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Cappuccino 日記(1999/9)

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9/4

さて、明日は、待ちに待ったジムカーナの練習会だ。
3ヶ月に一回では、本当に「お祭り」以外の意義は無いが、それでも
車を振り回すのは無条件に楽しいので、とりあえず参加するのだ!

ジムカーナに備えて車を作る必要はほとんどないが、
唯一の作業”タイヤ交換”だけは、しておかなければならない。
と言っても、別に、タイムを狙うためにやるわけではない。
単に、街乗りタイヤと、そうでないタイヤを分けたいからだ。
(前に、表面が痛んだタイヤでハイドロを起こし、事故ったので)
本当にタイムを狙うのなら、今、街乗りで使っている K'GRID(165/65)を使う。
これから履替える POTENZA(185/60)は、ただひたすら重く、グリップは低く、
とにかく、ジムカーナ走行にとって有利になることはほとんどない。
K'GRID よりも、サイドウォールの剛性が多少高いことぐらいだ。

ブツクサいいつつ、タイヤ交換作業を実施する・・・と思ったが、
なんてことか、朝から雨がパラパラと降っている!
ふと、交換すべきタイヤを見ると、雨でビチョビチョ・・・
つまり、雨天の下で、ビチョビチョに濡れたタイヤを外し、
ドボドボに濡れたタイヤを交換せにゃならない。しかも4輪全て。
ハブボルトに CRC-556 を吹き掛けつつ、締め付けを行う。サビ防止のため。
あー、だるぅ。

クルマの性能をスポイルするようなもんを、
しんどい思いしてつけにゃならんなんてよォ・・・
いやいや、しかしこれも、街乗りの安全確保のため・・・
フロアジャッキを持ち出して、ゴソゴソと作業する。

ややあって、交換作業は終了。
明日はコイツで遠くまで走らねばならないので、ちょっと試走してクセを掴む。
いつもの峠に向かい、1本ちょい走って帰宅。
で、判ったこと。

・・・グリップ、弱えぇ・・・弱すぎる・・・

ちょっと強く踏んだだけで、タイヤは一瞬にしてロック!
K'GRID もロックはするけど、ここまでロックは早くないっすよ〜もっと粘るよ〜
あ〜う〜。やっぱ、このタイヤが逝ったら、ちゃんとしたのが欲しい。

試走後、車庫に車を収め、サイドを引いて車を降りようと思ったが、
ふと、物凄い違和感が体を襲う。
・・・サイドブレーキのアソビが、ない。
アソビの調整は、かなり前にユルユルにしたままにしといたはずなんだけど。
ということは・・・キャリパーをちょっと修理した結果、
(O/H 後、実はさらにちょっと手を入れてる)
サイドブレーキ関係の装置が元気になり、ピンの戻り量が増え、
結果としてアソビがほとんどなくなったのかな・・・?
モノはいいほうに考えるようにしよう。そうに違いない。ラッキー。

そのうち、雨が上がる。
晴天になってきた。明日は期待できるな・・・

さて、来週(8/29の日記を参照)がやって来た。
AZ-1 氏と連絡を取り、STRAIGHT にて落ち合うことにする。
何をするのかって?・・・例の、坂道を買うことにしたのだ。
一人じゃ金額的にツライが、二人で1つづつ買うことにすれば負担も少ない。
私も使いたいことはあったりするので、決してムダな買い物にはならない。

私のほうが多少早く到着した。
買い物をして待っているうち、AZ-1 氏も到着。
店主のおっちゃんと「どないなもんでっしゃろ〜」と話をしているうち、
いつのまにか、おっちゃんの苦労話を聞かされることとなった。
そりゃもう、語るも涙、聞くも涙のお話・・・
(話自体は省略。聞きたい人は STRAIGHT 京都店に直行だ!)
そんな苦労話を聞かされたとあっちゃあ、買わないわけにもいかなくなる。
というわけで購入。
坂道2個を AZ-1 の助手席に詰め込んで、拙宅へと向かう。

AZ-1 を車庫に収め、買ってきた台に乗せる。
おお、すばらしい!なんの苦もなく、車の下に作業スペースが確保された!
先週、フロアジャッキとウマをあっちこっちに動かして悪戦苦闘したのは
まったくマヌケな行為だったと言いたくなるほどイージーだった。
さっさと、買っとけばよかった・・・

AZ-1 を台に載っけた状態のまま、エンジンフードをあげて E/G を冷やす。
近所の自販機まで歩いていってジュースを買い、飲み、戻ってくる。
うーん。まだ冷えてない・・・あまり熱いとヤケドするので、少し待つ。
20分ほど喋ってからオイルパンを触ると・・・うん、まあいけるかな?
ここから後は、私がやってしまってもしょうがないので、
要点を教えつつ、友人に作業をしてもらう。

作業自体は、小一時間で終わる。
友人は、オイルパンから抜けてきたオイルが真っ黒なのに
かなり驚いていたようだった。そう、私も最初は驚いた。

F6A は、3000km も走ればオイル真っ黒。まるでディーゼル。

抜けたオイルをちょっと触ってみたが、感触としては、
I/C パイプに溜まるブローバイのような雰囲気だった。
4000km ほど走ってたと言ってたから、結構、きてたのかな?

適当に試走して、問題がないことを確認。
工賃としてジュース1本を奢って貰う(安い・・・)。

友人が帰宅後、こちらも残った準備を完了してから寝る。

9/5

別にそんなに早く起きなくてもいいのに、AM 3:00 過ぎに起きる。
1時間ほど、のんびりと準備をしながら過ごし、AM 4:30 頃に家を出る。

R1〜五条堀川〜R9〜亀岡〜R372〜天引峠〜古市〜R176〜波田
〜県道75〜大川瀬〜県道314〜渡瀬三叉路〜県道20〜G三木。
いつものコースだ。もう、目を瞑っていても走れる。
自動車乗りの本能が、ランドマークを覚えている。
地図を一瞥し、心の中で休憩ポイントを復唱。

というわけで、AM 4:30 に出発。
誰も走っていない、真っ暗な田舎の幹線道路に満ちている
夜の森が癒やした、生命感に満ちた自然の空気を浴びながら、
デカンショ街道(R372)を駆け抜ける・・・予定だったが、
まだまだ夏。日の出は早いらしい。亀岡を過ぎるあたりで太陽が出る。
ああ。ちょっと幻滅。

幻滅しつつ、薄明るくなったデカンショ街道をかっ飛ばす。

天引峠途中の小さな茶屋(と行っていいのか・・・)で、休憩。
T字路を折れたところに車を止め、自販機で買った缶コーヒーを啜る。
ターボタイマーがエンジンを止めた瞬間、
一仕事終えた F6A の、くつろぎの唸りは消え、
圧倒的な静寂感が戻ってくる。

・・・鳥が鳴いている。
小鳥の囀りと、猛禽の雄叫び。
彼らにとっても、私にとっても、長い一日が始まった。
これから、日が暮れるまでが一日。24時間の刻みは、ここでは無意味だ。
しばらくすると、巨大なトラックがやってきて、私の前に停った。
ちょっと疲れた顔をしたおっちゃんが降りてきて、同じようにコーヒーを買う。
妙な親近感が湧く。これから、この人は何処に行くのだろう。

副交感神経が眠りについた事を確認して、ドライバーシートに戻る。
スターターを回し、F6A に鞭を一発入れる。
さぁ、ショータイムの始まりだ。
天引の休憩所を離れる。

峠を抜け、平地を快走。
オープンにして走っているせいか、次第に「寒く」なってくる。
インパネ中央にある、エアコンのコントロールパネル。
空気取り入れレバーを、内気循環から、外気導入に切り替える。
ベンチレーションレバーをフロントウインドウ+足下に切り替え、
送風温度レバーを、めいっぱい HOT 側に押し込む。
100km/h オーバーでぶつかってくる空気が、自力でエアコン内部に入り、
冷却水で暖められ、結構な勢いで足下に吹き出してくる。
速度の力を感じる一瞬だ。

ふと気づいて横を見ると、遠くにあるはずの山が見えない。
それどころか、遠くの景色が、白く霞んで見えなくなっている。
霧だ・・・朝靄だ・・・

ふうっ、と、ため息を吐き、
ライト調節のレバーを1段階捻って、前照灯を点灯する。
フォグはないから、濃霧になったらお手上げだ・・・
どこか、待避所に入り込むしかない。

天引を越えたあたりから、
前方に、赤い4灯テールが居る。
R32 GTS-t だ。
同じように霧に巻き込まれている所為か、ペースが上がらない。
連れ立ってとろとろ走る。

しばらく走ると、強力な朝靄も掃けてくる。
道沿いにある、バス停のような小さな待避所に入って R32 と別れ、
ふと油圧計を見る・・・うあ!低い!

0.75kg/cm2ぐらいしかない!

チョーシこいて、100km/h オーバーの巡航を繰り返した所為?
うーむ・・・

いくらなんでも、まさか、こんなにはやくタレて来るとは思わなかった。
やっぱり 100% 化学合成じゃないとダメなのかなぁ・・・

アフターアイドルを2分ほどしたのち、エンジンを止めて休憩。
人間もそうだが、車もけっこう疲れている。
すっかり明るくなった景色を、ぐるっと眺める。
道の左端にある待避所側には民家が立ち並ぶが、反対側は巨大な田圃が広がる。
巨大な田圃は、まだうっすらと朝靄に覆われている。
しばらく、ぼぉっと道を眺める。
待避所付近は、1km級の直線が伸びている、見通しの良い道路だ。
しかも軽い坂になっているので、追い越しには絶好の場所である。
それが証拠・・・目の前で、荷物を満載した巨大トラックが坂を登るそのとき
後続にいた軽トラが、ひときわ甲高いエンジン音を響かせ、追い越しを敢行した。
よっぽど遠くの状況が見えていないかぎり、できるこっちゃないのだ。

その後、5分ほどぼおっとしていたが、他に通過する車も見当たらない。
よし。そろそろ行くかね。エンジンに火を入れ、出発。

明るいがまだまだ静かな町並を縫いながら、デカンショ街道は西に向かう。
その軌跡を追い続け、憑かれたように走る私。
田圃と山に挟まれた田舎街を走り継ぎ、古市に到着。
薄い霧に囲まれたR176を南下し、県道75号に別れてからは、
ひたすら、くねくねと曲がった、ちょっと都会調の住宅街を抜けていく。
そのうち、薄明かるかった東の山から、金色の朝日がほとばしりはじめる。
日の出だ!
いつ見ても、日の出の瞬間は、なぜか安堵の気持が渦巻いてしまう。
アステカ王朝は、太陽に登ってもらうため、毎日生け贄の心臓を差し出した。
残酷ではあるが、その必死の祈りの気持がわかる気のする一瞬である。

