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Cappuccino 日記(1999/4)

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4/1

夕方頃、用事が有って自宅に電話を入れる。
すると、「東京から箱が届いてるよ」との報告。
おお。もう届いたのか。
返す刀で、スズキ自販へと電話。
ヘッドランプ Assy とFウインカー Assy が到着したとの報告を入れ、
土曜日にでもそちらへ持っていくと告げる。
ついでに、修理状況と今後の措置について相談。
今のところ、見積もり以上になる気配はないみたいだ。
ふと「エアコンのあたり、壊れてるとおもうんですけど、
交換になったら高いですかやっぱ」と聞くと、
「いやー、配管は高くないけど、(公害)フロンがね・・・」と言われる。
なるほど、考えてみれば H.4年式のカプチのエアコンには、
まだ公害フロンが使われているのだった。
・・・次に壊れたら、
非公害型のエアコンシステムに入れ替えてもらおうかな。
いや別に環境問題がどうこういうわけではなく、
単に「部品の入手性が悪いから」なんだけど。

で、帰宅すると、早速
「ヘッドランプAssy」
「FウインカーAssy」
「サイドウインカーAssy」
の詰め合わせが到着していた。
箱から出してざっと眺める。
埃はかぶっているけど結構美品かも。
プラスチック艶だし用の研磨剤を出してきて、こしこしとレンズを磨く。
すると、薄ぼやけていたレンズのプラスチック部品が深い輝きを放ち始めた。

おお!いい目をしているな、少年!

という感じの深い輝きが。
多少のキズはあるが、特に問題に発展しそうな感じはないので
無視することにする。
早速、ヘッドランプの人に、商品到着の報告と、
代金引き渡しの話についてのメールを送る。

4/6

カプがないので、日記もまったく進まない。
それでもイベントはいくつかあったので、記しておく。

仕事がアレだったので、ヘッドランプの人に送金することがままならない。
土曜日も所用で出かけていたので、パーツをスズキに持っていくこともできない。
事故で歪んだままのストラットバーも直してもらいにいけない。

困った。

というわけで、上司の都合もなんのその、
”仕事は進んでいるから”
(サラリィマンの常識として、半分ぐらいウソ)ということで
無理やりに有給を取ってしまう。

朝はゆっくりと起床して、最初に郵便局にて送金手続き。
返す刀でスズキに向かい、
そのまま行き過ぎてストラットバーの修理に向かうことにする。

カプチがないから、ここしばらくの足は EP82(NA) である。
久々に乗ってみて思うことは、

面白味は少ないが、しっかりつくられた車である、

ということである。
低回転でのトルクはかなり厚い(660cc比)ので、はっきりいって街乗りは楽だ。

2速だろうが3速だろうが発進できてしまう。

NA エンジン特有の、高回転での甲高いメカニカルサウンドもなかなか気持いい。
しかし、もはや NA のフラットトルクでは我慢できない体になってしまった。
あの、「ドッカン!」と来るターボフィーリングが病み付きになってしまった。
だから、どーも乗っていてもどこか物足りなくてイライラしてしまう。
厄介なことである。

郵便局での送金手続きは卒なく終了する。
すぐに、スズキでのパーツ引き渡しに移るため、
車をディーラーに向かって走らせる。
パワステやらなんやらで減衰されてはいるが、
路面から伝わってくる情報に最新の注意を払いながら飛ばす。
というか、前と比べて、
どんなクルマに乗っていようとも、
そういうのがよく判るようになってきた。
これは嬉しいことだ。

色々考えているうち、到着。
片手に段ボール箱を抱え、
どことなくみずぼらしい格好をするように心掛け、
ディーラーに入る。

誰もいない。

しょうがないので、担当メカニックの人を呼ぼうと思ったが、
どこかから見ていたのか、実に素早く、直ちに自主的に店内に姿を現した。
いい心掛けだ(←偉そう)。
しかし、もうそろそろ、向うにしても
鬱陶しくなってきている頃だろう。
この想像は的中しているようで、
担当殿はなにやらそわそわした状態で応対している。
(単に、他の用件があって忙しかったのかもしれないが)
しかし、修理費用の見積もりに対する追加が起っていない、
という重要な情報を知らせてくれた。
これは福音だった。
引き続いて出てきた「エンジンを降ろしたと言ってましたよ」との一言に引っ掛かる。
一応、修理を依頼してからもう1週間ちょいは経つのだが、
まだエンジンを降ろしたところだというのか。
本気で2週間ちょいで終わるのだろうか。
大丈夫なんだろうか。
まぁ、2週間で終わられても修理代の準備が出来ないので、
それはそれでまた困るのだが。
早く他の作業に移りたそうにしている担当殿を
長く引き留めるわけにはいかないので、
最低限の情報だけ得たのち、さっさとディーラーを辞する。

