号を北上してから
秋芳町別府を抜けて R316 に入り、そこから長門湯本に行ったほうがずっと早かったような気がしないでもない・・・のだが、
秋吉台道路を駆け抜けるという観光面での要請もあったわけだから・・・まぁ、いいか。また行くことがあったら、そうしよう。


そんなわけで、本日の宿となる「山村別館」に到着。長門湯本温泉のポータルに位置するこの旅館は、大変に大きくて立派な宿。
お値段も多少高めだったりするわけだが、そんなところにすっげぇラフな格好(短パン+リュック)でズカズカ入ったもんだから
向こうの方もちょっと引いた(?)かもしれない。でも、ハッタリ効かせて堂々とサービスを受ける。いやハッタリとか要らないか;

眺めのいい部屋に通され、ちょっと休憩。はぁ〜、疲れた。幸い、腰のほうは昨日と比べて悪化している気配はない。これだったら、
最後の一日も持ちこたえられそうだ。ホッとした気分で、大浴場へと向かう。白木屋グランドホテルさんに泊まったときは、とても
ヌメヌメしたアルカリ泉質な湯に大満足を覚えたものだった。ここも期待できるかな・・・と思ったが、あれっ?ちょっと違う?
白木屋さんの風呂とは異なり、山村別館さんの湯はどっちかといえばカラッとした感じ。正直なところ、ヌメリ感が足りない。

んむむ・・・ちょっと残念感を覚えつつも、まぁ温泉には違いないので、ゆったりと湯浴みを楽しんでから部屋に戻り、食事食事!
料理は、アンコウ・カニ・フグという三種の神器(?)を取り揃えたメニューをお願いしておいた。ちょっと贅沢を言い過ぎたのか
全体的に少し量が少なめではあった。フグとアンコウは身が少なく、たらふく食べるという感じではなかった。だが、そもそも、
そういうガツガツ食いするもんじゃないのかもしれないな。そう思い直し、少量ながらも味わいのある海の幸をたっぷり楽しむ。
少なくとも両親はよろこんでくれたし、年齢を考えればこのぐらいの量じゃないとむしろ大変だしな。宿の配慮なんだろうな。

そんな感じで、温泉と料理をたっぷり楽しんだら、早めの時間に就寝。さぁ、明日は萩と津和野を巡って、京都に帰るぞ・・・


9/15

・・・そして今日もまた、おやじの強烈なイビキで頻繁に起こされ、ろくに睡眠を取れなかった。眠い・・・つらい・・・

それでも6時半に起き出し、朝風呂を満喫して7時半に食事。朝飯は大広間で行われた。平日だから人は少なかろう、と思ったが
意外と大勢のお客さんが来られていて、さすがは有名な温泉郷であるなぁと思わされるものがあった。料理はやはり大変に
美味しい。今日もまた白味噌のお味噌汁で、これがなかなか旨い。白味噌を多用する京都人的には嬉しいメニュー。
食事を終えたら、8時半までに支度を整え、宿を出発。まずは、最初の目的地・萩へと向かうのだ。ゴーゴー。


長門 → 萩については、以前来た時と同じく、萩三隅道路経由の正攻法ルートで移動。R316 を下り、県道34号で R191 へと
市街地をバイパスして抜ける。・・・と、その前に、県道34号との交差点の角にあるガソリンスタンドで給油。本日の移動距離が
かなり長いので、朝に腹いっぱいにしてやることにした。これで当面は持つだろう。満腹になった EP82 は、静かに県道を抜け
R191 を走り、三隅から萩三隅道路へ。ここの構造は何一つ変わってない・・・というか、あまりにも変わってなさすぎる。

山陰の海を眺めながらいくつかのトンネルを抜けると、萩三隅道路はあっけなく終了。終点付近の位置は去年と全く変わらず
中途半端な位置で一般道に接続。その接続点から流入できるように作られている P.A. 予定地も変わらず存在。ただ、違ったのは
普通の P.A. ではなく、道の駅となっていたこと。とりあえず立ち寄ってみる。昨年は平坦な更地だった P.A. に、ちゃんと
それっぽい建物が建っている。なんとなく感動。あと5年ぐらいしてから訪れたら、道路の延伸も完了しているだろうか。



この道の駅の名称は「萩・さんさん三見」だそうだ。こういうオッサンくさいセンスの名前って、公募して決めるんだろうか?


県道296号をしばらくトレース。道路の両側の山を眺めると、結構高いところまで切り開かれている開発の爪痕が見える。
恐らくは、萩三隅道路を通すために山を開削しているのだろう。自然破壊などどこ吹く風、人の暮らしのために重機は頑張る。

少し走って R191 に合流したのち、トラックの後ろについてずーっと坂を下って行くと、やがて道路は平坦な土地に降りる。
寂れた雰囲気の市街地を少し進んで橋本川を超える9時頃になると、黒々とした屋根と白い壁で構成された萩の街が現れる。


いつ来ても、静かで綺麗で、立派な町だよな・・そう思いつつ、今回こそは「小京都・萩の町」をぐんるりと巡ってみようと考え
御許町の交差点を左折し、市街地の核心部に突入。なんとも言えない昭和後期的風情のある商業街を抜け、吉田町の交差点を
さらに左折。ここまで入り込んで完全に中心街から離れると、静かな裏通りという、街外れの柔らかい側面の顔を見せてくれる。

ゆっくりと道なりに走り続けると、やがて、立派な旅館が並ぶ一等地を通りぬけ、石垣が見えるところで川のような堀に突き当たる。


ほほーぅ・・・とりあえず、最奥地に向かえば市営駐車場があるはずだこういうパターンの町だと!そう考え、堀の手前で
道なりに左に曲がって少し進むとまもなく、久々に信号機が現れた。萩城趾交差点だ。ここを右折すれば、いよいよ本丸か。

そう考え、交差点を右折し、橋沿いの川辺に造りつけられた観光船乗り場の桟橋を眺めながら橋を渡る。予想通り、少し走ると
市営駐車場を示す大きな看板と、垣根のない広場。とりあえず入る。あ、奥のほうに料金収集人が居るね。代金を支払い、停車。

ついでに、小京都の街並みってドコデスカ?と聞いてみる。曰く、このへんじゃなくて、今来た道路をずーっと歩いて戻って
・・・そうね、20分ぐらい戻ったところにあるよ、とのこと。えーっ、こっちじゃなかったのか・・・ちゃんと事前調査しとけばよかった;

こっちのほうは、小京都の街並みじゃなくて萩城跡。残念ながら、何らかの理由で天守閣は無くなっている。残るのは石垣と堀ばかり。



せっかくなので、軽く萩城跡を冷やかしてから、さっきの交差点からまっすぐ東に伸びる道路へと曲がり、ひたすらに歩く。


・・・歩く。ひたすらに歩く。っていうか、なんだこの超直線道路ーッ!?

道路沿いに並ぶのは壁の低い家ばかりだから、開放感に優れるものの、とにかくこの道路はどこまでもまっすぐ・・・
遥か先の突き当たりにあるとおぼしき建物が、ものすごーく小さいけどはっきり見える。ひたすら直線に伸びきった道路。
なんというか、目先の達成感をまるで与えてくれない、過酷なロード。でも、頑張った先にはご褒美があるはず!



・・・だが、過酷とはいえ、このあたりの景色は大変に美しく、趣深い。京都で言えば、岩倉の辺りの高級住宅街に
なんとなく雰囲気が似ているように思える。ただし、こっちのほうがずっと洗練されている感じが強い。なんというか、
町の雰囲気作りにものすごく成功していて、暮らしとレトロが綺麗が融合しているからこそ、すごくカッコいいわけだ。



・・・なるほど。「小京都」を名乗るのは伊達ではない。というか、部分的に見れば、元祖京都を超える雰囲気作りの凄さ・・・!

余談ながら、この辺りの土壁って、いずれも非常に反り返って、オーバーハングのある形状をしている。最初に見たときは
「うわ、壁、崩れてきてねェ?」と思ったのだが、全ての家の壁がひん曲がってるのを見て、そういうもんだと理解した次第。



何か、理由があってのことなんだろうね。そこまでは仔細わからずじまい。


歩き続けてしばらくすると、ようやく萩博物館の横を通過。3方向からやってきた道路がベンツマーク状に曲がって
集合する地点が、博物館前となる。その地点に立ってみれば、大変に綺麗で、開けていて・・・やはり、いい雰囲気の町。

さて、既にかなり満喫した感もあるが、目的とする萩の街並みは間もなく。川を橋で渡り、少し歩いて行くと、急に現れだした
古い町並み。京都の路地に入れば見れる景色であるが、そういう、京都らしい景色にこの場所で出会えたのが、たまらなく嬉しい。



古さを残しつつも小奇麗にまとめられていて、大変によい雰囲気。残念ながら、膨大な量のパック旅行のおっちゃんおばちゃんが
ちょうど流入してきたところであったため、町並みを完全にクリアな状態で見ることは叶わなかったが、まぁそれも已む無しか。

メインストリートを折れ、呉服町の裏通りへと入る。狭い通りに、板壁を道沿いに立てて小さな庭を作っている小さな民家が並ぶ。
日本人の箱庭デザインここに極まれり(良い意味で)・・・と思いながら歩いて行くと、ところどころで、著名人の名前が書かれた
観光用の案内看板が目に留まる。ほほう?・・・「木戸孝允 旧宅」・・・おお!?こんなところに、何気なく維新の著名人が?!

・・・まったく、山口県は油断できない。至る所に維新の史跡が残っている。そう思いながら改めて、旧宅を眺めてみる・・・



・・・小さいね。とても小さい。建物自体というより、入り口がとても小さい。大人一人がぎりぎり通れる程度、みたいな。

日本人の体格が西欧並になってきた今日から見えば、女性用と言われてもおかしくないぐらいのコンパクトさだ。こんなところから
日本を動かした偉人が出てきたんだね・・・松下村塾も小さい庵だったし・・・建物の大きさが人の大きさを決めるわけじゃない、か。
なんだか、いろいろ考え込んでしまう。どんなことであっても、本質はなんなのか、しっかり見定めて行動していかねばならない。


裏通りを抜けると、中央公園の広い空間が見えた。その反対側の門で、おっちゃんが夏みかんソフトを売っていたので、食べてみる。
まだまだ残暑厳しい中、ここまでタルタルと歩いてきて暑さに負けそうになっていたところだったので、その冷たさと爽やかな酸味に
体も心もすっかり助けられる。ああ、おいしい・・・おいしいよこれ・・・土産に持って帰ることができないのが、とっても残念。

ソフトクリームをぺろぺろと舐めながら裏通りをぐるりと回り、高杉晋作誕生地の前を抜けて、先程のメインストリートへ戻る。
賑やかすぎたおっちゃんおばちゃんの一団は、さっき見た公園沿いの駐車場に停められたバスのほうに戻っていったようで、
今はもう、萩の町には、その落ち着いた景色に似合った静けさが戻ってきていた。いや・・・ホントに、いい町だな・・・ここ。


確かに、小京都を名乗るだけのことはあるなぁ、と大いに感嘆したところで、時計の針は 10時頃。おお、ゆっくりしてられない。
遥か遠くに停めたクルマのところに戻らねばならない。時間と体力を少しでも節約するため、途中にあった萩博物館前の公園で
両親を待たせ、自分だけ全速力で萩城跡前の駐車場へ戻る。車内に篭った熱気を窓全開で吐き出しつつ駐車場を出発し、
さっき歩いてきたルートを逆戻りして、萩博物館前へと移動。歩くと長いけど、クルマだとあっという間に到着;

木陰で休んでいた両親を収容したら、ナビの言うとおりに県道295号をトレース。札場跡交差点を右折し、御許町交差点左折で
R191 へと出たら、そのまま直進して県道11号で松本川を越え、維新ロードに入る。そこを少し北上すると、間もなく松陰神社。

これまた、昨年に一度訪れたところだったので、両親があれこれ見て回るのを尻目に、私はちょっとゆっくり一休み。疲れた。
だが、ボーッとしているのも勿体無いので、松陰神社で手をあわせておく。2回目の訪問だな・・・ああ、あの頃の私から比べて、
今の私は何か進化しただろうか?してないよなw とりあえず、今の自分の立場に適する程度に利口になれますように、とお祈り。


この時点で、時刻は11時。ちょっと早めの進行だけど、後半の長距離移動区間を考えたらちょうどいい感じかな?そう考えつつ
松陰神社を出て維新ロード(県道67号)を北上し、萩しーまーと道の駅へ。ここで萩の土産物を購入しつつ、ちょうどお昼時なので
昼飯を食することにした。市場の端にある食堂へと入ると、やっぱり昼時だからか、それなりに混雑していたものの、なんとか
一家が座る机は確保できた。よしよし・・・さて。じゃあ、何を食べようかな・・・メニューを見てしばし考えた結果、穴子丼を注文。
最近流行りのデカ丼っていうの?具が巨大で、丼からはみ出まくってる。大味かもしれないな、などと思っていたのだが、
運ばれてきた丼を食った瞬間、そんな下らないことを考えていたことを後悔する羽目になった。・・・うまい!もう、うまいの!