朝日の中を駆け抜け、G三木にたどり着く。
時刻は・・・6:30。

休憩を抜いたら、2時間を切れる・・・(笑)

おもわずニヤリとするが、状況としてはニヤリとするようなものでもない。
なにしろ、9時開始なのだ。
ここは、盆の有明ではない。こんな早く来ても、人っ子一人いない。
仕方ないので、30分ほど仮眠。眠るのにも飽きたので、しょうがないから
門衛のおっちゃんのところに行き、世間話など喋りながら時間を潰す。
忘年会で暴れた某社の幹部候補に頭を殴られた話とか、
そりゃもう、いろいろと、苦労話を・・・
(話自体は省略。聞きたい人はグリーンピア三木入り口ゲートに直行だ!)
1時間ほど喋っているうち、それっぽい人たちがやってくる。
AZ-1 氏もやってくる。が、ノリが悪い。なんか眠そうだ。いかんよ、不健康だよ。

ジムカーナ練習会は、9時開始。
素早く会場に入り、やってくる車を見渡す。
カプチーノ2台に、ビート1台に、AZ-11台。Kカーはこんなもんか。
今回は、インテRとかが多く、エンスー系の車はほとんど来ていない。
荷物を降ろし、完熟歩行をして・・・10時過ぎから走行開始。

しかし、それにしても。
三ヶ月に1度、6回ぐらいしか走らないのでは、
腕を上達させる要素が、まったくと言っていいほど存在しない。
頭で考えているように、車が動かない。体が動かない。
サイドターンからきっちり立ち上がることができない。
天気予報とはうって変わって、紫外線パワーに溢れた、ピーカンのお天気。
気温は果てしなく上昇するが、気持はどんどん湿っていく。
疲労ばかり溜まり、ノウハウは溜まらない。
なんだよ・・・どうなってんだよ・・・ちくしょう・・・

昼から参戦してきた、第3のカプチーノ。
いきなり 52秒台をたたき出す。うげ?!
その時点での私のタイムは、やっとこさ 55秒・・・くそう・・・
その後の走行で、なんとか 52秒台には乗せたが、
同じ回で、相手は 50秒台。くぅ・・・

たまったストレスを払うかのように、
フリー走行では散々暴れる。うおおおおーーーー!
いつか、いつかは勝ってやる〜!(3悪トリオの捨てぜりふみたいね)

なにわのR氏に礼を言い、帰途につく。

帰途。
「温泉に行こう」シリーズその2。
今回に目指すは、兵庫県西紀町にある、草山温泉観音湯。
温泉地図を見る限りでは、R176 を北上したところにある
舞鶴自動車道丹南篠山口I.C. の、わりと近辺にある。
地図はあまりにも荒く、なんの案内にもならないようなものだが、
結構有名そうなところだから、案内看板を探せばどうにかなるかな?
ただ、入湯は 19:00 までなので・・・現在は 17:30、あと1時間半。
迷っている時間はなさそうだ。急げや急げ!

G三木を出て、朝来たときよりも速い、猛烈な速度で北上。
あっというまに古市にたどり着く。
いつもはそこで R372 に入るが、今回は R176 をさらに北上。
「観音湯」の案内看板を探しつつ、慎重に北上する。
が、どこにも看板が存在しない。あれっ?なにか間違えてる?
不安になって車を止め、小ミーティング。
地図を見比べ、「とりあえず曲がっとけ」ということで、適当な所で右折。
JR福知山線を高架で越える。目を皿のようにして、回りを見ながら走る。
すると、越えたところの交差点に、「←西紀町」の案内看板。
えーっと、確か、温泉は「西紀町」・・・
反射的にステアリングを切り、交差点を回り込んで北上。
田圃の中をひたすら直進する道を、ラリーのように時計をにらみつつ
「この先 通行不能」という看板が出るまで走り続ける。

通行不能看板が出たところで、ふたたび車を止め、ミーティング。

「どこにも、温泉の案内看板がない!どうなってんの!?」

看板といえば、「ユニトピアささ山」というものだけ・・・

「なんか『ユ』とゆー文字が入ってるし、温泉っぽい・・・ 建物が変わって、名前も変わったんかもしれん!行ってみよう!」

そのときは、この、根拠のない理論だけが、唯一縋れる道だったのだ。
急いでちょっと引き返し、看板に従ってユニトピア篠山に向かう・・・
するってえと、そこにあるのは、およそ温泉っぽくない建物。
不安におもいつつ、駐車場に車を収め、荷物を持って、案内看板に向かう。
かなり暗くなった光の下で、目をしかめつつ看板を凝視するが・・・何もない。

「温泉」なんて名前も、温泉チックな建物も、なんにもない!

やばい、これは罠か!?篠山町民のイタズラか!?

・・・
ふっと、「ひょっとしたら、県道 35 号線のほうから、入るのかも・・・」
という考えが浮かぶ。いや、この発想に頼る以外、何の処方もない!
この時点で、残り 30 分を切っている・・・果たして、上手く行くかどうか。
運を天にまかせるような気持で、アクセルを踏み込む。
ユニトピアを出て、県道 35 号との交差、宮田交差点に向かう。
地図ではでかく書かれているが、実際はひなびた交差点だ。
右折して県道 35 号線に回り込み、猛烈な速度で北上する。
頼む、どこかに、案内看板が有ってくれ!

・・・5分ほど走る。
既に、篠山の賑わいはない。辺りは暗くなりはじめ、
それが、道の回りがひどく寂れていることを示している。
時折現われる案内看板を凝視するが、温泉に関係することは何も書かれていない。
・・・ダメか?こっちもダメか?
時計の針は、こちらの焦燥感に比例して速く進む。
何の看板も、何の雰囲気も現われないことから、アクセルを踏む足も緩んでくる。
間違いか?それとも、正解か?いったい、どっちなんだ・・・
しかし、何かはわからないが、ほんのわずかな野生の勘が、
「先へ進め!」と言いつづけていた。

周囲の寂れ方はますます激しくなる。
さっきまでは回りが田圃だったが、ついに峠っぽくなってくる。
ゴルフ場の案内看板が増えてくる・・・。
峠は登りをとうに越し、下り始める。
もう、何もかも諦めに入った気分の中で、
ある看板が、私の精神に水を与えた。

(←矢印)観音湯

あ・・・ある・・・観音湯の看板が、ある・・・
思わず、窓から右手を出してガッツポーズ!!!
よっしゃー!!!

それまで惰性で踏まれていただけのアクセルは、
いまや、圧倒的なパワーで能動的に踏み込むものへと変わった。
勢いづいて峠を下っていくと、それまで全くなかった温泉案内の看板が、
時折、ポツリポツリと現われてくる。
どうやら、一気に近くなってきたらしい。
1枚の看板も見失わないように注意しながら、さらに道を進む。

そのうち、山を抜け、ちょっとした集落に入る。
集落の中央部では、2本の道が交差している。
1本は我々がやって来た道、もう1本は、直角に交わる道。
時計は、50分近くを指している。絶対に、間違うことはできない。
車を止めて辺りを見回すと、そこには、集落の住民が。
急いでそちらに車を回し、観音湯について聞いてみる。
すると、「その坂を登って・・・400m ほど行ったところの右手にあります」
との答え。あと 400m!ありがとうございます!これなら間に合う!
スキール音を立てながら坂を登り、喜び勇んで数百mを進む。

すると・・・おや?集落の外れまできたのに、何にもない・・・
挙げ句の果てに、道路工事のせいで、道が急角度で折れ曲がっている。

おお?おおお??おおおお???なんじゃこりゃあ?

とりあえず、車をとめてミーティング。
一瞬、住民に教えてもらった道を間違えたのかと思ったが、
「とりあえず行こう!」との話に落ち着く。行かねば退くしかない。

住民の指示と、自分たちの判断、双方が正しいことを祈るのみ・・・
普段は気にも留めない仏様や神様に向かって、祈る・・・
するとどうだろう。ほんの数百mほど走ったところで、
道の右手に、「観音湯」の案内看板が・・・

くっ、くっ、苦労させやがって!(涙)

残り数分。
右折し、急いで走る。
ほどなく、左手に「観音湯」の看板が・・・
つ、つかれた・・・
それにしても、だ。

温泉地図、全然違うじゃないか〜(涙)


ガレージに車を収め、鞄を引っ掴んでフロントへ。
「めっちゃわかりにくいっすよー」というクレームと共に入泉料を差し出し、
畳み掛けるように、風呂に入る。

う゛お〜〜〜〜 極楽〜

鉄色でしょっぱい系の泉質。
露天風呂と打たせ湯を楽しむ。
苦労、した甲斐があったっちゅうことだ・・・

気分がよくなったところで風呂から上がり、
飯を食ってのんびり。ああ・・・明日から仕事かよ〜仕事したくねェよ〜。
最後に、家に「これから帰る」との電話を入れて、帰宅開始。

帰途の先導は AZ-1 氏。
先ほどの、直角に交わっている道を使って、ショートカットで戻るとのこと。
なかなかワイルドで楽しい府道 300号を抜け、国道 173号へ。
敢えて、9号狙いの北上ルートを取らず、南下してデカンショ街道へ戻る。

ふと、燃料計を見る。
針は、4つある目盛の、一番下のもののほんの少し上を指している。
トリップは 200km を優に越えている。

しまった・・・温泉探しに夢中になっていたせいで、ガスが・・・

最近は燃費が非常に悪いので、たぶん 260km ぐらいしか走れないだろう。
逆算すると・・・60km 内外で GS を見つけないと、アウトということである。
おとなしく走れば・・・という条件は付くのだが。

なんてことを考えつつ AZ-1 の動きを見るが、
あまり大人しくは走っていないようだ。
デカンショ街道で、前を走っているフットワークのトラックを
元気良く追い越したりしている。あっちのガスは、大丈夫なのか?!
しょうがないので、ガス欠にならないことを祈りつつ、追従する。

結構な速度で前の車を煽りつつ、天引峠を飛ばす AZ-1 氏に
「ガス無いって!」と心の中で叫びつつ、なるべくゆっくり追従。
(ちなみに・・・いくら後ろにぴったりつけたところで、
 ノーマルマフラーで吹かしても聞こえないから、煽りにならないよ>AZ-1氏)

天引で休憩。
お互い、ガスが少ないことを確認する。
それなのにアレかい・・・おいおい、ようやるねぇ。

ヨタヨタと寄ってきた野犬。
根が親分な AZ-1 氏は、自販機で売ってるカップ麺を買って与える。
が、そいつを一舐めした野犬は、味がお気に召さないらしい。
ぷい、と横を向いてしまう。でも腹が減っているのか、去らない。
贅沢な奴め・・・というか、犬って塩味が苦手なんだよね、確か。

その後、ガスを気にしつつゆっくりと R372 を亀岡に向かって進み、
京都縦貫道付近の GS にて、やっとの思いでガスを補充。
簡単に燃費を計算してみたが、思ったより良くなかった。
まぁ、ジムカーナで随分使ったもんなぁ・・・しょうがないか。

その後、篠I.C. で縦貫道に乗り、200円を払って市内に戻る。
千代原口近辺の「ラーメン横綱」にて夜食を食ったのち、解散。
はぁ、今日は、密度は濃かったけど、疲れた・・・

9/7

先週の休みは、休みと言えないぐらいに密度が濃かったので
なんか妙に疲れが残ってしまった。
よって、有給が一杯残っていることを利用して、休んでしまう。

でも、ただ休むだけでは能がない。
スズキに行って、錆が発見されたブリーダーバルブを注文することにする。

しばらく行ってないので、もう忘れたかね・・・と思いながらスズキに到着。
雨が降っていたので、ディーラー奥の車庫まで勝手に車を押し込む。

すると・・・あろうことか、あのツナギマスターが出てきた!