引き続き、ストラットバーの修理に向かう。
どこに向かっているかと言うと、もちろん購入元のテクニカである。
あそこなら直してくれるに違いない。

というか、あそこ以外のどこに持ち込んだら直してくれるかわからない。

手間賃はどれぐらいかかるかな?
財布の中身を案じながら走っているうちに、いつのまにか到着する。
もう、目を瞑っていても到着できるぐらいに場所を覚えてしまったようだ。
ガレージを覗くが、相変わらず誰もいない。
停めてある車と車の間を縫って、二階の事務所に登って声をかける。
おっさんはすぐに出てきた。
私の顔を見た瞬間、「こいつは見覚えがあるぜ・・・」という表情が浮かんだ。
よし。私も立派な常連への階段を登り始めたか。いい感じだ。
いやいや、目的はそんなことを確認するためじゃなく。
おもむろにストラットバーを取りだし、

「壁に刺さりまして、これ(ストラットバー)が歪んじゃったんですよ。
直してもらうとおもって・・・」

と話し出す。
ところがオヤジ、察しが悪い。

「え?何?刺さったって、何が刺さったんやな?え?」

と宣う。
あ、あのね、こういう手合いの客が来て
「壁に刺さった」ったら車しかないでしょ。
と思いつつも、根が正直な私は

「車ですよー」

と丁寧に反応する。
おっさんは、態度で「あちゃー」とうっすら反応する。
しかしそれは一瞬のことで、二の句を継ぐ前に体が動いている。
私が机の上においたストラットバーをつかむと、
いきなり隣りにある板金工場へとそれを持ち込み、
その道のプロ(友達かな?)に修理を依頼してくれた。
修理ができるまでの間、1Fのガレージでおっさんは突然に仕事を始める。
さっきまで事務所に引き籠もっていたというのに、
今はなんかまるで「俺は忙しいんだよ、ボウズ」と誇りたいかのようだ。
私も負けていられない。
おっさん(いい加減失礼だ。ちゃんと「社長」と呼ぼう)が受注生産している
車高調の組み立て作業の手を眺めながら、
無理やりに世間話を始める。
話は事故修理の話に移り変わる。

「なんとか自走できるし、エンジンも逝ってないし、
よっぽどじゃない限りは直そうと思って・・・もったいないしねぇ」
「愛着もあるんやろー」
「え、ええ・・・まぁその通りです。それが一番でかいです」

やはり、社長も経験があるのだろうか。

で、事故後慌ててディーラーに持ち込んだという話をすると
「あー、そりゃぼったくられるわ。ディーラーはなぁ。」と一言。
あうう。
「うちに持ってきたら、安うで直してやったのに」とも。
そうなんだよねー・・・
後になってから気が付くことのほうが多いのさ。
「次があったらお願いしますわ〜」と言っておく。
いや、次が有って欲しくはないのだけれど。

与太話をしているうち、修理が終わった。
多少の疵は増えたが、機能には影響がないので気にしない。
作業賃を聞いてみるが、「タダでええ」とのこと。
うれしいこと言ってくれるなぁ社長。と思ったら、
「その代わり、また来てや」・・・

この、商売上手。


4/9

もうすぐ、事故から三週間だ。
なんだか、イライラが募る。
これが禁断症状ってやつなのかなぁ。

4/12

どのぐらい修理の作業が進んでいるのか気になったため、
昼休みの時間を利用して、スズキに電話する。
見積もりでは2〜3週間と言っていたから、
そろそろ仕上がりも近いだろうと思っていた。

ところが、まだ全然仕上がっていないらしい。

曰く、
「これからエンジンを上げて(積んで)、
リアの凹みを板金して、
足回りを修理して・・・という感じですね」。
・・・ちょっと待って。
確か、理由は不明ながら、
エンジンを下ろすだけの作業で、1週間かかってたような?
(まぁ、それから1週間後に聞いてみたら
もうエンジンが載るところみたいだったから、
そこから後のフレーム修正作業は早かったようだけど)
・・・ふと、目眩がしてきた。
こんな状態では、GWまでには間に合わないんじゃないだろうか?
この進捗だと、2ヶ月ぐらいかかんるんじゃないだろうか?
担当のにいやんも、なんか妙にぶっきらぼうだし・・・。
最初に言っていた予定より遅れ気味なんだから、
言い訳とか謝りの言葉とか態度とか風情とか代車の心配
(要らないけど)とかぐらいあってもいいんじゃないんだろうか。