・・・ここ数日、激烈にウマい海産物ばっかり食っているので、ちゃんと日常生活に戻れるかとっても不安になってきた・・・w


飯を食ったら、もう 12時半。おお、調子にのってノンビリし過ぎてしまったか。さぁ、最後の目的地、津和野に向けて出発しよう。

実はここが、今回の旅で一番の不安要素を抱える区間。萩〜津和野といえばワンセットで語られることの多い街の対であるが、
約 50km ほども離れている。しかも、その間を直線状に結ぶ幹線道路は1本もない。中国地方を縦断する幹線国道 R9 と R191 は
運の悪いことに、いずれも萩〜津和野を結ぶ線とは 45度ぐらいの角度を保って伸びている。さらに、R9 と R191 を梯子状に結ぶ
横断道となる R262 と R315 もまた 45度ぐらいの角度を保っている。つまり、萩と津和野を両端の頂点とした菱形のような、
そんな形状で道路が作られている
わけだ。それゆえ、正攻法で行けば大幅な迂回を余儀なくされ、時間のロスが甚だしくなる。

というわけなので、nav-u には最短距離を突っ切るコースを案内させてみる。結果、なにやらよくわからない山岳くねくねルートを
算出し、およそ1時間半で到着できることを示してきた。到着予想時刻は 14時といったところ。時刻的には、なんとか許容範囲。
そして、これがカプに乗った一人旅行だったら、何の問題もなかったところ。だが問題は、今日の旅行は両親を連れたものであるし
クルマも勝手知ったるカプチーノじゃない、ってこと。山岳路突破に全く適していない条件下において、果たしてこの道を選ぶべきか。

・・・だが、先程も述べたように、この道を選ばずに済む理由はまったく無かった。たとえどんなコースだろうと、行くしかない。


覚悟を決め、突撃を開始。萩しーまーと道の駅を出て一旦 R191 に入り、右折して少し戻る経路をとりつつ、維新ロードの高架を
くぐったところにある裏通りの入り口を左折。ごく普通の住宅街の中を突っ切って、突き当たりの松陰神社北交差点を左折する。

さぁ、ここから先は山岳路だ・・・そう思いながら左折を完了した瞬間、私の悪い想像は全て杞憂であったこと・・・そして恐らく
最後まで快走路が続くであろうことを直感的に想像させる光景が広がっていた。確かに、ココからは山岳地帯に入っていくのだが
道路は、谷筋の緩やかな土地の上に付けられていただ。そしてなにより、曲がったところに用意されていた青看板に、「←津和野」
という案内が描かれていたのだ。ああ、大丈夫。青看板に行先地名が書かれている場合、本気でヤバいルートの確率は低い。

というわけで、肩の力を抜いて、しかしアクセルは抜かずに快走。まずは県道11号をトレース。道路は多少くねりつつ軽い丘を越え、
すぐに、開けた農村を走るフラットなルートに落ち着く。しばらく走ると、道の駅まで平然と現れる始末(汗)メジャールートじゃん・・・
道の駅を過ぎても、そんな快走路はずーっと続く。ああ、やっぱり正攻法よりもこっちのルートを選んで正解だったかも。楽しい!

県道11号を走り続けると、やがて途中で県道13号との交差に出会う。左折して県道13号に入り、東へ。県道13号もまた、県道11号と
同じような超絶快走路。気持ちよく、山口の田園風景の中を走り抜ける。そのうち県道13号は、主要横断道(?)R315 に突き当たる。
R315 との交差点の角には、道の駅。なんかめっちゃ多いなぁ、道の駅(汗)そんなことを思いつつ、R315 を右折してしばし南下。
トンネルで山腹をぶち抜き、少しずつ内陸に入っていく。トンネルを抜けて少し走ったところで、再び県道13号が分岐していくので
その後を追ってこちらも左折。さすがに少し寂れた雰囲気になったものの、それでも県道13号は、走りやすい道路の格を維持。

やがて県道13号は、大変になだらかな馬草峠を越え、我々を山口県から脱出させてくれた。ようやく、島根県へと足を踏み入れる!
山口県から島根県へと入った途端、道路脇を固めるガードレールが一気に白くなった。山口県かどうかの判別はすごく簡単w

しかし・・・ちょっと心配。ここまで、県道でもなんでも大変に走りやすい道路であり続けたのは、とにかく道路に金をかける
山口県だからであったからこそ。こんなふうに力押しで山を越える峠ルートなど、島根県はちゃんと整備してくれているだろうか?

だがこれもまた杞憂であった。岐阜〜滋賀、三重〜滋賀間の道路のように、県境を超えた瞬間に超狭隘化・・・なんていうことを
やらかしてくれる仲ではないようだ、山口県と島根県は。県境を超えても道はずっと立派な姿を保ちつづけ、やがて、萩の道の駅から
およそ1時間程度で、緑深い山に囲まれた静かで小さな盆地に広がる美しき町・津和野へと、我々を滑らかに運んでくれた・・・!


・・・だが、パラパラと家が並び始めた関係上、いったいどこから津和野の町が始まるのか、判然としない。県道沿いに、またも
道の駅があり、そこには温泉施設が併設されている様子。できれば一風呂浴びたいものだ・・・と思いつつも施設を通過し、
まもなく現れた逆ト字路を左折。山沿いルートから市街地へ近づく。この道はあまりメインルートではないようで、どことなく
廃墟化した昭和40年代風の建物が並んでいた。街が壊れていった痕跡のような感じで、痛々しい。あまり好きな景色ではない。

そんな沈痛な面持ちの私をあざ笑うかのように、目前の山の高いところに、朱色と白色も鮮やかな建造物が陣を構え、異様なる
艶やかさを放っていた。周囲の緑とのコントラストがいかにも鮮烈で、猛烈な活気を感じる。な、なんだ、あれ・・・?道路脇には
「太鼓谷稲成神社」という名前の幟が並ぶ。む・・・稲成神社・・・稲成神社・・・あ、稲荷神社?これが津和野のおいなりさんか!

これはまた、典型的な(?)村の守り神的ポジションにあるものだ・・・その神格性を高めるためかどうか、津和野の谷を隔てた
東側の山腹の高いところに、神社と向かい合うようにして巨大な鳥居が建てられている姿が見えた。ただ、西側の建造物には
一応神社らしき社の姿が認められるのだが、東側の鳥居はこんもりと木々を茂らせた山の中腹にポツンと建っているだけで、
周囲になんらかの建造物があるようには見えなかった。モニュメント・・・?いや、そんなわきゃないよな・・・なんだろう?


さらに、道なりにクルマを走らせる。山口線の踏切を越え、津和野川を掛かる橋を超えると、よく整備された街角が現れた。
お・・・ここから、いわゆる「津和野」が始まるのか。直進する通常舗装ルートと、右に分岐する黄色いレンガ舗装?ルート。
どっちにいけば駐車場があるのかわかりづらかったが、ナビはとりあえず「右」を指示。メインストリートらしき方面へ。

津和野の町を少し進む。整っていて、なかなかいい感じの雰囲気。最初に現れた交差点を左折しろ、とナビが指示するので
その通りに進む。狭い裏通りを少し進むと、観光バスターミナルのような駐車場があり、バスが溢れかえっていた。そこはまさに
津和野観光のポータルらしかったが・・・あかんやん・・・個人の車両が停められるような雰囲気、あらへんやん・・・(汗)

事前にちゃんと調査してこなかったことを恥じつつ、ともかく別の駐車場を探して動き続ける。裏道をゆっくりと走り、
先に見える通りへ突き当たったところでぐるりを見渡す。幸いなことに、左のほうに何らかの駐車場がありそうな気配だった。
T字路を左に曲がって少し走る。さきほど感じた気配どおり、少し南に戻ったところの左手に、民間の観光用駐車場が見つかる。
さすがは観光地、駐車場はしっかり充実している。満ち足りた表情で座っていたおっちゃんに話しかけ、無事、駐車を完了する。

※ 結論としては、橋を渡ったところの交差点は「左」に行くべき。左に行って少し進んだところに、いくつか駐車場がある。


クルマを止めたら、ぶらぶらと歩いて観光を開始。さっきの黄色舗装の道路をテクテクと歩く。ここが、津和野のメインストリート。



クルマ二台が余裕ですれ違える広い幅の道の両側に、ちょっと古風な感じの建物が並ぶ。街づくりの雰囲気は、なかなか良い。
ただ、少し残念なのは・・・先程もちょっと気になったのだが、昭和40年代で進化が止まって放置されたような、雰囲気にそぐわぬ
妙な古び方の建造物がところどころに混じっていること。それも、それなりにメンテされているのならば美しくもなるのだろうが、
どうも、単に古びているだけにしか見えないところがあり、街並みの写真を撮ろうとしたときに、とても残念なノイズになる。

せっかく、これだけ力を入れて風情のある街並みを作ってきているのだから、あともう少し、しっかりツメておいて欲しかった。


そんなことを思いつつ、町をぐるりと散策。県道13号のラインに沿って町並みを歩く。町は、近代の進化から少々取り残された
ような感じがあり、昭和レトロを名乗れなくもない感じがしてきた。例えばこんな「町の電器屋」とか、ある意味、そそられる。



ひょっとして津和野は、そっち方向で進化してもいいんじゃないだろうか。そんなことを思いつつ、北陸の小都市にも似たこの町を
まったりと愛で歩く。やがて町の北端に近づいたので、軽い上り坂の県道226号を上がってJR山口線津和野駅前へ。ぱあっと開けた
とても感じのよい駅前だ。なんかよくわからん建物がギッチャギッチャと詰まっているような場所だったら、ガッカリするとこだった。

余談ながら、JR山口線といえば SL「やまぐち号」の運行が有名だ。いまでも定期的に運行されているらしい。残念ながら、
私が訪れている期間にはその姿を見ることができなかった。梅小路蒸気機関車館にいけば SLはいつでも見られるとはいえ、
やはり、機関車が現役張って頑張ってる姿を眺めてみたいと思うのも、これまた機械好きとしては当然湧き上がる感情。


駅前の風情を楽しんだら、表通りを途中まで歩き、適当なところで狭い道に折れて県道13号に戻る。狭い道沿いにある民家は
いずれも昭和レトロの生活臭がムンムンとしてくる風情があり、やっぱり「昭和レトロ路線でいいんじゃね?」と思わされる。

県道13号を少し歩いたら、またもや裏通りへ。駐車場でもらった観光案内のペーパーにあった、著名人の史跡を尋ねる。それは
とても狭い通り沿いにある、半ば廃墟じみた(失礼)おどろおどろしい雰囲気を放つ建物の近くにある小さな石碑。うーん、
これはいかん。観光地として、この雰囲気作りはいかん。もうちょっと、観光地ってのは、パァッと小奇麗にまとめるもんだ。

・・・どうしても、観光都市京都に住まう人間としては、観光都市はどうあるべきか、みたいなことについて小うるさく
なってしまう(汗)寂れ方も含めて、もっとありのままを楽しむようにしなけりゃいけないことはわかってるんだけど;

そんなことを思いつつ、再び駅前通りに出てぶらぶらと南下。ふと、道路脇の小さな水路を見ると、鯉が優雅に泳いでいた。



・・・ほほう。そういえば、津和野は鯉が有名と聞いたな。なにやら大きな鯉が居る場所もあるらしいが・・・まぁいいか;

街角の水路で優雅に泳ぐ鯉をぼーっと眺めていると、すぐ横にかかっている橋の下の方から、なにやら視線を感じた・・・



・・・アヒル!