忘れてないんですね、ツナギマスター・・・
伊達に、王貞治と道場六三郎に似てるわけじゃないんですね(関係ないか)。

安物工具でブリーダーバルブを舐めちゃって、という話をして、
いつものように注文する。まさか、キャリパーまるごとってことは
ないと思うけど・・・現物が届くまでは、なんか心配なのででござる。

あとは、特に用事はないので、オートバックスなどに寄りながら帰る。
途中、大雨が降ったりして、屋根のない駐車場ではエライ目にあった。
やっぱ、雨の日に乗る車じゃないねぇ。ウェザーストリップもないし>カプチ

帰宅。あらかた雨が上がっていたので、なんとなく洗車を始める。
というのも、帰り道で買った「キイロビン」(超強力油膜取り剤)を
使いたかったからだ。それだけの、たったそれだけの理由で・・・

まず、フロントガラスを軽く水洗い。
膨大な油膜がついていることを、あらためて確認する。
キイロビンのボトルをケースから取りだし、説明書の指示通り、
水を含ませたスポンジに多少のキイロビンを付け、ガラスに付けてこする。
最初はビシバシ弾かれていたキイロビンだが、次第にガラスになじんでくる。
ガラス前面に奇麗に広がった時点で、水をぶっかけると・・・おお!

めっちゃ奇麗に水が乗る〜!

文章では説明できないぐらい、ガラスの表面に奇麗に水が乗った。
さっきまで、汚らわしいものを忌嫌うように、無情に水を弾いていたガラスが。
(とても面白いので、是非とも一度、試してみてください。クセになります)
4面のガラス+2つのバックミラーの全てを磨いて楽しむ。
でも、あまり遊んでいると、これだけで日が暮れてしまうので、
名残を惜しみつつ、ボデー全体を洗車して、ワックスを掛け、
ちょっと走って水を切って終わる。

最後に、AZ-1 のオイルを交換するために買ってきた坂道に、
カプチがちゃんと乗っかるかどうか試してみることにする。
うちの場合は、フロントが上がってくれると一番嬉しい。
というわけで、フロントタイヤに坂道をあてがい、慎重に登ってみる・・・
大丈夫。ちゃんと登った。グラツキもなし。
ウマより幅があるので、下に潜っても、ずっと安心感がある。
台を構成するビームが折れたり、溶接が外れたりしたら御仕舞いだけど。

クルマのフロントをあげたついでに、クラッチのあそびを調整する。
現状だと、アソビがかなり大きく、クラッチのミートポイントが奥にある。
これを改善するため、アソビを多少削ることにする。えーっと・・・
ワイヤーとフォークを固定するネジを、1段階動かす・・・OK。
フォークを指で揺すり、揺れの大きさが小さくなったことを確認。
これで、多少はマシになるかな。

降りるほうも試す。クラッチを切って、ゆっくりと降りる・・・OK。
降りた瞬間にサスが縮んでアゴを擦るかとおもったが、擦らなかった。
リアも同様に試す。こっちは、隙間が大きいので、余裕余裕。
この坂道、なかなか便利なものっぽいようだ。


9/11

ちょっと前からEメールで話をした結果として、
兵庫県のいりす氏のところへ、遊びにいくことに。

目的は・・・再度・摩耶・船坂をドライブすること!
関西の走り屋のメッカ(と言っちゃっていいのかな・・・)六甲山の道。
走り屋なんて言えるレベルでもないところにいる私ではあるが、
大勢の車好きが、寝る間も惜しんで走り倒すような道は、
走って気持の良い道であることには間違いないはず。
近いうちに、いつかは走ってみたい(=流してみたい)と思っていたのだった。
それが、思ったよりも早い時期に、実現できることとなったのである。

流すなら、涼しい朝方に限る・・・
と思っていたのだが、日頃の不摂生が祟り、起床したのは8時過ぎ。
あちゃ!予定より、2時間以上も遅い!
しょ、しょうがない・・・

まず、走り・・・いや、六甲へ流しに行くのに、
ジムカーナ練習会で履いていたタイヤでは、具合いがよろしくない。
見るからに重たいし、雨が降ったら目も当られないし。
ということで、起きがけの運動を兼ね、
ジャッキを持ち出してタイヤ4本を交換。
それにしても、前日の夜は、雨が降っていたらしい・・・
またもや、交換用のタイヤがビチョビチョ(涙)
ハブボルトの入る穴を拭き、CRC-556 を吹いて・・・
数十分ほどで、交換作業は完了。
ノーマルオフセットのお陰でフェンダー内に収まったタイヤは、
+38 のオフセットで暑苦しくはみ出していた RE86 と比べ、見るからに軽そう。

さて、時間がないことは相変わらず。
急いで朝飯を食い、屋根を開き、出かける。
一般道路を走っていては、とても昼までに神戸に到着できないので、
名神高速道路に乗ることに。南向きの名神は、3月の JOKE 観戦時以来か。
いつぞや以来の油圧の低さを気にしながら、それでもキビキビ走る。
まぁ、スピードリミッタはノーマルですからブローせんでしょ。
天王山を旧トンネルで抜け、吹田で一休みしたのち、西宮で降りる。
気になる高速料金は・・・\1.6k。JRで来るのと同じぐらい。
R43 からなるべく早く R2 に移り、田中の交差点付近でいりす氏に連絡。
「すいません、迎えにきてもらえないと、道がわかんないんで・・・」
いつもご迷惑おかけします。

交差点傍の街路樹横に車を止め、日陰に腰掛け、いりす氏を待つ。
空を見る。雲は多いが、日は差している。なんとも不思議な気候である。
それにしても、熱いなぁ(←オープンカー乗りにとっては、この漢字が適切)。
やっぱ、もっと早く起きて来るべきだったなぁ・・・

交差点近辺でしばらく待つと、なにやら競技車っぽい CR-X がやって来た。
白いボンネットには、オーリンズやら、プロミューやらのカッティングシートが。
うわ、さすが兵庫、こんなヤバそうな車が、白昼堂々と・・・って!?あれ!?
フェンダーがワインレッド・・・ひょっとして、これは、いりすさんでは!?

いりすさんでした(笑)。

N車(つまり、タイヤとホイールを除いてフルノーマル)だそうですが・・・
クルマを正面から見たら、なんともはや、強烈に勇ましい外観。
こりゃ、見た目の時点で、NやなくてAですよ(笑)

その後、RE540S がゴロゴロしている、いりす邸にて一休み。
簡単に、六甲を構成する各峠について、レクチャーを受ける。
どこが再度で、どこが六甲で、どこが摩耶で、どこが船坂で、
どこが走り屋のスポットで・・・などなど。
地図上で確認したのち、昼過ぎに出発。

R2 をしばらく西に走ったのち、ごちゃごちゃっと住宅街に入る。
再度の入り口は、それなりにゴージャスな風景を想像していたが、
実際は、民家の隙間からいきなり始まる、意外とチープな峠道だった ^_^;

さて、というわけで・・・再度に進入!
やにわに、いりす氏の SiR のうなり音が大きくなる。
マフラーはノーマルなので、うるさいわけではないが・・・
戦闘体勢に入ったことは、よくわかる。
さて・・・私も、ぼちぼちついていきますか!

いきなりから、強烈な登り坂。
ちょっと登った途中から、比較的強めの右コーナーが待ち構える。
FRが登りでドリフトパフォーマンスを見せるには、絶好の地形。
逆に言えば、FRでグリップを維持して登りきるのは、一苦労のコーナー。
アクセルを緩める余裕は無い(この傾斜だと、アクセルを緩めたが最後、
十分な加速が得られなくなる)ので、ほぼベタ踏みのまま突入。
うっかりラインを読み忘れていたので、中央付近を走る。
ステアリングを切り込みつつ、少しアクセルを緩めて荷重を前に移す。
おそらく、踏みっ放しでは、アンダーが出て曲がれないはず・・・
しかし、予想通り、リアの荷重が抜けすぎ、トラクションを失う。
LSDが入っていないので、内輪が元気に回り、「キョキョキョ!」という
軽いスキッド音を立てる。リアは、ほんの微妙に、外側に流れる。
コーナリングの体勢はできるが、効率の良い再加速は不可能。
失敗・・・

いや、それにしても、あまりにもトラクションの逃げが速すぎる・・・!?
深く考える余裕もないまま、連発で続くタイトコーナーに入る。
コーナリングの体勢もできないまま、天にも登るような勢いで登る
左タイトコーナーへと入るが、やっぱりここもリアが逃げてしまう。
うーん、逃げるのはしょうがないとして、せめてトラクションは・・・
しかしやはり、後輪内側が元気な鳴き声を上げ、空転する。
空転すると減速するから、荷重は前に逃げ、空転度合はますます増える。

やっぱり、登りタイトコーナーではLSDが必須!

腕が足りない分は道具で補うのが常。
苦手でできないものを意固地になってやろうとしても、車を壊すだけ。

なんだかわからないうちに先まで飛んでいく、いりす氏。
やたらにつるつる滑るコーナーでのたうちながら、必死で追跡する私。
登りじゃ、テンロクのパワーには勝てない・・・というか、なんで
ここまで路面が滑るのか!この道、なんか仕掛けがあるのか!(笑)
コーナーも道幅もやたらとタイトで、非常に走りにくい。
神戸の走り屋は、こんな道を走ってるのか・・・そりゃあ腕が上がるはずだ。
京都は宇治の天ヶ瀬のほうが、道幅が随分広いように思える。

とにかく、こんな状態で車をぶつけたり擦ったりしたらただのあほなので、
(自分の能力と、車を取り巻く状況が読めてないという意味で)
かなり早めのブレーキングに終始し、無理をしないように走る。
いりすさんに追い付けないのは、しょうがない。

ちょっと進んだところで、休憩所(というか駐車場というか)に入る。
素直に、感動したことを伝える。うっひゃっひゃ〜。
しかし、いりすさんは どうもつまらなそうな様子だ。
何か、急いで行きたいところがあるのだろうか?