・・・こんな子供みたいなことばかり言ってる自分がいやになる。

八つ当たりかもしれないけど、溜まったストレスはもうどうしようもない。
でも、ストレスの原因を作ったのは、他ならぬ私自身なんだよな〜。
う〜。

4/19

あれから一週間。
もうそろそろ「悟り」を開きつつある私。
でもやっぱり、昼休みにスズキに電話してしまう。
はぁ〜。あとどれぐらいかかるかなぁ。
GWには間に合わないかなぁ・・・

無意識のうちに、電話機のボタンを押す。
相変わらず、1コールだけで電話が取られる。
この辺の対応の素早さが、すごいよなぁ・・・

「すいません、カプチーノの修理をお願いしている***と申しますが、
サービスの****さんはおられますか?」
・・・このセリフを言うのは、何回目だろうか・・・
そして、これから何回、言わなければならないのだろうか・・・
なんて考えているうちに、担当の****さんが出る。
早速、昼休みに電話を入れたことを詫びつつ、
修理の状況を聞く。
すると、待ちに待ち侘びていた

「ええ、板金のほうから、お車のほうは戻ってきてます・・・」
との言葉が!

えっ、じゃ、じゃあ!

「そうですねー、2、3日のうちには納車できるような状態ですねー」


・・・や、やった!ついに、ついに相棒が戻ってくる!
長くて重くて暗かった一ヶ月も、ついに終わる!

おもわず舞い踊る。
しかし、まだ話には続きがあった。
なんでも、フロントは

”完璧”

(ここだけ、私に説明する声に力が入っていた)
に直ったそうだけど、
困ったことにリアが鬼キャン状態になっちゃっているらしい。
考えてみれば、修理に出したとき、リアのホイールにも、
石か何かにヒットした跡がついていたのを見た覚えがある。
どうやら、リアの足回りも少しばかりやられているらしい。
先方曰く、
部品交換をする必要があるか、しなくても良いか、まだなんとも言えない、
とのこと。
つまり、
修理代金が上がるかどうか、まだ少しわからないところがある、
とのことらしい。
でも直すのに日にちはかからないから、修理自体は今週中に終ります、
と説明された。

・・・ええい、もう部品なんか遠慮なくとっかえちゃってください!

と言おうと思ったが、辛うじて思いとどまる。
そういう判断はプロにまかせる必要があるのだ。

とりあえず、土曜日に取りにうかがいますので、
それまでにはよろしくお願いします、と伝える。
そして、喜びに溢れながら電話を切ろうとしたが、

「あ、それと」

という一言で話は継続する。
つまるところ、ホイールの話らしい。
左側2輪の破損がひどく、とりあえず走ることはできるが、
すぐにでも交換しなければならないですよ、とのこと。

しかし私もぬかりはない。

こういうこともあろうかと、
ちょっとサイズはでかいが”とりあえず履ける”タイヤは準備しておいたのだ。
(真田さん調)
その旨を伝える。
向こうは「わかりました。それでは、
ホイールはお客様が準備してくださるということで・・・」と、
笑って快諾してくれた。

4/23

さて、引き渡しはいよいよ明日だ。準備を始める。
まず、スズキに向かい、清算結果を聞くことにする。
担当のメカニックさんは出張で不在だが、
およその値段ぐらいならわかるかもしれない。
というか、明日は銀行がアレだから、
できれば今日のうちに値段を知りたいのだった。
というわけで、結果がだれかに託されていることを願いつつ、スズキに向かう。

到着。
表から見える範囲で、作業場の付近を窺い見る。
しかし、我がカプちゃんは見えない。
あれ?もっと陰のほうにあるのかな?
ちょっと不安がよぎる。
しかしもう慌てない。
今週中に、修理は終わっている(はず)なのだから。