二羽のアヒルが、揃って物欲しげな瞳で、こちらをじーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと見ていた。
視線が合うと、ちょっとひるんだ感じの表情を見せて一瞬目を落としたが、彼らも生きるのに必死。また正面から見据えてくる。

・・・無いよ!残念だけど、あげられるものなんて、なんにも無いよ!w


さて、まだ津和野の一部しか見ていなかったが、3日間の突貫旅行の疲労のせいか、歩いているだけでも腰が痛くなってきた。
また、猛烈な眠気が襲ってきたこともあり、40分足らずで観光を終了。一人早めにクルマのところに戻り、ちょっと居眠り・・・
眠い・・・本当に、眠い。今日って、これから京都まで走って帰るんだぜ・・・大丈夫かな・・・ちゃんと帰れるかな・・・

・・・zzz・・・

おそらく、5分も眠っていなかっただろう。満足気な様子で、別行動をしていた両親が戻ってきた。さぁて・・・出発するかね。


時刻は 14時半過ぎ。当初の予定だと、ここを出発するのは1時間後になるはずだった。道路と天候の状況がよく、ハイペースで
移動できた効果で前倒し気味。だが、空を見上げれば、北のほうの山からなにやら黒い雲がわんさと覆い被さり始めている。
・・・雨か。いよいよ、最も恐れていたものがやってきた。疲れきっている状態での、帰り道の雨。事故誘発の最有力手・・・

ともかく、早く脱出してしまおう。駐車場を出発し、橋を渡って津和野を離れる。橋を超えて直ぐの分岐を左に曲がり、
県道226号をトレース。県道226号は JR山口線沿いを少し走るとすぐ、津和野の周りにそびえる山肌をぐいぐい登る。
いったいどこへ行こうとしているんだ俺達は。ナビの画面を拡大する間もなく、とりあえず案内に従って走り続けると
やがて上り勾配は終了し、県道226 号は大きな赤い鳥居の中を通過して、山の中腹を走る R9 へとがっちり合流。

・・・ははぁ!さっき見えていた西側の山の鳥居って、これか!R9 から津和野に入るルートのゲートか!


粋な作り(?)にニヤニヤしつつ、山腹を走る R9 をずーっと南下。津和野を出てしばらくは、そんな感じの人里離れた道を
装う R9であったが、道の駅願成温泉(←さっきから道の駅だらけ)を通過して山を降り、島根県を出て再び山口県に戻ると
R9 は、山間の少し広い平野の平面をびっしりと埋める田んぼの間を、何の遠慮もなくまーっすぐに突っ切る、なんだか
日本離れしたルートに変化。地平線(?)の果てまで、道路はひたすらまっすぐに伸びている。さすがは山口県だぜ!

ほんと、山口県は道路に金掛け過ぎ。こんな超ストレートでアクセルを必要以上に踏まないのは、相当な忍耐力が要る。
だが、速度超過取締をやりやすい場所でもあるからして、ここはぐっと耐え忍び、制限速度をきっちり守ってクルーズ。

忍耐が何分も続いたのち、ようやく阿東町に突入。ここの長沢交差点を左折し、R315 へ。さっきまでの道とはまた変わって
R315 は、地方の町と町の間を接続する、幅の広い高速移動向け道路。簡単に言えば、他県的超快走路、山口県的平凡道路。
遠慮無くアクセルを踏み込み、最後の山口道路を味わい尽くす。道路はダム湖を過ぎ、トンネルを超えて少しずつ寂れだす。
やがて、徳地柚木を過ぎる頃になって、ようやく山岳道路的な侘び寂びが少しだけ現れてきた。途中にループ橋なんかも
あったりする
ところが、あまりにも心憎い演出。山口県の道路のドラマティックさには、まったく感動するばかりだ。

ループを超えても、道路の立派さは維持されている。快走路をがんがん走り抜けて低い山を越えると、やがてまた道路沿いに
小さな平野が現れ、こまめに作られた田畑が我々を出迎える。こんな小さな平地であっても、容赦なく人の手が入っている。
生きることに対する人間の執念というものは、全くすごいものだ。自然と対峙しつつも共に生きている姿は、美しい。

なんだかよくわからない感慨をシミジミと覚えているうち、福田果樹園を通過し、R315 は中国道をアンダーパスする。
山の奥深くに通された一本の動脈と栄養を交換する毛細血管の如く細い根を下ろした鹿野 I.C. の入り口を右折し、中国道へ。


・・・さらば、山口県!大変に楽しかったよ!


ランプウェイを駆け上がりながら、時計を確認。この時点での時刻は 15時10分過ぎ。空を見ると、津和野で我々の頭上を
覆わんとしていた黒い雲の支配からは一旦遠ざかり、夕暮れ近い黄色い陽光が背中から照っている状態であった。
これならば、この先しばらくは快適に走れるかもしれない。・・・だが、そう全てが上手くいくハズもない。

中国道をしばらく走るうち、位置は少しずつ北に寄っていき、黒雲の支配が及ぶ地域へと突入。思っていたよりも早く
雨が降り始める。さっきまではそれなりにしっかりしていたタイヤのグリップ感も、少しずつ頼りなくなり始める。
できるだけペースをあげて走りたかったのだが、雨が降り出してしまえば無理はできない。降雨状況にあわせて
走行ペースを落とす。これだけでも逆境なのだが、さらに悪いことに、ここまでなんとか抑えこんできた眠気が
いよいよ爆発し始める。・・・いかん。居眠りしないよう、「シトロンの雨」をガンガンに再生して目を覚ます。

雨&眠気のコンビと戦いながら、まずは中国道の寂しい区間を走りきり、牛頭山トンネルを越えて広島北 J.C.T へ。
ここまで来た時点で、ようやくさっきの黒い悪魔から逃れ、雨が少し収まった気配。このまま晴れればいいのだが。
そう思いつつ、とりあえず七塚原 S.A. まで来た時点で1時間半が経過していたので、腰保護のために一旦休憩。

この S.A. は、とても感慨深い。なにせ、走行中にガス欠を迎えてクルマが完全停止するという小っ恥ずかしいことを
やった時に、なんとか難を逃れて辿りついたオアシスだったから。今回は幸いなことに、ガス欠は再現しなかったが
しかし、体力欠は起こしそうな雰囲気。ちょっとゆっくりしていこう、ということで、S.A. 内のベンダー前椅子に座り、
濃〜いコーヒーを飲んで一休み・・・ちょっとは・・・眠気・・・飛んでくれる・・・かな・・・うつら、うつら・・・


少しだけ眠気を飛ばしたら、再出発。さらに気合を入れ直し、新見〜北房のサイコーに愉快な中国道区間を抜ける・・・
わけだが、どうにも眠くていかん。挙句の果て、山越え区間でかなり強い雨が降り出し、視界も相当奪われる始末。

これで何にも起きなかったら奇跡・・・と思いながら頑張って走っていると、なにやらゆっくりと走っているクルマに追いつく。
雨が激しすぎて、相当接近しても車種の判別は容易ならざる状態であったが、さらに車種の判別を難しくする要因があった。
ひどい蛇行運転。これは、おそらく居眠り運転・・・あかん、にいちゃん(仮)!あかんて!すぐ休まなあかん!見ている側が
恐怖を覚えてしまうほどまっすぐ走れていない。いや、ほんま、あかんて・・・見ているこちらのほうがハラハラドキドキ。
おかげで、こちらの眠気がブッとんでいくw あまりにひどかったので、軽くパッシングをしてやると、ハッ!と気づいた
ようにクルマの動きが少しシャッキリ。やがて、自分の状況がはっきりわかったようで、丁度いいところで現れてくれた
神郷 P.A. へと、彼(?)は吸い込まれるように入っていった。よかった・・・何事も起きず、状況が改善されて・・・!

まぁしかし、ひとごとではない。気合を入れ直して更に1時間半頑張って走り続け、勝央 S.A. になんとかたどり着く。
時刻は19時前ということで、眠気覚ましを兼ねて(?)ここで夕飯を食っていくことにした。渋滞情報を見る限りだと、
ちょうど神戸 J.C.T 〜 宝塚 I.C. の中国道の東行きが渋滞になっているみたいだし。頑張っても全然意味が無い。

奥にある食堂の広い座席に座り、少しゆったり・・・腰を労り、体力を労り、そして、眠気を飛ばすために少し仮眠・・・


結局、30分ほどのんびりして、ようやく眠気が飛んでくれた。落ち着いた気分で出発。まだ、雨はシトシトと降り続く。
ペースを上げるのもしんどくなってきたので、あとはひたすら、制限速度を維持して走り続ける。もう、何も無いよね・・・

とか思ってたら、最後の試練(?)。勝央を過ぎて少し進んだあたりで、いよいよ燃料計の残量警告灯が明滅しはじめた。
まだ明滅状態だから、燃料はそこそこ残っているはず。次の給油ポイントは西宮名塩 S.A. なので、渋滞による浪費も踏まえ
念のために更にペースを下げ、エコランモード状態で東へ向かう。まだ眠気が残ってたら、確実に寝てるぐらいのペース。


最初は遅い明滅だった燃料警告灯がやがて完全に点灯しっぱなしになった頃、懸念していた神戸 J.C.T へ。幸いにも、
JATRIC が警告しつづけていた渋滞は完全に解消していた。助かった。念のため、最後までエコランペースを維持して S.A. へ。
高速で満タンにするとお高いので、10L だけ燃料を入れてやる。さぁ、あとは故郷の京都を目指し、静かに帰るだけだ・・・!

もう今度こそ何もないだろう。そう思っていた。だが、豊中付近を通過したあたりから、本日のシメとなる猛烈な雨に祟られる。
中国道区間はまだマシだったが、名神区間に入ってからが最悪。びっしり走っているトラックが巻き上げる大量の水煙で
全車線に完全なウォータースクリーンが形成され、マジで何も見えない状態。もうこれ以上、運に頼ってはいられん!

こんな危険な高速なんてさっさとバイバイだ!京都南第二出口で高速を降りる。案の定、ここまで来るともう雨は小降り。
だが、舗装がショボい名神高速はまったく排水が追いつかず、トラックが巻き上げる水で視界は0に近いのだ。ダメすぎ名神。


第二出口で高速を降りたら、竹田→深草経由で故郷へ。途中、コンビニと GS に立ち寄って後始末を終えてから、帰宅。


・・・ふーっ、今回もなんとか無事に帰ってこれた・・・。時計を見れば、22時ちょい。結局、山口から7時間かかった計算。
そして、今回の旅行での総走行距離は 1355km。正直たいしたことはない距離だけど、この damaged な腰でよく頑張った俺。

帰宅後、クルマに積み込んでいた荷物を手早く降ろし、各シートにファブリーズをブッかけておく。夏の汗対策。
他の後始末は全て明日にすることにして、今日はもうさっさと眠ることにした。はぁ・・・疲れた・・・


9/16

・・・どうも、夜中に薄く目が覚める。深夜に起きてしまう。ゆっくり寝ていたいのに。しっかり眠れない体になってしもた。

何度かの薄い覚醒に悩まされつつも、なんとか最低限の休息をとり、朝方に起床。腰の痛みがどうなるか不安だったが、
寝る前に腰に貼っておいた温湿布のパワーもあってか、なんとか、行動可能なレベルに痛みは回復していた。よしよし。


・・・だが、なんか、疲れきってなんにもヤル気が起きないw 基本は座敷部屋でのたうちまわって過ごしていたものの、
時折思い出したように起きだしては、EP82 に積みっぱなしの荷物を回収するなどの後始末を地味に実施。なお、EP82 の車内で
醸成されているはずだった汗の臭い@シートは、ファブリーズによって完全に無効化されていた。まったく神ポーションだぜ。

旅行の後始末ついでに、かかった費用と燃費の計算。結局、総合燃費は 15〜16km/L 程度。残暑が厳しくてエアコンをフル稼働
させつつ、大人3名+2泊3日の荷物を積んで走り回っていたという状況のわりには、結構いい値が出ている。14年前の平凡な
実用 1.3L エンジンに平凡なオイルを入れて平凡にスッ飛ばしていたわりには、ね。これならエコカーと入れ替えるまでもない。