引き続き、走行を開始。
ほどなく、楽しかった再度を走り終わり、六甲の尾根(かな?)の道に入る。
こっちは、あからさまな田舎道といった風情だ。
再度の「なにくそ!」という雰囲気でなく、ずっとのんびりした道。
さっきと比べて比較的フラットで、非常に走りやすい。
先導のいりすさんが、前を走る一般車に、次々と道を譲らせる。
あの、悪のボンネットは、相当に効くようだ(笑)

しばらくして、摩耶の入り口に到着。
右折して、六甲山牧場の傍の摩耶を走る。
いりすさん、さっきとは違って、おもいっきりペースが落ちている。
再度の登りでついていけなかった私に、気を遣って下さっているのか。
分かれ道が無い限り、好きなペースで飛ばしてくださったらいいんだけどな・・・
(というか、やっと、非力な車が楽しめるフラット〜下りになったんだから、
飛ばさせてくださいよ、いりすさん! ^_^;)

ややあってから、摩耶の駐車場に到着。
かなり広いが、なんか、路面が穴ぽこだらけだ。
軽自動車で、高速に滑っているときにここに足を引っ掛けたら、横転するかも。
恐る恐る走り、隅のほうに車を止めて、一休み。
ちょっと回ってみようかと思ったが、他の車も一応停まっていることだし、
いりすさんはそういうの(低レベルドリフド)が嫌そうだったので、
機嫌を損ねないよう、止めておくことにする。う〜ん・・・。

またもや暫く休んでから、摩耶を引き返す。
ふと、戻っている最中、景色に見覚えがあることを思い出す。
これは・・・どこかで・・・
あ、そうだ!PSの「峠MAX」だ!六甲ステージの終わり付近が、良く似てる!
はっはっは〜、こりゃあ、似てるわ・・・(笑)
誰も喜ぶネタでもないので、一人で喜ぶ。

ふたたび、六甲の尾根の道に入る。
ただひたすら走っていたかったのだが、気を効かせて、
いりすさんは、見晴らしのいい場所で停まってくださる。
い、いや、私は走りにきたのであって・・・と思ったが、
まぁ、滅多に来れないんだし、と思い、景色も楽しむ。
雰囲気としては、びわ湖バレイから、下を見下ろした景色に似ている。
どっちも、山が高く、水が広く、街が狭いからだ。
ただ、明らかに違うのは・・・こっちのほうが、街は遥かに都会であること ^_^;
途中でオマワリの待ち伏せに遭ったりしたが、事件はなく、無事に西進する。
やがて、宝殿を過ぎたあたりから、いきなり道の田舎度が増してくる。
傾斜も、フラットから下りになり、面白くなってくるが・・・
いりす氏は、またもやペースを上げない。うーむ・・・。
ま、直線のあとの急なコーナもあることだし。いいか。

しばらく下ったのち、左に分かれた道を曲がって、登り坂になる。
登り坂の頂上付近で、なぜか、車を洗っている人が2名も居る。
はて?ここは?と思ったころ、いりすさんがハザードを上げて停まる。
どうやら、いよいよ 船坂 のはじまりらしい。

おおっ!ついに、いりすさん、本気モードですね!

どこで昼飯を食うか、などの話を済ませたのち、出発。
いままで散々いりすさんの邪魔をしてきたので、
船坂ではさっさと「チギって」もらうことに決定。
もう好きにイッっちゃってください。傍目で、ストレス満杯なの判りますから。
思った通り、ストレスを吐き去るようにカッ飛んでいくいりすさんを見送る。
こちらは、オープンカーらしく風を感じつつ、のんびり流す。

前にも、後ろにも、他の車が居ない。
空は白く、風は静か。カプチの鼓動だけが、体と耳に伝わる。
ちょっと頑張ってくれたタイヤをいたわりつつ、静かにカーブを曲がり、
坂を登る。ここでは、再度のような、タイヤの悲痛な叫びは、起らない。
路面の状態も良さそうだ。たぶん、ペースを上げても大丈夫そうだ。
柿本改のジェントルなエキゾーストノートに包まれ、至福の一時を過ごす。

すこし走ると、いりすさんが停まっていた。
その前には、一般車と思しき、普通のセダン。
おや?と思ったが、理由は直ぐにわかった。工事信号だった。
ここでは、夜に工事をやると、迷惑になるということ?(笑)
ほどなく、私も追い付く。

1分ほど待ったろうか。信号は青になる。
もったりと、坂を登り始める普通のセダン。
その後ろに、諦めたように連なる、いりすさんと私。
いりすさん、折角のホームコースなのに、ご愁傷様です・・・。
ゆっくりしたペースで、トロトロと走る。いやぁもったいない・・・

ずーっと、どんくさい一般車を連れ合いにして、船坂を下る。
住宅街に入り、しばらく走ると、R176 に出る。
はぁ・・・これで、非日常も終りか。
船坂を降りて、R176 に出た地点を忘れないようにする。
いつでも、ここを登れば、日常から非日常へと移れる。
アリスにとってのウサギの巣穴だ。

ここからもずっと、いりすさんが先導。
いかつい CR-X の後ろをチョロチョロ走るKカー。カルガモの親子だ。
R176 沿いをウロウロし、見つかっためし屋で、遅い昼メシを食う。
なんだかふと、軽い疲れを感じる。早速、有馬温泉に向かうことに。
有馬温泉までは、そう遠くないらしい。屋根を閉め、エアコンを入れて向かう。

ところで、有馬温泉・・・というと、猛烈に有名な温泉。
そりゃあまぁ、どでかい(イメージ化不能)ものを想像していたのだが・・・
行ってみりゃあ、まぁ、普通の街に隣り合う、普通の小さな旅館街でした。
もっと、鄙びたものを想像していただけに・・・ちょっと幻滅。

旅館街の入り口にある、狭苦しくて薄暗いガレージに車を押し込んで、
地図に示された共同浴場に向かうが・・・なんじゃこりゃあ!狭い!
めちゃめちゃ狭いところに、多数の客が押し込められている。石鹸も別料金。

土地がないのは理解できるが、泊まりじゃない客の扱いが、悪すぎるのでは?

私も、「京都」という最大級の観光地に住んでいるので、理解はできるが、
でも、もてなしの心を忘れた観光地って、なんの意味もないのだ・・・

ちなみに、有馬温泉の泉質は、鉄系。観音湯と同じように、赤錆のような色。
疲れを癒す温泉というより、疲れをスクレーパーで削ぎ落とすような温泉。
なんか、クルマのボデーのサビを思い出してしまった・・・^_^;
サビ落とし、しないとねぇ・・・

再度・摩耶・船坂の他に「有馬温泉」というものがどういうものか、
理解できたことは良いことだった。いりすさんに感謝。
夕方になったので、温泉地にていりす氏と別れる。
さて、帰宅だ・・・。

R176 → R429 → R9 → R1。
一番、無難な道・・・
R176 で、鈍臭くて回りを見ていない車が織り成す大渋滞に巻き込まれ、いらいら。
空いた R429 に入り、やっとそういうのから解放されたと思っていたのだが、
マフラーを交換して、ボウボウ五月蝿く囀っている3ナンバー EXIV が、
私の前を走る。あああ・・・

しばらく走って、次第次第に、町並みから外れる。
EXIV は、まだボウボウ鳴きながら、私の前を走っている。
普通、こういう車は、音だけ五月蝿い、どんくさい車なんだけど・・・
コイツは違った。

EXIV の前を走っていた最後の一台が、信号で別れた直後、
ヤツ(EXIV)は、急激にスピードを上げはじめた。
お!ひょっとしたら、やれるね、この人は!
直線路でピッタリ後ろにつけ、こちらの意思を表し、様子を探る。
(ただ、いりすさんから、血の気の多い人の話をいろいろ聞いているので、
先行者を刺激しすぎないよう、そのへんは良く気をつけるようにする。)
1つめのコーナーで少し距離を開け、曲がる様子を見るが・・・よし。
こういうところではめずらしく、「走る」ヒトだ。眠気覚ましになりそう。
ただ、いつ、向こうの挙動が乱れるか判らないので、距離はつめられない。
十分に距離を開ける。

R429 は、シンプルながら、そこそこ高速なタイトコーナーが多数並ぶ道路。
ただし、タイトコーナーに限って沢山の砂が浮いているので、無理は不可能。
マシンパワーも試されるが、運動性能と、諦めの良さが重要だと思われる。

短い直線を繋ぎながら、複数のコーナーへと次々と進入する。
EXIV の後ろを、一定の距離を置きながら、追走する私。
ヤツは、私にまで聞こえる派手なスキール音を立てながらコーナーを曲がる。
おいおい・・・大丈夫かよ・・・砂多いのに、ブレークしても知らんぞ・・・
万が一のことを考え、ますます距離を開ける。
ヤツが派手な音を立てていたのと同じ速度で無造作に曲がってみるが、
コチラはほぼサイレントだ。音もなく、ごく自然な様子を見せて曲がる。
4輪とも、流れる気配は微塵も見せず、まったく安定している。
こっちは、どノーマルのタイヤ・ホイール・足なのに・・・
というわけで、コーナーで、こちらのほうに大きな余裕があることはわかった。
ただ、パワーの余裕がなく、暗さで目も利かないので、ぶち抜くことができない。
(向こうの立ち上がりが遅いので、昼間だったらコーナー出口で抜いたかも)
あちらさんの戦意が喪失するのを、じっと待つ・・・

数 km ほど走り、いよいよ先行車が見えてくる。
そろそろ、向こうも疲れてきたようで、先行車のワゴンに追い付いても、
一向に、抜く気配を見せない。2,3km ほども走っても、まったく抜かない。
わかりました・・・そいじゃ・・・先行車もろとも抜き去り、一気に離す。
R429 の前半(南方)と違い、後半(北側)の路面は安定している。
コーナリングスピードも、前半と後半とでは自ずと変わってくる。
あのペースで後半を走られると、寝てしまいそうになるから・・・
でも、前半は楽しかったッスよ!ありがとう!