スズキを信じよう。

胸を張って、ディーラーの中に入る。
店内には、営業の人がいた。
なんか、ぺーぺーじゃなくて、ちょっとエライさんっぽい感じのする営業さんだ。

悲しいサラリーマンの性として、ここで思わず微妙な緊張をしてしまう。

ええい。ここは自分の会社ではない!
ためらいを振り切って、話しかける。
「すいません、車の修理をお願いしていた・・・」
見積もりは貰っているのだけど、最終的にこれが幾らになったかわからないので、
清算結果を教えてほしい。
と告げる。
少々お待ち下さい、との返事が出され、
その人は奥に有る作業場に繋がるドアに入っていった。

静かになる店内。
おもわず緊張。
コチコチコチ・・・別にどこにも音のなる時計はないんだけれど、
精神的なプレッシャーのせいか、
どこからともなく時計の秒針音が聞こえてきてしまう。

しばらくたって、営業の人が戻ってくる。
やっぱり、担当の人がいないので、正確なところはわからないらしい。
ただ、やっぱり足回りのパーツは交換することになったみたいで、
見積もりよりも5万円ほど高くなりそうである、
ということを言い渡された。
明日の午前中には清算できます、とのこと。
それだけ判ればこちらとしては満足なので、
では明日の午前中に電話をして、それから伺います、と告げ、
店を退出する。
まぁ、とりあえず「まだ直っていない」という話ではないから安心。
それに、多少上がったとしても、
こちらが持ちこんだパーツの代金分は下がるはず
(下がらなかったらウソだ!)
だから、やっぱり見積もりぐらいで収まるはず。

うっしっし。

明日に備え、
給料が振り込まれた口座から、修理代金見積もり+α分ぐらいを

泣く泣く

引き出す。

帰宅してから、少しだけプラモの製作を進める(謎)。
でも、完成という言葉からはまったく程遠い。
こっちのほうこそ、いつ終わるかわかんないな・・・

4/24

いよいよ、カプチが戻ってくる日である。
この日をどれほど待ち侘びたことか。

普段なら絶対に早起きしない土曜日であるが、
今日は、自分でも笑ってしまうぐらい早く起床した。
うきうきしている気分を親に悟られないよう、
(おちょくられるのは目に見えているので)
落ち着いた足取りで出かける支度を済ませる。

朝10時、ディーラーに電話を入れ、値段の最終確認。
リアの足回りの交換費用を含め、しめて55万円と言われる。
・・・見積もりどおり!見事。

というか、見積もりで上げた分だけしか直してないのだろうな、

と考え直す。
電話を切り、昨日下ろしてきたお金を懐に納め、ディーラーに向かう。

ディーラーに到着。
作業場をちらっと見る。
と、そこには、我が銀色のカプチが・・・
ボンネットを開けられている状態で止まっている。
あ、あれっ!?・・・
ま、まぁ、気にするまい。

気をとりなおし、店に入り、担当のメカさんを呼んで頂く。
しばらくして、例の、見た目は恐持のメカさんが出てきて応対してくれる。
修理明細をもらう。
なんと、3枚にも渡っていた。
ここまで長い明細書を見るのは初めてである。
ちょっと感動。
ごもごもっと喋る。
(さっきは、ボンネットを開けて、エアコンのガスをチャージしていたらしい)

ややあって、店の外側、私の直ぐ横、視界の隅っこに、
銀色の車の影が飛込んでくる。

「パシュ!」

という元気のいい音とともに鋭く減速したそれを見る・・・

帰ってきた!ついに帰ってきた!・・・


なにか不具合があれば持ってきてくださいね、などの最終的な話を済ませ、
いそいそと車に乗り込む。
とりあえず、ペダルを踏み込んでみる。
しかし、物凄い違和感が体を襲う。
クラッチの踏み心地に、なんの覚えも感じられない!
あれほど一緒に遊んで、お互いに馴れがついてきたと思っていたのに・・・
再度、関係は0に戻る。

ギクシャクしつつ、ディーラーから出る。
操舵に、どこか妙な感覚が残る。
試しに、ハンドルから手を離してみる。
すると、ハンドルは独りでに少しづつ左へと曲がっていく・・・

アライメントが狂ってる!

