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Cappuccino 日記(2011/4)

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※ 以後、日々の健康に関する定常的な記述については、小さいフォントで記述します


4/1

朝!新年度の朝!


目が覚めると、充電中のまま放置していたノート PC が枕元に置いてあった(汗)
危ない危ない。寝てる最中に火を吹いたり爆発したりしたら、頭が無くなってしまうところだ。

早速、電池残量をチェックする・・・67% ・・・残念だけど、この電池もダメだな・・・
さすがに鬱陶しくなってきたので、返品申請することにした。惜しかったなぁ。


samba の速度の問題について、解決策を考える。とりあえず、SO_SNDBUF を 1024 → 1 に設定すると解決したという
ページが見つかったので、真似てみる。しかし、速度は変化なし。さらに調べると、samba 3.5.6 に上げたときに
write 速度が落ちたというページがあったので、試しに 3.4.9 に下げてみることにした。だが、これも同じ。
さらに、"socket options = SO_SNDLOWAT=1" などというモノも試してみたけど、やっぱり結果は同じ・・・

わからん。どうにもわからん!なんで速度が落ちたんだ!いつから速度が落ちたんだ?FreeBSD 8.x にしてから?


4/2

せっかくの休日だが、疲れがたたって昼過ぎまで爆睡。あーあ・・・


例の電池だが、昨年から使っていて劣化率 60% に達した電池も 100% までチャージできなくなっていることが明らかに。
だいたい 80% 前後から充電が鈍り、電気がなかなか入らなくなる。どうしてだろう・・・実は、本体側の故障だったりして・・・

だが、最初に購入した純正大容量電池はちゃんと 100% まで充電できるわけで。故障というよりは、そういうものだった?


ふと思い立ち、全通した京都高速を全区間走ってみる。以前は直線だけしかなくて実につまらない(?)道路であったが、
油小路区間と稲荷山区間をつなぐ斜久世橋区間は、狭い上にカーブの連続で構成されており、とっても阪神高速らしい(?)。
そんな道路だけに、冬場の寒い時期などは橋梁部の凍結によるスリップ事故が多発しないとも限らない・・・少し心配。

伏見で降りて、そのまま折り返し帰宅。ミッションオイル、エンジンオイルとも特に劣化してる感じはない。だが、時期的に
交換タイミング
になってきたので、交換作業を開始する。さっき阪神高速を走ったのは、温めて抜けやすくする意味もあり。


まずはミッションオイルを抜く。フロアセンターパネルを外し、ドレンコックを緩めてじょばじょば。磁石を見れば、鉄粉は
たっぷりついていたが、粒度はかなり細かく、指で触ってジャリジャリする感じはない。その分、オイルの中に浮遊している
ようで、抜いたオイルを陽光の下で見ればかなり鉄粉が混じっていて、メタリック塗料状態になっていた。やっぱり・・・。



新しいミッションオイル(いつものように MT-90)を放り込んだら、続いてエンジンオイル交換。半年前の記録から見れば
1500kmぐらいしか走ってないらしいということで、色は黒く見えるものの、劣化は特になし。磁石も、まぁきれいなモノだった。



いつものようにオイルフィルタを外し、抜けるだけのオイルを抜きとる。その後、綺麗に清掃したオイルフィルタを再装着。
座面を痛めないよう、1/4+1/16 回転ぐらい締めてからオイルを投入。これで終わり・・・のはずだったが、あろうことか
エンジンオイルの買い置きが足りず、2.6Lぐらいしか入れられなかった。うう・・・追加を買ってこなくては・・・


飯を食って夜になったら、再び京都高速に乗って八幡のムサシへ。ビューンと走って伏見 I.C. で降りたら、あとは側道で
南方へ。そんなに混んでないだろう・・・と思っていたのだがそんなことはなく、結局、第二京阪の八幡東 I.C. 付近まで
ずっと混雑しており、無駄に時間を消費してしまった(汗)まぁ、急ぐもんじゃなかったから、よかったけど・・・

側道を外れてちょろちょろっと走って、八幡ムサシへ。オイル売り場は、資材売り場のほうに移動していた。いつもの
SUMICO GX100 を探す・・・あ、あったあった。値段は 3280円。ということで、800円/L は少し突破してしまったのだが
まぁしょうがないな・・・これでもまだ、100% 化学合成にしては安いほうだ。4L3缶+1L1缶を購入。これで 833円/L。

帰路も同じように、側道で伏見I.C.まで走り、そこからは京都高速へ。北行きはさほどの混雑もなく、10分ほど早く帰宅。


帰宅後、samba サーバが遅い件について更なる調査。TCP での傾向はだいたいわかってきたので、UDP での速度を計測。
だが iperf のデフォルト設定だと 100Mbits/sec しか出ない。意味が分からない・・・と思ったが、window size を広げれば
700Mbit/sec ぐらいまで上がることはわかった。ってことは、想定通りに window size が広がってないってこと?>TCP

なお、Latitude X1 で iperf -s を起動すると、なぜか速度が非常に不安定になる。レジストリに仕込んでいた高速化の
ためのエントリを全て削除してみたが、あんまり変わらない。ハブのポートを変えてもかわらず。意味がわからない・・・


などといろいろ調べてみるが、速度を上げる決定打は見つからない。なんでこんなことになっているんだろう。
Google りまくっても類似例は全く見つからない。ハブかなぁ・・・直結を試してみるか。だが、クロスケーブルがない。
本来 GbE 同士であれば Auto MDI/MDI-X に対応しているはずなのだが、D510MO はうまく直結に対応してくれない(涙)

寝る直前まで調査を続ける。ふと、AIO_SUPPORT を入れて samba をビルドし aio.ko をロードしたら
write が速くなった、という人のレポートを見つける。ほう・・・明日、試してみるかな・・・


4/3

お誕生日オーイェー!おっさん化進行、おっさん化超進行!

適当な時間にムクリと起きだし、ちょっと足りてなかったエンジンオイルを継ぎ足す。そのために買った 1L缶だが、
600cc ほど放り込んだところでようやく、エンジン停止時の油面が F の位置をちょっと越えるぐらいになった。これで安心。


またも samba に関する対策。運のいい事に CAT5e のクロスケーブルが見つかったので、念のためハブをバイパスした
状態で CDM を使って速度を計測する。だが、残念ながら write 速度はやっぱり 5MB/sec 止まり。ハブは無罪・・・。

配線を元に戻し、AIO_SUPPORT を使う samba に差し替えて実験してみる。結果、ノートPC の GbE からの write 速度は
劇的に早くなった。逆に read は遅くなってしまったので、read については AIO_SUPPORT を止めるようにしたら・・・

before:read 46MB/sec、write 3MB/sec → After:read 22MB/sec、write 22MB/sec

おお、write はかなり速くなった!だが、read の速度低下はちょっとシャレならんなぁ。そんなことを思いつつ、
バラツキを避けるために何度も計測を繰り返すが、たまに計測結果が元通りに遅くなったりする。どうも不安定。
確実なのは、Win7 クライアント → WinXP サーバとしてサーバ側を RAMDISK にしたときに出る read 55MB/sec、
write 80MB/sec という数字だけだな。しかし、サーバ側のディスクを SSD にすると、write が 5MB/sec に落ちる。

うーん・・・よくわからないが、サーバ側の write 処理の時間が一定以上かかると極端に write パフォーマンスが
落ちてしまうという仕様(?)のようだ。となると、やっぱり AIO write をさせるのが一番効果が出そうな感じもする。
デスクトップ PC から telnet でサーバに繋いで tcpdump をガンガン流していたときも速度が上がったが、あれは結局
write に関する送信側のネットワーク処理が若干滞ったがために、処理がいい感じで流れるようになったってこと?

そんな感じでいろいろ弄ったが、今日もまた結局のところはまったく原因がわからなかった。もう、諦めるか・・・。


ふと、ノート PC を見る。古くなったバッテリーが 100% まで充電できないのは、なにか故障があってのことなのか。
たまに、電源コネクター周りのハンダが浮いて充電がうまく行かなくなることがある、という話を聞いたことがあるので
念のために Latitude X1 を分解し、電源周りの部品の半田をもう一度盛り直す。だが、結果としては変わらず。おそらく、
電池がヘタって電圧が先に上がってしまうがために、まだ充電が道半ばなところで低速モードになってしまうのかな。


4/4

理由はわからないが、なんだか胃の調子がおかしくて全然眠れなかった。夕方は、爆発的に眠かったのに・・・
今日は朝早くから来客があるので、このまま寝ないわけにも、それゆえに仕事を休むわけにもいかない。

結局、睡眠薬の力をかりて2時間だけ眠り、朝一番から出勤。なんとか仕事を頑張るが、夕方頃から意識が途絶えてきた。
それと歩調をあわせるように、体もだんだんと言う事をきかなくなってくる。歩いていても足が上がらない。大変にマズイ。
危機感を感じるレベルになってきたので、そこそこの時間になったら仕事を無理矢理切り上げて帰宅。


そんな状態であるせいかどうなのか、テクテク歩いて帰宅して万歩計を見れば、いつのまにか 9500歩(約7km)ほど
歩いている計算となった。おお、いつもより全然多い・・・いったい、どこを歩いて帰ったんだ、自分・・・

ともかく夕飯を食ったら、ソファーで即座に沈没。日が変わる頃まで爆睡してから起きだし、風呂に入ってまた眠る。


4/5

ある程度睡眠時間が取れて、少し回復。だが、姿勢の悪い状態の作業を数日ほどやっていたせいか、両腕の調子がおかしい;


それはさておき、先日返品処理した電池の代わりとして、いつものように ROWA に電池を発注。Amazon 経由だと\7.7k。
それが本日届いていたので、さっそく検品。パッケージは茶色のそっけないダンボール箱で、先日の電池と見た目は同じ。
だが、その中身は安定の ROWA クオリティ。電池を取り出してみれば、1年前に買ったものと全く変わらない外観だった。

さっそく充電を開始。先日の電池は、Latitude X1 への脱着の際のカチッとした感じがあんまりなかったのだが、ROWA は
そういうところも安定していて、節度のある脱着感がある。実にすばらしい。電池を装着して、ステータスをチェックする。
まずは劣化率 0%、満充電容量 49950mWh。11.1V で割り算すると、4500mAh。パッケージの記載は 4600mAh で、
さほどのズレはない。こういうところもまた ROWA らしいというかなんというか。ともかく、安定している。

・・・などと内心で爆ホメしながらフル充電させてみる・・・と、60% ぐらいで充電速度が鈍ったと思ったら、
しばらくして急に残量表示が 100% にジャンプし、充電完了となった。うっ・・・スキップ!?大丈夫!?


4/6

桜が満開。仕事から早めに帰り、近所の神社の夜桜見物。幽玄な雰囲気に酔いしれる。
写真を撮りたかったが、残念ながら暗すぎて携帯のカメラではおどろおどろしい景色しか撮れない。
HDR 撮影ができるカメラが携帯についていたらいいのになぁ。次の機種変の頃には、改善されてるかなぁ。

というわけで、少し離れた場所にあったライトアップありの桜をパシャっと。



え?色温度?はい、わざと狂わせてますw


帰宅。さて、samba の話。そろそろ、最後の戦いを始めたい。

tcpdump で得られたログを解析した結果、write 時の速度低下は、30ms 通信したのちに 200ms の休止が起きるために
本来の速度の 10%ちょいしか出なくなる
ため、ということまでは判った。休止は、サーバが ACK を返したあと、クライアントが
次の SMB パケットを送信しないために発生している。休止時間はほぼ 200ms程度。Windows からの送信が止まるということは、
TcpNoDelay の設定に問題があるのかと思ったが、少なくとも SMB については TCP_NODELAY がデフォルトになっている様子。
また、念の為に TcpAckFrequency も 1 に設定してみるが、ACK 遅延が原因ではないので、やっぱり問題は解決せず。

それにしても、そもそもなんで 200msも送信を止めることがあるのか、その理由がまったくわからない。謎すぎる。


もう少し深く解析してみる。tcpdump だけでは見づらいので、Wireshark をクライアント PC にインストールし、チェック。
その結果、高速マシン(クライアントPC)→ 低速マシン(サーバPC)への送信において、どんどん送信を進めていくうちに
受信側が受けきれなくなるため、ウインドウサイズをどんどん縮める制御をするのだが、制御しきれなくなったときに
送信側が余計に待ちすぎてしまう
というのが、200ms 停止する場合のパターンのようだ。最初のうちはちゃんと受信側も
TCP Zero window を通知してフロー制御をするのだが、やがて受信側がアップアップになるのか(?)Zero window を
通知しなくなる。そうなったときに、サーバからの ACK 返信に対してクライアントが 200ms の休止を入れてしまう。

うーん。こんなパターンにおける 200ms の遅延を制御するためのレジストリエントリなんて、なかった気がするぞ・・・
しかし、このマシンの組み合わせは以前からずっと存在しているわけだが、以前はこんな問題などまったく出なかった。
ノートPC(WindowsXP マシン)からも同じ問題が出ることがあるので、Windows7 固有の問題ということでもなさそう。
となると・・・主犯(?)は、FreeBSD 8.x の TCP プロトコルか?こいつの動作が、FreeBSD 7.x から変わったのか?


かなり核心に近いてきたが、解決まではもう少しの距離がある。ここをなんとかするため、ネットの調査を進めるが
MRC のほうが週末から唐津ステージであることを忘れていた(汗)レッキを考えたら、あと2日しかないやんか!
急いでトプ絵描かないといかんやんか!だが、目が(特に左目が)すごく疲れていて、モニターを凝視するのが
かなりつらい。視力はバラついてるし、ピントも合わないし・・・疲れ目がひどすぎる・・・明日にがんばる。


目を休めるため(?)共用 PC に繋がっているレーザープリンター(LaserJet6L)のトナーを交換する。1本だけ
再生品の在庫があったのだが、長期保存しすぎたせいか、印字不良品になっていた(汗)先週末のうちに
新しいトナーを発注しておいたのが本日届いていたわけだが、今回は再生品でなく、互換品というものを投入。
再生品 \6k に対し、互換品は \3k。リーズナブルにも程がある。失敗してもまぁ我慢できるし・・・と思っていたが
失敗どころか、値段以上の高い品質の印字結果を見せてくれた。いいねぇ、互換品。今後もこいつはこれにしよう。


眠る。その前に、ROWA 電池をいったん完全放電させる。電池残量はきっちり 3%まで安定して下がり、3%になった途端
電池インジケーターの橙色点滅が橙色点灯(=完全放電)に切り替わる。もちろん、ここで急に電源断したりはしない。
こうなるまでの持続時間は、ほぼ5時間半。想定通り。すごい・・・すごすぎるじゃないか ROWA!再び充電を開始し、寝る。


4/7

なんだか急に、背中の筋肉が痛い痛いめっちゃ痛い状態に・・・。おとついいぐらいからだろうか?猛烈な痛みが襲ってくる。
まるで、ギックリ腰の背中筋肉バージョン(?)みたいな感じ。ともかくサロンパスを貼りまくって、なんとか我慢する。
この痛さがあまり続くようなら、とりあえず医者に行って痛み止めをもらってきたほうががよさそうだな・・・。

少し考える。ちょうどそれから更に3日ぐらい前から、鼻水を止める市販薬を飲み始めた。こいつが恐いぐらい効くので、
その副作用っていうことなのかもしれない、などと思って、ちょっと飲むのを止めてみる。左目の調子もおかしいし。


出社。会社のファイルサーバ上に置いてある Excel ファイルが一部の Windows7 マシン上から上書き保存できないという
問題が出ていて、ごっつ不便だった。原因を調べた結果、8.3(SFN)形式でファイルを開いていたことが原因のようだ。
Windows7 からは 8.3形式がいよいよサポートされなくなってきているような雰囲気がある。過去は遠くなりにけり。

そのついでに、Windows7 からは TCP の輻輳制御プロバイダを変更できる・・・ということを知る。なに・・・?
ひょっとしたら、これで samba 問題も変わるかも。呪文は "netsh int tcp set global cong=tcp"。ちぃ、覚えた!