というわけで、亀岡市までは自分のペースで楽しく走る。
縦貫道に乗る前に、GSでガスを補給して帰宅。
今回も、燃費は悪かった。うーん・・・
しゃあないか、こんな走り方ばっかりしてたら ^_^;

9/12

Cappuccino ML で流れていた話題で思い当たることがあり、
ULTRA のハイテンションコードに施してある NOVGY加工を修正することに。

「NOVGY は、編線で被服されている長さを同じにすべし」という、
NOVGY の始祖 NOV さん直々の書き込みがあったことが発端だった。
私は根が貧乏性なので、折角買った編線なのだから、なるべく
捨てるところを少なくしたいと考え、各コードの長さに応じて編線を切り、
それぞれのコードを完全に被服するようにして NOVGY を作っていたのだ。

これって、間違いだったのだ ^_^;

効果が出ていないわけじゃないから、全然間違いってわけじゃないのだろうけど
ひょっとしたら、もっと良い効果が出てくるようになるのかもしれない!

飽きもせずクルマのボンネットを開け、
ハイテンコードを引きずりだし、部屋に隠もる。
理由は不明ながら、カチカチになって取れなくなったプラグキャップに
罵りの言葉を吐き散らしながら、編線を、3本とも等しい長さになるように切る。
また、途中、コードを捻りすぎて、壊しかける。
導通はあるようだから、なんとかセーフだったかな・・・
途中、編線のヒゲが、プラグコードにちょっと刺さっていたところを発見。
これ、シリコンコードだから、リークというか、絶縁破壊しなかったんだよなぁ。
永井電子は偉大です。

作業後、プラグコードを装着して、エンジンを始動。
すると、しばらくの間、アイドリングが不安定になる現象が出る。 (1000rpm〜700pmを行ったり来たり)
おやぁ?学習をやり直しているのかな?ってことは、かなりの変化が出るのかな?
暖気が完了して、アイドリングのふらつきがほぼ消えてから、試走。

パワー感が増大するかな・・・とおもいきや、逆にパワー感は減少(涙)。
普段なら、1000rpm 台でも、さほど苦もなく登っていく坂なのに、
ほんの心持ち、踏み込み量を増やさないと、同じような調子で登っていかない。
そのかわり、2000rpm ぐらいから上のトルク感が、ちょっと増えた。
また、全体的に、滑らかさが増したようにも思える。
一長一短かな?

勢いで、宇治のホームコースへ。今日はトラックが多い。むぬー。
でも、2度ほど往復して遊ぶ。ついでに、池尾の方まで足を伸ばし、
喜撰山ダム裏側の小さな空き地まで走り、静かな環境で湖を愛でる(笑)。

しばらくそこでぼーっとする。傾き始めた橙色の太陽の光が、心地好い。
ふと、湖の横手の草むらを見ると、なにか小さな粒が、沢山飛んでいる・・・
よく目を凝らすと、それは、トンボだった。
無数のトンボが、夕日の中を飛びかっている。
トンボの居る草むらと、私が居る空き地の間は、金網で遮られている。
なぜなら、そこは、関西電力の私有地であるから。
でも、発電機から見れば最果ての地であるため、誰も立ち入ることはない。
すなわち、ここは、トンボにとっての、天国なのだ・・・
子供が、大人が、動物が、狩りに来ることもない・・・
久しく見ていなかったその幻想的な光景に見とれ、数分を過ごす。

さて。そろそろ出かけないと。
どう帰ろうかちょっと思案したが、そのまま府道27号を東に進み、
天ヶ瀬に出て、久々に東→西のフルコースを走って帰ろうと考える。

狭っくるしい 27 号線を順調に下る。
途中、でかいRV車数台とすれ違う。おお、まだ居るんだなぁ、こういう奴。
さらにしばらく山を下る。ふと、道端に、輝くエキマニが落ちているのに気づく。
お!なにか、いいものが落ちてるかな・・・と思い、車を止めて閲覧に行くが、
ただのバイクのエキマニだった。こりゃあ、いくらなんでも使えないねぇ・・・

落胆した私が車に戻っていく最中、
横を通りすぎようとしたワゴン車が停まった。
「すいませーん」車からは、礼儀正しいおばちゃんの声。
ちょっと安心(ワゴン系の車って、誰が乗ってるかわからんから恐いのよ)。
なんでも、宇治の平等院まで行きたいらしいが・・・えらい間違い。
素直に天ヶ瀬を走っていけばよかったはずなのだが、橋を渡るところを間違え
笠取のほうから真っ直ぐ、田舎道へと来てしまったのだろう。
まぁでも、一応、この道から行けないわけではない。
でも、指示がしにくいな・・・地図を出して貰い、現在値、目的地を示す。
四苦八苦して説明すると、向うは理解できたらしい。礼を言って去っていった。
でもなぁ・・・曲がるポイントって、判りにくいしねぇ・・・
今の説明だけで、判ったかなぁ・・・・

しばらくは 27号線を下っていたが、
途中でどうしても気になってしょうがなくなったので、引き返して追い掛ける。
どこで追い付けるかな・・・と思っていたが、おばちゃん、結構速い。
ずいぶん先の、分かれ道付近の工事信号で、やっと追いつく。
そのまま追い越し、分岐点に車を止め、おばちゃん車を待つ。
結構経ってからおばちゃん車が来たので、手振りで「ここ!」と指示。
感謝される。いえいえ、ジモティーとしては当然のことです。

気分よくなったので、そのまま帰宅。
帰宅の途中、某コーナーで、アクセル OFF でステアリングを切り込んでいくと
弱いオーバーステアが出ることを発見(今まで気づかなかった・・・)。
すなわち、ノーマルカプチの場合、
ハンドルを切ってパワーを入れていくと、前が流れてアンダー、
パワーを抜いてハンドルを切り込んでいくと、尻が流れてオーバーになる。
すなわち、微妙な荷重移動によって、どういう特性も出せるということ・・・
ほう・・・やっぱ、スポーツカーなんだねぇ。

帰宅後。
またもや、憑かれたように洗車。

9/13

Cappuccino ML にて、
スズスポショックASSY、Rブレーキパッド、ピロアッパーマウント
3つ合わせて3万円なり、という中古が出る。

めっちゃくっちゃ安いなぁ・・・危ないなぁ、と思いながら、
直ぐに応募。

9/14

早速、3万円の人から返事がくる。
もう売れちゃったらしい・・・あ〜あ。やっぱ、運がないねぇ(涙)

9/15

台風がやってきた。昼間っから大雨が降り続く。

所用で、朝から EP82 で城南宮へ出かける。
人を乗せていく必要があったからだ。
いくらスキモノの私でも、こんな大雨の日に、
人を乗せてカプチで出ようとは思わない。だってウェザーストリップないからね。
カプチのつもりで走っていたせいで、何度もシフトミスをやってしまう。
うげぇ・・・(汗)
考えてみれば、EP82 でスポーツっぽい走行って、したことないのよね。
ヒール&トゥで滑らかにシフトダウンしようったって、ダメなはずだ ^_^;

帰宅。まだ雨が降っている。
ふと、天ヶ瀬に行きたくなったので、カプチに乗り換えて出かける。
いつもの道をいつものように走って、天ヶ瀬に到着。

裏コースへ向かい、一般車が少なくなってきたのを見計らって、
雨の日の挙動を色々試してみる。ブレーキを少し詰めてみたり。
そんなこんなで遊んでいたのだが、あるコーナーで、ブレーキを少し詰めすぎ
若干オーバースピード気味で、進入経路に乗ってしまう。

まだ直線になっている領域でブレーキを強めに一発踏んで、直ぐに弱め、
ステアリングを切ってスィーッっと曲がる・・・が、妙な感触が。
リアだけならず、フロントまでが少し流れている。
おお、4ドリ?(笑) 慌てず、アクセルを一定に踏み続け、ステアリングを中心に戻すと
4輪の流れは収まりはじめ、そのまま奇麗に収束した。
流れたとしても、カプチのスタビリティーが意外に高いことに感心する。

というわけで、盆過ぎに4輪アライメントを直してから、
カプチの足の真の実力が、判ってきた。
土屋圭市大先生が、某書の中で「カプチーノのハンドリングは弱オーバー、
フロントの接地感はしっかりしているのは RX-7 と通ずるものがある」
と仰っていたが、確かにその通り。
アクセルオフで荷重を軽くフロントに乗せ、ハンドルを切り込んでいくと、
フロントの接地感が保たれたまま、リアが勝手に軽く流れていく。
(ブレークというほど流れるわけではない。流れながらもグリップしている)
その間、フロントはカッチリと路面を掴まえているので、
能書き通り、見事なまでの弱オーバーな特性が出てくる。
カプチと戯れて10ヶ月、やっとコイツが理解できてきた!

その後、天ヶ瀬から宇治の山中のコースに移り、
いろいろ遊びまわって帰宅。
いやぁ、いつまで経っても面白い車だねぇ・・・
(オーナーの運転技術が下手すぎるよねぇ・・・クルマが可哀想 ;_;)

9/16

Cappuccino ML にて、中古のトルセンデフが売りに出る。
「どうせ売れてるに違いねー」と思いつつ、僅かな希望に賭けることに。

9/18

中古トルセンデフについてのメールが来た。
「ま、どうせ、残念でした〜ってやつだろうな・・・」
と思いつつメールを読むと・・・なんと!希望者多数につき、
公開オークション形式で競り落として頂戴、とのこと。
今回は、珍しく「運」だけではない・・・いけるかも!?
でも、「最高で4万ぐらいまでなら出す」と言っている人が居るとのこと。
こいつぁ強敵だなぁ・・・勝てるかな?あかんかな?
さすがに、7万km使用のデフに、4万を越える値段は出せないな・・・
(出せないこともないけど)

SUZUKI に行って、ブリーダーバルブを受け取る。
今回は、ツナギマスターは存在せず。ツナギ弟子から受け取る。
新品のブリーダーバルブは・・・奇麗だねぇ(笑)

ついでに、宇治まで走って、先日の雨の憂さ晴らし。
・・・というか、Cappuccino ML の集会が、行われるかもしれんから。
朽木・山中越・天ヶ瀬のどこかで行われるらしいが・・・私は、宇治に賭ける!
集合時間より1時間も過ぎてしまったので、もう諦めが入ってはいるものの
念のため、西→東のフルコースを走る。

裏コース側の緩い右カーブ。
まだ路面が湿っているせいか、1**km/h ちょいぐらいで走ると、
微妙な慣性ドリフト状態に陥る。リ、リアのトラクション抜けが早い・・・
天ヶ瀬の最高速度って 2**km/h ちょいだって聞いたけど、どうやって出すんだ!?