もう1つついでに、ドライブシャフトブーツをチェック。旅行前に交換してもらったものだが、グリスの漏れはまったく無し。
移動距離を考えたら、出発前に交換できて本当によかった。ただ、気になることは、ブーツの合わせ目が微妙に開いている
ように見える。・・・だが、グリス漏れは別段無い。分割式ブーツだとそういうもんなんだ、と、とりあえず勝手に納得。


旅行の後始末を完全に終えて座敷をゴロゴロしている最中、ふと、GoogleMap ナビがいよいよ日本でもサービスインした
という情報を得る。試しに、ウチの X06HT でも実行してみる・・・お!動いた!さすがに、実際に出歩いて試してみるほどの
元気がないので、とりあえず画面をざっと眺めて「本格的や・・・」と思った程度で終わったのたが、ネット上に転がっている
各種のレビューを見れば、ごく普通に、運転中の道路案内をさせるのに必要十分な性能は持っているらしい。ほぉぉ・・・

もうちょっと弄って、機能を確認。ナビに関する細かい設定はあんまりできないっぽいので、現在愛用している NV-U75 の
地位を脅かすことはないとは思った。渋滞情報も取れないしね。ただ、ちょっとしたリリーフであれば充分に使える感触。
それにしても Google の勢いには戦慄せざるを得ない。いったいどの範囲まで進出してくるんだろう、あの会社は・・・


9/17

朝。・・・寒い。いよいよ夏も終わりが近づいてきたかな?だが、左耳がまた詰まり気味で風邪が治ってないことに気づき、
それが寒さを感じている理由なのかもしれない、とも思った。疲労のせいか、全身が少しだるいし・・・いかんな(汗)


そんなことを思いつつ、明日の「リリカルマジカル」に向けての出発準備を開始。新刊はないので、夏の既刊を持っていく。
今回はタケル氏が同行するので、でっかいダンボール1個に本を詰めるわけにはいかない。Amazon の薄っぺらい箱をいくつか
用意し、20冊ずつに分割してそれぞれの箱に本を詰め、トランクの形にあわせて積み込んでいく。残るトランクスペースの中に
いつもの販売用部材(台とか、布とか、文房具とか、お釣り箱とか)と旅行用グッズ一式を詰める。最後に、折りたたみ式の
台車を助手席後ろのスペースに突っ込んだら、荷物的な準備は OK。あとは、クルマのほうの日常点検。エンジンオイルは
F ゲージよりも少し下で OK、LLC は規定量通りで OK。冷却水系のホースは破損なし、各ダストブーツも問題なし。

よし。これで準備は全て整った。あとは、往路にガソリンを満タンにしていくだけ。天候が良いことを望むばかり。


9/18

・・・なんだかんだで、9時前に起床。ちょーっと睡眠が短いかな。でも、山口から戻ってきたあとに2日ほど
ゴロゴロしておいたおかげで、体調は悪くない。よし、頑張れそうだ。出発前の残作業を全て完了したら、12時頃に出発。

まずは京都高速を南下し、タケル邸へ。あらかじめ、やたらに値段の安いタケル邸近傍の GS で燃料を満タンにしてから
氏を拾う。その後、ATM に立ち寄って氏の財布を満タン(?)にしてから、手早く高速道路に乗って帝都を目指す。


今回の移動は、秋の連休時期の土曜日13時出発という、渋滞面で大変劣悪な環境。当然のように、これから東へと向かう
我々の前には、幾多の渋滞が立ちふさがる。まずその第一陣として、瀬田東 J.C.T を先頭とする京滋 B.P. の長い渋滞が
手ぐすねひいて待ち構えていた。何にも考えずに突っ込んでいく手もあるのだが、連休の渋滞といえば追突事故工場。
ただでさえチビっこくて距離感を間違えられやすいウチのクルマなど、サンドラのいい餌食になるのは目に見えている。

というわけで、少々面倒くさい経路を通って、該当区間の渋滞をパスする。京滋 B.P. 側の渋滞は長かったが、名神側の
渋滞はそれほどでもない。京都東から高速に乗れば、目先の混雑はかなり迂回できる。では、京都東までの迂回路は・・・
手早く考えてルーティングを実施。京都高速を城南宮 I.C. で降り、竹田駅アンダーパスを抜けて R24 へ出る。しばし北上の
のち、竹田街道十条を右折してふたたび京都高速へ。一気に山を抜けて山科区役所前へ出たら左折し、山科区東野交差点で
R1 へ入る。あとは、R1 をトレースして京都東 I.C. へ。・・・なんか、時間的には早かったのかどうか、よくわからない;


京都東 I.C. から乗った高速道路は、交通量こそ多いものの、渋滞は比較的少なめ。新名神を走りぬけ、亀山 J.C.T へ。
妙な安定感を感じつつ J.C.T の下り左カーブをギュインと走りぬけ、東名阪へ合流。それなりの混雑はあったものの、
こちらも特に想定外のひどい停滞はなく、すんなりと走りぬけ完了。四日市 J.C.T. から伊勢湾岸に入り、快適な
湾岸クルーズを楽しむ。やっぱり、三車線区間は交通量に対して道路の容量に余裕があって、走りやすいねぇ!

豊田 J.C.T. で伊勢湾岸道が終わり、いよいよ本丸(?)東名高速へ。J.C.T の周辺では若干の渋滞があったが、
予想よりもずっと流れは良い。ただ、全域に渡って渋滞がなかったかというと、そんな都合の良いことはなく
何箇所かで、渋滞に類する流れの遅い区間があった。また、渋滞してない区間でも、残念ながら絶対速度は遅め。
あぁ、確かに事故は多かったかもしれないが、トラックが 120km/h over でカッ飛ばしていた東名高速が懐かしい。
殺伐とはしていたものの、マナー違反の右側車線走行車が正しく駆逐され、高速道路が高速として機能していた頃が。


ともかく、混雑しててカリカリ走ることすらできない状態であるということと、どっちにしても時間は充分にあるということで
東名に入ってからは時折休憩を入れる。それは、足腰の痛さへの対策という意味もある。週前半の山口行きでは腰が痛かった
のだが、週後半の東京行きだと、腰ではなくて両太ももの外側の筋肉が痛くなる。EP82 とカプチーノの着座位置の違いが
痛みの発生部位の差になっているのだろう。原因はおそらく同じ、筋肉の緊張。というわけで、渋滞区間の直前だった
赤塚 P.A. と牧之原 S.A.、そして足柄 S.A. の三箇所で、渋滞回避と用足し、そしてストレッチを兼ねて一休み。

(筋肉の緊張が原因なので、クルマから降りてトイレへと往復する程度歩くだけで、基本的には痛みは霧散してくれる)

・・・一休みといえば、運転中に奇妙な現象に遭遇。エアコンを ON にしっぱなしで走っていると、少しずつエアコンの
風量が落ち、あまり冷たくない風が出てくるようになる。最初は、比較的高回転維持という条件から考えて、エバポレータの
凍結か、またはエキパンバルブのアイシングのどちらかだと思っていた。だが、両方の症状がいっぺんに出ているので
切りわけができない(相互に排他的な症状なので)。とりあえず、エアコンを OFF にして少しするとすぐに回復するので
当面は対症療法で凌ぐことにした。すくなくとも、システムに無理させて完全停止に至ることだけは避けたい・・・。

赤塚 P.A. 通過中はまだ昼間だったが、牧之原 S.A. を通過する頃は日暮れ近く。さすがに小腹の空く時間帯なので、
売店で、おやつ(?)としてソフトクリームのようなモノを食する。いや、疲れたときに甘いものを摂るのはいいね・・・
その時は、ちょうど牧之原 S.A. 入り口から渋滞列が始まるところだったので、ソフトを食べながら渋滞を眺めるという、
なんとも贅沢極まりないひとときを過ごす。だが、俺達は本物のセレブじゃないので、休憩後は自分らも渋滞へと突入w


混雑する足柄 S.A. でトイレ休憩を挟むころには、すっかり日も沈んで真っ暗け。できるだけ早く、武蔵新城に取った宿に
滑り込みたいところ。ただ、ここまで無給油で来たこともあり、燃料の残量が少し心許なくなってきた。飛ばしたい気持ちを
グッと抑え、アクセル開度を小さく保ちながら箱根の坂を上り下り。最後の渋滞がいつ始まるのか少々ドキドキものだったが
実際の開始点は少し先のほうで、海老名 S.A. 手前ぐらいからノロノロ運転が始まった。適度に車線を変更して渋滞列を
いなしつつ、ナビの指示通り東名川崎 I.C. で高速を降りる。あとは、ナビの気まぐれ(?)で何度も通過させられた故に
怪我の功名的に勝手知ったるレベルが上昇している尻手黒川道路を東へと進む。宿まではあと数km、急げや急げ・・・

と行きたいところだったけど、人間の腹以上にカプの燃料がカラッケツ寸前状態。宮前平駅近くの ENEOS で給油。25.7L。
まだ、あと 5Lぐらい(=70kmぐらい)は行けたのか・・・いや、いやいや、あとそれぐらいしかなかったと考えるべきか;
ちなみに、この時点での燃費は、だいたい 19km/L ぐらい。如何にペースが上がらなかったかがよくわかる結果だな;


尻手黒川道路に復帰後は、ナビ様のおっしゃるとおりに野川交差点まで進み、交差点を斜め左に曲がって中原街道を進む。
なぜか、この道路はサンヨーもソニーでも、ナビが好んで経由を指示するところ。決して走りやすい道じゃないと思うんだけど
な・・・っと。緩やかな坂を越え、千年へ出る。あとは、このあたりの脇道のどれかを北上すれば、武蔵新城の駅近くに出る。だが、
住宅地のなかのややこしいところに突っ込みそうに見えるわりには、目的地としている時間貸ガレージにそのまま行くのも
難しそうな道路のつながり方をしているように見える。ええい、裏道をくねくね走るのは後回し、まずは大通りで概況把握!

ナビの指示を無視して少し直進し、下新城の交差点を左折して北上。新城高校前を通過し、又玄寺交差点まで近づく。
目的の駐車場は、南武線の南側の道路沿いにあるのだが・・・どう見ても東行き一方通行で入れない(汗)やむなく
北側の大通りを左折し、西に進む。ほどなく新城駅西側交差点が現れたので、ここを左折して南武線の南側の迷路へ。

ここから先は一方通行規制が敷かれていないが、おもいっきり住宅地で道路が狭い。のんびり走るのは迷惑になるので、
なるべく迅速に目的地へのルートを確定せねばならない。だが、確定もなにも、こんなところに土地勘があるはずもない。
ナビの案内を頼りに住宅地の中をうろうろと走り、なんとか南武線南側の道路へ出る。案内通りに西へと進むと、やがて
静かな家々の間に、頼もしい(?)黄色と黒のタイムズ看板がみえてきた。うん・・・満車になってない。よし、OK!