帰宅。ネットワーク関係のレジストリ設定を弄るたびにメインマシンの OS を再起動していたりするわけだが、
やっぱり SSD は起動が爆速。再起動が全然苦にならないっていうのは本当にすばらしい。もっとも、それぐらいだけど;

PC をつつきまわしながら、ROWA 電池の充放電の3サイクル目に突入。スペックどおりの放電時間、残量ゲージ表示。
なにもかもがキッチリ動きすぎて、感動すら覚える。アメリカ人が日本製品に抱いていた感覚もこんな感じだったのかな。


深夜遅くに、東日本方面で震度6強の余震。ってか余震っていうレベルじゃねぇ!いったいどんだけのエネルギーが残ってるんだ!


4/8

ROWA 電池の充放電3サイクル目完了。電池は完璧に 100% までチャージできるし、きっちり 0% まで放電もできる。
もう、これで問題はなかろう。4サイクル目の放電時に 40% ちょいまで残量を減らしたら、とりはずして保管箱へ。

背中の痛みは、まだ続く。なかなか長引くなぁ; 背中が痛くなるちょっと前に、脇腹というか肋骨が痛い症状が出ていたが
それともなにか関係があったのかな?(今はもう、肋骨は痛くないけど)風邪のウィルスがぐるぐる回ってるのかね・・・。


4/9

背中の痛みは、少しずつマシになってきた・・・かもしれない・・・止まない雨はない・・・うんうん・・・
痛む背中に起こされたら、ちょうど EP82 が修理に出ていくところだった。ちゃんとお漏らし治してもらえよー。


先月の走行会でとにかく立ち上がりの挙動がだらしなかった問題の理由を考えているうち、そろそろ LSD のロック率が
下がってきたんじゃね?という1つの疑念に至る。それが本当かどうか、目安を知るためにイニシャルを測定してみよう。
イニシャルとロック率はまったく別の概念であるけれども、少なくともフリクションプレートの摩耗の雰囲気はつかめるはず。
あくまで目安であるため、デフ玉単体にして測るほどのこともない。ドラシャからの、駆動ロス込みでの測定で十分。

だが、そのためにはドラシャのナットに掛かる 30mm のソケットが必要。さすがに手持ちにはなかったので、STRAIGHT へ
出向いてソケットを購入。その際、京都高速全通に伴って作られた、河原町十条〜竹田街道久世橋通りの経路を走る。
これまでは、竹田街道十条が渋滞する場所になっていたのだが、この道はそれを完全にパスできる快走路だった。
「俺は河原町通を道なりに走り続けていたのに、いつのまにか久世橋通りに入っていた」(ポルナレフ談)。
烏丸通から交差点を迂回する必要もなくなり、なんというか、ちょっと気持良さが増す道路になっていた。


ブレーキの感覚がやっぱりピンと来ないなぁと思いつつ、買い物を終えて帰宅。早速、イニシャルを測定する。
片側のホイールを外したのち、もう片方のタイヤが地面に十分接地するまでジャッキを下げる。その後、サイドを緩め
ホイールを外した側のドライブシャフトのナットに 30mm のソケットを付けたトルクレンチを掛け、何 Nm 掛けたら
「ゴゴッ・・・ゴッ・・・ゴゴッ・・・」とLSDが滑ってシャフトが回りだすか、挟み撃ち法で測定するという算段。

LSD がゴリゴリと動く気持ち悪い(?)感触を手で味わいつつ得られた測定結果は、およそ 925〜975Nm の間ぐらい。
最初は 1400Nm で組んでもらっているから、ヘタっているのは間違いない・・・だが、予想よりもヘタリは少ない
これなら急いでOH する必要もないか。それにしても、考えてみればこれが初めてのイニシャル測定だなぁ。
磨耗度合いを管理するため、組んだときにすぐ測って、それからも定期的に測っておけばよかった。


測定が終わったので、ソファにごろり・・・またも大爆睡して、何時間かのちに目が覚める(汗)
なんでこんなに眠れるのだというぐらい。目が疲れてる・・・いろんなものが疲れてる。背中はまだもう少し痛い。
かなりマシにはなってきたけど。やっぱ、風邪かな・・・きっと、風邪だろうな・・・。粘膜傷んでるしなあ。


目が覚めてしばらく、ネットをさまよう。ふと、また D510MO のファームがバージョンアップしていたことに気づく。
ほとんど毎月バージョンアップされてるような気が・・・大丈夫なのか Intel。本当に安心して使えるマザーなのか?


在庫にしているカプチーノ交換部品の数々をチェック。そういえば、ステアリングラック内のブッシュを交換せねば。
そう思ってステアリングシャフトの分解方法を調べてみると、整備書に載っていた。じっくり眺めてみれば、メインシャフト
(?)とタイロッドの間の結合部分は 700〜1000Nm で締めるそうだ。・・・て、締めるそうだ、ってサラッと言ったけど
普通に考えればスパナなんかで掛けるトルクじゃねぇぞこれ・・・だが、スパナ以外の工具が使える形でもない・・・


いろいろ考えてるうち、EP82 が帰ってきた。ざっと点検するが、漏れは綺麗に収まっているもよう。交換した部品は
事前の打ち合わせ通り、クランクシャフトとカムシャフトのオイルシール。それだけで済んで、本当によかった;


4/10

調子が悪い。背中の痛みはまだ完全には引かず。それどころか、悪夢を見て目が覚めるわ、
舌がきゅーーーっっと痛くなって目が覚めるわ・・・やっぱり、季節の変わり目は体に負担がかかる。


ともかく、起床。統一地方選の選挙に行って投票し、ついでにぶらぶらと桜を見て回ってから帰宅。nav-u を外して
なーんとなく画面を見ていると、なにか不自然な状態になっていることに気づく。画面を横から眺めてみると、なんか
液晶パネルの前面に、シートが2枚貼られている・・・ような・・・(汗)ま、まさか・・・ひょっとして・・・

そう。3月初旬の舞洲で「剥がした!」と思った液晶保護シートは、実は、液晶保護シートの保護シートだった!


何も考えずに「シートが剥がれた(涙)」と思った私は、同じ型番の液晶保護シートをもう一枚買い、もう一度
nav-u に貼りつけていたのだが、実はその時点で2重貼りが完成していたということだ・・・!なんてこと・・・!

液晶保護シートの説明書を読むと、NVA-PS1C の場合、液晶保護シートを貼りつけたのち、シートの端にある
タブを持ち上げ、液晶保護シートの保護シートを取り外す必要がある、と書いてある。えっ・・・あれって、
液晶保護シートを剥がすためのタブだと思って、タブだけ一生懸命剥がしていたよ・・・(汗)当然ながら、
今回貼りつけたシートも同じことをやって、液晶保護シートの保護シート(ああもうややこしい!)は
液晶保護シートの上に貼り付けっぱなしになっている。つまり、保護シートの3枚貼り状態・・・

震える手で、先日貼りつけたばかりの保護シートを剥がす・・・すると、きれいな液晶保護シートが1枚残る。
うわーん(涙)なんだ、あの時に剥がれたシートは最初っから要らなかったんだ!すっげぇ無駄遣いしちゃった!

ぐんにょり。ちゃんと説明書を読みましょう、という教訓が得られたのだった。


しょげる気分を紛らわせるように、カプチーノのエアコンフィルタを交換。エバポレータを徹底的に洗浄してから
汎用品をペタペタと貼りつけたのは 2008年6月。およそ3年使ったことになる。どうなっていたかというと、





す、すっげぇ汚い(汗)よく見れば、表側だけでなく裏側まで薄黒くなっていた。っていうことは、フィルタの
能力としてはもはや限界を超えていたということだろうか。新しいフィルターは、念のため2枚重ねにして貼り付ける。

フィルターを外したついでに、エバポレータを点検。フィルタを装着していたお陰で、エバポレータ表面は
洗浄直後とあまり変わらない、とってもきれいな状態を保っていた。やっぱり、フィルタを装着する価値はあるなぁ。
だが念のため、家庭用エアコンクリーナー液をブッ掛けて、よく清掃しておく。こないだ、ちょっと生臭かったし。 

その際、撥ねた洗浄液が右目に入ってしまった(汗)またか・・・急いで、大量の流水で水洗い水洗い。


夜。激しく眠い上、舌がまた微妙に痛い。しばらくはこの状態が続くか・・・
あとは、左目に妙な異物感あり。って、洗剤入ったの右目じゃん・・・orz


4/11

疲労が溜まりすぎ。それはきっと、睡眠の質の問題・・・。夜中に胃がキリキリと痛んで目が覚める(涙)
・・・腸じゃなくて、胃?これはあんまりよからぬことだ。なかなか収まらぬ。我慢する他ない。

朝。まだもうちょっと背中が痛い。以前よりはずっとマシになってきたが、治るのに時間がかかっている。
それどころか、膝も痛かったりなんだったりで、またもや自律神経が狂ってきている悪寒。こりゃマズいよ。


4/12

指の調子が悪い。寝るときの姿勢のせい。気をつけよう!

samba サーバとの、最後の戦い。

これまでに判ったことをまとめながら調査を進めた結果、結局のところ、サーバへの write、すなわちサーバ側の
受信処理が追いついていないせいで Windows 側が余計に送信を待ってしまうために起きる現象、ということで
FA のようだった。普通は、上記のようなことが発生しても TCP Zero Window などのフロー制御が働いて
最小のスルーレート低下で済むようになるのだが、フロー制御だけではカバーできなくなって再送要求が
バカスカ流れ出すようになると、回線の品質に問題があると判断し、Windows は送信を止めて様子をみる
動作をするそうだ。Microsoft のページではこの仕様についての言及が見つけられなかったので、噂レベルだが。

まぁ、そういうことであれば、対 WindowsXP で実験していたとき、write についてのベンチマークが、RAMDISK に
対する場合と SSD に対する場合とで全然異なっていた(転送レートが1桁違った)ということの説明もつく。


だとすれば、取れる対策は1つだけ・・・FreeBSD 8.x 側の受信処理が追いつかないのであれば、追いつけるよう
Device Polling support を有効にするまでよ!というわけで、"options DEVICE_POLLING" と "options HZ=2000"
というオプション指定をカーネルコンフィグファイルに追記し、久々に kernel をコンパイルしてインストール。

この状態で、CDM を使って測定してみたベンチーマークは以下のとおり(条件:size 50MB、HZ=2000)

DEVICE_POLLINGkern.polling.idle_pollread(MB/sec)write(MB_sec)
なし-534
あり04141
あり15242

・・・やったー!ようやく、write パフォーマンスの改善に成功したーっ!!!
夢じゃなかろうかと思って何度も何度も試してみるが、元の遅さには戻らない・・・!!!

嬉しい。マジ嬉しい。初めて、DEVICE_POLLING を使って意味のある効果が出た。その点でも実に嬉しい。


念のため、FreeBSD 側で RAMDISK を作成し、それに対して samba 経由で CDM を実施する。
結果は、read 52MB/sec、write 54MB/sec で、書き込みは HDD の上限速度を越えて改善されたものの、
読み込みは変化なし。もうちょっと出てもいいような気がするが、たぶん 50MB/sec あたりがこのシステムの限界?


ちなみに、kern.polling.idle_poll=1 にすると system が25% 食うようになる。1コアがフル稼働という扱い。
だが、idle_poll を切ると、read 時の性能が目に見えて低下する・・・こればっかりは、如何ともしがたい。

あとは、sysctl での設定値変更がどう影響するか、だ。とりあえず /etc/sysctl.conf 内の全ての指定を外して
再起動して CDM で再計測すると、write が少し遅くなった。35MB/sec ぐらい。ちょっと遅すぎるので、sysctl の値を
見直す。net.inet.tcp.delayed_ack=1 にすると、write が 35〜50MB/sec → 40〜65MB/sec ぐらいまで上がることも
あった。ただし、計測ごとのバラツキが大きくて、本当に上記パラメータが律速に影響するのかが判然としない。
ということで、これは誤差の範疇だと結論。とりあえずデフォルトでしばらく運用して、安定性を見てみることに。


そんな感じで、最終的に使うカーネルをビルドしなおしてコンパイルし、make install している最中に痛恨のミス。
make install 中に / が full になってしまい、その影響で kernel が panic を起こして死んでしまった。おおう!
kernel 更新中にしんでしまうとはなにごとだ!やむなく普通に再起動するが、当然ながら /boot/kernel は中途半端。
/boot/kernel/kernel は存在するから、とりあえず kernel の読み込みまでは成功するのだが、その後root デバイスが
mount できなくて起動中に死んでまう
。なんでかというと・・・geom カーネルモジュールが /boot/kernel にないから。
くぅっ。こんな時に頼りになるはずの /boot/kernel.old なのだが、何故か、中身が空っぽになっている・・・(汗)

・・・終わった・・・orz

CD-ROM がくっついてるシステムなら、FreeBSD 8.x のインストールディスクから簡単に修復できるんだけど
残念ながらウチのサーバには CD-ROM などくっついていないし、ポータブルタイプの CD-ROM ドライブも持ってない。

だが、この程度のトラブルでめげるような俺じゃあない。望み捨てない諦めない。起動時のデーモンちゃんメニューで
"6.Escape to loader prompt" を選び、以下のコマンドを順に叩いて geom_mirror を使わずに root をマウントし、ブート。

set vfs.root.mountfrom=ufs:/dev/ad4s1a
set vfs.root.mountfrom.options=rw
boot -s

("ufs:/dev/ad4s1a" が、geom_mirror の1要素になっていたミラーのスライス)

これでなんとか、シングルユーザモードで起動。mount -a を叩いてからさぁどうしようと思ったが、そういえば、
こんな時のために snapshot を取っていることを思い出した。すかさず "snapshot mount /:weekly.0 /mnt" と叩いて
ルートデバイスの snapshot をマウントし、そこから以前の /boot/kernel を救出。/boot/kernel にコピって再起動。

・・・よし!起動でけた! URRRRRRRRYYYYY! 勝利! 勝利! 勝利!