ほんの少しだけ、右向きに力を入れてやる(ハンドルを掴んでおく)と直進する。
うーん、どうやら、まだ直っていない部分があるみたいだ。
とりあえずしばらく走って、
どこかおかしくなっているままのところがないか、
徹底的に洗ってやろうと思う。

とり急ぎ帰宅してタイヤとホイールを交換。
純正タイヤとホイールのサイズは
165/65R14 5.0J×14 offset +45
なのだが、交換用に準備しているタイヤとホイールは、なんと
185/60R14 6.0JJ×14 offset +38!
・・・結果、見事に 1cm ほどはみ出す。
小さな車に 185 のワイドなタイヤが填められ、
それがまた、良くみるとはみ出ている・・・

ううっ。かなり笑える。うぷぷ ^_^;

しかし笑い事ではない。
グリップ力は上がったが、バネ下はかなり重くなったので、
ブレーキの効きが甘くなった。
試しにフルブレーキングもしてみたが、ロックすらしそうにない。
・・・苦難は続く。

ところで、事故時に助手席に乗っていた悪友。
日記には書かなかったが、
どうもあの事故を経験したお陰で妙な火がついたらしく、

4月の中頃に AUTOZAM AZ-1 を買ってしまった。

(私もついていって購入の現場を目撃したのだが、
中古の AZ-1 の運転席に座った悪友が、
店の人に「エンジン音、聞いてみますか?」と言われて
イグニッションキーを横からいきなり回され、
F6A サウンドを聞かされてしまった瞬間に
「少女漫画的にメロメロになった」のを見たのは、
これまた一生忘れられない貴重な経験になった)
で、納車が明日なのだ。
ということで、
当方のカプちゃんの修理完了披露の意味も込め、
カー用品を買いに行くのについていく(というか運転手を買って出る)。
悪友を横に乗せ、ぶうぶうと気持良く吹かしながら走る。
まったく近所迷惑で環境破壊な所業なのだが、
カプちゃんも私も、ふたたび走れるようになったことが
うれしくてしょうがないんだから仕方ない。
高級軽トラック(?)のようなF6Aサウンドを聞きながらハンドルをひねるうち、
次第に私も悪友のようにメロメロになっていった。

4/25

悪友 AZ-1 納車の日。

納車と言っても、取りに行かねばならない。
取りに行かねばならないのだが、それが箕面だ。
箕面といえば大阪の果てだ。
ここは京都だ。

というわけで、朝も早くから出かける。
少し雨の垂れる雲天だったが気にしない。
カプチの屋根をどぱーんと開け、
すがすがしい空気と排気ガスを吸いながら友人宅に向かう。
自分の回りで轟々と渦巻く風。

実に心地好い。

オープンカーはやっぱり素敵だ。
オープンであるというだけで素敵だ。
何もかもが非日常になる。

朝は8時に出発し、友人を拾い、京都南から高速に乗る。
渋滞していると思い込んでいたが、まったく混雑していなかった。
速度を出すと息が苦しくなるし、慌てる旅でもないので、
せいぜい 120km/h ぐらいで流す。
あっというまに箕面に到着。
まだ9時30分であり、中古屋(ディーラー)は開いていない。
悪友とともに大笑い。
しばらく、近所の本屋で S2000 本を見て時間を潰す。
しかし、どれほど S2000 を見ても、あまり欲しいとは思えてこない。
たぶん、でかいからだろう。
10時過ぎになってディーラーに再入。
今度こそ営業を開始していた。
ややあって引き渡し完了。
カプチと AZ-1 が連なって走行する。
あまり見れない光景ですよ、これ。

下道のワインディングを快適に飛ばし、京都に帰る。
帰ってから、AZ-1 をちょこっと運転させてもらう。
恐ろしいほどに低い座席位置。

(窓から外をみると、自分が地面に埋もれているような錯覚に陥る)

エンジンパワーやフィーリングはカプチとあまり変わらないように思えたが、
タイヤのインチ数が小さい関係上、加速力は多少なりとも上の様子だ。
なんにしても、AZ-1 もこれまた面白い車である。

4/26

会社から帰宅して、カプチを動かす。
いつもの峠道を走ってみる。
やはり、ハンドルが多少左に切れている。
タイヤを見てみると、左フロントの内側だけ少し多めに磨耗している。
トーアウト気味になっているということか。
タイロッドエンドを調整しようと思ったが、
自信がなかったのでとりあえず止めておく。

185/60R14 POTENZA だが、
コンパウンドがかなり硬い(経年劣化?)らしい。
ちょっと強めにGをかけるだけで、
わりと早いうちからタイヤが鳴り始める。
うーん、こころもちローグリップ。