こうして我々は、一番最初のガレージ候補としていたタイムズ末長に到着。運のいいことに、最後の1スペースだった;


荷物をおろした時点で、時刻は 20時。おおぅ・・・ちょっと遅かったかな・・・とにかく、飯だ飯だ!というわけで、急いで
駅前の川崎第一ホテル武蔵新城へ向かい、まずはチェックイン。本当に駅前近くの、なかなか便利で安いホテルである。

各自の部屋に荷物を置いたら、すぐに夕飯を喰らいに出かける。だが、20時という時間がそうさせたのか、それとも
そもそも武蔵新城はそういう街なのか。駅前付近は、とにかく食い物屋が少ない。無いわけじゃないが、選択肢がない。
すぐ近くの商店街の中も歩いて調べてみるが、腰をすえて食事ができるところはせいぜい飲み屋ぐらししかない。クゥー。

しょうがないので(?)最後の手段と考えていた駅前の王将で夕食。その後、夜食と乾杯用ビールを買うためにコンビニを
探し歩くが、これまた全然見つからない・・・駅の東側で見つかったのはサンクスが1軒だけ。そこで調達して宿へ戻る。


タケル部屋に集まって少々飲んでダベったら、早めに切り上げて眠りにつく。もうオッサンだからね、無理は禁物;


9/19

深酒せずにいたお陰で、7時に起床。予定どおりの 7時40分きっかりに出発。それにしても、寸前に宿を探すという
危険極まりない状況であったものの、\4.9k/人という値段で宿泊できたのは本当に助かった。武蔵新城さまさま。
とはいえ、何年もこの地域だけに頼っているのもなんなので、「頼れる宿」を帝都近辺に見つけときたいとこだな。

宿を出たらすぐにガレージへと戻って荷物を積み込み、クルマを始動してゆっくりと移動開始。新城駅西側交差点から
南武線北側の道路に出て、ナビの指示通り道路を北上。どういうルートで走らされるのかと思ったら、まずはすぐ先の
第三京浜入口交差点の右折指示が出る。その通りに進むと、300m ほど走ったところで第三京浜入口が現れた。なるほど
玉川を第三京浜で越えろ、ということか。一般道ルートもありそうだけど、土地勘がないので冒険心は押さえて突撃。

入り口は交差点と一体化した構造のため、左右どちらの車線を走れば第三京浜に乗れるか判らず、少しばかり迷う。
正解は、左側車線。左側車線から交差点を進み、第三京浜に乗る。どこまで行くのか・・・と思ったら、多摩川を超えて
あっけなく終点(汗)第三京浜を下ろされる。ただ、川を超えただけなので、料金は50円程度。他にどんな迂回ルートが
あるのか判らなかった(東京の道は地面の起伏の影響を受けて複雑怪奇にねじ曲がっているので、平面地図からは
正しく道路の構造を想定できない)ので、このぐらいの出費ならばやむを得ない。多摩川を降りたら、そこは環八。
ナビの指示通りに北へ向かうと、すぐに R246 へ。ほほう、なんだかわからないけどあっという間に R246 へ出たぞ。

R246 まで来れば、頭上にずっと首都高3号渋谷線が走っているわけなので、もはや道に迷うところはない。あとは、
どこから首都高に入るか、ということだけが争点(?)となる。朝はあんまり時間もないので、できれば早めに乗って
しまいたいところ・・・と思いながら走っていると、やがて三軒茶屋 I.C. が現れたので、そこからサクリっと首都高へ。

あとは、ひたすら首都高をいつものように走り、お台場へ。今日もいい天気。朝日に輝くお台場を見て、テンション上昇。


・・・さて。こうして埋立地に降り立ったわけだが、駐車場を探さねばならない。残念ながら、リリマジ10 ではサークル
駐車場が準備されなかったため、自力でなんとかしないと。ひょっとしたらビッグサイトの駐車場が使えた可能性もあった
のだが、(荷物の量がそれほどでもなかったことから)敢えてそれを外し、近傍の駐車場を探す。有明駅付近をチェック
するが、なぜだか埋立地標準価格(\1,500.-/一日)じゃなさそうなところばかり。あまりよろしくないな・・・少し周囲を
ぐるりと回ったところ、有明フロンティアビルに 1,500円/日のタイムズがあることを発見。早速飛び込んでみる。

建物の地下に作られたそのガレージは、ごく普通の入り口ゲート式に思えた。だが、ゲートを通ったところで、周囲に
充分な空きがあるにも関わらず車列がまるで進まない。何が起きているんだろう?そう思いながら待っていたところ、
駐車場誘導員のおっちゃんがやってきて、カプのアンテナを外すように指示してきた。ほほう?荷物の底に埋もれていた
アンテナ外し用の 7mm スパナを取り出しつつ「なぜ?」と怪しんでみる。わざわざ地下に入ってから、立体駐車場・・・?

結論としては、この時点ですでにタケル氏が想定していたとおり、立体駐車場で FAだった。しかも、ゴンドラ式ではなく
シャッター前の所定の位置に停めたクルマが、金属式ベルトコンベアの働きで横にスライドして格納されるという、今まで
見たことがない方式。ほほう!タケル氏はよくご存知のようなので、きっと最近作られた駐車場ではメジャーなのだろうな。

というわけで、つまり停車してからゆっくり荷物を下ろすわけにはいかない構造なので、入庫のたびに荷物積み下ろしの
時間がかかってしまうがために待機車列がなかなか進まなかったのだ、ということがわかった。ちょっとスッキリ。


ともかく、この方式の駐車場はクルマの位置合わせに苦労しなくて済むのがありがたいが、気になるのは最低車高制限。
タケル氏と二人がかりで一生懸命荷物を下ろしたら、クルマが吸い込まれるシャッター前の突起を注視。ちょうどタイヤの
前後にあたる位置に、高さ 9cm 未満(具体的な高さは不明)の突起が作られており、クルマが横向きに吸い込まれるとき
その突起が猛スピードでサイドシルの下を通り抜けていく恐ろしい仕掛けになっていた。なんというエアロクラッシャー。

ウチのクルマはエアロこそ付けていないものの、ローダウンはそれなり。ちょっと心配だったが、特にトラブル無しに通過(ホッ


シャッターに吸い込まれて姿を消したカプチと同じように、我々も荷物を手早くまとめてカートに載せ、駐車場から姿を消す。
カートは、以前にも日記に書いた安物の折りたたみ式。今回が実質初めての実戦投入になるのだが、予想以上に安定感が高い。
車輪が大きくて路面の細かい凹凸の影響を受けにくいだけでなく、車輪が台座の両端に位置しているため、多少左右に傾いても
重心が車輪の間から外れないため、台車が振り回される不安定感がとても少ない。ホイールベースの長い車両のような感じ(?)
満足度は高い。細いフレームを使っていないため、荷掛け紐のフックを掛けられる場所が少ないという点ぐらいかな、欠点は・・・。

ひとけの少ない落ち着いた通路を歩き、西側入り口からビッグサイト東館へ入る。我々の参加する「リリマジ10」は、一番東端の
東3ホールを使うイベント(他のイベントと共催)。通路を挟んだ反対側は、東4〜東6までの3ホール使った東方のイベント。
さすがは東方、規模がデカすぎる・・・そして、残った東1〜2の2ホールは、正体不明の、謎めいた団体が開催するイベント。
同人誌を売っているわけでもなさそうなのに、朝から館内ですごい行列が出来ている。ごく普通の家族連れが座り込み、何かを
期待するぎらぎらした目を隠しようもなく晒している。このイベントは一体なんなのだ?と、自分のことを棚にあげて訝しむ(笑)


混雑する通路を抜けたら、会場へ。いつものように活気あふれる会場へ突撃し、ざっざっざっと準備を進める。そして開幕。

今回もまた、たくさんの方にご挨拶をいただいた。ノートの余白のこっとんさん、うぱー小屋のえんどりさん、鈴風堂のしいなさん
Cross Fire の鏑木弥三郎さん、なむる。のなむるさん・・・いろんな方面でお世話になっております・・・(ペコリ)さらに今回は、わざわざ
GW/GLASSWORKS のゆあさ先生にまで来ていただいてマジ足ガク。ここここっちから伺う前に! ”――リアクションの貯蔵は充分か?”
・・・ダメ!まだ心の準備ができてないのアタシ!先生を前にして、どうしたらいいのかわからないままに時が過ぎていくシャイな照れ屋。
反省した。ほんと反省した。戦いは先手必勝である、ということ・・・!ゆあさ先生、次はこっちからご挨拶に伺わせて頂きますカラね!

そうそう。誰もが気にしていたと思うが、我らがすきやき大先生。何食わぬ顔をしてスペースへとやってきた。関東のイベント
ということで、さすがに来ない確率は7割ぐらい・・・と思っていたら、見事なまでに3割のほうを選んできてくださいました大先生。
イベントにおける彼の出現度合いといえば、ダイ・ハードにおいてマクレーン刑事がトラブルに巻き込まれる度合いにも匹敵する。
驚愕する我々を「何。当然だよ。」といった風の涼しい表情でやり過ごした彼は、その後イベントが終わるまで、姿をくらました。
どこに行っていたのかと思えば、併催されていたスーパーヒロインタイムのほうにあったツインエンジェルの台に張り付いて
ずっとスロット打ってた
らしい。東京まで来たというのに、いったいこの人は何をやっているのか。尊敬度レベルが上限を超越。

他にも、いつも来ていただける方から差し入れを頂いたりとか・・・いやもうほんと、全力全開でありがとうと叫ばせてください!


イベントの空き時間は、ひたすら色紙を描いてみたりする。あまりいい道具がなかったので、今回はコンビニで水性のゲルボールペンを
買ってみたのだが、これが予想外にいい感じでビックリ。ほとんど筆圧がなくてもしっかりした線を書ける。しかも、毛羽立ち気味の
色紙の表面に書いても大して滲まない。イージーに描くときのアナログの画材としては、なかなかスグレモノ。今後も活用しよう。

そんなことをしながら本を販売。結局、35部ぐらいだったか、出て行ったのは。正直、売れなかった。これが私の実力。
でも、しょうがないよね。今回は新刊も出せなかったし・・・!次こそは頑張る!この悔しさをやる気に変えて、立てよ窓枠よ!
だが、売れない事自体は理由があることとは言え、そろそろ問題も出てきた。しおり。夏コミで作った BoA しおりが全然捌けない。
しょうがないので(?)売れ残り処分的に、星光雷刃統べ子の3種類をセットにして配布。冬になるまでに、急いで捌かねば!

あと、新刊が出せなかった罪滅ぼし(?)としてスケブを積極的に受けるが、なんだかピカーンとした発想が出ず、遅筆進行。
いかん。頑張って、なんとか3冊描かせて頂く。えーっと、ヴィヴィオと、統べ子と、雷刃。ヴィヴィオは人気あるねー!


そんな感じであっという間に 16時になり、悲喜交交で楽しんだリリマジ10 も無事終了。東京のイベントに参加できるまでに
いろんな意味で回復してきた自分を褒めてやりたい。そして、いろんな形で自分を支えてくれている人々に、深く感謝したい。


スロット終わってやっと帰ってきたしもふり氏らと一緒に建物を出て、駐車場へ。往路の経験を活かし、帰りは道路沿いに
荷物を置いた状態でカプをさっさと駐車場から出し、邪魔にならないところでゆっくりと荷物を積み込んでいく。出す方と違って
積む方は慎重にやらないといけない部分もあるからね・・・っと。よいしょ。ぎゅっぎゅっ。5分ほどで荷造りを終えてアンテナを
取り付けたら、タケル氏とともにカプに乗り込み、しもふり氏と別れて帰路へ。日が少しずつ陰り、埋立地の景色は灰橙色に彩度を
失いつつあった。この、なんともいえない寂寥感。イベント前の黄色い陽光の高揚感とセットで、とてつもなく好きな風景の1つ。

さて・・・そんなわけで、これから京都に戻るわけだが。休日夕方ということで、どうせ首都高速は混雑しているだろうから、
とりあえず用賀までは都内散策がてらに下道を走っていくことにした。自己紹介でも書いているように、元来、私はクルマで
ギンギンにブッ飛ばすことよりも、知らないところを彷徨うことが好きなのだ。ただでさえ、東京まで自分のクルマで来ること
なんてそんなにあることじゃあない。こういう稀代のチャンスを生かさずして、何が M.A.D WORKS であるものか・・・!