ところで、おそらく Windows7 にしてから、無線でつないでいる Latitude X1 の共有フォルダにアクセスするときの
速度が劇的に上昇した。すごく使いやすい。原因はいまいちわからないが、快適になったのはとてもいいことだ。


4/13

夜中のうちに、geom_mirror のリビルドと fsck を回しておく。残念ながら、いろいろなタスクがかぶりまくったせいか
CPU は忙しくなりすぎて mirror のリビルドを途中までやったところで仕事を放棄。朝、OS を再起動してやり直し。

そんな感じで、マシンは平常運転に戻った。/ の snapshot を取りなおしておく。/.snap/ 下のスナップショットを削除し、
"mksnap_ffs / /.snap/weekly.0" で手動スナップショットが取れる。これ、本当に便利な機能だなぁ・・・。


というわけで、最終的に HZ=1000 でビルドしたカーネルに変更。gmirror の復旧が完了した状態で top を叩くと・・・
あ、やっぱりシステムの CPU 消費率は 25%。HZ=2000 の時と変わらないなぁ・・・この状態だと、ベンチマークの値は
下がって read 50MB/sec、write 40MB/sec。HZ を 下げても CPU 負荷が変わらないのにパフォーマンスは落ちて、
勿体無い感じ。もう一度 HZ=2000 に戻すと、read 50MB/sec、write 65MB/sec。write は測定ごとのバラツキが大きいので
厳密な値は出しづらいが、傾向として上記のような感じになっていることはおそらく間違いないと思われる。

こりゃ HZ=2000 で固定かなぁ、とも思ったが、/boot/loader.conf で HZ を設定できる(kern.hz)ことに気づいたので、
やっぱりカーネルは HZ=1000 で固定。設定ファイルを書き換えて色々試してみることにした。HZ=1000 版カーネルを
ビルド&インストールし、/boot/loader.conf を修正し ptx とaio の kernel module のロードを有効に戻す。


さて、最適値の探索。とにかく write 値はバラツキが大きいので、ベンチマークは何度も実行して平均値を見る。
まずは kern.hz=1000 から開始。write は 60MB/sec ぐらい。続いて kern.hz=2000 にしてみると、write は 65MB/sec
ぐらいに上がる。さらに kern.hz=4000 に上げるが、write は 65MB/sec でサチり出し、ベンチマークを繰り返すたび
転送レートは落ちる一方になってきた。しかも、kern.hz=4000 だと、何もしていない状態でも top コマンドの
interrupt の表示が 20% ぐらいを占めるようになる。こりゃ、やりすぎだな。kern.hz=2000 だと interrupt は
0% で安定しているので、ディスク I/O の性能を考えたとしても kern.hz=2000 が最適値ということがわかった。

あとは、samba の微調整。TCP_NODELAY を外してみるが、性能に変化なし。あれ?まぁいいか、とりあえず付ける。
IPTOS_LOWDELAY は、付けると若干速度が落ちるように見えたので外す。つまり、デフォルト状態に戻した。

それにしても・・・ここまでの結論としては、GbE の割り込みの負担が大きすぎるという話であったわけだが
そういう時こそ威力を発揮するのが jumbo frame のはず。RTL8111D のドライバー(re)が jumbo frame に
対応してくれてたらなぁ・・・本来、チップ自体は 9KB までの jumbo frame を扱えるはずなのに。


ともかく、これでサーバ調整はほぼ終わったのだが、問題が1つ残っていた。GbE 化によってファイル転送速度が
かなり上がったためか、自作のファイラー(WWF)のファイルコピーロジックがついていけず、ボトルネックになって
コピー速度が全然出ないという問題が発生。しょうがないので、自前で read/write を繰り返す処理をやめ、
Win32 API の CopyFileEx() を使うように改造することにした。そのために、今更(!)Delphi 6 をインストール。
もはや失われて久しい古代の超技術かと思いきや、ネットを探せば愛好者が沢山居ることが判明。嬉しいなぁー。

背中の痛みがやっと治った。ふぅ・・・


4/14

昨日思ったことについて閃くものがあり、調査。案の定、Realtek から FreeBSD 8.x 用ドライバーが出ていた。
これを使ったら、RTL8111D でも 9k までの jumbo frame が使えるかも!? そう考え、指定通りの方法に従って
if_re.ko というカーネルモジュールを作ってみたが、何故かそもそも全くデバイスが認識されない状態になる(汗)
おっかしいなぁーと思って、ダウンロードしてきた if_re.c を見てみると・・・げっ。FreeBSD 8.x 標準の re より
古いバージョンじゃねぇのコレ・・・(汗)jumbo frame の処理なんかどこにも入ってない。くそ、だまされた!

怒り心頭でさらに調べてみる。捨てる神あればなんとやら。なんと、FreeBSD 8.2 から先の FreeBSD-CURRENT で、
RTL8111D でも jumbo frame が使えるようre ドライバが改良されているのを発見。おおぅ、こっちはいけそうだ!
早速、FreeBSD-CURRENT から if_re.c と if_rlreg.h を落としてきてカーネルのソースツリーに放りこみ、ビルド。
出来上がったモジュールを恐る恐る kldload ./if_re.ko してみると・・・おおっ!LAN がちゃんと使えるぞ!
しかも、これまではエラーが出ていた "ifconfig re0 mtu 9014" などの指定も、ちゃんと有効になってる!

ひゃうう!やるじゃん!ウヒハウヒハ! 喜び勇んだものの、クライアント/サーバともに 9014 バイトのフレームに
設定しても、通信は一切速くならない。DEVICE_POLLING を入れる前の速度に逆戻り。なんで?ねぇ、なんで?

原因を少し調査。どうも、re ドライバで mtu を 1500 よりも増やすと、Rx/Tx checksum offload が無効になるそうだ。
えええっ・・・なんで排他的にしか設定できないんだろう・・・jumbo frame と、どっちが有利なんだ・・・?


4/15

ああ、それにしても GbE の性能を出すのは難しいなぁ。昨日作った if_re.ko を入れて細かくベンチマークを取ると
mtu=1500 の時は write 20MB/sec ぐらいの性能が出るが、mtu=4000 とか mtu=9000 にしたら、速度が半分ぐらいに落ちる。
チェックサムオフロード無効による影響なのかどうかわからないが、全然ダメ・・・結局、DEVICE_POLLING カーネルに戻す。

カーネルを polling 版に戻したあと、CPU 温度を見る。41℃。ちょっと・・・高いな。やっぱり、idle_poll=1 の影響?
"sysctl kern.polling.idle_poll=0" と叩いて様子を見るが、CPU 温度は 40℃。ほとんど影響ないのな; というわけで、戻す。


こんどこそ、サーバの調整は終わり。あとは、ファイラーの修正。Windows7 で使っていると特定の操作で落ちるときが
あったので、原因を調査。ちょっと難航したが、未初期化領域を動的開放することがあると判明(汗)。15年越しの修正;


4/16

花粉が相変わらず多いが、風も強いのでそれほど滞留しない・・・かもしれない。作業場は、意外と快適。


リア側車高調のメンテ。舞洲練習会の時に、車高調に水をかぶった状態で車高を弄ったので、ネジを締めこんだ部分の
ケースがサビてないが気になっていた。だが、調整の際に WD-40 を吹き付けまくっていたお陰か、サビは一切なし。
ネジ部を緩めてショックを抜いてみたが、全面的にサビなし。WD-40 は実に優秀だ・・・清掃し、WD-40 を吹いておく。
左側のバネのロアシートがまた緩んでいた(涙)ので、再調整しつつしっかり締める 205mm(バネ)/42mm(ケース)。

リアタイヤを外したついでに、サイドシル後ろ端のグロメットを抜いてサイドシル内のサビの状況を確認。鉄板の縁に
軽いサビは出ているが、Noxudol 700 をぶちまけておいたお陰か、特に大きな問題はなさそう。一応、700 をかるく追加。

ついでに、カプチーノでよく錆びる所(助手席背中の下の方にある、横骨が走っているところ)ところを裏側からチェック。
塗っていた Noxudol300 が少しモコモコしていたので、中から錆びているのかと思って念の為に擦ってみる。だが、塗装は
特に剥がれず、当然ながらサビもなし。どうやら、上から垂れてきた Noxudol300 が溜まっていただけのようだ。ほっ。

最後に、リアブレーキのエア抜きをやっておく。ちょっとだけ、泡が出たか出てないか。たぶん気のせい


夜。ミッションオイルの在庫が無くなっていたので、REDLINE MT-90 調達。安く入手できる店を探して発注。
偶然にも、宮城県の店だった。少しでも東北方面をお金を回すことができて、ちょっとだけ嬉しかった(自己満足)。


4/17

疲労がひどい。肩がコリコリ。ひさしぶりに日帰り温泉にでも行って、まったりしてみることにした。
今度はどこに行こうかな・・・と考えながら調べてみたところ、滋賀県・竜王付近にある温泉に目が止まる。
わりと近くまで高速道路が走ってるから、往復もしやすいし・・・なかなかいいんじゃあなかろうか。


11時半頃に、入浴装備を整えて自宅を出発。日曜日にも関わらず、高速道路は渋滞もなくオールクリア状態。
市内の混雑を抜けて高速に乗るまでに 30分かかったものの、12時に高速に乗ってしまったあとは、いいペースで
温泉に向かう旅は進む。快調なエンジン音を奏でて快調に走るカプチーノを駆り、信楽 I.C. で一般道へ。

信楽で R307 に出たら、すぐに左折して隼人川みずべ公園脇を抜け、次の交差点で県道53号線を右折。北へ。
最初っから名神高速の竜王に行かなかった理由は、信楽から三雲へと抜ける県道53号が過度にくねりくねりしてて
大変に楽しそうだったから、ここを経由して行こうと決めていたため。実際、この道路(アセボ峠)はとっても
面白い峠道であった。地図を見てもわかるとおり、直線区間がわりと短く、きついヘアピンカーブが連続する。
重量級のハイパワー車だと全開する間もない線形だが、1t前半台のスポ車であれば気持よく全開を楽しめる。
さらに、甲賀側/信楽側の両方とも勾配が強いため、アップヒル・ダウンヒルとも大変にエキサイティング。

うちのクルマは当然ながら気持よく全開を楽しめるわけだが、その途中、ヘアピンにアプローチする際に
ステアをかなり切りこんで大きな舵角を与えても、ちゃんとフロントが路面に食いついていってぐいぐいと鼻先が
ねじ込まれていくことを発見。いつもなら、少し大きな舵角を与えればすぐスッポ抜け気味になるフロントだが
今はまるで出来のよい FFのように、がっちり路面に食いついて鼻先の方向を苦も無く変えていく。この状態だと
アクセルによるリアのコントロールがものすごくやりやすい。少し強めにアクセルを踏み込んで立ち上がれば
リアは僅かなオーバーに転じ、まるで独楽のような勢いで車体は旋回。私が理想とする「巻き込むように曲がる」
という挙動がいとも簡単に達成できてしまう。ええっ!?カプチーノってこんなに素直なクルマだったのかい!?

エア抜きをやり直したブレーキが与えてくれるけっこうしっかりとしたフィーリングと相まって、楽しさ爆発。
あまりの楽しさに、ニヤニヤしっぱなしでグイグイと道路を駆け抜ける。唯一の難点といえば、北行きで走るときは
カーブのほとんどがイン側の山肌によってブラインド化しているため、カーブの先に立っている可能性のある人影
(登山客とか、山菜採りの人とか)を事前に察知できないこと。そういう意味でも、安全確保を最優先で走る。


とても楽しい県道53号で山を越えると、県道4号へ。ここを道なりに走る。GS があるあたりの景色を見て、何故か
猛烈なデジャヴに襲われる。あれっ?ここに来たこと、あったのかな・・・?きっと、あったように思うのだが
どうしても思い出せない。気持ち悪さを感じつつ R1 へ。R1 を少し西に走ると、県道13号との交差点があるので
右折して県道13号へ。ここを道なりに走り、ちょっとした丘陵地にある小さな街を通過。うん、見た。この景色、
絶対に知っている。もう少し走ると、上り坂の頂点付近で道なりに R477 へ接続。左へ曲がると竜王 I.C. だが
今回の目的地は道なりに右。ダイハツの工場地帯の間の道路を少し走った先の、何の変哲もない交差点を左折。
少し高くなったところに作られた果樹園のような場所の道路を少し走ると、目的とする温泉に到着!よーし!


温泉は、田畑の端のほうに立っているこぢんまりとした施設。わりと最近に作られたようで、明るく温かい、雰囲気の
いい日帰り温泉施設だと思う。また、単なる入浴施設ではなくて、食事処や土産物屋なども併設されているのが嬉しい。

温泉に入るまえからほっこりした気分。ちょっとお高い入湯料 \800(タオルなし)を支払い、さっそく湯浴み。
基本はナトリウム泉らしく、床はヌルヌル。消毒臭の強い内風呂で軽く体を暖めたら、さっさと露天へ。ここは
内湯よりも露天のほうが広い。そのお陰で露天風呂の開放感は高く、なかなかいい。露天には風呂が2つある。
片方は 38.8℃の源泉かけ流し、もう片方は 42℃の濾過循環の沸かし湯。まずは沸かし湯のほうへ。内湯のような
消毒臭もなく、温度の高さもちょうどいい感じ。あーっ、いいねぇ!しばしの間ぼーっと浸かり、疲れを癒す。

頭の上には、真っ青な空が広がる。春うららの涼しい風が頭上を吹き抜け、適度な刺激をもたらしてくれる・・・


気持ちよく温まったところで、源泉のほうへ。源泉の方は 38度ぐらいと書いてあったが、実際はもうすこし低そう。
よく温まっておけばちょうどいい感じに入れるかな、というぐらい。だが、今ぐらいの気候でも、気分良く入れる。
入浴しつつ成分表を見る。えーっと・・・ナトリウムと・・・炭酸と・・・あと、弱放射能が入ってる。おお、こんなところに
放射能泉があったとは!自分の行動範囲ではあまり見かけないので、ちょっと嬉しい。炭酸成分も多めみたいだ。

源泉にポーッと浸かっていると、同じように浸かっていた地元のおっちゃん達が桜の開花が遅いって話をしていたので
話を聞いてみる。竜王のほうでも、だいたい 4月上旬には桜は散り始めるそうだが、今年は今がちょうど満開ぐらいで
なんだかおかしい状態、だそうだ。たしかに、道すがらの川沿いで見かけた桜並木とか、まさに満開だったもんな。

いろいろおかしくなってんだな。そう思いつつ、15分ほどゆっくり源泉で過ごした後、もう一度沸かし湯へ。
・・・あたたまる!超あたたまる!最初に浸かった時とは違い、源泉でいい温度に冷えた体全体をしっくり包む
不思議な暖かさが伝わってくる。・・・うわ!なんだこれ!なんだこれ!すっげぇきもちいい!きもちいい!