4/29

今日は祝日。

横に親父を乗せ、屋根を開け、カー用品屋に出かける。
途中、親父はしきりにカプチーノの加速力に関心していた。
私はもう慣れっこになっているので、そんなに強くは感じないのだけど・・・
視点の低さが災い?幸い?していると思う。

冷間時のミッションの入りが良くないので、
ミッションオイルを変えてみようと思い立つ。
エンジンオイルほどのブランド数はない。
まだほとんど試してみたことがないのでどれでも良かったのだが、
何となく惹かれるものがあったので、BP の X7117(GL-5 75W-90)を買ってみる。
その日はそのあとしばらく走り回り、車の下に潜ることもなく時を過ごした。

夜になって、AZ-1 の悪友がいきなりやってくる。
この2日で 200km ほど走り回っているらしい。
自分の経験と突き合わせて考えてみても、
彼はしばらくは止まらないだろうな、と思う。

4/30

今日はGWの休み。朝から超晴天。
すがすがしい!

アライメントのことが気になっていたので、
営業している本日を狙って、件のディーラーに出かけることにする。
あらかじめ電話しておいたので、車を到着させてしばらくすると、
お世話になっている元ヤン調のメカニックさんが出てきてくれた。
早速、症状を説明。
で、「アライメントは明細に入ってなかったので・・・」という話をすると、

いやぁ、アライメントは取らせていただきましたよ、

とのこと。おや?じゃあ、これは一体・・・私もメカさんも首をひねる。
とりあえず、GW明けにでももう一度アライメントチェックをしてもらう、
ということで同意。
すいませんが、うちのカプがまたお世話になります。

帰り道、ミッションオイルのドレンボルトに巻くシールテープを買うために
DIYショップに寄ってから帰宅。
(水道工事に使うもので良いらしい・・・メカさん曰く)
昼飯を食う前にジャッキアップしてウマをかませ、屋根を取る。
屋根は取らなくても作業の支障にはならないのだけど、
せっかくの晴天だから、直射日光による殺菌消毒効果を期待する。

メシを食ってちょっとだけ休み、早速作業を開始する。
3/8inchの短いラチェットを
ミッションの給油側のボルトに当て、緩めてみる・・・

んが、堅い。めちゃくちゃ堅い。全然回らない。

恐怖を覚える。
しかしここで引き返すわけにはいかない(X7117が無駄になる)。
自由が効かない体勢のまま、それでも渾身の力を込めてラチェットを回す。
苦闘数十秒、やっとゆるみ始める。

ある程度回るようになったことを確認してから、
今度はドレン側を緩める・・・
その前に、廃油処理箱をドレンの下に持ってくる。
エンジンオイルと比べて粘度が高いので、
油が飛び出してくる方向にはそれほど気を使う必要はない。
でも、念のため、ドレンの口の方向に合わせて、箱の長手方向を持ってくる。
そののち、給油側と同じように、渾身の力でドレンを緩めて、抜く。

意外と綺麗なオイルが落ちてきた。
また、ドレンの磁石はそこそこ綺麗だった。

勿体なかったかな?

と思いつつ、X7117 の口を缶切りで開ける(1リットル缶)。
また、以前に買い込んでいたサクションガンを準備する。
あらかた油が抜けたところでドレンを締め、
今度は給油側を抜く。
サクションガンの先を X7117 の缶の切口に突っ込み、
吸い上げて・・・ミッションに注入・・・
なかなか上手く入っていくので面白かったが、
いかんせん容量が1リットルなので、注入は直ぐに終わる。
規定量を入れたのち、
給油口から指を入れて油面が十分に上がっていることを確認。
最後に給油口を締める。

というわけで、作業はわりかし順調に完了。
こぼれた油を拭き、後片付けをする。

ところがこれが大変だった。

一度でも臭いを嗅いだことのある人なら御判りだろうが、
ミッションオイルは極圧材がいっぱい入っているので、臭い。
イオウ臭い。
いわば、腐りかけた屁の臭いとでも言おうか。
ともかく臭い。
さらに、機械油の重厚な臭いまでそれに入り交じるのだから、

幼少の頃からプラモを作り、有機溶剤の臭いに馴れ親しんできた私でも

さすがに参ってしまう。
工賃も \1500 ぐらいだったら、
やってもらったほうが楽といえば楽かもしれない。

片付け作業が終わった時点で、試走。
嬉しいことに、1・2速に残っていた固さがすっきりと取れ、
もうかなりスコスコと入るようになった。
今回の作業は成功と言えよう。