とはいえ、あまりにあてどなしに走り続けるとどっちに行っちゃうかわかったもんじゃないので、用賀まではナビに案内させる。
まずは、いつものように混雑する晴海通りを都内に向けて走り、東銀座の交差点を左折して昭和通りへ。道なりに走って新橋を
通り過ぎ、虎ノ門で外堀通りへ。国会議事堂を右手に眺めながら溜池交差点を左に曲がると、首都高沿いのルートへと入る。

ここまで来れば、あとは首都高をトレースしながら用賀へと向かうだけ。ひどく混雑した、だが他の都市の混雑より圧倒的に
走りやすい感触のある六本木通りを西へと向かう。途中、六本木ヒルズの横を通ったりするわけで、助手席のタケル氏とともに
ヒルズを見上げてお上りさん気分を味わったりw なかなか、都内を観光する機会なんてないからね・・・冬コミの空き時間は
また、そういう計画も入れたいところ。頭上を大きく塞ぐ首都高で暗く沈んだ南青山七丁目の交差点で、そんなことを思う。

・・・しかし、それにしても、ほとんど頭上が開けていないこんな場所でもGPS電波の捕捉が途切れてないとか、SirfIII スゴイ。
また、その性能を 120% 活かす NV-U75 の自律航法エンジンの性能もすごい。こいつが現在地捕捉不能になるとか、全然違う場所を
示すとか、そういったエラーを見た記憶がまるでない。ケータイナビの追い上げもすごいが、この基本性能は大きな差異化要素だろう。


そんな NV-U75 の性能を試す(?)ため、南青山七丁目の交差点から、混雑する六本木通りを離脱。急な下り坂を道なりに降りて
渋谷橋の交差点を過ぎ、ついついビールを飲みたくなる恵比寿駅の横を通過。そのまま駒沢通りへと入っていく。このあたりは
仕事でたまに来ることもあるけど、こうやって大通りをウロウロすることはめったにない。すごく新鮮な気分を味わう。雰囲気は
典型的な都内という感じで、起伏の激しい地形にびっしりと建物が張り付き、その間を、まるでジェットコースターのように
狭い道路が駆け抜けている。住むのは大変かもしれないが、通りがかるのはとても楽しい街だ。うん、ステキタウン、東京。

中目黒立体交差を過ぎ、駒沢通りを西へ。環七を通りすぎて、駒沢競技場あたりを通過。このあたりは東京でもお金持ちが
集まっているような町で、さっきから走っているクルマがすごくハイソ。ベンツ、ベンツ、ビーエム、ベンツ・・・うっ、国産なんか
ほとんど走ってない。たまにミニバンが混じっている程度で、なんというか、人生の格の違いのようなものを感じる;

・・・そんな感じで半分呆けながら道路を進む。やがて、高級住宅街(?)を抜け、中町四丁目の交差点へ。このまま進んだら
もうすぐ環八になるが、ナビはここで右折し、一旦玉川通りに出てから環八へと出るルートを指示。この方が近いのか?不思議に
思いつつもその指示通りに走り、玉川通りに出る。さぁ、あとは環八に入ったら東京料金所まですぐだ・・・!さらば東京!


フハハハハ!などと心のなかで高笑いしていたが、そう上手くいくはずもない。立体交差になっていることに気づかず、うっかり
側道に入らない方の車線を走り続けてしまう。気がついたときには、アンダーパスで環八を通過し、R246 を直進してしまった。

うはwww道に迷うのはやっぱり計算通りwww もはや笑うしか無い。まぁ、どこか適当な交差点でUターンすればいいか・・・
そんなことを思いながら nav-u の案内ルートを外れるが、彼は何故かおかしなルートを指示。R246 を直進せよ・・・だと?
なんだかオモシロイことになってきた。そのまま、今まで一度も走ったことのない R246 を直進する。夕暮れが近づいて
薄暗くなってきた厚木街道は、なんとも言えず落ち着いた風情を見せる。陸橋のある風景を抜けていくと、少しずつ都会から
離れていく感覚
が自然と伝わってくる。高速や鉄道で一気に距離を稼ぐと全然見えてこない、生きた町の景色がここにある。

このまま厚木街道を進むと、そのうち右折の指示が近づいてきた。こんどこそ外すわけにはいかない。案の定、今度曲がる
交差点も立体交差。間違えないよう、側道に降りる分岐を選ぶ。えらく狭い側道は急角度で下り続け、やがて目的の道路へと
交わる・・・ところだったのだが、ナビの指示を読み違え、1つ手前の狭い交差点を右折(汗)。焦っちゃダメだよ、俺。
たはは、と笑いながら最短距離でリカバーし、本来曲がるべき道へと出る。そこは・・・ああ、尻手黒川国道・・・!

なんだ、結局は往路で降りたこの道路に戻ってきたってことか。なんというか、この道路とは本当に縁が深い(汗)
すっかり見慣れた景色に安堵を覚えつつ、道路を西へと向かう。すぐに東名川崎 I.C. が現れるはずなので、それまでに
少しでも安いガソリンを給油しておこう。往路で給油した GS に入り、満タンに。5L だけ入った。まるで原付の給油だ;


高速に乗れば、もうクエストは終わったも同然。あとはひたすら消化試合。燃費を稼ぐのと、騒音による疲労を防止する意味で
ほぼ法定速度の 90〜105km/h ペースを維持して走る。最初のうちはそんな感じでずっと走り続けられたのだが、御殿場を過ぎた
あたりから渋滞が見え始める。帝都出発当初は 10km ぐらいの長さだった渋滞だが、細かい渋滞が次々と合体していったようで
我々が渋滞末尾にたどり着くころには、およそ 30km の大型渋滞へと成長していた。通りぬけるのに60分、だって。なんてこと!

こんなものにマトモに巻き込まれてたらたまったもんじゃないので、渋滞末尾が見えた瞬間に滑り込んだ駒門 P.A. で
ゆっくりとメシでも食って時間調整するかね、と思ったが、同じようなことを考えている人が多数居るようで、小さな P.A. の
食事施設は、作戦を考えている間に難民が殺到し、一杯になってしまった。あー・・・くっそー。やむを得ない。渋滞に突撃。


駒門 P.A. 出口からスタートした渋滞は、まさに渋滞であった。1速の最低速度よりもさらに遅い速度のノロノロ運転が続く。
正直、往路であれだけフトモモが痛くなったのだから、これは想像を絶する苦行になるだろうな、という予想をしていた。
だが、往路と違って、不思議と足は全然痛くならない。どうしたことだ。これは本当にうれしい誤算であった。助かった。

その後もずーーーっとノロノロ運転は続き、結局、予報通り駒門 P.A. から清水 I.C. ぐらいまで、延々と渋滞は続いた。
その途中、日本坂トンネル入口の信号が黄色点滅している風景を目の当たりする。何しろ、日本坂トンネルという場所なので、
すごく不気味な予想をしてしまったのだが、どうやら「渋滞してるから追突に注意な」ということが言いたいらしい。怖いよ;

その後、長い長い渋滞によるものすごい時間ロスを経て、20時半頃には日本坂P.A. に到着。ああ・・・お腹が空きました・・・シロウ・・・
結局ここまでの間、昼に頂いた美味しいお菓子の差し入れで命を繋いできた状態。あのお菓子がなければ、今頃は魔力の供給も尽き果て
good end 直前で bad end に落ちて「あー!あんなに前からやり直さないといかんのか!やってられねー!」とブチ切れていたところ。
どこまで逃げても混雑の続く東名高速の P.A. のスナックコーナーに滑り込み、わりかし淡白な味の桜海老丼を食する。ウマウマ。


これでようやく、小腹を満たすことができた。ここから元気を回復して一気に・・・と思ったが、その前に一箇所、恒例のイベントを
小為さねばなるまい。P.A. を出発してすぐ、牧之原 S.A. へ突撃。ここで初めて、みたらしソフトを食す。醤油フレーバーの効いた
みたらしのタレ(?)が掛けられたソフトクリームで、なかなか不思議なウマさがある。通りがかるならばちょっと食べてみたくなる
という、スイーツとして優れた基本特性を有する感覚を受ける。また次も食べてみたい。一方、タケル先生は、たいへん微妙な顔を
しながら「わさびソフト」を食べていた。こちらもご当地ソフトのようで、わさびが練りこんである。微妙ですか・・・気になる・・・

一休みしたら、牧之原 S.A. を出発。ようやく渋滞を抜け、しばらくは走行ペースも回復。前後共にクルマの居ない快適なクルーズを
愉しむが、音羽蒲郡からやっぱり再び渋滞に捕まる。第二東名ができるまでは、ここはもうどうしようもない区間から改善されそうもない。

しばらく我慢して渋滞にハマり続ける。途中、やっぱちょっと休みてーと思ったものの、渋滞手前の新城 P.A. および渋滞区間中の
赤塚 P.A. の両方が「混雑」となっていたため、休憩は断念する。というか、もう夜も遅い時間なのにおかしいやろこの渋滞(汗)


辛抱ののちに、予定通り豊田東 J.C.T. で渋滞を脱出。こんどこそ渋滞フリー状態。一気にペースを上げ、伊勢湾岸→東名阪→新名神を
走り抜ける。途中、甲南P.A. で休憩。この時点で 12時半・・・なんとか、2時には家に帰れるかな。そう考えつつ残る区間を走り終え、
タケル氏を送り届ける。ついでに、近傍の GS で清算。けっきょく、経費は一人頭 7,000円。宿泊費を足したら 12,000円ぐらいで収まる。

GS で給油した時点で、燃料ゲージの針は Eの目盛から針の太さ分の空白を挟んだ下、つまるところもうそれ以上下がらない位置まで
下がりきっていた。この時点で、ガソリンの残量は 5L 程度。そこから 12km/L で走ったとしても 60km、余裕をみても 50km は走れる。
ということで、残量警告灯を付けるとしたら、そこまで下がった時に点灯するという調整がベストだなぁ、などと思ったりもした。
・・・しかしアレだな、ちゃんと抑えて走れば、カプでも京都←→東京間って給油なしで十分走りきれるんだな。約450km。感動。


あとはもう帰るだけ。高速道路をシャーっと走ってカーボンを飛ばし、帰宅。今回の東征でのカプの調子だが、まぁまぁ悪くはなかった。
というか、良かった。特に、フロントの接地感とかクルマ全体の動きの安定感がハンパない。2名乗車によるバランスの良さが効いた?

巡航速度が遅かったこともあろうが、全体的に排気温度はかなり低めだった。800℃を越えないどころか、700℃を割り込むことすらある
始末。本来なら O2フィードバックがかかってもっと排気温度が上がってもよさそうなもんなのに。O2 センサーがイカれてきた?でも、
そんなに燃費は悪化してないしなぁ・・・点火時期がまたズレてきたのか?それとも、排気温度センサーの故障?正解はどれかな?

故障といえば、今回はエアコンの調子が今ひとつおかしかった。エアコンを ON にしながらしばらく走行すると、冷房が効かなく
なってしまう。ならば、と止めて少し待つとまた効くようになるので、ガスが無いわけじゃない。効かなくなると同時に、吹き出す風が
弱くなっていた
ので、エバポのアイシングの可能性もあると思った。そうじゃなかったら、エキパンバルブの詰まりかもしれない。
とりあえず、エバポのサーミスタが腐ってきてるかもしれない(エバポレーターの掃除で洗浄液をぶっかけまくったので)とは思った。
以前この症状が起きたときは、電磁クラッチ内の接点に吸気系統から漏れてきたブローバイが垂れたために発生した接触不良、
というのが原因であった。しかし、今はもうほとんどブローバイは漏れていないので、同じ問題である可能性は低いとは思う・・・

あと、なんかわかんないけど、フロント周りから微妙に焦げ臭い感じが漂ってきていたりそんなこともなかったり。困ったもんだ。


9/20

思ったよりも疲労していなかったようで、昼前にむくり。快調快調。念のため今日はゆっくりして、明日からの復帰に備えるんだ・・・

ふと、今年は車検だったことを思い出す。普段から頻繁に走りに行っていれば、こまめにクルマの調子を見ていることになるので
わざわざ時間を作ってメンテするほどのこともないんだけど、最近は全然クルマを構ってやってないので、ちゃんと調子を見ておいて
やらねばならない。そろそろ対応を始めていかないとな、と考え、メンテナンスのスケジュールを 10月中に入れるように検討する。

そんなことを思いつつ、昨日のシメ(?)として、エンジンを始動してざっと点検。久々に帝都までの道を往復した効果は
抜群に出ていて、バッテリーの電圧が高い。11.3V ぐらい出ている。こうでなきゃ!当然ながら、エンジンはとても静かに回る。
あまりにも快調すぎて怖いぐらいじゃわい。問題のエアコンは・・・ああ、ちゃんと効いてる。トラブルシュートは一苦労しそう。

シメといえば、昨日ずっと素足で履いていた靴の臭いがなかなかすごい状態になっていたので、対策。臭いの主原因と思われる
中敷きを取り外して、業務用アルカリ洗剤で丸洗い。臭いの原因がイソ吉草酸だから、アルカリ洗剤でうまく中和できるかなと
思ったら、これだけで臭いの大半は消えてしまったスゲー!だけど、中敷きは洗えても靴の内面は無理だから、ファブリーズに
がんばってもらうしかない。べちょべちょのヌレヌレになるまでファブリーズを吹きつけまくったら、しばらく様子見。


作業終了後は篭もり作業。自宅無線LAN の不安定さがひどくなってきた。何にもしてないのにブッツブッツと接続が切断される。
クライアントは無改造のノートPCだから、不安定なのは AP だろう。そろそろ、11n 対応ルータへの買い替えモードだろうか?