そんな感じでゆっくりと温泉を楽しんだ後、施設の 2Fにあるマッサージ機で背中の筋をほぐし、帰路へ。


昼も過ぎたので、腹が減ってきた。飯屋を探すと、CoCo壱水口店などという素晴らしい店が近傍に見つかった。
おお!ここにいくしかない!というわけで、エンジンを始動して移動開始。R477 に戻ってそのまま東へと進むと、
なにもない景色の中に、まもなく分かりにくい十字交差点が現れる。鋭角に右折して、県道164へ。川沿いの平野を
ゆったりとしたカーブに揺られながら走り抜けていく。誰も走っていない、広域農道の風情の道路。実に気分がいい!
ああ・・・ボカァ、こういう道路がたまらなく好きなんだ・・・!ひさびさに味わう、快適なドライビングっ!

伴中山あたりで、普通の道路(?)に戻る。道なりに進むと、右手の川を超えた高台にあるタカラスタンダートの
工場とおぼしき建物沿いに、桜がいっぱい植えられていることに気づく。ピンク色に彩られた斜面の美しさに
ほぅっ・・・とした心の安らぎを覚えつつ先へとすすむと、ほどなく R1 へと出る。R1 との角あたりには、
なにやら大きな商業施設。なんだろう・・・ああ、K'sデンキか。ここの K'sデンキは、立派な建物だった。


東行きの妙な渋滞を眺めつつR1 をちょこっと西に進むと、すぐに CoCo壱へ。ここでカレーを食って心休まる
ひとときを味わいつつ、X06HT で帰路のルートをチェックする。何かいい道はないものか・・・ふとその時、
すぐ近くに柏貴農道という道路が走っていて、これをトレースすると県道4号へと抜けられることに気づく。
このルートならば、R1 をほとんど走らなくても済む。つまるところ、混雑に巻き込まれることもない。

いつものチキンカツカレー400gを平らげたら、すぐに出発。CoCo壱の裏手の通りを抜けて柏貴農道へと出て、
R1 南側の田園風景を通り抜ける。野洲川を超えて少し走ると、やがて草津線へと行き当たる。素朴な踏切を
そのまま渡ったら向こう側の県道4号に行けそうな気もするのだが、ナビは手前を右折して、少し西側の踏切で
草津線を渡れと指示。従っておこう。1つ西の踏切で草津線を越え、県道4号へと入る。甲賀の山裾ぎりぎりを
走る県道4号は、妙に交通量が多い。どこから来て、どこに行く道なのか。ものすごく興味が湧いてくる。

だが、それを辿っている暇はさすがにない。県道4号をしばらく西に向かい、往路に通った県道53号の交差点へ。
ここを左折してまたもや峠を超え、信楽 I.C. から新名神へ。しゅーっと走っていると、途中で自衛隊車両の隊列に
追いつく。車体の横に貼り付けてある布を見ると、島根からの災害派遣車両らしい。ってことはつまり、
今は島根へと戻っている最中ということか・・・本当に長旅だなぁ・・・おつかれさまです・・・!

京都へと戻ったら、GS に立ち寄ってカプを満腹にしてやってから自宅へと戻る。帰宅した時点で、ほぼ 16時。
予定よりちょっと時間がかかったが、ひさびさにいいドライブだったなぁ!やっぱり必要だね、こういうの。


帰宅後、カプをざっと点検。リア側のブレーキホースとキャリパーの接合部に、謎の白い粉が少し吹いている。
・・・なんだこれ?一瞬、フルードが漏れているのかと思ったが、アルミや銅はブレーキフルードで腐食する材質
じゃない。ついでに言えば、ブレーキフルードが乾燥しても白い粉になることはない。・・・なんぞこれ。

気になりつつも、すこし様子見。他に、インパネに両面テープで貼りつけていたブーコンの台座が
ほとんど剥がれかけていたので、台座の高さを低くして無駄な空間を占有しないように改良しつつ作り直し。
台座に貼りつけている塩ビ製のカッティングシートへの粘着力が足りないみたいなので、そこだけ基材剥き出しに。


そんな感じの作業が終わったので、夕方から PC 作業へ。しばらく画面を睨みながら作業をしていると、またも
左目が見えにくくなる。うーん・・・毎日だいたい今ぐらいの時間帯(16時頃)に、左目が強烈に疲れて視力が落ちる。
今日はほとんど PC を見ていなかったというのに、このサイクルは発生する。いったい、どういう現象なんだ・・・?


4/19

眠い・・・超眠い・・・そして、寒い・・・超寒い・・・もう、4月も終わりなんだぜ・・・どうなってるんだ?日本。
おまけに、相変わらず目の調子が悪い。右膝がなんだか痛い。満身創痍の辛さ・・・ああもう!早く平和な日が訪れてくれ!

先週注文していた REDLINE MT-90 が無事到着。MT-90 の貯蔵は十分だ。っていうか、置き場所がない(汗)
アレだな、そろそろまたちゃんと部屋を整理して、消耗品類の置き場所をきっちり確保しないといかんなぁ・・・


とか思いつつ、アニメを積極的に消化。どうしても映像を見たい作品以外は音声だけで処理する。ごめんなさい・・・

最近、寝床ラジオとして X06HT with radiko を使うことが多いのだが、スリープ状態のままずっと使っていると、
勝手に WiFi が止まって 3G で繋がり、膨大なパケットを消費してしまうという動作パターンが増えてきた。SBM は 3G の
通信量制限が厳しいので、こんなことでパケットを無駄遣いするわけにはいかない。面倒だけど、適宜 3G 切らねば。


4/20

仕事で、鉄の塊みたいな重いサーバーをひっぱりまわしたせいか、またもや背中の筋肉が痛くなってきた。くっそう。

カーエアコンの調子を確認するため、R12 エアコンオイルチェッカーを注文していたのだが、これも無事到着。
週末にはこれでオイル残量をチェックして、足りないようであればエアコンオイルを補充しなきゃな・・・。


4/22

溜め込みすぎていた日記を一気に書き上げ、ホームページにアップ。夏休みの宿題をやり遂げた後のように、ちょっとスッキリ。
ただ・・・なんというか、こんなことやり続けて何か意味があるのかなぁ、などとふっと思ってしまった。誰が読んでるんだ・・・


さておき、昨年1月から使ってきたノートPC の電池が、ほとんど充電できなくなった。100% になるまで充電ができないから
見かけ上の劣化もこれ以上進まない(笑)でも、実際に電池だけで使い始めると 20分も持たない。もう、捨ててもいい感じだが
劣化度の数字がもうちょっと増えてくれないと、どうも交換する踏ん切りがつかないなぁ; そんな貧乏根性が抜けない。

Radiko for Android がいつのまにか Ver.2 にアップデートしていた。Ver.1 はなかなか繋がりにくいことが多くなったが
なかなかいい感じでつながるようになった。実際、接続プロトコルが改良(?)されたため、Ver が上がったらしい。
震災からこっち、よほど接続数が増えていたのか、まるで繋がらなかったからなぁ・・・。まぁ、よかったのかな。


なんとなく地図を見ていて、ふと気づいた。常磐道ってなんだか中途半端なところで終わってるよなぁと思っていたのだが、
ちょうど福島第一原電と第二原電の中間地点で終わってるのな。そうか・・・原電のための道路(?)だったのか。納得。
他にも、播磨道もなんだか中途半端なところで終わっているのだが、こちらもちょうど Spring8 付近で終わっているのだった。


4/23

昨晩に録画しておいた、まどか☆マギカの #11、#12 を視聴。・・・そうか、こう来ましたか・・・
少し前に見た「2001年宇宙の旅」の終わり方を、ふと連想してしまう。そうか、このアニメってアレだ、
魔法少女モノのフリをしてるけど、実質はハードSFだ。今年は SF作品に出会うことが多いなぁ。いい年だ。


そんな感じで気持ちのいい作品に出会えた週末であったが、空は生憎の雨模様。屋外の花粉飛散量は減っていると
思われるが、屋内の花粉は別に少ないわけでもない。おまけに、このところずっと睡眠不足なせいか、右手の調子が悪い。
むぅ・・・なんだかわからんが、体が加速的に劣化していく・・・これが、加齢というものか・・・まぁ、しゃあないけどもさ。


外出。エアコンを ON にしてしばらく走り、帰宅後、R12オイルチェッカを使ってオイルの量をチェック。バルブを交換した
時に結構な量のオイルが出てきたから、今回もまたたっぷり出てくるんじゃね〜の?と思ったが甘かった。虫を押しこんで
ガスを出してみても、オイルが全然付着しない(汗)しかも、ガスの勢いも心なしか弱い・・・;やり方が悪い?説明書通り、
スロットルバルブを手で動かしてエンジンの回転をあげつつ虫を押してみるが、結果は同じこと。ガスの勢いはいいとしても
エアコンオイルが全然出てこない、っていうのはどういうことだ?だが、現実は非情である。早速、R12 オイルを調達開始。

カーエアコンの冷媒が R134a に転換して久しすぎるので、普通の方法では入手ができない。とりあえずヤフオクで探して
エアコンオイルのようなものを落札しておくが、詳しく調べてみれば、どうもそれはオイルじゃないような気がしないでもない。
普通の(?)エアコンオイルが欲しい。そう思ってさらに調べてみると、STRAIGHT にて R12 エアコン用オイル(250mL)は
普通に入手できる模様。しかも、そんなに高くない(\1,000/250mL ぐらい)。たくさんはいらないけど、注文しておくか。

というわけで、もう一度外出して STRAIGHT へ出向き、R12 エアコンオイル(dengen 製)を注文する。GW は忙しいな。


4/24

今日もまた、調子の悪い一日。そろそろ花粉終わってもいいやねん?
だが、今日は機能と比べて足の調子がマシになっていた。昨日はひどかったもんな。。。

メインマシンとサブマシンにいれていた CrystalDiskInfo を最新版に入れ替える。Samsung SSD を積んでいるサブマシンでは
特に目新しい情報はなかったが、Crucial SSD を積んでいるメインマシンのほうは、取得できる情報が飛躍的に増加した。
だが、取得できる情報が増えたとはいえ、別に面白い数字が出ているわけではない。無論、そのほうが有り難いのだが。

ついでに、CrystalDiskMark も最新版をインストールし、ベンチマークを取り直す。NCQ のテスト項目が追加されたバージョン。
PATA で接続されている Samsung SSD(MCBQE32G8MPR-03A)のほうは、他の値も含めて購入当時からほとんど変化なし。優秀だ。
SATA で接続されている Crucial SSD のほうは、NCQ のテストで本来の性能を発揮。顕著に改善された値を叩き出す。すごいね。

デスクトップ(Crucial RealSSD C300)ノート(Samsung MCBQE32G8MPR-03A)


作業をしているうち、雷がゴロゴロと鳴り始める。春雷か・・・少し心配になったので、自宅サーバを UPS の配下に接続する。
サーバといっても普通の MiniITX マシンだし、電源もそこらにあるような 80PLUS 電源。手持ちにある矩形波 UPS に接続すると
壊れるという噂が語られまくっているためにかなり心配であったのだが、いろいろと調べてみた結果、たぶん大丈夫そうと判断。

っていうか、どうせ商用の交流だってきれいな正弦波じゃなくてすっげぇ歪んでるんだけどね・・・と思いつつ、一応実験。
デスクトップ PC とサーバマシン、およびハブを UPS にぶら下げた状態で UPS の電源を抜く!・・・と、何やら「ジジジ・・・」
というコンバータ回路でコアを磁気飽和させてしまったときにも似た嫌な音がどこからか聞こえてくる。耳を近づけて探してみれば
やっぱり 80PLUS 電源からの音。内部回路の構成がわからないので推測になるが、PFC 回路のインダクタが飽和状態で動作してる?
まぁ、単に急峻な入力電圧の変化によって磁気回路のコアが鋭く磁歪して、大きな音が鳴っているだけかもしれないけれどもね。

・・・そんな感じで UPS を再び使うようになって数時間後、見事に瞬停がやってきたw 虫の知らせは聞いておくもんだ。


カプいじり。昨日は雨の中を走ったので、ガラス前面にアメットビーを塗り塗り。その途中、フロントワイパーを上げておく
ワイパースタンドの固定がユルユルになっていることを発見。またネジが緩んだのか・・・と思ってよく見れば、スタンドの
固定ネジの反対側のプラスチック部分にヒビが入って、固定が緩くなっていることを発見。経年劣化で痛んできたのか・・・!
しょうがないので、ホームセンターに行って新しいワイパースタンドを買う。その際、該当部分の肉厚が大きいものを選択。

ついでに水抜き剤を1本買い、駐車場でタンクの中に放りこんでから帰宅。帰路、タンクをよくシェイク出来るように(?)
今まで通ったことのないルートを選択して帰ってみる。面白いもので、辿りついた先は、軽四でも通りたくねぇと思うほど
狭い畦道。まぁ、軽トラのおっさんは通ってやがるわけだけどさ・・・引き返すのは屈辱だ。えいやえいやと凸凹路を抜ける。

帰宅後、カプの点検。例の、リアブレーキホースとキャリパーが繋がっている部分に白い汚れが付着していた問題について、
原因調査のため、とりあえず付着しているものを擦って清掃。汚れは簡単に落ちた。腐食の跡もない。ホッ。念のため、
ホースの締め付けトルクを確認。バンジョーボルトはきっちり 230Nm で締まっている。もう何も怖くない。またも様子見。

リヤタイヤの脱着ついでに空気圧を計っておく。フロント2本、およびリア左は 180kPa だったが、リア右だけ 140kPa。
・・・このタイヤだけ、パンクしてるのか?来週の週末にもう一度確認して、また下がってたら修理に持って行こう。。。


ジャッキダウンして、最後に燃料パイプを確認。なんとなく購入した水抜き剤だったが、その意味はなくもない様子。
フィラーキャップを外してみれば、またもパイプの入り口に白いサビが!(涙)うそーん・・・なんでまた、同じ錆び方
するかよ・・・メッキ弱すぎるんちゃうんコレ・・・とりあえず、軽く錆びとり。だがまたすぐに再発するだろう(涙)

このパイプだってそんなに安いもんじゃないんだ。こうなったら、外したパイプのサビを完全に処理して、予備にするか?
タンクシーラーだってそんなに安いもんじゃないとはいえ、ここまで露骨にサビが出るようなら、こっちにも考えが・・・!