みょーっと走って、天ヶ瀬の東詰の橋を渡ったところで休憩。
誰か来ねえかなぁ・・・と思いつつ、ぼーっと時間を過ごす。
ふと、クルマを止めたところの後ろのほうを見ると、
なにやら、バルブスプリングのようなものが地面に転がっていた。
うん?と思って注意して見ると、バルブやら、コンロッドやら、
コンロッドメタルやらが一杯落ちていた(汗)
どれも酷く錆びているので、相当昔に分解して廃棄されたらしい。
ピストンが落ちてたら、拾って帰ってオブジェにするんだけど・・・
その直ぐ近くに、好き放題に部品が取られた L200 ミラの残骸が、
静かにたたずんでいた。ああ、コイツのエンジンかな・・・
かわいそうに・・・もっと、走っていたかったろうに。
コンロッドでも拾っていってやろうかと思ったが、
ふと、「止めたほうがいいな」という気持が浮かんだ。
遺骨は、そのままにしておくのが一番いいんだ・・・

20分ほどしても、誰も現れる気配がない。
どうやら、違うとこに行ったようだ。諦めて、27号線を走って帰る。

一休みしてから、STRAIGHT へ顔を出しにいく。
本当は、マイティーバックが新発売されるというので、それを買うつもりだった。
が、行ってみると、影も形もない。諦めて、再充填可能なスプレー缶を買う。

戻り道で、オドメーターが 46000km に達しているのを発見。
しばらく悩んだのち、ミッションオイル(Castrol MTF-S)を買う。
直ぐに帰宅して、坂道と、前に買った WAKO'S のスキルGを取り出す。

坂の上に車を乗せ、ドレンを緩めてオイルを抜く。
なんだなんだ・・・真っ黒になったオイルが落ちてくる。
真っ黒といっても、ベースオイル自体が劣化して真っ黒になったというより、
真っ黒い、わりと大きな粒の粉が大量に混じっているという感じだ。
スラッジが剥がれて、コナゴナにされているという感じ。
最初は、大量の鉄粉かなにかかと思ったが、
それならもっとドレンの磁石が酷いことになってるはず。
前のオーナーが、モリブデンか、テフロンを入れていたのだろうか?
・・・ひょっとしたらシンクロが削れた粉かもしれないが ^_^;
ともかく、エンジンオイルよりも汚れ方が早いような気がする。
こりゃあ、5000km サイクルで交換、なんかじゃ足んないかも。
いたわる意味で、WAKO'S スキルG 70mlを添加する。

オイルを入れ直したのち、試走。
ますます、シフトがスコスコ入るようになった。
1速に入らないのと、5速に入れにくいのは相変わらずだけど。
エンジンオイル・ミッションオイル・デフオイルの3つについて、
交換したことが一番実感できるオイルはどれかというと、私ならば
迷わず「ミッションオイル!」と言いたい。経験上、一番変化が出る。

9/19

ちょっと、最近オドメーターの伸び方が早い。
今日ぐらいは、車を休めてメンテに徹しよう。

まず、前から気になっていた、インタークーラーのフィンの折れ曲がりを
直すことにした。何がぶつかってるのか知らないが、とにかく折れまくっている。
こんだけ折れていたら、さぞ冷却効率も悪かろう・・・

インタークーラーのシュラウドを外し、ネジを外し、インタークーラーを外す。
出入り口をガムテープで塞いでから、マイナスドライバーやピンセットを使って
折れたフィンを1つずつ丁寧に起こしていく。
めっちゃ地道な作業・・・。おおよそ起きたら、中性洗剤を吹いて、外側を洗浄。
フィンの間に詰った虫の死骸も、水で全部流し出す。奇麗になるなぁ・・・
インタークーラーを乾かしている間に、エアコンの配管のネジを締め直す。
エアコン配管の継ぎ目から漏れている、大量のエアコンオイル。
たぶん、ガスも大量に漏れているのだろう・・・環境破壊男。シクリ。

インタークーラー回りが直った時点で、次はプラグの向きを揃える。
接地電極が、なるべく排気側を向くように仕向ける。が、うまくいかない。
とりあえず、吸気側に向かないように、気をつけることにする。

最後に、というか、本日のメインイベント、リアキャリパーのスライドピン O/H。
幾らか前から、ブレーキを踏んだり引いたりするたびに、リアキャリパーから
「カッコン!カッコン!」という音が鳴るようになっていたのだ。
リアキャリパーの O/H 時に、スライドピンを手で動かそうとしたものの、
相当に固くて断念したことを覚えている。きっと、こいつが悪いに違いない!
という理由。

リアキャリパー O/H の時に余ったグリース袋を探し出したのち、作業開始。
ウマであげて、タイヤを外して、キャリパーを外す。
その際、サイドブレーキワイヤーを外すのだが、こいつの動きが随分気持良い。
キャリパーのバネに引かれて、結構な勢いで「シパーン!」と戻る。
ヌルヌルした戻りではない。O/H した成果が出てきているようだ。ニコニコ。

スライドピンを引っこ抜いて掃除しているうち、いきなり AZ-1 氏が現れる。
おっ、先生、部屋掃除に精を出していたんでは?片付いたん?(笑)
軽く談笑しつつ、こっちは作業途中なので、そのまま作業を進める。
なんにもしてないのに、ジュースを奢ってもらう。ラッキー。

左右ともに O/H が終わった時点で、日は暮れてしまった。
AZ-1 氏の車でホームセンターに出かけ、気分転換。
AZ-1 氏が帰宅したのち、ちょっと車を出して試走。
加速の様子はあんまり変わらなかったが、強いブレーキ時の安定性が良い。
いままで、なんぼリアが効いてなかったか、ということ?(笑)

例のデフオークションの様子を見るが、意外なぐらいに出足が鈍い。
「7万キロ使用、距離相応の磨耗は有り」との文章が効いてるか?勝てるかも?

9/21

オークション。
それまで、\20k ぐらいでジョブを打ち合っていたところで、
札幌在住の方から、いきなり「\25k」というコールが飛んできた。
太平の世は崩れる。
予算をオーバーする者、ただ呻く者・・・
ただ、Qさんだけが、比較的体力に余裕がありそうな雰囲気。
私は「(悩み中)」と打って、相手の出方を伺う。
すると、Qさんも同じようなことを・・・向こうも、様子を伺っているらしい。
ここでイキナリ \26k、\27k とコール合戦を始めると、お互いに得なことには
ならないということを、Qさんも考えておられるように見える。
(こっちも、最大で \30k ぐらいが限界だし)精神的な持久戦だ・・・

残り10分を切ったところで、まったく動きがない。
最後の1分に全てを賭けるという算段は決まっていることだから、
それまで、動く必要はないのだが・・・はたして、どうする!?Qさん!?

しびれを切らして、「\26k!」のコールを掛ける。
しかし、まだQさんの動きはない・・・やはり、59分か・・・
59分を少し過ぎる。きっと、Qさんは動いているはずだ。リロードする。
すると、案の定、「\28k!」のコールが!
Qさんが「\27k!」とコールするのを見越して私が「\28k!」を送ることを
期待し、1つ高めにして、最悪でもぶつけて止めることを期待して、
いよいよ勝負に出たかQさん!

・・・しかし、甘い!(冨野カントク調)

YBJさんのプロバイダと、私のプロバイダが同じであること、
そしてQさんのプロバイダが kyoto-inet であることを考えれば、
ギリギリまで粘れるのは、こちら!
59分台でぎりぎりまで粘ったのち、「\29k!」を入札。
残り10秒程か!?まだ動くかQさん!どうなる!
・・・チーン。時計のデジタルが、「0:00」を示す。試合終了・・・

すこし待ってから、リロード。
ログが 0:00 になってから、慌てたように \30k をコールする、Qさん。
勝った、と思ったが、話は、一筋縄では終わりそうになかった・・・。
締め切り際の厳しい攻防を見て、YBJさんが悩み始めたのだ。
確かに、悩まれるのも無理はございません・・・

私としては、そりゃあ勝ちたいけど、無理してまで勝ちを通す気はないし、
主催者であるYBJさんの思われる通りに話を進めていただきたいと思う。
とりあえず、OpenCafe での公開ジャンケンでもしますか!?
などと書いてお茶を濁し、YBJさんのご判断を待つことにする。

9/22

朝、「じゃんけんマッチで良いですか?」という旨のメールが届く。
猛烈に忙しかったので、帰宅してから返信を書こうと考え、会社に赴く。

朝8時に会社に到着して、とりあえず14時間仕事。
夜の10時頃に、ふとトルセンオークションの Web ページを見ると・・・
「協議の結果、たむ/Vさんにデフを譲ることにしました」との書き込み!
ありがとうございます、YBJさん、Qさん!
この御恩は一生忘れないですー!

ああ・・・やっと・・・やっと買えたよ・・・
これで、もう、今年の運は使い果たした・・・

幸福に浸りながら、仕事に戻る(って、まだ帰れないのか!?私)。

9/24

台風が来るらしい。直撃されると、恐いなぁ・・・
車の側に立っていた松の木(まもなく撤去する予定)を、ヒモで固定。

9/25

台風一過。いい天候に恵まれる。5日ぶりに、車に乗る。
さんざん雨が降っていたので、ブレーキローターは錆々だ。
ちょっと踏んだだけで、「ガツン!」とつんのめるほど効く、ブレーキ。
んー、まるで、ツーリーディングのドラムブレーキのような効き方。
サビのお陰(?)で、μが非常に、強烈に、高くなっているのだ。
大通りに出るまでに、何度かブレーキを踏んで、サビを落としておく。

大通りに出て、おもいきりアクセルを踏み込む。
気温が低いせいか、身に覚えのないほどの猛烈な加速感が来る。
うっ、うおお・・・体が・・・体がついていかん・・・(笑)
たった5日乗らなかっただけで感触を忘れるとは、情けない ;_;

何度かハードブレーキを繰り返し、帰宅してリアのローターを見る。
すると、ローター表面の錆の落ち方がおかしいことに気づく。
外周のほうはそこそこ奇麗に落ちているが、内周のほうは全く落ちていない。
と、いうことは・・・ブレーキパッドのアタリが、おかしいということになる。
こ、これは・・・!?キャリパーが歪んでいるのか、それともナックルか?!
なんにせよ、あんまり良い兆候ではないことは確かなようだ。
今後、注意してウォッチングすることにしよう。

一休みしてから、所用を果たすため、街へと繰り出す。
ノーマルデフ→トルセン LSD の交換は、プライベートでやるつもり。
そのためには、材料と道具が必要だ。ちょっと気が早いかもしれないが、
トルセンデフが来るまでに、やれることはやっておこうという算段。

先に道具を買うか、それとも部品を買うか、ちょっと悩んだが、
まず、いつものスズキ部販に出向き、下記の部品を注文することにした。
シム以外の部品は注文するだけで良いが、シムについては、よくわからない。
まだデフが届いていないし、現在のデフをばらしたわけでもないので、
適正な厚さのシムがどれなのか、またどのへんを買っておけば良いのか、
まったくわからない。とりあえず、どのへんのシムが”ありがち”なのか、
プロであるところのツナギマスターに聞いてみることにする。

んが・・・やっぱり、現物を見てみないと、どうにも判らないとのこと。
そりゃそうですな ^_^; ただ、ベベルピニオンギアとリングギアの2つが
変わらないのであれば、シムもそのまま使えることが多いのだとか。
てっきり、デフによって色々変わるものかと思っていたのだけど、
この話は意外だった。他にも、バックラッシュは、少なすぎると
(手で動かしてもあんまりわからない程度では、少ない・・・らしい)
非常にまずいことになるので、すこし大きめのほうがいいとか、
そんな、色々とタメになる話を頂戴する。うーん、勉強になるなぁ。
マスター(いい加減、名前が知りたくなってきた・・・)のご厚意で、
手近にあった 2.36mm のシムを一枚、借りていくことにする。
まぁ、頑張ってみるか・・・

という辺りで、話が一気に急展開。
ネジロックまで注文しようとした、私の貧相な設備と未熟な技術を案じたか、
ネジロックや液体パッキン、それどころか、トルクレンチやインパクト、
バックラッシュ測定に使う道具一式など、ディーラーにある設備を
マスターのご厚意で、使わせてもらえることに(もちろん、デフは
車から降ろして、Assy 状態にして持っていくことが前提ではあるが)
「えっ、いいんですか?」と戸惑う私に、「ええ、どうぞどうぞ」と
笑顔で答えてくれるマスター。おおお・・・道具、買わんで済むやん!