しかし・・・休みに入ってから、下関に行ったり東京に行ったりして疲れることばっかりやってるけど、体調は上向き。
目のゴミもかなり少ない感じ。ストレスからの開放がなにより大事なのだろうな。とはいえ、逃げるにも限界があるけど。


9/23

仕事を2日間やっつけ、飛石連休に突入。たった2日の労働で、目の疲労がまた極大に。どうしようもないな。


さて。今日は、仕事の関係で帝都行きになる可能性が高いという某先輩の見送りという口実で、大学時代の知己とカラオケへ。
昼前に起き出し、クルマで四条へと出かける。秋の連休初日のせいか、市内のガレージはいずれも空いている。安く上げるべく
いつものように烏丸五条近くで止める。20時まで1200円という縛り。市内という条件下においては安いけど・・・20時までとか
大変に微妙な条件であることだなぁ。近くに 1100円天井と1000円天井のガレージもあるのだが、台数が少ないので要注意。

ヘッドフォンで水樹奈々の歌をずっと聴いて予習しながら、寺町へ。途中、たまたま四条に来ていた了さんと会う。何気なく
寺町付近を彷徨っていることをツイッターで呟いていたのを見つけられたらしいw マルツ電波で高周波ワニスとハンダゴテを買い
(本当はコテ先だけ欲しかったが、もう古すぎて入手できなかった)信長書店を一緒に冷やかしてから、新京極入り口前でお別れ。
また、すっごく近いうちに会いそうな気がする・・・ので、名残を惜しむこともなく、すぐに次の目的地へと向かう互いであった。


了さんと別れた後は、新京極を北上。まだ少し時間があったので、メロブに立ち寄る。そういえば、新京極のメロブに来たのは
今回が初めてなんだな。秋葉原店の狭さを思い出しながら店に入ると、京都店もやっぱり同じようにめちゃくちゃ狭かった(汗)
なんとなく思うところがあって同人誌コーナーを見てまわる。客の年齢層が若いのか、大半が東方本。当然ながら、超大手の
作品しか置いていない。我らが(?)なのはの同人本も若干あるが、当然ながら超大手のみ。ウチらのなどあるはずもない・・・

自虐的な話はさておき、本来の目的であったコミックコーナーをチェック。「リリカルなのは・コミックアラカルト」を発見する。
信長書店には無かったんだよね!急いで確保確保。プロ作家/同人作家さん達が精魂込めて描かれた力作ぞろいの、逸品。


目的のブツを入手できたことに喜びを感じつつ、X06HT の GPS と googleマップに導かれながらカラオケ屋へ。まったりとしつつ
歌いたい曲を探すが、なかなか難しい。特に、DAM だったためにボカロ曲がまるで無かったところが厳しい。頼む DAM、なんとか
頑張ってちょうだい!
そう思いながら、同席していたタケル氏とともに水樹奈々曲とか田村ゆかり曲をこなしていくのであった。


カラオケ会は 18時に終了。その後、通り道だった寺町を冷やかして帰る。ごく最近まではひどい暑さが続いていた京都市だったが
日没後の市内は、もはや半袖だと凍えるほどに寒い。ああ・・・ついに、待ちに待ち続けていた快適な秋がやって来たぜ・・・
幸せを覚えつつ、立ち寄った DOSパラなどでコードクランプや PSP用 USB充電ケーブル(カールコードでケーブルが短いタイプ)
などを買っていく。他にも欲しいものがいくつかあったような気がしたが、はっきり覚えていなかったので無駄遣いする前に離脱。

あとは、ガレージからカプを出し、空いているルートを選びながら帰宅。気温が下がった恩恵は、帰路での F6A の吹け上がりが
気持いいぐらいに軽くなってきたことで理解することができた。やっぱり、吸気温を低く保つのはすごく大事なことだよ!


9/25

さて今日は、このところの外出三昧のシメとなる、新城ラリー観戦。めろん号の雄姿を頑張って鑑賞しまくるぜ!

昨年の失敗は無駄にしない。セレモニアルスタートを見逃さぬよう、今日はちょっとだけ早めに出発する。
朝5時半に起床し、6時過ぎにはカプのエンジンを始動して出発。行程は、京都東I.C. → 豊川I.C. → 現地。
早朝ということもあってか、秋の連休期間にもかかわらず道路の混雑はほとんどない。岡崎付近で 1km ほど
渋滞に巻き込まれた程度
で済む。ここはもうしょうがないね・・・ともかく、予定通り 9時頃に現地に到着。


天候は、完璧なまでに快晴。新城は山のほうになるし、ここ数日で一気に冷え込んできたということもあって、それなりに
防寒装備と対雨装備を整えてきたんだけど・・・はっきり言って、こりゃ不要だったかもしれないな(汗)と思える程度に
全然寒くない。まぁ、備えあれば憂いなしって言うからね・・・多めに持ってきた装備を、カプのトランクに残していく。

リュック1つの軽装でサービスパークに向かう。そこには、タケル氏と了さんの姿があった。さすが、お二人とも行動が早い。
さっそく、セレモニアルスタートを見に行く。出口付近に陣取り、最後まで全部「いってらっしゃーい」bot 状態で手を振る。

もちろん、写真撮影も怠らない。こっちはめろんちゃん号で、



こっちはメロン号、だったかな。



ところで、セレモニアルスタートってゲートを通る前に車検をしているのかと思ったら、そうではなかったようだ。私の居た場所は
人垣の最果て・・・メイン会場から車両が離脱する地点だったのだが、そんなところで一旦クルマを停車させ、簡易な車検を行ったり
タイヤのマーキングを行ったりする工程が実施されていた。そのため、ヒトの入っていない写真を取ることは難しい状態では
あったが、しかしこれはこれで面白かった。特に、オフィシャルの人数の多さが面白い・・・F1 のピットみたいになってる;


そんな感じで最後までスタートを見終えたら、そのままほうらいせん SSに上がることもなく、メロンブックスの売店に直行。欲しかった
めろんちゃんぬいぐるみを入手。素知らぬ顔をして買い物をしたのだが、メロンの中の人が顔を覚えてくださっていた様子。恐縮;

その後、でかめろんちゃんを見て和んだりしながら、メイン会場で行われたデモランを見る。オーバルを大回りするようなものだったが
それですらやっぱり豪快で、ダートのデモランは面白い。デモランをした車両は4種類ほど。一番下は FF 200ps クラスから始まり、
一番上はパイクスピーク仕様SX4 1000ps にまで達した。3番手のエボぐらいまではアクセルを踏んでいけてる感じだけど、一番上に
なると、走行区間が狭すぎてもう全然アクセル踏めてない感じ。おそらく、あのマシン本来の豪快さはまるで表に出てきていない。
だが、それでもホンモノの迫力は圧倒的なものがあった。大量に撒き散らされた砂利のシャワーを浴びて、ひたすらニコニコw

デモランを見ている間に、あさい師匠やしもふり大先生も到着。なんかいつものイベント会場状態になってきて、マッタリ楽しい気分。


そんなことをしているうち、あっけなく昼になった。時間が過ぎるのが早過ぎるぜ・・・!さすがにお腹が減ってきたので、昼からの
SS観戦前の腹ごしらえとして、売店で昼飯。坦々麺みたいなものを食するが、これがなかなか辛口で美味しい。近所に出店しないかなぁ。

昼飯後はサービスパークに戻って時間調整。その際に、サービスパークに戻ってきためろん号を観察する。参考になりそうな絵図は・・・



お、いいねこの絵面!丸いヘルメット2つが、赤いメッシュの布地の中でたぷたぷ踊ってる・・・だがしかしめろんちゃんは貧(ry


オンボードカメラの充電を手伝いつつ、タイムスケジュールを見て、適当な時間になったことを確認したらほうらいせんSSへ上る。
昨年のようにガツガツと欲張ることはせず、適度な場所を陣取る。・・・というか、昨年よりも人が少ないような気はするので、あんまり
無理して上まで上がらなくても見やすい場所は確保できる状況ではあった・・・。あとは、走行開始までじっと待つ。時間があるので
ツイッターのTLを処理したりする。山の中ではあるものの、Softbank の回線は大変に安定していた。全然繋がらないと思っていたのに
思った以上に頑張るなぁソフトバンク。iPhone普及に伴って、尻に火がついてるんだろうな。あと、MoSRAはあいかわらず役に立つ。


陣取った場所は、ヘアピンの手前のほう。結局、最後の1台までじっくり見たが、今回は昨年のようなクラッシュはなく、1台が故障
したのみ。何かが落ちて引きずっていたようで、ヘアピンの入り口からすごい音を立ててよろよろとカーブに入り息絶えたという状況。
ドライバーとナビの無念は如何ばかりだろうか。勝負には運の要素もつきものとはいえ、あのような止まり方は不本意だろうなぁ;

そして、進行も早かったのか、早い時間に終了。サービスパークに戻り、今日中に帰るいつもの仲間を見送る。それから数時間後に
始まるナイトサービスを待つ。そう・・・去年はコレが見れなくて、本当に悔しかったのだ。今年こそは、今年こそは・・・!




太陽は地面の下に沈み、少しずつ夜の帳が降りてきた。さっきまで暖かかったサービスパークにも、だんだん寒さが押し寄せてきた。
カバンの中に入れておいたウインドブレーカーを羽織り、冷たい風を遮断。まだこの場所に残っている数名の知り合いと共に、夜を待つ。

雑談しているうち、サービスパークは完全に夜になる。だが、この場所はまだ眠らない。

会場に軒を並べたテントに明かりが灯り、一日を走りきったラリーカーの戻りを今や遅しと待ち構える。



一足早く戻ってきた車両が羽を休めるテントの周りには、私と同じようにナイトサービスの雰囲気を
味わおうとしている観戦者と覚しき人たちが静かに集まり、メカニックがせわしく動く様子を見守っている。



まだ戻らぬ主をじっと待つ、整備機材。周囲に漂う不思議な高揚感。



この写真だとかなり閑散としているように見えてしまうが、暗闇の中に浮かぶ明かりの間を歩く人影は、決して疎らではない。




しばらくパーク内を散歩したのち、めろん号&メロン号のテントへ。こちらのほうは、2台とも無事に帰還していた(ホッ

早速、明日に向けてのサービス作業を受けていた。どちらも外から見える損傷はないようだったが、めろんちゃん号のほうは
どうやらFブレーキのローターが割れているらしい。ちょうど戻ってきたあたりで割れたそうで、なんというか、不幸中の幸いな
タイミング!
さっそく、交換用ロータを手配されているようだ。交換はすぐにできるから、部品さえ手に入れば問題なさそう。

限られた時間内でメカニックが一生懸命に整備している様子を眺める。それはとても面白く、見ていて飽きない。





・・・うん。やっぱり、ナイトサービスは素晴らしくよかった。あの、高揚感!!たまらない!!ラリーを見に来たひとは、
ぜひナイトサービスも見て行っていただきたい。暗いということによる安全面の問題もあって、万人にお勧めはできないけど・・・


20時ごろまでたっぷり雰囲気を味わい、同じようにナイトサービスを見学していたしのさんやいくのさんらとお別れしたら、
いつものアラフォー4人組(車掌さん・なでたんさん・きゃびさん・私)はサービスパークを離れ、豊川 I.C. 近傍に確保した宿へ。
裏道をスイスイと走って 20時半過ぎに到着したら、すぐ近くのホテルに泊まられていたシグナスさんと合流し、21時に焼肉屋へ。

予約を取っていただいていたのでスンナリ入れるかと思ったら、このへんにはこの店ぐらいしか食事できるところがないのか、
豊川 I.C. 近傍のホテルに宿泊しているラリー関係者が押し寄せていたようで、お店はもう大混雑。一般客も混じって、完全に
カオスを形成していた。結局、予約していた時間よりかなり遅れて席に案内されることになったどころか、ラリー関係者はみんな
恐ろしく飲むヒトばかりのようで、我々の注文が通らないどころか、ビールが品切れという、聞いたことのない状態になった。

お店のひともよっぽど申し訳なく思ってくれたのか、それともたんまり儲けが出たからなのか、ビールがなくなったということで
頼んでもいなかった呑み放題メニューを無償で付与してくれた。これはもう、我々としても望外の展開。超ディープなクルマ
談義を肴に、もうめちゃくちゃに飲みまくり、日が変わった頃にふにゃふにゃした足取りで店を出る。えー・・・明日は何時起き・・・


とりあえず豊川 I.C. の南側にあるコンビニまで歩き、シメのビールを1本買ってホテルへ帰還。みんなで集まってちょっと飲むが
その時点でもう完全に沈没状態に。いや、あかん、この勢いだと明日起きるのは昼前になってしまう・・・! 1時過ぎに部屋に戻り
汚れ物の洗濯を手早く済ませ、風呂にざんぶとつかったらさっさと眠ってしまうことにした。ホヒー、おいしい・・・お酒・・・おいしい・・・


9/26

そんな感じで、しこたま飲みまくった昨晩。今日はさすがに起きられないかと思ったが、目覚まし時計をセットした5分前に目が覚める。
なんで5分前に目が覚めるのか・・・こわい、俺こわい(笑)。あくまで目が覚めただけで体はクタクタだったが、それでもなんとか起きだし
窓のカーテンを開けて外を眺める・・・おお・・・青い空から飛び込む黄色い朝の光が、豊川の町を明るく染める。いい天気!すばらしい!