4/25

朝方は調子悪かったが、夜になって急に眼の調子がよくなってきた。何時間作業しても左右視力がばらつかない。おかしいw
その分・・・と言っていいのかどうかわからないが、今までなんともなかった右ひざの痛みが発生。むぅ・・・歪は残ってるか。

勢いにのって、週末の MRC 久万高原に向けたトプ絵を下描き。いつものことながらネタ繰りに悩むが
まぁ妥当な線(?)を考えついたので、構図をいろいろ検討。なかなかいい感じになってきた。うむうむ。


そういえば、ヤフオクで落札しておいた R12エアコンオイルが届いていたので、検品。モノ自体はまったく綺麗なもので
問題はなかったのだが、缶をマジマジを眺めると・・・たぶんこれ、やっぱり、R12エアコンオイルじゃないね・・・(汗)
まぁいいか。STRAIGHT で買ったエアコンオイルを押し込むための R12エアコン冷媒の小さい缶ってことで理解しておこう。


4/26

週末の MRC 久万高原での野営に備え、テントを張る練習を繰り返す。組み立てたのは、買った直後に一回やってみただけなので
ビギナーにも程がある状態。説明書を見ながら組み立て&ばらしを繰り返したところ、骨を通してテントを張って立てる作業が
コツが必要でちょっと難しいと思ったが、それさえ突破すればあとは特に難しいところはない、ということがわかってきた。

残念ながら家の中でしか練習ができないので、ペグ打ちの練習はできない。まぁ、ここは現地で、当たって砕けろ的になるかな;


ともかく、こうやって組み立てて確認をした結果、他にどういった機材が必要なのかはわかってきた。シュラフは当然必要だし
ちょうど底面を覆えるような銀マットも必要だ。あとは・・・いろいろとプランを考え、出発前の資材購入計画を立てる。


4/27

今日は、全然調子がよくない。なんでこんなに体調が悪いんだろう。でも、頑張る。

昨日までに描き上げた MRC トプ絵をえいやっと更新。数少ない拘りとして、絵の中に開催地縁のネタを入れるようには
心がけているが・・・開催地が毎年全然変わるわけでもないので、なかなかネタ繰りが難しい。来年はどうしよう(汗)


仕事に出かけ、凄い雨の中を帰宅。今日は定時退社日であるため、早めの時間に退出できた。帰路にあるホームセンターへ
立ち寄り、テント泊に必要な道具として LEDライトを買う。最初は、そこらに置いておける LEDランタンを買うつもりだったが
売られていたもの(OHM LN-108)は明るさがパッケージに書かれておらず、どのぐらい能力があるのかわからなかったので
思い直してヘッドライトを買う。結構たくさんの種類が置いてあったが、いろいろ考えた結果、GENTOS GTR-931H を購入(\1.4k)。
とりあえず LEDライトについては GENTOS を買っておけば大外しはないだろう、という、ブランド信仰的な理由から(笑)

帰宅後、早速点灯試験してみると・・・おお、明るい!めっちゃ明るい!だが黄色い!配光がすごく狭い!

配光に関する問題については、半透明のコンビニ袋の中に入れたらある程度は散光できるのでヨシとする。
色については・・・まぁ、特に問題あるまい。明るさについてはごまかしようがないので、とにかく明るいのは助かる。

なお、このライト、HiとLowの2モードを持っている。単三電池1本で駆動できる時間は、それぞれ8時間/24時間。
明るさの差はそんなにないので、放熱のことをを考えても Lowモードで使うのがお得だな。そんなことを考える。


4/28

出勤。会社近くの電気屋の前を通りがかると、iPad2 行列整理のための準備がすすめられていた。
だが、店員が沢山出張って行列整理の準備をしている割には、客は誰ひとりとして並んでいない。アルェ?

仕事中、奥歯の奥が腫れていることに気づく。放っておけば痛いということはないのだが、噛みあわせの部分のため
何かを食べるとぎゅっぎゅと押されてちょっと痛い。疲れがたまってるのかなぁ・・・と思ってしつこく押していると
やがて口の中に臭い感覚(?)が広がる。指で押さえてみると、少しだけ膿が出た(汗)なんだこりゃ(汗)運悪く、
明日から GW ということでたぶん歯医者は休みだと思われた。なので、応急処置(?)として、血が出なくなる
まで患部をギュッギュと押してから、リステリンでしっかりぐちゅぐちゅして殺菌。これでしばらく持たせる。
放っておいても痛い状態ならば休日診療やってる病院にでも行くのだが、そこまではひどくないので・・・


4/29

さて、今日から GW の連休がスタート。ここで年度末のストレスも疲れも全部取り去って、スッキリした5月にしよう!
で、二度寝して起床。歯肉はやっぱり腫れていたが、起きて数分ですぐに治まってきた。まだ、疲れが取れてないのかな。


ともあれ、明日から2日間は四国まで遠征なので、その準備を進める。まずは床屋へ行って、伸びてきた髪の毛を散髪。
テペンは薄いんだけどサイドが少し伸びた程度。揃えるぐらいで・・・なんていう弱気なお願いをせざるを得ない。切り落とされる
髪の毛の量は当然僅かなもので、「ねぇ・・・これ、散髪代負かりません?」などとプライドもへったくれもないお願いを
したくなってしまう今日この頃。だが、連休に入ったばかりのせいか、床屋には子供が沢山。恥ずかしい真似ができようか!

2時間ほどかかって(待ち時間含む)ようやく散髪が終わったら、つづいてタイヤ屋へ。右後ろの空気圧がちょっと下がってて・・・
と説明してタイヤを見てもらう。ピットで外されたタイヤを見ていた店員さんは、すぐにトレッド面にクギが刺さっているのを
発見。ああ、やっぱりパンクだったんだ・・・よかった、遠征前に気づいて!すぐにパンクを修理してもらう。\2k。

その後、ホームセンターをハシゴしてキャンプ用具を買い出し。モノを見てるといくらでも欲しいものが出てきてしまうので、
絶対必要なものを最小限購入し、すぐに店を出る。今後何回使うかもわかんないので、購入は大胆かつ慎重に>キャンプ用具

一旦帰宅して飯を食ったあと、STRAIGHT へ向かい、注文していた R12 エアコンオイルを入手。その後、GS に立ち寄って
カプを満タンにしてから帰宅。道中、名神高速の横の道を通るが、混雑はしていないようだった。震災の影響ってことかな?


帰宅後、早速エアコンオイル注入を開始。他のオイルのようにフィラーキャップがついているわけではない。配管にある
サービスポートから押し込まなくてはならない。そのためには、R12のサービス缶が必要。今回は、先日ヤフオクで調達した
クローリンカット(R12エアコン用添加剤)の缶があるので、その圧力を利用してオイルを回路内に押しこむことにした。

ついでに言うと、オイル注入用の SSTなどは持っていない。どうやって入れるのかというと、ガス注入用ホースの内容積を利用。
ホースを低圧ポートに軽く繋いで(ムシを押さない程度に)、ホースの中にエアコンオイルをスポイトで注入していく。その後、
サービス缶の圧力を使ってホース内のオイルを押し込む寸法。ホースの内容積がどれぐらいあったかは忘れてしまったので、
10cc のスポイトを使って計測しながら作業を進める。せいぜい 10cc ぐらいかなぁ、などと思っていたのだが、15cc 入れても
まだ溢れてこない。あれ?こうなってくると、むしろオイルを入れ過ぎになってしまったりはしないだろうかね・・・(汗)

結局、さらに 13cc ほど入れた時点で、ようやくホースの口スレスレまでオイルが満たされる状態になった。30cc 弱か・・・
クローリンカットは 20cc ほど内容物が入っているらしいので、これも含めて全部入れると 50cc ぐらいになる。大丈夫かな;
だが、逡巡してもいられない。なにせ、オイルが全然出てこなかったのだ。きっと、これぐらいは大丈夫に違いない!

オイルで満たされたホースの捩じ込み口に、サービス缶バルブを接続したクローリンカットを繋ぐ。その直前に、バルブを
少し緩めてバルブ内容量分を軽くエアパージ。サービス缶を繋ぎ終わったら、低圧ポートとの接続部を少しだけ緩めてから
もう一度軽くバルブを緩める。すると、オイルが滴り落ちていたホースの低圧側接続口から、空気混じり(?)のオイルが
ブボボッと吐き出されてくる。それをいくらか排出させて音が収まってきたら、低圧ポートの接続部をギュッと締める。

あとは、エンジンを始動。エアコンを ON にしてコンプレッサーを動かしたら、サービス缶バルブをゆっくりと開き、
オイルを回路内に押しこんでいく。一気に押しこむとコンプレッサーが壊れてしまうので、ゆっくりと、ゆっくりと。


クローリンカットも含めて全部押し込んだら、エアコンを止めてホースを切り離し、エアコンオイルの注入量をチェック。
気温が少し高くなっていることもあるだろうが、前回は 2000rpm ぐらい回してもほとんど出てこなかったエアコンオイルが
今回は一発でゲージいっぱいに広がった。これはこれで入りすぎになってるような気もしないではない(汗)まぁいいや。
ともかくオイルは追加されたので、これで、夏本番前に安心してエアコンをブン回せるようになったということで!


エアコンの動作確認ついでに、ちょっと外出。エアコンはまったく問題を見せず、快調に動いている。いいことだ。
しかし、ほんの 3kmぐらい走った程度なのに、狭い裏道道路で反対車線を平然と爆走してくる車が3台もいた。
・・・いったいどうなってるの、この国。反対車線を走るだなんて絶対アウトだよ。なんかおかしいんじゃない?

家に戻ったら、明日からの遠征に備えて荷物を積込み、カプの最終点検。オイル類と LLC は・・・問題なし。よし。
そういえば、空気圧は特に指定しなかったが、四輪とも 210kPa に設定してくれたようだ。このままで行ってみるか。


4/30

今日から2日間、Spring-8 一般公開訪問&久万高原ラリー観戦のため、ちょっとした旅行へと出かけることに。
最近とっても出不精になっている私としては、久しぶりの小旅行になる。いや、それ以上に、カプチーノにとって
久しぶりの長距離移動。昨日のうちに細かいメンテとチェックを済ませ、出先でトラブルを起こさないようにしておく。

Spring-8 は兵庫県佐用町、久万高原は愛媛県久万高原町ということで、いずれも自宅よりも西の地域。移動の際には、
西日本最大級の連休渋滞多発地帯となる、中国道宝塚I.C.を通過する必要がある。事前の調査とこれまでの経験により
7時台から長大な渋滞が発生することが予期されたため、出発時刻は5時に設定。6時台に該当地点通過予定とした。


起床は、予定通り4時半。Spring-8 の公開開始は9時半からなので、どっちにしても時間はたんまり余る。よって、
朝食は途中の S.A. で取ることとし、5時にはさっさと出発する。まだ薄暗くて閑散とした京都市内をゆったりと抜け、
京都南 I.C. から高速へ。想定通り、VICS の表示に渋滞マーカーはまだ出ていない。ただ、やっぱり交通量は多めだ。
走りにくいほどでもないが、どの車線もそれなりに混雑。三車線ある名神高速のうちは大丈夫だったが、吹田 J.C.T を過ぎて
中国道に入り、阪急千里線下を通過するあたりからいよいよ、二車線を埋める車列の末尾にブレーキランプが明滅しはじめる。

ああ、(渋滞開始までに)間に合わなかったか・・・と思ったが、幸いにもここの速度低下は渋滞にまで成長せず。
無事に、宝塚〜宝塚先のオービスまでのチョークポイントを通過。・・・っていうかホント、ここのオービス撤去して欲しい。
このオービスを先頭にして長い長い渋滞が起きているのは明白なのだから。それに、どうせその先は上り勾配が続くのだし。


渋滞が始まるまでに宝塚を通過してしまえば、あとは全然急がない旅。燃費を稼ぐ意味でも法定速度ペースを守り、
薄明るい中国道をひたすら西へ。6時半頃には、目的地となる佐用 I.C. の直前の S.A. となる、加西 S.A. へと到着。



謎の石像がお出迎え。

まだ6時半だし、食事処は空いてるだろう・・・なんて思っていたら甘い甘い。きっと、私と同じような作戦を立てた人
すごく多かったのだろう。SA の駐車場はすでに一杯だし、フードコーナーだって座るところが見つからないほどに大混雑。
子供連れの家族でごった返していた。あちゃー、ちょっと読みが甘かった。一旦退却し、謎の石像前のベンチでしばし横に。

・・・10分ほども放心状態で過ごしていたが、このままでは埒があかぬと思い直し、蟻の巣をつついたような風情で
激しく人が出入りする施設へと再度突入。長期戦を覚悟したが、まったく幸いなことに、先ほどの 10分の休憩により
一瞬だけ、フードコーナーの緊張の糸が緩んだ。唐突にパラパラと空き始める机、机、机。チャーンス!急いで注文。



定番とも言えるラーメン+チャーハン。だが、腹ごしらえをするにはこういうのが丁度いいのだ。がっつり食って、すぐ出発。


特に混雑の様子もないどころか、正直ガラガラ状態の高速道路に戻る。さすが中国道、GW の初日でもなんともないぜ!
このまま流れに乗って走れば、予定よりもずっと早い時間に佐用 I.C. に着いてしまう。現時点の目的地(共用駐車場)には
大体 9時過ぎに入る予定だったが、今のままだと1時間以上早く到着しそう。そう考えると、急ぐ必要などはまったくない。

佐用 I.C. の一つ手前の揖保川 P.A. に流れこみ、しばし時間つぶし。トイレと自販機しか無い、実に中国道らしい P.A.。



とりあえずクルマを降りて、美しく掃除されているトイレで用を足してから、横に用意されているベンチでごろりと横に。

すぐ横を通る中国道を走りぬけるクルマの走行音に耳を傾けつつ、山で囀る野鳥の鳴き声に癒される。空は薄曇りで白く、
なんというか・・・何にも無い時間。だが、それがたまらなく幸せ・・・幸せなんだけど、さすがにベンチで寝ていても
時間はいっこうに過ぎない。あー・・・もう!しゃあない!かなり早く到着しそうだけど、出発しちゃうかね・・・!