ああ、あなた様は、ホンマモンの神様です・・・

この瞬間、マジで、マスターの後光が見えた。この人は生き仏じゃー!
丁重に礼を述べ、最低限の部品だけ注文してから、部販を去る。

この、思いがけない幸運に思わず興奮してしまい、
ニューエドワーズへの転属を言い渡されたイサムのように、
喜びの感情で叫びながら手当たり次第に交差点を曲がりまくり、
挙げ句のはてに、五条西大路交差点付近の路地に迷いこんでしまう。
しばらくしてから我に返る。幸運を失わないうちに帰宅。
しかし嬉しさは収まらず、勢いに乗って車を洗ってしまう。
しかも、調子にのってシュアラスター(固形ワックス)なんか塗っちゃう。
やっぱ、液体と違って、固形は素晴らしい輝き。

夕方、STRAIGHT に行って、とりあえず、プラハンだけ買う。
デフをばらすのに、きっと必要だから。
必要な道具を引っ掴み、店内をグルグルと歩くと、
前に STRAIGHT から届いていたハガキに載っていた、マイティーバッグの
ブレーキブリーディングキットが販売されていることに気が付いた。
衝動的に買いそうになったが、すんでのところで欲望を押さえ込む。
欲しいが、欲しいが、欲しいんだが・・・それ以外には使い道がない!
この時期、\8k は使えぬ。物欲を気合いで押さえ込み、店を出る・・・。

帰り道、減速中に、なにげなく1速までギアを落とそうとしてみた。
今までなら、クラッチを切っていたとしても、ギアをN→1に入れようと
するだけで、無情にも、シンクロの爪同志が 100% の確率で弾き合い、
「ガリガリ!」という悲痛なサウンドを響かせるはずだった。しかし、
何故か、今日は違った。シンクロが動く時間(0.6s ぐらいかな?)だけ
固さが持続したあと、いきなり「スコ!」とギアが入ったのだ。
思わず、あまりの驚きにクラッチをスコンと繋いでしまい、ガクンガクンになる。

お!?!?!?!?いま、今、走行中に、1速に入らなかった?

そ、そんなバカな・・・今まで、ただの1回だけしか、走行中に1速へと
入れることには、成功しなかったはずなのに・・・(車田漫画調)。

目をぱちくりさせながら、もう少し進んだあたりで、おなじことをやってみる。
すると・・・さっきと同じように、シンクロが働くのに必要な時間だけが
過ぎたのち、過去の動作がウソであったかのように、シフトが「スコ!」と入る。
何度も何度もやってみるが、2→1のシフトダウンは、何度でも成功する。

え?え?え?最近、やったことって・・・MTオイル変えただけ・・・

そう、ついこないだ、MTオイルを、BP X7117 から、Castrol MTF-S へと
変えたっけな・・・ついでに、ワコーズのスキルGを、最初から添加して。
でも、他にも、リアブレーキスライドピンの O/H もやったし・・・
う、うう、はっきりとした理由がわからない ^_^;
でも、理由はともあれ、1速に入るようになったことは間違いないようだ。
・・・よっしゃ!これで、サイドターンが使い物になりそうだ!
今後は、2→1速へのヒール&トゥを、練習メニューに加えることにする。


9/26

晴れ。素晴らしい晴れ。オープン日和。
でも、OpenCafe に備え、距離を伸ばさない為に、外出は控える。
今のうちに、色々な作業を進めておかねば!
・・・と考えているうちに、昼を過ぎる。

とりあえず、ボンネットを開けて、各所を点検。
ほどなく、異様に汚くなっている場所に気づく・・・エアクリーナー。
いや、吸気による単なる汚れだったら良いのだが、実は網のサビが凄い。
サビがあまりに凄すぎて、各所の塗装がボコボコに浮きまくっている。
指で網をつつくだけで、塗装がペリペリと剥がれる。うーむ。
こんだけ錆びているということは、ここは走行中に水を吸いやすいということ?
ま、この件の対策はさておき、とりあえず、錆びだけは落とさねばならない。
クリーナーを詰める原因にもなるし、なにより、非常に貧乏臭い。
ついでに、5000km ほど走ったクリーナーのスポンジも交換する。

まず、錆び落しをするまえに・・・買い物に出る。
近所のカー用品屋が、特売をやっているのだ。
オイルでも買っておこうかと思ったが、まだもう少しの間は交換しない予定。
しょうがないので・・・もう、なくなりかけていた固形ワックスを買う。
シュアラスターもいいのだが、今度は、フェラーリF1チームが使っているという
いかがわしく、しかし非常に魅力的な香りのするワックスを買ってきた。

・・・まさか、赤色専用ってことはないよな・・・

買ってから、ちょっと心配になる(笑)。

買い物後、夏休みということで帰省していた知人と飯を食いに出る。
話によると、70年代のビートルを欲している様子。ほ、本気か!?

夜も更けてから帰宅。
パワフロ(エアクリーナー)の網を取り外し、
#80 ぐらいの布ヤスリを当てて、ゴシゴシ。
一見、脆そうに見える赤錆だが、取ろうとすると結構頑固だ。
小一時間ほどサビと格闘するが、これが全然はかどらない。

どうしたものか、と、途方にくれているところに、オヤジが来て
とても便利な道具を貸してくれる。ありがとうオヤジえもん〜。

電動ドリルに取り付けるタイプのワイヤーブラシ。

電動ドリルだと回転数が足りないので、ちょっと作業がしづらいが
それでも手でゴシゴシやるのと、モーターでゴリゴリやるのとではパワーが違う。
恐ろしいほどの速度で、ワイヤーブラシの先は錆を削りおとしてしまう。
お、おおお・・・

23時頃になって、錆があらかた取れたので、作業を中断。
プライマーだけ吹こうかと思ったが、もう少しだけ我慢しようと考える。
プライマーを吹くのは、完全に錆を落してから・・・

9/28

仕事が一段落ついたので、8時過ぎという素早い時刻に帰宅。
すると、そこには、競り落とした(?)トルセンデフの入った箱が。
北海道からだというのに、もう到着していたのだ。郵便パワー恐るべし。

箱をひっちゃぶいて中身を確認する。
トルセンデフの他に、ノーマルデフも入っていた。
とりあえず、トルセンデフを取り出して、眺める。ほえ・・・
思ったよりも大きく、重く、頑丈だ(当たり前か ^_^;)
「7万km使用、相応の磨耗あり」なんて書かれていたから、
それなりにガタなんかあるのかと思っていたが、そうでもなかった。
6000km 毎にオイルを交換されていたソレは、見た目にも非常に奇麗。
サイドピニオン相当部のバックラッシュ(≠ガタ)は結構あるが、
元がどれぐらいだったのか想像がつかない部分だけに、よくわからない。
ま、たぶん、問題ないでしょう。最悪でも O/H・・・は、できないかな?
ざっと、目視確認とギアの回り具合いの確認だけしたのち、感謝メールを送る。

メシを食ってから、例の、パワフロの網の再塗装に移る。
といっても、塗装の前に色々と処理をしてやらないといけない。
現在は、まだ錆を落したばかりのところでとまっているのだが・・・
と思いつつ、2日前にサビを落したはずの網を見るが、もう、うっすらと
赤錆が復活しはじめている。は、早ええ・・・
もう一度電動工具を取出し、ダメ押しの磨きを行う。

ま、ええじゃろ・・・というところまでサビが落ち、鈍く光る奇麗な鉄色が
網全体を覆ったところで、ボデー修理用に買っておいた、亜鉛系の防錆塗料を
筆でチマチマと塗っていく。結構面倒くさいが、これをやっとかないと
どうせまた直ぐサビサビになってしまうだろう、ということは想像が付く。
小一時間ほどかけて、塗料を全体に塗る。速乾性らしく、乾きは非常に早い。
最後に、全体が軽く乾いたところで、プラモ用のプライマーを吹いた。
本当は、車の塗装用のプライマーを使ったほうが、持ちがよいかもしれないが
まぁ、使わなくなった缶を処分する、ということで。

一通りの作業が終わったところで、本日の作業は終了。
風呂にはいったりしたのち、Web を巡回する・・・

と、Cappuccino PRESS にて、「ARCインタークーラー、タービン、CP」が
売りに出されているのを見つけてしまう。
見たのは、なんと、掲示後まだ3分しか経っていない時点・・・!

これは、競争率が高いこれらの部品を手にいれる、チャンスだ!!

何を入札するか、数分ほど考える。
タービン交換もやりたいが、エンジンの無理なパワーアップは避けたいし、
CPはおそらくタービンとセットになっているものだろうから、惜しいけどペケ。
というわけで、インタークーラーをチョイスしてメールを出す。
果たして今度は、通るか、通らないか!?