目ぼけ眼をこすりながら荷物を片付け、昨晩寝る前に各位と約束していたとおり、6時半に食事処へと向かう。全員揃ってるかな・・と
思いながらエレベータを降りると、なにやら焦った様子のなでたんさんが開口一番「他のヒト見ました?!」と聞いてきた。い、いや、
私はいま部屋から出てきてまっすぐこっちに・・・って、えっ!?残る2人は、まだ寝てるの・・・!?なでたんさんが電話をしてみたところ、
やっぱり二人はそれぞれまだ夢の中だったようだw どちらも電話で目が覚めたようなので、こちらは先にメシを食い、出発準備を進める。

やがて、出発予定時刻の7時に。部屋から荷物を下ろしてきてチェックアウト。残る2人も起きだしてきたので、全員揃ってホテルを出発。


車掌さんを先頭に、我々はR151 を北上。距離はそこそこあるものの、流れがすばらしく良いお陰か、1時間かからずに到着。一直線に
サービスパークへと向かい、しばらく様子を観察。ナカムラさんがいつも言っているとおり、新城はかなり過酷らしい。DAY1 を終えて、
完全に無傷な車両がかなり減ってきていた。例えば、こんなクルマが目の前をテコテコと走って行ったりしているわけで・・・



バンパーが破損・・・というか、存在しないルノー。ボンネットも微妙にベコベコしているあたり、どういうクラッシュをしたのか
まるで想像がつかないw ただ、何がスゴイといっても、バンパーがない状態なのにレインフォースは無傷、ということ。
・・・いや、やっぱり、どんなクラッシュをしたのか本当に想像がつかない・・・(汗)

そんな手負いの獣だらけのサービスパークの中、ピカピカに磨き上げられためろん号は、静かに DAY2 の戦いへと走り出していく。



理由はわからないが、本日はセレモニアルスタートがないらしい。サービスパークの端っこの方から、あわただしく出て行く獣たち。


めろん号を見送ったら、しばらく休憩。今日はもう足が痛いし、そもそも酒のダメージで気持ち悪いし・・・アラフォー3人はみんな
ほうらいせんSS へと観戦に向かっていった。・・・タフだなぁ、本当に。とりあえず私はゆっくりしよう。メロンブックスの出店へ
向かい、めろんちゃんを追加購入(昨日購入しためろんちゃんは、あさい師匠のところへ嫁入りした)。その最中にふと、テントの
奥のほうを見る。そこでは、めろんサイダーのラベルを、無地のビンに延々と貼る作業が展開されていた。現地生産か!大変・・・!

買い物を終えたら、サービスパーク脇の東屋へ。いまさら SSの山に登る元気などない。涼しい風が吹き抜ける日陰の下で、ベンチに
ゴロリと寝そべる。ああ・・・気持ちいいな・・・もう、なーんにもしたくない・・・一体俺はなにをするためにここに来ているのか
すっかり忘れてしまいそうになる頃、疲労からか目が飛んでる車掌さんがひとり帰ってきた。おおっ、お疲れ様でございます〜!

以後我々は、めろん号のテントに用意された生中継オンボード画像を見ながらマターリ過ごす。いくのさん達も集まってきた。
オンボード中継はとってもいいけど・・・なんというか、現地に居るのに SS 見に行かなくなってしまうという大問題が出てくるな(汗)


昼を過ぎ、残るはいくつかの SS のみ。もう仕事がなくなったサービスパークのテントは、それぞれ片付けモードに入りはじめた。
広場を埋めつくしていたテントはどんどん畳まれていき、何も無い更地へともどって行く。なんとも言えない寂寥感を覚える一瞬。

だが、試合はまだ終っていない。現時点で、めろん号はすばらしい順位につけている。ここまて来れば、順位を変えることなく
無事にゴールすることが最優先事項になるのだろう。中継をみている我々も、ただひたすら「無事にゴールして!無事にゴールして!」
と願い続けることになる。固唾を飲んで中継を見守る我々。そんな心配をよそに、めろん号はひたすら安定した走行を続け、やがて、
最後の SS を無事に走り終わったことを、オンボードカメラで中継してくれた。やったー!めろん号は JN-3 クラストップ!すげぇ!


・・・しばらくのち、表彰式。ここまでじっと好天を維持してくれたお天道様だったが、いよいよ我慢の限界(?)が来たようで、
大きく広がった雨雲から雨が降りだしてきた。祝福の雨、というべきなのか・・・?よくわからないが、ともかく試合中でなくて良かった。

表彰式&デモランにおいて、ようやく神楽'さんとkoharさん、そしてnagaみんに遭遇。いずれも twitter でお世話になっている方ばかり。
よかったー、ようやく挨拶できたー!他にもこの会場に来られていた方が多数居たのだが、残念ながら遭遇は叶わず。来年こそは・・・!


表彰式と最後のデモランを、間近でじっくり見る。ファンサービスたっぷりで、すばらしいお祭り気分を味わう。イイネ!イイネ、イイネ!



デモランの前には、メイン会場の周りに鈴なりになったファンの横を勝者がゆっくりと走り、ハイタッチやステッカー配布のサービス。



ただ見て帰るだけじゃなく、この、なんというか・・・一体感?熱狂感?それが大変に、心地よい気分を私に与えてくれた。

結局、ラリー観戦の面白さってなんだろう。去年は「自分で積極的に云々」という1つの結論を出したけど、今年はまた全然別の、
もう1つの結論が見えてきた。それは、みんなで盛り上がること。あの変な団結感。たまんねぇ。結局、お祭りってことなんだな。


18時過ぎぐらいには、すべてのイベントが完了。競技後のめろん号のファンサービスイベント(?)も完了。お疲れ様ー!!



なお、今回から(?)メロンブックス社用車の新型がお目見え。特盛りめろんちゃんがビシッと貼ってあってカッコイイ&カワイイ!!




日暮れが近づいてきた。全ての車両の撤収が完了したサービスパークから、それぞれに帰宅を開始。連休最終日の夕方ということで、
渋滞がひどくなってきた。関西および中国地方組の全員で検討した結果、新城市の背後にある山地を抜けて豊田松平 I.C. へ向かって
東名の渋滞を避ければいいんじゃね?ということになったので、またも車掌さんを先頭に行動を開始。楽しい楽しい山岳路ルートへ。

まずは新城の背後を抜ける R151 へ出て少し東へ向かい、杉山北交差点を右折して山へと入る。この先はしばらく、R301 をトレース。
地図で見る限りは、山の中をくねりくねりとよろめきながら走る R301 は決して快走路というイメージがないのだが、実際に走れば
山口県の道路と同じように、大変に楽しく走れる道路。センターラインもしっかり完備されており、なんの不安もなく走行可能だ。

ただ、ストレート→ヘアピン→ストレート→ヘアピン→…という道路構成の関係上、ガンガン雨が降っている現状では、楽しさは半減。
がっつりGを掛けてペアピンを駆け抜けることもできず、かなり我慢の走行を強いられる。あー、そろそろタイヤの硬化が厳しいのかな。

R301 をある程度走ったところで、車掌さんは逆ト字路を左折。県道527号→県道526号へと入り込む。これが「本宮山スカイライン」と
言われる道のようで、これまた非常に楽しいことこの上ない。わりと狭目でツィスティーな下りが続く。ここも、天気さえよければ・・・!

残念な気持ちをいくらか引っ張りながら走っているうち、山岳路はいよいよ終了。県道37号を経由して、ふたたび R301 へ戻る。
あとは比較的ゆったりした道が続くが、それが問題を引き起こす。昨晩の睡眠不足が祟ってきたようで、いよいよ眠気が爆発し始めた。
なんの刺激もない、まっくらで緩やかな道路。私を、眠りの縁に誘って行く。最初のうちはそれでもなんとか抗うことができたのだが、
作手のあたりの逆ト字路を曲がって西向きに針路を転換する頃には、もう抗うことは不可能になってきた。勝手にゆるむアクセル、
不自然にふらつく走行ライン・・・後続車から見れば相当に危ない状態であったろう。落ちそうになるたびにホッペタをバシン!と叩き、
なんとか意識を保って走り続ける。R301 は、本当に刺激がなく、厳しい道だ。永遠とも思える苦行が続いたのち、ようやくなんとか
山間を流れる川沿いの道路へと降りる。あともう少し・・・もう少しで東海環状道路だ・・・!松平橋東の逆ト字路交差点で、
それまで殿のほうを走っていたきゃびさん(中部在住)が前に出て、我々を見送る。さらばきゃびさん、また近いうちに・・・!


そんな感じで、残るメンバーはなんとか豊田松平 I.C. から東海環状道に乗る。だが、もうあかん、もう意識無くなりそう・・・!
東名を埋める長い長い渋滞の車列がはっきりと見えた豊田 J.C.T を過ぎた辺りで隊列から離れ、急いで刈谷 P.A. に突入。ここで、
給油がてらにちょっとだけ仮眠を取る。なんとか意識を回復したら、10L だけ給油してすぐに出発。まだ東名阪道に渋滞マークは
出ていないので、今のうちにさっさと突撃しておう。そう考え、雨の中、できるだけペースを上げて伊勢湾岸を抜け、東名阪へ。
その途中、ふと、高速安定性が少し落ちてる感じがした。ハンドルが取られる。四輪の空気圧がバラついてるのか?帰宅後、要確認。

幸い、東名阪にたどり着いた頃には、渋滞は特に発生していなかった。ホッ。あとはそれなりのペースを維持し、20時半頃に帰宅。


帰宅後、荷物を整理。ふと、X06HT の液晶保護シートが傷だらけなことに気づく。砂のついた手でパネルを擦ってたせいか(汗)


9/28

秋休みの間にたんまり溜まった仕事を、1つずつ片付けていく。うへぇ・・・orz


半分死んだ状態で帰宅。その途中、電池がかなり減っていた X06HT に充電ケーブルを繋いでも充電されない、という現象に遭遇。
どうやら、先週の新城遠征において、歩き回っている最中に X06HT に充電ケーブルつなぎっぱなしにしていたことが原因で、
接触不良が起きている様子。最初は、X06HT 側の MicroUSB コネクタが傷んだかな・・・と思ったのだが、よくよく調べれば
充電ケーブルの MicroUSBコネクタの根元あたりで、配線が断線しているようだった。よかった、本体側は無事か・・・!

帰宅後、充電ケーブルを別のものに交換してみる・・・うん。X06HT は何の問題もなく充電モードに入る。間違いないようだ。
早速、充電ケーブルの MircoUSB ハウジングを分解してみると・・・うっ・・・コネクターの根本で、配線が切れてやがる・・・

どうも、ケーブルが作られるとき、ハウジング内部の配線長をギリギリに詰めすぎていたようで、ハウジングがちょっと引っ張られた
だけでも無駄な力が半田付け部分にかかるようになっていた。そのため、度重なる激しい使用によって、配線の断線が起きた模様。

・・・ま、しょうがないか・・・所詮は 300円しないもんなこれ・・・補修を試みるが、そのまま直すことは覚束なさそう。
ハウジングを捨てて、根本的に作り直すしかなさそう。手間かける価値はあるのか・・・いろいろと考え、とりあえず放置。