再び、高速道路に戻る。平和に流れる中国道を満喫する間もなく、佐用 I.C.。佐用は、中国山地の山間にある小さな街。
中国山地は結構起伏が激しく、けっこう険しい山筋と谷筋が細かく並んで存在する。そんなところに存在するオアシス。

鄙び感のある市街地に降りたら、あとは山間の国道をヌルヌルと南下するのみ。ナビの案内通り、R373 を少し南下して
R179 へ。運の悪いことに、目の前には3台ほどの巨大トラック。ペースが上がらない。追い越すにも追い越せないので
後ろをまったり追走。しかし幸いにも、R179 はかなり走りやすい快走路。トラックの走行ペースを必要以上に下げる要素
(信号や渋滞、悪い線形)は無く、あっという間に三日月付近へ到着。さらに直進するトラックを尻目に、私は県道28号へ。

R373 と R179 は鄙びた田舎道の風情だったが、県道28号に入ってからは一気に雰囲気が変化。なんというか・・・そう、
京都府精華台の学研都市(の、建築物がない区画)にも似た景色が広がりだす。そりゃそうだ。この辺りって、まさにそうだ。


明るく開けた、造成中の広い大地・・・播磨科学公園都市を縦貫する道路をゆっくりと道なりに下って行くと、やがて建物や
GS が見え始める。そこを東に折れて少し走ると、共同駐車場に到着。砂利が剥き出しになった造成中の高台と思しきそこには
既に、多くのクルマが停まっていた。むむ?そういえば、ここに来るまでの間、道沿いにたくさんの人が歩いていたな・・・

まさか・・・時間的にはまだ開場前だというのに、見物客がひしめき合っている状態だというのか?(汗)こりゃいかん。
今日は、競争率が高そうな「加速器見学ツアー」に参加するつもりなのだ。遅れをとるわけにはいかん・・・っ!駐車場係員の
おっちゃんの指示に従って急ぎクルマを停め、シャトルバス乗り場の場所を聞く。曰く、先ほど入ってきた道路を挟んで
南側の広場にあるそうだ。そちらに目を向ければ、何やら歩いて行く人の流れが・・・ヤバい、のんびりしてられない。

何やら祭りの準備が始められているように多数のテントが立ち並ぶ広場を早足で抜け、シャトルバス乗り場と思しき場所へ。
まだバスが出るまで 20分以上あるはずなのに、既に先着の2台分が満員になっていた。油断できぬライバル達よ・・・!
3台目のバスを待つ列に並んでしばし立っていると、まもなく3台目のバスがやって来た。順番通りに並べない子供を
牽制しつつ(これは親の躾が悪いな・・・)バスに乗り込み、発車の時間を待つ。あっという間に満杯になるバス。
そして、窓の外には次の行列が発生し、ものすごい勢いで伸びていく。うわぁ・・・すごい人気じゃないのコレ・・・

結局、こんな状態でバスは予定の時間まで待機し続けられなかったようで、定刻を待たずに発車。トコトコと縦貫道路を
北に 10分ほど走り、Spring-8 へと到着。大きな敷地に低い建物が並ぶ様は、まさに学術研究都市の雰囲気を感じさせる。


バスは、メインの建物の前の受付場所の前付近で停車。早速降車する。受付は既に、沢山の人で溢れかえっていた。
えっ・・・いや、このバスってほとんど始発に近いはずなんだけど、なんでこんな沢山の人がいるのかしら・・・?
疑問に思いつつも、急いでメインの受付へ。(おそらく防犯目的などのために)名前を記帳したあと、すぐに
お目当ての加速器見学ツアーの受付のほうへと移動。少し左の離れたテントにあったそこには、長い行列が
形成されつつあった(汗)。詳しいことが全然わからないので、とりあえず行列に並びつつ案内板の内容を読む。

・・・ふむふむ。さすが人気ツアーだけあって、見学枠はそれなりに沢山用意されている。ただ、一回の枠には
せいぜい数名程度しか参加できないため、参加できる合計人数はそんなに多くない、ということのようだ。
ドキドキしつつ自分の順番を待つ。幸い、午前の枠にはいくらか余裕があった。エントリーしたのは 9:40 だが
10:10 からの枠をなんとか確保。前に居た沢山の人は、もっと後の時間を取ったのだろうか。ラッキーだった。


というわけで 30分ほど時間があったので、メインの見学場所をちょこっと覗いてみる。正面の建物の入口に入って
順路案内通りに螺旋階段を登り、渡り廊下を進む。渡り廊下はトラス構造になっていて、なんとなくビッグサイトっぽい。

渡り廊下を進んで、奥の建物に入る。そこはすぐに中央制御室になっていて、中に入って見学できるようになっているわけだが



うわなにこの超かっこいい中央制御室!

ちょっとしたオフィスぐらいの広さがある縦長の制御室は綺麗に整頓されていて(たぶん今日のために(以下略))、
奥の面と角に大量の液晶パネルが埋めこまれている。この画面を使って制御を行なっているようだ。うわぁ・・・!!!
マルチモニタなんてもんじゃない。20枚ぐらいの巨大パネルが埋めこまれていて、すべて繋がってる。壮観・・・!

そして、長手方向に並ぶ机の上には、これまた三菱製の液晶モニターがずらっと並べられており、それっぽい表示が・・・



いや、全然それっぽくなかったw 普通の Linux の画面表示。研究員の人も「関係ない表示なんですけどね・・・」とか
言って居られたが、別にそれは機密事項だからというわけではなく、たまたまそうなっていただけのようだ。他のモニターには
ちゃんとした実験データ(?)の表示が出ていた。ほうほう・・・作画資料に使えるかな?片っ端から画面を撮影しまくる。

画面を撮影しながら、説明員の人の話しを聞いてみる。私はすっかり勘違いしていたのだが、Spring-8 の見た目の大半を占める
巨大なリング状建築物は「蓄積リング」と言って、加速の終わった電子をぐるぐる回しつつ、所々で軌道を曲げて放射光を出す
ことだけを行っているとのこと。あ、あと、放射によってエネルギーを失った電子のエネルギー維持レベルの再加速と。名前の
由来ともなった、電子を 8GeV のエネルギーを持つまでに加速するための施設は、また別に存在するのだそうだ。へぇぇ・・・
先ほどエントリーを済ませた加速器見学ツアーでは、その施設(線形加速器+リング状加速器)を見せてもらえるそうだ。

ふむふむ、先にこっちに来ておいたのは有効だったかもしれない。そう思いつつ中央制御室を抜け、順路に従って進む。
順路はすぐに1つの小部屋につながった。その部屋は黄色いガラスによって守られた突き出し部屋で、コンサートなどで
VIP の人たちが入るために観客席中段に作られた小部屋のようなものを想像すればよい。そこから見渡せる景色は・・・




・・・うわ!ちょっとなにこれカッコイイ・・・!///

黄色いガラス越しに見下ろすそれは、Spring-8 の心臓部、蓄積リング・・・と、周囲に作られた無数の実験ブース!
気分はもう、国家レベルのクレージーな秘密研究に携わったマッッッドなサイッエンッティストッ!(CV: 宮野真守)。




余りにもカッコ良すぎる景色に魂を奪われてはにゃ〜ん状態になりかけてしまったが、時計を見ればもう 10時が近い。
いかん、機関の陰謀により遅刻しそうだ・・・!急いで出口を確認し、人の流れをかきわけて建物を脱出。朝方の受付へ。

見学ツアーの待合場所に行くと、椅子が 10脚少々ほど置いてある。つまり、9人位が1回の見学ツアーの人数となる。
椅子に掛けてしばし待つと、同じツアーの人が少しずつ集まってきた。その顔ぶれは実に多様。それっぽい大学生もいれば
うら若き女性も2名・・・えっ、女性!?女性2名ってのは正直驚いた。工学系と比べて、理学系は女性率が高いような気が。
そういえばさっきから、女子高生をよく見かけるな。わざわざ Spring-8 を見に来てるの!?ああ、俺は生まれる時期が早すぎた。


そんなことを思いつつ、案内されるままにバスに乗り、見学ツアーが始まる。先ほど述べたように、加速器は蓄積リングとは
離れた場所にあるのだった。バスに乗って広い施設内を移動すると、灰色の建物が立ち並ぶ、ひとけのない静かな場所に到着。



あ、こんな寂れた場所に・・・はばタン!

さて。建物の無機質なドアには、僅かに色褪せた放射線マークが。放射性物質を扱っているからではない。光速近くまで加速された
電子が磁場によって曲げられる際、シンクロトロン放射で電磁波が発生する。加速器の時点でも電子ビームの向きを細かく
制御しているため、あちこちで強い電磁波、すなわち X線が発生する。それが故に、こういった警告が貼られている。

事前指示のとおりにトイレを済ませたら、説明員に続いて建物の中へ。そこは線形加速器の開始点。外壁はわりと平凡な倉庫調で
あったが、中はやっぱり凄まじい。内部で二階構造に仕切られた建物の上層は比較的開けっぴろげだったが、下層のほうは
分厚いコンクリートと、大量の鍵でコントロールされた頑丈な鉄扉で外界と封印されている。つまり、そこが加速器の本体。


事前に軽いレクチャーを受けた後、いよいよ扉が開かれる。扉の向こう側の通路は何度か折れ曲がり(トイレと同じだ。
問題が起きたとき、扉が開いていても有害物質や放射線がそのまま真っ直ぐ外に出ないようにしてある)、本体へと通じる。



うっほぉ・・・すごい・・・なんか、すごい・・・メカメカしいというか・・・燃える!

そこは、ちょっと天井が高くて幅の広い廊下という風情の、長い長い部屋。その中の一番端に、三方を頑丈な網で守られ
更に大きなガイシに載せられた複雑極まりなさそうな機械が鎮座。そして、長手方向の面から、キラキラ輝くパイプや機械に
しつこくまとわりつかれている足場管ぐらいの太さの鉄パイプが生え、遥か向こうの消失点に向かって1本の線を曳いている。



ほう・・・ほほぅ・・・なんだこれ・・・なんというカッコよさ、というか、なんというか・・・!


配管山盛りの化学プラントにも似た美しさで私を魅了する機器を前に、説明員の方が手際よく機器の機能を解説していく。
巨大な電子発生装置(?)から細い管が伸び、管の周りを巨大な鉄の塊(=偏向コイル)が取り囲む。電子の走行路となる
管はすごく細い。さきほど「足場管」と書いたが、実際はそれよりももうちょっと細い。直径 4cm あるかないかぐらい?

確かに、真空にする区域は狭ければ狭いほどいいわけだけど、光速近い速度で飛翔する電子をこの範囲内に収めるってのは
おそらく、すごい技術が要求されるわけで。管の至る所にくっつけられた偏向コイルと電子位置監視装置をまとめて制御する
システムに思いを馳せつつ、説明員さんの説明に耳を傾け、写真を撮りまくる。モノとしてはブラウン管と同じようなことを
やってる
わけなので目新しさはないけど、その規模のデカさにはなかなか感激するものがある。例えばこのあたり、



偏向コイルなんだけど、デカさが半端ない。男数人が膝を抱えて横たわったぐらいの大きさはありそうなその鉄塊(コア)の
中にはこれまた巨大なコイルが巻かれていて、半端ないデカさの電流が流される。そうなると発熱もすごいことになるようで
自然空冷とかじゃあ全然追いつかないらしく、その鉄塊には電流を供給するコネクタの他、水冷パイプの接続口まで存在。




興味深く話を聞いているうち、直線加速器の一番末端にある分岐に到着。直進するとゲッター(加速した電子の捨て場)、
ある分岐を進むと別の施設、そしてある分岐を進むとリング加速器へと入る。分岐のポイント切り替えは、ごっつい磁石が
適切な磁場を発生することによって行われる。軽い荷電粒子だから、強烈な磁場が必要なんだろうかね?ブラウン管の
偏向コイルの小ささを思い出し、たぶん電子のスピードが違うとかそんなところなんだろうなぁ、と思ったりする。

壁に穿たれた小さな穴から細いパイプが出て行く姿を眺めて、1F の見学は終了。先ほど来た道を引き返し、
ドアを出てすぐのところにある階段を登って 2F へ。2F は、開放的な区域。機材置き場を兼ねているようであった。
とはいえ、別に何にもないわけではない。1F では、パイプに向かって天井から細い角柱が何本も降りてきていた。それは
加速のための高周波電波の導波管だったわけだが、その電波を発生する装置及び制御装置が 2F に設置されていた。



軽い電子一個を加速させるために、これほど巨大でかつ精密に制御された高周波電波発生装置が必要なのだ。
やっていることはシンプルなのだが、それを実現するためのバックグラウンドは高度な技術で占められてる。すごいね。

寿命を迎えて取り外されている、草臥れた色の巨大な高周波発生装置を見る。ラピュタの、壊れた巨神兵を連想する。


ぴかぴかした制御装置の横を通り抜けると、狭い階段へ。ここを下って行くと、加速リングの部屋へ。



加速リングも、基本的には同じような構造。先ほどと同じように、東芝製の巨大なコイルなどが我々を出迎えてくれる。
ただ、直線と違ってこちらは楕円を描いているため、用意されたコイルや観測装置の数はずっと多い。実にメカメカしい。

案内に従って加速リンクの中をじっくり見学しつつ進むと、やがてまた分岐が現れる。さっきと違って、分岐数が多い。
どのルートに進むべきなのだろうか?1つは加速リングを回りつづけるルート、そして1つは、蓄積リングへ進むルート。



加速リングを回り続けるのは電子だけでいいよね、というわけで、我々は蓄積リングルートへと進む。
ああ、それにしてもこの建物の中は実にぴかぴかしていて美しい・・・同じグループに居た女性も、同じようなことを
考えているのか、ひたすら写真を撮り続けていた。それにしてもこの人はいったい。工場萌えな人なのか、または漫画家?


蓄積リングルートへと向かう通路は、ほどなく突き当たりになる。はて?と思う間もなく、通路に作られたドアを開ける
説明員さん。曰く、ここにドアが作られているのは、加速リングまでと蓄積リングからでは管轄の団体が違うためらしい。
細い足場管、もとい電子の通り道が貫いている薄い壁のこちら(加速リング)側は独立行政法人日本原子力研究開発機構
(原研)、あちら(蓄積リング)側は独立行政法人理化学研究所(理研)が仕切っているとのこと。そのため、この壁を
境目にして、全体の雰囲気も金の掛かり方も調達メーカーも何もかも違うんだとか・・・へぇ。早速、扉をくぐる。



・・・なるほど。確かに、ぜんぜん違う・・・

ぶっちゃけ、原研サイドのほうがはるかに金がかかっていることが一瞬でわかる。それは、機器の数からしても分かるし、
照明の明るさからしても分かる(笑)。実際、原研サイドの設備は原電スペックで作られているそうだ。原電が扱うのは
放射能だが、この設備が扱うのは放射線。だからそこまでコストを掛ける必要なんてなさそうだが、浅はかだろうか?

ともかく我々は、手摺りのような細いパイプを右に眺めつつ、加速リングと蓄積リングを結ぶ薄暗い通路を進む。
機材をチェック。原研サイドまでは東芝と三菱が幅を効かせていたが、理研になると東芝と住友の組み合わせになる。
ほほー。住友製の機材は、なんだかこのあたりのデザインがロボットのようでカッコイイ。そうは思わないかね?




やがて通路は、心臓破りの坂にさしかかる。実はここまでの間、我々は地下に潜っていたようだった。加速リングは
実験場所を少しでも増やすため、地下に設置されているのだ。しかし蓄積リングは地上にあるわけだから、高度差を
接続部分で埋めなければならない。それがまさに、心臓破りの坂。ここで縦向きの運動を与えられた電子の気分で、
重力に逆らってエイヤコラヤと最後の坂を登り切る。しかし、ここの曲げでシンクロトロン放射は出ないのかね?