きっと通ると信じているが、なかなかスリリング。

9/29

今日もいい天気。ずっといい天気だといいな。

会社の行き掛け、一晩かけて陰干し(当たり前)した
プライマーを吹いたパワフロの網を、天日が良く当たるところに移動。
どうやれば、塗膜は強くなるだろう?焼き付けはできないし・・・
2
9/30

仕事が一段落ついている状態なので、これをチャンスと見て有給を取る。
何の為?・・・そう、デフを積み替えるため。

朝の6時に目覚ましをセットしたが、ベルが鳴る前に跳ね起きる。
まったく静かな戸外へ出て、グルっと回りを見回したのち、大きく伸びをする。
朝一番の空気は、実に涼しい。太陽が出るまでは、秋の雰囲気を楽しめる。
しかし、ちょっと前までは、6時といえばすっかり明るかったのだが・・・
もう、随分暗くなってきている。地球は、太陽の回りを順調に回っているのだ。

お茶でも飲んで一息いれてから、クルマのリアをジャッキアップしてウマ掛け。
サービスマニュアルに従って、早速デフ下ろしを開始する。
作業順序は、

マフラー外し → 左右ドライブシャフト外し → プロペラシャフト外し →
スタビライザー外し → スピードセンサー外し → Fデフマウント外し →
Rデフマウント外し → デフキャリア外し → ドライブシャフトフランジ外し →
デフケースリア側外し → やっと、デフとご対面・・・


書き忘れたが、何よりも最初に・・・デフオイルを抜き取る。
一通り抜けたのを確認したのち、マフラー外しにかかる。

なかなか外れないマフラーの強化ブッシュに、かなり手古摺る。
シリコンスプレーでは、潤滑パワーが不足しているのか、全然外れない。
引いても押してもビクともしない。よく判らないが、鉄とゴムがひっついている。
あまり使いたくないけど、しょうがない・・・必殺兵器、CRC-556 をぶっかける。
すると、驚いたことに、すっぽりと外れた。さすがは呉工業の稼ぎ頭(なのか?)

サイドブレーキを引いたり外したりしながら、ドライブシャフトとフランジを
接続する、左右合計8本のナットを外していく。ナットを外したところから、
ドライブシャフトとフランジは独りでに分離していく。錆び付いてない。ラッキー。
おなじような調子で、プロペラシャフトとフランジを接続するナットも外す。
しかし、こっちは、独りでには分離してくれない。
まぁ、ドライブシャフトと違って、プロペラシャフトのジョイント部には、
スラスト方向に自由に動くような継ぎ手が存在しないから、しょうがないかな?

とりあえず、これはそのままにして、スタビライザーとF/Rデフマウントを外す。
デフを宙ぶらりんにしてしまえば、プロペラシャフトとフランジは分離できると
思ったからだが・・・しかし、意に反して、こいつらは分離してくれない。
接着剤か何かでひっつけてしまっているかのように、頑強にくっついている。
プラハンで軽く叩くが、びくともしない・・・あれぇ・・・困ったなぁ・・・
しばらく考えたのち、フランジとシャフトの間の、紙切れ一枚も入らないような
細い継ぎ目にマイナスドライバーの先をあてがい、コツコツと軽く叩いてみる。
叩く場所をあちこち変えつつ、1分ほども頑張ってみたところ、漸く分離した。
見ると、フランジにシャフトが 5mm ほど差し込まれる部分が、若干錆びていた。
コイツのせいで、すぽっと抜けるべきところが、抜けなくなってしまったのだ。
うーむ、錆びこそ、最も強力な接着剤なり・・・

デフ Assy が降りた頃には、御天道さんはすっかり顔を出していた。
所用時間にして、約2時間・・・早いうちに起きて作業して、よかった・・・
デフケースのリア側のフタのネジを緩め、プラハンで叩いてケースを分割。

中から出てきたのは、ノーマルデフ。いやぁ、良かった。LSD じゃなくて ^_^
朝飯を食い、一休み。

昼前に、EP82 に、取り外したデフ Assy・取り付けるトルセン LSD・工具一式
もろもろを積み込み、例の部販に出かける。デフの組み替えをさせてもらうため。
到着して、まずはデフサイドベアリング・デフサイドオイルシールを入手。
作業場を借りる前に、お礼のジュース缶1ケースを押し付ける(笑)。

作業場には、ごっつい万力1つと、シール類を打ち込むためのSSTが多数。
ベンチプレスもあったが、デフサイドベアリングはハンマーで打ち込めそう。
使える道具をざっと見回したのち、材料と持ち込み道具を運び込んで、作業開始。
デフケースを割り、デフベアリングキャップを外し、デフを外す。
外したデフを万力で銜え、ボルト8本を外してリングギアと分離する。
ここで、ノーマルデフとはさようなら。46000km、お世話になりました。
材料の中から、トルセン LSD を取出し、リングギアと組み合わせる。
先ほど外したボルトを軽く掃除してから、ネジロックを塗り付け、8kg-m で締め付け。
油分を完璧には切らなかったけど、大丈夫かな・・・大丈夫ということにしよう。
リングギアと結合したら、デフサイドベアリングを SST を使って打ち込む。
最初は、ベアリングの内側をプラハンで直接叩いていたが、入っていくに従って、
この打ち方ではベアリングの外側まで叩く確率がでかくなるので、ダメだった。

デフを、デフキャリアーの中に取り付ける。
とりあえず、ノーマルデフのシムをそのまま使って、デフを組み付ける。
軽く手で回してバックラッシュを見てみたが・・・
ぱっと見、0.2〜0.3mm ぐらいかな? 既定値よりも少し大きいかも。
でも、既定値より少ないわけではなし、これなら、なんとかなるかも・・・
カプチのデフ組み替えの経験があるツナギマスターを呼んで、見てもらう。

おもむろにデフを手で掴む、ツナギマスター。
ツナギマスターは、ダイヤルゲージも使わず、
手先の感触だけでバックラッシュを測定(判定?)している。
何度かデフを回し、8個所ぐらいで判定したのち「いい具合いですね」と言った。
本当なんだろうか・・・多いような気がするんだけど・・・
まぁ、トーシロの勘より、マスターの勘を信じよう。
測定器の結果より、熟練した人間の感覚のほうが正しいことって多いのだ。
OKが出たので、デフサイドオイルシールをコツコツと奥まで打ち込む。
注意:後で述べますが、これは間違いです!決して奥まで打ち込まないよう。
最後に、液体パッキンを塗ってデフケースの前後を結合。
礼を述べて、共販を後にする。

帰り道、カー用品屋に寄り、デフオイル&マフラーガスケット&ジュースを入手。
ジュースだけは、その場で飲み干す。ぷはー。

帰宅し、メシを食って一休み。
少し日が傾いて、作業場が日陰になってから、組み付け作業を開始。
まず、デフを乗せる前に、買ってきたデフオイルをデフに注入しておく。
規定量は 0.8Lだが、面倒なので 1L缶の中身を全部入れる。前もそうしたし。

あとは、朝方のバラシの逆の手順で、デフを組み付けていく。
朝のデフはオイルがなかったので少しは軽かったが、
昼のデフはオイルが充満しているせいか、めちゃくちゃ重い。
片手では持ち上げられない・・・思考して、普通の油圧ジャッキでデフを上げる。
デフ回りには空間が少ないので、パーツの組み付け作業は捗らず、苦労する。
それでもなんとか、2時間ぐらいで元通りに組み上がる。
やった!

ウマで後輪を持ち上げたままの状態でエンジンを始動し、
1速に入れて、しばらく車輪を空転させる。
耳を済ませるが、デフからの異音なし。
引き続き、2速、3速・・・と入れていくが、目立った異音はなし。
デフは静かだが、クラッチやミッションのほうからの発生する異音が多い。
うーむ(汗)

しばらくデフを回して、致命的な問題が起きていないことを確認したのち、
外しっぱなしにしていたパワーフローを装着し、試走に出かけることにする。
慎重に、駐車場からクルマをひっぱり出すが、違和感は特になし。異音もなし。
徐々にペースを上げながら、いつもの宇治のコースへと出かける。

そこまで、LSD が有るかどうかってのは、それほどの差として感じなかった。
しかし、宇治のホームコースにある、登りタイトコーナで、強烈な差が出た。
いつもなら、アクセルオンを我慢しないといけない(アクセルオンしたところで
後輪内側が激しくスリップするので、失速して姿勢を乱すのがオチ)所だが、
LSD が入ると挙動が一変。軽いオーバステアを出しながら、クルマはグイグイと
登りコーナーを登っていく。小刻に、静かなスキール音を立てつつ。
おおお!?なんじゃあこりゃあ!?

それ以降のコーナーというコーナーで、その辺りを意識して走ってみる。
するとまぁ・・・なんということか。
アクセルを入れつつ曲がると、今までは確実にアンダーが出ていたものが、
どちらかと言えばオーバー傾向で曲がるようになっている。
CPに付く前の時点からアクセルオンすれば、鼻先がグイグイ入っていく。
同じ曲率のコーナーを曲がるのに、必要な舵角は明らかに小さくなっている。
んにゃあ!?すっげー気持がいいけど、これは・・・

もうちょっと冷静に考えながら、走ってみる。
アクセルで、コーナリング中の動きを制御できるようになっていることに気づく。
いわゆる「第2のステアリング」、っていうやつだろうか。
なんてこった。こんな素直な車じゃなかったぞ(笑)
しばらく、この「妙」な感覚を楽しむ。
最後、戻り道にあるドリフト(できそうな)コーナーで、
今までと違い、アクセルワークで奇麗にリアが流れる感覚を味わう。
FRの神髄に、やっと少しだけ触れることができたような気がした。
これが、これが LSD のチカラなのか・・・

帰宅中、でかい駐車場がある本屋に立ち寄り、デフの辺りを覗き込む。

すると・・・うわ!えらいこっちゃ!デフ下がオイルまみれになっている!

オイルの源流を目で追うと・・・右側デフサイドオイルシールに到着。
右側デフサイドオイルシールから、デフオイルがだだ漏れになっている。
ぬええ!?作業をミスったか!?うわあ!?

最初は「オイルの入れすぎで漏れてんじゃーん」と思ったが、考えてみれば、
この前にもデフオイルは1L入れていたのだった。あのときは漏れなかった。
だから、今回、オイルが漏れているってのは、明らかにおかしいことなのだ。

ちょっと、作業を振り返ってみる。
デフサイドオイルシールから漏れているんだから、そのへんの作業ミスだろう。
そういえば・・・オイルシール、シムに当たるところまで(つまり奥一杯まで)
打ち込んでいたなぁ・・・サービスマニュアルにはなんとも書かれていないが、
考えてみれば、打ち込まれたシールの絵は掲載されていて、デフ端面とシールが
ツライチぐらいになっていたような気がする・・・
オイルシール、奥まで打ち込みすぎたかな?(大汗)

こんなことでデフをブローさせたらただのあほなので、
これ以上悪化させないよう、静かに家まで帰る。走りながら、対応策を考える。
オイルシールは打ち直すとして、まずは、デフオイルを規定量に戻そう・・・