思ったよりも急勾配な坂を登り切ると、そこは蓄積リング棟。下から登ってきたパイプがメインのパイプと合流し、
巨大な設備機械を次々と通過していく。これらは、シンクロトロン放射光を実験設備に導くための機構であり、また、
放射によってエネルギーを失った電子に改めてエネルギーを与えるための機構である。これがまたメカメカしい・・・



こうして蓄積リングに到着した我々は、90分のツアーを終了する。長い間説明してくださった説明員の方に感謝。


さて。これで後はフリータイムとなった。まだ加速器しか見れていないので、他の施設を足早に巡っていく。
まずは XFEL。"X-ray Free Electron Laser"、すなわち X線自由電子レーザー・・・って言ってもなんのことやら。
つまるところレーザー光を放つ施設である。レーザー光自体は、例えば CD プレーヤーなどでも使われているとおり
小さな半導体1つからでも発生させることができる。ただ、ここに作られた施設から放たれるレーザーは、エネルギーが
ケタ違い。Spring-8 と同じく 8GeV まで加速された電子から、波長 0.8ÅのX線レーザーを放つことができるのだ。

・・・いや、やっぱりよくわかんないね(汗)ともかく、ものすごいレーザー光を出せる最新鋭の施設ってこった。


XFEL は、蓄積リングを挟んでかなり遠くにある。歩いて行くのは一仕事のようで、構内を走る専用バスに乗って向かう。
長閑な丘陵風景の中を数分ほどもバスに揺られて走っていれば、やがて XFEL 棟に到着する。そこは・・・



うわ、女子高生が!女子高生が!どこのハイソな企業のエントランスですかここは!

とにかく、実験施設とはとても思えない、明るくて美しい建物。こんなところに実験施設とかあるのかよマジで・・・



うわ、ありました!

真っ白で明るい、そしてとても広い空間の中に、これまた巨大な小部屋(?)のような構造物が建てられていた。
うわぁ・・・なんだろうこの建物、めっちゃくちゃカッコイイ・・・というか、カッコ良すぎだ・・・(感動)




建物と女子高生に感激ばかりしている場合ではない。ここに用意されていたスタンプラリー用のスタンプを押してもらい、
設備観察を堪能。まだ艤装中(?)のようで、それほど見られるものはない。ただただ、圧倒的な威容に驚くばかりの施設。
ちなみに、名前はSACLA(Spring-8 Angstrom Compact free eletron Laser の略)と言うらしい。日本らしい、いい名前だ。


建物を足早に見て回ったら、すぐにやって来たシャトルバスに乗り込んでメインの実験棟へ。ここで、最初に来たときには
時間切れになって見れなかった放射光実験施設の展示をじっくり見て歩く。どこもかしこも盛況で、面白い・・・おっ?



ナンデスカ、コノキャラクターハ・・・!

こういう場所にあっても、我がヲタク要素センサーは鋭く動作。ちょうどそこでは、パルス光を用いた高速度撮影の展示を
行っていた。これは、Spring-8 内の X線自由電子レーザ施設 SACLA が得意とするお仕事のはず。・・・って、待てよ、
よく見たらこのキャラ、SAKURA とか名前が書いてあるデナイノ!ふむふむ・・・"MILK CROWN SAKURA"・・・なるほど!

「SACLA、無駄遣いじゃないもん!」(CV:丹下桜希望)

ニヤニヤしながら良からぬ邪推を進め、肩を揺らしながらその場を後に。

人垣の隙間を縫って実験棟の出口でスタンプを押したら、入り口の坂を下って PR 施設へ。この地方の特産品や、Spring-8 の
施設についての紹介が行われている。施設については朝方の見学ツアーでたんまり見てきたので、特に見るべき点はないのだが
思わぬものに出会う。それは、今から 40年近く前に作られた放射光専用電子蓄積リング(SOR-RING)の実物の展示。



直径こそ 10m 足らずで、Spring-8 の蓄積リングと比べればおもちゃにも等しい。だが、コレこそは世界初の放射光専用の
蓄積リングであり、Spring-8 の御先祖様なのだ。眠りについてから過ぎた年月が余りに長いためか、ごつい鉄塊の塗装は剥げ
その外観は、薄い錆と埃で鈍くくすんでいる。だが、むしろそれが故に、歴戦の勇者が持つ凄みのような雰囲気が感じられる。

・・・ってさ、SOR-RING が作られたのは 1974年。よく考えたら、私より若いじゃん・・・orz


さて、とりあえずこれで最低限の見学は終わった。PR 館でスタンプを押し、スタンプラリーをコンプリート。意気揚々と
坂道を上り、受付でアンケートとともに提出して記念品をもらう。残念ながら、ミルク☆クラウンさくらグッズではないw


連休前にちょっと調子の悪かった右足だが、現時点ではそんなに悪い感じもしない。やっぱり、精神的な問題か・・・

ふぅ・・・。この時点で時計を見れば、13時を少し過ぎたところ。えっと・・・いかんな、少しゆっくりし過ぎたか(汗)
駐車場へのシャトルバスに乗り込み、ゆるい陽光に包まれた播磨科学公園都市の中をゆっくりと抜けてカプの元へと戻る。


太陽の光によって程良く・・・いや、かなり暖まったカプの車内を冷房で冷やしつつ、13時半頃に播磨を出発。松山へ向かう。
瀬戸中央道を抜けるルートで案内させると、到着予想時刻は 17:38 と出る。え、4時間・・・そんなにかかるの!?(汗)

あんまりゆっくりしても居られないな、と思いつつ、播磨道を使わずについつい迂回。県道 28号に戻って南下を開始。
直ぐに現れたテクノ中央交差点を直進して県道 44号にスイッチし、まっすぐに山陽道龍野西 I.C. を目指す。県道 44号は
これまたすばらしい快走路。わざわざ播磨道とか作る意味なかったんじゃね?と思えるぐらい。すいすいと走りぬけ、
あっという間に R2 へ。あとは、R2 を少し東に走り、相生の立体交差で側道を降りたら、県道121号を越えて I.C.へ。


さぁさぁ、急げや急げ。時間が余りまくっていた Spring-8 までの行程と違い、今度はあんまり余裕が無い。燃費走法を
諦め、ペースを少し上げ気味にして西へと向かう。すぐに瀬戸中央道だぜ!とか思っていたのだが、これがまた遠い。
よく考えれば、まだ和気にも到達していないのだし(←個人的にわかりやすいマイルストーン)。ふぅ〜・・・

一向に縮まらない残時間を気にしつつ、ともかく岡山道の分岐を越え、瀬戸中央道の分岐へ。山陽道までは交通量も多く
わりと混雑している印象があったが、瀬戸中央道に入った瞬間からグルマがぐっと減る。よし!ペース上げていこう!


本土を離れるための長い長い上り勾配を走りぬけ、ようやく橋に到着。そういえば、瀬戸中央道をクルマで渡るのは
初めてだな・・・以前に渡ったのは、確か 6年ぐらい前に、マリンライナー(鉄道)を使ったときか。感無量(?)

鉄道で渡ったときは、あまり長大橋としての感動はなかったような気がする。クルマだとどうだろうか?そう思いつつ
橋梁区間に入る。・・・でかい。確かにデカい。はるか先のほうまで、吊り橋の姿が見える。ああ、なんか迫力あるわ。
そう思っているうち、橋梁区間の途中に作られた与島 P.A. を通過。おお・・・四国だ・・・うどん食いたいなぁ・・・うどん!

与島 P.A. に入っていればおそらくこの欲望は満たされたであろうが、全ては後の祭り。縮まらない到着予想時刻を
チラリと眺め、後の祭りをポジティブな方向に持っていくことも少し考える。だが、やっぱりうどん食わずに香川を
通り抜ける、なんてことはできない。カプチーノはやがて、四国の大地にタッチダウン。やっぱここでうどんを食おう。


といっても、下道に降りているような余裕などない。坂出 J.C.T. を川之江 J.C.T. 方面に右折し、ともかく先へ。
高松道をたどる途中に、必ず S.A. か P.A. があるはず・・・!その思いは、確かに天へと届いた。温和な讃岐平野を
ひたすら走り続けていると、やがて豊浜 S.A. が現れる。糸の切れた凧のように、ふらふらと S.A. に立ち寄る私。



というわけで、ようやくうどんにありつく。うまいの!うんまいの!


うどんを食するミッションによって心と体は満たされたが、またも時間は失った。いかん、このままだといつ到着できるか。
トイレを済ませたら急いで S.A. を出て、猛烈にアクセルを踏んで松山I.C. を目指す。幸い、交通量は少ない。今度こそ、
予定より少しずつ到着予想時刻が早まっていく。順調にいよ小松 J.C.T. を抜け、もう少しで松山 I.C. というところになって
久万高原ラリー観戦に先発している了さんのメールが届いていることに気づく。よく見れば、電話コールもあったようだ。
(高速巡航中のカプチーノはいかんせん騒音が凄まじいので、電話の鳴っている音に気づくことは基本的に難しい

電話・・・ふと嫌な予感がしたが、努めていい方向に思考を振るようにしつつ Bluetooth ヘッドセットを X06HT と接続。
ハンズフリーで電話を掛けてみる。数回のコール音ののち、電話に出る了さん。最悪の事態(=行っても意味が無い事態)を
やっぱり想像しつつ話を聞いてみるが、幸いにも悪い内容の電話ではなく、ケータリング担当(?)のなでたん氏より
「ビール足んないから追加で買ってこいゴルァ!」という指示が飛んだのみであった。ああ、ってことはつまり、
メロン号はともかく順調に DAY1 を走りきった、ってことかな・・・?まずは一安心・・・!ここまで来た意味があった!


元気を回復。そのままペースを落とさずに走り続け、16時半頃には松山 I.C. へ到着。ここに至るまでずっと晴れ間が
続いていたのだが、ちょうど松山に至るあたりで、空は薄曇りになりはじめた。天気予報では、今晩から明日は「雨」
という予報だったはずだが、まさにそれが大当たりってことなのだろうか(涙)まったく、休みぐらい晴れにして欲しいよ・・・

そんな呑気なことを思いつつ、松山 I.C. の出口渋滞にハマる(どうやら、ETC レーンが1つしかないためのようだ orz)。
元気を削がれつつ、なんとか高速を降りる。出口と直結している R33 を少し北上したところにあるコンビニでビール等を
補充し、これまたすぐ近傍のセルフスタンドでカプを腹いっぱいにさせたら、いよいよ最終目的地・美川スキー場を目指す。
なお、松山のセルフスタンドは、京都近辺と比べても単価は安めだった。高いと思っていたので、これはうれしい誤算。


松山から美川スキー場に向かうルートは、何本か存在する。最短は R33 をひたすら走るルートだろうが、なでたんさんからの
事前情報によれば、R33 三坂峠は警察の取締が待ち構えているらしい。そこで、R379 → 県道42号 → R380 → R33 という
第二のルートをミサカはミサカは考えました。だが・・・今日は時間にあまり余裕が無いので、なるべく迂回路は取りたくない。
ついでに言えば、R33 を外したからといって、取締がないとは限らない。むしろ積極的に取り締まってそう。俺ならそうする。

というわけで、諦めて R33 を走る。取締が恐いこともあり、腹立ちまぎれ(?)に制限速度ぴったりの 50km/h で坂を登る。
平坦地は問題ないのだが、正直、上り坂はつらい。3速回転高めでハーフスロットル維持とか、ガソリンの無駄遣いにも程がある。
(実際、速度を +20km/h にして4速で巡航するほうが、エンジンは低めの回転数になるし、回り方もずっと楽。燃費もよい)


なんとか我慢し続けて、三坂峠を越え、久万高原町へ。山ひとつ越えてきた先の街は、予想よりもしっかりとした街だった。
コンビニもあるし、これなら夜に腹が減ったとしても買出しに来れるかな・・・などという超楽観的な予想をしてしまったのは
真実を知る前だったため。そもそも、現地に居るなでたんさんが何故私に買出しを命じたのか、その理由を考えるべきだった。

R33 は、久万高原町を抜けて、山間を走る快走路へ。もう安心だろう。いいペースで先へと向かう。やがて R33 は、東向きから
南向きに転針。ナビの画面は、ちょうど美川スキー場へと向かう分岐を示していた。その指示方向を見ると、険しい山肌方向。
えーっと・・・あっ!山肌を登っていくきつい上り坂の両脇に、大量の幟が立っている。ああ、あっちに行けってことか!
オフィシャルの方々の工夫により、入り口は大変にわかりやすく作られていた。ちょっと感激さえする光景でもある。


というわけで、無事に美川スキー場への入り口に到着。あとは、ここを登りきれば目的地だ!もうすぐ到着だzeee!

・・・などと簡単に考えていたのは、大変に甘かった。入り口から現場までが、これまた遠いのなんの。しかも、本当に
山の上にあるせいか、ひたすらにきつい昇り勾配が続く。道幅はほとんどの場所で十分に広いからいいようなものの、
冬季になって積雪したら、みんなちゃんと昇れるの?下れるの?と心配になるぐらいの道。また、個人的にはとっても
楽しい道だとは思うが、途中の所々に民家があったり「速度を出すな」という看板があったりする以上、少なくとも
今日は飛ばせない。R33 と同じように、パーシャルスロットルで高め回転数を維持したまま登ることを余儀なくされる。

約11km の鈍足ヒルクライムをもう少しで終えようとした頃、気になる現象に見舞われる。普段であれば、こういう道路は
テンポ良く加速→減速を繰り返すので、排気系も加熱→冷却というサイクルが繰り返される。だが、今日はずっとアクセルを
開けっ放しでノロノロと登ってきたので、排気系が冷える時間がない。そのせいかどうか、あと 2km ぐらいに迫ったところで
排気温警告灯が点灯。・・・えっ?インパネ内の見慣れないランプが点灯していることに気づいた瞬間、上記のような
思考がざっと走り、ともかく触媒を冷やしてやらねばならん、と考える。ちょうど道幅のある区間に出たので、エンジンを
かけたまましばらく停車して、触媒を冷却。おいおい、こんなところで変なトラブル起こさないでくれよ・・・(汗)


冷却中、センサーの故障という線も考えられるな、と思考。そもそもこれが点灯する理由は、生ガス過大による触媒の過熱、
というパターンが本来のモードのはず。今回はほとんどアクセルを踏んでいないし、ドライバビリティーも全然落ちていない。
排ガスの匂いも正常なので、燃圧レギューレータ異常による燃料噴射量の異常変化とか、点火系統の故障による失火とか
そういうシリアスな線は考えづらい。となると、センサー事態の故障か、または締め付け不良によるアース不良か・・・

少し休んで原因が整理できたので、気にせず出発。F6A の排気温警告灯センサーはヒューズなので、
もし途中で消えたら、センサー不良ってことになるはず。そうあってくれることを祈るのみ。


いい加減勘弁してほしい気分になったころ、ようやく山の上・・・天空の城、美川スキー場に到着!ヤッフー!


ずいぶんと時間がかかってしまったので、入り口に到達したのはもうすっかり遅い時刻。日は山に隠れ、まもなく夜が来る!
DAY1 の競技もほぼ終わりのようで、クレデンシャルパス(入場許可証)を申し込める時刻もとっくに過ぎてしまっていた(汗)

本来ならばもう入れないのだが、中で待っている愉快な仲間たちと合流せねばならない。そして、テントも張らねばならない。
困り顔でどうしたものかと思案している私を哀れんで下さったのか、入り口のオフィシャルおじさんは融通を利かせてくれて
明日の朝にパスを申し込みに来てね、とだけ指示し、私を中に通してくださった。この後に我々を襲った恐怖を考えれば、
スキー場入口付近の崖っぷちでテントを張る事態を回避させてくれたこの人には、感謝してもしきれない。本当に感謝。


ともかくクルマを了さんのものと思しき Kei の横に停め、全く届かないソフトバンクの電波に辟易しながら仲間を探索。
だが、探索を始めた瞬間に、上の方から私を呼ぶ声が聞こえる。ん?仰ぎ見れば、そこにはいつもの頼もしき仲間達が。
おお・・・やっと逢えた・・・!やっと合流できた・・・!買い込んできたビールを渡せば、もう・・・ゴールしても・・・いいよね?

するわけないよな。私の全ては、今始まったばかりなのだから!


さっそくビールを取り出し、MRC テントの方へと向かう。メロン号はすでにパルクフェルメに入っており、サービスは休業。
その代わり、これより始まるプレ山賊会 in 久万高原の準備が進められつつあった。手際よく机を並べ、食材を運び、火を起こして
しばし談笑にふける。和やかな雰囲気がサービスを包み、このまま何事もなく久万高原の夜が過ぎていくものかと思われた。




・・・だが、山の神は、山で騒がれることを好まないのか。それまでただの曇天だった空から、細かい雨が降り始めてきた。
遠くを見れば、濃い霧のような雲が山肌を覆っている。一過性のものとは思えない。それでも我々はテントの下でプレ山賊会を開く。
旨い肉を食い、旨い酒を飲む。上がるテンション。それに合わせるかのように、空から落ちる雨粒もどんどんひどくなる。

・・・とても、嫌な予感。そういえば、去年の参加組から「横殴りの雨がひどくて車から降りれなかった」などの話を聞いていた。
また今年も、そういったことになるのだろうか。本日はテント泊の予定だけど、テントから出られないという事態になると困るな。


だが、そんな予感はあまりにもヌルすぎたと言わざるを得ない。


雨が収まる気配を見せぬ中、22時頃にプレ山賊会が終了。といっても穏やかに終わったわけではない。雨はどんどん本降りになり
山の天気の恐ろしさをむき出しにし始める。ともかく、寝床の準備を進めねばならない。山賊会の後片付けを終えたら、今から
宿泊施設の風呂を借りに行こうとしているなでたんさん&きゃびさんと別れ、急いでテント設営予定地へと移動し、作業開始。

設営場所は美川スキー場の駐車場であり、下はアスファルトで、ほぼ吹きさらし。ますます強くなってきた雨は、
既に、自然の厳しさを感じさせるレベルにまで強まってきた。ペグも打てないこの状況では、普通に考えればテント泊を
選択する理由など無い。
だが、今回はメロンブックス出張隊さんのご好意というか申し付けというか、構造的にどうしても
地面まで足を下げられないメロブ出張隊販売ブースのテントを守る代わりに、テント下のスペースを使わせていただける
ことになっていた。そのため、雨についてはしのぐことが可能であった。また、昨年の経験談から、横風についても懸念されたが
風からテントを守るために周囲を我々のクルマで囲むことになっていたので、結局、テント下は安全であると考えられたのだった。

そういった理由から、私ときゃびさん、そしてなでたんさんの3馬鹿勇者トリオは、テント泊を選択したのだった。


照明から遠くてかなり暗い駐車場の隅で、激しい雨を避けながらテント設営を開始。きゃびさんからの事前アドバイスに従って
ヘッドライトを買っておいたお陰で、設営作業の照明には苦労せずに済む。ありがとうきゃびさん!また、出発前に2〜3回ほど
テントの組み立てをやっておいたので、設営自体はかなり素早く完了させることができた。しかし、どれだけ素早く建てようが、
風に乗って横から飛んでくる雨の飛沫の侵入は防げない。びしょ濡れのアスファルトの上にブルーシートを敷き、インナーテントを
設営してフライシートを被せたころには、私自身もびしょ濡れであったし、インナーテントの通風網もまたびしょ濡れであった。

ともかく、設営ができれば外に長居は無用。強くなる一方の雨を必死に耐え忍ぶカプチーノから銀マットと荷物数個、寝袋を
取り出したら、急いでテントに転がり込む。あとは、天井から吊るしたLEDライトの狭い光の中、銀マットを敷いて濡れた服を
着替え、寝袋を広げて・・・濡れたズボンを丸めて枕にして・・・よし。なんとか、寝る準備だけは完了した。ふぅ・・・


ザァザァと外の地面を叩く雨音を聞きながら、しばし脱力。はぁ・・・二重に敷いた銀マットのお陰で、空気はうすら寒いのだが
地面の冷たさは伝わってこない。さらに、シュラフも 1200円ぐらいの安物だが、驚くほどに保温性が高く、暖かくて快適。
山の上だから、これぐらいでは足りないか・・・とも思っていたが、雨のお陰で放射冷却がなく、温度については心配無用っぽい。

これなら寝れるかなぁ・・・などと思っていた頃、遠くから足音と話し声が近づいてきた。どうやら、入浴を済ませた2名が
戻ってきたようだ。設営に慣れた様子のきゃびさんは手早く、あまり慣れていない様子のなでたんさんはアワアワしながら
テントを組み上げていたようだったが、そのうちに音も静かになり、周囲は再びアスファルトを打つ雨の音に包まれた。


・・・さて。


順調に行けば、このまま何の問題もなく、朝を迎えることができるはずであった。

だが、いくらか寝たのか寝ていないのか、それすらも判然できない頃、悪魔は近づいてきた。


ふと気づいた頃、状況は既に開始していた。テントを設営して寝袋にくるまった頃は、雨こそかなり強いものの、テントのお陰で
まぁなんとか無理なくしのげそうな雰囲気はあった。だが、山の神様は、雨だけでなく、暴風を我々の元へと運んできたのだ。

山肌を渡る風は、時間が過ぎるごとにどんどんと強くなってくる。まるで、台風が近付いてきているかのようだ。容赦を知らない風は、
嬉々として荒ぶり、久万高原の山々を吹き渡る。そして彼らは我々の居る美川スキー場にも届き、暴力的な雨を横向きに降らせる・・・!


強烈な風は、大型テントと自動車の壁によって作られた我々の防壁を何の苦もなく乗り越え、我々のテントを容赦なく殴りつける。
薄っぺらいフライシートは突風に叩かれてちぎれんばかりに暴れ、四隅をフックで接続されたインナーテントまるごと空のかなたへと
持って行こうとする。インナーテントの形を保持するグラスファイバーの骨2本は、超大物を釣り上げた竿のように激しくしなり
自然の激しい力に必死に拮抗しようとする。その恐るべき戦いの様子を、テントが飛ばない唯一の理由である「錘」となりつつ
見守る私。フライシートの隙間から見える景色は白く曇っている。それは果たして、山肌を舐める雲なのか、それとも雨なのか。

テントは決して高価なものではないのだが、このひどい雨と突風で構成された嵐の中でよく耐えてくれている。これほどまでに
暴れていても、いまだフライシートの固定金具が飛んでいく気配はない。だが、所詮は小さなフックで固定しているだけなので
接続部が暴れた際に、いつロックが外れないとも限らない。もしロックが外れてしまえば、私と荷物を守るものはただ1つ、
通風口だらけで耐候性のまるでないインナーテントだけだ。そうなれば、もはや万事休す。荷物まるごと濡れ鼠って奴だ・・・


とにかく嵐が過ぎるのを神に祈るほかない私を嘲笑うかのように、万事休すの事態は刻一刻と近づいてくる。嵐に煽られている間に
フライシートとインナーテントの間に僅かな隙間が見えるのだが、そこを狙ったかのように、横殴りの雨がパラパラと侵入してくる。
それが延々と続いたためなのか、または、強烈な湿度によって結露が止まらないテントの内壁からの水分供給が続いたためなのか。
気づいた時には、私を外界の寒さから守る最後の砦だったはずのシュラフの足元のほうが水にぐっしょり濡れ、冷たくなっていた。


・・・!?慌てて飛び起き、暴風に煽られたテントが飛ばないように(私自身が錘なので、うっかり風下の方に移動してしまうと
テントの下に暴風が入り込み、煽られてひっくり返る危険性があった)用心しながら、緩やかな傾斜の下のほうになっている
足元付近を確認。・・・うっ・・・水が・・・水が溜まってる・・・(汗)その深さ 5mm。面積 10cm四方。滴り落ちる汗。

山岳地でのテント泊を完全になめていた、としか言いようがない。テントの中が快適なものだと思っていた、だなんて。
シュラフカバーすら用意していなかった、だなんて。失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した。
こんなことなら、最初から車中泊にしておけばよかった_________(←ゆかりんボイスで再生希望

枕元の携帯電話を見る。うっすら結露した画面を指で拭う。・・・2時半、か・・・まだ、丑三つ時・・・草木も眠る丑三つ時・・・
だが、久万高原を蹂躙する嵐は、草木すら眠らせない。遥か遠くのほうで聞こえる、山鳴りにも似た低い破裂音。それが少しづつ
近づいてきたかと思うと、草木とともに地面から生えた我々のテントを力いっぱいぶん殴りつつ走り抜けていく。なんという戯れか!
そして、なんという圧倒的なパワーか!少し離れた場所にあるサービスパークからも、何かが壊れる音が聞こえてくる。恐ろしくて、
そして錘に課せられた仕事として、この場を離れて様子を見に行くことができない。ああ・・・人間とはなんと無力な存在なのだ・・・
砲兵隊からの攻撃を受ける陣地に掘られた浅い塹壕の中で十字架握ってションベンちびりながら泣いてる新兵みたいな気分だ。


・・・ともかく。全ては後の祭り。こうなったら、被害を最小限に抑えるしかない。まだ暖かい寝間着を脱ぎ捨て、ぐっしょり濡れたまま
枕代わりにしていたジーパンとTシャツを着直す。こうなったら体温で乾かすしかない。だが、私はひとりじゃない。こんなことも
あろうかと、耐寒用に持ち込んでいた大量の携帯カイロの封を一斉に切り、ポケットやら腹回りやらに突っ込んで暖を確保。
自然に負けてたまるか!人類は火を発明した!自然の気まぐれに翻弄されぬために!自然の凶悪な嗜虐心を恐れぬために!

続いて、突風が収まった一瞬の隙を衝いて、テント内に展開していた荷物の大半をカプチーノの中に放り込む。これで、少しは安心・・・
このせいでまたもや少し濡れてしまったが、やむを得まい。濡れた部分を雑巾で拭い、濡れたシュラフに潜り込んで一息つく。
・・・風も雨も、一向に収まる気配を見せない。テントは相変わらず激しく叩かれ、煽られ、ねじ曲げられる。激しくたわむ
テントを内側から懸命に押さえつつ、とにかく時間が過ぎて朝が早く来てくれることを祈った。祈った。それしかなかった。


果たして、それからどれぐらい経っただろうか。すぐ風下側に立てられたきゃびさんのテントから、眠っているはずのきゃびさんの
「えっ!?」という驚きの声が聞こえてきて意識が戻る。えっ・・・何が「えっ!?」なの・・・!?凄まじい雨と風の音は未だに
外から聞こえ続けている。ともかく慌ててテントから顔を出すと、同じように顔を出しているきゃびさん・・・が、なでたんさんの
チェイサーのほうを向いている。見ると、メロブ出張隊テントの位置が明らかに当初設置位置と違うところにまで移動していて
その支柱のうちの1本が、なでたんさんのチェイサーのリアクォータパネルにほぼぴったり寄り添っていた・・・っていうのか、
当たっているのかもしれないが、ちょうど真横から見る形だったので、遠くからだと判然としない。当たってる?当たってない?

暴風があまりにも恐ろしくてテントから出れないため確認ができないのだが、遠目に見る限りでは、クォータパネルに歪はなく
ぎりぎりセーフのように見えた。そ、それにしても、あの支柱の足元にコンクリートブロックが置いてあったというのに、
まるで発泡スチロールでも置いてあったかのように、呆気無く動かされてしまっていたということか・・・!だが、そんな
呑気なことを言っている場合ではなかった。振り返ると、ちょうど嵐が吹いてくる方角の一番角辺りに居た私のテントにも、
同じようにメロブ出張隊テントの太くて硬い支柱がめり込んでいるではないか!アッー!(汗)その支柱の根元にも、同じように
結構大きなコンクリートブロックが置いてあった。しかし、風はそんなものなかったかのようにさっさと動かしてしまっていた。


うわわわわ(汗)幸い、体重 80kg 近い私もろともテントを動かしてしまうほどのパワーは、この嵐にはなかったようだ。
不幸中の幸いであったが、これでますます、突風が収まるまでは、テントから一歩も動くことができなくなってしまった。
万が一にもこのテントを放棄してしまったら、最後の歯止めを失ったメロブ出張隊テントが縦横無尽に暴れだすに違いない。


・・・我々は、暗闇と暴風雨に蹂躙されるがままであったこの一夜を「ワルプルギスの夜」と形容する以外の手段を持たない。


とにかく、日よ昇れ、すぐにでも夜よ明けろ・・・!暴れ狂うテントを必死に押さえ、神に祈る。


・・・だが、まだ夜は明けない。気がついた頃には、手助けを求める中村カントクの声が聞こえてきた。ああ・・・?
全く眠った気がしない状況でテントから顔を出す。どうやら、メロブ出張隊テント戦線方面だけでなく、サービスパーク戦線も
この無慈悲な鉄槌 "シュトゥルム・フォン・クマコゲン"(久万高原の嵐) のクソ野郎に手ひどくやられているようで、テント防衛戦の
ための援軍を求めにきたようだ。サー!イェッ・サー!しかしナカムラ大尉、こちらの戦線も我々が最後の防衛線であります!

すっかりビビッてションベンちびりそうな顔で泣き言を言う我々など使い物にならぬと判断したのか、状況を一瞬で把握した
中村カントクは、近くに止めてあった装甲車のハッチKei のドアを開け、中で眠っていた了伍長を引きずり出し
連れて行ってしまった。きっと了さん、フランス語とドイツ語の通訳として連れて行かれたんだろうな・・・


・・・また気がつくと、ナカムラ少尉と了伍長はテントのそばに戻ってきていたようだった。「了ーッ、ロープ持ってこいっ!」
ナカムラさんと了さんは、ロープを使って何かをやっている。まさかこんな時間にこんな場所でロープを使ったアッー!
というわけではなく、Kei とメロブ主張隊テントを結んで嵐に対抗しようという算段のようだった。なるほど・・・!
これで少しは、安心できるかな・・・嵐はまだ収まる雰囲気すらないが、なんとか、なるかな・・・